JPH06323352A - ブレーキディスクの取付状態検査装置 - Google Patents
ブレーキディスクの取付状態検査装置Info
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- JPH06323352A JPH06323352A JP11063793A JP11063793A JPH06323352A JP H06323352 A JPH06323352 A JP H06323352A JP 11063793 A JP11063793 A JP 11063793A JP 11063793 A JP11063793 A JP 11063793A JP H06323352 A JPH06323352 A JP H06323352A
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- brake disc
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- brake
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレーキディスクの取付状態を簡単かつ正確
に検査する。 【構成】 取付状態検査装置Ｍは、ブレーキキャリパを
ナックルに固定するボルトの頭部をチャックする固定手
段１を備えており、固定手段１に第１リンク９、第２リ
ンク１０及びロッド１２よりなる連結手段８が接続され
る。連結手段８の先端にはブレーキディスクＤの裏面に
接触するブレーキディスク接触部材２５が設けられてお
り、そのブレーキディスク接触部材２５に歪みゲージ２
６が貼設される。ブレーキディスクＤの取付状態が歪ん
でいると、ブレーキディスクＤの回転に伴ってブレーキ
ディスク接触部材２５が変形し、その変形に応じて変化
する歪みゲージ２６の出力に基づいて、取付状態判定手
段２７がブレーキディスクＤの取付状態の良否を判定す
る。
に検査する。 【構成】 取付状態検査装置Ｍは、ブレーキキャリパを
ナックルに固定するボルトの頭部をチャックする固定手
段１を備えており、固定手段１に第１リンク９、第２リ
ンク１０及びロッド１２よりなる連結手段８が接続され
る。連結手段８の先端にはブレーキディスクＤの裏面に
接触するブレーキディスク接触部材２５が設けられてお
り、そのブレーキディスク接触部材２５に歪みゲージ２
６が貼設される。ブレーキディスクＤの取付状態が歪ん
でいると、ブレーキディスクＤの回転に伴ってブレーキ
ディスク接触部材２５が変形し、その変形に応じて変化
する歪みゲージ２６の出力に基づいて、取付状態判定手
段２７がブレーキディスクＤの取付状態の良否を判定す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキディスクが車
軸に対して垂直に固定されているか否かを検査するブレ
ーキディスクの取付状態検査装置に関する。
軸に対して垂直に固定されているか否かを検査するブレ
ーキディスクの取付状態検査装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディスクブレーキ装置のブレーキディス
クが車軸に対して正しく垂直に固定されていないとブレ
ーキディスクの回転面にブレが発生し、ブレーキキャリ
パで挟持した際に異音が発生する等の不具合が発生す
る。
クが車軸に対して正しく垂直に固定されていないとブレ
ーキディスクの回転面にブレが発生し、ブレーキキャリ
パで挟持した際に異音が発生する等の不具合が発生す
る。
【０００３】従来、かかるブレーキディスクの取付状態
を検査する装置として、ブレーキキャリパをナックルか
ら取り外した後のボルト孔を利用してダイヤルゲージを
固定したり、或いはダイヤルゲージをマグネットでナッ
クルの平坦面に固定し、その検出子をブレーキディスク
の表面に接触させるものが用いられている。
を検査する装置として、ブレーキキャリパをナックルか
ら取り外した後のボルト孔を利用してダイヤルゲージを
固定したり、或いはダイヤルゲージをマグネットでナッ
クルの平坦面に固定し、その検出子をブレーキディスク
の表面に接触させるものが用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイヤ
ルゲージは比較的に寸法が大きいため、サスペンション
アームが配設されたブレーキディスクの裏面側の狭隘な
スペースに取付状態検査装置を装着することが困難であ
る。従って、タイヤを取り外してブレーキディスクの表
面側のスペースに取付状態検査装置を装着する必要があ
り、作業が面倒になる問題がある。しかも、ブレーキキ
ャリパ取付用のボルト孔を利用して取付状態検査装置を
装着するものでは、ブレーキキャリパを取り外す手間が
掛かって面倒であり、またマグネットを用いて取付状態
検査装置を装着するものでは、取付位置がずれ易いため
に正確な測定が困難である。
ルゲージは比較的に寸法が大きいため、サスペンション
アームが配設されたブレーキディスクの裏面側の狭隘な
スペースに取付状態検査装置を装着することが困難であ
る。従って、タイヤを取り外してブレーキディスクの表
面側のスペースに取付状態検査装置を装着する必要があ
り、作業が面倒になる問題がある。しかも、ブレーキキ
ャリパ取付用のボルト孔を利用して取付状態検査装置を
装着するものでは、ブレーキキャリパを取り外す手間が
掛かって面倒であり、またマグネットを用いて取付状態
検査装置を装着するものでは、取付位置がずれ易いため
に正確な測定が困難である。
【０００５】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ブレーキディスクの取付状態を簡単かつ正確に検出
することを目的とする。
で、ブレーキディスクの取付状態を簡単かつ正確に検出
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のブレーキディスクの取付状態検査装置は、
ブレーキディスクを回転自在に支持する非回転部に締結
されたボルト又はナットに着脱自在に固定される固定手
段と、ブレーキディスクの側面に当接可能な弾性体より
なるブレーキディスク接触部材と、固定手段にブレーキ
ディスク接触部材を位置調節自在に支持する連結手段
と、ブレーキディスク接触部材の可撓部に設けられた歪
みゲージと、歪みゲージの出力に基づいてブレーキディ
スクの取付状態を判定する取付状態判定手段とを備えた
ことを特徴とする。
に、本発明のブレーキディスクの取付状態検査装置は、
ブレーキディスクを回転自在に支持する非回転部に締結
されたボルト又はナットに着脱自在に固定される固定手
段と、ブレーキディスクの側面に当接可能な弾性体より
なるブレーキディスク接触部材と、固定手段にブレーキ
ディスク接触部材を位置調節自在に支持する連結手段
と、ブレーキディスク接触部材の可撓部に設けられた歪
みゲージと、歪みゲージの出力に基づいてブレーキディ
スクの取付状態を判定する取付状態判定手段とを備えた
ことを特徴とする。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【０００８】図１〜図３は本発明の一実施例を示すもの
で、図１は取付状態検査装置の縦断面図、図２は同じく
分解斜視図、図３は同じく装着状態を示す図である。
で、図１は取付状態検査装置の縦断面図、図２は同じく
分解斜視図、図３は同じく装着状態を示す図である。
【０００９】図３は自動車のディスクブレーキ装置を車
体内側から見たもので、Ｎは本発明の非回転部を構成す
るナックル、ＤはナックルＮに回転自在に支持されたブ
レーキディスク、ＣはナックルＮにボルトＢで固定され
たブレーキキャリパ、ＭはボルトＢの頭部を利用してナ
ックルＮに装着され、ブレーキディスクＤが車軸に対し
て垂直に取り付けられているか否かを検査する取付状態
検査装置である。
体内側から見たもので、Ｎは本発明の非回転部を構成す
るナックル、ＤはナックルＮに回転自在に支持されたブ
レーキディスク、ＣはナックルＮにボルトＢで固定され
たブレーキキャリパ、ＭはボルトＢの頭部を利用してナ
ックルＮに装着され、ブレーキディスクＤが車軸に対し
て垂直に取り付けられているか否かを検査する取付状態
検査装置である。
【００１０】図１及び図２に示すように、取付状態検査
装置ＭをボルトＢの頭部に着脱自在に装着するための固
定手段１は、ソケット部材２、調整部材３、基台部材
４、操作部材５、連結部材６及び締付部材７から構成さ
れる。
装置ＭをボルトＢの頭部に着脱自在に装着するための固
定手段１は、ソケット部材２、調整部材３、基台部材
４、操作部材５、連結部材６及び締付部材７から構成さ
れる。
【００１１】ソケット部材２は下面が開放し上面が閉塞
された有底円筒状の部材であって、その内部に前記ボル
トＢの頭部に嵌合可能な六角孔２1 が形成される。六角
孔２ 1 の外周には６本のスリット２2 …が軸方向に形成
されており、このスリット２ 2 …によって六角孔２1 は
ボルトＢの頭部をチャックすべく拡縮することができ
る。ソケット部材２の外周には六角孔２1 を縮小させる
際に押圧されるテーパー面２3 が形成され、更にソケッ
ト部材２の上面には該ソケット部材２を基台部材４に固
定するための雄ねじ２4 が形成される。
された有底円筒状の部材であって、その内部に前記ボル
トＢの頭部に嵌合可能な六角孔２1 が形成される。六角
孔２ 1 の外周には６本のスリット２2 …が軸方向に形成
されており、このスリット２ 2 …によって六角孔２1 は
ボルトＢの頭部をチャックすべく拡縮することができ
る。ソケット部材２の外周には六角孔２1 を縮小させる
際に押圧されるテーパー面２3 が形成され、更にソケッ
ト部材２の上面には該ソケット部材２を基台部材４に固
定するための雄ねじ２4 が形成される。
【００１２】調整部材３は外周に雄ねじ３1 が形成され
た環状の部材であって、内周にソケット部材２のテーパ
ー面２3 に当接可能な押圧面３2 が形成されるととも
に、上端に一対のガイド突起３3 ，３3 が突設される。
た環状の部材であって、内周にソケット部材２のテーパ
ー面２3 に当接可能な押圧面３2 が形成されるととも
に、上端に一対のガイド突起３3 ，３3 が突設される。
【００１３】ソケット部材２の雄ねじ２4 が螺入される
雌ねじ４1 が形成された基台部材４は、その下面に前記
調整部材３の雄ねじ３1 と同一直径で巻き方向が反対の
雄ねじ４2 が形成される。雄ねじ４2 には、前記調整部
材３の一対のガイド突起３3，３3 に上下摺動自在に係
合する一対のガイド溝４3 ，４3 が形成される。従っ
て、調整部材３は基台部材４に対して、相対回転不能且
つ上下摺動自在に支持される。
雌ねじ４1 が形成された基台部材４は、その下面に前記
調整部材３の雄ねじ３1 と同一直径で巻き方向が反対の
雄ねじ４2 が形成される。雄ねじ４2 には、前記調整部
材３の一対のガイド突起３3，３3 に上下摺動自在に係
合する一対のガイド溝４3 ，４3 が形成される。従っ
て、調整部材３は基台部材４に対して、相対回転不能且
つ上下摺動自在に支持される。
【００１４】操作部材５は外周にローレット加工５1 が
施された環状の部材であって、その内周には調整部材３
の雄ねじ３1 に螺合する雌ねじ５2 と、基台部材４の雄
ねじ４2 に螺合する雌ねじ５3 とが、相互に逆方向に形
成される。
施された環状の部材であって、その内周には調整部材３
の雄ねじ３1 に螺合する雌ねじ５2 と、基台部材４の雄
ねじ４2 に螺合する雌ねじ５3 とが、相互に逆方向に形
成される。
【００１５】基台部材４の上面に突設した雄ねじ４4 の
上面にフランジ６1 を載置された連結部材６は、前記雄
ねじ４4 に締付部材７の雌ねじ７1 を螺入することによ
って固定される。連結部材６の上端に形成したボルト孔
６2 は、締付部材７の上面から上方に突出する。
上面にフランジ６1 を載置された連結部材６は、前記雄
ねじ４4 に締付部材７の雌ねじ７1 を螺入することによ
って固定される。連結部材６の上端に形成したボルト孔
６2 は、締付部材７の上面から上方に突出する。
【００１６】固定手段１に接続される連結手段８は、第
１リンク９と、第２リンク１０と、連結ブロック１１
と、ロッド１２とを備える。
１リンク９と、第２リンク１０と、連結ブロック１１
と、ロッド１２とを備える。
【００１７】第１リンク９の基端はボルト１３、スプリ
ングワッシャ１４、平ワッシャ１５及びナット１６を介
して連結部材６のボルト孔６2 に角度調節自在に固定さ
れ、また第１リンク９の先端はボルト１７、スプリング
ワッシャ１８、平ワッシャ１９及びナット２０を介して
第２リンク１０の基端に角度調節自在に固定される。第
２リンク１０の先端はボルト２１、スプリングワッシャ
２２及び平ワッシャ２３を介して連結ブロック１１の雌
ねじ１１1 に角度調節自在に固定される。そして、連結
ブロック１１の貫通孔１１2 に摺動自在に嵌合するロッ
ド１２が、ボルト２４で突出量調節自在に固定される。
ングワッシャ１４、平ワッシャ１５及びナット１６を介
して連結部材６のボルト孔６2 に角度調節自在に固定さ
れ、また第１リンク９の先端はボルト１７、スプリング
ワッシャ１８、平ワッシャ１９及びナット２０を介して
第２リンク１０の基端に角度調節自在に固定される。第
２リンク１０の先端はボルト２１、スプリングワッシャ
２２及び平ワッシャ２３を介して連結ブロック１１の雌
ねじ１１1 に角度調節自在に固定される。そして、連結
ブロック１１の貫通孔１１2 に摺動自在に嵌合するロッ
ド１２が、ボルト２４で突出量調節自在に固定される。
【００１８】連結手段８のロッド１２の先端に、ステン
レスの薄板を概略短冊状に形成したブレーキディスク接
触部材２５の基端が固着される。ブレーキディスク接触
部材２５の先端は円弧状に湾曲され、ブレーキディスク
Ｄの裏面に接触可能な接触部２５1 が形成される。また
ブレーキディスク接触部材２５の基端は細幅になってお
り、前記接触部２５1 がブレーキディスクＤから受ける
荷重によって撓み変形する可撓部２５2 が形成される。
レスの薄板を概略短冊状に形成したブレーキディスク接
触部材２５の基端が固着される。ブレーキディスク接触
部材２５の先端は円弧状に湾曲され、ブレーキディスク
Ｄの裏面に接触可能な接触部２５1 が形成される。また
ブレーキディスク接触部材２５の基端は細幅になってお
り、前記接触部２５1 がブレーキディスクＤから受ける
荷重によって撓み変形する可撓部２５2 が形成される。
【００１９】ブレーキディスク接触部材２５の可撓部２
５2 に、周知の歪みゲージ２６が貼設される。歪みゲー
ジ２６の出力は、ブレーキディスク接触部材２５がブレ
ーキディスクＤから受ける荷重による可撓部２５2 の変
形量、即ちブレーキディスクＤが車軸方向に移動するブ
レの大きさに対応する。
５2 に、周知の歪みゲージ２６が貼設される。歪みゲー
ジ２６の出力は、ブレーキディスク接触部材２５がブレ
ーキディスクＤから受ける荷重による可撓部２５2 の変
形量、即ちブレーキディスクＤが車軸方向に移動するブ
レの大きさに対応する。
【００２０】ブレーキディスクＤの取付状態を判定する
取付状態判定手段２７は、歪みゲージ２６の出力をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換手段２８と、Ａ／Ｄ変換
手段２８の出力に基づいてブレーキディスクＤの取付状
態を表す数値を演算する演算手段２９と、演算手段２９
の出力を記憶する記憶手段３０とを備える。
取付状態判定手段２７は、歪みゲージ２６の出力をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換手段２８と、Ａ／Ｄ変換
手段２８の出力に基づいてブレーキディスクＤの取付状
態を表す数値を演算する演算手段２９と、演算手段２９
の出力を記憶する記憶手段３０とを備える。
【００２１】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【００２２】工場で生産された所定台数の車両毎に抽出
された車両、或いは不具合が発見された車両のブレーキ
ディスクＤの取付状態を検査するには、取付状態検査装
置Ｍの固定手段１のソケット部材２に設けた六角孔２1
を、ブレーキキャリパＣをナックルＮに固定するための
ボルトＢの頭部に嵌合させ、操作部材５を回転させる。
操作部材５の回転により、基台部材４の雄ねじ４2 に雌
ねじ５3 を螺合させた操作部材５が下方に移動し、この
操作部材５の雌ねじ５2 に雄ねじ３1 を螺合させた調整
部材３が下方に移動する。調整部材３が下方に移動する
と、その押圧面３2 にテーパー面２3 を押圧されたソケ
ット部材２の下部がスリット２2 …の作用で縮径し、六
角孔２1 がボルトＢの頭部を強固にチャックする。
された車両、或いは不具合が発見された車両のブレーキ
ディスクＤの取付状態を検査するには、取付状態検査装
置Ｍの固定手段１のソケット部材２に設けた六角孔２1
を、ブレーキキャリパＣをナックルＮに固定するための
ボルトＢの頭部に嵌合させ、操作部材５を回転させる。
操作部材５の回転により、基台部材４の雄ねじ４2 に雌
ねじ５3 を螺合させた操作部材５が下方に移動し、この
操作部材５の雌ねじ５2 に雄ねじ３1 を螺合させた調整
部材３が下方に移動する。調整部材３が下方に移動する
と、その押圧面３2 にテーパー面２3 を押圧されたソケ
ット部材２の下部がスリット２2 …の作用で縮径し、六
角孔２1 がボルトＢの頭部を強固にチャックする。
【００２３】上述のようにして取付状態検査装置Ｍが固
定手段１でボルトＢに固定されると、締付部材７によっ
て連結部材６の回転位置を調節するとともに、ボルト１
３及びボルト１７によって第１リンク９及び第２リンク
１０の角度を調節し、更にボルト２１によってロッド１
２の突出量を調節し、ブレーキディスク接触部材２５の
接触部２５1 をブレーキディスクＤの裏面に適切な圧力
で接触させる。
定手段１でボルトＢに固定されると、締付部材７によっ
て連結部材６の回転位置を調節するとともに、ボルト１
３及びボルト１７によって第１リンク９及び第２リンク
１０の角度を調節し、更にボルト２１によってロッド１
２の突出量を調節し、ブレーキディスク接触部材２５の
接触部２５1 をブレーキディスクＤの裏面に適切な圧力
で接触させる。
【００２４】続いて、車体をジャッキアップした状態で
作業者が手でタイヤを回転させると、タイヤと一体に回
転するブレーキディスクＤの裏面がブレーキディスク接
触部材２５の接触部２５1 に摺接する。このとき、ブレ
ーキディスクＤが車軸に対して垂直に固定されていない
と、回転に伴ってブレーキディスクＤの裏面が車軸の軸
方向に変位し、そこに接触するブレーキディスク接触部
材２５の接触部２５1を押圧して可撓部２５2 を変形さ
せる。一方、ブレーキディスクＤが車軸に対して垂直に
固定されていれば、ブレーキディスクＤのブレが発生し
ないために可撓部２５2 は変形しない。
作業者が手でタイヤを回転させると、タイヤと一体に回
転するブレーキディスクＤの裏面がブレーキディスク接
触部材２５の接触部２５1 に摺接する。このとき、ブレ
ーキディスクＤが車軸に対して垂直に固定されていない
と、回転に伴ってブレーキディスクＤの裏面が車軸の軸
方向に変位し、そこに接触するブレーキディスク接触部
材２５の接触部２５1を押圧して可撓部２５2 を変形さ
せる。一方、ブレーキディスクＤが車軸に対して垂直に
固定されていれば、ブレーキディスクＤのブレが発生し
ないために可撓部２５2 は変形しない。
【００２５】而して、可撓部２５2 が変形すると、それ
に応じて歪みゲージ２６の出力が変化するため、取付状
態判定手段２７においてブレーキディスクＤの取付状態
の良否を判定することができる。このとき、取付状態の
良否を表す数値やグラフを図示せぬディスプレイ上に表
示したり、プリンタでプリントアウトすることができ
る。
に応じて歪みゲージ２６の出力が変化するため、取付状
態判定手段２７においてブレーキディスクＤの取付状態
の良否を判定することができる。このとき、取付状態の
良否を表す数値やグラフを図示せぬディスプレイ上に表
示したり、プリンタでプリントアウトすることができ
る。
【００２６】また、タイヤの回転角を検出する手段を設
け、その出力と取付状態判定手段２７の出力とを照合す
れば、ブレーキディスクＤの取付状態がどのように歪ん
でいるかを検出することができる。
け、その出力と取付状態判定手段２７の出力とを照合す
れば、ブレーキディスクＤの取付状態がどのように歪ん
でいるかを検出することができる。
【００２７】上述したように、従来のダイヤルゲージよ
りも寸法が小さい歪みゲージ２６を用いたことにより、
サスペンションアームが存在することによってスペース
が狭められたブレーキディスクＤの裏面側に取付状態検
査装置Ｍを装着することが可能となる。従って、検査時
にタイヤを外してブレーキディスクＤの表面側を露出さ
せる必要がなくなり、作業時間を大幅に短縮することが
できる。また、ブレーキキャリパＣをナックルＮに固定
するボルトＢの頭部を利用して取付状態検査装置Ｍを固
定しているので、ブレーキキャリパＣを取り外してボル
ト孔を露出させる必要がなくなって作業時間が大幅に短
縮されるだけでなく、取付状態検査装置Ｍを強固に固定
して正確な検査を行うことができる。
りも寸法が小さい歪みゲージ２６を用いたことにより、
サスペンションアームが存在することによってスペース
が狭められたブレーキディスクＤの裏面側に取付状態検
査装置Ｍを装着することが可能となる。従って、検査時
にタイヤを外してブレーキディスクＤの表面側を露出さ
せる必要がなくなり、作業時間を大幅に短縮することが
できる。また、ブレーキキャリパＣをナックルＮに固定
するボルトＢの頭部を利用して取付状態検査装置Ｍを固
定しているので、ブレーキキャリパＣを取り外してボル
ト孔を露出させる必要がなくなって作業時間が大幅に短
縮されるだけでなく、取付状態検査装置Ｍを強固に固定
して正確な検査を行うことができる。
【００２８】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【００２９】例えば、実施例ではブレーキキャリパＣを
ナックルＮに固定するボルトＢを利用して取付状態検査
装置Ｍを装着しているが、前記ボルトＢに代えてナット
を利用しても良い。
ナックルＮに固定するボルトＢを利用して取付状態検査
装置Ｍを装着しているが、前記ボルトＢに代えてナット
を利用しても良い。
【００３０】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、取付状
態検査装置に従来のダイヤルゲージに比べて寸法が小さ
い歪みゲージを用いているので、面倒なタイヤの取り外
しを行うことなく、サスペンションアームが設けられた
狭隘なブレーキディスクの裏面側に取付状態検査装置を
装着することができる。また、取付状態検査装置がブレ
ーキディスクを回転自在に支持する非回転部に締結され
たボルト又はナットを利用して装着されるので、取付状
態検査装置を装着するためにブレーキキャリパを取り外
す必要がなくなり、作業時間を大幅に削減することがで
きる。しかも、取付状態検査装置がボルトまたはナット
を利用して強固に固定されるため、正確な検出が可能と
なる。
態検査装置に従来のダイヤルゲージに比べて寸法が小さ
い歪みゲージを用いているので、面倒なタイヤの取り外
しを行うことなく、サスペンションアームが設けられた
狭隘なブレーキディスクの裏面側に取付状態検査装置を
装着することができる。また、取付状態検査装置がブレ
ーキディスクを回転自在に支持する非回転部に締結され
たボルト又はナットを利用して装着されるので、取付状
態検査装置を装着するためにブレーキキャリパを取り外
す必要がなくなり、作業時間を大幅に削減することがで
きる。しかも、取付状態検査装置がボルトまたはナット
を利用して強固に固定されるため、正確な検出が可能と
なる。
【図１】取付状態検査装置の縦断面図
【図２】取付状態検査装置の分解斜視図
【図３】取付状態検査装置の装着状態を示す図
Ｂ ボルト Ｄ ブレーキディスク Ｎ ナックル（非回転部） １ 固定手段 ８ 連結手段 ２５ ブレーキディスク接触部材 ２５2 可撓部 ２６ 歪みゲージ ２７ 取付状態判定手段
Claims (1)
- 【請求項１】 ブレーキディスク（Ｄ）を回転自在に支
持する非回転部（Ｎ）に締結されたボルト（Ｂ）又はナ
ットに着脱自在に固定される固定手段（１）と、ブレー
キディスク（Ｄ）の側面に当接可能な弾性体よりなるブ
レーキディスク接触部材（２５）と、固定手段（１）に
ブレーキディスク接触部材（２５）を位置調節自在に支
持する連結手段（８）と、ブレーキディスク接触部材
（２５）の可撓部（２５2 ）に設けられた歪みゲージ
（２６）と、歪みゲージ（２６）の出力に基づいてブレ
ーキディスク（Ｄ）の取付状態を判定する取付状態判定
手段（２７）とを備えたことを特徴とする、ブレーキデ
ィスクの取付状態検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063793A JP3279723B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ブレーキディスクの取付状態検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063793A JP3279723B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ブレーキディスクの取付状態検査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06323352A true JPH06323352A (ja) | 1994-11-25 |
| JP3279723B2 JP3279723B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=14540780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11063793A Expired - Fee Related JP3279723B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | ブレーキディスクの取付状態検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3279723B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105371804A (zh) * | 2014-08-28 | 2016-03-02 | 朱玉静 | 一种汽车制动钳轮廓度简易检测装置 |
| CN107289834A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-10-24 | 湖北文理学院 | 转向节自动检测装置及转向节自动检测设备 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP11063793A patent/JP3279723B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105371804A (zh) * | 2014-08-28 | 2016-03-02 | 朱玉静 | 一种汽车制动钳轮廓度简易检测装置 |
| CN107289834A (zh) * | 2017-06-15 | 2017-10-24 | 湖北文理学院 | 转向节自动检测装置及转向节自动检测设备 |
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| Publication number | Publication date |
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| JP3279723B2 (ja) | 2002-04-30 |
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