JPS6234002A - ロ−タリ−キルンシエル変形測定装置の取付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はロータリーキルンが回転するとき、シェルの
直径方向の曲率がどのように変化するかを測定するロー
タリーキルンシェル変形測定装置の取付方法に関するも
のである。

〈従来の技術〉 セメント、石灰等の焼成用ロータリーキルンのシェルは
、内張り耐火物の脱落に伴う過熱等によって永久変形を
生じたり、内張り耐火物や内容物の重量或いはシェル自
重によって弾性変形を受ける。特にシェルの弾性変形に
よってロータリーキルン回転中、シェル上の成る点にお
けるシェルの直径方向の曲率は種々に変化することにな
る。かような曲率の変化は、内張り耐火物に繰返し応力
を与えて内張り耐火物を劣化させたり、耐火物稼働面に
付着する保護コーティングの安定性を損ねて内張り耐火
物の損耗を早めたりする。また重量が集中するタイヤ附
近のシェル変形但が最大となる個所では内張り耐火物の
早期脱落を生じ易い。

そこで、従来からロータリーキルン回転中にあけるシェ
ルの変形挙動を知るために、オーパリティ−テスターを
使って変形量の測定が行なわれている。オーパリティ−
テスターによる測定の原理を簡単に述べると、シェル外
面から一定距離離してオーパリティ−テスターを保持す
ることで一定長の弦を決め、その一定長の弦の上に立て
た弧の高さがキルン回転に伴って変化する足を機械式に
テコの原理で拡大したり、差動トランス等を用いたりし
て測定記録する。このようなオーパリティ−テスターの
従来公知の取付装置を第３図Ａに示す。従来の取付装置
を一言でいうと、オーパリティ−テスターをシェル外面
から一定距離に保持する手段と、これをシェルに固定す
る手段とが合体したものといえる。すなわち、第３図へ
の例によって説明すると、差動トランス（図示せず）等
を装着したビーム５の両端に固定脚部ａを設け、この固
定脚部ａと、シェル外面Ａに吸着することができる磁石
１４を有する可動脚部すとを、ナックル金具１５を介し
て首振り自在に連結してなるもので必った。

〈発明が解決しようとする問題点〉 第３図Ａにあける弦の長さ℃と高ざｈはシェルの変形を
測定するうえて基準となるものであるから、シールの変
形とは係わりなく一定不変でなりれば良好な測定精度は
期待できない。ところが、第３図Ａのような従来の取付
装置では、シェルが変形すると、第３図Ｂに示すように
、首（辰り角度θからθ１に変り、これに基因して弦の
長ざβ、高ざｈもそれぞれλ　、ｈｌに変ってしまうと
いう致命的欠陥を有していた。

このほか、磁石１４を有する可動脚部すが首振り自在だ
から直径の異なるシェルにも容易に対応できる利点はあ
るものの、シェルの永久変形の具合によっては磁石１４
の吸着面がシェル外面Ａに密着しないため、オーパリテ
ィ−テスターの保持固定が不安定となることもおった。

この発明の目的は、上記したような従来の取付Ｓ＠が有
していた欠点を全て解消できる取付装置を提供すること
にある。

〈問題点を解決するための手段〉 この発明は、シェル外面の変形状態が測定器の測定精度
に悪影響を及ぼさないように、測定器が取付く細長いビ
ームをシェル外面から一定距離に保持する手段と、ビー
ムをシェルに固定する手段とを分離し、特にビームをシ
ェルに固定する手段としては、シェル外面の変形に追従
して取付長さが伸縮可能な構成となし、こうして所期の
目的を達成したものである。

〈実施例〉 シェルの直径方向の変形を測定する測定器として、差動
トランスを用いた場合の例を第１図に示す。

測定器１である差動トランスの作動１ＩｉＩＩＩ２端に
はバネ３により常に下方に押し下げられるようになった
尖頭状の接触子４が設けられている。

この接触子４が点接触するシェル外面Ａの変形状態によ
って作′＠軸２は上下に変位し、その変位置は電気信号
に変えられて外部に取出される。

上記した測定器１であδ差動トランスを細長いビーム５
の中央個所に装着するため、本例では、差動トランスの
挿入孔をあけた取付板６と補強板７を、溝形鋼を用いた
該ビーム５の中央上下面にそれぞれ固着し、差動トラン
ス外周部を挟みつけた挟持金具８を取付板６上に固定し
ている。差動トランスの作＠軸２、バネ３、接触子４は
ビーム５の下方に顕出すること、図示のとおりである。

ビーム５の左右両端部に孔９をあけ、先端形状を尖頭状
とした脚１０の基端部を該孔９に嵌挿し、締付ナツト１
１でしっかりと脚１０を固定する。脚１０は例えば右側
が１本なら左側が２本といった具合にして三点支持方式
とするのがよい。これら脚１０の先端がシェル外面Ａと
接触することで、ビーム５をシェル外面Ａから一定距離
に保持することになる。

上記した状態でビーム５をシェルに固定する固定手段１
２として、第１図の例では、左右の脚１０の更に外側に
当るビーム５部分に孔１３をあけ、この孔１３に、シェ
ル外面側固定具１４を例えばナックル金具１５を介して
首振り自在としたボルト１６を挿通し、更に、該ボルト
１６にバネ１７および座金１８を嵌めてから調節ナツト
１９を螺着している。シェル外面側固定具１４としては
前述した磁石を使用し、バネ１７は圧縮バネでおる。こ
のような固定手段１２の場合、シェル外面Ａの変形に伴
って該固定手段１２による取付長さの調節が必要とされ
る際、バネ１７の力に抗してボルト１６を下方に引き出
すこと、逆に、バネ１７の力でボルト１６を上方に引き
上げることの自動調節が可能である。

上記した圧縮バネの力で取付長さの自動調節を達成する
こと以外に、引張りバネの力で同様の働きを１ｑること
もできる。そのような例を第２図に示す。第２図におい
て、シェル外面側固定具１４としては溶接によってシェ
ル外面Ａに固着したフックとし、該フックにネジ棒２１
を引っ掛け、そのネジ棒２１をターンバックル２２の一
端側に螺合する。ターンバックル２２の他端側にはバネ
２３のネジ部を螺合する。このバネ２３は引張りバネで
あって、リング２４を介しビーム５と連結される。この
場合のシェル外面Ａの変形に伴う取付長さの自動調節は
バネ２３の伸長収縮によって達成される。

〈発明の効果〉 この発明は、中央部分に測定器１を装着したビーム５の
両端部に脚１０を設けたから、ビーム５をシェル外面へ
から一定距離に保持することが極めて簡単にできる。し
かもビーム５とシェル外面側固定具１４との間はバネ１
７．２３を介装した固定手段］２で連結したから、シェ
ル外面Ａの変形に追従して固定手段１２による取付長さ
を自動調節し、どのような場合でもしっかりと固定する
。以上の脚１０と固定手段１２は両々相俟って弦の長さ
℃、高さｈを一定に維持することになり、測定精度の向
上を得ることができる。

また脚１０の数を３本とするときには、シェルの永久変
形が大きな部位においても、３点支持によりオーパリテ
ィ−テスターをシェルに安定して固定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明になるオーパリティ−テスターの取付
装置を示す一部破断した側面図、第２図は他の実施例を
示す側面図、第３図Ａと第３図Ｂは従来の取付装置の構
造とその不都合な点を説明するための図である。 １・・・測定具、５・・・ビーム、１０・・・脚、１２
・・・固定手段、１７，２３・・・バネ、Ａ・・・シェ
ル外面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ビーム（５）の中央部に回転するシェル外面Ａの直
   径方向の変化を測定する測定具（１）を装着したロータ
   リーキルンシェル変形測定装置において、該ビーム（５
   ）の両端部に先端形状が尖頭状をなす脚（１０）を設け
   、シェル外面Ａの変形に応じて伸縮可能なバネ（１７、
   ２３）を含む固定手段（１２）で該ビーム（５）をシェ
   ル外面Ａに固定できるようにしてなるロータリーキルン
   シェル変形測定装置の取付方法。 ２、脚（１０）は３本あって、３点支持方式とした特許
   請求の範囲第１項記載のロータリーキルンシェル変形測
   定装置の取付方法。