JPH0629812A - 電位データ選択回路 - Google Patents

電位データ選択回路

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JPH0629812A
JPH0629812A JP4182492A JP18249292A JPH0629812A JP H0629812 A JPH0629812 A JP H0629812A JP 4182492 A JP4182492 A JP 4182492A JP 18249292 A JP18249292 A JP 18249292A JP H0629812 A JPH0629812 A JP H0629812A
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Shigeru Yamada
田 繁 山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C27/00Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values
    • G11C27/02Sample-and-hold arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/693Switching arrangements with several input- or output-terminals, e.g. multiplexers, distributors

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パターン面積の増大を抑制しつつ、大きな出
力電流が得られる電位データ選択回路を提供する。 【構成】 選択用データDa0,Db0をサンプリング
して保持し出力するサンプルホールド回路11と、サン
プルホールド回路11から出力された選択用データDa
0,Db0を与えられてデコードし、制御信号N2a
1,N2a2,N2b1,N2b2,N2c1,N2C
2,N2d1,N2d2を出力するデコーダ13と、電
位データVa〜Vdを与えられるアナログスイッチ15
a〜15dを有し、デコーダ13から出力された制御信
号N2a1,N2a2,N2b1,N2b2,N2c
1,N2C2,N2d1,N2d2を与えられてアナロ
グスイッチ15a〜15dの動作を制御し、電位データ
Va〜Vdのうちいずれかを選択し出力するマルチプレ
クサ15と、マルチプレクサ15により選択され出力さ
れた電位データVa〜Vdを与えられ、この電位データ
Va〜Vdに対応した電圧の信号を外部に出力する出力
回路16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電位データ選択回路に関
し、特に液晶パネル駆動装置に用いるのに好適なものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電位データ選択回路の回路構成
を、図17に示す。この電位データ選択回路は、サンプ
ルホールド回路11、デコーダ13及びマルチプレクサ
175を備えている。サンプルホールド回路11は電位
データを選択するためのデータDa0及びDb0を入力
されて保持するもので、クロックφLを入力されて動作
するクロックドインバータ11a1及び11b1と、ク
ロックバーφLを入力されて動作するクロックドインバ
ータ11a3及び11b3、さらにインバータ11a2
及び11b2を有している。データDa0を入力される
入力端子に、クロックドインバータ11a1の入力端が
接続され、その出力端にはインバータ11a2の入力端
が接続されている。このインバータ11a2の出力端に
はノードN1aが接続されている。また、インバータ1
1a2の出力端には、クロックドインバータ11a3の
入力端が接続され、インバータ11a2の入力端にクロ
ックドインバータ11a2の出力端が接続されている。
データDb0を入力される入力端子側においても同様
に、クロックドインバータ11b1の入力端が接続さ
れ、その出力端にはインバータ11b2の入力端が接続
されている。このインバータ11b2の出力端にはノー
ドN1bが接続されている。また、インバータ11b2
の出力端には、クロックドインバータ11b3の入力端
が接続され、インバータ11b2の入力端にクロックド
インバータ11b2の出力端が接続されている。
【0003】デコーダ13は、サンプルホールド回路1
1に保持されたデータを与えられてデコードするもの
で、インバータ13a2,13b2,13c2,13d
2,13f,13gと、NORゲート13a1,13b
1,13c1,13d1を有している。サンプルホール
ド回路11の出力側のノードN1aにはインバータ13
gの入力端とNORゲート13a1及び13b1の入力
端とが接続され、ノードN1bにはインバータ13fの
入力端とNORゲート13a1と13c1とが接続され
ている。インバータ13gの出力端は、NORゲート1
3c1及び13d1の入力端に接続され、インバータ1
3fの出力端はNORゲート13b1及び13d1の入
力端に接続されている。NORゲート13a1の出力端
はノードN2a2に接続され、またインバータ13a2
を介してノードN2a1に接続されている。NORゲー
ト13b1の出力端はノードN2b2に接続され、イン
バータ13b2を介してノードN2b1にも並列に接続
されている。NORゲート13c1の出力端は、ノード
N2c2に接続され、さらにインバータ13c2を介し
てノードN2c1に接続されている。NORゲート13
d1の出力端は、ノードN2d2に接続され、またイン
バータ13d2を介してノードN2d1にも接続されて
いる。
【0004】マルチプレクサ175は、デコーダ13に
よりデコードされ出力された信号を与えられ、いずれか
一つの信号を選択して出力するものである。このマルチ
プレクサ175は、Pチャネルトランジスタ175a1
及びNチャネルトランジスタ175a2を有するアナロ
グスイッチ175aと、Pチャネルトランジスタ175
b1及びNチャネルトランジスタ175b2を有するア
ナログスイッチ175bと、Pチャネルトランジスタ1
75c1及びNチャネルトランジスタ175c2を有す
るアナログスイッチ175cと、Pチャネルトランジス
タ175d1及びNチャネルトランジスタ175d2を
有するアナログスイッチ175dとを備えている。
【0005】アナログスイッチ175aにおいて、Pチ
ャネルトランジスタ175a1とNチャネルトランジス
タ175a2が並列に接続され、ゲートにはそれぞれノ
ードN2a1とノードN2a2が接続され、一端には電
位データVaが入力される。回路175bでは、Pチャ
ネルトランジスタ175b1とNチャネルトランジスタ
175b2が並列に接続され、ゲートにはノードN2b
1とノードN2b2がそれぞれ接続されており、共に一
端に電位データVbが入力される。アナログスイッチ1
75cにおいて、Pチャネルトランジスタ175c1と
Nチャネルトランジスタ175c2が並列に接続され、
ゲートにはノードN2c1とノードN2c2がそれぞれ
接続されており、共に一端に電位データVcが入力され
る。アナログスイッチ175dでは、Pチャネルトラン
ジスタ175d1とNチャネルトランジスタ175d2
が並列に接続され、ゲートにノードN2d1とノードN
2d2がそれぞれ接続され、共に一端に電位データVd
が入力される。
【0006】このような構成を備えた電位データ選択回
路の動作について、図18のタイミングを参照し説明す
る。サンプルホールド回路11にデータDa0,Db0
が入力される。また、クロックドインバータ11a1,
11a3,11b1,及び11b3にクロックφL及び
バーφLが入力される。クロックφLが立ち上がるタイ
ミングに同期して、データDa0,Db0がそれぞれサ
ンプリングされ、保持される。そして、サンプルホール
ド回路11のノードN1a及びN1bからは、それぞれ
保持されたデータDa1,Db1として出力される。
【0007】このデータDa1,Db1がデコーダ13
に入力され、デコードされてノードN2a1,N2a
2,N2b1,N2c2,N2c1,N2c2,N2d
1,N2d2より、それぞれ制御信号13a,バー13
a,13b,バー13b,13c,バー13c,13
d,バー13dが出力される。例えば、データDa1、
Db1が全て論理「1」であった場合、出力信号13d
が論理「1」で、信号バー13dは論理「0」となる。
他の信号13a,13b,13cは論理「0」で、信号
バー13a,バー13b,バー13cは論理「1」とな
る。
【0008】これらの信号が、マルチプレクサ175に
入力される。回路175a〜175dのうち、回路17
5dのみがPチャネルトランジスタ175d1とNチャ
ネルトランジスタ175d2が共にオンする。他の回路
175a〜175cでは、全てのトランジスタがオフす
る。これにより、電位データVa,Vb,Vc,及びV
dのうち、回路175dに供給される電位データVdの
みが出力Qとして外部へ出力される。
【0009】このように、サンプルホールド回路11に
入力される選択用データDa0,Db0の論理レベルの
組み合わせにより、アナログスイッチ175a〜175
dのいずれか一つがオンし、電位データVa〜Vdのう
ちいずれか一つが選択されて出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電位データ選択回路には次のような問題があった。
マルチプレクサ175の出力端子に接続される大容量の
負荷を駆動する場合、駆動速度を速めるためにはアナロ
グスイッチ175a〜175dのサイズを大きくして、
出力電流を大きくする必要がある。また、出力電流を大
きくするためには、アルミニウム等からなる配線層にエ
レクトロマイグレーションが発生しないように、アナロ
グスイッチ175a〜175dにデータ電位Va〜Vd
を供給する線の幅を広くしなければならない。この結
果、マスクパターン面積の増大を招いていた。この傾向
は、選択して出力すべき電位データの数が多くなる程、
顕著となる。さらに、電位データ選択回路は液晶パネル
駆動用集積回路において広く用いられているが、電位デ
ータ選択回路を多数備える必要がある。このため、電位
データ選択回路におけるパターン面積の増大は、液晶パ
ネル駆動用集積回路等においては、大きな問題となって
いた。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、パターン面積の増大を抑制しつつ、大きな出力電流
が得られる電位データ選択回路を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電位データ選択
回路は、少なくとも2ビットの選択用データをサンプリ
ングして保持し出力するサンプルホールド回路と、前記
サンプルホールド回路から出力された前記選択用データ
を与えられてデコードし、制御信号を出力するデコーダ
と、少なくとも2つの電位データを与えられるアナログ
スイッチを有し、前記デコーダから出力された前記制御
信号を与えられて前記アナログスイッチの動作を制御
し、前記電位データのうちいずれかを選択し出力するマ
ルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択され出
力された前記電位データを与えられ、この電位データに
対応した電圧の信号を外部に出力する出力回路とを備え
たことを特徴としている。
【0013】ここで、前記マルチプレクサは、初期電位
設定回路とNチャネルMOSトランジスタで構成された
アナログスイッチと放電部とを有し、前記初期電位設定
回路は、出力端子の電位を少なくとも2つの電位データ
のいずれよりも高い初期電位に予め設定するものであ
り、前記アナログスイッチは、前記電位データを与えら
れ前記デコーダから出力された前記制御信号に基づいて
前記電位データのいずれかを選択し出力するものであ
り、前記放電部は、前記初期電位設定部により前記初期
電位に設定された前記出力端子の電位を、前記アナログ
スイッチにより選択され出力された前記電位データの電
位まで放電することで、前記電位データの出力を行うも
のであってもよい。
【0014】あるいは前記マルチプレクサは、初期電位
設定回路とPチャネルMOSトランジスタで構成された
アナログスイッチと充電部とを有し、前記初期電位設定
回路は、出力端子の電位を少なくとも2つの電位データ
のいずれよりも低い初期電位に予め設定するものであ
り、前記アナログスイッチは、前記電位データを与えら
れ前記デコーダから出力された前記制御信号に基づいて
前記電位データのいずれかを選択し出力するものであ
り、前記充電部は、前記初期電位設定部により前記初期
電位に設定された前記出力端子の電位を、前記アナログ
スイッチにより選択され出力された前記電位データの電
位まで充電することで、前記電位データの出力を行うも
のであってもよい。
【0015】ここで、前記サンプルホールド回路と、前
記デコーダと、前記マルチプレクサと、前記出力回路と
を複数組備え、前記サンプルホールド回路にそれぞれ対
応して第1のサンプルホールド回路をさらに備え、前記
第1のサンプルホールド回路はそれぞれ共通のデータバ
スに接続されており、前記データバスよりシリアルに転
送される少なくとも2ビットの選択用データを順次サン
プリングして保持し出力するものであり、前記サンプル
ホールド回路は、それぞれ対応する前記第1のサンプル
ホールド回路から出力された前記選択用データを与えら
れて保持し出力するものであってもよい。
【0016】または、本発明の電位データ選択回路は、
少なくとも2ビットの選択用データをサンプリングして
保持し出力するサンプルホールド回路と、反転選択用デ
ータ生成部と、少なくとも2つの電位データをそれぞれ
与えられる複数のMOSトランジスタで構成されたアナ
ログスイッチとを有するマルチプレクサであって、前記
反転選択用データ生成部は、前記サンプルホールド回路
から出力された前記選択用データを与えられて反転した
反転選択用データを生成するものであり、前記アナログ
スイッチは、前記選択用データと前記反転選択用データ
とを前記MOSトランジスタのゲートに与えてオン・オ
フ動作を制御することで、前記電位データのいずれかを
選択し出力する前記マルチプレクサと、前記マルチプレ
クサにより選択され出力された前記電位データを与えら
れ、この電位データに対応した電圧の信号を外部に出力
する出力回路とを備えたものであってもよい。
【0017】あるいは本発明の電位データ選択回路は、
少なくとも2ビットの選択用データをサンプリングして
保持し出力するサンプルホールド回路と、反転選択用デ
ータ生成部と、初期電位設定部と、少なくとも2つの電
位データをそれぞれ与えられる複数のNチャネルMOS
トランジスタで構成されたアナログスイッチと、放電部
とを有するマルチプレクサであって、前記反転選択用デ
ータ生成部は、前記サンプルホールド回路から出力され
た前記選択用データを与えられて反転した反転選択用デ
ータを生成するものであり、前記初期電位設定部は、出
力端子の電位を電位データのいずれよりも高い初期電位
に予め設定するものであり、前記アナログスイッチは、
前記選択用データと前記反転選択用データとを前記MO
Sトランジスタのゲートに与えてオン・オフ動作を制御
することで、前記電位データのいずれかを選択し出力す
るものであり、前記放電部は、前記初期電位設定部によ
り前記初期電位に設定された前記出力端子の電位を、前
記アナログスイッチにより選択され出力された前記電位
データの電位まで放電することで前記電位データの出力
を行うものである前記マルチプレクサと、前記マルチプ
レクサにより選択され出力された前記電位データを与え
られ、この電位データに対応した電圧の信号を外部に出
力する出力回路とを備えていてもよい。
【0018】または、本発明は少なくとも2ビットの選
択用データをサンプリングして保持し出力するサンプル
ホールド回路と、反転選択用データ生成部と、初期電位
設定部と、少なくとも2つの電位データをそれぞれ与え
られる複数のPチャネルMOSトランジスタで構成され
たアナログスイッチと、充電部とを有するマルチプレク
サであって、前記反転選択用データ生成部は、前記サン
プルホールド回路から出力された前記選択用データを与
えられて反転した反転選択用データを生成するものであ
り、前記初期電位設定部は、出力端子の電位を電位デー
タのいずれよりも低い初期電位に予め設定するものであ
り、前記アナログスイッチは、前記選択用データと前記
反転選択用データとを前記MOSトランジスタのゲート
に与えてオン・オフ動作を制御することで、前記電位デ
ータのいずれかを選択し出力するものであり、前記充電
部は、前記初期電位設定部により前記初期電位に設定さ
れた前記出力端子の電位を、前記アナログスイッチによ
り選択され出力された前記電位データの電位まで充電す
ることで前記電位データの出力を行うものである前記マ
ルチプレクサと、前記マルチプレクサにより選択され出
力された前記電位データを与えられ、この電位データに
対応した電圧の信号を外部に出力する出力回路とを備え
ていてもよい。
【0019】ここで、前記サンプルホールド回路と、前
記マルチプレクサと、前記出力回路とを複数組備え、前
記サンプルホールド回路にそれぞれ対応して第1のサン
プルホールド回路をさらに備え、前記第1のサンプルホ
ールド回路はそれぞれ共通のデータバスに接続されてお
り、前記データバスよりシリアルに転送されてくる少な
くとも2ビットの選択用データを順次サンプリングして
保持し出力するものであり、前記電位データ選択回路が
それぞれ備えるサンプルホールド回路は、それぞれ対応
する前記第1のサンプルホールド回路から出力された前
記選択用データを与えられて保持し出力するものであっ
てもよい。
【0020】前記出力回路は、ボルテージフォロアアン
プであってもよい。
【0021】また、前記出力回路に、前記出力回路の消
費電流を少なくする制御回路と、前記出力回路の出力を
ハイインピーダンスにする制御回路と、前記マルチプレ
クサの出力端子と前記電位データ選択回路の出力端子と
を接続するアナログスイッチと、このアナログスイッチ
を制御する制御回路とを設けてもよい。
【0022】
【作用】サンプルホールド回路により、選択用データが
サンプリングされて保持され出力される。この出力され
た選択用データがデコーダに与えられてデコードされ、
制御信号が出力される。マルチプレクサのアナログスイ
ッチに制御信号が与えられてその動作が制御され、与え
られた電位データのうちいずれかが選択され出力され
る。この出力された電位データが出力回路に与えられ、
この電位データに対応した電圧の信号が外部に出力され
る。マルチプレクサによって選択された電位データを直
接外部へ出力する場合には、外部に接続された容量の大
きい負荷を高速に駆動するためには、アナログスイッチ
の寸法を大きくし、さらにアナログスイッチに電位デー
タを与えるための線の幅を広くしなければならない。し
かし、マルチプレクサから出力された電位データを、出
力回路を経て外部へ出力することで、この出力回路の電
流供給能力を大きくすればよく、アナログスイッチの寸
法や電位データを与える線の幅は小さくともよいため、
パターンの寸法を縮小することができる。
【0023】マルチプレクサが、初期電位設定部と、N
チャネルMOSトランジスタで構成されたアナログスイ
ッチと、放電部とを有する場合、出力端子の電位が初期
電位設定回路部により初期電位に設定された後、アナロ
グスイッチで電位データが選択される。このとき、放電
部によって、出力端子の電位が初期電位から選択された
電位データの電位まで放電することによって、電位デー
タの出力が行われる。ここで、アナログスイッチがNチ
ャネルMOSトランジスタで構成されているため、ソー
ス電位が電源電圧の高い方に近付くほど、ゲート・ソー
ス間の電位差が小さくなり、オン抵抗が大きくなる。そ
こで、出力端子を予め、いずれの電位データよりも高い
初期電位に設定し、電位データのレベルまで放電させる
ことにより、正確なレベルでの出力が可能となる。
【0024】アナログスイッチがPチャネルMOSトラ
ンジスタで構成されている場合は、これとは逆に、ソー
ス電位が電源電圧の低い方に近付くほど、ゲート・ソー
ス間の電位差が小さくなり、オン抵抗が大きくなる。そ
こで、出力端子を予め、いずれの電位データよりも低い
初期電位に設定し、電位データのレベルまで充電させる
ことにより、正確なレベルでの出力が可能となる。
【0025】サンプルホールド回路と、デコーダと、マ
ルチプレクサと、出力回路とを複数組備え、さらに第1
のサンプルホールド回路を備える場合には、第1のサン
プルホールド回路に共通に接続されたデータバスよりシ
リアルに転送されてきた選択用データが、順次第1のサ
ンプルホールド回路に保持され出力されて、それぞれ対
応するサンプルホールド回路に与えられる。以降の動作
は上述のようである。この場合には、マルチプレクサを
複数備えているため、出力回路を備えることでマルチプ
レクサのアナログスイッチの寸法と、このアナログスイ
ッチに電位データを供給する線の幅とを縮小することに
より得られるパターン面積の縮小させる効果がより大き
くなる。
【0026】マルチプレクサが、反転選択用データ生成
部と、複数のNチャネルMOSトランジスタで構成され
たアナログスイッチと、放電部とを有する場合は、選択
用データと、反転した反転選択用データとを用いてアナ
ログスイッチの動作を制御することにより、デコーダと
しての機能を兼ね備えるため、よりマスクパターンの面
積を縮小することができる。また、アナログスイッチが
単一導電型のMOSトランジスタで構成されているた
め、パターン面積の縮小により寄与することができる。
【0027】このことは、マルチプレクサがPチャネル
MOSトランジスタで構成されたアナログスイッチと充
電部とを有する場合も同様である。
【0028】サンプルホールド回路と、マルチプレクサ
と、出力回路とを複数組備え、さらに第1のサンプルホ
ールド回路を備える場合には、デコーダが不要であるこ
と、さらにはマルチプレクサのアナログスイッチの寸法
と、このアナログスイッチに電位データを供給する線の
幅とを縮小することにで、パターン面積を縮小させる効
果がより大きい。
【0029】ここで、出力回路にボルテージフォロアア
ンプを用いることで高い駆動能力が得られ、外部の大容
量の負荷を高速度で駆動することができる。
【0030】さらに出力回路に、消費電流を少なくする
制御回路と、出力をハイインピーダンスにする制御回路
と、マルチプレクサの出力端子と電位データ選択回路の
出力端子とを接続するアナログスイッチと、このアナロ
グスッチを制御する制御回路とを設ける。これにより、
サンプルホールドされたデータが切り変わり出力電位が
切り変わるときは、駆動能力の大きい出力回路でマルチ
プレクサの出力電位と同じ電位を出力し動作スピードを
速くすることができる。出力電位の切り変わりが終了し
た後、出力回路の消費電流を少なくし出力をハイインピ
ーダンスとし、アナログスイッチを介して、マルチプレ
クサの出力電位を電位データ選択回路の出力として直接
出力することにより、出力回路の入力電位と出力電位デ
ータ選択回路の出力として直接出力することにより、出
力回路の入力電位と出力電位のわずかな誤差もなくすこ
とができ、消費電流も少なくすることができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。先ず、本発明の第1の実施例による電位
データ選択回路は、図1に示されるような構成を備えて
いる。
【0032】図17に示された従来の回路と比較し、マ
ルチプレクサ175の出力端のノードN3に、ソースフ
ォロアアンプ16が設けられている点が相違する。この
ソースフォロアアンプ16は、電流源16aとNチャネ
ルトランジスタ16bとを有している。電源電圧VDD端
子と接地端子との間に電流源16aとNチャネルトラン
ジスタ16bが直列に接続されており、この間を接続す
るノードN4がこの電位データ選択回路の出力端子に接
続されている。Nチャネルトランジスタ16bのゲート
は、マルチプレクサ15の出力端のノードN3に接続さ
れている。
【0033】また、マルチプレクサ15の有するアナロ
グスイッチ15a〜15dの内部の構成は、図17に示
されたマルチプレクサ175と回路図上は同一である。
但し、Pチャネルトランジスタ15a1〜15d1とN
チャネルトランジスタ15a2〜15d2の寸法が、図
17におけるPチャネルトランジスタ175a1〜17
5d1とNチャネルトランジスタ175a2〜175d
2の寸法よりも小さく設定されている。
【0034】さらに、このPチャネルトランジスタ15
a1〜15d1とNチャネルトランジスタ15a2〜1
5d2に電位データVa〜Vdをそれぞれ供給する線の
幅が狭い。
【0035】他の図17に示された要素と同一の要素に
は、同一番号を付して説明を省略する。
【0036】サンプルホールド回路11,デコーダ13
及びマルチプレクサ15における動作内容は、図17に
示されたものと同様である。また、各信号のタイミング
チャートは図3に示されるようであり、図18における
タイミングチャートと出力15Q及びQを除いて同様で
ある。
【0037】即ち、選択用データDa0,Db0がサン
プルホールド回路11に入力され、クロックφL及びバ
ーφLに同期して保持される。サンプルホールド回路1
1に保持されたデータが、データDa1,Db1として
デコーダ13に出力される。デコーダ13において、デ
ータDa1,Db1の論理レベルの組み合わせに応じた
制御信号13a及びバー13a、13b及びバー13
b、13c及びバー13c、13d及びバー13dが生
成される。これらの制御信号がマルチプレクサ15に入
力され、アナログスイッチ15a〜15dのうちの一つ
がオンする。これにより、アナログスイッチ15a〜1
5dにそれぞれ入力される電位データVa〜Vdのう
ち、オンしたスイッチに入力された電位データが、信号
15QとしてノードN3に出力される。
【0038】この信号15Qは、ソースフォロアアンプ
16のNチャネルトランジスタ16bのゲートに入力さ
れる。また、電位データVa〜Vdは、図3に示された
ようにそれぞれ電位が異なっている。よって、Nチャネ
ルトランジスタ16bは、電位データVa〜Vdのうち
選択されたものの電位に応じた抵抗を有するようにな
る。この結果、ソースフォロアアンプ16の出力端ノー
ドN4からは、選択された電位データと同一の電位をも
つ信号Qが出力される。
【0039】この第1の実施例によれば、選択した電位
データの出力を、ソースフォロアアンプ16を介して行
っている。従って、大容量の負荷を高速に駆動する場合
にも、ソースフォロアアンプ16の電流駆動能力を大き
くすればよい。マルチプレクサ15のアナログスイッチ
15a〜15dの電流駆動能力を高くしたり、電位デー
タVa〜Vbを供給する線の幅を広くする必要はなく、
従来の場合よりもマスクパターンの面積を縮小すること
が可能である。
【0040】次に、図2に本発明の第2の実施例による
電位データ選択回路の構成を示す。この実施例は、第1
の実施例において、ソースフォロアアンプ16の代わり
にボルテージフォロアアンプ26を用いたものに相当す
る。ボルテージフォロアアンプ26は差動増幅器26a
を有している。差動増幅器26aの非反転入力端子に、
マルチプレクサ15の出力端のノードN3が接続され、
差動増幅器26aの出力端子は反転入力端子に接続され
ている。
【0041】この第2の実施例における各信号のタイミ
ングチャートは、第1の実施例と同様に図3に示される
ようである。そして、第2の実施例によっても、第1の
実施例と同様な作用、効果が得られる。即ち、データD
a0,Db0に応じて電位データVa〜Vdの選択が行
われ、ボルテージフォロアアンプ26でインピーダンス
変換した後、外部へ出力する。よって、アナログスイッ
チ15a〜15dの電流駆動能力を高めたり、電位デー
タVa〜Vdを供給する線の幅を広くすることなく、ボ
ルテージフォロアアンプ26の駆動能力を高くすること
で外部の大容量の負荷を高速度で駆動することができ
る。
【0042】本発明の第3の実施例について説明する。
本実施例の構成は図4に示されたようであり、サンプル
ホールド回路11、デコーダ43、マルチプレクサ45
及びソースフォロアアンプ16を備えている。図1に示
された第1の実施例と比較し、デコーダ43とマルチプ
レクサ45の構成が異なっている。
【0043】デコーダ43は、インバータ43f及び4
3gと、三入力NORゲート43a1〜43d1とを有
している。サンプルホールド回路11の出力端ノードN
1aにインバータ43gの入力端が接続され、出力端ノ
ードN1bにインバータ43fの入力端が接続されてい
る。NOR回路43a1の入力端には、初期電位設定信
号φp端子、ノードN1a、ノードN1bが接続されて
いる。NOR回路43b1の入力端には、初期電位設定
信号φp入力端子、ノードN1a、インバータ43fの
出力端が接続されている。NOR回路43c1の入力端
には、初期電位設定信号φp端子、インバータ43gの
出力端、ノードN1bが接続されている。NOR回路4
3d1の入力端には、初期電位設定信号φp入力端子、
インバータ43gとインバータ43fの出力端が接続さ
れている。
【0044】マルチプレクサ45は、初期電位設定回路
45eと、アナログスイッチ45a〜45dを備えてい
る。初期電位設定回路45eは、インバータ45hとP
チャネルトランジスタ45e1を有している。インバー
タ45eの入力端は、初期電位設定信号φp入力端子に
接続されたノードN12に接続され、インバータ45e
の出力端はPチャネルトランジスタ45e1のゲートに
接続されている。Pチャネルトランジスタ45e1のソ
ースは電源電圧VDD端子に接続され、ドレインはマルチ
プレクサ45の出力端のノードN13に接続されてい
る。アナログスイッチ45a〜45dは、それぞれNチ
ャネルトランジスタ45a1〜45d1を有している。
アナログスイッチ45aでは、Nチャネルトランジスタ
45a1のゲートにデコーダ43のNORゲート43a
1の出力端のノードN12aが接続され、ドレインには
電位データVaが供給される信号線が接続されている。
アナログスイッチ45bでは、Nチャネルトランジスタ
45b1のゲートにデコーダ43のNORゲート43b
1の出力端のノードN12bが接続され、ドレインには
電位データVbが供給される信号線が接続されている。
アナログスイッチ45cでは、Nチャネルトランジスタ
45c1のゲートにデコーダ43のNORゲート43c
1の出力端のノードN12cが接続され、ドレインには
電位データVcが供給される信号線が接続されている。
アナログスイッチ45dでは、Nチャネルトランジスタ
45d1のゲートにデコーダ43のNORゲート43d
1の出力端のノードN12dが接続され、ドレインには
電位データVdが供給される信号線が接続されている。
そして、Nチャネルトランジスタ45a〜45dのソー
スは、全て出力端ノードN13に接続されている。ここ
で、ノードN13には接地電位Vssとの間に容量45Q
Cが存在する。容量45QCは信号線に寄生する容量で
あってもよく、素子として設けたものであってもよい。
但し、ノイズの影響を防止するためには、容量45の容
量が大きい方がよい。
【0045】この第3の実施例は、以下のように動作す
る。このときの各信号のタイミングチャートを図6に示
す。電位データVa〜Vdの出力を切り換える場合、先
ず初期電位設定信号φpが論理「1」となる。NORゲ
ート43a1〜43d1の出力は全て論理「0」とな
り、アナログスイッチ45a〜45dは全てオフし、出
力は論理「0」となる。初期電位設定回路45eのPチ
ャネルトランジスタ45e1がオンし、容量45QCが
電源電位VDDまで充電される。この電源電位VDDのレベ
ルは、電位データVa〜Vdのいずれよりも高い。
【0046】この後、データDa0,Db0がサンプル
ホールド回路11に入力され、データDa1,Db1が
デコーダ43に出力される。初期電位設定信号φpが論
理「0」になり、初期電位設定回路45eはオフする。
これにより、容量45QCへの充電は終了する。
【0047】データDa1.Db1が共に論理「1」で
あるとすると、デコーダ43のNORゲート43a1〜
43d1のうち、NORゲート43d1のみが論理
「1」を出力する。マルチプレクサ45のアナログスイ
ッチ45a〜45dのうち、アナログスイッチ45dの
みがオンする。ドレインに電位データVdを入力された
Nチャネルトランジスタ45d1がオンすることによ
り、容量45QCの電位は電源電位VDDから電位データ
Vdのレベルまで放電される。
【0048】この電位データVdがソースフォロアアン
プ16に入力され、第2の実施例と同様にインピーダン
ス変換されて、出力端子N4よりデータQとして出力さ
れる。
【0049】本実施例において、マルチプレクサ45に
よりノードN13の電位を予め電源電位VDDに充電して
おき、選択した電位データVa〜Vdを出力するときに
放電するようにしている。これは、次の理由に基づいて
いる。電位データVa〜Vdを選択して出力するアナロ
グスイッチ45a〜45dが、全てNチャネルトランジ
スタで構成されている。電位データVa〜Vdが電源電
圧VDDに近い程、ソース・ゲート間の電位差が小さくな
るため、オン抵抗が大きくなる。そこで、出力端ノード
N13の電位を、電源電位VDDに初期段階で設定してお
いた方が好ましい。
【0050】逆に、アナログスイッチをPチャネルトラ
ンジスタのみで構成した場合には、接地電位Vssに近い
電位データを出力する場合ほど、ゲート、ソース間の電
位差が小さくなり、オン抵抗が大きくなる。よって、ア
ナログスイッチの出力側のノードを、初期段階では接地
電位Vss付近のレベルに設定しておいた方がよい。
【0051】本発明の第4の実施例は、図5に示される
ような構成を備えている。この第4の実施例は、上述の
第3の実施例においてソースフォロアアンプ16をボル
テージフォロアアンプ26に置き換えたものに相当す
る。各信号のタイミングチャートは、第3の実施例と同
様に図6のようである。マルチプレクサ45からボルテ
ージフォロアアンプ26へ、電位データVa〜Vdのう
ち選択されたものが出力され、インピーダンス変換され
て外部へ出力される。
【0052】図7に、本発明の第5の実施例による電位
データ選択回路の構成を示す。この実施例は、サンプル
ホールド回路11、マルチプレクサ75及びソースフォ
ロアアンプ16を備えている。第1,第3の実施例と比
較し、サンプルホールド回路11とソースフォロアアン
プ16は同一であり、デコーダを備えずにその機能をマ
ルチプレクサ75にも持たせた点が相違する。
【0053】マルチプレクサ75は、反転選択用データ
生成部に相当するインバータ75f及び75gと、アナ
ログスイッチ75a〜75dを有する。インバータ75
gは、入力端がサンプルホールド回路11の出力端のノ
ードN1aに接続され、インバータ75fはその入力端
が出力端のノードN1bに接続されている。アナログス
イッチ75a〜75dは、それぞれPチャネルトランジ
スタ75a1及び75a3とNチャネルトランジスタ7
5a2及び75a4,Pチャネルトランジスタ75b1
及び75b3とNチャネルトランジスタ75b2及び7
5b4,Pチャネルトランジスタ75c1及び75c3
とNチャネルトランジスタ75c2及び75c4,Pチ
ャネルトランジスタ75d1及び75d3とNチャネル
トランジスタ75d2及び75d4を有している。
【0054】アナログスイッチ75aを例にとると、電
位データVaを供給する信号線とマルチプレクサ75の
出力端のノードN23との間に、Pチャネルトランジス
タ75a1及び75a3が直列に接続され、これとは並
列に電位データ供給線と出力端のノードN23の間にN
チャネルトランジスタ75a2及び75a4が直列に接
続されている。他のアナログスイッチ75c〜75dに
おいても、電位データVb〜Vd供給線と出力端のノー
ドN23との間に、同様な接続関係でPチャネルトラン
ジスタとNチャネルトランジスタとが設けられている。
【0055】アナログスイッチ75aでは、Pチャネル
トランジスタ75a1のゲートは出力端のノードN1a
に接続され、Pチャネルトランジスタ75a3のゲート
は出力端のノードN1bに接続され、Nチャネルトラン
ジスタ75a2のゲートはインバータ75gの出力端に
接続され、Nチャネルトランジスタ75a4のゲートは
インバータ75fの出力端に接続されている。アナログ
スイッチ75bにおいて、Pチャネルトランジスタ75
b1のゲートは出力端のノードN1bに接続され、Pチ
ャネルトランジスタ75b3のゲートはインバータ75
gの出力端に接続され、Nチャネルトランジスタ75b
2のゲートは出力端のノードN1aに接続され、Nチャ
ネルトランジスタ75b4のゲートはインバータ75f
の出力端に接続されている。アナログスイッチ75cで
は、Pチャネルトランジスタ75c1のゲートは出力端
ノードN1aに接続され、Pチャネルトランジスタ75
c3のゲートはインバータ75fの出力端に接続され、
Nチャネルトランジスタ75c2のゲートはインバータ
75gの出力端に接続され、Nチャネルトランジスタ7
5c4のゲートは出力端ノードN1bに接続されてい
る。アナログスイッチ75dにおいて、Pチャネルトラ
ンジスタ75d1のゲートはインバータ75gの出力端
に接続され、Pチャネルトランジスタ75d3のゲート
はインバータ75fの出力端に接続され、Nチャネルト
ランジスタ75d2のゲートはノードN1aに接続さ
れ、Nチャネルトランジスタ75d4のゲートはノード
N1bに接続されている。
【0056】この第5の実施例の動作について、各信号
のタイミングチャートを示した図9を例にとり説明す
る。
【0057】選択用データDa0,Db0がサンプルホ
ールド回路11に入力され、クロックφLに同期して保
持されて、データDa1,Db1がマルチプレクサ75
に出力される。このデータDa1,Db1と、このデー
タがインバータ75f及び75gにより反転されたもの
とが各アナログスイッチ75a〜75dに出力される。
【0058】データDa1,Db1が共に論理「1」で
ある場合を例にとると、アナログスイッチ75dのPチ
ャネルトランジスタ75d1及び75d3と、Nチャネ
ルトランジスタ75d2及び75d4は全てオンし、電
位データVd供給線と出力端ノードN23とが接続され
る。他のアナログスイッチ75a〜75cは、全てオフ
する。これにより、電位データVdが選択されて、デー
タ75QとしてノードN23に出力される。ソースフォ
ロアアンプ16によりこのデータ75Qがインピーダン
ス変換され、データQとして出力される。
【0059】本発明の第6の実施例は、図8に示された
ような構成を備え、第5の実施例におけるソースフォロ
アアンプ16をボルテージフォロアアンプ26に置き換
えたものに相当する。第5の実施例と同様に、マルチプ
レクサ75で電位データVa〜Vdが選択された後、ボ
ルテージフォロアアンプ26でインピーダンス変換され
てデータQとして出力される。
【0060】次に本発明の第7の実施例について、図1
0を参照して説明する。本実施例は、第5の実施例にお
けるマルチプレクサの構成内容を変えたものに相当す
る。マルチプレクサ105は、インバータ105f,1
05g及び105hと、初期電位設定回路105eと、
アナログスイッチ105a〜105dとを備えている。
インバータ105gの入力端はノードN1aに接続さ
れ、インバータ105fの入力端はノードN1bに接続
されている。インバータ105hの入力端は、初期電位
設定信号φp入力端子に接続されている。
【0061】初期電位設定回路105eは、Pチャネル
トランジスタ105e1を有しており、そのソースは電
源電位VDD端子に接続され、ドレインは出力端のノード
N33に接続され、ゲートはインバータ105hの出力
端に接続されている。
【0062】アナログスイッチ105a〜105dは、
それぞれNチャネルトランジスタ105a1〜105a
3、105b1〜105b3、105c1〜105c
3、105d1〜105d3を有している。アナログス
イッチ105aでは、電位データVaの供給線とノード
N33との間に、Nチャネルトランジスタ105a1〜
105a3が直列に接続されている。Nチャネルトラン
ジスタ105a1のゲートはインバータ105gの出力
端に接続され、Nチャネルトランジスタ105a2のゲ
ートはインバータ105fの出力端に接続され、Nチャ
ネルトランジスタ105a3のゲートはインバータ10
5hの出力端に接続されている。Nチャネルトランジス
タ105b1のゲートはノードN1aに接続され、Nチ
ャネルトランジスタ105b2のゲートはインバータ1
05fの出力端に接続され、Nチャネルトランジスタ1
05b3のゲートはインバータ105hの出力端に接続
されている。Nチャネルトランジスタ105c1のゲー
トはインバータ105gの出力端に接続され、Nチャネ
ルトランジスタ105c2のゲートはノードN1bに接
続され、Nチャネルトランジスタ105c3のゲートは
インバータ105hの出力端に接続されている。Nチャ
ネルトランジスタ105d1のゲートはノードN1aに
接続され、Nチャネルトランジスタ105d2のゲート
はノードN1bに接続され、Nチャネルトランジスタ1
05d3のゲートはインバータ105hの出力端に接続
されている。
【0063】この第7の実施例における各信号のタイミ
ングチャートを、図12に示す。電位データの出力の切
り換えが行われる際には、第5の実施例と同様に、先ず
初期電位設定信号φpが論理「1」となる。マルチプレ
クサ105のアナログスイッチ105a〜105dが全
てオフし、初期電位設定回路105はオンする。これに
より、ノードN33の電位は、容量105QCが初期電
位設定回路105のPチャネルトランジスタ105e1
により充電されることで、電源電位VDDに設定される。
【0064】データDa0,Db0がサンプルホールド
回路11に入力されて保持され、データDa1,Db1
としてマルチプレクサ105に出力される。この後、初
期電位設定信号φpが論理「0」となり、初期電位設定
回路105eがオフし、容量105QCの充電が終了す
る。データDa1,Db1が共に論理「1」であった場
合を例にとると、アナログスイッチ105a〜105d
のうち、アナログスイッチ105dのみがオンする。こ
れにより、ノードN33の電位は電源電位VDDから電位
データVdのレベルまで放電される。このノードN33
に出力された電位データVdが、ソースフォロアアンプ
16でインピーダンス変換され、データQとして外部へ
出力される。
【0065】本発明の第8の実施例は、図11に示され
るような構成を備えている。第6の実施例と比較し、ソ
ースフォロアアンプ16がボルテージフォロアアンプ2
6に置き換った点が相違する。第7の実施例において
も、マルチプレクサ105から電位データVa〜Vdが
選択されて出力され、ボルテージフォロアアンプ26で
インピーダンス変換された後、出力される。
【0066】次に、本発明の第9の実施例について述べ
る。本実施例の構成は図13に示されるようであり、上
述した第1、第2、第5、第6のいずれかの実施例によ
る電位データ選択回路をn個(nは2以上の整数)備
え、さらに各々の電位データ選択回路13R1〜13R
nに対応してサンプルホールド回路13S1〜13Sn
を付加した点に特徴がある。また、この第9の実施例に
おける各信号のタイミングチャートは、図14に示され
るようである。
【0067】サンプルホールド回路13S1〜13Sn
は、第1、第2、第5、第6の実施例におけるサンプル
ホールド回路11と同様の構成を備えている。例えば、
サンプルホールド13S1は、クロックドインバータ1
3S11及び13S13、インバータ13S12を有し
ている。クロックドインバータ13S11及び13S1
3は、クロックφ1S及びバーφ1Sを与えられて動作
する。同様に、サンプルホールド回路13Sにおけるク
ロックドインバータ13S21及び13S23は、クロ
ックφ2S及びバーφ2Sを与えられて動作する。各々
のクロックφ1S(バーφ1S)、φ2S(バーφ2
S)、…、φnS(バーφnS)は、図14に示される
ように順次ハイレベルに変わる。これにより、サンプル
ホールド回路13S1〜13Snはそれぞれ入力される
クロックφ1s(バーφ1s)〜φns(バーφns)
に同期して、順次データDas及びDbsをサンプリン
グし保持する。ここで、データDas、Dbsは、図1
4に示されたように、クロックφ1s〜φnsのタイミ
ングに同期してデータのレベルが変化する。よって、そ
れぞれのサンプルホールド回路13S11〜13Snに
は、異なったレベルのデータがサンプリングされ保持さ
れることになる。保持されたデータは、それぞれデータ
13a1〜13an、データ13b1〜13bnとして
出力される。
【0068】このデータ13a1〜13an、13b1
〜13bnが、電位データ選択回路13R1〜13Rn
に順次出力される。電位データ選択回路13R1〜13
Rnが、第1又は第2の実施例による電位データ選択回
路の構成を有している場合は、サンプルホールド回路1
1と、デコーダ13と、マルチプレクサ15と、ソース
フォロアアンプ16又はボルテージフォロアアンプ26
のいずれかとをそれぞれ有している。電位データ選択回
路13R1〜13Rnが第5又は第6の実施例によるも
のである場合は、サンプルホールド回路11と、マルチ
プレクサ75と、ソースフォロアアンプ16又はボルテ
ージフォロアアンプ26のいずれかとをそれぞれ有して
いる。
【0069】いずれの実施例によるものであっても、電
位データ選択回路13R1〜13RnはクロックφLに
同期して、保持されたデータ13a1〜13an,13
b1〜13bnを与えられて保持する。そして、各々の
電位データ選択回路13R1〜13Rnにおいて、上述
した第1、第2、第5、又は第6の実施例と同様な動作
が行われる。即ち、サンプルホールド回路11におい
て、それぞれデータ13a1〜13an、13b1〜1
3bnが保持される。このデータの論理レベルに応じ
て、デコーダ13及びマルチプレクサ15、又はマルチ
プレクサ75により、電位データVa〜Vdのいずれか
が選択される。選択された電位データVa〜Vdが、ソ
ースフォロアアンプ16又はボルテージフォロアアンプ
26によりインピーダンス変換されて、外部へデータ1
3Q1〜13Qnとして出力される。
【0070】本発明の第10の実施例について、説明す
る。本実施例の構成は、図15に示されるようである。
上述した第3、第4、第7、第8のいずれかの実施例に
よる電位データ選択回路をn個(nは2以上の整数)備
え、さらに各々の電位データ選択回路15R1〜15R
nに対応して、サンプルホールド回路13S1〜13S
nを付加している。この第10の実施例における各信号
のタイミングチャートを、図16に示す。
【0071】サンプルホールド回路13S1〜13Sn
は、第9の実施例におけるものと同一である。各々のサ
ンプルホールド回路13S11〜13Snが、それぞれ
入力されるクロックφ1S(バーφ1S)〜φnS(バ
ーφnS)に同期して、順次データDas及びDbsを
サンプリングし保持する。保持されたデータは、それぞ
れデータ13a1〜13an、データ13b1〜13b
nとして出力される。
【0072】このデータ13a1〜13an、13b1
〜13bnが、電位データ選択回路15R1〜15Rn
に順次出力される。電位データ選択回路15R1〜15
Rnが、第3又は第4の実施例による電位データ選択回
路の構成を有している場合は、サンプルホールド回路1
1と、デコーダ43と、マルチプレクサ45と、ソース
フォロアアンプ16又はボルテージフォロアアンプ26
のいずれかとをそれぞれ有している。電位データ選択回
路15R1〜15Rnが第7又は第8の実施例によるも
のである場合は、サンプルホールド回路11と、マルチ
プレクサ105と、ソースフォロアアンプ16又はボル
テージフォロアアンプ26のいずれかとをそれぞれ有し
ている。
【0073】電位データ選択回路15R1〜15Rnに
おいて、上述したように、先ずマルチプレクサ45又は
105において、初期電位設定信号φpがハイレベルに
なり、出力端のノードが電源電位VDDのレベルまで充電
される。この後、初期電位設定信号φpがロウレベルに
なり、この充電が終了する。さらに、サンプルホールド
回路11が、クロックφLに同期して保持されたデータ
13a1〜13an,13b1〜13bnを与えられて
保持する。各データの論理レベルに応じて、デコーダ4
3及びマルチプレクサ45、又はマルチプレクサ105
により、電位データVa〜Vdのいずれかが選択され
る。選択された電位データVa〜Vdが、ソースフォロ
アアンプ16又はボルテージフォロアアンプ26により
インピーダンスされて、外部へデータ13Q1〜13Q
nとして出力される。
【0074】このように、第9又は第10の実施例によ
れば、電位データ選択回路を複数備え、各々の電位デー
タ選択回路に対応してサンプルホールド回路をさらに付
加し、このサンプルホールド回路の保持動作をクロック
φ1s〜φ1nに同期させることで、電位データVa〜
Vdのうち異なるものを順次選択し、出力することがで
きる。そして、第1〜第8の実施例と同様に、選択した
電位データの出力をソースフォロアアンプ16又はボル
テージフォロアアンプ26を介して行っている。従っ
て、大容量の負荷を高速に駆動する場合にも、ソースフ
ォロアアンプ16又はボルテージフォロアアンプ26の
駆動能力を大きくすればよい。マルチプレクサのアナロ
グスイッチの電流駆動能力や、電位データVa〜Vbを
供給する線の幅を広くする必要はなく、従来の場合より
もパターン面積を縮小することが可能である。
【0075】上述した実施例はいずれも一例であり、本
発明を限定するものではない。例えば、実施例では出力
回路としてソースフォロアアンプとボルテージフォロア
アンプを示したが、マルチプレクサで選択され出力され
た電位データと同電位の信号を外部へ出力するものであ
れば、他の構成から成るものであってもよい。
【0076】次に、図19に本発明の第11の実施例に
よる電位データ選択回路の構成を示す。この実施例は、
図1に示す第1の実施例において、ソースフォロアアン
プ16の代わりに消費電流を小さくする制御回路81と
出力をハイインピーダンスにする制御回路82を持つ出
力回路86を設け、さらにマルチプレクサ15の出力端
のノードN3と電位データ選択回路の出力端のノードQ
とを接続するアナログスイッチ83と、このアナログス
イッチ83を制御する制御回路84を加えたものに相当
する。
【0077】この実施例は、図21のタイングチャート
に示す様に、選択用データDa0、Db0がクロックΦ
Lでサンプリングされ、マルチプレクサにより電位デー
タVa〜Vbが選択され、マルチプレクサ15の出力端
のノードN3に出力されるまでは、図1に示す第1の実
施例と同じ動作をする。
【0078】マルチプレクサにより電位データVa〜V
bが選択されマルチプレクサ15の出力端のノードN3
に出力された後、出力回路の制御信号ΦCが論理「1」
となり、出力の制御信号ΦCを受けた制御回路81内の
インバータ81a出力は論理「0」となり、Pチャネル
トランジスタ81bがオンする。Pチャネルトランジス
タ81bのソースは電源電圧VDD端子に接続されてお
り、ドレインは定電流源16aに接続されており、この
トランジスタがオンすることにより、制御回路81と定
電流源16aとNチャネルトランジスタ16bで構成さ
れたソースフォロアアンプは動作可能となる。マルチプ
レクサ15の出力端のノードN3はソースフォロアアン
プのNチャネルトランジスタ16bのゲートに接続され
ており、このソースフォロアアンプによりインピーダン
ス変換される。制御信号ΦCは制御回路82にも入力さ
れ、インバータ82aの出力が論理「0」、インバータ
82bの出力が論理「1」となりPチャネルトランジス
タ82c1とNチャネルトランジスタ82cが共にオン
する。ソースフォロアアンプの出力端子はPチャネルト
ランジスタ82c1とNチャネルトランジスタ82c2
のソースに接続されており、ドレインは電位データ選択
回路の出力ノードQに接続されており、ソースフォロア
アンプでインピーダンス変換された信号がPチャネルト
ランジスタ82c1とNチャネルトランジスタ82c2
を介して出力端のノードQに出力される。このとき制御
回路84にも制御信号ΦCが入力されており、インバー
タ84cの出力は論理「0」、インバータ84aの出力
は論理「1」、インバータ85bの出力は論理「0」と
なり、アナログスイッチ83内のPチャネルトランジス
タ83c1とNチャネルトランジスタ83c2は共にオ
フとなる。
【0079】出力回路86の出力で出力端子のノードQ
の電位が切り変わり安定した後、出力回路の制御信号Φ
Cが論理「0」となり、出力の制御信号ΦCを受けた制
御回路81内のインバータ81aの出力は論理「1」と
なり、Pチャネルトランジスタ81bがオフし、電源電
圧VDD端子が定電流源16aに供給されなくなる為、ソ
ースフォロアアンプは動作不可能となり動作電流も流れ
なくなる。制御信号ΦCは制御回路82にも入力されて
おり、インバータ82aの出力が論理「1」、インバー
タ82bの出力が論理「0」となりPチャネルトランジ
スタ82c1とNチャネルトランジスタ82c2が共に
オフし、出力回路86の出力はハイインピーダンス状態
となる。このとき制御回路84へも制御信号ΦCが入力
されており、インバータ84cの出力は論理「1」、イ
ンバータ84aの出力は論理「0」、インバータ85b
の出力は論理「1」となり、アナログスイッチ83内の
Pチャネルトランジスタ83c1とNチャネルトランジ
スタ83c2は共にオンとなりマルチプレクサ15の出
力が、アナログスイッチ83を介して出力端のノードQ
に供給され、出力電位の調整と保持を行う。
【0080】これにより、マルチプレクサ15のアナロ
グスイッチ15a〜15dの電流駆動能力を高くした
り、電位データVa〜Vdを供給する線の幅を広くする
必要はなく、従来の場合よりもマスクパターンの面積を
縮小することが可能なだけでなく、出力回路にある入力
電位と出力電位のわずかな誤差もなくすことができ、さ
らに出力の切り換えを高速に行い、不要な消費電流を少
なくすることができる。
【0081】図20に本発明の第12の実施例による電
位データ選択回路の構成を示す。この実施例は、ソース
フォロアアンプの代わりにボルテージフォロアアンプを
有している。ボルテージフォロアアンプは、差動増幅器
96aの非反転入力端子にマルチプレクサ15の出力端
のノードN3が接続され、差動増幅器96aの出力端子
が反転入力端子に接続され、電源電圧VDD端子は制御回
路81を介して差動増幅器96aに供給されている。
【0082】この実施例における各信号のタイミングチ
ャートは、第11の実施例と同様に図21に示されるよ
うである。そして、第12の実施例によっても、第11
の実施例と同様な作用、効果が得られる。即ち、データ
Da0、Db0に応じて電位データVa〜Vdの選択が
行われ、ボルテージフォロアアンプでインピーダンス変
換された後、外部へ出力され、出力が切り換わった後ボ
ルテージフォロアアンプの出力がハイインピーダンスと
なる。これにより、消費電流を少なくして、マルチプレ
クサ15の出力をアナログスイッチ83を介して直接出
力することができる。
【0083】このように、マルチプレクサ15のアナロ
グスイッチ15a〜15dの電流駆動能力を高くした
り、電位データVa〜Vdを供給する線の幅を広くする
必要はなく、従来の回路よりもマスクパターンの面積を
縮小することが可能なだけでなく、出力回路にある入力
電位と出力電位のわずかな誤差もなくすことができ、さ
らに出力の切り換えを高速に行い、不要な消費電流を少
なくすることができる。
【0084】
【発明の効果】本発明の電位データ選択回路は、複数の
電位データのいずれかを選択して外部へ出力する際に、
出力回路を介して出力することにより、マルチプレクサ
のアナログスイッチの寸法や、このアナログスイッチの
電位データを供給する線の幅を小さくしても、外部の容
量の大きい負荷を高速度で駆動することが可能であるた
め、マスクパターンを縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による電位データ選択回
路の構成を示した回路図。
【図2】本発明の第2の実施例による電位データ選択回
路の構成を示した回路図。
【図3】同第1又は第2の実施例における各信号の波形
を示したタイミングチャート。
【図4】本発明の第3の実施例による電位データ選択回
路の構成を示した回路図。
【図5】本発明の第4の実施例による電位データ選択回
路の構成を示した回路図。
【図6】同第3又は第4の実施例における各信号の波形
を示したタイミングチャート。
【図7】本発明の第5の実施例による電位データ選択回
路の構成を示した回路図。
【図8】本発明の第6の実施例による電位データ選択回
路の構成を示した回路図。
【図9】同第5又は第6の実施例における各信号の波形
を示したタイミングチャート。
【図10】本発明の第7の実施例による電位データ選択
回路の構成を示した回路図。
【図11】本発明の第8の実施例による電位データ選択
回路の構成を示した回路図。
【図12】同第7又は第8の実施例における各信号の波
形を示したタイミングチャート。
【図13】本発明の第9の実施例による電位データ選択
回路の構成を示した回路図。
【図14】同第9の実施例における各信号の波形を示し
たタイミングチャート。
【図15】本発明の第10の実施例による電位データ選
択回路の構成を示した回路図。
【図16】同第10の実施例における各信号の波形を示
したタイミングチャート。
【図17】従来の電位データ選択回路の構成を示した回
路図。
【図18】同電位データ選択回路における各信号の波形
を示したタイミングチャート。
【図19】本発明の第11の実施例による電位データ選
択回路の構成を示した回路図。
【図20】本発明の第12の実施例による電位データ選
択回路の構成を示した回路図。
【図21】同第11又は第12の実施例における各信号
の波形を示したタイミングチャート。
【符号の説明】
11,11a,11b サンプルホールド回路 11a1,11a3,11b1,11b3,13s1
1,13s13 クロックドインバータ 11a2,11b2,13a2〜13d2,13f,1
3g,13s12,43f,43g,45h,75f,
75g,81a,82a,82b,84a,84b,8
4c,105f,105g,105h インバータ 13 デコーダ 13a1〜13d1,43a1〜43d1 NORゲー
ト 13s1〜13sn サンプルホールド回路 13R1〜13Rn,15R1〜15Rn 電位データ
選択回路 15 マルチプレクサ 15a〜15d,45a〜45d,75a〜75d,1
05a〜105d,175a〜175d,83 アナロ
グスイッチ 15a1〜15d1,45e1,75a1〜75d1,
75a3〜75d3,105e1,81b,82c1,
83c1 Pチャネルトランジスタ 15a2〜15d2,16b,45a1〜45d1,7
5a2〜75d2,75a4〜75d4,105a1〜
105a3,105b1〜105b3,105c1〜1
05c3,105d1〜105d3,82c2,83c
2 Nチャネルトランジスタ 16 ソースフォロアアンプ 16a 電流源 26 ボルテージフォロアアンプ 26a,96a 差動増幅器 13,43 デコーダ 45,45,75,107,175 マルチプレクサ 81 出力回路の消費電流を少なくする制御回路 82 出力回路の出力をハイインピーダンスにする制御
回路 84 アナログスイッチ83の制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2ビットの選択用データをサン
    プリングして保持し出力するサンプルホールド回路と、 前記サンプルホールド回路から出力された前記選択用デ
    ータを与えられてデコードし、制御信号を出力するデコ
    ーダと、 少なくとも2つの電位データを与えられるアナログスイ
    ッチを有し、前記デコーダから出力された前記制御信号
    を与えられて前記アナログスイッチの動作を制御し、前
    記電位データのうちいずれかを選択し出力するマルチプ
    レクサと、 前記マルチプレクサにより選択され出力された前記電位
    データを与えられ、この電位データに対応した電圧の信
    号を外部に出力する出力回路とを備えたことを特徴とす
    る電位データ選択回路。
  2. 【請求項2】前記マルチプレクサは、初期電位設定部
    と、NチャネルMOSトランジスタで構成されたアナロ
    グスイッチと、放電部とを有し、 前記初期電位設定部は、出力端子の電位を、少なくとも
    2つの電位データのいずれよりも高い初期電位に予め設
    定するものであり、 前記アナログスイッチは、前記電位データを与えられ、
    前記デコーダから出力された前記制御信号に基づいて前
    記電位データのいずれかを選択し出力するものであり、 前記放電部は、前記初期電位設定部により前記初期電位
    に設定された前記出力端子の電位を、前記アナログスイ
    ッチにより選択され出力された前記電位データの電位ま
    で放電することで、前記電位データの出力を行うもので
    あることを特徴とする請求項1記載の電位データ選択回
    路。
  3. 【請求項3】前記マルチプレクサは、初期電位設定部
    と、PチャネルMOSトランジスタで構成されたアナロ
    グスイッチと、充電部とを有し、 前記初期電位設定部は、出力端子の電位を、少なくとも
    2つの電位データのいずれよりも低い初期電位に予め設
    定するものであり、 前記アナログスイッチは、前記電位データを与えられ、
    前記デコーダから出力された前記制御信号に基づいて前
    記電位データのいずれかを選択し出力するものであり、 前記充電部は、前記初期電位設定部により前記初期電位
    に設定された前記出力端子の電位を、前記アナログスイ
    ッチにより選択され出力された前記電位データの電位ま
    で充電することで、前記電位データの出力を行うもので
    あることを特徴とする請求項1記載の電位データ選択回
    路。
  4. 【請求項4】前記サンプルホールド回路と、前記デコー
    ダと、前記マルチプレクサと、前記出力回路とを複数組
    備え、 前記サンプルホールド回路にそれぞれ対応して第1のサ
    ンプルホールド回路をさらに備え、 前記第1のサンプルホールド回路はそれぞれ共通のデー
    タバスに接続されており、前記データバスよりシリアル
    に転送される少なくとも2ビットの選択用データを順次
    サンプリングして保持し出力するものであり、 前記サンプルホールド回路は、それぞれ対応する前記第
    1のサンプルホールド回路から出力された前記選択用デ
    ータを与えられて保持し出力するものであることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電位データ
    選択回路。
  5. 【請求項5】少なくとも2ビットの選択用データをサン
    プリングして保持し出力するサンプルホールド回路と、 反転選択用データ生成部と、少なくとも2つの電位デー
    タをそれぞれ与えられる複数のMOSトランジスタで構
    成されたアナログスイッチとを有するマルチプレクサで
    あって、 前記反転選択用データ生成部は、前記サンプルホールド
    回路から出力された前記選択用データを与えられて反転
    した反転選択用データを生成するものであり、 前記アナログスイッチは、前記選択用データと前記反転
    選択用データとを前記MOSトランジスタのゲートに与
    えてオン・オフ動作を制御することで、前記電位データ
    のいずれかを選択し出力する前記マルチプレクサと、 前記マルチプレクサにより選択され出力された前記電位
    データを与えられ、この電位データに対応した電圧の信
    号を外部に出力する出力回路とを備えたことを特徴とす
    る電位データ選択回路。
  6. 【請求項6】少なくとも2ビットの選択用データをサン
    プリングして保持し出力するサンプルホールド回路と、 反転選択用データ生成部と、初期電位設定部と、少なく
    とも2つの電位データをそれぞれ与えられる複数のNチ
    ャネルMOSトランジスタで構成されたアナログスイッ
    チと、放電部とを有するマルチプレクサであって、 前記反転選択用データ生成部は、前記サンプルホールド
    回路から出力された前記選択用データを与えられて反転
    した反転選択用データを生成するものであり、 前記初期電位設定部は、出力端子の電位を、前記電位デ
    ータのいずれよりも高い初期電位に予め設定するもので
    あり、 前記アナログスイッチは、前記選択用データと前記反転
    選択用データとを前記NチャネルMOSトランジスタの
    ゲートに与えてオン・オフ動作を制御することで、前記
    電位データのいずれかを選択し出力するものであり、 前記放電部は、前記初期電位設定部により前記初期電位
    に設定された前記出力端子の電位を、前記アナログスイ
    ッチにより選択され出力された前記電位データの電位ま
    で放電することで前記電位データの出力を行うものであ
    る前記マルチプレクサと、 前記マルチプレクサにより選択され出力された前記電位
    データを与えられ、この電位データに対応した電圧の信
    号を外部に出力する出力回路とを備えたことを特徴とす
    る電位データ選択回路。
  7. 【請求項7】少なくとも2ビットの選択用データをサン
    プリングして保持し出力するサンプルホールド回路と、 反転選択用データ生成部と、初期電位設定部と、少なく
    とも2つの電位データをそれぞれ与えられる複数のPチ
    ャネルMOSトランジスタで構成されたアナログスイッ
    チと、充電部とを有するマルチプレクサであって、 前記反転選択用データ生成部は、前記サンプルホールド
    回路から出力された前記選択用データを与えられて反転
    した反転選択用データを生成するものであり、 前記初期電位設定部は、出力端子の電位を、前記電位デ
    ータのいずれよりも低い初期電位に予め設定するもので
    あり、 前記アナログスイッチは、前記選択用データと前記反転
    選択用データとを前記PチャネルMOSトランジスタの
    ゲートに与えてオン・オフ動作を制御することで、前記
    電位データのいずれかを選択し出力するものであり、 前記充電部は、前記初期電位設定部により前記初期電位
    に設定された前記出力端子の電位を、前記アナログスイ
    ッチにより選択され出力された前記電位データの電位ま
    で充電することで前記電位データの出力を行うものであ
    る前記マルチプレクサと、 前記マルチプレクサにより選択され出力された前記電位
    データを与えられ、この電位データに対応した電圧の信
    号を外部に出力する出力回路とを備えたことを特徴とす
    る電位データ選択回路。
  8. 【請求項8】前記サンプルホールド回路と、前記マルチ
    プレクサと、前記出力回路とを複数組備え、 前記サンプルホールド回路にそれぞれ対応して第1のサ
    ンプルホールド回路をさらに備え、 前記第1のサンプルホールド回路はそれぞれ共通のデー
    タバスに接続されており、前記データバスよりシリアル
    に転送される少なくとも2ビットの選択用データを順次
    サンプリングして保持し出力するものであり、 前記サンプルホールド回路は、それぞれ対応する前記第
    1のサンプルホールド回路から出力された前記選択用デ
    ータを与えられて保持し出力するものであることを特徴
    とする請求項5ないし7のいずれかに記載の電位データ
    選択回路。
  9. 【請求項9】前記出力回路は、ボルテージフォロアアン
    プであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    に記載の電位データ選択回路。
  10. 【請求項10】前記出力回路は、前記出力回路の消費電
    流を少なくする制御回路と、前記出力回路の出力をハイ
    インピーダンスにする制御回路と、前記マルチプレクサ
    の出力端子と前記電位データ選択回路の出力端子とを接
    続するアナログスイッチと、このアナログスイッチを制
    御する制御回路とを有することを特徴とする請求項1な
    いし9のいずれかに記載の電位データ選択回路。
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