JP2582264B2 - 自動車用シ−トのア−ムレスト取付構造 - Google Patents

自動車用シ−トのア−ムレスト取付構造

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JP2582264B2
JP2582264B2 JP62188527A JP18852787A JP2582264B2 JP 2582264 B2 JP2582264 B2 JP 2582264B2 JP 62188527 A JP62188527 A JP 62188527A JP 18852787 A JP18852787 A JP 18852787A JP 2582264 B2 JP2582264 B2 JP 2582264B2
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JP
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armrest
ratchet
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disk
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弘三 山浦
政明 横田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本発明は自動車用シートに関し、特に、シートフレー
ムに対して角度調整可能に設けるアームレストの取付構
造に関する。
−従来の技術− 従来のアームレスト取付構造としては、例えば実公昭
58−159961号公報で開示されているように、格納位置に
ロック状態におかれているアームレストを操作つまみで
アンロック状態とする構造が知られている。即ち、この
アームレスト取付構造では、装置固定部のロックプレー
トに係合しているラッチを操作つまみでロックプレート
から外す構造である。
−発明が解決しようとする問題点− したがって、この構造では、アームレストの起倒制御
の度に、いちいち操作つまみを操作する必要があるの
で、操作つまみの手動操作が面倒で、不慣れな者による
起倒操作がやっかいであった。
ところで、従来では、操作つまみを廃止したアームレ
スト等の角度調節装置が実開昭58−68143号公報により
提案されている。つまり、この角度調節装置にあって
は、装置固定側の中心軸を中心として回動できるアーム
レストに固定の回動アームにラチエットを設け、このラ
チエットに係合できる係止部材の中間部を固定側のベー
スプレートの固定軸に傾動可能に支持し、前記回動アー
ムに前記係止部材の姿勢を制御する長孔及びピンを配置
した構造であるから、構造が複雑で、その組立工程にお
いて、係止部材を付勢するばね部材をベースプレートと
係止部材との間に掛ける必要があり、組立工程がやっか
いである。そして、同角度調節装置では、その角度調整
の際、前記ピンにより前記係合部材が強制的にラチエッ
トから引き離されるまでは、係合受材が常にラチエット
に摺接された状態にあるから、操作時に違和感のある
“ラチエット音”が発生するので、静粛さを要請される
自動車用シートには向かない問題がある。
本発明の目的は、以上に述べたような従来の自動車用
シートのアームレスト取付け上の問題を解決するため、
構造が簡単で、容易に組立てることができ、操作中に違
和感のある騒音が発生せず、アームレストをつかんで回
動操作するだけで希望の使用角度が得られる自動車用シ
ートのアームレスト取付構造を得るにある。
−問題点を解決するための手段− この目的を達成するため、本発明は、車体に対して支
持軸を中心として回動可能に支持してなる自動車用シー
トのアームレスト取付構造において、周面の一部にラチ
エット歯を有するディスクを前記アームレストに固定
し、取付プレートを前記支持軸に固定すると共に前記デ
ィスクと前記取付プレートとの間に制御部材を回転自在
に支持し、該制御部材は一対のアーム及び操作部が形成
されたプレート状とされかつ前記ディスクの回転運動に
随伴できるようにディスクの表面に圧接付勢され、前記
ディスクと同じ平面内に位置する爪部及び前記制御部材
の操作部と同じ平面内に位置する従動部を有するラチエ
ット爪の爪部がラチエット歯に係合する方向に付勢され
た状態として前記取付プレートに回転自在に支持し、前
記制御部材の一対のアーム間に前記取付プレートのスト
ッパを介在させて前記制御部材の回動角度を制限させ、
これにより、同制御部材が一方の可動限にあるときに、
前記制御部材の操作部によって前記ラチエット爪の従動
部が持ち上げられて、その回転に伴い前記ラチエット爪
の爪部が前記ラチエット歯から退却される自動車用シー
トのアームレスト取付構造を提案するものである。
−実 施 例− 以下、図面について本発明の実施例の詳細を説明す
る。
図示実施例は自動車用リヤシートのセンターアームレ
ストに本発明を施した場合の実施例である。第2図に示
すように、バックレストAの幅方向中央部にはアームレ
ストBを格納できる凹所bが形成してある。即ち、バッ
クレストフレーム1の車幅方向中央下部には車幅方向に
対向する一対の取付ブラケット2A,2Bが設置され、これ
らの取付ブラケット2A,2Bの間には、アームレストBの
回転支店となる支持軸3が固定される。装置固定部に対
して固定状態におかれる同支持軸3は、アームレストフ
レーム4の基部の取付孔4aに貫通され、したがって、ア
ームレストBは同支持軸3を回転支点として回動でき
る。前記アームレストフレーム4の基部の内面には、第
1図に詳細を示すディスク5が前記支持軸3に嵌めた状
態で固定される。
前記ディスク5は周面5aの一部に一定弧長範囲の複数
のラチエット歯5bを有するもので、同ディスク5に面し
た支持軸3の中間部には取付プレート6が固定され、同
取付プレート6の支持部6aには前記ラチエット歯5bに係
合できる爪部7aを有するラチエット爪7が支持ピン8に
より支持される。このラチエット爪7は前記取付プレー
ト6との間に掛ける付勢ばね9により支持ピン8を中心
として第3図の時計方向へ付勢してある。
また、前記ディスク5と取付プレート6の間には、前
記支持軸3に緩く嵌合された制御部材10が配置され、こ
の制御部材10は前記取付プレート6との間に介在させる
コイルスプリング11によりディスク5に押圧され、した
がって、同制御部材10はディスク5の回動運動に対して
摩擦的に随伴される。そして、前記制御部材10は一対の
アーム10a,10bを有し、これらのアーム10a,10b間には前
記取付プレート6に一体成形するストッパ6bが介在さ
れ、したがって、同制御部材10はストッパ6bの存在によ
り回動範囲を制限される。さらに、前記制御部材10は前
記ラチエット爪7の従動部7bに臨んで突起される操作部
10cを有し、この操作部10cと従動部7bとの係合状態で
は、第4図の1点鎖線示のように、ラチエット爪7の爪
部7aがディスク5の周面5aから退却される。
図示実施例は、以上のような構造であるから、次のよ
うに手動操作できる。即ち、凹所bに対するアームレス
トBの格納状態では、アームレストBの格納に伴なうデ
ィスク5の時計方向の回動により制御部材10が支持軸3
を中心として時計方向へ回動されるので、第4図の実線
示のように、制御部材10の操作部10cはラチエット爪7
の従動部7bから充分に離間している。この場合のディス
ク5とラチエット爪7の関係は、ディスク5の周面5aに
ラチエット爪7の爪部7aが接触しているだけであるた
め、凹所bからアームレストBを引出して自由に倒せる
状態にある。したがって、格納状態からアームレストB
を第4図の反時計方向に回動すると、ディスク5のラチ
エット歯5bにラチエット爪7の爪部7aが係合する以前
に、ディスク5の反時計方向への回動運動に制御部材10
が追従し、第4図の1点鎖線示のように、制御部材10の
操作部10cがラチエット爪7の従動部7bに係合し、付勢
ばね9の力に抗してラチエット爪7の爪部7aがディスク
5の周面5aから退却される。この状態は、アームレスト
Bが支持軸3を中心として反時計方向へ回動される限
り、続行されるので、アームレストBを最下降状態にま
で倒すことができる。この場合、制御部材10の操作部10
cによりラチエット爪7の爪部7aがデイスク5のラチエ
ット歯5bから強制的に引離されるため、ラチエット歯5b
に対する爪部7aの摺接により発生する違和感のある“ラ
チエット音”を阻止できる。
また、前述した制御部材10によるラチエット爪7の係
止状態は、アームレストBを時計方向へ僅に回動すると
解消される。つまり、アームレストBの時計方向への回
動運動によりディスク5も時計方向に回動されるので、
このディスク5と共に制御部材10が第5図実線示のよう
に回動し、制御部材10の操作部10cがラチエット爪7の
従動部7bから外れるため、ラチエット爪7の爪部7aが希
望のラチエット歯5bのひとつに係合するから、同角度に
アームレストBを微調整できる。勿論、ラチエット歯5b
は一方向爪であるので、任意の使用角度(第3図の状
態)から時計方向へは、自由に回動でき、アームレスト
Bをつかんで、乗降時に格納可能である。
なお、前記実施例では、本発明をリヤシートに適用し
た例を説明したけれども、本発明はフロントシートのア
ームレストにも実施できるのは、指摘するまでもない。
−発明の効果− 以上の説明から明らかなように、本発明の自動車用シ
ートのアームレスト取付構造においては、装置固定部の
取付プレートにラチエット爪を予め取付けておき、同取
付プレートの支持軸にコイルスプリング、制御部材、デ
ィスクを嵌めるだけで、組立てることができる。
そして、本発明の自動車用シートのアームレスト取付
構造においては、アームレストを倒して微調整する際、
制御部材の操作部によりラチエット爪がディスクのラチ
エット歯から強制的に引き離されるため、違和感のある
“ラチエット音”の発生を防止できるから、静粛性を重
んじる自動車用シートに適した構造となる。
また、前述した実開昭58−68143号公報に記載された
ような構造の場合、係止部材がアームレストに固定され
る回動アームのピンで強制解除されると、急に、アーム
レストが全く自由な状態になるから、アームレストを取
り落として、アームレストの下方にあるコンソールボッ
クスに強く衝突する可能性があるが、本発明によれば、
アームレストを倒し始めた直後から、アームレストが自
由な状態におかれ、しかも任意の倒し角度状態から僅か
に戻すだけで、希望する使用角度が得られるため、コン
ソールボックスにアームレストを強く当てるおそれの少
ない自動車用シートに適した構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアームレスト取付構造の要部拡大
分解斜視図、第2図は本発明を施したリヤシートの一部
切欠き斜視図、第3図は角度調整状態の断面図、第4図
はアームレストを格納状態から使用状態にする場合の第
3図と同様の図、第5図はアームレストの使用角度を微
調整する場合の第3図と同様の図である。 B……アームレスト、 1……バックレストフレーム、 3……支持軸、 5……ディスク、 5a……周面、 5b……ラチエット歯、 6……取付プレート(装置固定部)、 6b……ストッパ、 7……ラチエット爪、 10……制御部材、 10c……操作部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に対して支持軸を中心として回動可能
    に支持してなる自動車用シートのアームレスト取付構造
    において、周面の一部にラチエット歯を有するディスク
    を前記アームレストに固定し、取付プレートを前記支持
    軸に固定すると共に前記ディスクと前記取付プレートと
    の間に制御部材を回転自在に支持し、該制御部材は一対
    のアーム及び操作部が形成されたプレート状とされかつ
    前記ディスクの回動運動に随伴できるようにディスクの
    表面に圧接付勢され、前記ディスクと同じ平面内に位置
    する爪部及び前記制御部材の操作部と同じ平面内に位置
    する従動部を有するラチエット爪の爪部がラチエット歯
    に係合する方向に付勢された状態として前記取付プレー
    トに回転自在に支持し、前記制御部材の一対のアーム間
    に前記取付プレートのストッパを介在させて前記制御部
    材の回動角度を制限させ、これにより、同制御部材が一
    方の可動限にあるときに、前記制御部材の操作部によっ
    て前記ラチエット爪の従動部が持ち上げられて、その回
    転に伴い前記ラチエット爪の爪部が前記ラチエット歯か
    ら退却されることを特徴とする自動車用シートのアーム
    レスト取付構造。
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