JPH06294591A - シェルアンドチューブ式熱交換器 - Google Patents
シェルアンドチューブ式熱交換器Info
- Publication number
- JPH06294591A JPH06294591A JP8035693A JP8035693A JPH06294591A JP H06294591 A JPH06294591 A JP H06294591A JP 8035693 A JP8035693 A JP 8035693A JP 8035693 A JP8035693 A JP 8035693A JP H06294591 A JPH06294591 A JP H06294591A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling pipe
- cooling pipes
- heat exchanger
- plates
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】シェルアンドチューブ式熱交換器では、１はバ
ッフルプレート、２は冷却管、３は胴板、４は管板、５
及び６はサイドカバーを示す。 【効果】シェルアンドチューブ式熱交換器の冷却管とバ
ッフルプレートとの固定をより強化することができ、冷
却管の振動，異音，亀裂の発生を防止できる。
ッフルプレート、２は冷却管、３は胴板、４は管板、５
及び６はサイドカバーを示す。 【効果】シェルアンドチューブ式熱交換器の冷却管とバ
ッフルプレートとの固定をより強化することができ、冷
却管の振動，異音，亀裂の発生を防止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシェルアンドチューブ式
熱交換器に係り、特に、冷却管とバッフルプレートの固
定に好適な構造に関する。
熱交換器に係り、特に、冷却管とバッフルプレートの固
定に好適な構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術は日本機械学会編，機械工学
便覧「Ｂ熱交換器，空気調和，冷凍」新版，ページＢ８
−７に記載のように、バッフルプレートには冷却管の外
径よりある程度大きい挿入孔が加工され、熱交換器組立
て時の作業性を容易にしている。バッフルプレート挿入
孔と冷却管との間に間隙が存在していることにより、胴
内を流れる流体の流量が過大の場合はこの間隙によって
冷却管が振動・異音を発生させ亀裂事故を招くことにつ
いて考慮されていなかった。
便覧「Ｂ熱交換器，空気調和，冷凍」新版，ページＢ８
−７に記載のように、バッフルプレートには冷却管の外
径よりある程度大きい挿入孔が加工され、熱交換器組立
て時の作業性を容易にしている。バッフルプレート挿入
孔と冷却管との間に間隙が存在していることにより、胴
内を流れる流体の流量が過大の場合はこの間隙によって
冷却管が振動・異音を発生させ亀裂事故を招くことにつ
いて考慮されていなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術はバッフルプ
レートの冷却管の挿入孔と冷却管との間の間隙により発
生する冷却管とバッフルプレートの当り振動についての
考慮がされておらず、異音や冷却管の摩耗亀裂事故発生
の危険性について問題があった。
レートの冷却管の挿入孔と冷却管との間の間隙により発
生する冷却管とバッフルプレートの当り振動についての
考慮がされておらず、異音や冷却管の摩耗亀裂事故発生
の危険性について問題があった。
【０００４】バッフルプレートの冷却管挿入孔と冷却管
との間隙は熱交換器組み立ての作業性上必要である。
との間隙は熱交換器組み立ての作業性上必要である。
【０００５】本発明の目的はこの間隙や作業性を変更す
ることなく上記の問題を解決することにある。
ることなく上記の問題を解決することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、前もって冷
却管挿入穴群を組立完成寸法より偏心させて加工したバ
ッフルプレートを交互に配置したチューブネストとし、
胴板巻付け溶接時に外周より中心方向に矯正されたバッ
フルプレートにより冷却管に対して押付け力が加わり固
定することができることにより達成される。
却管挿入穴群を組立完成寸法より偏心させて加工したバ
ッフルプレートを交互に配置したチューブネストとし、
胴板巻付け溶接時に外周より中心方向に矯正されたバッ
フルプレートにより冷却管に対して押付け力が加わり固
定することができることにより達成される。
【０００７】尚この方法で、バッフルプレートの冷却管
挿入孔群の偏心方向について隣接するバッフルプレート
を１８０°相対方向に偏心させた場合は、熱交換器の管
外流体直交部の冷却管（全てのバッフルプレートに挿入
させる冷却管）には効果があるが、熱交換器の管外流体
ターン部（一枚置きのバッフルプレートに挿入される冷
却管）では効果がないため、隣接するバッフルプレート
の偏心方向はこの点を注意する必要がある。
挿入孔群の偏心方向について隣接するバッフルプレート
を１８０°相対方向に偏心させた場合は、熱交換器の管
外流体直交部の冷却管（全てのバッフルプレートに挿入
させる冷却管）には効果があるが、熱交換器の管外流体
ターン部（一枚置きのバッフルプレートに挿入される冷
却管）では効果がないため、隣接するバッフルプレート
の偏心方向はこの点を注意する必要がある。
【０００８】
【作用】チューブネスト組立て時には、バッフルプレー
トの冷却管挿入孔と冷却管との間隙は作業性に応じて従
来技術レベルで確保されており問題ない。また、胴板を
チューブネストに巻付け溶接作業時に、バッフルプレー
トは外周を胴板により中心方向に押され円筒状に矯正さ
れることにより、同時に冷却管に対しても押付け力が加
わり固定することができ、従来技術のようなバッフルプ
レートの冷却管注入孔と冷却管との間隙による冷却管の
振動を防止することができる。
トの冷却管挿入孔と冷却管との間隙は作業性に応じて従
来技術レベルで確保されており問題ない。また、胴板を
チューブネストに巻付け溶接作業時に、バッフルプレー
トは外周を胴板により中心方向に押され円筒状に矯正さ
れることにより、同時に冷却管に対しても押付け力が加
わり固定することができ、従来技術のようなバッフルプ
レートの冷却管注入孔と冷却管との間隙による冷却管の
振動を防止することができる。
【０００９】尚前述の通り、隣接するバッフルプレート
の冷却管挿入孔群の方向を１８０°相対方向の場合効果
が無い部分があるため、この方向を避けた相互位置関係
にすることが望ましい。
の冷却管挿入孔群の方向を１８０°相対方向の場合効果
が無い部分があるため、この方向を避けた相互位置関係
にすることが望ましい。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１及び図２によ
り説明する。
り説明する。
【００１１】図１は本発明のシェルアンドチューブ式熱
交換器の断面を示し、図２はバッフルプレート１の詳細
図を示す。
交換器の断面を示し、図２はバッフルプレート１の詳細
図を示す。
【００１２】図１において、バッフルプレート１は冷却
管２に対し直角方向に交互に配置され、また冷却管は両
端を管板４により固定されチューブネストが形成されて
いる。その外周は胴板３を巻付けて取付けることにより
水側熱交部が形成され、管板の両端にはサイドカバ５及
び６が取付けられて冷媒室が形成される。
管２に対し直角方向に交互に配置され、また冷却管は両
端を管板４により固定されチューブネストが形成されて
いる。その外周は胴板３を巻付けて取付けることにより
水側熱交部が形成され、管板の両端にはサイドカバ５及
び６が取付けられて冷媒室が形成される。
【００１３】図２において、バッフルプレートは
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）の四種類であり、それ
ぞれ図１のＡ−Ａ，Ｂ−Ｂ，Ｃ−Ｃ，Ｄ−Ｄ矢視図を示
し、冷却管挿入孔群の中心寸法は熱交換器の中心寸法に
対しα寸法分だけ偏心して加工されている。本実施例は
偏心方向を隣接するバッフルプレートを互に角度９０°
変化させた四種類としているが偏心方向の角度や組合せ
方向は任意に変化させた構造が考えられる。
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）の四種類であり、それ
ぞれ図１のＡ−Ａ，Ｂ−Ｂ，Ｃ−Ｃ，Ｄ−Ｄ矢視図を示
し、冷却管挿入孔群の中心寸法は熱交換器の中心寸法に
対しα寸法分だけ偏心して加工されている。本実施例は
偏心方向を隣接するバッフルプレートを互に角度９０°
変化させた四種類としているが偏心方向の角度や組合せ
方向は任意に変化させた構造が考えられる。
【００１４】次に本発明の熱交換器を組立て順序により
説明すると、図１に示すようにバッフルプレート１の
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）はあらかじめ決められ
た位置に固定し、両端には管板４が固定されている。し
かも、バッフルプレートと管板の冷却管挿入穴は全て中
心が一致した位置である。次に冷却管２を全数挿入しチ
ューブネストとし、その外周に胴板３を巻付け、胴板の
突合せ溶接と管板との溶接を行う。この時、胴板の矯正
力によりバッフルプレートには熱交換器中心方向に押付
力が加わり冷却管を押え、固定することができる。次
に、冷却管と管板は拡管又はロー付等により固定し、最
終に冷媒室のサイドカバー５及び６をボルト締め又は溶
接により取付る。
説明すると、図１に示すようにバッフルプレート１の
（ａ），（ｂ），（ｃ），（ｄ）はあらかじめ決められ
た位置に固定し、両端には管板４が固定されている。し
かも、バッフルプレートと管板の冷却管挿入穴は全て中
心が一致した位置である。次に冷却管２を全数挿入しチ
ューブネストとし、その外周に胴板３を巻付け、胴板の
突合せ溶接と管板との溶接を行う。この時、胴板の矯正
力によりバッフルプレートには熱交換器中心方向に押付
力が加わり冷却管を押え、固定することができる。次
に、冷却管と管板は拡管又はロー付等により固定し、最
終に冷媒室のサイドカバー５及び６をボルト締め又は溶
接により取付る。
【００１５】本実施例によれば、組立て作業時の冷却管
挿入は従来同様に可能であり、完成時には冷却管とバッ
フルプレートを確実に固定することができる。
挿入は従来同様に可能であり、完成時には冷却管とバッ
フルプレートを確実に固定することができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、冷却管とバッフルプレ
ートとの固定をより強化することができるので、冷却管
の振動，異音，亀裂等の発生を防止することができる。
ートとの固定をより強化することができるので、冷却管
の振動，異音，亀裂等の発生を防止することができる。
【図１】本発明の一実施例のシェルアンドチューブ式熱
交換器の断面図。
交換器の断面図。
【図２】バッフルプレートの平面図。
１…バッフルプレート、２…冷却管、３…胴板、４…管
板、５，６…サイドカバー。
板、５，６…サイドカバー。
Claims (1)
- 【請求項１】複数のバッフルプレートを使用したシェル
アンドチューブ式熱交換機において、冷却管の挿入孔群
の中心を熱交換器の中心に対し偏心させて加工した前記
バッフルプレートを交互に配置したチューブネストと
し、胴板を巻付けて溶接することにより前記バッフルプ
レートの偏心が矯正され、前記冷却管が挿入孔の片方向
に密着し、前記冷却管と前記バッフルプレートの固定が
より強化されたことを特徴とするシェルアンドチューブ
式熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035693A JPH06294591A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | シェルアンドチューブ式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8035693A JPH06294591A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | シェルアンドチューブ式熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06294591A true JPH06294591A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13715977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8035693A Pending JPH06294591A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | シェルアンドチューブ式熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06294591A (ja) |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP8035693A patent/JPH06294591A/ja active Pending
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