JPH0629202U - 回路基板および誘電体フィルタの実装用アダプタ - Google Patents

回路基板および誘電体フィルタの実装用アダプタ

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JPH0629202U
JPH0629202U JP6856192U JP6856192U JPH0629202U JP H0629202 U JPH0629202 U JP H0629202U JP 6856192 U JP6856192 U JP 6856192U JP 6856192 U JP6856192 U JP 6856192U JP H0629202 U JPH0629202 U JP H0629202U
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JP
Japan
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dielectric filter
input
circuit board
electrodes
output electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP6856192U
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English (en)
Inventor
肇 末政
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘電体フィルタの特性改善を図ることのでき
る回路基板および実装用アダプタを提供することであ
る。 【構成】 誘電体フィルタ2は、アダプタ3が装着され
た後、回路基板1の上に実装される。このとき、誘電体
フィルタ2の入出力電極と回路基板の入出力電極11,
12とがアダプタ3の接続用電極31,32を介して接
続される。回路基板1には入出力電極11と12との間
にスルーホール13が形成され、アダプタ3には接続用
電極31と32との間にスルーホール33が形成され
る。これらスルーホール13,33によって、入出力電
極11と12との間の寄生容量および接続用電極31と
32との間の寄生容量容量が低減され、誘電体フィルタ
2の減衰特性が改善される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、回路基板および誘電体フィルタの実装用アダプタに関し、より特 定的には、誘電体フィルタが実装される回路基板および誘電体フィルタを回路基 板に実装する際に用いられるアダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3および図4は、誘電体フィルタの実装構造の一例を示す図であり、特に、 図3はその分解斜視図であり、図4はその断面図である。図3および図4に示す ように、PCB(プリント基板)等の回路基板1の一方主表面1aの上には、入 出力電極11,12が形成されている。一方、誘電体フィルタ2の実装面にも入 出力電極21,22が形成されている。誘電体フィルタ2は、入出力電極11, 12の上に表面実装される。このとき、誘電体フィルタ2の入出力電極21,2 2は、それぞれ、回路基板1の入出力電極11,12と接続される。
【0003】 図5および図6は、誘電体フィルタの実装構造の他の例を示す図であり、特に 、図5はその分解斜視図であり、図6はその断面図である。図5および図6にお いて、誘電体フィルタ2にはアダプタ3が装着される。誘電体フィルタ2は、こ のアダプタ3を介して回路基板1の一方主表面1aの上に実装される。アダプタ 3は、絶縁性基板3aを含み、この絶縁性基板3aの上に接続用電極31,32 が形成されている。接続用電極31,32は、互いに配置間隔の異なる誘電体フ ィルタ2の入出力電極21,22と回路基板1の入出力電極11,12とを相互 に接続する。このようなアダプタ3は、本願出願人の提案によるもので、本願に 先行して出願されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示すように、回路基板1には、入出力電極11と12との間に寄生容量 Caが発生する。この寄生容量Caによって、入出力電極11と12との間で高 周波信号の不所望なリーク経路が形成され、誘電体フィルタ2の減衰特性が悪化 する。
【0005】 同様に、アダプタ3においても接続用電極31と32との間に寄生容量Cbが 発生する(図6参照)。その結果、接続用電極31と32との間で、高周波信号 の不所望なリーク経路が形成され、誘電体フィルタ2の減衰特性が悪化する。
【0006】 それゆえに、この考案の目的は、誘電体フィルタの特性を改善し得る回路基板 およびアダプタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る考案は、その一方主表面上に誘電体フィルタが実装され、かつ その一方主表面上に当該誘電体フィルタと接続される複数の入出力電極が形成さ れた回路基板であって、 各入出力電極間に生じる寄生容量を低減させるために、各入出力電極間に削除 領域を設けたことを特徴とする。
【0008】 請求項2に係る考案は、誘電体フィルタを回路基板に実装する際に、当該誘電 体フィルタに装着されるアダプタであって、 絶縁性基板、および 絶縁性基板の表面上に形成され、互いに配置間隔の異なる誘電体フィルタ側の 各入出力電極と回路基板側の各入出力電極とを相互に接続するための複数の接続 用電極を備え、 各接続用電極間に生じる寄生容量を低減させるために、絶縁性基板における各 接続用電極間に削除領域を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1に係る考案においては、回路基板に形成された複数の入出力電極間に 削除領域を設けることにより、各入出力電極間に生じる寄生容量を低減させるよ うにしている。これによって、回路基板に実装される誘電体フィルタの特性の改 善を図ることができる。
【0010】 請求項2に係る考案においては、互いに配置間隔の異なる誘電体フィルタ側の 各入出力電極と回路基板側の各入出力電極とを接続するためのアダプタに形成さ れた複数の接続用電極間に削除領域を設けることにより、各接続用電極間に生じ る寄生容量を低減させるようにしている。これによって、アダプタに装着される 誘電体フィルタの特性の改善を図ることができる。
【0011】
【実施例】
まず、図1を参照して、この考案の一実施例に係る回路基板の構成を説明する 。図1に示すように、回路基板1の一方主表面1aの上には、入出力電極11, 12が形成されている。この入出力電極11,12の上には、誘電体フィルタ1 が実装される。ここまでの構成は、図3の構成と同様である。この実施例の特徴 は、入出力電極11と12とを結ぶ直線上の略中央に複数個の円形のスルーホー ル13を形成したことである。
【0012】 回路基板1に上記のようなスルーホール13を設けることにより、入出力電極 11と12との間に空気の障壁が形成される。空気の比誘電率εoは、回路基板 1の比誘電率εsよりも格段に低いので、入出力電極11と12との間に生じる 寄生容量Ca(図4参照)の値は、極めて小さくなる。したがって、入出力電極 11と12との間の容量性インダクタンスが大きくなり、入出力電極11と12 との間に流れる高周波信号のリーク量が著しく低減される。その結果、図3およ び図4に示す回路基板に比べて、誘電体フィルタ1の減衰特性を大幅に改善する ことができる。
【0013】 次に、図2を参照して、この考案の一実施例に係る実装用アダプタの構成を説 明する。図2において、アダプタ3の絶縁性基板の上に形成された接続用電極3 1と32とを結ぶ直線上の略中央には、接続用電極31と32とを結ぶ直線と直 交する方向に延びる略楕円形上のスルーホール33が形成される。このスルーホ ール33は、前述のスルーホール22と同様に作用し、接続用電極31と32と の間に生じる寄生容量Cb(図6参照)の値を小さくする。したがって、接続用 電極31と32との間の容量性インダクタンスが大きくなり、入出力電極31と 32との間に流れる高周波信号のリーク量が著しく低減される。その結果、図5 および図6に示す回路基板に比べて、誘電体フィルタ1の減衰特性を大幅に改善 することができる。なお、図1の実施例と同様に、回路基板1においても入出力 電極11と12との間にスルーホール13を形成すれば、誘電体フィルタ1の減 衰特性をより一層改善できる。
【0014】 なお、スルーホール13は入出力電極11と12を結ぶ直線上に、またスルー ホール33は接続用電極31と32とを結ぶ直線上に形成するのが誘電体フィル タの特性改善上最も好ましいが、この考案は特にこれに限定されることはなく、 スルーホールは他の位置に形成されてもよい。また、スルーホールの形状も上記 実施例のような円形,楕円形上に限らず、他の形状であってもよい。さらに、ス ルーホールを設ける数も上記実施例のものに限定されることはない。
【0015】
【考案の効果】
請求項1に係る考案によれば、回路基板に形成された複数の入出力電極間に削 除領域を設けることにより、各入出力電極間に生じる寄生容量を著しく低減させ るようにしているので、回路基板に実装される誘電体フィルタの特性を大幅に改 善させることができる。
【0016】 請求項2に係る考案によれば、互いに配置間隔の異なる誘電体フィルタ側の各 入出力電極と回路基板側の各入出力電極とを接続するためのアダプタに形成され た複数の接続用電極間に削除領域を設けることにより、各接続用電極間に生じる 寄生容量を著しく低減させるようにしているので、アダプタに装着される誘電体 フィルタの特性を大幅に改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る回路基板の構成を説
明するための分解斜視図である。
【図2】この考案の一実施例に係るアダプタの構成を説
明するための分解斜視図である。
【図3】誘電体フィルタの実装構造の一例を示す分解斜
視図である。
【図4】誘電体フィルタの実装構造の一例を示す断面図
である。
【図5】誘電体フィルタの実装構造の他の例を示す分解
斜視図である。
【図6】誘電体フィルタの実装構造の他の例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1: 回路基板 11,12: 入出力電極 13: スルーホール 2: 誘電体フィルタ 21,22: 入出力電極 3: アダプタ 31,32: 接続用電極 33: スルーホール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その一方主表面上に誘電体フィルタが実
    装され、かつその一方主表面上に当該誘電体フィルタと
    接続される複数の入出力電極が形成された回路基板であ
    って、 各前記入出力電極間に生じる寄生容量を低減させるため
    に、各前記入出力電極間に削除領域を設けたことを特徴
    とする、回路基板。
  2. 【請求項2】 誘電体フィルタを回路基板に実装する際
    に、当該誘電体フィルタに装着されるアダプタであっ
    て、 絶縁性基板、および前記絶縁性基板の表面上に形成さ
    れ、互いに配置間隔の異なる誘電体フィルタ側の各入出
    力電極と回路基板側の各入出力電極とを相互に接続する
    ための複数の接続用電極を備え、 各前記接続用電極間に生じる寄生容量を低減させるため
    に、前記絶縁性基板における各前記接続用電極間に削除
    領域を設けたことを特徴とする、誘電体フィルタの実装
    用アダプタ。
JP6856192U 1992-09-04 1992-09-04 回路基板および誘電体フィルタの実装用アダプタ Pending JPH0629202U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004247980A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Hitachi Ltd 伝送線路の接続構造及び方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6348002A (ja) * 1986-08-18 1988-02-29 Oki Electric Ind Co Ltd 誘電体フイルタ

Patent Citations (1)

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