JPH0627340A - 膜のテーパー加工方法 - Google Patents

膜のテーパー加工方法

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JPH0627340A
JPH0627340A JP21393391A JP21393391A JPH0627340A JP H0627340 A JPH0627340 A JP H0627340A JP 21393391 A JP21393391 A JP 21393391A JP 21393391 A JP21393391 A JP 21393391A JP H0627340 A JPH0627340 A JP H0627340A
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JP21393391A
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Inventor
Shunsuke Fujita
俊介 藤田
Masakane Aoki
真金 青木
Kiyoshi Yokomori
清 横森
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】基板上に形成された被加工層の上に増速層、マ
スク層の順に各層が積層されていて増速層は被加工層に
比し同一エッチャントによるエッチング速度が大であ
り、マスク層はエッチャントに対しエッチング耐性を有
するものであり、マスク層にはテーパー状に加工される
べき領域を含めたひとつながりの目的の加工領域に対応
する所定平面形状の開口が1つ又は複数形成されてお
り、この開口を介してエッチャントを導入し、増速層及
び被加工層をエッチングすることにより、被加工層の一
部をテーパー状に形成するテーパー加工方法において、
テーパー比の小さい加工を正確に再現性よく安定して行
うこと。 【構成】所定平面形状の開口を有するマスク層40に端
を接するように開口の一部分に補助形状マスク層50を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、膜のテーパー加工方法
に関し、詳細には、主としてウエットエッチングにより
エッチング速度の異なる2層の積層創造を用いてテーパ
ー構造を形成する薄膜、圧膜などの膜のテーパー加工方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図28、図29を参照するに、電子素
子、光素子、光電子素子等、特に導波路光学素子におい
て、膜のテーパー加工方法として次の方法がある。
【0003】それは、基板10上に被加工層20を設
け、この被加工層の上にさらに、この被加工層20に比
し同一エッチャントによるエッチング速度が大なる増速
層30、エッチャントに対しエッチング耐性を有するマ
スク層40の順に各層を積層し、マスク層には予めテー
パー状に加工されるべき領域を含めたひとつながりの目
的の加工領域に対応する形状(以下所定平面形状をい
う。)の開口1を1つ又は複数形成しておき、この開口
を介してエッチャントを導入し、増速層30及び被加工
層20をエッチングすることにより、図29に示すよう
に被加工層の一部をテーパー状に加工するものである。
(工業調査会発行の「最新LSIプロセス技術」参
照)。
【0004】ここで、被加工層20としては熱酸化シリ
コン、増速層30としてはPSG,BSG,BPSG,
SOG,LTOその他のCVD酸化あるいは熱酸化シリ
コンの表面側をイオン注入等により改質したものの例が
ある。
【0005】あるいは、酸化シリコン、窒化シリコン、
ポリシリコン、アモルファスシリコン、シリサイドその
他の誘電体膜、金属膜、半導体膜等をPVD法やCVD
法により成膜条件を変えて積層して、エッチング速度の
違いにより、増速層と被加工層を構成する例もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術の中で
も、特に導波路光学素子等の形成に関るもの等は、テー
パー比(膜圧方向寸法:平面方向寸法)が1:数から
1:数十以下のものを形成する場合がある。
【0007】このようなエッチングにおいては、増速層
の存在により2層膜の表層側のアンダーカットが急速に
進行してゆくにつれ、その上側のマスク層は図29に示
すように片持ち状態になる。これは、特に緩傾斜状を呈
する小さなテーパー比の加工を行う場合に著しい。
【0008】この状態が更に進むと、例えばフォトレジ
スト等で形成されているマスク層は、膜自身の持つ応力
やエッチャントの撹拌による外力等により、元の平面内
に留まることができなくなり、反り上がったり、垂下し
たりする等の変形を生じてしまう。
【0009】こうなると、エッチングの進行が一定でな
くなり、所望の形状のテーパーが形成できなくなってし
まう。
【0010】従って、本発明はテーパー比の小さい(傾
斜の緩い)加工を正確に再現性よく安定して行う、膜の
テーパー加工方法を提供することを目的をする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明においては、 (1).所定平面形状の開口を有するマスク層に端を接
するように開口の一部分に補助形状マスク層を設けるこ
ととした。
【0012】(2).(1)において、複数の補助形状
マスク層を一定周期毎に設けることもできる。
【0013】(3).(1)において、開口を補助形状
マスク層で仕切り、これにより新たに形成された開口の
一部たる複数の各小開口のうち、所定平面形状の少なく
ともテーパー状に加工されるべき領域に接するもの同士
を略合同形にすると効果的である。
【0014】(4).(1)乃至(3)において、補助
形状マスク層の幅を、形成すべきテーパーの平面寸法以
下とすることもできる。
【0015】(5).(1)乃至(4)において、補助
形状マスク層のうち、所定平面形状の開口を有するマス
ク層に接する部分の幅を該マスク層の最小形成寸法程度
とすることもできる。
【0016】(6).(1)乃至(5)において、補助
形状マスク層が所定形状の開口を有するマスク層に接す
る部分のうち、被加工層のテーパー形成を要しない部分
の近傍には、増速層を設けないこともできる。
【0017】(7).マスク層の厚みを、テーパー形状
のアンダーカット長さの1/10以上の厚みとなるよう
に形成するもできる。
【0018】(8).(7)において、マスク層の一部
を、増速層及び被加工層を貫いて基板に接する構成とす
ることもできる。
【0019】
【作用】アンダーカット部に対応するマスク層の部分が
橋状機能を果たすマスク層により補強される。
【0020】
【実施例】
例1.請求項1に対応する実施例 本例は、エッチャントを導入するためマスク層に形成さ
れた開口であって、テーパー状に加工されるべき領域を
含めたひとつながりの目的の加工領域に対応する形状
(所定平面形状)の開口部分に、補助形状のマスク層を
形成したものである。
【0021】この補助形状のマスク層は前記開口のマス
ク層の端間で橋状構造として機能し、これらが互いに支
持しあうため、従来技術におけるが如き、エッチングの
進行に伴うマスク層の片持ち状態を緩和し、マスク層の
変形を防止するものである。
【0022】かかる、開口が形成されるマスク層と補助
形状のマスク層とは別々に形成される必要はなく、同一
のマスク層を同時にパターニングすることにより一体的
に形成することができる。
【0023】図を以って説明すれば、本例に係る図1、
図2において、図27おける従来例と同じ形状大きさの
開口があり、この開口のうち、長手方向に延びて対向す
るマスク層に端を接するようにして補助形状のマスク層
50が架橋状に2つ設けられている。
【0024】そこで、補助形状のマスク層50で仕切ら
れることで新たに形成された3つの開口よりエッチャン
トを導入し、エッチングを行う。
【0025】エッチングが行われている間、補助形状の
マスク層50によりマスク層40の両端は支持されてい
るので、図3に示すように、テーパー加工がなされると
同時に形成されるオーバーハング状のマスク層には何等
変形を生ずることなくエッチングが終了する。
【0026】かかる例では、補助形状のマスク層50と
マスク層40とが接している部分では、マスクする形状
が、補助形状のマスク層を設けない場合と比べて当然異
なることとなり、この部分からのエッチングの進行も変
化して、得られるテーパー形状が補助形状のマスク層を
設けない場合と比べて部分的に変わる。
【0027】しかし、この部分の全体に占める割合は小
さくすることができるので、支障のない範囲で使用する
ことができる。
【0028】本例によれば、テーパー比の小さなテーパ
ー形状の加工を行なう際のアンダーカットの進行による
マスク層の片持ち状態を緩和するので、マスク層の変形
によるエッチングの異常を防止し、正確で再現性のよい
テーパー形状の再現が可能となる。
【0029】例2.請求項2に対応する実施例 本例は、図4に示すように、3つの補助形状のマスク層
52を一定周期毎に配置したものである。
【0030】これにより、補助形状のマスク層による支
持部材としての機能が最も効率よく発揮される。図4の
例は、開口の形状が一方向に長い場合に有効である。所
定平面形状の二次元的な広がりが大きく開口も大きい場
合は、二方向の周期毎、即ち、格子状に補助形状のマス
ク層を設けるのが有効である。
【0031】本例では、補助形状のマスク層を効率よく
配置できるので、配置個所数を最小限にでき、補助形状
のマスク層の配置による弊害を最小にできる。
【0032】例3.請求項3に対応する実施例 エッチング工程には、ドライエッチング、ウエットエッ
チングがあるが、ともに、エッチングレートその他の特
性がエッチング面積により変化することが一般に知られ
ている。
【0033】そこで、本例は、開口を補助形状マスク層
で仕切り、これにより新たに形成された前記開口の一部
たる複数の各小開口のうち、所定平面形状の少なくとも
テーパ状に加工されるべき領域に接するもの同士を略合
同形とするものである。
【0034】図5(a)に示す例では、開口を補助形状
マスク層で仕切り、これにより新たに形成された前記開
口の一部たる複数の各小開口のうち、所定平面形状の少
なくともテーパ状に加工されるべき領域に接するものを
符号100で示している。
【0035】これら小開口100は所定平面形状に沿っ
て形成され、略同形状で略等面積であり、これらに囲ま
れた領域が補助形状のマスク層53となる。
【0036】一方、所定平面形状とはいっても、テーパ
ー形状に加工したいのは、その一部分である場合もあ
る。例えば、所定平面形状の一部を構成するものが図5
(b)に鎖線で示す円弧であるとして、この円弧に沿わ
せて複数の小開口100´を形成し、これら各小開口1
00´を略合同形に形成する。各小開口100´には補
助形状のマスク層53´が形成される。
【0037】図5(a)、(b)の各例において、少な
くとも所定平面形状に接する部分は全て同じ条件でエッ
チングが進むので、得られるテーパー形状の均一性、再
現性に優れる。
【0038】例4.請求項4に対応する実施例 以上説明した各例において、もし、形成する補助形状の
マスク層の幅があまりに広いと該マスク層の下側にテー
パー形状の被加工層が残留することになる。この被加工
層の残膜が問題となる場合には、これを残さないように
する必要があり、この為の手段として本例が有効であ
る。本例では、補助形状のマスク層の幅を、形成すべき
テーパーの平面寸法以下とする。
【0039】図6の例では、補助形状のマスク層54を
至る所で、その幅が、形成されるべきテーパーの平面方
向の寸法以下としたものである。これにより、補助形状
のマスク層54の下では全エッチング時間の1/2以下
の時間で増速層が両側よりエッチング除去されるので、
残りの時間に被加工層の残膜は減少していき、所要のテ
ーパー加工がなされる。図6のB−B´断面についてこ
のプロセスを示すと図7乃至図9のようになる。
【0040】かかるプロセスにおいて、補助形状のマス
ク層54の幅中央付近で多少の残膜があって、これが問
題になる場合は、ややオーバーエッチングを行うか、予
め、補助形状のマスク層の幅をさらに狭めておくとよ
い。
【0041】又、マスク層の開口部で被加工層を完全に
除去せず、ある厚さの膜を残したまま、テーパー加工を
したい場合にも、それに応じて補助形状のマスク層54
の幅を予め減じておけばよい。
【0042】本例では、補助形状のマスク下での被加工
層の残膜を低減あるいは解消できるので、その部分で、
補助形状のマスク層を用いない場合と同様の断面形状が
得られる。
【0043】例5.請求項5に対応する実施例 本例は以上に述べた全ての実施例に適用できるもので、
補助形状のマスク層のうち、所定平面形状の開口を有す
るマスク層に接する部分の幅を該マスク層の最小形成寸
法程度としたものである。
【0044】本例は、所定平面形状と補助形状マスク層
とが接する部分でのテーパー形状の変化が問題となる場
合に有効である。テーパー比が小(緩傾斜)の場合、テ
ーパー部分の平面方向の寸法は、マスク層の最小形成寸
法(例えばマスク層がフォトレジストのとき、露光の解
像度等で定まる値)に比べ十分に大きい。
【0045】そこで、前記所定平面形状と補助形状マス
ク層とが接する部分での補助形状のマスク層の幅をマス
ク層の最小形成寸法程度としておくことにより、その両
側からのエッチャントの回り込みによって、エッチング
が進行し、その部分でのテーパー形状の差異は無視し得
るほど、小さくすることができる。
【0046】因みに、前記図6に示した補助形状のマス
ク層54のうち、所定平面形状に接する部分の幅を前記
最小形成寸法程度以下とした場合を例示したのが図10
(a)に示す補助形状のマスク層55である。
【0047】又、前記図5(b)に示した補助形状のマ
スク層53´のうち、所定形状平面形状に接する部分で
の幅を、前記最小形成寸法程度以下としたのが図10
(b)に示す補助形状のマスク層55´である。
【0048】このように、所定平面形状と補助形状マス
ク層とが接する部分でのテーパー形状の変化が問題とな
る一部分では前記の方法で対処できるが、この一部分以
外であって、形成されるテーパー形状や被加工層の残膜
が不問の場合には、その側で補助形状のマスク層の幅を
大きくすればよく、強度上も有利である。極端な場合に
は、扇状や三角形状の開口部或いは補助形状のマスク層
も考えられる。
【0049】本例では、補助形状のマスク層の存在によ
り、所定平面形状からのエッチングによるテーパー形成
への悪影響を最小限に抑えることができ、テーパー形状
全体で、実質的に補助形状のマスク層の存在の影響を排
除できる。
【0050】例6.請求項6に対応する実施例 本例は以上に説明した全ての実施例に対して適用が可能
で、テーパー加工を要しない部分と、その近傍には増速
層と設けないようにしたものである。
【0051】この趣旨に基づき、増速層が設けられない
領域は図11において符号200で示す領域であり、こ
の部分ではアンダーカットの進行が少ないので、マスク
層の片持ち状態が出現せず、図12に示すように領域2
00に接続する補助形状のマスク層50とで、対向する
側のマスク層40の片持ち状態を緩和する機能が強化さ
れる。
【0052】本例では、テーパー加工の不要部側のマス
クの片持ち状態を回避するので、補助形状マスク層とと
もにテーパー形成側の片持ち状態のマスク層を支持する
機能が増し、マスク層の変形を防止する力がさらに強ま
る。
【0053】これにより、テーパー加工の安定性が更に
増すとともに、より、マスク層に力が加わり易いエッチ
ング法の採用も可能となる。
【0054】例7.請求項7に対応する実施例 本例は、マスク層の厚みを、テーパー形状のアンダーカ
ット長さの1/10以上の厚みとなるように形成したも
のである。本例では、マスク層40としてフォトレジス
ト層を用いている。
【0055】図27のC−C´断面に相当するエッチン
グ前の断面におけるマスク層40の厚みdは、図14に
示すエッチング後のアンダーカット長さWに比べ、d>
W×1/10なる条件と満足するように形成している。
【0056】このような厚みdで、フォトレジスト層に
よりマスク層40を形成すると、図29に示したような
マスク層の垂下はみられなくなることが実験により見出
された。
【0057】前記の条件を満たした、つまり、d=1.
3μm、W=9μmで実際に行った場合の断面を走査電
子顕微鏡で撮影したのが、図15に示した写真である。
この図は図14に対応しており、マスク層の垂下がない
ことがわかる。
【0058】これに対し、前記条件を満足しない、つま
り、d=1.5μm、W=24μmで実際に行った場合
には、図16に示す写真のようにマスク層40は垂下し
てしまっている。
【0059】従って、前記条件を満足した本例によれ
ば、マスク層の厚みを厚くしているので、エッチング進
行中及びエッチング後も、マスク層が垂下することがな
く、マスク層の変形によるエッチング異常を防止し、正
確で再現性のよいテーパー加工ができる。
【0060】例8.請求項8に対応する実施例 本例は、前記例7において、マスク層の一部を、増速層
及び被加工層を貫いて基板に接しさせたものである。以
下、図により説明する。
【0061】工程1(図17参照) 基板10の上に被加工層20を、増速層30をこの順に
積層する。 工程2(図18参照) 増速層30の上に第1のマスク層40を積層し、その一
部に孔1000を形成する。 工程3(図19参照) マスク層40を用いて、孔1000の部分をドライエッ
チングすることにより、増速層30、被加工層20を貫
いて基板10に達する孔1001を形成する。 工程4(図20参照) マスク層40を剥離除去する。
【0062】工程5(図21乃至図23参照) 増速層30上及び孔1001内にかけて、第2のマスク
層400を形成する。この時、第2のマスク層400の
一部400Aは孔1001内にも埋め込まれ、増速層3
0及び被加工層20を貫いて基板10に達することによ
り、第2のマスク層400を支える柱の作用をなし得
る。図21のD−D´断面は図22に示すようになり、
図21のE−E´断面は図23に示すようになる。
【0063】工程6(図24、図25参照) 開口部つまり、マスク層が形成されていない部分からエ
ッチャントを導入し、エッチングを行う。このとき、マ
スク層の一部400Aが基板10に接してマスク層40
0を支えているので、マスク層400は片持ちの状態が
改善され、これにより垂下するような変形が防止され
て、エッチングが行われる。これにより、図24、図2
5に示すようにテーパー加工が行われる。図24は前記
図22に対応し、図25は前記図23に対応する。
【0064】工程7(図26参照) マスク層400及びマスク層の一部400Aとも剥離除
去した後、必要によっては増速層30も除去する。
【0065】このとき、図26に示すように、マスク層
の一部400Aが基板10に接している部分では、エッ
チングの進行も変化して、得られるエッチング形状に突
起70が現われる。
【0066】しかし、この突起70が全体に占める割合
は少なくすることができるので孔1001を適当に選択
すること等により小さくすることができるので、支障の
ない範囲で使用することができる。又、場合によって
は、やや、オーバーエッチングを行って、この突起70
の大きさを減少させることもできる。
【0067】本例では、柱の機能を果たすマスク層の一
部により、マスク層の片持ち状態を緩和しているので、
例5の方法と併せ適用することで、より一層、マスク層
を変形なく、正確かつ、再現性のよいテーパー形状の加
工を行うことができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、テーパー比の小さい
(傾斜の緩い)加工を正確に再現性よく安定して行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】膜のテーパー加工を行う対象物の平面図であ
る。
【図2】エッチング前における図1のA−A´断面図で
ある。
【図3】エッチング後における図1のA−A´断面図で
ある。
【図4】補助形状のマスク層を一定周期毎に設けた場合
の説明図である。
【図5】複数の小開口のうち所定のもの同士を略合同形
にした場合の説明図である。
【図6】補助形状のマスク層の幅を形成すべきテーパー
の平面寸法以下にした場合の説明図である。
【図7】エッチング前における図6のB−B´断面図で
ある。
【図8】エッチング中における図6のB−B´断面図で
ある。
【図9】エッチング後における図6のB−B´断面図で
ある。
【図10】所定部分のマスク層の幅をマスク層の最小形
成寸法程度とした場合の説明図である。
【図11】所定部分には増速層を設けない場合のエッチ
ング前の断面図である。
【図12】所定部分には増速層を設けない場合のエッチ
ング後の断面図である。
【図13】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲に定める場
合のエッチング前の断面図である。
【図14】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲に定めた場
合のエッチング後の断面図である。
【図15】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲に定めた場
合のエッチング後の断面を電子顕微鏡で拡大し撮影した
写真である。
【図16】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲外に定めた
場合のエッチング後の断面を電子顕微鏡で拡大し撮影し
た写真である。
【図17】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、マスク層形成前
の断面図である。
【図18】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、マスク層形成後
該マスク層に孔を形成後の断面図である。
【図19】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、孔を増速層、被
加工層にまで及ぼしたときの断面図である。
【図20】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、マスク層を除去
したときの断面図である。
【図21】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、第2のマスク層
を設けたときの平面図である。
【図22】エッチング前の説明図で、図21のD−D´
断面図である。
【図23】エッチング前の説明図で、図21のE−E´
断面図である。
【図24】エッチング後の説明図で、図22に対応する
図である。
【図25】エッチング後の説明図で、図23に対応する
図である。
【図26】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程後における斜視図であ
る。
【図27】従来技術の説明図である。
【図28】従来技術の説明図である。
【図29】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 開口 10 基板 20 被加工層 30 増速層 40 マスク層 50 補助形状のマスク層 52 補助形状のマスク層 53 補助形状のマスク層補助形状のマスク層 53´ 補助形状のマスク層 54 補助形状のマスク層 55 補助形状のマスク層 100 小開口 100´ 小開口
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】膜のテーパー加工を行う対象物の平面図であ
る。
【図2】エッチング前における図1のA−A´断面図で
ある。
【図3】エッチング後における図1のA−A´断面図で
ある。
【図4】補助形状のマスク層を一定周期毎に設けた場合
の説明図である。
【図5】複数の小開口のうち所定のもの同士を略合同形
にした場合の説明図である。
【図6】補助形状のマスク層の幅を形成すべきテーパー
の平面寸法以下にした場合の説明図である。
【図7】エッチング前における図6のB−B´断面図で
ある。
【図8】エッチング中における図6のB−B´断面図で
ある。
【図9】エッチング後における図6のB−B´断面図で
ある。
【図10】所定部分のマスク層の幅をマスク層の最小形
成寸法程度とした場合の説明図である。
【図11】所定部分には増速層を設けない場合のエッチ
ング前の断面図である。
【図12】所定部分には増速層を設けない場合のエッチ
ング後の断面図である。
【図13】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲に定める場
合のエッチング前の断面図である。
【図14】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲に定めた場
合のエッチング後の断面図である。
【図15】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲に定めた場
合のエッチング後の薄膜の断面を電子顕微鏡で拡大し撮
影した薄膜の写真である。
【図16】マスク層の厚みをテーパー形状のアンダーカ
ット長さとの関係において本発明所定の範囲外に定めた
場合のエッチング後の薄膜の断面を電子顕微鏡で拡大し
撮影した薄膜の写真である。
【図17】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、マスク層形成前
の断面図である。
【図18】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、マスク層形成後
該マスク層に孔を形成後の断面図である。
【図19】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、孔を増速層、被
加工層にまで及ぼしたときの断面図である。
【図20】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、マスク層を除去
したときの断面図である。
【図21】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程中の、第2のマスク層
を設けたときの平面図である。
【図22】エッチング前の説明図で、図21のD−D´
断面図である。
【図23】エッチング前の説明図で、図21のE−E´
断面図である。
【図24】エッチング後の説明図で、図22に対応する
図である。
【図25】エッチング後の説明図で、図23に対応する
図である。
【図26】マスク層の一部に柱状の支持部を形成してテ
ーパー加工する場合の一連の工程後における斜視図であ
る。
【図27】従来技術の説明図である。
【図28】従来技術の説明図である。
【図29】従来技術の説明図である。
【符号の説明】 1 開口 10 基板 20 被加工層 30 増速層 40 マスク層 50 補助形状のマスク層 52 補助形状のマスク層 53 補助形状のマスク層補助形状のマスク層 53´ 補助形状のマスク層 54 補助形状のマスク層 55 補助形状のマスク層 100 小開口 100´ 小開口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された被加工層の上にさら
    に、増速層、マスク層の順に各層が積層されていて、前
    記増速層は前記被加工層に比し同一エッチャントによる
    エッチング速度が大であり、前記マスク層は前記エッチ
    ャントに対しエッチング耐性を有するものであり、前記
    マスク層にはテーパー状に加工されるべき領域を含めた
    ひとつながりの目的の加工領域に対応する形状(以下所
    定平面形状という。)の開口が1つ又は複数形成されて
    おり、この開口を介して前記エッチャントを導入し、前
    記増速層及び前記被加工層をエッチングすることによ
    り、前記被加工層の一部をテーパー状に形成するテーパ
    ー加工方法において、 前記所定平面形状の開口を有するマスク層に端を接する
    ように前記開口の一部分に補助形状マスク層を設けるこ
    とを特徴とする膜のテーパー加工方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、複数の補助形状マスク
    層を一定周期毎に設けることを特徴とする膜のテーパー
    加工方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、開口を補助形状マスク
    層で仕切り、これにより新たに形成された前記開口の一
    部たる複数の各小開口のうち、前記所定平面形状の少な
    くとも前記テーパ状に加工されるべき領域に接するもの
    同士を略合同形とすることを特徴とする膜のテーパー加
    工方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3において、補助形状
    マスク層の幅を、形成すべきテーパーの平面寸法以下と
    することを特徴とする膜のテーパー加工方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4において、補助形状
    マスク層のうち、前記所定平面形状の開口を有するマス
    ク層に接する部分の幅を該マスク層の最小形成寸法程度
    とすることを特徴とする膜のテーパー形成方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5において、補助形状
    マスク層が前記所定形状の開口を有するマスク層に接す
    る部分のうち、前記被加工層のテーパー形成を要しない
    部分の近傍には、前記増速層を設けないことを特徴とす
    る膜のテーパー形成方法。
  7. 【請求項7】基板上に形成された被加工層の上にさら
    に、増速層、マスク層の順に各層が積層されていて、前
    記増速層は前記被加工層に比し同一エッチャントによる
    エッチング速度が大であり、前記マスク層は前記エッチ
    ャントに対しエッチング耐性を有するものであり、前記
    マスク層にはテーパー状に加工されるべき領域を含めた
    ひとつながりの目的の加工領域に対応する形状(以下所
    定平面形状という。)の開口が1つ又は複数形成されて
    おり、この開口を介して前記エッチャントを導入し、前
    記増速層及び前記被加工層をエッチングすることによ
    り、前記被加工層の一部をテーパー状に形成するテーパ
    ー加工方法において、 前記マスク層の厚みを、前記テーパー形状のアンダーカ
    ット長さの1/10以上の厚みとなるように形成するこ
    とを特徴とする膜のテーパー加工方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記マスク層の一部
    は、前記増速層及び前記被加工層を貫いて前記基板に接
    していることを特徴とする膜のテーパー加工方法。
JP21393391A 1991-08-26 1991-08-26 膜のテーパー加工方法 Pending JPH0627340A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013022112A1 (ja) * 2011-08-08 2015-03-05 日本電気株式会社 スロープ及び該スロープの形成方法

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