JPH0626945B2 - 車両用スリツプ制御装置 - Google Patents

車両用スリツプ制御装置

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JPH0626945B2
JPH0626945B2 JP59228537A JP22853784A JPH0626945B2 JP H0626945 B2 JPH0626945 B2 JP H0626945B2 JP 59228537 A JP59228537 A JP 59228537A JP 22853784 A JP22853784 A JP 22853784A JP H0626945 B2 JPH0626945 B2 JP H0626945B2
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育也 小林
高弘 野上
昭 白井
薫 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両用スリップ制御装置に関し、詳しくは、車
両加速時に生ずる駆動輪の加速スリップを検知した際、
内燃機関の出力制御を実行すると共に駆動輪の制動手段
を制御して、駆動輪の回転を抑制する車両用スリップ制
御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より車両において加減速時の車輪に生じるスリップ
の制御として、種々のアンチスキッド制御装置(例えば
特開昭59−2962号公報の「アンチスキッド減圧制
御装置」など)が知られているが、他方車両加速時に生
ずる駆動輪の空転を防止すると共に、車両加速時の駆動
輪のタイヤと路面との摩擦力が最大となるよう駆動輪の
回転を制御して、車両の走行安定性,加速性等を向上す
るいわゆるトラクションコントロールを行なう車両用ス
リップ制御装置も考えられている。
そして後者の加速スリップ制御装置にあっては、通常、
駆動輪のスリップ状態を検知し、そのスリップの程度が
所定値以上の場合に、例えば点火時期や燃料噴射量を制
御することによって内燃機関の出力を制御し、駆動輪の
回転を抑制することが考えられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら上記の如き車両用スリップ制御装置も以下
のごとき問題点を有しており未だに充分なものではなか
った。
即ち、従来の車両用スリップ制御装置では、燃料噴射量
を減量したり点火時期を遅角することによって内燃機関
の出力を制御し、加速スリップを防止しようとしている
のであるが、この場合内燃機関の運転状態が急変して、
振動を生じたり、失火に至ることがある為、これを避け
ようとするとその制御範囲が狭められるといった問題が
あった。一方、吸入空気量を制御すると、それに応じて
点火時期,燃料噴射量等が決定されるので、内燃機関の
出力をスムーズに抑制することができて運転性は向上さ
れるのであるが、単にアクセルペダルに連動したスロッ
トルバルブの開度をペダルの踏み込みに抗して制御する
と、運転者にいわゆるキックバックの様な不快感を与え
るといった問題や、スロットルバルブの制御部材が故障
した場合の安全性が保てないといった問題が生ずること
となる。
また上記のように駆動輪の回転を内燃機関の出力によっ
て制御するようにした場合、その応答性が悪く、瞬時に
駆動輪の回転を制御することができないといった問題が
ある。従って駆動輪に加速スリップを生じた場合、その
回転を瞬時に抑制するためには車両に搭載されている制
動装置を用いて駆動輪の回転を直接制御することも考え
られるが、この場合単に制動装置のみを用いて駆動輪の
回転を抑制するには特別な制動装置を設ける必要が生じ
てくる。つまりは例えばトランスミッションのギヤ位置
が第1速のような、駆動力が大きい場合には、その力に
対抗して制動力を与えようとすると従来の制動装置では
間に合わず大きな制動力を有する特殊な制動装置が必要
となるのである。そして車両用制動装置の駆動輪に設け
られた制動シリンダに供給するブレーキ油圧を加圧する
ためには、その加圧のための圧力源が必要となり、従来
の車両に、例えば油圧ポンプ等、他の装置を付加するこ
とも必要となる。
そこで本発明は上記各問題点を一挙に解決し、駆動輪に
加速スリップを生じた場合には、その回転力を、制御遅
れを生ずることなくしかも車両の運転性・安全性を低下
することもなく、緻密に抑制することができる車両用ス
リップ制御装置を提供することを目的としてなされたも
のである。
[問題を解決するための手段] 上記の問題を解決するためにとられた本発明の手段は、
第1図に示す如く、 駆動輪の加速スリップ状態を検出する加速スリップ状態
検出手段と、 駆動輪の回転を制動する制動手段と、 エンジンの出力を低下せしめる出力低下手段と、 前記加速スリップ状態検出手段によって所定の加速スリ
ップ状態が検出されたとき、前記制動手段及び出力低下
手段の双方によって加速スリップ状態を制御する加速ス
リップ制御手段と を備えた車両用スリップ制御装置において、 前記加速スリップ制御手段は、 前記加速スリップ状態検出手段の検出値が第1の所定値
以上となったとき、まず、前記出力低下手段を作動させ
る出力低下開始手段と、 前記加速スリップ状態検出手段の検出値が前記第1の所
定値より大きい第2の所定値以上となったとき、初め
て、前記制動手段を作動させる制動開始手段と を備えたことを特徴とする。
[作用及び効果] 本発明の車両用スリップ制御装置によれば、加速スリッ
プの程度が小さい場合には、エンジン出力の低下によっ
て加速スリップの発生を抑制し、加速スリップの程度が
より大きい場合に初めて制動によって加速スリップの発
生を抑制する。
従って、応答性よく加速スリップを制御すべき状態(加
速スリップが大きい状態)にあっては、制動による速や
かな制御が得られる一方、そのような必要がない限り
は、エンジン出力の低下により加速スリップ制御が実行
される。
この結果、出力低下のみによる場合の制御範囲の狭さや
応答遅れを解消し、かつ、必要以上に制動が行われない
ようにして制動手段の頻繁な作動による損傷を抑制する
ことができる。加えて、制動手段の作動頻度が経るた
め、制動手段作動時のショックが発生する頻度を減らす
ことができる。
[実施例] 第2図は本発明実施例の車両用スリップ制御装置で搭載
された車両のエンジン周辺及びブレーキ等の制動手段の
油圧系を示す概略構成図である。
図において1は内燃機関、2は燃料噴射弁、3は吸気通
路を表わしており、吸気通路3にはアクセルペダル4と
連動して吸気量を調整する第1スロットルバルブ5の他
に、DCモータ6により駆動され第1スロットルバルブ
5と同様に吸気量を調整する第2スロットルバルブ7が
備えられている。
また、11はブレーキペダル、12はブレーキペダル1
1の踏み込み量に応じてブレーキ油圧を発生する第1の
圧力源としてのブレーキマスタシリンダ、13は後述す
るように加速スリップの発生時にパワステアリングの油
圧によってブレーキ油圧を発生する第2の圧力源として
のサブマスタシリンダ、14,15は車両の左右の遊動
輪、16,17は同じくその駆動輪、18ないし21は
各車輪14,15,16,17に設けられたホイールシ
リンダ、23はアンチスキッド制御を行なうための油圧
系、24はこの車両のパワステアリングの油圧系、25
は遊動輪14,15の回転数に応じた周波数のパルス信
号を発生する遊動輪センサ、26は同じく駆動輪セン
サ、30はアンチスキッド制御と共にトラクションコン
トロールも行なう電子制御回路、を各々表わしている。
ここで上記ブレーキマスタシリンダ12としてはタンデ
ム型のマスタシリンダが用いられ、左・右の遊動輪1
4,15に設けられたホイールシリンダ18,19と左
・右の駆動輪16,17に設けられたホイールシリンダ
20,21とには夫々異なる油圧系で以てブレーキ油圧
が伝達される。またサブマスタシリンダ13にて発生さ
れるブレーキ油圧は左・右の駆動輪16,17制動用の
油圧として用いられるが、このブレーキ油圧と、ブレー
キマスタシリンダ12にて発生する油圧のいずれがアン
チスキッド油圧系23を介してホイールシリンダ20,
21に伝達されるかは、圧力源切換手段としてのチェン
ジバルブ32によって定められる。チェンジバルブ32
はシャトル弁の構成をとり、上記ふたつの油圧のうち大
きい方の油圧をアンチスキッド油圧系23へ伝達する。
アンチスキッド油圧系23は、チェンジバルブ32から
伝達される圧力を3位置バルブ34を介してホイールシ
リンダ20,21へ伝達する油圧経路を基本とし、ポン
プ36による加圧と3位置バルブ34の切換えによる保
持と減圧(圧力をリザーバ38へ抜く)とを行なう。
尚、39,40,41は各々逆止弁であって、特に逆止
弁41を介した油圧経路は3位置バルブ34が「保持」
の時に、ブレーキペダルの操作による減圧(制動力低
下)を行なう為のものである。3位置バルブは電子制御
回路30によって制御されるが、そのポジションはバル
ブ位置aが「加圧」に、bが「保持」に、cが「減圧」
に、各々対応している。
次にパワステアリング油圧系24について説明する。パ
ワステアリング油圧系24は、この油圧系に流れる油を
リダーバタンク51より汲み出す油圧ポンプ52と、こ
の油の逆流を防止する逆止弁53,54と、ステアリン
グギヤボックス55と、ステアリングが操舵されてステ
アリングギヤボックス55の油圧が上昇した時にオン状
態(ロウレベル)とされる油圧スイッチ56と、油圧ポ
ンプ52により高められた油圧(以下、ステアリング油
圧と呼ぶ)をパワステアリング油圧系24内でのみ使用
するか(位置eに対応)トラクションコントロール用に
サブマスタシリンダ13に伝達するか(位置fに対応)
を切換える2位置弁(以下、M/C昇圧弁と呼ぶ)57
と、油圧ポンプ52によって汲み出された油を絞ること
なくステアリングギヤボックス55に流すか(位置hに
対応)、絞ってこの油圧系の圧力を上昇させて流すか
(位置iに対応)を切換える2位置弁(以下、PS昇圧
弁と呼ぶ)58、とから構成されている。ここで油圧ス
イッチ56の状態は電子制御回路30に入力され、一
方、M/C昇圧弁57とPS昇圧弁58とは電子制御回
路30により制御されている。
そこで次に電子制御回路30のうちトラクションコント
ロールを行なう部分を第3図に拠って説明する。図にお
いて30′は電子制御回路30内のトラクションコント
ロール部を示している。電子制御回路30にはこのトラ
クションコントロール部30′以外にアンチスキッド制
御を行なう回路(ESC)も存在するが本実施例の説明
には直接関係ないので説明は省略する。
トラクションコントロール部30′の構成を簡単に説明
すると、まず遊動輪センサ25から出力されるパルス信
号をF/V変換器70に入力しこの電圧出力Vfrを微分
器71にて微分して加速度を求めた上で比較器72で零
レベルと比較して、車両が加速中か減速中かを示す信号
Vfcを得る系統がある。この信号Vfcはアンチスキッド
制御部ESCへ出力され、信号Vfcがロウレベルの時、
アンチスキッド制御が行なわれる。
一方、この遊動輪の速度に応じた信号Vfrから、基準値
1発生器73aと加算器74aとにより第1のスリップ
判定レベルVfbl が、基準値2発生器73bと加算器7
4bとにより第2のスリップ判定レベルVfbh が、基準
値3発生器73cと加算器74cとにより第3のスリッ
プ判定レベルVfsh が、基準値4発生器73dと加算器
74dとによって第4のスリップ判定レベルVfsl が、
各々生成され、駆動輪センサ26より入力されるパルス
信号をF/V変換器82で変換した信号Vrrと比較器8
0a,80b,80c,80dによって各々比較され4
つのスリップ判定信号Vcbl ,Vcbh ,Vcsh ,Vcsl
を得る系統が存在する。ここで各スリップ判定レベルの
大小関係は、 Vfbh >Vfsh >Vfbl >Vfsl であって、第4図を用いて後述するように、第1,第2
のスリップ判定レベルVfbh ,Vfbl はアンチスキッド
制御の油圧系統23を用いてなされる制動力の制御の判
定レベルとして、第3,第4のスリップ判定レベルVfs
h ,Vfsl は第2スロットルバルブ7を用いてなされる
内燃機関1の吸入空気量の制御の判定レベルとして、各
々用いられる。更に付言すれば、前二者は、第4図最中
段に示すように駆動輪速度(Vrr)が遊動輪速度(Vf
r)を基にして作られた第1のスリップ判定レベルVfbl
と第2のスリップ判定レベルVfbh とに対して如何な
る上下関係にあるかを示すものである。第1のスリップ
判定信号Vcbl はトラクションコントロールを開始する
準備に入るタイミングを、他方、第2のスリップ判定信
号Vcbh は正にトラクションコントロールとしてブレー
キ油圧の加圧を行なって制動を行なうタイミングを示し
ている。又、第3のスリップ判定レベルVfsh との比較
によって生成される第3のスリップ判定信号Vcsh は、
モータ6を正転させてスロットルバルブ7を閉方向へ駆
動するタイミングを、他方、第4のスリップ判定レベル
Vfsl との比較によって生成される第4のスリップ判定
信号Vcsl は、モータ6を逆転させてスロットルバルブ
7を開方向へ駆動するタイミングを、示している。
更にトラクションコントロール部30′には、駆動輪速
度を示す信号Vrrを微分して駆動輪16,17の加速度
に対応した信号Vrgを得て、これを基準値5発生器84
の出力信号G1及び基準値6発生器85の出力信号G2
と各々、比較器87,88により比較して、第1のスリ
ップ制御信号Vrgh と第2のスリップ制御信号Vrgl と
を得る系統が存する。
以上の3系統の信号から次のようにしてトラクションコ
ントロールが行なわれる。このトラクションコントロー
ルの一例を示したのが第4図である。
車両が加速状態にあって信号Vfcがハイレベルとなり、
第1のスリップ判定信号Vfbl がハイレベルとなって単
安定バイブレータによって構成される遅延回路89の出
力がハイレベルとなった時、2入力アンドゲート90a
の出力Vrtは第4図に示すようにハイレベルとなる。従
って、この時、2入力オアゲート91と増幅器92を介
してアンチスキッド制御の油圧系23内のポンプ36を
駆動すると共に、増幅器90bを介してM/C昇圧弁5
7が位置fに切換えられ、パワステアリング油圧をサブ
マスタシリンダ13に導く油圧系路が形成される。一
方、上記条件に、更に油圧スイッチ56が作動しておら
ず、その出力がハイレベルであるという条件を加えたも
のが3入力アンドゲート90cの出力Vrsであって、こ
れがハイレベルになると、増幅器93を介してPS昇圧
弁58を位置iに切換え、ステアリングギヤボックス5
5への油の流れを絞って、パワステアリング油圧をサブ
マスタシリンダ13に導く。尚、ここで油圧スイッチ5
6の出力を3入力アンドゲート90cに入力しているの
は、トラクションコントロールが行なわれている際に操
舵が行なわれると自動的にパワステアリング油圧は昇圧
される為、不必要な昇圧を行なわないようにPS昇圧弁
58を切換える為である。もとより、パワステアリング
に油圧を必要とする場合に、パワステアリングへの油圧
の供給をトラクションコントロールに優先させるという
役割も果している。
一方、アンチスキッド制御の油圧系23の3位置弁34
は、増幅器95の出力によって駆動されるトランジスタ
Tr1の状態ともうひとつの増幅器96の出力によって駆
動され限流抵抗器Rを介して電流を流すトランジスタT
r2の状態とによって3つの位置a,b,cに制御される
が、その組合わせは、 となっている。ここでトランジスタTr2を駆動する増幅
器96の入力信号である3入力アンドゲート97の出力
信号である3入力アンドゲート97の出力信号Vruは、
既述の第2のスリップ判定信号Vcbh と第1のスリップ
制御信号Vrgh とを2入力とする2入力ナンドゲート9
8の出力と既述の信号Vrtとアンチスキッド制御回路
(ESC)からの制御信号との論理和によって定まる
(第4図参照)。一方、トランジスタTr1を駆動する増
幅器95の入力信号である2入力オアゲート99の出力
信号Vrdは、第1のスリップ判定信号Vcbl をインバー
タ100によって反転した信号と第2のスリップ制御信
号Vrgl とを2入力とする2入力アンドゲート101の
出力とESCからの入力信号との論理和とによって定ま
る。
一方、第2スロットルバルブ7は第3のスリップ判定信
号Vcsh と第4のスリップ判定信号Vcsl とから次のよ
うに制御される。第3,第4のスリップ判定信号Vcsh
,Vcsl が共にロウレベルの時は2入力ノアゲート1
05の出力Vcsc はハイレベルとなり正逆転増幅器10
7はモータ6に対してスロットルバルブ7を全開とする
まで逆転するよう電流を流す。この結果第2スロットル
バルブ7は全開となって、吸入空気量の制御はアクセル
ペダル4に連動した第1スロットルバルブ5によって行
なわれる。第4のスリップ判定信号Vcsl がハイレベル
になると2入力ノアゲート105の出力Vcsc はロウレ
ベルとなり、正逆転増幅器107はモータ6に対して電
流の供給を行なわない。次に第3のスリップ判定信号V
csh がハイレベルになると、2入力ノアゲート105の
出力Vcsc はロウレベルとなり、正逆転増幅器107は
第2スロットルバルブ7が全閉となるまでモータ6を正
転すべく、前述の場合とは逆方向に電流を流す。
従って、以上のように構成された本実施例においては、 (A)遊動輪14,15の加速度から車両が加速状態で
あり、パワステアリング油圧に充分な余裕がある場合に
は、 (1)駆動輪16,17の速度(Vrr)が遊動輪速度を
基にして定まる第1の判定レベル(Vfbl )を越えた
時、アンチスキッド制御の油圧系23のポンプ36を作
動させると共に、パワステアリング油圧系24のM/C
昇圧弁57を位置fに、PS昇圧弁58を位置iに切換
え、 (2)駆動輪速度(Vsrr )が遊動輪速度を基にして定
まる第3のスリップ判定レベル(Vfsh )を越えた時、
内燃機関1の出力は不必要に大きいと判断して、モータ
6を正転させて第2のスロットルバルブ7を全閉方向へ
制御し、内燃機関1の出力を制御し、 (3)駆動輪速度(Vrr)が遊動輪速度を基にして定ま
る第2のスリップ判定レベル(Vfbh )を越えており、
かつ駆動輪加速度(Vrg)が所定の基準値G1を越えて
いる時、アンチスキッド制御の油圧系23の3位置弁3
4のポジションを位置a(加圧)として駆動輪16,1
7に対する制動力を増加し、 (4)駆動輪速度(Vrr)が遊動輪速度を基にして定ま
る第1のスリップ判定レベル(Vfbl )以下となり、か
つ駆動輪加速度(Vrg)が所定の基準値G2(ここでは
マイナスの値)を下回っている時、上記の3位置弁34
のポジションを位置c(減圧)として制動力を低減し、 (5)駆動輪速度(Vrr)が遊動輪速度を基にして定ま
る第4のスリップ判定レベル(Vfsl )以下となった
時、内燃機関1の出力の抑制をもはや行なう必要はない
として、モータ6を逆転させて第2スロットルバルブ7
を全開方向へ制御し、内燃機関1の出力を回復し、 (6)上記(3),(4)の条件以外では、3位置弁3
4のポジションを位置b(保持)として制動力をそのま
ま維持し、上記(2),(5)の条件以外では第2スロ
ットルバルブ7の開度を制御せず内燃機関1の出力をそ
のまま維持する、 制御が行なわれ、一方、 (B)操舵が行なわれてステアリングボックス55の油
圧が上昇して油圧スイッチ56が作動すると、PS昇圧
弁58を位置hに戻し、3位置弁34のポジションを位
置a(加圧)とする制御が行なわれる。
従って、車両加速時において駆動輪16,17が空転等
のスリップ状態となった時、車載のパワステアリング油
圧を圧力源とし、既存のアンチスキッド制御の油圧系2
3を用いて、駆動輪16,17に制動を加えることがで
きるばかりか、内燃機関1の出力を第2スロットルバル
ブ7を用いて、低下させており、この面からもトラクシ
ョンコントロールを行なって、駆動輪16,17の空転
等を防止し、駆動輪16,17に最適な駆動力を発揮さ
せることができる。即ち、トラクションコントロールを
実行するにおいて、応答性の早い部分はアンチスキッド
制御の油圧系23の油圧による制動機構において実行さ
れ、比較的長い期間に亘る回転力制御は第2スロットル
バルブ7で達成されており、全体として効率の良いトラ
クションコントロールが可能となっている。
また、内燃期間1の出力が第2スロットルバルブ7によ
って制御されているので、トラクションコントロールの
際に必要とする制動力は小さなものでよく、油圧系統の
小型・軽量化が達成できる。加えて、制動力を発生して
いるときに余分な燃料を内燃機関1に供給していないの
であるから、燃費向上もでき、制動力を与えるブレーキ
系の発熱防止等も同時に達成できる。
更に、こうしたトラクションコントロールにアンチスキ
ッドで用いられる油圧系とその3位置弁34を用いてい
るので、トラクションコントロールの為に特別な油圧系
や装置を必要とせず、簡易にトラクションコントロール
を実現することができている。また、運転者の操作によ
らずにブレーキ油圧を得る為には車載のパワステアリン
グ油圧を利用しており、特別な圧力源を用意する必要も
ない。従って従来、アンチスキッド制御装置とパワステ
アリングを搭載していた車両では若干の配管の変更と、
電子制御回路30の取替えのみでトラクションコントロ
ールを実現できるという利点も存する。
尚、第3図において、2入力オアゲート91,99の各
々ひとつの入力、3入力アンドゲート97のひとつの入
力等は、3位置弁34やポンプ36をアンチスキッド用
の制御回路(ESC)によっても制御するためのもので
ある。アンチスキッド制御とトラクションコントロール
が同時に行なわれることはないので、こうした単純な論
理和によって装置の共用が可能である。
次に本発明の第2実施例について説明する。第2実施例
は第2図に示す第1実施例と同様の油圧系統とその構成
を有するものであって、電子制御回路30が第5図の如
くマイクロコンピュータを中心に構成されており、その
制御は第6図(A),(B)に示すフローチャートに従
って処理される。
第5図において、110は駆動輪センサ26,遊動輪セ
ンサ25,油圧スイッチ56等のセンサの信号をプログ
ラムに従って入力し各種演算・制御を行なうセントラル
プロセッシングユニット(CPU)、112は上記制御
プログラムやマップ等のデータが格納されたリードオン
リメモリ(ROM)、113は上記各センサからのデー
タや演算制御に必要なデータが一時的に読み書きされる
ランダムアクセスメモリ(RAM)、114は波形整形
回路や各センサの出力信号をCPU110に選択的に出
力するマルチプレクサ等を備えた入力部、116はポプ
36,M/C昇圧弁57,PS昇圧弁58,3位置弁3
4,モータ6を駆動する出力部、118はCPU11
0,ROM112等の各素子及び入力部114,出力部
116を結び各種データの通路とされるバスライン、1
20は上記各部に電源を供給する電源回路を、夫々表わ
している。尚、3位置弁34はトランジスタTr1,Tr2
と電力制限抵抗器Rとを介して、一方、モータ6はパル
ス幅変調を行なうPWM駆動回路125を介して、各々
出力部116より駆動されるよう構成されている。
次に上記の如く構成された電子制御回路30にて実行さ
れるスリップ制御について、第6図(A),(B)に示
すフローチャートに沿って説明する。図面の大きさの関
係上、フローチャートは第6図(A)と(B)とに分離
して描いてあるが、両図を通して一連の処理が行なわれ
るものである。本トラクションコントロールルーチンは
他のアンチスキッド制御等と共に所定時間毎に実行され
るが、以下、各ステップで行なわれる処理について説明
する。
ステップ200:入力部114を介して入力される駆動
輪センサ26,遊動輪センサ25,油圧スイッチ56等
の出力信号から駆動輪速度vr,遊動輪速度vf,油圧スイ
ッチの状態を読み込む。
ステップ220:ステップ200で読み込んだ駆動輪速
度vrを微分してその加速度αを求める処理を行なう。
ステップ230:駆動輪加速度αが零以上(加速中)で
あるか否かの判断を行なう。
ステップ240:スリップ判定レベルを算出する。スリ
ップ判定レベルはvs1 ,vs2 ,vs3 ,vs4 の4つが算出
されるが、遊動輪速度vfを基にして予め定められた定数
,K,K,K(K>K>K>K)及
びg,g,g,gにより、 vs1 =K×vf+g vs2 =K×vf+g vs3 =K×vf+g vs4 =K×vf+g として算出される。
ステップ242:駆動輪速度が第3のスリップ判定レベ
ルvs3 より大きいか否かの判定を行なう。
ステップ244:駆動輪速度が第4のスリップ判定レベ
ルvs4 以下であるか否かの判定を行なう。
ステップ245:PWM駆動回路125によってモータ
6を正転させて、第2スロットルバルブ7の開度を小さ
くする方向(全閉方向)へ制御するよう出力部116を
介して正転信号を出力する。
ステップ247:PWM駆動回路125によってモータ
6を逆転させ第2スロットルバルブ7の開度を大きくす
る方向(全開方向)へ制御するよう出力部116を介し
て逆転信号を出力する。
ステップ248:上記の正転信号,逆転信号の出力をリ
セット(解除)する。
以上が第6図(A)のフローチャートの各ステップの説
明であり、以下が第6図(B)のフローチャートの各ス
テップの説明である。
ステップ250:駆動輪速度vrが第1のスリップ判定レ
ベルvs1 より大きいか否かの判定を行なう。
ステップ260:カウンタCの値を所定値にセットす
る。
ステップ270:カウンタCの値を零にセットする。
ステップ280:カウンタCの値を1だけデクリメント
する。
ステップ290:カウンタCの値が零より大きいか否か
を判断する。以上のステップ260ないし290で用い
るカウンタCは第1実施例における遅延回路89の動作
に相当するプログラム上の処理であり、一旦トラクショ
ンコントロールの制御が開始されると駆動輪16,17
の速度vrが第1のスリップ判定レベルvs1 を下回っても
所定時間トラクションコントロールを継続する為に設け
られている。
ステップ293:油圧スイッチ56がオフ状態か否かを
判断する。オフ状態であれば操舵はされておらず、パワ
ステアリング油圧は上昇していないとして何も行なわな
い。
ステップ296:ステップ293での判断が「NO」、
即ち油圧スイッチ56がオンの時、パワステアリング油
圧は操舵により上昇しているとしてPS昇圧弁58をリ
セットし位置hに切換える。
ステップ300:パワステアリング油圧系20のM/C
昇圧弁57を位置fにセットまたは維持し、ポンプ36
を駆動する。
ステップ303:油圧スイッチ56がオフ状態か否かを
判断する。
ステップ306:油圧スイッチ56がオフ状態の時、サ
ブマスタシリンダ3に導かれる圧力を上昇させるようP
S昇圧弁58を位置iに切換えセットする。
ステップ309:油圧スイッチ56がオン状態の時、P
S昇圧弁58を位置hに切換えリセットする。
ステップ310:駆動輪速度vrが第2のスリップ判定レ
ベルvs2 より大きいか否かの判断を行なう。
ステップ320:M/C昇圧弁57,PS昇圧弁58を
位置e及びhに各々リセットまたは維持し、ポンプ36
を停止する。
ステップ330:アンチスキッド制御の油圧系23の3
位置弁34を位置a(加圧)に維持または切換える。
ステップ340:3位置弁34を位置b(保持)に維持
または切換える。
ステップ350:3位置弁34を位置c(減圧)に維持
または切換える。
従って本実施例においては、第7図に図示する如く、 (A)駆動輪16,17が加速状態にある(α≧0)と
判断される時(ステップ230の判断が「YES」の
時)には、 (1)駆動輪16,17の速度vrが遊動輪14,15の
速度vfを基にして定まる第3のスリップ判定レベルvs3
を越えた時(ステップ242の判断が「YES」の
時)、モータ6を正転させて第2スロットルバルブ7を
全閉方向に制御し、内燃機関1の吸入空気量を減少させ
てその出力を抑制する(第7図期間CL)。
(2)上記(1)あるいは後述の(5)の制御によって
駆動輪速度vrが低下し、第4のスリップ判定レベルvs4
以下となった時(ステップ244での判断が「YES」
の時)、モータ6を逆転させて、第2スロットルバルブ
7を全開方向に制御し、内燃機関1の吸入空気量を増加
させてその出力を増大させる(第7図期間OP)。
(3)駆動輪速度vrが第3,第4のスリップ判定レベル
に対して、vs4 <vr≦vs3 の関係にある時(ステップ2
42,ステップ244での判断が共に「NO」の時)に
は、上述の正転・逆転信号のいずれもリセットし、第2
スロットルバルブ7をそのままの位置に保持する。
(4)駆動輪16,17の速度vrが遊動輪14,15の
速度vfを基にして定まる第1のスリップ判定レベルvs1
を越えた時(ステップ250の判断が「YES」の
時)、アンチスキッド制御の油圧系23のポンプ34を
駆動し、パワステアリング油圧系24のM/C昇圧弁5
7を位置fに切換えると共に、アンチスキッド制御の油
圧系23の3位置弁34を位置b(保持)に切換える
(第7図期間I)。ただし、上記制御において、油圧ス
イッチ56がオフの状態の時にはPS昇圧弁58は位置
iに切換えられ(ステップ303,306)、油圧スイ
ッチ56がオンの状態の時にはPS昇圧弁58はhの位
置とされる(ステップ303,309)。
(5)更に、駆動輪速度vrが第2のスリップ判定レベル
vs2 を越えた時(ステップ310の判断が「YES」の
時)には、上記3位置弁34を位置a(加圧)に切換え
て駆動輪に対する制動力を高める(期間II)。
(6)上記(4)あるいは(5)の状態の後に駆動輪速
度vrが第1のスリップ判定レベルvs1 以下となった時
(ステップ250の判断が「NO」でステップ290の
判断が「YES」の時)には、3位置弁34を位置c
(減圧)に切換えて制動力を弱める(期間III)。この
時、油圧スイッチ56がオン状態となっているとPS昇
圧弁58は位置hにリセットされる(ステップ293,
296)。
(7)駆動輪速度vrが第1のスリップ判定レベルvs1 以
下となったまま、カウンタCにセットされた値に相当す
る時間が経過すれば(ステップ290の判断が「NO」
となった時)、M/C昇圧弁57を位置eに、PS昇圧
弁58の位置をhに各々切換え、ポンプ34を停止する
と共に、3位置弁34を位置a(加圧)に切換えて、ト
ラクションコントロールを終了する(第7図に期間を図
示しない)。
一方、上記の制御に対して、 (B)アクセル操作などにより車両の加速度αが零以
下、即ち減速中となった時(ステップ230の判断が
「NO」の時)、正転・逆転信号を解除した後、カウン
タCの値を零とした上で上記(4)と同様の制御が行な
われる(第7図の期間IV)。
従って、アンチスキッド油圧系23を用いた素早い応答
性と第2スロットルバルブ7を用いた燃費の低減とを初
めとして、第1実施例と同様の効果を奏する上、本実施
例ではCPU110を用いて制御を行なっているので、
電子制御回路30のハードウェアを変更することなく種
々のトラクションコントロールを実現することができ
る。
なお、実施例において3位置弁34をaの状態に切り換
えて加圧状態とする動作が、本発明にいう制動手段を作
動させることに相当する。
以上本発明のいくつかの実施例について説明したが、本
発明はこのような実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は本発明実施例
の車両用スリップ制御装置の油圧系を中心とした概略構
成図、第3図は第1実施例における電子制御回路30の
トラクションコントロール部30′の構成を示す回路
図、第4図は第1実施例による制御の一例を示すタイミ
ングチャート、第5図は第2実施例における電子制御回
路30の構成を示すブロック図、第6図(A),(B)
は各々第2実施例における制御の一例を示すフローチャ
ート、第7図は第2実施例による制御の一例を示すタイ
ミングチャート、である。 1……内燃機関 4……アクセル 6……モータ 7……第2スロットルバルブ 11……ブレーキ 12……ブレーキマスタシリンダ 13……サブマスタシリンダ 14,15……遊動輪、16,17……駆動輪 23……アンチスキッド制御油圧系 24……パワステアリング油圧系 25……遊動輪センサ、26……駆動輪センサ 30……電子制御回路、32……チェンジバルブ 34……3位置弁、56……油圧センサ 57……M/C昇圧弁、58……PS昇圧弁
フロントページの続き (72)発明者 白井 昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 大橋 薫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野村 佳久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−78832(JP,A) 特開 昭58−35240(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動輪の加速スリップ状態を検出する加速
    スリップ状態検出手段と、 駆動輪の回転を制動する制動手段と、 エンジンの出力を低下せしめる出力低下手段と、 前記加速スリップ状態検出手段によって所定の加速スリ
    ップ状態が検出されたとき、前記制動手段及び出力低下
    手段の双方によって加速スリップ状態を制御する加速ス
    リップ制御手段と を備えた車両用スリップ制御装置において、 前記加速スリップ制御手段は、 前記加速スリップ状態検出手段の検出値が第1の所定値
    以上となったとき、まず、前記出力低下手段を作動させ
    る出力低下開始手段と、 前記加速スリップ状態検出手段の検出値が前記第1の所
    定値より大きい第2の所定値以上となったとき、初め
    て、前記制動手段を作動させる制動開始手段と を備えたことを特徴とする車両用スリップ制御装置。
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