JPH06246388A - トランスミッションのシンクロ機構用一体型シンクロクラッチギアの製造法 - Google Patents
トランスミッションのシンクロ機構用一体型シンクロクラッチギアの製造法Info
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- JPH06246388A JPH06246388A JP5036604A JP3660493A JPH06246388A JP H06246388 A JPH06246388 A JP H06246388A JP 5036604 A JP5036604 A JP 5036604A JP 3660493 A JP3660493 A JP 3660493A JP H06246388 A JPH06246388 A JP H06246388A
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- Japan
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2250/00—Manufacturing; Assembly
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程の短縮化が可能でしかも製品の品質
も優れているトランスミッションシンクロ機構用一体型
シンクロクラッチギアの製法を提供すること。 【構成】 トランスミッションシンクロ機構用のメイン
ギア部とドッグギア部からなる一体型シンクロクラッチ
ギアの冷間鍛造による製法であって、プレス圧の一部を
素材の内径側からドッグギア部歯形先端部方向に向わし
める段部を設けたマンドレルを使用して該素材を冷間鍛
造することによりドッグギア部歯形部を形成する前記一
体型シンクロクラッチギアの製法。
も優れているトランスミッションシンクロ機構用一体型
シンクロクラッチギアの製法を提供すること。 【構成】 トランスミッションシンクロ機構用のメイン
ギア部とドッグギア部からなる一体型シンクロクラッチ
ギアの冷間鍛造による製法であって、プレス圧の一部を
素材の内径側からドッグギア部歯形先端部方向に向わし
める段部を設けたマンドレルを使用して該素材を冷間鍛
造することによりドッグギア部歯形部を形成する前記一
体型シンクロクラッチギアの製法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車用マニ
ュアルトランスミッションのシンクロ機構に使用されて
いる一体型シンクロクラッチギアの製造方法に関する。
ュアルトランスミッションのシンクロ機構に使用されて
いる一体型シンクロクラッチギアの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、シンクロクラッチギアの製法とし
ては概ね３種の方法が知られている。第１の従来例とし
ては、熱間鍛造又は冷間鍛造で成形したギア素材よりド
ッグギア部及びメインギア部を機械加工により製作し、
ドッグギアの歯厚幅が基端部から先端部に向って拡散す
る逆テーパー形状を形成している（図１参照）。
ては概ね３種の方法が知られている。第１の従来例とし
ては、熱間鍛造又は冷間鍛造で成形したギア素材よりド
ッグギア部及びメインギア部を機械加工により製作し、
ドッグギアの歯厚幅が基端部から先端部に向って拡散す
る逆テーパー形状を形成している（図１参照）。
【０００３】第２の従来例としては、近年の製法として
メインギア部とドッグギア部とを分割して製作し、後に
一体化するというものがある。これによればメインギア
部は、熱間あるいは冷間鍛造でギア素材をつくり機械加
工で仕上げ、またドッグギア部は冷間鍛造後機械加工で
仕上げる。そしてこれらを一体化するのである。この場
合に両者を圧入嵌合させて電子ビームで一体化するもの
（図２）、メインギア部の嵌合する外周部とドッグギア
部の嵌合する内周部にスプライン加工を施し、圧入嵌合
して一体化させるもの（図３）などがある。
メインギア部とドッグギア部とを分割して製作し、後に
一体化するというものがある。これによればメインギア
部は、熱間あるいは冷間鍛造でギア素材をつくり機械加
工で仕上げ、またドッグギア部は冷間鍛造後機械加工で
仕上げる。そしてこれらを一体化するのである。この場
合に両者を圧入嵌合させて電子ビームで一体化するもの
（図２）、メインギア部の嵌合する外周部とドッグギア
部の嵌合する内周部にスプライン加工を施し、圧入嵌合
して一体化させるもの（図３）などがある。
【０００４】第３の従来例としては、熱間鍛造によりメ
インギア部とドッグギア部とを一体予備成形し、次いで
熱処理、ショットブラスト表面処理の後、さらにスプラ
イン精度を確保するため、スプライン部を冷鍛でコイニ
ングをし、その後ドッグギア部を冷間成形により逆テー
パ状に仕上げ成形するという方法がある。
インギア部とドッグギア部とを一体予備成形し、次いで
熱処理、ショットブラスト表面処理の後、さらにスプラ
イン精度を確保するため、スプライン部を冷鍛でコイニ
ングをし、その後ドッグギア部を冷間成形により逆テー
パ状に仕上げ成形するという方法がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第１の
従来例の場合にはドッグギアをピニオンカッターで加工
するために歯元に３〜４ｍｍの逃げが必要となり、スプ
ラインの有効接触長さが短くなるが、一方エンジン出力
を増大するとスプライン長さを長くしなければならず、
ギアが大きくなり、延いてはトランスミッション全体が
大型化し重量を増加するという問題がある。
従来例の場合にはドッグギアをピニオンカッターで加工
するために歯元に３〜４ｍｍの逃げが必要となり、スプ
ラインの有効接触長さが短くなるが、一方エンジン出力
を増大するとスプライン長さを長くしなければならず、
ギアが大きくなり、延いてはトランスミッション全体が
大型化し重量を増加するという問題がある。
【０００６】第２の従来例による場合には第１の従来例
に見られたピニオンカッターの逃げの部分が有効歯長と
して利用できるので、ドッグギアの耐久性は飛躍的に向
上することができる。しかし、メインギア部とドッグギ
ア部との嵌合部をそれぞれ機械加工する必要があり、そ
のために工程が増え、コストも上昇する。
に見られたピニオンカッターの逃げの部分が有効歯長と
して利用できるので、ドッグギアの耐久性は飛躍的に向
上することができる。しかし、メインギア部とドッグギ
ア部との嵌合部をそれぞれ機械加工する必要があり、そ
のために工程が増え、コストも上昇する。
【０００７】また、第３の従来例の場合にも熱間鍛造で
予備成形するため、熱処理、ショットブラスト、表面処
理及び冷間成形の各工程が必要になり、工程数が増える
のでコストが嵩むことになる。しかも、熱間鍛造型の寿
命は冷間鍛造型に比較して極めて短いので、この点もコ
スト上昇の要因となる。本発明は、こうした実情に鑑み
製造工程を短縮してコストダウンを実現でき、しかも製
品の強度、耐久性も優れているトランスミッションシン
クロ機構用一体型シンクロクラッチギアの製法を提供す
ることを目的とするものである。
予備成形するため、熱処理、ショットブラスト、表面処
理及び冷間成形の各工程が必要になり、工程数が増える
のでコストが嵩むことになる。しかも、熱間鍛造型の寿
命は冷間鍛造型に比較して極めて短いので、この点もコ
スト上昇の要因となる。本発明は、こうした実情に鑑み
製造工程を短縮してコストダウンを実現でき、しかも製
品の強度、耐久性も優れているトランスミッションシン
クロ機構用一体型シンクロクラッチギアの製法を提供す
ることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため、一体化シンクロクラッチギアを冷間鍛造
により製作する方法について鋭意検討した。従来、一体
型シンクロクラッチギアを冷間鍛造法により製作しよう
とするとき、素材をプレスしてもドッグギアの歯形部の
先端に対応するダイス中の位置まで材料を送り込むこと
は一般に困難であるとされてきた。しかし、本発明者は
検討を進めた結果、この問題点を冷間鍛造に使用するマ
ンドレルの構造を工夫することにより克服できることを
知見し、本発明を完成するに至った。
解決するため、一体化シンクロクラッチギアを冷間鍛造
により製作する方法について鋭意検討した。従来、一体
型シンクロクラッチギアを冷間鍛造法により製作しよう
とするとき、素材をプレスしてもドッグギアの歯形部の
先端に対応するダイス中の位置まで材料を送り込むこと
は一般に困難であるとされてきた。しかし、本発明者は
検討を進めた結果、この問題点を冷間鍛造に使用するマ
ンドレルの構造を工夫することにより克服できることを
知見し、本発明を完成するに至った。
【０００９】すなわち、本発明はトランスミッションシ
ンクロ機構用のメインギア部とドッグギア部からなる一
体型シンクロクラッチギアの冷間鍛造による製法であっ
て、プレス圧の一部を素材の内径側からドッグギア部歯
形先端部方向に向わしめる段部を設けたマンドレルを使
用して該素材を冷間鍛造することによりドッグギア部歯
形部を形成する前記一体型シンクロクラッチギアの製法
をその要旨とするものである。
ンクロ機構用のメインギア部とドッグギア部からなる一
体型シンクロクラッチギアの冷間鍛造による製法であっ
て、プレス圧の一部を素材の内径側からドッグギア部歯
形先端部方向に向わしめる段部を設けたマンドレルを使
用して該素材を冷間鍛造することによりドッグギア部歯
形部を形成する前記一体型シンクロクラッチギアの製法
をその要旨とするものである。
【００１０】本発明は、自動車用トランスミッションの
シンロク機構用のシンクロクラッチギアの製造に好適で
ある。本発明の方法によりつくられるシンクロクラッチ
ギアの一例を図４に示す。図４ａは全体構成を説明する
断面説明図で、また図４ｂはドッグギア部逆テーパ状歯
形部の構成を説明する図である。図４中、１はトランス
ミッションシンクロ機構用シンクロクラッチギア本体
で、これはメインギア部２とドッグギア部３とからなり
一体鍛造品である。
シンロク機構用のシンクロクラッチギアの製造に好適で
ある。本発明の方法によりつくられるシンクロクラッチ
ギアの一例を図４に示す。図４ａは全体構成を説明する
断面説明図で、また図４ｂはドッグギア部逆テーパ状歯
形部の構成を説明する図である。図４中、１はトランス
ミッションシンクロ機構用シンクロクラッチギア本体
で、これはメインギア部２とドッグギア部３とからなり
一体鍛造品である。
【００１１】４はメインギア部２の歯形部であり、この
場合はシンクロクラッチギア鍛造後に切削歯切加工によ
り形成される。５は前記ドッグギア部を構成しているも
ので、一度結合したギアが抜けないようにする歯形部で
あり、その歯厚幅が基端部から先端部にかけて逆テーパ
状に形成されている。５ａ，５ｂ，５ｃは各歯形のコー
ナー部であり、山面成形されている。
場合はシンクロクラッチギア鍛造後に切削歯切加工によ
り形成される。５は前記ドッグギア部を構成しているも
ので、一度結合したギアが抜けないようにする歯形部で
あり、その歯厚幅が基端部から先端部にかけて逆テーパ
状に形成されている。５ａ，５ｂ，５ｃは各歯形のコー
ナー部であり、山面成形されている。
【００１２】本発明は、上記に示すような構成の一体型
シンクロクラッチギアを冷間鍛造法により製造するもの
であるが、この場合に段付きマンドレルを使用すること
が重要である。この段付きマンドレルの使用により、プ
レス圧を一体型クラッチギア素材の内側からドッグギア
歯形部に向う水平方向の力と垂直方向の力との組合せと
して作用せしめることができ、従来困難であった冷間鍛
造による一体型クラッチギアの成形と同時にドッグギア
歯形部の形成を可能としたものである。
シンクロクラッチギアを冷間鍛造法により製造するもの
であるが、この場合に段付きマンドレルを使用すること
が重要である。この段付きマンドレルの使用により、プ
レス圧を一体型クラッチギア素材の内側からドッグギア
歯形部に向う水平方向の力と垂直方向の力との組合せと
して作用せしめることができ、従来困難であった冷間鍛
造による一体型クラッチギアの成形と同時にドッグギア
歯形部の形成を可能としたものである。
【００１３】本発明の製法に使用するマンドレルの段部
の形状は、前記のように素材の内径側からドッグギア歯
形方向にプレス圧の一部を向かわしむることができる形
状であればよい。たとえば、成形時プレス下死点でのマ
ンドレルの段付部がドッグギアの中心部に対して±１０
ｍｍの所にくるように段部を配列すればよい。また段部
の太径と細径の差は、クラッチギアの形状により異な
り、ドッグギアの先端部に材料が充満する寸法を適宜選
ぶ必要がある。
の形状は、前記のように素材の内径側からドッグギア歯
形方向にプレス圧の一部を向かわしむることができる形
状であればよい。たとえば、成形時プレス下死点でのマ
ンドレルの段付部がドッグギアの中心部に対して±１０
ｍｍの所にくるように段部を配列すればよい。また段部
の太径と細径の差は、クラッチギアの形状により異な
り、ドッグギアの先端部に材料が充満する寸法を適宜選
ぶ必要がある。
【００１４】
【実施例】図面に基づき本発明の実施例を説明する。図
５は、本発明の冷間鍛造法による一体化型シンクロクラ
ッチギアの成形を説明するものであり、左側が成形前
で、右側が成形後を示している。
５は、本発明の冷間鍛造法による一体化型シンクロクラ
ッチギアの成形を説明するものであり、左側が成形前
で、右側が成形後を示している。
【００１５】円盤状に予備成形された被加工素材１０
は、ダイス１１の中に投入される。このとき素材１０の
外径はダイス１１に加工してある歯形部１１ａの内径よ
りやや小さくする。このときプレスのラムは上方にあ
り、ラムの先端にはマンドレル１２とパンチケース１３
とからなる上型が取付けてある。ラムを降下すると素材
１０はパンチケース１３により上部から加圧されるが、
下方はダイス１１、ダイス入れ子１４とノックアウト１
５からなる下型に止められるため、マンドレル１２とパ
ンチケース１３との隙間１６と、パンチケース１３とダ
イス１１との隙間１７に流れる。
は、ダイス１１の中に投入される。このとき素材１０の
外径はダイス１１に加工してある歯形部１１ａの内径よ
りやや小さくする。このときプレスのラムは上方にあ
り、ラムの先端にはマンドレル１２とパンチケース１３
とからなる上型が取付けてある。ラムを降下すると素材
１０はパンチケース１３により上部から加圧されるが、
下方はダイス１１、ダイス入れ子１４とノックアウト１
５からなる下型に止められるため、マンドレル１２とパ
ンチケース１３との隙間１６と、パンチケース１３とダ
イス１１との隙間１７に流れる。
【００１６】このとき、従来の冷間鍛造法では図６の１
１ｂで示される歯形部１１ａの先端部までは十分に素材
を押し込むことはできなかったが（図６参照）、本発明
においてはマンドレル先端部寄りに設けた段部１２ａの
作用で内径から歯形先端方向に向う力を発生させること
ができるので、ドッグギアの歯形部先端部１１ｂに材料
を充満させることが可能となる。製品の取出しは、上型
を上昇させ、ノックアウト１５を突き上げることにより
ダイス１１より上に押出される。
１ｂで示される歯形部１１ａの先端部までは十分に素材
を押し込むことはできなかったが（図６参照）、本発明
においてはマンドレル先端部寄りに設けた段部１２ａの
作用で内径から歯形先端方向に向う力を発生させること
ができるので、ドッグギアの歯形部先端部１１ｂに材料
を充満させることが可能となる。製品の取出しは、上型
を上昇させ、ノックアウト１５を突き上げることにより
ダイス１１より上に押出される。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製法によ
ればメインギア部とドッグギア部とを冷間鍛造により一
体成形でき、しかもその成形と同時にドッグギア部に歯
形部も形成することができる。すなわち、本発明では素
材から冷間鍛造のみにより一体型シンクロクラッチのド
ッグギア部の歯形を形成することができるが、これは従
来法では実現することができない本発明の製法上の顕著
な効果である。
ればメインギア部とドッグギア部とを冷間鍛造により一
体成形でき、しかもその成形と同時にドッグギア部に歯
形部も形成することができる。すなわち、本発明では素
材から冷間鍛造のみにより一体型シンクロクラッチのド
ッグギア部の歯形を形成することができるが、これは従
来法では実現することができない本発明の製法上の顕著
な効果である。
【００１８】従来法では熱間又は冷間鍛造により一体型
ギア素材を成形した後、別途機械加工により逆テーパ形
状のドッグギア歯形部を形成するか、あるいはメインギ
ア部とドッグギア部とを各別体として製作した上で、両
者を嵌合させるという方法を採用していた。また、従来
メインギア部をドッグギア部とを一体成形する方法もあ
るが、これは熱間鍛造法によるものであり、この場合に
おいてもいくつかの後工程の後にさらに逆テーパの歯形
の仕上げ処理のための冷間鍛造が必要であった。
ギア素材を成形した後、別途機械加工により逆テーパ形
状のドッグギア歯形部を形成するか、あるいはメインギ
ア部とドッグギア部とを各別体として製作した上で、両
者を嵌合させるという方法を採用していた。また、従来
メインギア部をドッグギア部とを一体成形する方法もあ
るが、これは熱間鍛造法によるものであり、この場合に
おいてもいくつかの後工程の後にさらに逆テーパの歯形
の仕上げ処理のための冷間鍛造が必要であった。
【００１９】このように本発明は従来法の製作工程を大
幅に短縮することができる。また、冷間鍛造による成形
のため、径方向に対しては非常に精度が高く、歩留りも
向上することができる。しかも、本発明の一体冷間鍛造
法の技術的成果は、工程短縮化などの製法上のものに止
まらず、製品である一体型シンクロクラッチギア自体の
品質もまた優れている。すなわち、冷間鍛造法による一
体成形品であるので、ピニオンカッタの逃げが不要とな
りスプライン長さをその分長くとることができ、また結
晶メタルフローが歯に沿って流れ、歯元に所望のＲを付
与することができるので、一体切削加工タイプや別体嵌
合タイプに比べて強度・耐久性が優れている。
幅に短縮することができる。また、冷間鍛造による成形
のため、径方向に対しては非常に精度が高く、歩留りも
向上することができる。しかも、本発明の一体冷間鍛造
法の技術的成果は、工程短縮化などの製法上のものに止
まらず、製品である一体型シンクロクラッチギア自体の
品質もまた優れている。すなわち、冷間鍛造法による一
体成形品であるので、ピニオンカッタの逃げが不要とな
りスプライン長さをその分長くとることができ、また結
晶メタルフローが歯に沿って流れ、歯元に所望のＲを付
与することができるので、一体切削加工タイプや別体嵌
合タイプに比べて強度・耐久性が優れている。
【図１】従来の機械加工による一体型タイプのシンクロ
クラッチギアの説明図で、ａは断面、ｂは側面説明図。
クラッチギアの説明図で、ａは断面、ｂは側面説明図。
【図２】従来の電子ビーム溶接による別体型タイプの同
説明図。
説明図。
【図３】従来のスプライン嵌合による別体型タイプの同
説明図。
説明図。
【図４】本発明による一体型シンクロクラッチギアの一
例を示す同説明図。
例を示す同説明図。
【図５】本発明の冷間鍛造法の説明図。
【図６】従来の一体型の冷間鍛造法による問題点の説明
図。
図。
１ シンクロクラッチギア ２ メインギア部 ３ ドッグギア部 ４ メインギア部歯形部 ５ ドッグギア歯形部 １０ 素材 １１ ダイス １１ａ ドッグギア歯形部 １１ｂ 歯形部先端部 １２ マンドレル １２ａ 段部 １３ パンチケース １４ ダイス入れ子 １５ ノックアウト １６ 隙間 １７ 隙間
Claims (1)
- 【請求項１】 トランスミッションシンクロ機構用のメ
インギア部とドッグギア部からなる一体型シンクロクラ
ッチギアの冷間鍛造による製法であって、プレス圧の一
部を素材の内径側からドッグギア部歯形先端部方向に向
わしめる段部を設けたマンドレルを使用して該素材を冷
間鍛造することによりドッグギア部歯形部を形成するこ
とを特徴とする前記一体型シンクロクラッチギアの製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5036604A JPH0759341B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | トランスミッションのシンクロ機構用一体型シンクロクラッチギアの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5036604A JPH0759341B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | トランスミッションのシンクロ機構用一体型シンクロクラッチギアの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246388A true JPH06246388A (ja) | 1994-09-06 |
| JPH0759341B2 JPH0759341B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=12474407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5036604A Expired - Lifetime JPH0759341B2 (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | トランスミッションのシンクロ機構用一体型シンクロクラッチギアの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0759341B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999006164A1 (fr) * | 1997-07-31 | 1999-02-11 | Unipres Corporation | Procede pour soumettre a un etirage de paroi les cannelures d'une tole metallique comprimee a decrochement et tambour d'embrayage en tole metallique ainsi forme |
| EP1524043A2 (en) * | 2003-10-14 | 2005-04-20 | NSK Ltd., | Molding method for geared member with boss and geared member with boss |
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| CN107186158A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-22 | 上海交通大学 | 基于板料体积成形的双联齿轮锻造工艺与模具 |
| KR101964356B1 (ko) * | 2017-11-02 | 2019-04-01 | 현대트랜시스 주식회사 | 샤프트 애뉼러스 |
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| JPS4932854A (ja) * | 1972-07-27 | 1974-03-26 | ||
| JPS63120958A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-25 | Goto Tanko Kk | 変速用歯車及びその製造装置 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP5036604A patent/JPH0759341B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| CN107186158A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-22 | 上海交通大学 | 基于板料体积成形的双联齿轮锻造工艺与模具 |
| CN107186158B (zh) * | 2017-06-09 | 2019-02-01 | 上海交通大学 | 基于板料体积成形的双联齿轮锻造工艺与模具 |
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