JPS609546A - ドグ歯付はすば歯車の鍛造方法および金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば自動車のトランスミッションに使用ざ
ルるドグ歯付はすば歯車を鍛造する方法およびこの鍛造
に用いる金型に関するものである。

例えば自動車のトランスミッションに使用すれる、第１
図に示すような平歯車の歯形（以下「ドグ歯」と云う）
（１）とはすげ歯車の歯形（２）を備えた歯車ｃ以下「
ドグ歯付けすげ歯車」と云う）（３）を製造するに際し
て、従来は前記歯車（３）の素材となる鍛造ブランクを
切削加工することにょシ前記両歯形（１）（２）を形成
し、製造していた。

また、最近では良好な製作精度が必要でない前記ドグ歯
（１）のみを冷間あふいは熱間鍛造にょシ形成し、高い
製作精度が要求さ詐る他の歯形（２）を切削加工するこ
とにょシドグ歯付はすば歯車（３）ｆ：１回造する方法
も提案ｇｎている。

しかし、前記した従来の方法ではいずｎも製品歩留りが
悪く、また製品完成までに多くの工数が必要となって生
産性が悪いという欠点があった。

本発明は上記問題点に鑑みて成ざｎたものであり、複動
プレスを用いてドグ歯付けすげ歯車を１回の鍛造のみに
ょシ製造可能とすることで、製品歩留シと生産性の向上
を図り得るドグ歯付はすば出車の鍛造方法およびこの鍛
造に用いる金型を提供せんとするものである。

すなわち本発明は、プレスベッドに固定さｎた下型と、
該下型内を上下動可能に精成ざｎた下パンチと、ボルス
タを介してプレススライドに固定された前記下型と対を
なす上型と、該上型内を上下動可能に取付けられた上パ
ンチを具備して成る複動プレスを用いてドグ歯付けすば
歯車を鍛造する方法であって、前記下型と下パンチ間に
素材を挿入配置し念後、前記上型を上パンチと共に同期
降下せしめて前記素材に何等変形を加えることなく前記
上下−型を密着亡しめ、しかる後前記上下パンチを同期
して接近移動せしめることによシ前記素材を密閉空間内
で軸方向に圧縮して素材を前記下型の内周面所定位置に
形成したドグ歯の成形部と前記上型の内周面に形成した
けすげ歯形の成形部内に膨出せしめ、次に前記上型と上
パンチを上昇させて前記被鍛造材を上型に噛合した状態
で下型より抜き取り、しかる後前記上型の成形部に噛合
する上パンチのみを降下回動させることにより被鍛造材
を上型より離脱せしめることを要旨とするドグ歯付はす
ば歯車の鍛造方法およびこの鍛造に用いる金型である。

以下本発明を第２図に基づいて詳細に説明する。

図面において、０υはプレスベッド０乃に立設固定さｎ
たコア（ロ）に対して同心的に外嵌挿さル、同じくプレ
スベッド（ロ）に固定さｎた下型であシ、該下型（ロ）
の内周面には上端よシ順次、後述する上型に嵌合する四
部α荀と、素材（ロ）の鍛造時における逃し空間ＯΦと
、ドグ歯（１）の成形部（ロ）が形成されている。そし
てこの下型（ロ）とコア（至）により形成される環状空
間には鍛造時に素材（ロ）を突き上げる下パンチ（財）
がアンダラム（ロ）により上下動可能な如く精成さｎて
いる。

■はボルスタ（ロ）を介してプレススライド（２）に固
定された前記下型αυと対をなす上型であシ、該上型に
）の下端には前記下型（ロ）の凹部（２）に嵌合する凸
部に）が形成され、かつその内周面には全域に亘゛りて
はすば歯＄’ｌｚ）の成形部（ハ）が形成されている。

に）は前記上型−の成形部（ハ）に噛合する所定長さの
歯形Ｈ’に外周に形成し、常時前記上型に）に噛合状頼
となざしめらｎた上パンチであり、該上パンチに）は例
えばセラミックス製のスラストプレートに）を介してア
ノビルに）に回転自在に抱持されている。そしてこのア
ンビルに）はインナラムに）に固定されボルスタ＠◇内
を上下動可能に構成さｎでいる。

而して前記上パンチに）はインナラム■の伸縮によシ上
型に）の成形部（ハ）に案内されて回動しながら昇降す
るのである。なお、前記素材Ｑ＠の外径は上型に）の成
形部（ハ）の内径以下であり、また軸方向の長さは、前
記内外径差と軸方向の圧縮による膨張率によシ決定され
るものである。

次に上記した複動プレスおよび上型に）と下型０１）か
らなる金型を用いてドグ歯付はすば歯車（３）ｔ−鍛造
する場合について説明する。

先ず、第２図（イ）に示す如く、予め上パンチ（ハ）を
上型に）に対して最上部に位置せしめると共に、下パン
チ（ホ）を下型αＤに対して最下部に位置せしめる。

そして、前記し九位置関係の下型（ＪＯと下パンチ（ロ
）およびコア（ロ）によ〕形成された空間に素材（ロ）
を挿入配置する。しかる後、第２図（ロ）に示す如く、
上型■と上パンチ（ハ）を同期させて降下せしめ、上型
■の凸部に）を下型０カの凹部に）に嵌合δせ鍛造時の
芯出しを確実ならしめる。なお、この状態においては前
記素材０！９は何等変形を加えられていない。

次に、前記した位置関係の上パンチ（ハ）と下パンチ（
ホ）を同期して接近移動せしめる。この場合、上パンチ
（ハ）は上型■の成形部（ハ）に案内されて回動しなが
ら降下してくることになシ、この上パンチに）の降下回
動と下パンチ（ホ）の上昇によシ前記素材（９）は軸方
向に圧縮され、上型に）のはすば歯形（２）の成形部（
ハ）と下型（ロ）のドグ歯（１）の成形部（ロ）内に夫
々膨出せしめらｎ１所定の形状に鍛造ざするのであるＣ
第２図（ハ）参照）。なお、この場合はすげ歯形＋２）
は逃し空間ＯΦがあることにより端部まで良好な精度で
鍛造できる。

そして、前記した如く所定の鍛造作業が終了すると、第
２図に）に示す如く、上型に）と上パンチに）を同期し
て上昇せしめる。この時、前記したように鍛造さｎた素
材（９）ｃ以下「被鍛造材に）」と云う）ｉｌｔ上型に
）の成形部（財）に噛合した状態で下型（ロ）より抜き
取らｎる。

しかる後、インナラムに）を更に伸長動作させて上パン
チに）のみを上型に）に対して回動降下させ、図示省略
したが下型（財）の上位置に配置せしめられる。

以上述べた如く本発明によ１１．ば、機械加工工数がは
すげ歯彫部の仕上加工のみＣよく、工数が従来法と比較
して減少し、生産性が大幅に向上する。加えて、本発明
によルば、材料歩留りが向上し省資源政策に寄与できる
等極めて大なる効果を有する発明である。

ちなみに、本発明によ１１ば、従来法と比較して歩留シ
が５０−向上し、生産に要する時間も従来の５０％で行
なえることが確認できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法によシ鍛造されるドグ歯付はすば歯
車の概略断面図、第２図０）〜に）は本発明方法を工程
順に説明するＩＪｒ面図である。 （１）はドグ歯、（２）はけすば歯形、（３）はドグ歯
付はすげ歯車、Ｑｌ）は下型、０乃はプレスベッド、θ
場は素材、いは被鍛造材、０６）は逃し空間、０ηＱ令
は成形部、　（Ｊ４ｆよ下パンチ、に）は上型、ψ０は
ボルスタ、（ハ）はプレススライド、に）は上パンチ、
ＩＩは歯形。 第２図 Ｃ−＼）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、プレスベッドに固定さ几た下型と、該下型内を
   上下動可能に精成さ几た下パンチと、ボルスタを介して
   プレススライドに固定された上記下積と対をなす上型と
   、該上型内を上下動可能に取付けら几た上バンチを具備
   して成る復動プレスを用いてドグ歯付はすば歯以全鍛造
   する方法であって、上記下型と下パンチ間に素材を挿入
   配置した後、上記上型を上パンチと共に同期降下せしめ
   て上記素材に何等変形を加えることなく上記上下型を密
   着せしめ、しかる後上記上下パンチを同期して接近移動
   せしめることによシ上記素材を密閉空間内で軸方向に圧
   縮して素材を上記下型の内周面所定位置に形成したドグ
   歯の成形部と上記上型の内周面に形成し１ヒはすげ歯形
   の成形部内に膨出せしめ、次に上記上型と上パンチを上
   昇させて上記被鍛造材を上型に噛合した状態で下型より
   抜き取り、しかる後上記上型の成形部に噛合する上パン
   チのみを降下回動させることにより被鍛造材を上型よシ
   鵡脱せしめることを特徴とするドグ歯付はすば歯車の鍛
   造方法。
2. （２）、複Ｒｈプレスのプレスベッドに固定される下型
   と、同じくボルスタを介してプレススライドに固定され
   る上型とから成る金型であって、上記上型はその内周面
   に所要のはすげ歯形を成形部しめる成形部をＯｉ＃え、
   また上記下型はその内周面上端より鍛造時の逃し空間と
   ドグ歯の成形部を順次備えたことを特徴とするドグ歯付
   けすげ歯車の敷造に用いる金型。