JPH06239106A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents
空気入りタイヤの製造方法Info
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- JPH06239106A JPH06239106A JP5028001A JP2800193A JPH06239106A JP H06239106 A JPH06239106 A JP H06239106A JP 5028001 A JP5028001 A JP 5028001A JP 2800193 A JP2800193 A JP 2800193A JP H06239106 A JPH06239106 A JP H06239106A
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- pneumatic tire
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- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C2011/1254—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern with closed sipe, i.e. not extending to a groove
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ユニフォミティに優れた空気入りタイヤを製
造できる空気入りタイヤの製造方法を提供すること。 【構成】 接地圧の高いショルダー側の第2ブロック2
6のなかで最も周方向寸法の長い第2ブロック26A及
び2番目に周方向寸法が長い第2ブロック26Bに、剛
性低下用のスリット溝30を形成する。これにより、大
ブロックと小ブロックとの周方向における剛性の差が無
くなり、空気入りタイヤ10のユニフォミティを向上で
きる。
造できる空気入りタイヤの製造方法を提供すること。 【構成】 接地圧の高いショルダー側の第2ブロック2
6のなかで最も周方向寸法の長い第2ブロック26A及
び2番目に周方向寸法が長い第2ブロック26Bに、剛
性低下用のスリット溝30を形成する。これにより、大
ブロックと小ブロックとの周方向における剛性の差が無
くなり、空気入りタイヤ10のユニフォミティを向上で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気入りタイヤの製造方
法に係り、特に、互いに周方向寸法が異なる2種類以上
の島状ブロック及び又は複数個のラグ溝を周方向に配列
して形成され互いに周方向寸法が異なる2種類以上の隣
接ラグ溝間のブロックを有する空気入りタイヤのユニフ
ォミティを向上させることのできる空気入りタイヤの製
造方法に関する。
法に係り、特に、互いに周方向寸法が異なる2種類以上
の島状ブロック及び又は複数個のラグ溝を周方向に配列
して形成され互いに周方向寸法が異なる2種類以上の隣
接ラグ溝間のブロックを有する空気入りタイヤのユニフ
ォミティを向上させることのできる空気入りタイヤの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤのトレッドパターンの設
計では、タイヤ騒音の中で最も支配的であるパターンノ
イズを極小化するためにブロックのイレギュラーピッチ
化を行っている。このイレギュラーピッチ化によって作
り出される各パターンの大小のブロックは、現設計方法
において、どうしてもトップトレッドゲージの周上の不
均一を生み出さざるを得ないのが現状である。
計では、タイヤ騒音の中で最も支配的であるパターンノ
イズを極小化するためにブロックのイレギュラーピッチ
化を行っている。このイレギュラーピッチ化によって作
り出される各パターンの大小のブロックは、現設計方法
において、どうしてもトップトレッドゲージの周上の不
均一を生み出さざるを得ないのが現状である。
【0003】この時、図12に示すように、大ブロック
110と小ブロック112とのゲージ差Δt(大ブロッ
ク部分のゲージT2−小ブロック部分のゲージT1)
は、ネガティブ比(溝面積と踏面面積との比)を一定と
すると以下の(1)式で表される。
110と小ブロック112とのゲージ差Δt(大ブロッ
ク部分のゲージT2−小ブロック部分のゲージT1)
は、ネガティブ比(溝面積と踏面面積との比)を一定と
すると以下の(1)式で表される。
【0004】 Δt=(1/L1−1/L2)×H2 ×tanα・・・・・・(1)式 ここで、T1は加硫成型後の小ブロック部分のトレッド
ゲージ、T2は加硫成型後の大ブロック部分のトレッド
ゲージ、L1は小ブロック112の周方向寸法(図12
では、L1が小ブロック112の周方向ピッチを示して
いるが、小ブロック112の周方向寸法と同一寸法であ
る)、L2は大ブロック110の周方向寸法(図12で
は、L1が大ブロック110の周方向ピッチを示してい
るが、大ブロック110の周方向寸法と同一寸法であ
る)、WIは小ブロック112間の溝116開口部の溝
幅、W2は大ブロック110間の溝118の開口部の溝
幅、Hは溝116及び溝118の深さ、αは溝116及
び溝118の側壁の溝深さ方向に対する傾斜角度を表
す。
ゲージ、T2は加硫成型後の大ブロック部分のトレッド
ゲージ、L1は小ブロック112の周方向寸法(図12
では、L1が小ブロック112の周方向ピッチを示して
いるが、小ブロック112の周方向寸法と同一寸法であ
る)、L2は大ブロック110の周方向寸法(図12で
は、L1が大ブロック110の周方向ピッチを示してい
るが、大ブロック110の周方向寸法と同一寸法であ
る)、WIは小ブロック112間の溝116開口部の溝
幅、W2は大ブロック110間の溝118の開口部の溝
幅、Hは溝116及び溝118の深さ、αは溝116及
び溝118の側壁の溝深さ方向に対する傾斜角度を表
す。
【0005】上記(1)式は、以下のように導かれてい
る。図12に示すように、加硫成型前のグリーンタイヤ
に於けるトレッドゲージをT0とした場合、加硫成型前
のトレッドの大ブロック部分の断面積AL0は、以下の
(2)式で表される。
る。図12に示すように、加硫成型前のグリーンタイヤ
に於けるトレッドゲージをT0とした場合、加硫成型前
のトレッドの大ブロック部分の断面積AL0は、以下の
(2)式で表される。
【0006】AL0=L2×T0・・・・・・(2)式 この部分が加硫成型された後の断面積AL1(断面積A
L0とイコール)は以下の(3)式で表される。
L0とイコール)は以下の(3)式で表される。
【0007】 AL1=T2×L2−(W2×H−H2×tanα)・・・・・・(3)式 一方、加硫成型前のトレッドの小ブロック部分の断面積
AS0は以下の(4)式で表される。
AS0は以下の(4)式で表される。
【0008】AS0=L1×T0・・・・・・(4)式 この部分が加硫成型された後の断面積AS1(断面積A
S0とイコール)は以下の(5)式で表される。
S0とイコール)は以下の(5)式で表される。
【0009】 AS1=T1×L1−(W1×H−H2×tanα)・・・・・・(5)式 また、大ブロック110と小ブロック112との、ネガ
ティブ比が一定であるので以下の(6)式が成り立つ。
ティブ比が一定であるので以下の(6)式が成り立つ。
【0010】 W1/L1=W2/L2・・・・・・(6)式 (2)式と(3)式とから以下の(7)式が導かれ、
(4)式と(5)式とから以下の(8)式が導かれる。
(4)式と(5)式とから以下の(8)式が導かれる。
【0011】 T2×L2−(W2×H−H2×tanα)=L2×T0・・・・・(7)式 T1×L1−(W1×H−H2×tanα)=L1×T0・・・・・(8)式 (7)式及び(8)式を変形すると、以下の(9)式及
び(10)式となる。
び(10)式となる。
【0012】 T2=(L2×T0+W2×H−H2×tanα)/L2・・・・・(9)式 T1=(L1×T0+W1×H−H2×tanα)/L1・・・・(10)式 大ブロック110と小ブロック112とのゲージ差Δt
はT2−T1であるので、ゲージ差Δtは以下の(1
1)式となる。
はT2−T1であるので、ゲージ差Δtは以下の(1
1)式となる。
【0013】 Δt=T2−T1 =(L2×T0+W2×H−H2×tanα)/L2−(L1×T0+W 1×H−H2×tanα)/L1 ={H×(L1×W2−L2×W1)+(L2−1)×H2×tanα} /(L1×L2)・・・・・・(11)式 ここで、L1×W2=L2×W1((6)式の変形)を
(11)式に代入すると(1)式が導かれる。 Δt=(L2−L1)×H2×tanα/L1×L2 =(1/L1−1/L2)×H2 ×tanα・・・・・・(1)式 即ち、周方向寸法が大きいブロック程、トップトレッド
ゲージが大きくなる。
(11)式に代入すると(1)式が導かれる。 Δt=(L2−L1)×H2×tanα/L1×L2 =(1/L1−1/L2)×H2 ×tanα・・・・・・(1)式 即ち、周方向寸法が大きいブロック程、トップトレッド
ゲージが大きくなる。
【0014】ところで、加硫形成時加硫モールド内に在
るタイヤはモールドによって外径の拡張が規制される
為、大ブロック部分ではトレッドゲージが上記理由によ
り大きくなるから、内部のベルトの形状は、大ブロック
部分が小ブロック部分よりも若干凹んだ形状となる。し
たがって、加硫後この空気入りタイヤに内圧を充填する
と、ベルト形状が真円となろうとするため、タイヤ外径
は、厚肉とされた大ブロック部分が小ブロック部分より
も突出する。
るタイヤはモールドによって外径の拡張が規制される
為、大ブロック部分ではトレッドゲージが上記理由によ
り大きくなるから、内部のベルトの形状は、大ブロック
部分が小ブロック部分よりも若干凹んだ形状となる。し
たがって、加硫後この空気入りタイヤに内圧を充填する
と、ベルト形状が真円となろうとするため、タイヤ外径
は、厚肉とされた大ブロック部分が小ブロック部分より
も突出する。
【0015】タイヤのユニフォミティ(RFV)は、タ
イヤの振れ(RR)とタイヤが転動している時に発生す
る力(剛性力)とに関係があり、トップトレッドのゲー
ジ不均一はタイヤの振れ(RR)という面で、大きく影
響する(ゲージが不均一になるほど振れが大になり、R
F(タイヤ半径方向力)が大きくなる)。つまり、イレ
ギュラーピッチの規則性がユニフォミティ(RFV)の
パターン成分に関係する。
イヤの振れ(RR)とタイヤが転動している時に発生す
る力(剛性力)とに関係があり、トップトレッドのゲー
ジ不均一はタイヤの振れ(RR)という面で、大きく影
響する(ゲージが不均一になるほど振れが大になり、R
F(タイヤ半径方向力)が大きくなる)。つまり、イレ
ギュラーピッチの規則性がユニフォミティ(RFV)の
パターン成分に関係する。
【0016】従来のプラスター6山配列の空気入りタイ
ヤのユニフォミティ(RFV)波形を見ると、図13に
示すように、タイヤ一回転当たりに6個のピーク(及び
ボトム)があり、ブロックの大小がユニフォミティ(R
FV)波形と相関があり、大ブロック部分(トレッドゲ
ージの大きい部分)で波形がピーク、小ブロック部分で
波形がボトムとなっていることが実験により確かめられ
ている。
ヤのユニフォミティ(RFV)波形を見ると、図13に
示すように、タイヤ一回転当たりに6個のピーク(及び
ボトム)があり、ブロックの大小がユニフォミティ(R
FV)波形と相関があり、大ブロック部分(トレッドゲ
ージの大きい部分)で波形がピーク、小ブロック部分で
波形がボトムとなっていることが実験により確かめられ
ている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】タイヤの振れ(RR)
の影響を緩和させる方法として、イレギュラーピッチを
不規則に配することによりユニフォミティ(RFV)の
パターン成分を低減することはできる(即ち、波形の振
幅を小さくできる)。
の影響を緩和させる方法として、イレギュラーピッチを
不規則に配することによりユニフォミティ(RFV)の
パターン成分を低減することはできる(即ち、波形の振
幅を小さくできる)。
【0018】また、従来では、ユニフォミティ(RF
V)の悪いタイヤは、タイヤ外周の凸の部分を削り落と
して修正改善を行うことがあった。
V)の悪いタイヤは、タイヤ外周の凸の部分を削り落と
して修正改善を行うことがあった。
【0019】しかしながら、イレギュラーピッチを不規
則に配してもユニフォミティ(RFV)のパターン成分
を完全に一掃するには至らず、大ブロック部分がピー
ク、小ブロック部分がボトムを形成する高低の振幅は残
る。
則に配してもユニフォミティ(RFV)のパターン成分
を完全に一掃するには至らず、大ブロック部分がピー
ク、小ブロック部分がボトムを形成する高低の振幅は残
る。
【0020】また、タイヤ外周の凸の部分を削り落とし
て修正改善する方法では、部分的にパターンを消した
り、パターンノイズを変化させる等の影響があり、ま
た、ユニフォミティ(RFV)の度合いが大きなタイヤ
を完全に修正することはできない。
て修正改善する方法では、部分的にパターンを消した
り、パターンノイズを変化させる等の影響があり、ま
た、ユニフォミティ(RFV)の度合いが大きなタイヤ
を完全に修正することはできない。
【0021】また、タイヤが転動している時に発生する
力(剛性力)の点でも、パターンブロックの大きさがユ
ニフォミティに影響を及ぼす。即ち、パターンブロック
の大きさによって、圧縮弾性力が異なり、圧縮弾性率の
変化がユニフォミティに影響を及ぼすのである。具体的
には、各ブロックが受ける圧縮弾性率Eはゴムのヤング
率をE0 としたときに以下の(12)式で表される。
力(剛性力)の点でも、パターンブロックの大きさがユ
ニフォミティに影響を及ぼす。即ち、パターンブロック
の大きさによって、圧縮弾性力が異なり、圧縮弾性率の
変化がユニフォミティに影響を及ぼすのである。具体的
には、各ブロックが受ける圧縮弾性率Eはゴムのヤング
率をE0 としたときに以下の(12)式で表される。
【0022】 E=E0(1+K×L2 )・・・・・・(12)式 ここで、Kは定数、Lはブロックの周方向寸法である。
【0023】この(12)式は、以下のようにして導か
れる。「タイヤ工学入門から応用まで(グランプリ出
版、酒井秀夫著)」の第5章6には、ゴムのヤング率を
E0 としたときに、正方角柱のブロックの見かけの弾性
定数Eとして以下の(13)式が記載されている。
れる。「タイヤ工学入門から応用まで(グランプリ出
版、酒井秀夫著)」の第5章6には、ゴムのヤング率を
E0 としたときに、正方角柱のブロックの見かけの弾性
定数Eとして以下の(13)式が記載されている。
【0024】 E=E0(1+2.19ξ2)・・・・・・(13)式 ここで、ξ=ブロックの加圧断面積/ブロックの全表面
積、2.19はブロックの形状によって決まる定数であ
りkに置き換えることができる(例えば、円柱ブロック
の場合のkの値は1.65)。
積、2.19はブロックの形状によって決まる定数であ
りkに置き換えることができる(例えば、円柱ブロック
の場合のkの値は1.65)。
【0025】ブロックが矩形角柱形状の場合、タイヤ幅
方向寸法をa、タイヤ周方向寸法をL、全表面積をSと
した場合、加圧断面積はa×Lとなり、矩形角柱ブロッ
クの場合のξはξ=(a×L)/Sとなる。
方向寸法をa、タイヤ周方向寸法をL、全表面積をSと
した場合、加圧断面積はa×Lとなり、矩形角柱ブロッ
クの場合のξはξ=(a×L)/Sとなる。
【0026】このξ=(a×L)/Sを上記(13)式
に代入すると E=E0{1+k(a2 ×L2 )/S2 }となり、S、
aの値を一定とするとk×a2 /S2 を定数Kに置き換
えることができ、(13)式は以下の(14)式に変形
することができる。
に代入すると E=E0{1+k(a2 ×L2 )/S2 }となり、S、
aの値を一定とするとk×a2 /S2 を定数Kに置き換
えることができ、(13)式は以下の(14)式に変形
することができる。
【0027】 E=E0(1+K×L2 )・・・・・・(14)式 上記(14)式から矩形角柱ブロックの見かけの圧縮弾
性率Eはブロックの周方向長さLに関係し、ブロックの
周方向寸法が大きい程、見かけの圧縮弾性率E、すなわ
ち、矩形角柱ブロックの剛性が大きくなることが分か
る。
性率Eはブロックの周方向長さLに関係し、ブロックの
周方向寸法が大きい程、見かけの圧縮弾性率E、すなわ
ち、矩形角柱ブロックの剛性が大きくなることが分か
る。
【0028】このように、タイヤ一周分でのパターンピ
ッチバリエーションによるタイヤ振れ、剛性両面で周上
の不均一を生み出す成分(パターン要因)が存在し、効
果的な解決手段がないのが現状である。
ッチバリエーションによるタイヤ振れ、剛性両面で周上
の不均一を生み出す成分(パターン要因)が存在し、効
果的な解決手段がないのが現状である。
【0029】本発明は上記事実を考慮し、互いに周方向
寸法が異なる2種類以上の島状ブロック及び又は複数個
のラグ溝を周方向に配列して形成され互いに周方向寸法
が異なる2種類以上の隣接ラグ溝間のブロックを有する
空気入りタイヤにおいて、タイヤ外径を削ったり、パタ
ーンノイズを悪化さずにユニフォミティの優れた空気入
りタイヤを製造できる空気入りタイヤの製造方法を提供
することが目的である。
寸法が異なる2種類以上の島状ブロック及び又は複数個
のラグ溝を周方向に配列して形成され互いに周方向寸法
が異なる2種類以上の隣接ラグ溝間のブロックを有する
空気入りタイヤにおいて、タイヤ外径を削ったり、パタ
ーンノイズを悪化さずにユニフォミティの優れた空気入
りタイヤを製造できる空気入りタイヤの製造方法を提供
することが目的である。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、互いに周方向寸法が異なる2種類以上の島状ブロッ
ク及び又は複数個のラグ溝を周方向に配列して形成され
互いに周方向寸法が異なる2種類以上の隣接ラグ溝間の
ブロックを有する空気入りタイヤの製造方法であって、
前記島状ブロックのなかで周方向寸法が相対的に大きい
方の島状ブロック及び又は隣接ラグ溝間のブロックのな
かで周方向寸法が相対的に大きい方のブロックに剛性低
下用凹部を加工することを特徴としている。
は、互いに周方向寸法が異なる2種類以上の島状ブロッ
ク及び又は複数個のラグ溝を周方向に配列して形成され
互いに周方向寸法が異なる2種類以上の隣接ラグ溝間の
ブロックを有する空気入りタイヤの製造方法であって、
前記島状ブロックのなかで周方向寸法が相対的に大きい
方の島状ブロック及び又は隣接ラグ溝間のブロックのな
かで周方向寸法が相対的に大きい方のブロックに剛性低
下用凹部を加工することを特徴としている。
【0031】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤの製造方法において、前記剛性低下用
凹部を加硫後の空気入りタイヤに加工することを特徴と
している。
の空気入りタイヤの製造方法において、前記剛性低下用
凹部を加硫後の空気入りタイヤに加工することを特徴と
している。
【0032】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の空気入りタイヤの製造方法において、前記剛性
低下用凹部を形成するための凸部をタイヤ加硫用金型に
設け、このタイヤ加硫用金型を用いて生タイヤを加硫す
ることを特徴としている。
に記載の空気入りタイヤの製造方法において、前記剛性
低下用凹部を形成するための凸部をタイヤ加硫用金型に
設け、このタイヤ加硫用金型を用いて生タイヤを加硫す
ることを特徴としている。
【0033】
【作用】請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法に
よれば、周方向ピッチ長さが2種類以上のブロック及び
又はラグ溝を周方向に配列してなるタイヤ踏面ブロック
において、ブロックの周方向ピッチ長さ又は及び隣接ラ
グ溝間のブロックの周方向ピッチ長さが相対的に大きい
方のブロック及び又はラグ溝間のブロックに剛性低下用
凹部を加工する、即ち、ユニフォミティに大きく影響す
る大きな島状ブロック又は隣接ラグ溝間の大きなブロッ
クに剛性低下用凹部を加工することにより、大ブロック
部分の圧縮弾性率を下げ、周方向上に生じる島状ブロッ
ク又は隣接ラグ溝間のブロックの剛性差を小さくするこ
とができ、これによってユニフォミティの優れた空気入
りタイヤを製造できる。
よれば、周方向ピッチ長さが2種類以上のブロック及び
又はラグ溝を周方向に配列してなるタイヤ踏面ブロック
において、ブロックの周方向ピッチ長さ又は及び隣接ラ
グ溝間のブロックの周方向ピッチ長さが相対的に大きい
方のブロック及び又はラグ溝間のブロックに剛性低下用
凹部を加工する、即ち、ユニフォミティに大きく影響す
る大きな島状ブロック又は隣接ラグ溝間の大きなブロッ
クに剛性低下用凹部を加工することにより、大ブロック
部分の圧縮弾性率を下げ、周方向上に生じる島状ブロッ
ク又は隣接ラグ溝間のブロックの剛性差を小さくするこ
とができ、これによってユニフォミティの優れた空気入
りタイヤを製造できる。
【0034】なお、剛性低下用凹部は、ブロック部分の
剛性を低下できるものであれば断面及び開口部の形状は
問わないが、パーターンノイズの悪化を防止するために
は、例えば、スリット溝等が好ましい。また、剛性低下
用凹部は、細孔状であっても良い。
剛性を低下できるものであれば断面及び開口部の形状は
問わないが、パーターンノイズの悪化を防止するために
は、例えば、スリット溝等が好ましい。また、剛性低下
用凹部は、細孔状であっても良い。
【0035】請求項2に記載の空気入りタイヤの製造方
法では、加硫後の空気入りタイヤに剛性低下用凹部を加
工するので、圧縮弾性率(剛性)を下げる必要のある部
分を選択して剛性低下用凹部を加工することができる。
したがって、ユニフォミティの悪い空気入りタイヤのみ
を選択して剛性低下用凹部を加工し、ユニフォミティの
悪かった空気入りタイヤのユニフォミティを良化でき
る。
法では、加硫後の空気入りタイヤに剛性低下用凹部を加
工するので、圧縮弾性率(剛性)を下げる必要のある部
分を選択して剛性低下用凹部を加工することができる。
したがって、ユニフォミティの悪い空気入りタイヤのみ
を選択して剛性低下用凹部を加工し、ユニフォミティの
悪かった空気入りタイヤのユニフォミティを良化でき
る。
【0036】請求項3に記載の空気入りタイヤの製造方
法では、剛性低下用凹部を形成する凸部をタイヤ加硫金
型に設け、この金型を用いてタイヤを加硫するため、ユ
ニフォミティの優れた空気入りタイヤを効率良く製造で
きる。
法では、剛性低下用凹部を形成する凸部をタイヤ加硫金
型に設け、この金型を用いてタイヤを加硫するため、ユ
ニフォミティの優れた空気入りタイヤを効率良く製造で
きる。
【0037】
〔第1実施例〕本発明の第1実施例を図1乃至図3にし
たがって説明する。
たがって説明する。
【0038】図1には、本発明の第1実施例にかかる空
気入りタイヤ10(タイヤサイズ235/45ZR1
7)のトレッドパターン(タイヤ片側)が示されてい
る。なお、この空気入りタイヤ10の内部構造について
は通常のラジアルタイヤの構造と同様であるので説明は
省略する。
気入りタイヤ10(タイヤサイズ235/45ZR1
7)のトレッドパターン(タイヤ片側)が示されてい
る。なお、この空気入りタイヤ10の内部構造について
は通常のラジアルタイヤの構造と同様であるので説明は
省略する。
【0039】図1に示すように、空気入りタイヤ10の
トレッド12には、タイヤ赤道面としてのトレッドセン
ターCL上に周方向溝14が設けられている。
トレッド12には、タイヤ赤道面としてのトレッドセン
ターCL上に周方向溝14が設けられている。
【0040】この周方向溝14を中心として、タイヤ幅
方向(図1矢印W方向)両側には、それぞれ周方向溝1
6が設けられており、これら周方向溝16のタイヤ幅方
向外側には、それぞれ周方向溝18が設けられている。
方向(図1矢印W方向)両側には、それぞれ周方向溝1
6が設けられており、これら周方向溝16のタイヤ幅方
向外側には、それぞれ周方向溝18が設けられている。
【0041】さらに、トレッド12には、トレッドセン
ターCL両側に、複数本の傾斜溝20が形成されてい
る。
ターCL両側に、複数本の傾斜溝20が形成されてい
る。
【0042】この傾斜溝20は、長手方向一端がショル
ダー部22へ連結され、他方が周方向溝14に至る直前
で終端している。傾斜溝20は、タイヤ接地部において
(図1の矢印SEの範囲)、トレッドセンターCL側が
ショルダー部側よりもタイヤ回転方向踏込み側(図1矢
印A方向側)になるように傾斜され、タイヤ周方向に対
する交角がタイヤトレッドセンターCL側へ向かうにし
たがって次第に小さくされている。なお、傾斜溝20
は、タイヤ接地部の端部よりもタイヤ外側では、傾斜方
向が逆方向となっている。
ダー部22へ連結され、他方が周方向溝14に至る直前
で終端している。傾斜溝20は、タイヤ接地部において
(図1の矢印SEの範囲)、トレッドセンターCL側が
ショルダー部側よりもタイヤ回転方向踏込み側(図1矢
印A方向側)になるように傾斜され、タイヤ周方向に対
する交角がタイヤトレッドセンターCL側へ向かうにし
たがって次第に小さくされている。なお、傾斜溝20
は、タイヤ接地部の端部よりもタイヤ外側では、傾斜方
向が逆方向となっている。
【0043】これによって、周方向溝16と周方向溝1
8とに挟まれる陸部は、傾斜溝20によってタイヤ周方
向へ複数個の第1ブロック24に区画され、また、周方
向溝18のタイヤ外側の陸部は、同じく傾斜溝20によ
ってタイヤ周方向へ複数個の第2ブロック26に区画さ
れる。
8とに挟まれる陸部は、傾斜溝20によってタイヤ周方
向へ複数個の第1ブロック24に区画され、また、周方
向溝18のタイヤ外側の陸部は、同じく傾斜溝20によ
ってタイヤ周方向へ複数個の第2ブロック26に区画さ
れる。
【0044】これらの傾斜溝20の周方向ピッチは5種
類有り、これにより第1ブロック24及び第2ブロック
26は、それぞれ周方向寸法が異なる5種類のブロック
に分けられる。
類有り、これにより第1ブロック24及び第2ブロック
26は、それぞれ周方向寸法が異なる5種類のブロック
に分けられる。
【0045】本実施例の空気入りタイヤ10では、これ
ら第1ブロック24及び第2ブロック26は6山配列と
されており、これら第1ブロック24及び第2ブロック
26を形成する金型のプラスター28の配列は、図2に
示すようにされている。ここで、図2の各プラスター2
8に付されている数値(1〜5)は、大きい方が周方向
寸法の長い大ブロックを成型するものを示し、小さい方
が周方向寸法の短い小ブロックを成型するものを示して
おり、内側の列が下型を示し、外側の列が上型を示して
いる。
ら第1ブロック24及び第2ブロック26は6山配列と
されており、これら第1ブロック24及び第2ブロック
26を形成する金型のプラスター28の配列は、図2に
示すようにされている。ここで、図2の各プラスター2
8に付されている数値(1〜5)は、大きい方が周方向
寸法の長い大ブロックを成型するものを示し、小さい方
が周方向寸法の短い小ブロックを成型するものを示して
おり、内側の列が下型を示し、外側の列が上型を示して
いる。
【0046】なお、上型のプラスター28の配列と下型
のプラスター28の配列とは周方向へ所定ピッチずらさ
れており、トレッド12が発するパターンノイズの平均
化を図っている。
のプラスター28の配列とは周方向へ所定ピッチずらさ
れており、トレッド12が発するパターンノイズの平均
化を図っている。
【0047】本実施例では、第2ブロック26のなかで
最も周方向寸法の長い第2ブロック26Aの周方向寸法
が35mmであり、最も周方向寸法の短い第2ブロック2
6Eの周方向寸法が22mmであり、周方向寸法の比率は
小さいブロックの方から順に、略7:8:9:10:1
1とされている。
最も周方向寸法の長い第2ブロック26Aの周方向寸法
が35mmであり、最も周方向寸法の短い第2ブロック2
6Eの周方向寸法が22mmであり、周方向寸法の比率は
小さいブロックの方から順に、略7:8:9:10:1
1とされている。
【0048】また、これらの傾斜溝20は、周方向寸法
の長いブロックに隣接するものほど溝幅が大きく、周方
向寸法の短いブロックに隣接するものほど溝幅が小さく
設定されたおり、ネガティブ比がタイヤ周方向において
均一となるように構成されている。
の長いブロックに隣接するものほど溝幅が大きく、周方
向寸法の短いブロックに隣接するものほど溝幅が小さく
設定されたおり、ネガティブ比がタイヤ周方向において
均一となるように構成されている。
【0049】ここで、タイヤのラジアルフォース(R
F)の大小を左右する、接地圧の高いタイヤショルダー
側のハンプ部に在り、かつ剛性力を生み出しているブロ
ック部分に剛性低下用の凹部を設けることが好ましい。
なお、トレッドの接地圧の高い部分でラジアルフォース
の大小を左右する部位であれば、タイヤショルダー側の
ハンプ部以外の部位に剛性低下用の凹部を設けてもよ
い。また、剛性低下用の凹部は、パターンノイズを悪化
させないように形成することが好ましい。
F)の大小を左右する、接地圧の高いタイヤショルダー
側のハンプ部に在り、かつ剛性力を生み出しているブロ
ック部分に剛性低下用の凹部を設けることが好ましい。
なお、トレッドの接地圧の高い部分でラジアルフォース
の大小を左右する部位であれば、タイヤショルダー側の
ハンプ部以外の部位に剛性低下用の凹部を設けてもよ
い。また、剛性低下用の凹部は、パターンノイズを悪化
させないように形成することが好ましい。
【0050】本実施例では、図1に示すように、第2ブ
ロック26のなかでも、最も周方向寸法の長い第2ブロ
ック26A及び2番目に周方向寸法の長い第2ブロック
26Bのタイヤ周方向中央部に、剛性低下用凹部として
のスリット溝30が形成されており、スリット溝30
は、第2ブロック26A及び第2ブロック26Bの接地
部分の周方向中央部に実質的にラジアル方向(矢印W方
向)に沿って延びている。
ロック26のなかでも、最も周方向寸法の長い第2ブロ
ック26A及び2番目に周方向寸法の長い第2ブロック
26Bのタイヤ周方向中央部に、剛性低下用凹部として
のスリット溝30が形成されており、スリット溝30
は、第2ブロック26A及び第2ブロック26Bの接地
部分の周方向中央部に実質的にラジアル方向(矢印W方
向)に沿って延びている。
【0051】ところで、図3(A)に示すように、スリ
ット溝30の長手方向が実質的にラジアル方向(図3矢
印W方向)である場合には、スリット長さP’がブロッ
クの接地部分のラジアル方向長さPの30%〜95%、
溝幅P”は、ブロック接地部の周方向長さRの0.3%
〜15%、スリット溝深さS’はブロック接地部の溝
(本実施例では傾斜溝20)深さSの25%〜100%
とすることが好ましく、また、図3(B)に示すよう
に、このスリット溝30の長手方向が周方向である場合
には、スリット長さR’がブロック接地部の周方向長さ
Rの30%〜95%、溝幅R”は、ブロック接地部のラ
ジアル方向長さPの0.3%〜15%、溝深さS’はブ
ロック接地部の溝(本実施例では傾斜溝20)深さSの
25%〜100%とすることが好ましい。これらの範囲
を超えると、剛性低下効果が表れなかったり、ブロック
剛性を低下させ過ぎる等の影響がある。
ット溝30の長手方向が実質的にラジアル方向(図3矢
印W方向)である場合には、スリット長さP’がブロッ
クの接地部分のラジアル方向長さPの30%〜95%、
溝幅P”は、ブロック接地部の周方向長さRの0.3%
〜15%、スリット溝深さS’はブロック接地部の溝
(本実施例では傾斜溝20)深さSの25%〜100%
とすることが好ましく、また、図3(B)に示すよう
に、このスリット溝30の長手方向が周方向である場合
には、スリット長さR’がブロック接地部の周方向長さ
Rの30%〜95%、溝幅R”は、ブロック接地部のラ
ジアル方向長さPの0.3%〜15%、溝深さS’はブ
ロック接地部の溝(本実施例では傾斜溝20)深さSの
25%〜100%とすることが好ましい。これらの範囲
を超えると、剛性低下効果が表れなかったり、ブロック
剛性を低下させ過ぎる等の影響がある。
【0052】また、図1に示すように、第1ブロック2
4には、幅方向中央部に、タイヤ周方向に沿って延びる
細溝32が形成されている。
4には、幅方向中央部に、タイヤ周方向に沿って延びる
細溝32が形成されている。
【0053】なお、これらのスリット溝30を形成する
方法としては、一例として、加硫成型されたタイヤにリ
グルーバー(市販の溝加工具)等でスリット溝30を形
成する方法、空気入りタイヤ10を加硫成型する金型に
スリット溝30を形成するためのブレードを設け、この
金型で生タイヤを加硫成型することによりスリット溝3
0を形成する方法等を上げることができるが、スリット
溝30の形成方法に関してはこれらの形成方法に限定さ
れず、上記以外の周知の方法によってスリット溝30を
形成してもよいのは勿論である。
方法としては、一例として、加硫成型されたタイヤにリ
グルーバー(市販の溝加工具)等でスリット溝30を形
成する方法、空気入りタイヤ10を加硫成型する金型に
スリット溝30を形成するためのブレードを設け、この
金型で生タイヤを加硫成型することによりスリット溝3
0を形成する方法等を上げることができるが、スリット
溝30の形成方法に関してはこれらの形成方法に限定さ
れず、上記以外の周知の方法によってスリット溝30を
形成してもよいのは勿論である。
【0054】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の空気入りタイヤ10では、接地圧の高いショルダー
側の大きなブロック、即ち、第2ブロック26の中の最
も周方向寸法の長い第2ブロック26A及び2番めに周
方向寸法の長い第2ブロック26Bにスリット溝30を
形成したので、これら大ブロック部分と他の小ブロック
部分との剛性差が無くなり、空気入りタイヤ10のユニ
フォミティが優れたものとなる。
例の空気入りタイヤ10では、接地圧の高いショルダー
側の大きなブロック、即ち、第2ブロック26の中の最
も周方向寸法の長い第2ブロック26A及び2番めに周
方向寸法の長い第2ブロック26Bにスリット溝30を
形成したので、これら大ブロック部分と他の小ブロック
部分との剛性差が無くなり、空気入りタイヤ10のユニ
フォミティが優れたものとなる。
【0055】即ち、本発明の空気入りタイヤの製造方法
を適用し、ブロックの大きさに合わせて(ブロックの剛
性力の強弱に合わせて)スリット溝30の幅、長さ、深
さを決定することにより従来では得られなかったユニフ
ォミティの優れた空気入りタイヤを製造することができ
る。
を適用し、ブロックの大きさに合わせて(ブロックの剛
性力の強弱に合わせて)スリット溝30の幅、長さ、深
さを決定することにより従来では得られなかったユニフ
ォミティの優れた空気入りタイヤを製造することができ
る。
【0056】なお、加硫成型用の金型にスリット溝30
を形成するためのブレードを設け、この金型で生タイヤ
を加硫成型すればユニフォミティの優れた空気入りタイ
ヤ10を効率良く製造することができる。
を形成するためのブレードを設け、この金型で生タイヤ
を加硫成型すればユニフォミティの優れた空気入りタイ
ヤ10を効率良く製造することができる。
【0057】また、従来では、タイヤ外周の凸の部分を
削り落としてユニフォミティの修正改善を行うことがあ
ったが、本発明の空気入りタイヤの製造方法では、タイ
ヤ外周を削り落とす必要がないので、パターンを消した
り、パターンノイズを変化させる等の不具合が無い。ま
た、ブロック剛性に応じたスリット溝30を後加工する
ことによりユニフォミティ(RFV)が悪く出来上がっ
てしまったタイヤのみを選択して修正することが可能で
ある。
削り落としてユニフォミティの修正改善を行うことがあ
ったが、本発明の空気入りタイヤの製造方法では、タイ
ヤ外周を削り落とす必要がないので、パターンを消した
り、パターンノイズを変化させる等の不具合が無い。ま
た、ブロック剛性に応じたスリット溝30を後加工する
ことによりユニフォミティ(RFV)が悪く出来上がっ
てしまったタイヤのみを選択して修正することが可能で
ある。
【0058】なお、図4乃至図11にスリット溝30の
他の実施例を示す。図4に示す実施例では、第2ブロッ
ク26を分割するように溝幅が一定のスリット溝30を
実質的にラジアル方向(矢印W方向)に形成した例であ
る。
他の実施例を示す。図4に示す実施例では、第2ブロッ
ク26を分割するように溝幅が一定のスリット溝30を
実質的にラジアル方向(矢印W方向)に形成した例であ
る。
【0059】図5に示す実施例では、第2ブロック26
を分割するように溝幅が一定のスリット溝30を周方向
(矢印B方向)に形成した例である。
を分割するように溝幅が一定のスリット溝30を周方向
(矢印B方向)に形成した例である。
【0060】図6に示す実施例では、第2ブロック26
の接地圧の高い部分に、溝幅及び溝長さの異なる複数本
のスリット溝30を互いに平行にして、かつ実質的にラ
ジアル方向(矢印W方向)に形成した例である。
の接地圧の高い部分に、溝幅及び溝長さの異なる複数本
のスリット溝30を互いに平行にして、かつ実質的にラ
ジアル方向(矢印W方向)に形成した例である。
【0061】図7に示す実施例では、溝幅及び溝長さの
異なる複数のスリット溝30を互いに平行にして、かつ
周方向(矢印B方向)に形成した例である。
異なる複数のスリット溝30を互いに平行にして、かつ
周方向(矢印B方向)に形成した例である。
【0062】図8に示す実施例では、溝幅及び溝長さの
異なる複数のスリット溝30をラジアル方向と周方向と
に形成した例である。
異なる複数のスリット溝30をラジアル方向と周方向と
に形成した例である。
【0063】図9に示す実施例では、第2ブロック26
を周方向に分割する少なくとも一本のスリット溝30
と、そのタイヤ周方向両側に溝幅及び溝長さが異なり、
かつ実質的にラジアル方向に延びるスリット溝30とを
形成した例である。
を周方向に分割する少なくとも一本のスリット溝30
と、そのタイヤ周方向両側に溝幅及び溝長さが異なり、
かつ実質的にラジアル方向に延びるスリット溝30とを
形成した例である。
【0064】図10に示す実施例では、第2ブロック2
6をラジアル方向に分割する少なくとも一本のスリット
溝30と、そのタイヤ周方向両側に溝幅及び溝長さが異
なり、かつ周方向に延びるスリット溝30とを形成した
例である。
6をラジアル方向に分割する少なくとも一本のスリット
溝30と、そのタイヤ周方向両側に溝幅及び溝長さが異
なり、かつ周方向に延びるスリット溝30とを形成した
例である。
【0065】また、図11に示す実施例では、第2ブロ
ック26をラジアル方向に分割する少なくとも一本のス
リット溝30と、このスリット溝30を横断する実質的
にラジアル方向に延びる2本のスリット溝30とを形成
した例である。
ック26をラジアル方向に分割する少なくとも一本のス
リット溝30と、このスリット溝30を横断する実質的
にラジアル方向に延びる2本のスリット溝30とを形成
した例である。
【0066】これら、図4乃至図11に示す実施例のよ
うにスリット溝30を形成しても、大ブロックの剛性を
低下させて、小ブロックとの剛性差を無くすことがで
き、空気入りタイヤのユニフォミティが優れたものとな
る。
うにスリット溝30を形成しても、大ブロックの剛性を
低下させて、小ブロックとの剛性差を無くすことがで
き、空気入りタイヤのユニフォミティが優れたものとな
る。
【0067】また、前記実施例では、完全に独立した島
状のブロックに剛性低下用凹部としてのスリット溝30
を形成するようにしたが、本発明はこれに限らず、例え
ば、複数個のラグ溝を周方向に配列して形成され互いに
周方向寸法が異なる2種類以上の隣接ラグ溝間のブロッ
クを有する空気入りタイヤの周方向寸法が相対的に大き
い方のブロックにスリット溝を形成してもよい。これに
よって、周方向寸法が相対的に大きい方のブロックの剛
性が低下して、周方向寸法が相対的に小さい方のブロッ
クとの剛性差が無くなりユニフォミティが優れたものと
なる。
状のブロックに剛性低下用凹部としてのスリット溝30
を形成するようにしたが、本発明はこれに限らず、例え
ば、複数個のラグ溝を周方向に配列して形成され互いに
周方向寸法が異なる2種類以上の隣接ラグ溝間のブロッ
クを有する空気入りタイヤの周方向寸法が相対的に大き
い方のブロックにスリット溝を形成してもよい。これに
よって、周方向寸法が相対的に大きい方のブロックの剛
性が低下して、周方向寸法が相対的に小さい方のブロッ
クとの剛性差が無くなりユニフォミティが優れたものと
なる。
【0068】(試験例)本発明の効果を調べるために、
空気入りタイヤのブロックにスリット溝を形成し、スリ
ット溝を形成したことによるユニフォミティへの影響を
調べた。
空気入りタイヤのブロックにスリット溝を形成し、スリ
ット溝を形成したことによるユニフォミティへの影響を
調べた。
【0069】なお、試験は、スリット溝が加工されてい
ない空気入りタイヤ(図1に示す空気入りタイヤでスリ
ット溝の形成されていないもの)を用意し、先ず、スリ
ット溝が形成されていない状態の空気入りタイヤのRF
を測定し、次に、表1内の仕様に基づくスリット溝を周
方向寸法の最も長いブロック及び周方向寸法の2番目に
長いブロックに形成してRFを測定し、スリット溝を形
成したことによるRFの変化量(単位kg)を調べた。
ない空気入りタイヤ(図1に示す空気入りタイヤでスリ
ット溝の形成されていないもの)を用意し、先ず、スリ
ット溝が形成されていない状態の空気入りタイヤのRF
を測定し、次に、表1内の仕様に基づくスリット溝を周
方向寸法の最も長いブロック及び周方向寸法の2番目に
長いブロックに形成してRFを測定し、スリット溝を形
成したことによるRFの変化量(単位kg)を調べた。
【0070】ここで、表1内の第1実施例タイヤ及び第
2実施例タイヤとは、スリット溝が図1に示す形状のも
のであり(諸寸法は表1内に記載)、第3実施例タイヤ
及び第4実施例タイヤとは、スリット溝が図4に示す形
状のものであり(同じく、諸寸法は表1内に記載)、第
5実施例タイヤ及び第6実施例タイヤとは、スリット溝
が図5に示す形状のものであり(同じく、諸寸法は表1
内に記載)である。
2実施例タイヤとは、スリット溝が図1に示す形状のも
のであり(諸寸法は表1内に記載)、第3実施例タイヤ
及び第4実施例タイヤとは、スリット溝が図4に示す形
状のものであり(同じく、諸寸法は表1内に記載)、第
5実施例タイヤ及び第6実施例タイヤとは、スリット溝
が図5に示す形状のものであり(同じく、諸寸法は表1
内に記載)である。
【0071】
【表1】
【0072】上記表1に示すように、ブロック部分にス
リット溝を設けることによりRFを変化させることがで
き、スリット溝の幅を広く、スリット溝の長さを長く、
また、スリット溝の方向は径方向よりも周方向の方がそ
のRFの変化量を大きくできることが実験上で判明して
いる。
リット溝を設けることによりRFを変化させることがで
き、スリット溝の幅を広く、スリット溝の長さを長く、
また、スリット溝の方向は径方向よりも周方向の方がそ
のRFの変化量を大きくできることが実験上で判明して
いる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の空気入りタイヤの製造方法によれば、周方向寸法
が異なる2種類以上の島状ブロック及び又は複数個のラ
グ溝を周方向に配列して形成され互いに周方向寸法が異
なる2種類以上の隣接ラグ溝間のブロックを有する空気
入りタイヤの製造において、島状ブロックのなかで周方
向寸法が相対的に大きい方の島状ブロック及び又は隣接
ラグ溝間のブロックのなかで周方向寸法が相対的に大き
い方のブロックに剛性低下用凹部を加工するようにした
ので、タイヤを削ることなく、また、パターンノイズを
変化させることなくブロック間の周方向剛性を均一にし
て、ユニフォミティに優れた空気入りタイヤを製造でき
るという優れた効果を有する。
発明の空気入りタイヤの製造方法によれば、周方向寸法
が異なる2種類以上の島状ブロック及び又は複数個のラ
グ溝を周方向に配列して形成され互いに周方向寸法が異
なる2種類以上の隣接ラグ溝間のブロックを有する空気
入りタイヤの製造において、島状ブロックのなかで周方
向寸法が相対的に大きい方の島状ブロック及び又は隣接
ラグ溝間のブロックのなかで周方向寸法が相対的に大き
い方のブロックに剛性低下用凹部を加工するようにした
ので、タイヤを削ることなく、また、パターンノイズを
変化させることなくブロック間の周方向剛性を均一にし
て、ユニフォミティに優れた空気入りタイヤを製造でき
るという優れた効果を有する。
【0074】請求項2に記載の空気入りタイヤの製造方
法では、剛性低下用凹部を加硫後のタイヤに加工するよ
うにしたので、ブロック間の周方向剛性が不均一に出来
上がった空気入りタイヤのユニフォミティを良化できる
という優れた効果を有する。
法では、剛性低下用凹部を加硫後のタイヤに加工するよ
うにしたので、ブロック間の周方向剛性が不均一に出来
上がった空気入りタイヤのユニフォミティを良化できる
という優れた効果を有する。
【0075】また、請求項3に記載の空気入りタイヤの
製造方法では、剛性低下用凹部を形成するための凸部を
タイヤ加硫用金型に設け、このタイヤ加硫用金型を用い
て生タイヤを加硫するようにしたので、ユニフォミティ
の優れた空気入りタイヤを効率よく製造できるという優
れた効果を有する。
製造方法では、剛性低下用凹部を形成するための凸部を
タイヤ加硫用金型に設け、このタイヤ加硫用金型を用い
て生タイヤを加硫するようにしたので、ユニフォミティ
の優れた空気入りタイヤを効率よく製造できるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドパターンを示すトレッドの平面展開図である。
レッドパターンを示すトレッドの平面展開図である。
【図2】空気入りタイヤを形成する金型のプラスターの
配置図である。
配置図である。
【図3】(A)はラジアル方向に形成されたスリット溝
の寸法を示すブロックの平面図であり、(B)は周方向
に形成されたスリット溝の寸法を示すブロックの平面
図、(C)はブロックの断面図である。
の寸法を示すブロックの平面図であり、(B)は周方向
に形成されたスリット溝の寸法を示すブロックの平面
図、(C)はブロックの断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る空気入りタイヤのブ
ロックを示す平面図である。
ロックを示す平面図である。
【図5】本発明の更に他の実施例に係る空気入りタイヤ
のブロックを示す平面図である。
のブロックを示す平面図である。
【図6】本発明の更に他の実施例に係る空気入りタイヤ
のブロックを示す平面図である。
のブロックを示す平面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例に係る空気入りタイヤ
のブロックを示す平面図である。
のブロックを示す平面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例に係る空気入りタイヤ
のブロックを示す平面図である。
のブロックを示す平面図である。
【図9】本発明の更に他の実施例に係る空気入りタイヤ
のブロックを示す平面図である。
のブロックを示す平面図である。
【図10】本発明の更に他の実施例に係る空気入りタイ
ヤのブロックを示す平面図である。
ヤのブロックを示す平面図である。
【図11】本発明の更に他の実施例に係る空気入りタイ
ヤのブロックを示す平面図である。
ヤのブロックを示す平面図である。
【図12】大ブロック及び小ブロックの断面図である。
【図13】従来の空気入りタイヤのRFVを示すグラフ
である。
である。
10 空気入りタイヤ 26 第2ブロック 30 スリット溝(剛性低下用凹部)
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに周方向寸法が異なる2種類以上の
島状ブロック及び又は複数個のラグ溝を周方向に配列し
て形成され互いに周方向寸法が異なる2種類以上の隣接
ラグ溝間のブロックを有する空気入りタイヤの製造方法
であって、 前記島状ブロックのなかで周方向寸法が相対的に大きい
方の島状ブロック及び又は隣接ラグ溝間のブロックのな
かで周方向寸法が相対的に大きい方のブロックに剛性低
下用凹部を加工することを特徴とする空気入りタイヤの
製造方法。 - 【請求項2】 前記剛性低下用凹部を加硫後の空気入り
タイヤに加工することを特徴とする請求項1に記載の空
気入りタイヤの製造方法。 - 【請求項3】 前記剛性低下用凹部を形成するための凸
部をタイヤ加硫用金型に設け、このタイヤ加硫用金型を
用いて生タイヤを加硫することを特徴とする請求項1に
記載の空気入りタイヤの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5028001A JPH06239106A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 空気入りタイヤの製造方法 |
EP94102407A EP0612631A1 (en) | 1993-02-17 | 1994-02-17 | Method of manufacturing a pneumatic tire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5028001A JPH06239106A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 空気入りタイヤの製造方法 |
Publications (1)
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