JPH06226577A - 開先加工機のワーククランプ装置 - Google Patents

開先加工機のワーククランプ装置

Info

Publication number
JPH06226577A
JPH06226577A JP3403893A JP3403893A JPH06226577A JP H06226577 A JPH06226577 A JP H06226577A JP 3403893 A JP3403893 A JP 3403893A JP 3403893 A JP3403893 A JP 3403893A JP H06226577 A JPH06226577 A JP H06226577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
contact
cutting
pressing plate
rotary cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3403893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tanaka
武 田中
Toshio Okazaki
寿男 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinx Ltd filed Critical Shinx Ltd
Priority to JP3403893A priority Critical patent/JPH06226577A/ja
Publication of JPH06226577A publication Critical patent/JPH06226577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークを横ズレを生ずることなくクランプ固
定し、高精度の切削加工を行うこと。 【構成】 ワークWを受けるテーブル2面及びワークW
を押圧する押圧板20に、それぞれ平やすり状の当接面
a、bをもつ当接体21、23を取りつけ、両者によっ
てワークWの一端部をクランプ固定する。当接体21、
23は回転カッター7による切削位置に接近して配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ワークをズレること
なくクランプ固定して、高精度の切削加工を行う開先加
工機のワーククランプ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】開先加工機におけるワーククランプ装置
として、本発明者の提案に係るもの(実公昭61−17
791号)が従来公知である。この従来の装置を機械構
成と共に図4〜図6を参照して説明する。すなわち、1
はフレームで、このフレーム1の前側にテーブル2を、
後側に左右方向の摺動ガイド3を設ける。摺動ガイド3
には第1の送り台5を移動自在に設けるもので、この第
1の送り台5に後述の第2の送り台を介して切削ヘッド
4を搭載する。 【0003】第1の送り台5はモータ駆動の送りねじ軸
5aによってガイド方向へ往復移動する。切削ヘッド4
には前方、すなわちテーブル2側へ向けて突出するスピ
ンドル6を設けるもので、このスピンドル6の先端に回
転カッター7を固定する。また、前記切削ヘッド4には
角度変更機構Aを備えるもので、この角度変更機構Aは
第2の送り台8上に固定した円弧状のギヤ9、このギヤ
9に噛み合う切削ヘッド4側のウォーム10およびカッ
ター位置に接近して設けた枢軸11の各部材によって構
成する。 【0004】そして、モータM1によってウォーム10
を駆動し、枢軸11を中心に切削ヘッド4を回動して、
カッター7の傾斜角度を調整する。上記回転カッター7
は、テーブル2の後側端に切削フェースが臨むように配
設するもので、この回転カッター7には、前述の角度変
更機構Aの他に、テーブル面のワークWに対応してその
間隔を接近および離反する進退調整機構Bを設ける。こ
の進退調整機構Bは、第1の送り台5の上部に前後方向
(図5の左右方向)の摺動ガイド(図示省略)を設け、
このガイドに第2の送り台8を係合し、そしてこの第2
の送り台8にモータM2により駆動される送りねじ軸
(図示省略)を関連して構成する。 【0005】また、テーブル2の後方位置にはワークW
の位置決め手段を設ける。この位置決め手段は、テーブ
ル2の後端に配設した一連構成の定規板16からなり、
テーブル面上に突出した場合において、当接面が摺動ガ
イド3と平行するように設ける。この定規板16は、フ
レーム1内に上向きに設けた油圧シリンダ17によって
昇降作動される。 【0006】さらに、テーブル2の上方位置にはワーク
Wのクランプ手段を設ける。12はテーブル2の上部に
横架した取付枠で、両側一対の保持枠13、13により
門形状に構成する。この取付枠12には所定の間隔で油
圧シリンダ14、14を下向きに設け、各々のピストン
ロッドに押圧面が平滑な押圧板15を取りつける。押圧
板15はピストンロッドの伸長作動によってテーブル面
上のワークWをクランプ固定する。 【0007】次に、上記の従来装置の動作について説明
する。まず最初に油圧シリンダ17、17を作動し、ピ
ストンロッドの伸長作動により、定規板16をテーブル
2の後端位置に突出する。そして、この定規板16の当
接面に一端を突き当ててワークWのセットを行う。上記
のようにしてワークWのセットが済んだならば、テーブ
ル面上部の油圧シリンダ14、14を作動して押圧板1
5、15を下降し、ワークWをクランプ固定する。 【0008】そして、この状態において回転カッター7
を回転駆動し、所要の切削送り方向に移動すれば、ワー
クWの端面に開先加工を施すことができる。なお上記に
おいて回転カッター7は、定規板16および押圧板15
の作動する前に、角度調整機構Aと進退調整機構Bを操
作して予め切り込み位置を設定しておく。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】切削加工を高精度で効
率的に行うには、ワークを強固にクランプすることが要
求される。開先加工では、特に作業速度の向上が優先さ
れるため、重切削加工がなされているが、このときワー
ククランプが弱いとビビリが生じ、横ズレを生じて精度
が低下する。ここにおいて、従来のクランプ装置は、平
板状の押圧板15によってワークWを押圧したものであ
る。このため、面接触となって油圧シリンダ14の押圧
力が分散してしまい、重切削時にワークWが振動してズ
レしまうという問題点があった。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の問題点に着目し、これを解消するためになされたもの
であり、この目的を達成するために、次のように構成し
たものである。すなわちその要旨とするところは、ワー
クを押圧する押圧板又はワークを受けるテーブル面の何
れか一方若しくは両方に、ワークの表面に大きな摩擦係
止力をもって接合する当接体を設け、この当接体を回転
カッターによる切削位置に接近して配設したことにあ
る。 【0011】 【作用】当接体がワークの表面に大きな摩擦係止力をも
って作用する。このため、振動による横ズレを生ずるこ
とがない。よって重切削においても高精度の開先加工を
行うことができる。 【0012】 【実施例】以下、この発明に係るワーククランプ装置を
一実施例について具体的に説明する。図1は要部の一部
縦断側面図、図2は同じく正面図であり、図中の従来装
置と同一ないし均等の部分については前記と同一の符号
をもって示し、重複した説明は省略する。すなわち、2
0は油圧シリンダ14におけるピストンロッド14aの
先端に軸支して取りつけた押圧板 21は押圧板20の
下面部に取りつけた平やすり状の当接体で、当接面aを
押圧板20の下面より低く設定する。 【0013】次に23は、テーブル2の後端の段部25
に取付ねじ24、24によって固定した口金状の当接体
この当接体23は、上記の当接体21と同様に平やす
り状に構成し、当接面bをテーブル2面より僅かに突出
する。上記の当接面a、bは周知の突起状、突条状に形
成するもので、凹凸量は実施例において0.5mm程度
に設定する。 【0014】一実施例に係るワーククランプ装置の構成
は上記の通りであり、図1のようにワークWをクランプ
したとき、油圧シリンダ14の押圧力がワークWの先端
の切削部近くに集中して作用する。このため、当接面
a、bがワークWに食い込んで係止し、強固なクランプ
が行われる。よって大きな摩擦係止力が発揮され、切削
時の振動で横ズレを生ずることがない。 【0015】またワークWの表面(上面、下面)に例え
ば反り、凹凸などがあっても、確実に係合し、押圧する
ことができる。よって確実なクランプを行うことがで
き、高い切削精度を保証することができる。なお図3の
実施例は、下部の当接体26を櫛状に構成し、各小片c
に弾性を持たせることで、上記のワークWの反り等にう
まく対応させたものである。なお上記の小片cは、分割
して構成しても良い。 【0016】上記の一実施例では、当接体をテーブル2
と押圧板20の両方に備えたが、何れか一方であっても
それなりに効力を発揮する。上記の当接面a、bは要す
るに多数の接触点をもつ点接触、または線接触によりワ
ークWに当接するものであれば良い。また、ワークWに
食い込むことにより、大きな摩擦係止力を得るものであ
るから、耐久性の点から硬質材で製作する必要がある。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明に係るワーククラン
プ装置によれば、ワーク切削部の近くを大きな摩擦係止
力を作用して確実にクランプを行うことができる。この
ため、重切削時の振動によってもワークに横ズレがな
く、高精度の切削加工を行うことができるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るワーククランプ装置の構成を示す
一部縦断側面図である。 【図2】同じく要部の構成を示す正面図である。 【図3】当接体の他の実施例の構成を示す斜視図であ
る。 【図4】従来の開先加工機の構成を示す正面図である。 【図5】同じく側面図である。 【図6】同じく従来のワーククランプ装置の構成を示す
説明図である。 【符号の説明】 2 テーブル 7 回転カッター 14 油圧シリンダ 20 押圧板 21 当接体 a 当接面 23 当接体 24 取付ねじ 25 段部 b 当接面 26 当接体 c 小片

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 押圧板によってワークをテーブル面にクランプ固定する
    と共に、このワークと切削ヘッドに備えた回転カッター
    とを対向して配設し、これらワーク側か回転カッター側
    を所要の切削送り方向に移動して、ワーク端縁部に開先
    加工を施す加工機械において、 上記押圧板又はテーブル面の何れか一方若しくは両方
    に、ワークの表面に大きな摩擦係止力をもって接する当
    接体を設け、この当接体を回転カッターによる切削位置
    に接近して配設するようにしたことを特徴とする開先加
    工機のワーククランプ装置。
JP3403893A 1993-01-29 1993-01-29 開先加工機のワーククランプ装置 Pending JPH06226577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3403893A JPH06226577A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 開先加工機のワーククランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3403893A JPH06226577A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 開先加工機のワーククランプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06226577A true JPH06226577A (ja) 1994-08-16

Family

ID=12403156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3403893A Pending JPH06226577A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 開先加工機のワーククランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06226577A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106327A (ja) * 2010-10-27 2012-06-07 Takeda Kikai:Kk ワークの張出し部分をクランプするクランプ装置を具備する工作機械
CN116810908A (zh) * 2023-08-30 2023-09-29 烟台联蕾食品有限责任公司 自动水果切丁机

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106327A (ja) * 2010-10-27 2012-06-07 Takeda Kikai:Kk ワークの張出し部分をクランプするクランプ装置を具備する工作機械
JP2012179713A (ja) * 2010-10-27 2012-09-20 Takeda Kikai:Kk ワークの張出し部分をクランプするクランプ装置を具備する工作機械
CN116810908A (zh) * 2023-08-30 2023-09-29 烟台联蕾食品有限责任公司 自动水果切丁机
CN116810908B (zh) * 2023-08-30 2023-11-03 烟台联蕾食品有限责任公司 自动水果切丁机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5096346A (en) Side face machining apparatus
JPH0535209U (ja) 継手用溝掘り機
EP1011907B1 (en) Method and system for sharpening teeth on saw chains
JPH06226577A (ja) 開先加工機のワーククランプ装置
TW200303805A (en) Cutting device
JPH0671038U (ja) 開先加工機のワーククランプ装置
JPH0711848Y2 (ja) V字形状溝加工機
CN219112996U (zh) 一种立式刨槽机
CN219852427U (zh) 一种可摆动夹具
JPH09150313A (ja) 切断機におけるバイス装置
JP2566114Y2 (ja) ワーク保持装置
JPS63120009A (ja) 面取機
CN211758912U (zh) 一种用于金属带锯床的夹紧机构
JP2005028508A (ja) 両頭側面フライス盤
JP2004141998A (ja) 作業台
JPH0623709A (ja) 木工機械におけるワーク押え装置
JPS5931366Y2 (ja) フインガ加工機
US4359303A (en) Plate-edge machining apparatus
JPH0112885Y2 (ja)
US5283987A (en) Saw blade clamp unit
JPH04189461A (ja) 切断用ジグ及び固定装置
JPS59161221A (ja) 丸鋸盤
JP4405628B2 (ja) 摺動面研削装置
JPS5928810Y2 (ja) フインガ加工機
JP3618021B2 (ja) 短尺材切断加工機