JPH0621918U - 射出成形金型 - Google Patents
射出成形金型Info
- Publication number
- JPH0621918U JPH0621918U JP5978992U JP5978992U JPH0621918U JP H0621918 U JPH0621918 U JP H0621918U JP 5978992 U JP5978992 U JP 5978992U JP 5978992 U JP5978992 U JP 5978992U JP H0621918 U JPH0621918 U JP H0621918U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide core
- molded product
- mold
- molding
- undercut portion
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品に、正逆2方向のアンダ−カット部を
成形できるようにする。 【構成】 成形品1に第1アンダ−カット部3を成形す
る第1スライドコア21と、第2アンダ−カット部4を
成形する第2スライドコア22を設ける。第1スライド
コア21は特定方向に変位することにより成形品1から
離脱し、第2スライドコア22はそれと逆方向に変位す
ることにより成形品1から離脱する。第1スライドコア
21は第2スライドコア22の開口部23を通り抜ける
アンギュラ−ピン11により変位を与えられる。第2ス
ライドコア22はカム装置25により変位を与えられ
る。
成形できるようにする。 【構成】 成形品1に第1アンダ−カット部3を成形す
る第1スライドコア21と、第2アンダ−カット部4を
成形する第2スライドコア22を設ける。第1スライド
コア21は特定方向に変位することにより成形品1から
離脱し、第2スライドコア22はそれと逆方向に変位す
ることにより成形品1から離脱する。第1スライドコア
21は第2スライドコア22の開口部23を通り抜ける
アンギュラ−ピン11により変位を与えられる。第2ス
ライドコア22はカム装置25により変位を与えられ
る。
Description
【0001】
本考案は、スライドコアによりアンダ−カット部を成形する射出成形金型に関 する。
【0002】
スライドコアを用いてアンダ−カット部を成形する射出成形金型は、特開平1 −237111号公報に見られるように周知である。特開昭62−240522 号公報には、スライドコアの中に別のスライドコアを入れ、直角2方向のアンダ −カット部を成形する技術が開示されている。
【0003】
本考案は、単一の成形品に対し、全く逆方向のアンダ−カット部を成形するこ とができる射出成形金型を提供しようとするものである。
【0004】
本考案では、互いに逆方向に変位することにより成形品から離脱する第1及び 第2のスライドコアを設ける。第1スライドコアには、第2スライドコアに設け た開口部を通じてアンギュラ−ピンを係合させ、第2スライドコアにはカム装置 を連結する。
【0005】
成形後型開きを行うと、アンギュラ−ピンにより第1スライドコアが移動し、 成形品には第1アンダ−カット部が形成される。また、カム装置により第2スラ イドコアが移動し、成形品に第2アンダ−カット部が形成される。カムの設計に より、第2スライドコアの移動時期を第1スライドコアのそれよりずらすことが できる。
【0006】
図に基づき一実施例を説明する。図において、10は固定型、20は移動型で ある。固定型10と移動型20の間には、成形品1を成形するキャビティ2が形 成されている。成形品1は、外面に突出したフック状の第1アンダ−カット部3 と、側面からの貫通孔である第2アンダ−カット部4を有する。
【0007】 移動型20には、2種類のスライドコアが取り付けられている。第1スライド コア21は第1アンダ−カット部3を成形するためのものであり、型開き方向と 直角に、型中心方向に変位することにより成形品1から離脱する。第2スライド コア22は第2アンダ−カット部4を成形するためのものであって、第1スライ ドコア21と固定型10の間に位置し、第1スライドコアとは逆に、型中心から 離れる方向に変位することにより成形品1から離脱する。
【0008】 第1スライドコア21に変位を与えるのは、固定型10から突出したアンギュ ラ−ピン11である。アンギュラ−ピン11は、第2スライドコア22に設けら れた開口部23を通じて第1スライドコア21の受け穴24に係合する。第2ス ライドコア22に変位を与えるのはカム装置25である。カム装置25は、固定 型10の外面に固定されたカム板26と、第2スライドコア22に取り付けられ 、カム板26のカム溝27に係合するロ−ラ状のカムフォロア28からなる。
【0009】 上記金型の動作は次のようになる。図1は型を閉じて成形を行った状況を示す 。樹脂が固化した後、型を開いて行くと、第1スライドコア21は型開き開始直 後から変位を開始する。これに対し第2スライドコア22は、カムフォロア28 がカム溝27の非変位区間を移動するため、変位しない。図2はアンギュラ−ピ ン11が受け穴24から抜けた状態を示す。成形品1からの第1スライドコア2 1の離脱はこの時点で完了している。更に少し進んだ後、カムフォロア28がカ ム溝27の変位区間に入り、第2スライドコア22が成形品1からの離脱を開始 する。アンギュラ−ピン11は、開口部23の内壁に当る前にそこから抜け出す 。図3は型開きストロ−クが終端に達した状態を示し、ここでは第2スライドコ ア22も成形品1から離脱している。この後、成形品1が移動型20から突き外 される。
【0010】
本考案によれば、全く逆方向のアンダ−カット部を同時に成形できる。また、 第2スライドコアを変位させるのにカム装置を用いたので、第1スライドコアと 第2スライドコアの動作に時間差を設けることができる。これは、第1スライド コアを変位させるアンギュラ−ピンが十分抜け出してから第2スライドコアの変 位を開始できること、すなわち開口部を幅広くとらなくてもアンギュラ−ピンを 抜け出させることができることを意味し、第2スライドコアの強度確保に効果が ある。
【図1】型締め時の部分断面図である。
【図2】型開き途中の部分断面図である。
【図3】型開き完了時の部分断面図である。
1 成形品 3 第1アンダ−カット部 4 第2アンダ−カット部 10 固定型 20 移動型 21 第1スライドコア 22 第2スライドコア 11 アンギュラ−ピン 23 開口部 25 カム装置
Claims (1)
- 【請求項1】 下記要素を備えた射出成形金型。 a.特定方向に変位することにより成形品から離脱する
第1スライドコア。 b.前記第1スライドコアと逆の方向に変位することに
より成形品から離脱する第2スライドコア。 c.前記第2スライドコアに設けた開口部を通って前記
第1スライドコアに係合し、型開きに伴い第1スライド
コアに動きを与えるアンギュラ−ピン。 d.前記第2スライドコアに連結し、型開きに伴い第2
スライドコアに動きを与えるカム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059789U JP2583829Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 射出成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059789U JP2583829Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 射出成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621918U true JPH0621918U (ja) | 1994-03-22 |
JP2583829Y2 JP2583829Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13123406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059789U Expired - Lifetime JP2583829Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 射出成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583829Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP1992059789U patent/JP2583829Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583829Y2 (ja) | 1998-10-27 |
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