JPH06206453A - 電気自動車の換気兼走行用モータ冷却装置 - Google Patents
電気自動車の換気兼走行用モータ冷却装置Info
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- JPH06206453A JPH06206453A JP5248305A JP24830593A JPH06206453A JP H06206453 A JPH06206453 A JP H06206453A JP 5248305 A JP5248305 A JP 5248305A JP 24830593 A JP24830593 A JP 24830593A JP H06206453 A JPH06206453 A JP H06206453A
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気自動車において、車室換気回路に影響を
与えることなく、走行用モータを冷却する。 【構成】 走行用モータ３と、走行用モータ３を冷却
し、必要な場合に車室８を暖房し、かつ車室８を換気す
るための空気回路を備え、この空気回路は、主換気およ
び暖房ブロワーを含む主ブランチ９と、主ブランチ９か
ら分岐され、モータ３の冷却用ラジエータ７を含む副ブ
ランチ１０とを備える。副ブランチ１０内には、補助ブ
ロワー１９が設けられ、上流混合バルブ２０および下流
混合バルブ２１は、車室暖房用空気流がラジエータ７を
通過するか、または、補助ブロワー１９により発生され
る全く別個の冷却用空気回路を形成するかのいずれかと
なるように、前記２つのブランチ９，１０を接続する。
与えることなく、走行用モータを冷却する。 【構成】 走行用モータ３と、走行用モータ３を冷却
し、必要な場合に車室８を暖房し、かつ車室８を換気す
るための空気回路を備え、この空気回路は、主換気およ
び暖房ブロワーを含む主ブランチ９と、主ブランチ９か
ら分岐され、モータ３の冷却用ラジエータ７を含む副ブ
ランチ１０とを備える。副ブランチ１０内には、補助ブ
ロワー１９が設けられ、上流混合バルブ２０および下流
混合バルブ２１は、車室暖房用空気流がラジエータ７を
通過するか、または、補助ブロワー１９により発生され
る全く別個の冷却用空気回路を形成するかのいずれかと
なるように、前記２つのブランチ９，１０を接続する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車に関し、より
詳細には、電気自動車の走行用モータを冷却し、かつ車
室の暖房または換気または空調を行うための装置に関す
る。
詳細には、電気自動車の走行用モータを冷却し、かつ車
室の暖房または換気または空調を行うための装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】上記のような装置は、モータを冷却しか
つ車室を暖房するためのラジエータと、車室または外部
から吸引された空気の流れを発生するための主ブロワー
と、自動車の外部から吸引された空気流と主ブロワーに
より発生された空気流との比を、０から１００％までに
変えるための空気入口調節手段と、車室へ送られた空気
流と、熱源と接触する空気流の量との比を、０から１０
０％まで変えるための混合手段とを備えている。
つ車室を暖房するためのラジエータと、車室または外部
から吸引された空気の流れを発生するための主ブロワー
と、自動車の外部から吸引された空気流と主ブロワーに
より発生された空気流との比を、０から１００％までに
変えるための空気入口調節手段と、車室へ送られた空気
流と、熱源と接触する空気流の量との比を、０から１０
０％まで変えるための混合手段とを備えている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】特に電気自動車におい
て使用される上記のような装置においては、前記熱源
は、例えば電気ヒータからなる補助熱源を備えている。
この熱源は、走行用モータおよびその関連装置により生
じる熱が、車室の必要な暖房を行うのに十分でない時に
使用される。しかしこの場合、車室の換気または空調回
路に影響がおよぶ。
て使用される上記のような装置においては、前記熱源
は、例えば電気ヒータからなる補助熱源を備えている。
この熱源は、走行用モータおよびその関連装置により生
じる熱が、車室の必要な暖房を行うのに十分でない時に
使用される。しかしこの場合、車室の換気または空調回
路に影響がおよぶ。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、車室の
暖房の必要がない場合、車室の換気または空調回路に影
響を与えることなく、走行用モータの冷却を行うことが
できる装置を提供することにある。
暖房の必要がない場合、車室の換気または空調回路に影
響を与えることなく、走行用モータの冷却を行うことが
できる装置を提供することにある。
【０００５】電気自動車の走行用モータを冷却し、かつ
車室の暖房または換気または空調を行うための装置であ
って、モータを冷却し車室を暖房するためのラジエータ
と、車室または外部から吸引された空気の流れを発生さ
せるための主ブロワーと、自動車の外部から吸引された
空気流と主ブロワーにより発生された全空気流との比
を、０から１００％まで変えるための空気入口調節手段
と、車室に送られた空気流と熱源と接触する空気流の量
との比を、０から１００％まで変えるための混合バルブ
とを備えている装置において、（ａ）空気入口調節手段
は、主ブロワーの上流に配置されており、（ｂ）前記熱
源は、ラジエータを備え、（ｃ）冷却用ラジエータは、
空気回路の副ブランチ内に配置されており、副ブランチ
は、主ブランチから分岐されるとともに、主ブロワーと
直列になっており、かつ副ブランチは、補助ブロワーを
含むとともに、空気入口孔および空気出口孔を介して、
車室外の環境に直接接続されており、空気入口孔および
空気出口孔は、それぞれラジエータの上流、および補助
ブロワーの下流に位置しており、前記混合手段は、上流
混合バルブおよび下流混合バルブを備え、これら混合バ
ルブの各々は、第１位置と第２位置との間を変位しうる
ようになっており、その第１位置では、前記主ブランチ
と副ブランチとの間の連通孔を塞ぎ、第２位置では、副
ブランチの新しい空気の入口孔または出口孔を塞ぐよう
になっていることを特徴とする、電気自動車の換気およ
び走行用モータ冷却装置が提供される。
車室の暖房または換気または空調を行うための装置であ
って、モータを冷却し車室を暖房するためのラジエータ
と、車室または外部から吸引された空気の流れを発生さ
せるための主ブロワーと、自動車の外部から吸引された
空気流と主ブロワーにより発生された全空気流との比
を、０から１００％まで変えるための空気入口調節手段
と、車室に送られた空気流と熱源と接触する空気流の量
との比を、０から１００％まで変えるための混合バルブ
とを備えている装置において、（ａ）空気入口調節手段
は、主ブロワーの上流に配置されており、（ｂ）前記熱
源は、ラジエータを備え、（ｃ）冷却用ラジエータは、
空気回路の副ブランチ内に配置されており、副ブランチ
は、主ブランチから分岐されるとともに、主ブロワーと
直列になっており、かつ副ブランチは、補助ブロワーを
含むとともに、空気入口孔および空気出口孔を介して、
車室外の環境に直接接続されており、空気入口孔および
空気出口孔は、それぞれラジエータの上流、および補助
ブロワーの下流に位置しており、前記混合手段は、上流
混合バルブおよび下流混合バルブを備え、これら混合バ
ルブの各々は、第１位置と第２位置との間を変位しうる
ようになっており、その第１位置では、前記主ブランチ
と副ブランチとの間の連通孔を塞ぎ、第２位置では、副
ブランチの新しい空気の入口孔または出口孔を塞ぐよう
になっていることを特徴とする、電気自動車の換気およ
び走行用モータ冷却装置が提供される。
【０００６】下記の好ましい特徴は、本発明の装置にお
いて、互いに補い合ったり、置換して適用される。
いて、互いに補い合ったり、置換して適用される。
【０００７】本発明の好ましい一つの特徴によれば、本
装置は、冷却用ラジエータから空気に送られる熱流が車
室を暖房するには不十分である時に使用しうる補助熱源
を含んでいる。
装置は、冷却用ラジエータから空気に送られる熱流が車
室を暖房するには不十分である時に使用しうる補助熱源
を含んでいる。
【０００８】本発明の別の好ましい特徴によれば、前記
主ブランチは、２つの並列されたサブブランチ、すなわ
ち前記補助熱源を含む第１のサブブランチと、第２サブ
ブランチとを備え、前記２つのサブブランチは、主ブロ
ワーと直列に配置されており、第１サブブランチを通過
する空気流の一部を、双方のサブブランチ内の全空気流
に対して変化させるための手段を備えている。
主ブランチは、２つの並列されたサブブランチ、すなわ
ち前記補助熱源を含む第１のサブブランチと、第２サブ
ブランチとを備え、前記２つのサブブランチは、主ブロ
ワーと直列に配置されており、第１サブブランチを通過
する空気流の一部を、双方のサブブランチ内の全空気流
に対して変化させるための手段を備えている。
【０００９】前記補助熱源は、好ましくは電気ラジエー
タである。
タである。
【００１０】本発明の更に別の好ましい特徴によれば、
上流混合バルブおよび下流混合バルブは前記第１位置と
第２位置との間を同時に移動できるように、共に制御さ
れるようになっている。
上流混合バルブおよび下流混合バルブは前記第１位置と
第２位置との間を同時に移動できるように、共に制御さ
れるようになっている。
【００１１】単なる例示に過ぎない下記の本発明の好ま
しい実施例の詳細な説明を、添付図面を参照しながら読
めば、本発明の上記以外の特徴および利点も、よく理解
しうることと思う。
しい実施例の詳細な説明を、添付図面を参照しながら読
めば、本発明の上記以外の特徴および利点も、よく理解
しうることと思う。
【００１２】
【実施例】図１に示す自動車１は、駆動装置２を備え、
この駆動装置２は、電動モータ３とパワーレギュレータ
４とを備えている。駆動装置２によって消費されるパワ
ーのうちの約５％は、モータ３により熱として放散さ
れ、約１０％は、レギュレータ４によって放散される。
この熱損失は、循環ポンプ６およびラジエータ７を備え
る高温水ループを経て排出される。
この駆動装置２は、電動モータ３とパワーレギュレータ
４とを備えている。駆動装置２によって消費されるパワ
ーのうちの約５％は、モータ３により熱として放散さ
れ、約１０％は、レギュレータ４によって放散される。
この熱損失は、循環ポンプ６およびラジエータ７を備え
る高温水ループを経て排出される。
【００１３】自動車の車室８のための暖房および換気回
路は、主ブランチ９とそれから分岐する副ブランチ１０
とを備えている。これら２つのブランチは、隔壁１１に
より互いに分離されており（ブランチ９内の空気が流れ
る方向に対して）、隔壁１１の上流部および下流部にそ
れぞれ設けた２つの連通孔１２および１３を介して、互
いに連通されている。
路は、主ブランチ９とそれから分岐する副ブランチ１０
とを備えている。これら２つのブランチは、隔壁１１に
より互いに分離されており（ブランチ９内の空気が流れ
る方向に対して）、隔壁１１の上流部および下流部にそ
れぞれ設けた２つの連通孔１２および１３を介して、互
いに連通されている。
【００１４】主ブランチ９の連通孔１２の上流側に、車
室用の暖房または換気用空気の流れを発生する主ブロワ
ー１４を設けてある。また主ブランチ９は、主ブロワー
１４の上流にて新しい空気の入口孔１５を介して、車室
の外部と連通されている。入口孔１５は、自動車のフー
ド１６（図２）の下方に位置している。また主ブランチ
９は、再循環空気の入口孔１７を介して、車室の内部と
連通されている。
室用の暖房または換気用空気の流れを発生する主ブロワ
ー１４を設けてある。また主ブランチ９は、主ブロワー
１４の上流にて新しい空気の入口孔１５を介して、車室
の外部と連通されている。入口孔１５は、自動車のフー
ド１６（図２）の下方に位置している。また主ブランチ
９は、再循環空気の入口孔１７を介して、車室の内部と
連通されている。
【００１５】再循環バルブ１８（図２）は、入口孔１７
を塞ぐ図２の実線で示される第１位置と、入口孔１５を
塞ぐ破線で示される第２位置との間を枢動するようにな
っている。このようにして、再循環空気からなり、かつ
ブロワーで発生された空気の流れの一部が、連続して調
節される。
を塞ぐ図２の実線で示される第１位置と、入口孔１５を
塞ぐ破線で示される第２位置との間を枢動するようにな
っている。このようにして、再循環空気からなり、かつ
ブロワーで発生された空気の流れの一部が、連続して調
節される。
【００１６】副ブランチ１０には、補助ブロワー１９
と、それと直列をなす冷却用ラジエータ７が設けられて
いる。上流混合バルブ２０と下流混合バルブ２１は、孔
１２および１３をそれぞれ塞ぐ図１の実線で示された第
１位置と、入口孔および出口孔をそれぞれ塞ぎ副ブラン
チ１０と車室の外部の環境とを直接連通する第２位置
（破線で示す）との間を、変位しうるようになってい
る。
と、それと直列をなす冷却用ラジエータ７が設けられて
いる。上流混合バルブ２０と下流混合バルブ２１は、孔
１２および１３をそれぞれ塞ぐ図１の実線で示された第
１位置と、入口孔および出口孔をそれぞれ塞ぎ副ブラン
チ１０と車室の外部の環境とを直接連通する第２位置
（破線で示す）との間を、変位しうるようになってい
る。
【００１７】連通孔１３の下流にて主ブランチ９内に
は、補助ラジエータ２２（図３参照）が配置されてい
る。この補助ラジエータ２２の目的は、駆動装置２によ
り放出される熱流が、車内の暖房条件を満たすには足り
ない時に、追加の熱を発生することにある。この補助ラ
ジエータ２２は、混合用フラップバルブ２３と連動し、
フラップバルブ２３は、主ブランチ９内で互いに相補的
な可変横断面を有する２つの並列されたサブブランチ２
４および２５を構成するよう、公知の態様で作動する。
は、補助ラジエータ２２（図３参照）が配置されてい
る。この補助ラジエータ２２の目的は、駆動装置２によ
り放出される熱流が、車内の暖房条件を満たすには足り
ない時に、追加の熱を発生することにある。この補助ラ
ジエータ２２は、混合用フラップバルブ２３と連動し、
フラップバルブ２３は、主ブランチ９内で互いに相補的
な可変横断面を有する２つの並列されたサブブランチ２
４および２５を構成するよう、公知の態様で作動する。
【００１８】フラップバルブ２３が枢動すると、主ブラ
ンチ９内を流れて、補助ラジエータ２２に接触する空気
流の割合は、０から１００％の範囲で変わる。サブブラ
ンチ２４および２５の下流にて、主ブランチ９は車室の
内部と連通し、気流を、出口孔２６を介して前部に、出
口孔２７を介して車室の底部に、更に図示しない出口孔
を介して、フロントガラスのベース部に向ける。
ンチ９内を流れて、補助ラジエータ２２に接触する空気
流の割合は、０から１００％の範囲で変わる。サブブラ
ンチ２４および２５の下流にて、主ブランチ９は車室の
内部と連通し、気流を、出口孔２６を介して前部に、出
口孔２７を介して車室の底部に、更に図示しない出口孔
を介して、フロントガラスのベース部に向ける。
【００１９】車室暖房用ラジエータ７により生じた熱の
すべてを利用しなければならない時には、副ブランチ１
０の直接の入口孔および出口孔を閉じたまま、連通孔１
２および１３を完全に開いて、混合バルブ２０および２
１を調節する。必要に応じて補助ラジエータ２２を使用
し、補助混合用フラップバルブ２３を適当な位置に調節
することにより、相補的な熱流を作る。
すべてを利用しなければならない時には、副ブランチ１
０の直接の入口孔および出口孔を閉じたまま、連通孔１
２および１３を完全に開いて、混合バルブ２０および２
１を調節する。必要に応じて補助ラジエータ２２を使用
し、補助混合用フラップバルブ２３を適当な位置に調節
することにより、相補的な熱流を作る。
【００２０】車室の暖房の必要がない場合、混合バルブ
２０および２１は、連通孔１２および１３を塞ぐように
操作する。すると、副ブランチ１０は、車室換気回路か
ら完全に独立している電動モータのための空冷回路を構
成する。車室換気回路の各要素は、電動モータの冷却機
能とは関係なしに、換気条件に従って調節できる。
２０および２１は、連通孔１２および１３を塞ぐように
操作する。すると、副ブランチ１０は、車室換気回路か
ら完全に独立している電動モータのための空冷回路を構
成する。車室換気回路の各要素は、電動モータの冷却機
能とは関係なしに、換気条件に従って調節できる。
【００２１】最後に、車室暖房に必要な熱流が０より大
きく、かつラジエータ７により生じる熱流よりも少ない
場合、主ブランチ９と副ブランチ１０とが部分的に連通
するよう、混合バルブ２０と２１を中間位置とする。
きく、かつラジエータ７により生じる熱流よりも少ない
場合、主ブランチ９と副ブランチ１０とが部分的に連通
するよう、混合バルブ２０と２１を中間位置とする。
【００２２】補助ブロワー１９は、混合バルブ２０およ
び２１の設定値とは無関係に、十分に多量の空気流を、
ラジエータ７に通過させる。
び２１の設定値とは無関係に、十分に多量の空気流を、
ラジエータ７に通過させる。
【００２３】上記装置において、空気回路の主ブランチ
９に冷却液気化器を設ければ、自動車の空調用にも適用
できる。
９に冷却液気化器を設ければ、自動車の空調用にも適用
できる。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、車室換気回路は、走行
用電動モータの冷却機能とは関係なしに、換気条件に従
って調節できる。
用電動モータの冷却機能とは関係なしに、換気条件に従
って調節できる。
【図１】本発明の装置における空気回路の構成および配
置を示すための電気自動車の略平面図。
置を示すための電気自動車の略平面図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿った上記回路の略断面
図。
図。
【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った上記回路の略
断面図。
断面図。
【符号の説明】 １ 自動車 ２ 駆動装置 ３ モータ ４ パワーレギュ
レータ ５ 高温水ループ ６ 循環ポンプ ７ ラジエータ ８ 車室 ９ 主ブランチ １０ 副ブランチ １１ 隔壁 １２，１３ 連通
孔 １４ 主ブロワー １５ 入口孔 １６ フード １７ 入口孔 １９ 補助ブロワー ２０，２１ 混合
バルブ ２２ 補助ラジエータ ２３ フラップバ
ルブ ２４，２５ サブブランチ ２６，２７ 出口
孔
レータ ５ 高温水ループ ６ 循環ポンプ ７ ラジエータ ８ 車室 ９ 主ブランチ １０ 副ブランチ １１ 隔壁 １２，１３ 連通
孔 １４ 主ブロワー １５ 入口孔 １６ フード １７ 入口孔 １９ 補助ブロワー ２０，２１ 混合
バルブ ２２ 補助ラジエータ ２３ フラップバ
ルブ ２４，２５ サブブランチ ２６，２７ 出口
孔
Claims (5)
- 【請求項１】 電気自動車の走行用モータ（３）を冷却
し、かつ車室（８）の暖房または換気または空調を行う
ための装置であって、モータを冷却し車室を暖房するた
めのラジエータ（７）と、車室または外部から吸引され
た空気の流れを発生させるための主ブロワー（１４）
と、自動車の外部から吸引された空気流と主ブロワーに
より発生された全空気流との比を、０から１００％まで
変えるための空気入口調節手段と、車室に送られた空気
流と熱源と接触する空気流の量との比を、０から１００
％まで変えるための混合バルブ（２０）（２１）とを備
えている装置において、 （ａ）空気入口調節手段は、主ブロワー（１４）の上流
に配置されており、 （ｂ）前記熱源は、ラジエータ（７）を備え、 （ｃ）冷却用ラジエータ(７)は、空気回路の副ブランチ
（１０）内に配置されており、副ブランチ（１０）は、
主ブランチ（９）から分岐されるとともに、主ブロワー
（１４）と直列になっており、かつ副ブランチ（１０）
は、補助ブロワー（１９）を含むとともに、空気入口孔
および空気出口孔を介して、車室外の環境に直接接続さ
れており、空気入口孔および空気出口孔は、それぞれラ
ジエータ(７)の上流、および補助ブロワー（１９）の下
流に位置しており、前記混合手段は、上流混合バルブ
（２０）および下流混合バルブ（２１）を備え、これら
混合バルブの各々は、第１位置と第２位置との間を変位
しうるようになっており、その第１位置では、前記主ブ
ランチ（９）と副ブランチ（１０）との間の連通孔（１
２）（１３）を塞ぎ、第２位置では、副ブランチ（１
０）の新しい空気の入口孔または出口孔を塞ぐようにな
っていることを特徴とする、電気自動車の換気および走
行用モータ冷却装置。 - 【請求項２】 冷却用ラジエータ(７)から空気に送られ
る熱流が、車室を暖房するには足りない時に使用しうる
補助熱源を含むことを特徴とする請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 主ブランチ（１９）は、２つの並列され
たサブブランチ（２４）（２５）、すなわち前記補助熱
源を含む第１のサブブランチ（２４）と、第２サブブラ
ンチ（２５）とを備え、前記２つのサブブランチ（２
４）（２５）は、主ブロワー（１４）と直列に配置され
ており、第１サブブランチ（２４）を通過する空気流の
一部を、双方のサブブランチ（２４）（２５）内の全空
気流に対して変化させるための手段を備えていることを
特徴とする請求項２記載の装置。 - 【請求項４】 前記補助熱源は、電気ラジエータである
ことを特徴とする請求項２または３記載の装置。 - 【請求項５】 上流混合バルブ（２０）および下流混合
バルブ（２１）は、前記第１位置と第２位置との間を同
時に移動できるように、共に制御されるようになってい
ることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の装
置。
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