JPH06198092A - 縫製ガイド治具 - Google Patents

縫製ガイド治具

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JPH06198092A
JPH06198092A JP35853592A JP35853592A JPH06198092A JP H06198092 A JPH06198092 A JP H06198092A JP 35853592 A JP35853592 A JP 35853592A JP 35853592 A JP35853592 A JP 35853592A JP H06198092 A JPH06198092 A JP H06198092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
center
guide
base plate
guide jig
Prior art date
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Pending
Application number
JP35853592A
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English (en)
Inventor
Sohei Matsumoto
宗平 松本
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seat Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、縫製作業の軽減と共に、熟
練を要せず、作業者の熟練度に依存することなく縫製す
ることのできる縫製ガイド治具を提供することにある。 【構成】 縫製ガイド治具10は、少なくとも2枚の布
地を地縫いした後、地縫いの縫目の側方で、縫い代と布
地を再度縫い合わせるときに使用するガイド治具であ
り、ミシンテーブル上に配置されるベースプレート11
と、このベースプレート11に形成されてミシン針Hの
前方に配置されるセンターガイド部12と、このセンタ
ーガイド部12の両側から延出してミシン針Hの両側位
置近傍まで形成された出口ガイド13と、を備え、セン
ターガイド部12は上方に突起したセンター突起14
と、このセンター突起14の上部を除いてセンター突起
14に沿って間隙をおいて覆うように形成されたサイド
突起15と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は縫製ガイド治具に係り、
特に室内外及び車両用の座席、内装材等に使用される布
地の縫製において、地縫いした後で、地縫いの縫目の側
方で、再度縫い代と布地を再度縫い合わせる(以下単に
「ダブルステッチ」という)ときに好適に使用できる縫
製ガイド治具に関する。
【0002】なお、本明細書において布地とは材質,織
布,不織布,合成樹脂シート等を問わず室内外及び車両
用の座席,内装材等に使用されるシート状のものを総称
していうものとする。
【0003】
【従来の技術】従来から、例えば車両用座席の表皮材等
の縫製をするときには、地縫いをした後、再度縫い代と
表皮材とを縫合する所謂ダブルステッチをして、縫合部
の強度を図ることが行われている。これを説明すると、
図6で示すように、2枚の布地61,62の縫い代61
a,62aを残して布地61,62を中表に合わせ、裏
の方から一緒に縫い合わせる(地縫い)をする。符号6
3は縫目である。
【0004】次に図7で示すように、縫い代61a,6
2aを左右に割って、地縫いの縫目(所謂シーム)63
の部分に上下からミシン針Hのガイド64,65の先端
部64a,65aを当接し、この上下のガイド64,6
5を案内として縫製を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような上下のガ
イド64,65を用いて縫製すると、地縫いをした後の
縫合において、地縫いの縫目63のわずかな溝、或は折
り目を案内として、縫製を行っているために、熟練を要
するというだけではなく、布地の縫目63という柔らか
い部分を上下のガイド64,65で押さえていたので、
熟練者においても図8で示すように縫合部66に蛇行や
ピッチずれが生じてしまったり、上下のガイド64,6
5の部分の一点だけを長時間見ながら縫製作業を行うた
めに、作業効率が悪いという不都合があった。
【0006】本発明の目的は、縫製作業の軽減と共に、
熟練を要せず、作業者の熟練度に依存することなく縫製
することのできる縫製ガイド治具を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る縫製ガイド
治具は、少なくとも2枚の布地を地縫いした後、地縫い
の縫目の側方で、縫い代と布地を再度縫い合わせるとき
に使用するガイド治具において、ミシンテーブル上に配
置されるベースプレートと、このベースプレートに形成
されてミシン針の前方に配置されるセンターガイド部
と、該センターガイド部の両側から延出してミシン針の
両側位置近傍まで形成された出口ガイドと、を備えてな
る縫製ガイド治具であって、前記センターガイド部は上
方に突起したセンター突起と、該センター突起の上部を
除いてセンター突起に沿って間隙をおいて覆うように形
成されたサイド突起と、を備えてなるものである。
【0008】またベースプレートの裏側には、センター
ガイド部の裏側位置を通って裏打テープの幅の溝を形成
すると好適である。さらに出口ガイドのミシン針側に
は、盛り上がり部を形成するとより好適である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。図1乃至図5は本発明の
一実施例を示すものであり、図1は縫製ガイド治具の斜
視図、図2は図1の矢印A−A線断面図、図3は縫製状
態を説明する斜視図、図4は図3のB−B線による断面
図、図5は裏打テープを同時に縫合した状態を示す部分
断面図である。
【0010】本例の縫製ガイド治具10は、図5で示す
ように、少なくとも2枚の布地としての表皮材1,2を
地縫いした後、地縫いの縫目3の側方で、それぞれの縫
い代1a,2aと表皮材1,2を再度縫い合わせるとき
に使用するものである。また本例では、裏打テープ8を
上記縫合のときに、一緒に縫合した例を示すものであ
る。
【0011】なお本例では表皮材1,2として、表面材
4と、ウレタン材5とを積層したものを用いているが、
これに限定されるものではない。またミシンMはダブル
ステッチ用の2本のミシン針Hが所定間隔をおいて設け
られたものを用いるものである。
【0012】本例の縫製ガイド治具10は、図1で示す
ように、ベースプレート11と、このベースプレート1
1に形成されたセンターガイド部12と、出口ガイド1
3と、を備えている。
【0013】本例のベースプレート11は板体から構成
されており、上記センターガイド部12がベースプレー
ト11の中央位置に形成されている。このセンターガイ
ド部12は、センター突起14とサイド突起15とから
構成されており、ミシン針Hの前方に位置するように形
成されている。そしてセンター突起14は、ベースプレ
ート11の中心位置で所定幅の長さで、上方に突起して
おり、上面は曲面14aとなっている。
【0014】またサイド突起15は、センター突起14
の両側からセンター突起14側に向けて且つセンター突
起14の上面14aを除いてセンター突起14に沿って
間隙Xをおいて、センター突起14を覆うように形成さ
れている。このセンター突起14とサイド突起15との
間隙Xは、図2及び図4で示すように、地縫いされた表
皮材1,2の縫い代1a,2aの部分がセンター突起1
4とサイド突起15の間を通過できるようになってい
る。
【0015】また上記ベースプレート11には、出口ガ
イド13が形成されており、この出口ガイド13は、セ
ンターガイド部12の両側から延出してミシン針Hの両
側位置近傍まで形成され、両側の出口ガイド13,13
の間にミシン針Hが配置できるように、空間部7となっ
ている。そして、出口ガイド13のミシン針H側には、
盛り上がり部13a,13aが形成されている。この盛
り上がり部13a,13aにより、表皮材1,2が持ち
上げられて、縫い代1a,2aの部分がセンター突起1
4とサイド突起15の間を通過した後で良好に縫合でき
る。
【0016】またベースプレート11の裏側には、セン
ターガイド部12の裏側位置を通って裏打テープ8の幅
用(図3参照)のテープ溝16が形成されており、この
テープ溝16の範囲でセンターガイド部12より反出口
ガイド13部側には裏打テープ8の確認窓17が形成さ
れている。
【0017】なお図1中、符号18はベースプレート1
1とミシンテーブルTとを、図3で示すように、ビス等
の固定具19で固定する取付け孔、図3及び図5の符号
20はダブルステッチの縫目である。
【0018】次に、上記構成からなる実施例の動作につ
いて、図3乃至図5を参照して説明する。先ず、ミシン
テーブルT上に、縫製ガイド治具10を配置する。縫製
ガイド治具10の配置は、ベースプレート11に形成さ
れた取付け孔16とビス等の固定具19と、図示しない
ミシンテーブルT上の固定孔とを合わせて、固着する。
このとき、縫製ガイド治具10を構成するセンターガイ
ド部12のセンター突起14がミシン針Hの前方で2本
のミシン針Hの中間位置になるように配置する。
【0019】次に、既に地縫いされた表皮材1,2の縫
合部3を中心として、図4で示すように、縫い代1a,
2aの部分をセンター突起14とサイド突起15の間を
通させ、表皮材1,2の間にサイド突起14,14が位
置するようにする。このようにすると、センターガイド
部12を通った縫い代1a,2aと、盛り上がり部13
a,13aによって持ち上げられた表皮材1,2とが、
空間部7に位置して、縫目3の両側位置で2本のミシン
針Hにより、縫合することができる。なお本例では図3
で示すように、同時に裏打テープ8を一緒に縫合して、
図5で示すように縫合部の裏側を覆っている。
【0020】また前記実施例において、ベースプレート
11はミシンテーブルTに固定するための取付け孔16
とビス等の固定具19により、ミシンテーブルTと固定
する構成を示したが、ベースプレート11とミシンテー
ブルTの固定に関しては各種の公知技術を用いることが
でき、例えば、予めミシンテーブルTにベースプレート
11の板厚と略同じスライド用の溝を形成し、ベースプ
レート11をスライドさせてミシンテーブルTと固定す
るように構成することもできる。
【0021】
【発明の効果】本発明による縫製ガイド治具によれば、
センターガイド部に形成されたセンター突起と、サイド
突起とによって、地縫いされた表皮材が確実に案内され
るので、熟練を必要とせず、縫合部の蛇行を生じさせず
に縫合作業を行うことができ、しかも一点だけをみる必
要がなく、作業者の熟練度に依存することがない。この
ように作業が楽になり作業時間を短縮でき、作業効率を
高めて、地縫いの後に、再度縫い代と布地とを縫合する
縫製を容易にすることができる。また熟練を必要としな
いので、品質のバラ付きがなく品質が向上した縫製品を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縫製ガイド治具の斜視図である。
【図2】図1の矢印A−A線断面図である。
【図3】縫製状態を説明する斜視図である。
【図4】図3のB−B線による断面図である。
【図5】裏打テープを同時に縫合した状態を示す部分断
面図である。
【図6】地縫いの説明図である。
【図7】従来例の説明断面図である。
【図8】蛇行した方法状態の説明図である。
【符号の説明】
1,2 布地(表皮材) 3 縫目 10 縫製ガイド治具 11 ベースプレート 12 センターガイド部 13 出口ガイド 14 センター突起 15 サイド突起 16 テープ溝 13a 盛り上がり部 H ミシン針 T ミシンテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の布地を地縫いした後、
    地縫いの縫目の側方で、縫い代と布地を再度縫い合わせ
    るときに使用するガイド治具において、ミシンテーブル
    上に配置されるベースプレートと、このベースプレート
    に形成されてミシン針の前方に配置されるセンターガイ
    ド部と、該センターガイド部の両側から延出してミシン
    針の両側位置近傍まで形成された出口ガイドと、を備え
    てなる縫製ガイド治具であって、前記センターガイド部
    は上方に突起したセンター突起と、該センター突起の上
    部を除いてセンター突起に沿って間隙をおいて覆うよう
    に形成されたサイド突起と、を備えてなる縫製ガイド治
    具。
  2. 【請求項2】 前記ベースプレートの裏側には、センタ
    ーガイド部の裏側位置を通って裏打テープの幅の溝が形
    成されている請求項1記載の縫製ガイド治具。
  3. 【請求項3】 前記出口ガイドのミシン針側には、盛り
    上がり部が形成されている請求項1,2記載の縫製ガイ
    ド治具。
JP35853592A 1992-12-28 1992-12-28 縫製ガイド治具 Pending JPH06198092A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004526524A (ja) * 2001-04-10 2004-09-02 イーグル オタワ, エルエルシー 縫製製品および縫製製品を製造する方法
CN105239278A (zh) * 2015-10-29 2016-01-13 泉州市合创鞋业有限公司 一种拼布合缝笼头及拼布方法
WO2016008228A1 (zh) * 2014-07-18 2016-01-21 苏州美山子制衣有限公司 缝纫机用自动撇缝装置
CN107354593A (zh) * 2017-07-12 2017-11-17 达利(中国)有限公司 一种服装分卷式缝位的制作方法
CN108239823A (zh) * 2018-02-01 2018-07-03 长春际华三五零四职业装有限公司 一种用于加工衬衫坐领下口的模具

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