JP3041424U - バッグ - Google Patents

バッグ

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JP3041424U
JP3041424U JP1997002240U JP224097U JP3041424U JP 3041424 U JP3041424 U JP 3041424U JP 1997002240 U JP1997002240 U JP 1997002240U JP 224097 U JP224097 U JP 224097U JP 3041424 U JP3041424 U JP 3041424U
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JP
Japan
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gusset
stitch
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bag
piece
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JP1997002240U
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English (en)
Inventor
義司 志方
Original Assignee
株式会社シカタ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体とマチとの縫い合わせ用ステッチを、その
マチの表側のみならず本体の表側からも露出させること
により、優美な縁取り模様として活用したバッグを提供
する。 【解決手段】本体(11)の端縁に裏向くほぼL字状の
折り曲げ片(11a)と、マチ(12)の対応位置する
端縁に裏向くほぼU字状の折り返し片(12a)とを、
その折り返し片(12a)の先端部において第1ステッ
チ(14)により縫い合わせると共に、同じくマチ(1
2)における上記折り返し片(12a)の中途部へ上記
第1ステッチ(14)とほぼ平行な第2ステッチ(1
5)を、その両端部(15r)(15f)がマチ(1
2)の表側と本体(11)の表側から露出する貫通状態
に縫い付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は本体とマチとの縫い合わせ用ステッチを、そのマチの表側のみならず 本体の表側からも露出させることにより、優美な縁取り模様として活用したバッ グに関する。
【0002】
【従来の技術】
主に女性の手提げ用バッグやショルダーバッグとして、図13のように本体( 1)の端縁に裏向くほぼL字状の折り曲げ片(1a)と、マチ(2)の対応位置 する端縁に裏向くほぼU字状の折り返し重合片(2a)とを積層して、その合計 3層の貫通状態に縫い合わせた形態は、公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記形態のバッグでは図14〜16のような背高いポスト型ベッド (3)と、両刃型又は二叉フオーク型の生地押え金(4)とを備えた立体縫製物 用の特殊ミシン(通称−ポストミシン)(5)を使って、そのポスト型ベッド( 3)上へ図16のように、展開した上記本体(1)の折り曲げ片(1a)と、マ チ(2)の折り返し重合片(2a)とを積み重ね、その生地押え金(4)の鋸歯 状粗面(4a)により安定良く押え付けなければ、正しく高能率に縫い合わせ作 業することができない(6)は上記ポストミシン(5)の縫い針である。
【0004】 殊更、柔軟又は薄肉な生地材料を採用しつつ、そのマチ(2)に補強芯を入れ ることにより、保形強度に富むバッグとして仕上げるような場合には、上記縫い 合わせ作業がますます煩らわしく困難となるため、その作業上高度の手技と豊富 な経験を要する。
【0005】 又、上記特殊・高価な専用のポストミシン(5)を使うことにより、本体(1 )とマチ(2)とを仮令正規に縫い合わせることができたとしても、その本体( 1)の折り曲げ片(1a)とマチ(2)の折り返し重合片(2a)とは同等の縫 い代(L)として、一列のステッチ(7)により縫い合わされている関係上、そ のステッチ(7)が本体(1)の表側から全然露出せず、マチ(2)の端縁に沿 ってのみ表出するに過ぎない。
【0006】 その結果、そのステッチ(7)をバッグの縁取り模様として、未だ効果的に活 用することができず、興趣変化に富む優美なデザイン仕様を容易に得られない問 題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題の改良を企図しており、そのために役立つバッグの構 成として、本体の端縁に裏向くほぼL字状の折り曲げ片と、マチの対応位置する 端縁に裏向くほぼU字状の折り返し片とを、その折り返し片の先端部において第 1ステッチにより縫い合わせると共に、同じくマチにおける上記折り返し片の中 途部へ上記第1ステッチとほぼ平行な第2ステッチを、その両端部がマチの表側 と本体の表側から露出する貫通状態に縫い付けたことを特徴とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1〜8はそのバッグ (B)の基本実施形態を示しており、(11)は布や合成皮革、ビニール、ナイ ロン、その他の可撓な各種生地材料から成る向かい合う一対の本体であって、そ のバッグ(B)の品物出し入れ口縁(上縁)を除く端縁が、何れも折り曲げ片( 11a)として裏側へほぼL字状に折り曲げられている。
【0009】 又、(12)は上記本体(11)と同一又は別異の可撓な生地材料から成るマ チであり、これには補強芯(13)が裏当て状態に付属されている。その補強芯 (13)は厚紙や合成樹脂板などの保形強度を有する材料から成り、後述の第2 ステッチによってマチ(12)と固定一体化されることになるため、必らずしも 接着剤などにより予じめマチ(12)へ貼り付けておく必要はなく、そのマチ( 12)への位置決め状態として、唯単に接合させるにとどめても良い。
【0010】 上記本体(11)の端縁と対応位置するマチ(12)の端縁は、折り返し片( 12a)として裏側へほぼU字状に折り返されており、その折り返しによって上 記補強芯(13)の端縁を包み込んでいる。
【0011】 そして、そのマチ(12)における折り返し片(12a)の先端部と上記本体 (11)の折り曲げ片(11a)とが、その2層を貫通する第1ステッチ(14 )により縫い合わされているのである。その際、第1ステッチ(14)の縫い代 (L1)は補強芯(13)と干渉しないように狭く定められており、上記本体( 11)とマチ(12)との何れからも表出しないようになっている。
【0012】 更に、同じくマチ(12)における折り返し片(12a)の屈曲中途部には、 これにより包み込まれた補強芯(13)も含む合計3層を貫通する第2ステッチ (15)が、上記第1ステッチ(14)とのほぼ平行状態に縫い付けられている 。
【0013】 つまり、図4から明白なように、マチ(12)の折り返し片(12a)に対す る第2ステッチ(15)の縫い代(L2)は、上記第1ステッチ(14)の縫い 代(L1)よりも広く定められており、その両縫い代(L1)(L2)の広狭差 に基いて、第2ステッチ(15)がマチ(12)の折り返し片(12a)に対し てのみ貫通状態に縫い付けられている。上記本体(11)の折り曲げ片(11a )とは縫い合わされていないのである。
【0014】 その結果、上記貫通状態にある第2ステッチ(15)の一端部(15r)がマ チ(12)の表側から、同じく他端部(15f)が本体(11)の表側から何れ も露出することになり、上記第2ステッチ(15)をバッグ(B)の縁取り模様 として、そのバッグ(B)に優美な装飾効果を与えることができるのである。
【0015】 上記構成のバッグ(B)は図5、6のような平板型ベッド(16)と、片刃型 の生地押え金(17)とを備えたありふれた汎用ミシン(18)を使って、誰で も次の通り容易に縫製することができる。(19)はそのミシン(18)の縫い 針である。
【0016】 即ち、先ず図7のように本体(11)と、裏側に予じめ補強芯(13)を仮止 めしたマチ(12)とを、上記汎用ミシン(18)の平板型ベッド(16)上に 積み重ねて、その端縁同志を第1ステッチ(14)により縫い合わせる。
【0017】 その縫い合わせ用の第1ステッチ(14)は、本体(11)における折り曲げ 片(11a)の縫い代(L1)を必要最小限度として狭く保つように、且つマチ (12)における折り返し片(12a)の引き続く折り返し先端部を貫通するこ ととなるように、位置決めする。
【0018】 次いで、上記マチ(12)を図7から図8のように、その補強芯(13)の包 み込み方向へ折り返すと共に、その折り返し先端部に縫い合わされている本体( 11)を、更に補強芯(13)の存在する同一方向へ折り返して、その本体(1 1)の折り曲げ片(11a)とマチ(12)の折り返し片(12a)とを、後者 の方が広幅となる上下位置関係の階段状態に保つ。
【0019】 そして、その上段に位置する本体(11)を汎用ミシン(18)の片刃型生地 押え金(17)により押え付け乍ら、下段に位置するマチ(12)の折り返し片 (12a)へ、その包み込まれている補強芯(13)も貫通する広い縫い代(L 2)として、第2ステッチ(15)を縫い付けるのである。
【0020】 そうすれば、本体(11)とマチ(12)とが図4のように縫製されたバッグ (B)を得られ、その完成状態では上記マチ(12)の折り返し片(12a)を 貫通した第2ステッチ(15)の一端部(15r)が、マチ(12)の表側から 露出するばかりでなく、同じく他端部(15f)が本体(11)の表側から露出 することにもなるため、これを縁取り模様とする図1のような優美なバッグ(B )に仕上がるわけである。
【0021】 図1〜8の上記基本実施形態では、マチ(12)に裏当て付属させた補強芯( 13)を、そのマチ(12)の折り返し片(12a)により包み込んでいるが、 上記補強芯(13)の設置を省略して、図9の第1変形実施形態に示すようなマ チ(12)の折り返し片(12a)をほぼU字状に折り返し重合させたバッグ( B)についても、本考案を同様に適用実施することができる。
【0022】 又、図10〜12は本体(11)とマチ(12)との配置を、上記基本実施形 態と異ならせた第2変形実施形態に係るが、このような構成のバッグ(B)につ いても、本考案を適用実施し得ることは、言うまでもない。尚、第1、2変形実 施形態におけるその他の構成は、上記基本実施形態と実質的に同一であるため、 その図9〜12に図1〜8との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な説明 を省略する。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、本考案のバッグ(B)では本体(11)の端縁に裏向くほぼL 字状の折り曲げ片(11a)と、マチ(12)の対応位置する端縁に裏向くほぼ U字状の折り返し片(12a)とを、その折り返し片(12a)の先端部におい て第1ステッチ(14)により縫い合わせると共に、同じくマチ(12)におけ る上記折り返し片(12a)の中途部へ上記第1ステッチ(14)とほぼ平行な 第2ステッチ(15)を、その両端部(15r)(15f)がマチ(12)の表 側と本体(11)の表側から露出する貫通状態に縫い付けてあるため、図13〜 16に基いて冒頭に説示した従来技術の課題を悉く改良することができ、そのマ チ(12)の表側と本体(11)の表側に露出する第2ステッチ(15)を、バ ッグ(B)の縁取り模様として活用することにより、興趣変化に富む優美なデザ イン仕様を容易に得られる効果がある。
【0024】 特に、請求項2の構成を採用するならば、上記効果を達成できることに加えて 、補強芯(13)によりバッグ(B)の保形強度を昂めることも可能となり、殊 更その補強芯(13)を基準として、マチ(12)の折り返し片(12a)を容 易に正しく折り返すことができ、その状態での第2ステッチ(15)による縫い 付け作業を、安定裡に効率良く行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバッグの基本実施形態を示す概略
斜面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】バッグの縫製部分を拡大して示す側断面図であ
る。
【図5】バッグの縫製に使用するミシンの斜面図であ
る。
【図6】図5の生地押え金を抽出して示す斜面図であ
る。
【図7】バッグの第1ステッチによる縫い合わせ工程を
示す部分拡大断面図である。
【図8】図6に続く第2ステッチの縫い付け工程を示す
部分拡大断面図である。
【図9】本考案の第1変形実施形態を示す図2に対応す
る断面図である。
【図10】本考案の第2変形実施形態を示す図1に対応
する斜面図である。
【図11】図10の11−11線に沿う拡大断面図であ
る。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】従来におけるバッグの縫製部分を拡大して示
す側断面図である
【図14】従来のバッグ縫製用特殊ミシンを示す斜面図
である。
【図15】図14の生地押え金を抽出して示す斜面図で
ある。
【図16】従来におけるバッグの縫製工程を示す部分拡
大断面図である。
【符号の説明】
(11)・本体 (11a)・折り曲げ片 (12)・マチ (12a)・折り返し片 (13)・補強芯 (14)・第1ステッチ (15)・第2ステッチ (15r)・一端部 (15f)・他端部 (B)・バッグ (L1)・縫い代 (L2)・縫い代

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体(11)の端縁に裏向くほぼL字状の
    折り曲げ片(11a)と、マチ(12)の対応位置する
    端縁に裏向くほぼU字状の折り返し片(12a)とを、
    その折り返し片(12a)の先端部において第1ステッ
    チ(14)により縫い合わせると共に、 同じくマチ(12)における上記折り返し片(12a)
    の中途部へ上記第1ステッチ(14)とほぼ平行な第2
    ステッチ(15)を、その両端部(15r)(15f)
    がマチ(12)の表側と本体(11)の表側から露出す
    る貫通状態に縫い付けたことを特徴とするバッグ。
  2. 【請求項2】マチ(12)に裏当て付属させた補強芯
    (13)の端縁を、そのマチ(12)の折り返し片(1
    2a)によって包み込むと共に、 その折り返し片(12a)の中途部へ第2ステッチ(1
    5)を、上記補強芯(13)の貫通状態に縫い付けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のバッグ。
JP1997002240U 1997-03-12 1997-03-12 バッグ Expired - Lifetime JP3041424U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173163A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Nikkiso Co Ltd 血液浄化器、及び、その製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008173163A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Nikkiso Co Ltd 血液浄化器、及び、その製造方法

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