JPH0542800Y2 - - Google Patents

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JPH0542800Y2
JPH0542800Y2 JP525490U JP525490U JPH0542800Y2 JP H0542800 Y2 JPH0542800 Y2 JP H0542800Y2 JP 525490 U JP525490 U JP 525490U JP 525490 U JP525490 U JP 525490U JP H0542800 Y2 JPH0542800 Y2 JP H0542800Y2
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fraying
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pad
quilting
fabric
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、表皮材の裏面に設けたパツドの裏
面に、裏布を環縫いでキルテイングして取付けた
座席表皮、とくに車両用の座席表皮に於いて、キ
ルテイング糸の縫目のホツレを防止するための構
造に関するものである。
「従来の技術」 従来に於けるキルテイング加工した座席表皮B
は、第4図に示すように、表皮材11、表皮材1
1の裏面に表皮材11と一体形成されたパツド1
2、及びパツド材12の裏面に環縫いによりキル
テイングされて取付けられた裏布13との3層で
形成される。14は縫目である。
表皮11には織布、編布、レザー等が、パツド
12にはポリウレタンフオーム、ポリ塩化ビニル
フオーム等が、又、裏布13には不織布の他織
布、編布等が用いられる。
そして座席表皮Bは、次の工程で形成される。
表皮材11とパツド材12とは、荒切り(正寸
より大に裁断)される。
荒切り後、表皮材11とパツド12とは、連続
する裏布13上に所要間隔をおいて表皮材11を
上にして載置され、環縫いミシンにより連続して
キルテイングされる。即ち、パツド12の裏面に
裏布13が縫い付けられることになる。
キルテイングされた表皮Bは、1枚ずつ正寸に
裁断されるが、環縫いされたキルテイング糸は、
環縫いの特性上、縫目の始端側14aはほつれな
いが、終端側14bはほつれるので、縫い目の終
端側14bに接着剤15を塗布してホツレを防止
する。或いは、縫い目の終端側14bにミシン加
工を施してホツレを防止する。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、ホツレ防止のための接着剤の塗布、
或いはミシン加工には、専属の作業員を必要とす
るうえ、作業に時間を要していた。
この考案は、従来のホツレ防止のための工程を
省くことを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案は前記目的を達成するため、以下の構
成を要旨とする。
表皮材の裏面に設けたパツドの裏面に、裏布を
環縫いでキルテイングして取付けた座席表皮に於
いて、 裏布にキルテイング糸の縫目の終端方向にホツ
レ代を突設する。
前記ホツレ代に縫目の終端側を設ける。
「作用」 ホツレ代は、次工程に於ける表皮と他の座席パ
ーツとの縫合の際、内側にかくれるので、環縫い
した縫目の終端側がほつれない。
「効果」 従来のホツレ防止工程を省くことができるの
で、コストの低減、作業能率の向上を図ることが
できる。
又、ホツレ代は内側へかくれるので、外観に影
響がない。
「実施例」 以下、第1図ないし第3図に示す実施例に基づ
いてこの考案の座席表皮Aを詳細に説明する。
1は表皮材で、裏面にはパツド2が一体に設け
られている。前述のように、表皮材1には、織
布、編布、レザー等が、パツド2にはポリウレタ
ンフオーム、ポリ塩化ビニルフオーム等が用いら
れる。表皮材1とパツド2とは、別々に作られラ
ミネート加工により一体に形成される。
3は裏布で、不織布の他、織布、編布等が用い
られる。4はこの考案に係るホツレ代であつて、
キルテイング糸の縫目5の終端方向(第1図中矢
印方向)に突設される。このホツレ代4の数は、
完成品の座席表皮Aにキルテイングをかける数、
即ち縫目5の数だけ設けられ、又その長さ及び幅
は、縫目の終端側5bが設けられるに充分なもの
であればよい。
座席表皮Aは、以下のようにして形成される。
パツド2を裏面に設けた表皮材1を荒切りした
のち、表皮材1を上にして連続する裏布3の上載
置し、複数枚が1度に環縫いミシンでキルテイン
グされる。
次いで、プレス刃型で1枚ずつ、終端方向に突
設するホツレ代4を除いて正寸に裁断される。縫
目の始端側5aは、環縫いの特性上ほつれない。
完成した座席表皮Aは、第3図のように他のパ
ーツ、例えばカバーサイド6に縫合されるが、ホ
ツレ代4は内側にかくれることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る座席表皮の斜視図で、
模型的にあらわす。第2図は要部拡大斜視図、第
3図は座席表皮を他のパーツに縫合した状態を示
す断面図である。第4図は従来の座席表皮の斜視
図で、模型的にあらわす。 1……表皮材、2……パツド、3……裏布、4
……ホツレ代、5……縫目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表皮材の裏面に設けたパツドの裏面に、裏布を
    環縫いでキルテイングして取付けた座席表皮に於
    いて、裏布にキルテイング糸の縫目の終端方向に
    ホツレ代が突設されており、前記ホツレ代に縫目
    の終端側が設けられていることを特徴とする座席
    表皮のキルテイング糸のホツレ防止構造。
JP525490U 1990-01-24 1990-01-24 Expired - Lifetime JPH0542800Y2 (ja)

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JPH0396800U JPH0396800U (ja) 1991-10-03
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JP6716812B2 (ja) * 2016-04-18 2020-07-01 デルタ工業株式会社 装飾ステッチの形成方法、シート用表皮部材の製造方法及びシート用表皮部材

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JPH0396800U (ja) 1991-10-03

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