JPH06196A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JPH06196A
JPH06196A JP4161210A JP16121092A JPH06196A JP H06196 A JPH06196 A JP H06196A JP 4161210 A JP4161210 A JP 4161210A JP 16121092 A JP16121092 A JP 16121092A JP H06196 A JPH06196 A JP H06196A
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昌章 植田
Takashi Fukaya
孝 深谷
Tomonori Ishikawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顕微鏡と内視鏡を併用する場合、内視鏡の使
用位置への移動に連動して顕微鏡が観察者の邪魔になら
ない位置に持ち来たされる手術用顕微鏡を提供する。 【構成】 顕微鏡(第1の観察光学系)5と内視鏡(第
2の観察光学系)9,41の何れか1方が使用位置へ持ち
来たされたとき他方を観察者の邪魔にならない位置へ連
動的に持ち来たす手段11,43,74と、何れの観察光学系が
使用位置にあるかを検出する手段19,76 と、この検出手
段からの出力により共通の光源装置27から使用位置にあ
る観察光学系へ照明光を導くように働く選択手段23,24,
28,29 とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡による術部の拡
大観察と内視鏡による死角部位の観察を併用して行う手
術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手術手法、手術用具の発達に伴い
マイクロサージャリーが頻繁に行われるようになってき
た。マイクロサージャリーには術部を拡大観察するため
に手術用顕微鏡が用いられる。ところで脳神経外科や耳
鼻科においては術部が体腔内深部である場合が多く、顕
微鏡の観察方向を変化させても観察し難い部位、所謂死
角部位が存在し、従来このような死角部位の観察にはミ
ラーや内視鏡が用いられていた。
【0003】ミラーを使用する場合、観察者(術者)は
ミラーを片手で持ち、ミラーを体腔内に挿入し死角部位
を観察するか、或いはミラーを介して顕微鏡観察を行
う。また内視鏡を用いる場合は、内視鏡を手で持つ手間
を省くため内視鏡を手術用顕微鏡に取付けるものも考案
されている。
【0004】例えば、図12は、手術用顕微鏡の鏡体
(イ)にアダプタ(ロ)を介して内視鏡(ハ)を取り付
けた1例である。この場合、観察者は顕微鏡を覗いた
り、内視鏡を覗いたりすることにより、術部の拡大観察
と、死角部位の観察の切換が幾らか楽になったが、やは
り、照明光を供給するための光源装置や、教育目的や学
会発表目的の記録装置等が、両装置にそれぞれ設けられ
ており、作業空間を占領するため観察者は制限された環
境での操作を強いられ作業能率は未だ好ましいものでは
なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように死角部位
の顕微鏡観察にミラーを使用する場合、ミラーはある程
度の面積を必要とするため、開孔部がとても小さい場合
には、挿入するのに手間がかかり、仮に挿入できても、
ミラー面上に血液が付着し観察が困難になる場合があ
る。さらに、ミラーを介して顕微鏡観察を行う場合に
は、観察者は見たい所を探すために顕微鏡とミラーの位
置と術部位置を同時に合わせる調整をしなければならな
いので、非常に手間がかかり、作業効率は著しく低下す
る。
【0006】また、内視鏡、特に軟性鏡を使用する場合
には、観察者は片手で接眼部を持ち、もう一方の手で先
端部を持つために両手共に塞がってしまうので、内視鏡
先端部を目的観察物に到着させるために周囲組織を除去
する等の作業ができなくなってしまう。また、観察者の
両手を自由にするためには、例えば、手術台に特別なア
ームを取付け内視鏡を把持する場合、顕微鏡観察から内
視鏡観察に切換えるには、手術用顕微鏡の鏡体を支持す
るアームを内視鏡観察の邪魔にならない位置まで移動し
た後、前記内視鏡を把持したアームを観察者の手首に持
って来なければならない。
【0007】猶、顕微鏡には助手用顕微鏡や記録装置等
が取付けられているため、術部の上での装置移動作業は
非常に気を使わなければならず、前記手術用顕微鏡のア
ームを移動させるためには、手術台周辺の手術機器も移
動させなければならないので、非常に手間がかかり、特
に顕微鏡観察と、内視鏡観察を頻繁に切換えて行うよう
な場合は、手術時間が長くなるため、観察者の疲労が増
加するのと同時に、患者に対する負担も増大する。
【0008】また、顕微鏡と内視鏡を支えるアームがそ
れぞれ別々に構成されていること自体高価になることは
云うまでもなく、更に手術台周辺には色々な手術機器が
あるので、手術台周辺がより煩雑になり、作業効率が低
下する。
【0009】また、前述の従来例の如く、顕微鏡の鏡体
に、アダプタを介して内視鏡を取付ける構成において
は、上記問題点の一部は解決できるが、内視鏡が鏡体の
近傍に在るため、顕微鏡の下方での手術の邪魔になる
上、鏡体への助手用顕微鏡や撮影装置等の取付けが制限
されてしまい助手の介護に支障を来す場合も考えられ、
手術用顕微鏡本来の機能,性能を充分に発揮させること
ができないと云う問題がある。
【0010】更に、内視鏡を術部に挿入するとき、観察
者は肉眼により術部を見ることと、内視鏡の接眼部を覗
くことを交互に行うが、内視鏡の接眼部分は前述の内視
鏡取付けアダプタにより固定されているため、前記接眼
部分に対し頭をずらすことにより交互に見るしかなく、
このとき内視鏡の近くに鏡体があると、観察者の頭が鏡
体に当たったり、顕微鏡が邪魔で肉眼視出来ないことが
あったりするので、内視鏡の術部への挿入が非常にやり
ずらくなる。
【0011】また、前述のように手術用顕微鏡と内視鏡
に照明光を供給するための光源装置や光源装置から手術
用顕微鏡や内視鏡に照明光を導くライトガイドまたはビ
デオ撮影装置等の記録装置や、それらを接続するケーブ
ルがそれぞれ配設されているため、手術室内が一層煩雑
になり、作業空間を減らしてしまい、作業効率が著しく
低下してしまう。
【0012】本発明は、内視鏡の使用位置への移動に連
動して、顕微鏡が観察者の邪魔にならない位置に持ち来
たされる手術用顕微鏡を提供し、更に、手術室の作業空
間を確保し、作業効率を低下させることなく内視鏡を使
用できるよにすることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による手術用顕微
鏡は、術部を観察する第1の観察光学系と、前記第1の
観察光学系とは異なる対物レンズを介して術部を観察す
る第2の観察光学系において、観察者に対し、一方の観
察光学系のファインダーを他方の観察光学系の後方に移
動させる手段を備えたことを特徴とする。
【0014】また、移動手段により移動した位置を検出
し、または観察者が何れの観察光学系を使用状態に持ち
来たしたかを検出する検出手段を備え、その検出情報に
基づき両観察光学系に共用させる照明装置や撮影装置を
選択する手段を備えたものである。
【0015】
【作用】本発明は以上の構成であるから、一方の観察光
学系のファインダーの移動に併せて他方の観察光学系の
ファインダー部が観察者の邪魔にならない位置に連動的
に持ち来たされ、また、前記移動手段により移動した位
置、若しくは観察者が前記両観察光学系の何れを使用位
置へ持ち来たしたかを検出する検出手段を有し、前記検
出手段からの出力に基づき、前記両観察光学系に共用さ
れる照明装置または撮影装置を使用位置に持ち来たされ
た観察光学系に接続するように選択する選択手段を具備
したことにより、作業空間を確保し、作業能率を向上せ
しめるものである。
【0016】
【実施例】本発明に係る第1の実施例を図1乃至図5に
基づき説明する。図1および図2は硬性内視鏡を手術用
顕微鏡の鏡体に取付けた場合の構成図であって、図1は
顕微鏡の使用状態を、図2は硬性内視鏡の使用状態を示
す。図3はマイクロスイッチの取付け状態を示す図、図
4は光源装置および記録装置のブロック図、図5は光源
装置の構成図である。
【0017】1は顕微鏡の鏡体、2は鏡体1の出射側に
取付けられた眼幅調整機構を備えた鏡筒、3は接眼レン
ズであって、立体視を可能にするため一対鏡筒2に取り
付けられている。4は鏡体1の入射側即ち術部に対向し
て取付けられた対物レンズであり、鏡体1,鏡筒2,接
眼レンズ3及び対物レンズ4により顕微鏡(第1の観察
光学系)5が構成されている。
【0018】6は手術用顕微鏡のアーム先端部であっ
て、図示しない架台部により3次元的に移動可能に支持
されている。7は、このアーム先端部6と、鏡体1との
間に取付けられた俯仰操作アームであって、顕微鏡(第
1の観察光学系)5を軸O1 と、軸O1 に直交しかつ紙
面に垂直な軸O2 の周りに夫々回動することができるよ
うに保持している。8は第1の観察光学系5に取付けら
れた俯仰操作ハンドルであり、このハンドル8の操作で
俯仰操作アーム7は回動できるように構成されている。
【0019】9は接眼レンズ10を備えた硬性内視鏡(第
2の観察光学系)であって、内視鏡取付けアダプタ11を
介して顕微鏡5の観察光軸O3 を中心として回動自在に
顕微鏡5に取付けられている。硬性内視鏡9には照明光
学系が内蔵されていて、ライトガイド12を介して後述の
光源装置27(図5)から伝送される照明光を術部Pに導
くことができるようになっていると共に、図示しないビ
ームスプリッタを介して観察像を記録するテレビカメラ
13が取付けられている。一方、鏡体1にも図示しない照
明光学系が内蔵されていて、ライトガイド14を介して光
源装置27から伝送される照明光を術部Pに導くことがで
きるようになっている。さらに鏡体1にも図示しないビ
ームスプリッタを介して観察像を記録するテレビカメラ
15が取付けられている。
【0020】図3に顕微鏡5と内視鏡取付けアダプタ11
の取付け部詳細(一部断面図)を示す。図中、16は顕微
鏡5の鏡体1に一体的に取付けられる内視鏡取付けアダ
プタ11の取付け部、16a は取付け部16に設けられた外周
溝、17は取付け部16の外周溝16a に回動自在に取付けら
れる内視鏡取付けアダプタ11の回転部、18は回転部17に
形成された突部、19は取付け部16に固定されたマイクロ
スイッチであり、回転部17が顕微鏡5の鏡体1の観察光
軸O3 の周りに図示の位置から180 °回転したとき、突
部18がマイクロスイッチ19に接して、これを作動させる
ように配置されている。
【0021】図4,5に基づき光源装置27の構成につい
て説明する。マイクロスイッチ19はセレクタ制御回路28
に接続され、セレクタ制御回路28はミラー駆動制御回路
29に接続され、ミラー駆動制御回路29の出力端はミラー
駆動用ソレノイド23に接続されている。一方、セレクタ
制御回路28は、セレクタ30に接続され、セレクタ30,セ
レクタ制御回路28からの出力に基づきテレビカメラ15,
13からの映画信号AおよびBの何れかを選択して増幅回
路31を介してビデオデッキ32及びモニタ33に映像信号C
を出力するように構成されている。
【0022】第1の実施例は以上の通り構成されている
ので、顕微鏡により術部を拡大観察する場合には、観察
者は、ハンドル8を握って図示しない3次元アームと俯
仰操作アーム7を操作することで、鏡体1の俯仰角を3
次元的に変化させ、観察光軸O3 を術部Pに合わせる。
このとき、硬性内視鏡9は観察者に対して顕微鏡5の後
側に位置するよう、内視鏡取付けアダプタ11の回転部17
を回動させる。
【0023】この場合、マイクロスイッチ19は図3に示
すように突部18とは離れていてOFF状態にあるのでセレ
クタ制御回路28からは出力がなく、従って図5に示すよ
うに、光源装置27に設けられた可動ミラー24は実線で示
した位置にあり、セレクタ30により、顕微鏡観察像を記
録するテレビカメラ15が選択される。光源22を発した光
はライトガイド14を介して鏡体1に導かれ、顕微鏡5の
照明光学系を介して術部Pを照明する。術部Pからの反
射光は鏡体1に導かれ、図示しない一対の観察光路を進
行し、鏡体1内に設けられた図示しないハーフプリズム
で分割され、透過光は一対の観察光路を更に進んで、鏡
筒2内に入射し、一対の接眼レンズ3によって、観察者
等により術部Pの顕微鏡像が立体観察される。
【0024】一方、前記ハーフプリズムで反射した反射
光は、ライトガイドを介してテレビカメラ15へと進み、
映像信号Aへと変換され、顕微鏡観察像である映像信号
Aはセレクタ30内の増幅回路31により2系統の映像信号
Cへと増幅され、ビデオデッキ32により記録されると同
時に、モニタ33により映写される。なお、図5中、26は
照明光の光軸である。
【0025】次に、観察者が術部Pにおいて、顕微鏡観
察下で死角となる細孔等の部位、所謂死角部位を観察し
処置する場合には、図3に示す内視鏡取付けアダプタ回
転部17を、顕微鏡5の観察光軸O3 の周りに180 °回転
させ、硬性内視鏡9を観察者に対して顕微鏡5の手前側
に移動させる。このとき、観察者は、顕微鏡観察時と同
様に、ハンドル8で図示しない3次元アームおよび俯仰
操作アーム7を操作することで、鏡体1の俯仰角を3次
元的に変化させ、硬性内視鏡9の観察光軸(図示しな
い)を術部Pの死角部位に合わせる。
【0026】前述の如く、内視鏡取付けアダプタ回転部
17は、取付け部16の周りを180 °回転するので、回転部
17に設けられた突部18はマイクロスイッチ19に当接し
て、マイクロスイッチ19はON状態となる。マイクロスイ
ッチ19がONされると、セレクタ制御回路28はミラー駆動
制御回路29に操作信号を出力し、さらにミラー駆動制御
回路29は光源装置27に取付けられているミラー駆動用ソ
レノイド23に駆動信号を出力する。
【0027】ミラー駆動用ソレノイド23は駆動信号に基
づき可動ミラー24を回転軸O4 の周りに回転して、図5
において破線で示す位置に持ち来たす。さらに、この状
態においては、図4に示すセレクタ制御回路28はセレク
タ30に操作信号を出力し、この操作信号に基づいてセレ
クタ30は硬性内視鏡観察像を記録するテレビカメラ13を
選択する。光源22を発した光は可動ミラー24で反射し、
更に固定ミラー25で反射し、ライトガイド12を介して硬
性内視鏡9に導かれ、硬性内視鏡9の照明光学系を介し
て、術部Pの死角部位を照明する。
【0028】術部Pからの反射光は硬性内視鏡9内の観
察光路を進行し、硬性内視鏡9内に設けられた図示しな
いハーフプリズムで分割され、透過光は観察光路をさら
に進んで、接眼レンズ10によって、観察者等により術部
Pの死角部位の観察像が観察される。また、ハーフプリ
ズムにより反射された反射光は、テレビカメラ13へと進
み、映像信号Bへと変換され、硬性内視鏡観察像である
映像信号Bはセレクタ30内にて選択され、更に増幅回路
31により2系統の映像信号Cへと増幅され、ビデオデッ
キ32により記録されると同時に、モニタ33により映し出
される。
【0029】次に、本発明の第2の実施例につき図6乃
至図9に基づき説明する。なお、上述の第1の実施例と
同様の部材または部品については同一符号を用い、その
説明を省略する。40は支持アームであって、手術用顕微
鏡の3次元アームのアーム先端部6に取付けられてい
る。41は内視鏡であって、内視鏡41は接眼レンズ42を備
え、ライトガイドを含む照明光学系及びイメージガイド
を含む観察光学系とを有している。
【0030】43は支持アーム40の一端に取付けられた把
持アームであり、顕微鏡5のアイポイン及び内視鏡41の
アイポイントが支持アーム40の中心軸O5 に対して対称
な位置に配置されるよう両者を保持し、かつ中心軸O5
の周りに回動自在に保持する把持アームである。
【0031】図7に支持アーム40と把持アーム43の取付
け部の詳細を示す。44はライトガイドであって、ライト
ガイド44はその一端を支持アーム40の先端部に固定され
他端は図示しない光源装置に取付けられている。45は一
端を支持アーム40の先端部に固定され他端は図示しない
記録装置に接続されたケーブルであり、映像信号を伝送
するものである。46は一端が顕微鏡の観察像を記録する
テレビカメラ15に接続され他端が指示アーム40に取付け
られたケーブルである。47は支持アーム40の固定端に設
けられた接続端子、48は把持アーム43の回転動作に伴っ
て回転するように一体的に取付けられている回転部材で
ある。
【0032】49は内視鏡41の先端部を固定する内視鏡先
端保持具、50は内視鏡先端保持アームであって、把持ア
ーム43と内視鏡先端保持具49との間に取付けられ、内視
鏡先端保持具49を3次元的に自由な位置に設置し保持す
るものである。
【0033】また、51は内視鏡41に取付けられたケーブ
ルで、内視鏡41の観察像を記録するテレビカメラ13に連
結され、支持アーム40内に設けられた回転部材47に固定
されていて、映像信号を伝送するのに役立つ。
【0034】内視鏡41に取付けられているライトガイド
12の他端はライトガイド44の一端に接続されていて、光
源装置の光源を発した照明光を伝送するようになってい
る。さらに回転部材48が回転軸O5 の周りに回転し、図
示位置より180 °回転したとき、同様に、内視鏡41に取
付けられているライトガイド12の他端が、ライトガイド
44の一端と接続して光源装置内の光源を発した照明光を
伝送するようになっている。
【0035】また、回転部材48には、鏡体1に取付けら
れたテレビカメラ15に取付けられているケーブル46がケ
ーブル45と、映像信号を伝送すべく、両者の一端に設け
られた接続端子47および52を介して電気的に接続される
位置に配置固定されており、さらに、回転部材48が回転
軸O5 の周りに図示位置より180 °回転した位置に達し
たとき、同様に、内視鏡41に取付けられたテレビカメラ
13に取付けられたケーブル51がケーブル45と、映像信号
を伝送すべく、両者の一端に設けられた接続端子53およ
び47を介して電気的に接続されるようになっている。
【0036】図8に内視鏡先端保持具49の詳細構成を示
す。54は保持枠であって、ハウジング55を内視鏡41の光
軸中心軸O6 の周りに回動自在に保持し、内視鏡先端保
持アーム50に取付けられている。56はハウジング55内に
設けられたガイド部材であり、弾性部材57の反力により
ハウジング55内を内視鏡41の中心軸O6 に対して垂直方
向にスライド移動するよう構成されており、内視鏡41の
先端部を通す穴部59を有している。
【0037】また、58はガイド部材56に設けられたスイ
ッチ部であり、前述のスライド移動を行うためのもので
ある。60はハウジング55に設けられた穴部であり、ガイ
ド部材56が前述のスライド移動したときの穴部59の位置
に一致するように設定されている。
【0038】図9に内視鏡先端保持アーム50の詳細な構
成を示す。61は取付けアームであり、この取付けアーム
61の一端は把持アーム43に取付けられ、他端はボールジ
ョイント62を構成するハウジング63を有している。64は
一端が内視鏡先端保持具49に取付けられ、他端はボール
ジョイント62を構成するボール65を備えた先端アームで
ある。66はボール65がハウジング63内を自由移動しない
ように保持し、さらに、ある程度の外力に対してハウジ
ング63内を摺動するようハウジング63に取付けられた保
持具である。
【0039】顕微鏡によって術部を拡大観察する場合、
手術用顕微鏡は図6,7に示すように、図示しない光源
装置に接続されているライトガイド44と、回転部材48に
固定され他端が鏡体1に取付けられているライトガイド
14とが、光学的に接続された状態にあり、更に、鏡体1
に取付けられているテレビカメラ15に接続されているケ
ーブル46の接続端子52と、図示しない記録装置に接続さ
れているケーブル45の接続端子47が接続されている。
【0040】図示しない光源装置内の光源を発した光は
ライトガイド44を介して支持アーム40の先端部に導か
れ、さらに、ライトガイド14を介して鏡体1に導かれ、
顕微鏡の照明光学系を介して術部Pを照明する。第1の
実施例と同様に術部Pの光束は鏡体1に導かれ、観察者
等により術部Pの顕微鏡観察像が立体観察されると同時
に、テレビカメラ15へと進み、映像信号Aに変換され
る。顕微鏡の観察像である映像信号Aはケーブル46及び
ケーブル45を介して、図示しない記録装置に導かれ、図
示しない増幅回路により増幅された後、図示しないビデ
オデッキにより記録されると同時に、モニタにより映し
出される。
【0041】次に、観察者が術部Pにおいて顕微鏡観察
下で死角となる部位を観察処置する場合には、把持アー
ム43を支持アーム40の中心軸O5 の周りに180 °回動さ
せ、内視鏡41を図示しない観察者側に配置させる。この
とき内視鏡41のアイポイントは、回動前の顕微鏡5のア
イポイントと同じ位置にある。観察者は内視鏡先端保持
アーム50の先端アーム64をボールジョイント62を中心に
3次元的に動かすことにより、内視鏡先端保持具49を術
部Pの近傍に配置保持させ、更に、内視鏡先端保持具49
のスイッチ部58を押し込むことにより、ガイド部56がハ
ウジング55内をスライド移動し、ガイド部材56の穴部59
とハウジング55の穴部60が一致し、内視鏡41の先端部は
観察光軸方向に移動可能となる。
【0042】このようにして内視鏡先端部を術部Pの死
角部位に合わせ、スイッチ部58を開放することで、ガイ
ド部材56は弾性部材57の弾性力により再びハウジング55
内をスライド移動し、図8に示された状態となり、内視
鏡41の先端部を保持する。更に、ハウジング55を内視鏡
41の中心軸O6 の周りに回転させ、また、内視鏡先端部
を公知の湾曲操作手段により、図8に破線で示したよう
に湾曲させその観察方向を変える。観察者は上述の一連
の操作により内視鏡41の先端部の位置、角度などを術部
Pの死角部位に合わせる。
【0043】また、把持アーム43の前記回動により、ラ
イトガイド44の先端と、内視鏡41に接続されたライトガ
イド12の先端が光学的に接続される。さらに、内視鏡41
に取付けられているテレビカメラ13に接続されているケ
ーブル51の接続端子53と、ケーブル45の接続端子51が接
続される。
【0044】そして、図示しない光源装置内の光源を発
した光はライトガイド44を介して支持アーム40の先端部
に導かれ、さらにライトガイド12を介して内視鏡41に導
かれ、内視鏡41内の照明光学系を介して術部Pの死角部
位を照明する。術部Pの光束は内視鏡41内の観察光学系
を進行し、内視鏡41内に設けられた図示しないハーフプ
リズムで分割され、透過光は観察光路を更に進んで、接
眼レンズ42によって観察者などにより術部Pの死角部位
の観察像が観察される。
【0045】また、反射光は、テレビカメラ13へと進
み、映像信号Bへと変換される。内視鏡観察像である映
像信号Bはケーブル51およびケーブル45を介して、図示
しない記録装置に導かれ、図示しない増幅回路により増
幅された後、図示しないビデオデッキにより記録される
と同時に、モニタにより映し出される。
【0046】次に、本発明の第3の実施例を図10,1
1に基づき説明する。ここでも第1,第2の実施例と同
様の部材または部品については同一符号を用い、その説
明は省略する。この実施例の顕微鏡5の鏡体1は変倍光
学系71を有しており、この変倍光学系71を避けて内視鏡
41を挿入するための内視鏡挿入穴72を備えている。また
鏡筒2は鏡体1の出射側に取りつけられた眼幅調整機構
を有し、図示しない観察光学系を避けて、内視鏡41が挿
入されるよう内視鏡挿入穴が設けられている。
【0047】またこの鏡筒2の代わりに挿入穴72を有さ
ない鏡筒も取り付け可能である。73は内視鏡41の把持部
74に設けられた軸で、この軸73の中心軸O7 の周りに内
視鏡41の接眼レンズ42が鏡筒2の接眼レンズ3側へ回転
移動し得るよう軸受75に取りつけられており、この軸受
75は内視鏡41の把持部74の回転動作によって内視鏡41の
接眼レンズ42が顕微鏡の接眼レンズ3よりも観察者に近
い側に位置され得るよう鏡筒2の上面に取りつけられて
いる。76は内視鏡41の接眼レンズ42に取付けられた近接
センサである。
【0048】猶、本実施例では内視鏡先端保持アーム50
は俯仰操作アーム7に取付けられており、図示しない光
源装置及び記録装置は第1の実施例と同じ構成である
が、マイクロスイッチ19に代えて本実施例では前記近接
センサ76を使用している。即ち、観察者が内視鏡41の接
眼レンズ42を覗くことによって、セレクタ制御回路28に
制御信号を出力するようになっている。この他は第1の
実施例と同様である。
【0049】顕微鏡で術部を拡大観察する場合には、観
察者は内視鏡41の接眼レンズ42を図11の実線で示す位
置にセットする。この位置は、第1の実施例におけるマ
イクロスイッチ19のOFF 状態に相当するので、図5にお
ける光源装置27内の光源22を発した光はライトガイド14
を介して鏡体1に導かれ、顕微鏡の照明光学系を介して
術部Pを照明する。また、術部Pの光束は鏡体1に導か
れて観察者等により術部Pの顕微鏡観察像が立体観察さ
せると同時に、テレビカメラ15へと進み、図示しないビ
デオデッキにより記録されモニタにより映し出される。
【0050】次に、観察者が術部Pを内視鏡を用いて観
察処置する必要がある場合には、観察者は内視鏡41の把
持部74を、軸O7 の周りに顕微鏡5の接眼レンズ3側に
回転移動して図11に示す2点鎖線の位置に配置される
ように操作する。この状態では内視鏡41の接眼レンズ42
は顕微鏡の接眼レンズ3よりも観察者に近い側に配置さ
れる。観察者が内視鏡41の接眼レンズ42を覗くことによ
り、近接センサ76からセレクタ制御回路28に制御信号が
出力される。
【0051】この状態は、第1の実施例におけるマイク
ロスイッチ19のON状態に相当するので、図示しない光源
装置内の光源を発した光は、ライトガイド12を介して内
視鏡41内の図示しないライトガイドへ導かれ、内視鏡41
の照明光学系を介して術部Pの死角部位を照明する。ま
た、術部Pからの反射光は内視鏡41の観察光学系に導か
れ、観察者によって術部Pの死角部位の観察像が観察さ
れると同時に、その一部がテレビカメラ13へと進み、ビ
デオデッキにより記録され、モニタにより映し出され
る。
【0052】第1の実施例においては、顕微鏡による術
部の拡大観察と内視鏡による術部の死角部位観察の切換
は、内視鏡取付けアダプタ11を用いることで容易に行
え、更に照明光やモニタ像の切換も内視鏡取付けアダプ
タ11の動作により行える。またこの内視鏡取付けアダプ
タ11は現在使用されている殆どの手術用顕微鏡に取付け
可能であるので、その汎用性は極めて高い。
【0053】第2の実施例においては、顕微鏡による術
部の拡大観察と内視鏡による術部の死角部位の観察の切
換は、把持アーム43の回動操作によって容易に行え、照
明光やモニタ像の切換も把持アームの回動操作に伴って
行えるので、その構造は極めて簡単で経済的なものであ
る。
【0054】また、術部に挿入する内視鏡先端部は内視
鏡先端保持具49とボールジョイント62を有する内視鏡先
端保持アーム50により保持固定されるので、術部は内視
鏡の先端を手で持つ必要がなく、両手は自由な状態にあ
り、処理等も素早く安全に行える。また、内視鏡先端が
誤って術部に触れた場合であっても、ボールジョイント
の保持具の作用により、内視鏡先端部が術部に刺さると
云った危険も回避できる。
【0055】さらに、顕微鏡観察時におけるアイポイン
トと内視鏡観察時におけるアイポイントは同じ位置にな
るように構成されているので、観察者は顕微鏡の拡大観
察時も内視鏡の死角部位観察時も姿勢を変える必要がな
く同じ姿勢で操作できるので、疲労も少なくなり労務軽
減につながる。
【0056】第3の実施例においては、顕微鏡による術
部の拡大観察と内視鏡による術部の死角部位の観察の切
換は、鏡筒に取付けられた内視鏡の把持部74を顕微鏡の
鏡筒に設けられた回転軸の周りに回動させることにより
容易に行え、更に顕微鏡の鏡体付近の構造は至って簡単
なので、内視鏡を使用することにより手術に支障を与え
ることもない。
【0057】また、内視鏡を使用しない観察者が手術用
顕微鏡を使用する場合には、鏡筒のみを交換すれば良い
ので、内視鏡が取付けられる手術用顕微鏡と、内視鏡を
取りつけることのない手術用顕微鏡との2つの手術用顕
微鏡を準備する必要がなく、また特別なアーム等も必要
としないので、手術用顕微鏡を簡単な構成となし経済的
に実施できる。
【0058】
【発明の効果】上述のように、本発明による手術用顕微
鏡によれば、観察者は顕微鏡による術部の拡大観察と内
視鏡による死角部位の観察とを簡単な切換え操作で行う
ことができ、また、観察者の単一操作により、顕微鏡観
察時には内視鏡が邪魔にならない位置に、また、内視鏡
観察時には、顕微鏡が手術の邪魔にならない位置に連動
的に持ち来たし得るので手術が楽に素早くでき、手術準
備も手術も、その進行がスムーズになる。また、顕微鏡
観察時も、内視鏡観察時も、観察者の両手は自由であり
束縛されないので、種々な処置等も安全にして円滑に行
うことができる。
【0059】更に、顕微鏡及び内視鏡に照明光を供給す
る照明装置や、顕微鏡像や内視鏡像を記録する記録装置
等もそれぞれ別々に設ける必要がなく、手術室の作業空
間が少なくなるのを防止でき、手狭な環境で手術を強い
られることがなくなる。しかも上記照明装置や記録装置
は、顕微鏡と内視鏡との切換に連動してその接続が切換
えられるようになっているので、操作が簡単となり観察
者への作業負担が一層軽減され作業能率の向上に寄与で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における手術用顕微鏡の
使用例を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における内視鏡の使用例
を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるマイクロスイッ
チの取付状態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における光源装置および
記録装置のブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例における光源装置の構成
図である。
【図6】本発明の第2の実施例における手術用顕微鏡の
使用例を示す構成図である。
【図7】本発明の第2の実施例における支持アームと把
持アームの取付部の詳細を示す構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例における内視鏡先端保持
具の詳細を示す構成図である。
【図9】本発明の第2の実施例における内視鏡先端保持
アームの詳細を示す構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例における手術用顕微鏡
の全体構成図である。
【図11】本発明の第3の実施例における鏡筒と鏡体の
詳細を示す構成図である。
【図12】従来の手術用顕微鏡の使用例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 鏡体 2 鏡筒 3 接眼レンズ 4 対物レンズ 5 顕微鏡(第1の観察光学系) 6 アーム先端部 7 俯仰操作アーム 8 俯仰操作ハンドル 9 硬性内視鏡(第2の観察光学系) 10 接眼レンズ 11 内視鏡取付けアダプタ 12,14 ライトガイド 13,15 テレビカメラ 16 取付部 17 回転部 18 突部 19 マイクロスイッチ 21 ハウジング 22 光源 23 ソレノイド 24 可動ミラー 25 固定ミラー 26 照明光軸 27 光源装置 28 セレクタ制御回路 29 ミラー駆動制御回路 30 セレクタ 31 増幅回路 32 ビデオデッキ 33 モニタ 40 支持アーム 41 内視鏡 42 接眼レンズ 43 把持アーム 44 ライトガイド 45,46,51, ケーブル 47,52,53 接続端子 48 回転部材 49 内視鏡先端保持具 50 内視鏡先端保持アーム 54 保持枠 55 ハウジング 56 ガイド部 57 弾性部材 58 スイッチ部 59,60 穴部 61 取付アーム 62 ボールジョイント 63 ハウジング 64 先端アーム 65 ボール 71 変倍光学系 72 内視鏡挿入穴 73 軸 74 把持部 75 軸受 76 近接センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、内視鏡、特に軟性鏡を使用する場合
には、観察者は片手で接眼部を持ち、もう一方の手で先
端部を持つために両手共に塞がってしまうので、内視鏡
先端部を目的観察物に到着させるために周囲組織を除去
する等の作業ができなくなってしまう。また、観察者の
両手を自由にするためには、例えば、手術台に特別なア
ームを取付け内視鏡を把持する場合、顕微鏡観察から内
視鏡観察に切換えるには、手術用顕微鏡の鏡体を支持す
るアームを内視鏡観察の邪魔にならない位置まで移動し
た後、前記内視鏡を把持したアームを観察者の手元に持
って来なければならない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図4,5に基づき光源装置27の構成につい
て説明する。マイクロスイッチ19はセレクタ制御回路28
に接続され、セレクタ制御回路28はミラー駆動制御回路
29に接続され、ミラー駆動制御回路29の出力端はミラー
駆動用ソレノイド23に接続されている。一方、セレクタ
制御回路28は、セレクタ30に接続され、セレクタ30はセ
レクタ制御回路28からの出力に基づきテレビカメラ15,
13からの映画信号AおよびBの何れかを選択して増幅回
路31を介してビデオデッキ32及びモニタ33に映像信号C
を出力するように構成されている。22はハウジング21に
固定され、図示しない電源に接続された光源、24は紙面
に垂直な軸O4 を中心に前記ミラー駆動用ソレノイド23
等により45°の角度で回転可能な可動ミラー、25はハウ
ジング21に固定された固定ミラー、20はそれぞれ顕微鏡
5のライトガイド14と硬性内視鏡9のライトガイド12を
取付けるための接続部である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】一方、前記ハーフプリズムで反射した反射
光は、テレビカメラ15へ進み、映像信号Aに変換され、
顕微鏡観察像である映像信号Aはセレクタ30内の増幅回
路31により2系統の映像信号Cへと増幅され、ビデオデ
ッキ32により記録されると同時に、モニタ33により映写
される。なお、図5中、26は照明光の光軸である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】43は支持アーム40の一端に取付けられた把
持アームであり、顕微鏡5のアイポイント及び内視鏡41
のアイポイントが支持アーム40の中心軸O5 に対して対
称な位置に配置されるよう両者を保持し、かつ中心軸O
5 の周りに回動自在に保持する把持アームである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】顕微鏡5に取付けられているライトガイド
14の他端はライトガイド44の一端に接続されていて、光
源装置の光源を発した照明光を伝送するようになってい
る。さらに回転部材48が回転軸O5 の周りに回転し、図
示位置より180 °回転したとき、同様に、内視鏡41に取
付けられているライトガイド12の他端が、ライトガイド
44の一端と接続して光源装置内の光源を発した照明光を
伝送するようになっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】次に、本発明の第3の実施例を図10,1
1に基づき説明する。ここでも第1,第2の実施例と同
様の部材または部品については同一符号を用い、その説
明は省略する。この実施例の顕微鏡79の鏡体77は変倍光
学系71を有しており、この変倍光学系71を避けて内視鏡
41を挿入するための内視鏡挿入穴72を備えている。また
鏡筒78は鏡体77の出射側に取りつけられた眼幅調整機構
を有し、図示しない観察光学系を避けて、内視鏡41が挿
入されるよう内視鏡挿入穴が設けられている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】またこの鏡筒78の代わりに挿入穴72を有さ
ない鏡筒も取り付け可能である。73は内視鏡41の把持部
74に設けられた軸で、この軸73の中心軸O7 の周りに内
視鏡41の接眼レンズ42が鏡筒78の接眼レンズ3側へ回転
移動し得るよう軸受75に取りつけられており、この軸受
75は内視鏡41の把持部74の回転動作によって内視鏡41の
接眼レンズ42が顕微鏡の接眼レンズ3よりも観察者に近
い側に位置され得るよう鏡筒78の上面に取りつけられて
いる。76は内視鏡41の接眼レンズ42に取付けられた近接
センサである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】顕微鏡で術部を拡大観察する場合には、観
察者は内視鏡41の接眼レンズ42を図11の実線で示す位
置にセットする。この位置は、第1の実施例におけるマ
イクロスイッチ19のOFF 状態に相当するので、図5にお
ける光源装置27内の光源22を発した光はライトガイド14
を介して鏡体77に導かれ、顕微鏡の照明光学系を介して
術部Pを照明する。また、術部Pの光束は鏡体77に導か
れて観察者等により術部Pの顕微鏡観察像が立体観察さ
せると同時に、テレビカメラ15へと進み、図示しないビ
デオデッキにより記録されモニタにより映し出される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】次に、観察者が術部Pを内視鏡を用いて観
察処置する必要がある場合には、観察者は内視鏡41の把
持部74を、軸O7 の周りに顕微鏡79の接眼レンズ3側に
回転移動して図11に示す2点鎖線の位置に配置される
ように操作する。この状態では内視鏡41の接眼レンズ42
は顕微鏡の接眼レンズ3よりも観察者に近い側に配置さ
れる。観察者が内視鏡41の接眼レンズ42を覗くことによ
り、近接センサ76からセレクタ制御回路28に制御信号が
出力される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】第2の実施例においては、顕微鏡による術
部の拡大観察と内視鏡による術部の死角部位の観察の切
換は、把持アーム43の回動操作によって容易に行え、照
明光やモニタ像の切換も把持アームの回動操作に伴って
行え、さらに、その構造は極めて簡単で経済的なもので
ある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1,77 鏡体 2,78 鏡筒 3 接眼レンズ 4 対物レンズ 5,79 顕微鏡(第1の観察光学系) 6 アーム先端部 7 俯仰操作アーム 8 俯仰操作ハンドル 9 硬性内視鏡(第2の観察光学系) 10 接眼レンズ 11 内視鏡取付けアダプタ 12,14 ライトガイド 13,15 テレビカメラ 16 取付部 17 回転部 18 突部 19 マイクロスイッチ 21 ハウジング 22 光源 23 ソレノイド 24 可動ミラー 25 固定ミラー 26 照明光軸 27 光源装置 28 セレクタ制御回路 29 ミラー駆動制御回路 30 セレクタ 31 増幅回路 32 ビデオデッキ 33 モニタ 40 支持アーム 41 内視鏡 42 接眼レンズ 43 把持アーム 44 ライトガイド 45,46,51, ケーブル 47,52,53 接続端子 48 回転部材 49 内視鏡先端保持具 50 内視鏡先端保持アーム 54 保持枠 55 ハウジング 56 ガイド部 57 弾性部材 58 スイッチ部 59,60 穴部 61 取付アーム 62 ボールジョイント 63 ハウジング 64 先端アーム 65 ボール 71 変倍光学系 72 内視鏡挿入穴 73 軸 74 把持部 75 軸受 76 近接センサ ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 術部を観察する第1の観察光学系と、前
    記第1の観察光学系とは異なる対物レンズを介して術部
    を観察する第2の観察光学系とを有する手術用顕微鏡に
    おいて、観察者に対し、一方の観察光学系のファインダ
    ーを他方の観察光学系の後方に移動させる手段を備えた
    ことを特徴とする手術用顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記移動手段により前記両観察光学系の
    何れが使用位置へ持ち来されたかを検出する検出手段
    と、前記検出手段からの情報に基づき両観察光学系に共
    用される照明装置または撮影装置を使用位置に持ち来た
    された観察光学系に接続するように選択する選択手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の手術用
    顕微鏡。
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