JP4615840B2 - 手術用観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、術部を観察する手術用観察装置に関する。
従来、手術用顕微鏡によるマイクロサージェリー下で、死角観察等の目的で内視鏡を用いる術式が一般に用いられている。例えば、特許文献1の医療用観察装置では、立体観察を行うための顕微鏡と、死角観察を行うための内視鏡とが独立して設けられている。そして、顕微鏡の接眼部に内視鏡による観察画像が表示されるようになっている。
また、特許文献2の手術用観察装置では、顕微鏡の先端部に内視鏡が着脱可能に連結されるようになっている。この手術用観察装置は、内視鏡を装着していない状態では顕微鏡として使用される。一方、内視鏡を装着した状態では、内視鏡として死角観察等を行うことが可能となる。
そして、特許文献3の硬性鏡システムでは、特許文献1と同様に、顕微鏡と硬性鏡とが独立して設けられている。さらに、硬性鏡の基端部の把持部には、硬性鏡の先端部周辺の観察像を観察するための観察システムが配設されている。
特開平8−140991号公報 特開平7−59723号公報 特開2001−149301号公報
特許文献1の医療用観察装置及び特許文献3の硬性鏡システムでは、手術用顕微鏡と内視鏡とが独立して設けられている。さらに、特許文献3の硬性鏡システムでは、硬性鏡の基端部の把持部に観察システムが設けられている。このため、顕微鏡及び内視鏡、又は、観察システムのために照明用の光源や観察用のTVカメラが必要になる。
この結果、必要な周辺装置の数が多くなり、手術用観察装置のシステム全体の構成が複雑になる。また、顕微鏡及び内視鏡、又は、観察システムにライトガイドやTVカメラのケーブル類を接続する必要があり、これらが術部近傍に這い回されるため術部の周囲が非常に煩雑になる。従って、手術作業空間が狭められ、手術効率が低下するおそれがある。
また、特許文献2の装置は、内視鏡が接続されると手術用顕微鏡として使用できず、内視鏡が接続されていないと内視鏡として使用することができない。このため、手術中に手術用観察装置への内視鏡の着脱を繰り返す作業が必要になり、手術操作が煩雑になると共に着脱の度に手術の進行が中断される。この結果、手術効率が低下するおそれがある。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、効率的に手術を行うことが可能な手術用観察装置を提供することである。
請求項1の発明は、観察倍率を変更可能な第1の変倍機構を有し体内に挿入可能な第1の観察光学系と、観察倍率を変更可能な第2の変倍機構を有する第2の観察光学系と、前記第1及び前記第2の観察光学系を移動保持可能に支持し体外の体外位置に配置可能な支持機構であって、前記支持機構によって移動保持可能であり、前記第1の観察光学系を前記体外位置と体内に挿入された体内位置とに配置可能となるように前記第1の観察光学系を前記第1の観察光学系の光軸方向に進退可能に保持すると共に前記第2の観察光学系が前記体外位置に配置されるように前記第2の観察光学系を保持している支持部を有する、支持機構と、を具備し、前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系と前記第2の観察光学系とによって体外位置から拡大立体観察が可能であり、前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系によって体内位置から観察が可能でありかつ前記第2の観察光学系によって体外位置から拡大観察が可能であり、前記手術用観察装置は、前記光軸方向への前記第1の観察光学系の移動量を検知する移動量検知手段と、前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系の観察倍率と前記第2の観察光学系の観察倍率とが互いに一致するように前記移動量検知手段による検知結果に基づいて前記第1又は前記第2の変倍機構を制御し、前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の変倍機構と前記第2の変倍機構とを互いに独立して制御する、倍率制御手段と、をさらに具備する、ことを特徴とする手術用観察装置である。
請求項2の発明は、観察倍率を変更可能な第1の変倍機構を有し体内に挿入可能な第1の観察光学系と、観察倍率を変更可能な第2の変倍機構を有する第2の観察光学系と、前記第1及び前記第2の観察光学系を移動保持可能に支持し体外の体外位置に配置可能な支持機構であって、前記支持機構によって移動保持可能であり、前記第1の観察光学系を前記体外位置と体内に挿入された体内位置とに配置可能となるように前記第1の観察光学系を前記第1の観察光学系の光軸方向に進退可能に保持すると共に前記第2の観察光学系が前記体外位置に配置されるように前記第2の観察光学系を保持している支持部を有する、支持機構と、を具備し、前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系と前記第2の観察光学系とによって体外位置から拡大立体観察が可能であり、前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系によって体内位置から観察が可能でありかつ前記第2の観察光学系によって体外位置から拡大観察が可能であり、前記第1及び前記第2の観察光学系は、夫々、ピントを調節可能な第1及び第2のフォーカス機構を有し、前記手術用観察装置は、前記光軸方向への前記第1の観察光学系の移動量を検知する移動量検知手段と、前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系のピントと前記第2の観察光学系のピントとが互いに一致するように前記移動量検知手段による検知結果に基づいて前記第1又は前記第2のフォーカス機構を制御し、前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1のフォーカス機構と前記第2のフォーカス機構とを互いに独立して制御する、フォーカス制御手段と、をさらに具備する、ことを特徴とする手術用観察装置である。
請求項3の発明は、観察倍率を変更可能な第1の変倍機構を有し体内に挿入可能な第1の観察光学系と、観察倍率を変更可能な第2の変倍機構を有する第2の観察光学系と、前記第1及び前記第2の観察光学系を移動保持可能に支持し体外の体外位置に配置可能な支持機構であって、前記支持機構によって移動保持可能であり、前記第1の観察光学系を前記体外位置と体内に挿入された体内位置とに配置可能となるように前記第1の観察光学系を前記第1の観察光学系の光軸方向に進退可能に保持すると共に前記第2の観察光学系が前記体外位置に配置されるように前記第2の観察光学系を保持している支持部を有する、支持機構と、を具備し、前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系と前記第2の観察光学系とによって体外位置から拡大立体観察が可能であり、前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系によって体内位置から観察が可能でありかつ前記第2の観察光学系によって体外位置から拡大観察が可能であり、前記支持部は、前記第2の観察光学系を内蔵しており、前記第2の観察光学系は、前記第2の観察光学系の観察視野を移動するための反射用光学部材を有する、ことを特徴とする手術用観察装置である。
本発明によれば、効率的に手術を行うことが可能となっている。
以下、本発明の第1実施形態を図1を参照して説明する。図1は本発明の手術用観察装置2(以下、観察装置2と称する)の概略構成を示す。この観察装置2は、術部を観察するための第1及び第2の観察光学系を有する。これら第1及び第2の観察光学系は、第1の硬性鏡(体内観察手段)4と第2の硬性鏡6とによって形成されている。
第1の硬性鏡4は、体腔内に挿入される細長い第1の挿入部8を有する。第1の挿入部8内には、第1の挿入部8の先端部から、第1のフォーカスレンズ10、第1のリレーレンズ12、第1のズームレンズ14が順に配設されている。第1のフォーカスレンズ10には、ピントを調節するための図示しない第1のフォーカス手段が配設されている。また、第1のズームレンズ14には、倍率を調節するための図示しない変倍手段が配設されている。
第1の挿入部8の基端部には第1の接眼部16が連接されている。この第1の接眼部16の後端部には、観察者の一方の眼に対応する第1の接眼レンズ18が配設されている。また、第1の接眼部16の側方には、第1のTVカメラ20が配設されている。第1の接眼部16内には、第1のビームスプリッター22が配設されており、第1のズームレンズ14から射出された光を第1の接眼レンズ18と第1のTVカメラ20とに分離する構成となっている。第1のTVカメラ20は、図示しない表示装置に接続されている。
第1の挿入部8は、支持部24に形成されているガイド孔26に挿通されている。第1の硬性鏡4は、矢印Aで示すように、支持部24に対して第1の硬性鏡4の光軸(以下、第1の光軸O1と称する)方向に進退自在に配置されている。支持部24には、ガイド孔26から径方向に延びる保持孔28が延設されている。この保持孔28の閉端部にばね部材30の一端部が固定され、ばね部材30の他端部にはボール32が配設されている。このボール32は第1の挿入部8に押圧される構成となっている。
第1の挿入部8には、ボール32が係合される第1及び第2のクリック溝34,36が配設されている。これら第1及び第2のクリック溝34,36は、第1の光軸O1方向に所定の距離だけ離間して配置され、第1のクリック溝34は第2のクリック溝36よりも先端側に配置されている。第1のクリック溝34にボール32が係合されることにより、第1の硬性鏡4は立体観察位置に支持され、第2のクリック溝36にボール32が係合されることにより、第1の硬性鏡4は挿入位置に支持される構成となっている。後述するように、第1の硬性鏡4は、立体観察位置にある場合に立体観察に用いられ、挿入位置にある場合に体腔内に挿入されて体内の観察を行うようになっている。
ここで、保持孔28、ばね部材30及びボール32によって、第1の硬性鏡4を支持部24に対して第1の光軸O1方向に移動させ保持する位置調節手段が形成されている。
第2の硬性鏡6は、第1の硬性鏡4と同様な構成となっている。即ち、第2の硬性鏡6は、第2の挿入部38と第2の接眼部40とからなり、第2のフォーカスレンズ42、第2のリレーレンズ44、第2のズームレンズ46、第2のビームスプリッター48、第2の接眼レンズ50、及び、第2のTVカメラ52を有する。また、第2の硬性鏡6は、図示しない第2のフォーカス手段及び第2の変倍手段を有する。第2の硬性鏡6の光軸を第2の光軸O2とする。
第2のTVカメラは、図示しない表示装置に接続されている。表示装置には、複合表示形態と独立表示形態との間で表示形態を切り替える切り替えスイッチが配設されている。表示装置は、複合表示形態にある場合に、第1及び第2のTVカメラ20,52からの像を立体視可能な3DTV画像として表示することが可能である。また、表示装置は、独立表示形態にある場合に、第1及び第2のTVカメラ20,52からの像を別々に表示することが可能である。
第2の硬性鏡6は、第1の硬性鏡4の第1の接眼部16と第2の硬性鏡6の第2の接眼部40とが観察者の左右眼にほぼ対応するように支持部24に支持されている。さらに、支持部24には、第2の硬性鏡6を矢印Bで示されるように第1の光軸O1と第2の光軸O2との交点S1を中心として回動させ、第1の接眼部16と第2の接眼部40との間隔を調節する眼幅調節手段が配設されている。
眼幅調節手段は以下のように構成されている。即ち、第2の硬性鏡6は、支持部24に形成されている図示しない回動孔に挿通されている。この回動孔の内面には、上記交点S1を中心とする同心の複数の円弧溝54が延設されている。一方、第2の硬性鏡6には、第2の光軸O2方向に互いに離間し、複数の円弧溝54に各々対応する複数のピン56が配設されている。ピン56は、円弧溝54に摺動自在に係合されている。
第1及び第2の硬性鏡4,6を支持している支持部24は、アーム58の先端部に配設されている。このアーム58の基端部には、手術台の周縁部に着脱自在な固定部60が配設されている。この固定部60は、ほぼコ字状であり、手術台の周縁部が嵌入されるようになっている。固定部60には、回転ノブ62が配設されている。この回転ノブ62は、固定部60に手術台の周縁部が嵌入された際に、回転操作されて周縁部に押圧され、周縁部と固定部60とを固定するようになっている。
アーム58は、以下に述べるように、支持部24を3次元的に移動して保持することが可能な構成となっている。固定部60には、図示しない接続部を介して第1のサブアーム64が接続されている。この第1のサブアーム64の基端側部分は垂直方向に延びており、先端側部分は基端側部分と所定の角度をなして延びている。第1のサブアーム64の基端側部分は、固定部60に対して自身の中心軸を中心として軸回り方向に回転自在である。
第1のサブアーム64は、第1の関節部66を介して第2のサブアーム68に接続されている。第1及び第2のサブアーム64,68は、第1の関節部66を中心として互いに回動自在である。また、第2のサブアーム68は、第1のサブアーム64に対して自身の中心軸を中心として軸回り方向に回転自在である。
第2のサブアーム68は、第2の関節部70を介して第3のサブアーム72に接続されている。第2及び第3のサブアーム68,72は、第2の関節部70を中心として互いに回動自在である。また、第3のサブアーム72は、第2のサブアーム68に対して自身の中心軸を中心として軸回り方向に回転自在である。さらに、第3のサブアーム72は、支持部24に接続されている。
接続部及び第1及び第2の関節部66,70には、観察装置2の自重による第1乃至3のサブアーム64,68,72の自然な回動又は回転を防ぐべく、図示しない回転量調節手段が配設されている。
次に、上記構成の本実施形態の観察装置の作用について説明する。手術操作を行う際には、固定部60を手術台の適切な位置に固定する。そして、切り替えスイッチを操作して表示装置を複合表示形態にした後、以下に述べるように、第1及び第2の硬性鏡4,6によって術部の拡大立体観察を行う。
まず、第1の硬性鏡4を支持部24に対して立体観察位置に配置する。そして、第1の硬性鏡4と第2の硬性鏡6とによって得られる像の倍率が等しくなるように、第1及び第2の変倍手段を操作してズームレンズを調節する。さらに、第1の硬性鏡4のピントと第2の硬性鏡6のピントが第1及び第2の光軸O1,O2の交点S1に一致するように、第1及び第2のフォーカス手段を操作して第1及び第2のフォーカスレンズ10,42を調節する。
この状態で、上記交点S1が術部に位置されるように、アーム58を操作して第1及び第2の硬性鏡4,6を移動させ保持する。術部からの光は、第1及び第2の硬性鏡4,6に各々入射する。第1の硬性鏡4に入射した光は、第1のフォーカスレンズ10、第1のリレーレンズ12、第1のズームレンズ14を経て第1のビームスプリッター22に入射する。第1のビームスプリッター22を透過した光は、第1の接眼レンズ18を経て観察者の一方の眼に入射し、反射光は第1のTVカメラ20に入射する。同様にして、第2の硬性鏡6に入射した光は、観察者の他方の眼に入射し、反射光は第2のTVカメラ52に入射する。表示装置は、第1及び第2のTVカメラ20,52からの像を立体視可能な3DTV画像として表示する。
このようにして、第1及び第2の硬性鏡4,6は、角度θの内向角を有した公知のグリノー型実体顕微鏡として機能し、第1及び第2の接眼レンズ18,50や3DTV画像を介して術部が拡大立体観察される。
なお、第1及び第2の接眼レンズ18,50が観察者の眼幅に適合していない場合には、第2の硬性鏡6を回動させて第1及び第2の接眼レンズ18,50間の距離を調節する。このとき、第2の硬性鏡6のピン56は、円弧溝54に沿って摺動する。また、この際、第1の光軸O1と第2の光軸O2との交点S1の位置は変化せず、上記交点S1と第2のフォーカスレンズ42との間の距離も変化しない。即ち、第2の硬性鏡6の回動に際して、第2のフォーカスレンズ42及び第2のズームレンズ46を再調整する必要はない。
手術が進行して術部が深部になると、上記した状態の観察装置2では観察不可能なブラインド部が生じる。このようなブラインド部における腫瘍の取り残しなどを確認する場合には、以下に述べるように、第1の硬性鏡4を体腔内に挿入して体内の観察を行う。
まず、表示装置の切り替えスイッチを操作して表示装置を独立表示状態とし、第1及び第2の硬性鏡4,6によって得られる像を表示装置において別々に表示する。そして、第1の硬性鏡4を支持部24に対して術部に向かって挿入する。この結果、ボール32は第1のクリック溝34から解放され、その後、ばね部材30の作用により第2のクリック溝36に係合される。このようにして、第1の硬性鏡4は挿入位置に配置される。
この状態で、アーム58を操作して第1の硬性鏡4の挿入部8を体腔内に挿入し、観察に適した位置に移動させ保持する。そして、第1の硬性鏡4によってブラインド部分を観察する。この際、第1の変倍手段及び第1のフォーカス手段によって第1のズームレンズ14及び第1のフォーカスレンズ10を調節して、観察に適した倍率を選択し、ピントを調節する。
一方、第1の硬性鏡4は第1の光軸O1方向に移動されるため、第2の硬性鏡6の視野中心に向かって移動されることになる。このため、第2の硬性鏡6によって第1の硬性鏡4の先端部を観察することが可能である。第2の硬性鏡6によって第1の硬性鏡4の先端部及びその周辺部分をマクロ観察しながら、第1の硬性鏡4を体腔内に挿入する。この際、第2の変倍手段及び第2のフォーカス手段によって第2のズームレンズ46及び第2のフォーカスレンズ42を調節して、観察に適した倍率を選択し、ピントを調節する。
第1及び第2の硬性鏡4,6によって再び術部を立体観察する場合には、第1の硬性鏡4を挿入位置へと戻す。体腔内のブラインド部分の観察と立体観察とを何度も繰返し行う手術においては、第1の硬性鏡4を立体観察位置と挿入位置との間で出し入れする。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。第1の硬性鏡4が立体観察位置にある場合には、第1及び第2の硬性鏡4,6によって立体観察が可能である。また、第1の硬性鏡4が挿入位置にある場合には、第1の硬性鏡4を体腔内に挿入して体内を観察することが可能である。さらに、第1の硬性鏡4によって体腔内を観察する場合には、第2の硬性鏡6によって第1の硬性鏡4の先端部を観察することが可能である。このため、立体視顕微鏡、内視鏡及び顕微鏡が一体化されていることになり、観察装置2のシステム全体の構成が簡単になっている。従って、手術作業空間を広く取ることができ、手術効率を増大することが可能となっている。
また、第1の硬性鏡4を支持部24に対して出し入れして立体観察位置と挿入位置との間で移動するだけで、観察装置2を立体観察可能な状態と体内の観察が可能な状態との間で切り替えることが可能である。このため、切り替えを容易かつ素早く行うことが可能である。従って、手術時間を短縮することができ、手術効率を増大することが可能である。
そして、第2の硬性鏡6は、第1の光軸O1と第2の光軸O2との交点S1を中心として回動可能であり、第1の接眼部16と第2の接眼部40との間隔を観察者の眼幅に合わせて調節することが可能である。このため、術部の立体観察を行う際には、3DTV画像に頼ることなく、第1及び第2の接眼レンズ18,50を介して光学像を得ることができる。従って、良好な光学像を観察することが可能である。
さらに、第1の硬性鏡4を第1の光軸O1方向に移動することにより、第1の硬性鏡4は立体観察を行う立体観察位置から体内を観察する挿入位置に移動されている。即ち、第1の硬性鏡4を挿入位置に移動する際には、第1の硬性鏡4の先端部は第2の硬性鏡6の視野中心に向かって移動されることになる。このため、第2の硬性鏡6によって第1の硬性鏡4の先端部を観察することが可能である。従って、第1の硬性鏡4の先端部を観察した状態で、第1の硬性鏡4を操作することができるため、操作性が向上されている。
図2は、本発明の第2実施形態を示す。第1実施形態と同様な構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態の観察装置76では、第1の硬性鏡78において、第1のズームレンズ80の後方に第1のフォーカスレンズ82が配設されている。また、接眼部は配設されておらず、第1のフォーカスレンズ82から射出された光束は第1のTVカメラ84に入射する構成となっている。第2の硬性鏡86も第1の硬性鏡78と同様な構成となっている。
本実施形態の観察装置76では、第1の硬性鏡78には、第1の光軸O1方向にラック88が延設されている。このラック88には、ギア90が歯合されている。このギア90には、エンコーダ92(移動量検知手段)が一体的に配設されている。このエンコーダ92によって、第1の硬性鏡78の支持部24に対する移動量が検出されるようになっている。このエンコーダ92は、信号ケーブルを介して制御部94(倍率制御手段、フォーカス制御手段)に接続され、検出した第1の硬性鏡78の移動量を制御部94に出力するようになっている。
この制御部94は、第1のフォーカス手段及び第1の変倍手段に信号ケーブルを介して夫々接続されている。制御部94は、表示装置が複合表示状態にある場合には、入力された第1の硬性鏡78の移動量に基づいて、第1の硬性鏡78と第2の硬性鏡86との倍率を一致させるように第1の変倍手段を操作して第1の変倍レンズを調節し、また、ピントを第1及び第2の光軸O1,O2の交点S1に一致させるように第1のフォーカス手段を操作して第1のフォーカスレンズを調節するようになっている。
次に、上記構成の本実施形態の観察装置76の作用について説明する。本実施形態の観察装置76の作用は、第1実施形態の観察装置2の作用と基本的に同様である。
表示装置が複合表示状態にある場合に、第1の硬性鏡78を矢印Aで示すように支持部24に対して第1の光軸O1方向に出し入れする場合の作用について説明する。第1の硬性鏡78を出し入れすると、ラック88に歯合されたギア90が回転し、エンコーダ92は第1の硬性鏡78の支持部24に対する移動量を検出し、制御部94に入力する。制御部94は、入力された第1の硬性鏡78の移動量に基づいて、第1のフォーカス手段及び第1の変倍手段を操作して第1のフォーカスレンズ82及び第1のズームレンズ80を調節して、第1の硬性鏡78の倍率を第2の硬性鏡86の倍率に一致させ、また、第1の硬性鏡78のピントと第2の硬性鏡86のピントとを第1及び第2の光軸O1,O2の交点と一致させる。
立体観察と体腔内のブラインド部の観察とを何度も繰返し行う手術においては、第1の硬性鏡78を挿入位置に配置した状態で立体観察を行う。表示装置が複合表示状態にある場合に、第1の硬性鏡78を立体観察位置から挿入位置へと移動した際には、制御部94によって第1の硬性鏡78の倍率及びピントと第2の硬性鏡86の倍率及びピントとが自動的に一致されるため、表示装置には立体視可能な適切な3DTV画像が表示される。
第1の硬性鏡78を内視鏡として使用する際には、切り替えスイッチを操作して表示装置を独立表示状態に切り替える。この結果、表示装置には第1及び第2の硬性鏡78,86によって得られる像が別々に表示される。また、第1の硬性鏡78の倍率及びピントと第2の硬性鏡86の倍率及びピントとを独立して調節することが可能となる。
そこで、上記構成のものにあっては第1実施形態の効果に加えて次の効果を奏する。表示装置が複合表示状態にある場合には、制御部94は、エンコーダ92によって入力された第1の硬性鏡78の移動量に基づいて、第1の硬性鏡78の倍率及びピントを第2の硬性鏡86の倍率及びピントに一致させている。即ち、第1の硬性鏡78を立体観察位置から挿入位置へと移動した際には、表示装置には自動的に立体視可能な適切な3DTV画像が表示されるようになっている。このため、第1の硬性鏡78が術部に近い挿入位置にある状態でも立体観察が可能であり、立体観察をした後、第1の硬性鏡78を迅速にそのまま体腔内に挿入することが可能となっている。従って、観察装置76の操作性が向上されており、手術時間を短縮することが可能となっている。
以下で、本発明の第2実施形態の観察装置の変形例について説明する。この変形例の観察装置では、表示装置が複合表示状態にある場合に第1の硬性鏡78と第2の硬性鏡86との倍率を一致させる構成が第2実施形態の観察装置76と異なっている。
図3に、この観察装置の第1の硬性鏡78と第2の硬性鏡86との倍率を一致させる構成の回路ブロック図を示す。第1及び第2のTVカメラ84a,84bによって得られた映像信号は、第1及び第2のA/Dコンバータ96a,96bでA/D変換され、第1及び第2のメモリ98a,98bに書き込まれる。書き込まれた画像データは、所定のタイミングで読み出され、第1及び第2のエッジ検出部100a,100bでエッジが検出される。第1及び第2のエッジ検出部100a,100bで抽出された画像データのエッジ部は、エッジ比較部102にて比較される。比較された結果は制御部104に入力される。制御部104は、この比較結果に基づいて第1及び第2の変倍手段106a,106bを作動させて第1及び第2のズームレンズ108a,108bを調節し、第1の硬性鏡78及び第2の硬性鏡86の倍率を一致させる。
図4は、本発明の第3実施形態を示す。第2実施形態と同様な構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態の観察装置112の第1の硬性鏡113は、斜視角αを有する。
本実施形態では、第1の硬性鏡113を支持部24に対して第1の光軸O1方向に移動させ保持する位置調節手段は以下のように形成されている。即ち、ガイド孔26の内面には、凹部114がガイド孔26の周方向の全体に渡って延設されている。この凹部114にはO−リング116が嵌入されている。このO−リング116により、第1の硬性鏡113は、矢印Aに示されるように第1の光軸O1方向に移動可能に保持されている。また、第1の硬性鏡113は、矢印Bに示されるように第1の光軸O1を中心として軸回り方向に回転可能に保持されている。
本実施形態では、第2の観察光学系118として、第2の硬性鏡は使用されていない。代わって、第2の観察光学系118は以下のように構成されている。第2の観察光学系118は、支持部24内に形成されている。第2の観察光学系118は、術部からの光束を偏光する第1及び第2のミラー(反射部材)120,122を有する。第1のミラー120は、観察対象に向けられ、矢印Cに示されるように第1の回転軸O3を中心として回転可能である。また、第2のミラー122は、矢印Eに示されるように第2の回転軸O4を中心として回転可能である。第1の回転軸O3と第2の回転軸O4とは互いに垂直になっている。
第2の観察光学系118は、第2のミラー122に反射された光束が入射する第2のフォーカスレンズ124を有する。第2のフォーカスレンズ124の後方に、第2のズームレンズ126、第2の接眼レンズ128、第2のTVカメラ130が順に配設されている。
次に、上記構成の本実施形態の観察装置112の作用について説明する。この観察装置112の作用は、第2実施形態の観察装置76の作用と基本的に同じである。第1の硬性鏡113を支持部24に対して第1の光軸O1方向に移動あるいは第1の光軸O1を中心として軸回り方向に回転させた後、押圧されたO−リング116の潰れにより第1の硬性鏡113は保持される。
第1のミラー120を第1の回転軸O3を中心として回転させると、第2の観察光学系118の視野中心は矢印Eで示されるように一定の方向に変化される。第2のミラー122を第2の回転軸O4を中心として回転させると、第2の観察光学系118の視野中心は矢印Fで示されるように上記一定の方向と垂直に変化される。このようにして、第2の光軸O2の方向が変化される。
第1の硬性鏡113と第2の観察光学系118とによって立体観察を行っている場合、第1及び第2のミラー120,122によって第2の光軸O2を変化させると、立体観察の観察位置が変化される。
また、第1の硬性鏡113により体内を観察する際には、第2実施形態と同様に、第2の観察光学系118によって第1の硬性鏡113の先端部周辺を観察する。さらに、手術の場面に応じて、第1及び第2のミラー120,122によって第2の光軸O2を変化させ、第2の観察光学系118の観察位置を変化させて。第1の硬性鏡113の先端部周辺以外の術部を第2の観察光学系118によって観察する。
そこで、上記構成のものにあっては第2実施形態の効果に加えて次の効果を奏する。第1及び第2のミラー120,122を第1及び第2の回転軸O3,O4を中心として回転させることにより、第2の光軸O2を変化させることが可能である。このため、手術場面に応じて、第2の観察光学系118によって第1の硬性鏡113の先端部周辺及びそれ以外の部分を観察することが可能となっている。従って、観察装置112の操作性が向上されている。
また、第1の硬性鏡113として斜視の内視鏡を使用しているため、ブラインド部分の観察を容易に行うことが可能となっている。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 前記支持部は、前記体内観察手段のその光軸方向への移動の移動量を検知する移動量検知手段を有し、前記第1及び第2の観察光学系は、前記体内観察手段のその光軸方向への移動に際して前記第1及び第2の観察光学系の観察倍率を互いに一致させるように、前記移動量検知手段によって検知された移動量に基づいて前記第1及び第2の観察光学系の観察倍率を変化させる倍率制御手段を有することを特徴とする請求項2の手術用観察装置。
(付記項2) 前記支持部は、前記体内観察手段のその光軸方向への移動の移動量を検知する移動量検知手段を有し、前記第1又は第2の観察光学系は、前記体内観察手段のその光軸方向への移動に際して前記第1及び第2の観察光学系のピントを互いに一致させるように、前記移動量検知手段によって検知された移動量に基づいて前記第1及び第2の観察光学系のピントを調節するフォーカス制御手段が設けられていることを特徴とする請求項2の手術用観察装置。
(付記項3) 前記第1及び第2の観察光学系には第1及び第2の接眼部が各々設けられており、前記支持部は、前記第1及び第2の観察光学系の各々の光軸の交点が変化されないように前記第1又は第2の観察光学系を移動させて前記第1及び第2の接眼部を相対的に移動させる眼幅調節手段を有することを特徴とする請求項1、請求項2、付記項1又は付記項2の手術用観察装置。
(付記項4) 前記第1及び第2の観察光学系の一方の観察光学系は体内観察手段ではなく、この一方の観察光学系は前記支持部に設けられている反射部材を介して観察を行い、この反射部材は前記支持部に対して移動されて前記一方の観察光学系の観察視野中心を移動させることを特徴とする請求項1、請求項2、又は、付記項1乃至3のいずれか1の手術用観察装置。
(付記項5) 観察者が立体観察するための観察者の左右眼に対応した少なくとも2つの観察光学系と、
前記少なくとも2つの観察光学系を術部に対し3次元的に移動保持可能なアームと、
を有した手術用観察装置において、
前記少なくとも2つの観察光学系は、少なくとも1つの観察光学系が体腔内に挿入可能な挿入部を有する内視鏡であること、
を特徴とする手術用観察装置。
(付記項6) 前記アームは、少なくとも1つの内視鏡を把持する把持部を有し、
前記把持部は、前記内視鏡の光軸方向に前記内視鏡を移動可能な移動機構を有すること
を特徴とする付記項5の手術用観察装置。
(付記項7) 前記観察者の左右眼に対応した少なくとも2つの観察光学系は、
観察倍率を変更できる変倍機構と、
前記内視鏡の光軸方向の移動量を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段からの信号を入力し、前記少なくとも2つの観察光学系の観察倍率を一致させるよう前記変倍機構に信号を出力する制御手段と、
を有することを特徴とする付記項6の手術用観察装置。
(付記項8) 前記観察者の左右眼を対応した少なくとも2つの観察光学系は、
フォーカスレンズの焦点距離を変更できるフォーカス機構と、
前記内視鏡の光軸方向の移動量を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段からの信号を入力し、少なくとも2つの観察光学系のピントを一致させるよう前記フォーカス機構に信号を出力する制御手段と、
を有することを特徴とする請求項6又は7の手術用観察装置。
(付記項9) 前記少なくとも1つの内視鏡の少なくとも1つは、観察者の左右眼に対応した少なくとも2つの観察光学系のフォーカスレンズ光軸が交わる点を中心に傾斜する傾斜機構を有することを特徴とする付記項5乃至8のいずれか1の手術用観察装置。
(付記項10) 前記把持部は、前記観察者の左右眼に対応した少なくとも1つの観察光学系のフォーカスレンズと術部の間に、観察視野中心を移動可能な少なくとも1つの反射部材を配設したことを、特徴とする付記項5乃至9のいずれか1の手術観察装置。
効率的に手術を行うことが可能な、術部を観察する手術用観察装置を提供する。
本発明の第1実施形態を示す概略図である。 本発明の第2実施形態を示す概略図である。 本発明の第2実施形態の変形例の第1の硬性鏡と第2の硬性鏡との倍率を一致させる構成の回路ブロック図である。 本発明の第3実施形態を示す概略図である。
符号の説明
2…手術用観察装置、4…第1の観察光学系、4…体内観察手段、6…第2の観察光学系、58…アーム。

Claims (3)

  1. 観察倍率を変更可能な第1の変倍機構を有し体内に挿入可能な第1の観察光学系と、
    観察倍率を変更可能な第2の変倍機構を有する第2の観察光学系と、
    前記第1及び前記第2の観察光学系を移動保持可能に支持し体外の体外位置に配置可能な支持機構であって、前記支持機構によって移動保持可能であり、前記第1の観察光学系を前記体外位置と体内に挿入された体内位置とに配置可能となるように前記第1の観察光学系を前記第1の観察光学系の光軸方向に進退可能に保持すると共に前記第2の観察光学系が前記体外位置に配置されるように前記第2の観察光学系を保持している支持部を有する、支持機構と、
    を具備し、
    前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系と前記第2の観察光学系とによって体外位置から拡大立体観察が可能であり、
    前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系によって体内位置から観察が可能でありかつ前記第2の観察光学系によって体外位置から拡大観察が可能であり、
    前記手術用観察装置は、
    前記光軸方向への前記第1の観察光学系の移動量を検知する移動量検知手段と、
    前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系の観察倍率と前記第2の観察光学系の観察倍率とが互いに一致するように前記移動量検知手段による検知結果に基づいて前記第1又は前記第2の変倍機構を制御し、前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の変倍機構と前記第2の変倍機構とを互いに独立して制御する、倍率制御手段と、
    をさらに具備する、
    ことを特徴とする手術用観察装置
  2. 観察倍率を変更可能な第1の変倍機構を有し体内に挿入可能な第1の観察光学系と、
    観察倍率を変更可能な第2の変倍機構を有する第2の観察光学系と、
    前記第1及び前記第2の観察光学系を移動保持可能に支持し体外の体外位置に配置可能な支持機構であって、前記支持機構によって移動保持可能であり、前記第1の観察光学系を前記体外位置と体内に挿入された体内位置とに配置可能となるように前記第1の観察光学系を前記第1の観察光学系の光軸方向に進退可能に保持すると共に前記第2の観察光学系が前記体外位置に配置されるように前記第2の観察光学系を保持している支持部を有する、支持機構と、
    を具備し、
    前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系と前記第2の観察光学系とによって体外位置から拡大立体観察が可能であり、
    前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系によって体内位置から観察が可能でありかつ前記第2の観察光学系によって体外位置から拡大観察が可能であり、
    前記第1及び前記第2の観察光学系は、夫々、ピントを調節可能な第1及び第2のフォーカス機構を有し、
    前記手術用観察装置は、
    前記光軸方向への前記第1の観察光学系の移動量を検知する移動量検知手段と、
    前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系のピントと前記第2の観察光学系のピントとが互いに一致するように前記移動量検知手段による検知結果に基づいて前記第1又は前記第2のフォーカス機構を制御し、前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1のフォーカス機構と前記第2のフォーカス機構とを互いに独立して制御する、フォーカス制御手段と、
    をさらに具備する、
    ことを特徴とする手術用観察装置。
  3. 観察倍率を変更可能な第1の変倍機構を有し体内に挿入可能な第1の観察光学系と、
    観察倍率を変更可能な第2の変倍機構を有する第2の観察光学系と、
    前記第1及び前記第2の観察光学系を移動保持可能に支持し体外の体外位置に配置可能な支持機構であって、前記支持機構によって移動保持可能であり、前記第1の観察光学系を前記体外位置と体内に挿入された体内位置とに配置可能となるように前記第1の観察光学系を前記第1の観察光学系の光軸方向に進退可能に保持すると共に前記第2の観察光学系が前記体外位置に配置されるように前記第2の観察光学系を保持している支持部を有する、支持機構と、
    を具備し、
    前記第1の観察光学系が前記体外位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系と前記第2の観察光学系とによって体外位置から拡大立体観察が可能であり、
    前記第1の観察光学系が前記体内位置に配置される場合には、前記第1の観察光学系によって体内位置から観察が可能でありかつ前記第2の観察光学系によって体外位置から拡大観察が可能であり、
    前記支持部は、前記第2の観察光学系を内蔵しており、
    前記第2の観察光学系は、前記第2の観察光学系の観察視野を移動するための反射用光学部材を有する、
    ことを特徴とする手術用観察装置。
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