JPH06196335A - インダクタ - Google Patents

インダクタ

Info

Publication number
JPH06196335A
JPH06196335A JP34442392A JP34442392A JPH06196335A JP H06196335 A JPH06196335 A JP H06196335A JP 34442392 A JP34442392 A JP 34442392A JP 34442392 A JP34442392 A JP 34442392A JP H06196335 A JPH06196335 A JP H06196335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
inductor
shaped core
resin
columnar portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34442392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Saeki
愼 佐伯
Kuninaga Satou
邦長 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP34442392A priority Critical patent/JPH06196335A/ja
Publication of JPH06196335A publication Critical patent/JPH06196335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 5mm角程度以下の小型化に適しており、信
頼性が高く、かつ、量産に適しているインダクタを提供
する。 【構成】 平板部とこれに直交状に形成された中央柱状
部とを有するT型コア1と、該T型コア1の中央柱状部
の先端面とこれの両側に位置する平板部にそれぞれ当接
し閉磁路を形成するコア2と、前記T型コア1の中央柱
状部に取り付けられた巻線を具備する。T型コア1と閉
磁路を形成するコア2との当接部を磁性粉を混入した接
着剤8で接着する。T型コア1と閉磁路を形成するコア
2により形成される空間内に樹脂9を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスおよびフイル
ター等を含む超小型のインダクタに関する。
【0002】
【従来の技術】インダクタとして、カメラ一体型VTR
や移動無線機、携帯電話などの電子通信機器等の小型化
にともない、超小型化の要求が高まり、5mm角程度の
チップ状のものも用いられるようになってきた。
【0003】従来この種のインダクタは、一般にE−E
型、E−I型コアが用いられ、予めボビンに巻線を施
し、E型コアの中央脚部にはめ込むものが多い。また、
ボビン型のコアに巻線を施したもの、印刷技術を利用し
た積層タイプのものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のE−E
型、E−I型コアのインダクタではボビンはボビン自体
に巻線を施すための強度が必要となるため小型化は難し
く、かつ、巻線の自動化も容易でなく量産化において5
mm角程度が限界であった。またボビン型のコアではコ
アのハンドリングが難しく、巻線の自動化も容易でな
い、かつ、閉磁路タイプのインダクタとする場合には小
型化が困難である。さらに積層タイプのインダクタは小
型化されたものが知られているが導線が印刷により製造
されるため信頼性の面、及び巻線ターン数の確保におい
て製造上困難であり現状では巻線タイプのものの方が優
位にある。
【0005】本発明の課題は、5mm角程度以下の小型
化に適しており、信頼性が高く、かつ、量産に適してい
るインダクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、平板部
とこれに直交状に形成された中央柱状部とを有するT型
コアと、該T型コアの中央柱状部の先端面とこれの両側
に位置する平板部にそれぞれ当接し閉磁路を形成するコ
アと、前記T型コアの中央柱状部に取り付けられた巻線
とを具備することを特徴とするインダクタが得られる。
【0007】また、本発明によれば、前記インダクタに
おいて、該インダクタの外装面に樹脂被覆膜を形成した
ことを特徴とするインダクタが得られる。
【0008】また、本発明によれば、前記インダクタに
おいて、前記T型コアの中央柱状部に絶縁被覆膜を有す
ることを特徴とするインダクタが得られる。
【0009】また、本発明によれば、前記インダクタに
おいて、前記T型コアの中央柱状部に絶縁性のボビンを
有することを特徴とするインダクタが得られる。
【0010】また、本発明によれば、インダクタにおい
て、前記T型コアと閉磁路を形成するコアとの当接部を
磁性粉を混入した接着剤で接着することを特徴とするイ
ンダクタが得られる。
【0011】また、本発明によれば、前記インダクタに
おいて、前記T型コアと閉磁路を形成するコアにより形
成される空間内に樹脂を充填することを特徴とするイン
ダクタが得られる。
【0012】また、本発明によれば、前記インダクタに
おいて、前記T型コアと閉磁路を形成するコアにより形
成される空間内に充填する前記樹脂が磁性粉を混入した
樹脂であることを特徴とするインダクタが得られる。
【0013】
【作用】T型コアを用いることによりコアのリードフレ
ームへの取り付けが容易となるとともに、中央柱状部へ
の巻線がE型の中央脚部のように両側の脚部に邪魔され
ずに行え、自動化が容易となる。またコアの材質として
はフェライト、センダスト、アモルファス等各種の磁性
材料の使用が考えられるが、その導電性に応じて必要な
場合には、前記中央柱状部に絶縁性の被覆、または絶縁
性のボビンを使用することによりインダクタの絶縁性を
確保することができる。この場合は巻線時の応力に対し
て前記中央柱状部があるためボビン自体がその形状を保
つための強度を持つ必要がなくボビンは絶縁を保てれば
充分でありインダクタの小型化が可能となる。
【0014】さらに磁性粉混入の接着剤をインダクタの
T型コアと閉磁路を形成するコアとの当接部に使用する
ことにより、当接部の空隙部が磁性体で充填され磁気回
路がより確実に形成されるためにインダクタとして信頼
性が高いものとなる。
【0015】またインダクタのT型コアと閉磁路を形成
するコアにより形成される空間内に必要に応じ磁性粉を
混入した樹脂を充填することにより巻線の固定、コアの
固定がなされ、絶縁性を高めることができ、さらに磁性
粉の混入がある場合には磁路断面積を大きくすることも
できる。従ってインダクタの電流容量を大きくすること
ができるためインダクタの小型化が可能となる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
【0017】図1は本発明のインダクタを示す正面図で
ある。図2は本発明のインダクタの要部を示す分解斜視
図である。図1及び図2に示すように、T型コア1は平
板部1aとこの平板部1aに直交状に形成された中央柱
状部1bとからなる。前記T型コア1の中央柱状部1b
の先端面及びこれの両側の平板部1aに当接し閉磁路を
形成するコアとしてU字型コア2が配置されている。T
型コア1の中央柱状部1bに巻線3が取り付けられてい
る。
【0018】前記巻線3はT型コア1と閉磁路を形成す
るコア2とを組み合わせる前に、T型コア1の中央柱状
部1bに直接巻回して取り付けることができる。フライ
ヤー方式の巻線機またはスピンドル方式巻線機いずれを
用いてもT型コア1の中央柱状部1bに直接に巻線3を
施すことができる。
【0019】図3はT型コア1の中央柱状部1bに絶縁
被覆膜4を施したもの示す。図4はT型コア1の中央柱
状部1bに絶縁性のボビン5を取り付けたものを示す。
巻線3の絶縁性を向上させるために必要に応じて絶縁被
覆膜4または絶縁性のボビン5を用いる。絶縁被覆膜4
は、エポキシ樹脂等の絶縁性の樹脂を塗布または絶縁性
の塗料の吹き付け等により行うことが可能である。絶縁
性のボビン5はフェノール樹脂、ジアリルフタレート樹
脂等の絶縁性の高い薄いものを取り付ければよい。これ
らには図1および図2に示すものと同様に巻線3の取り
付けが可能であり、絶縁被覆膜4、絶縁性のボビン5に
よってもほとんど大型化することはないことがわかる。
【0020】図5乃至図11は本発明のインダクタを組
み立てる例を示す図である。この例ではT型コア1と閉
磁路を形成するコアとしてU字型コア2を用いた場合を
説明する。
【0021】図5に示すように、T型コア1をリードフ
レーム6の端子部7に平板部1aがまたがるように配置
し、UV接着剤などで固定したのち、図6に示すよう
に、T型コア1の中央柱状部1bに巻線3を巻回しその
両端をリードフレーム6の端子部7に熔着または半田付
する。
【0022】次に、図7に示すように、U字型コア2を
T型コア1に被せて接合部を図8および図9に示すよう
に接着剤8で固定する。ここで接着剤8として、エポキ
シ樹脂、シリコン樹脂等に磁性粉の混入した接着剤を使
用することにより、T型コア1と閉磁路を形成するコア
2との当接部の空隙部が磁性体で充填され磁気回路がよ
り確実に形成されるためにインダクタとして信頼性が高
いものとすることができる。
【0023】次に、図8および図9に示すように、T型
コア1と閉磁路を形成するU字型コア2により形成され
る空間内に樹脂9を充填する。T型コア1と閉磁路を形
成するU字型コア2により形成される空間内に充填する
樹脂9として磁性粉を混入したエポキシ樹脂、シリコン
樹脂等の樹脂を用いると、これにより巻線3の固定、コ
アの固定がなされ、絶縁性を高めることができ、さらに
磁性粉の混入がある場合には磁路断面積を大きくするこ
とができる。従ってインダクタの電流容量を大きくする
ことができるためインダクタの小型化が可能である。
【0024】その後、図10に示すように、T型コア1
とU字型コア2及びリードフレーム6の端子部7の一部
をつつむようにエポキシ樹脂等で樹脂被覆膜10を形成
し、リードフレーム6の端子部7をリードフレーム6か
ら切り離し折り曲げ成形することにより図11に示すよ
うなチップ状インダクタが形成される。
【0025】図12乃至図14はT型コア1と閉磁路を
形成するコア2の他の実施例を示す。図12に示すコア
11は箱型である。このような形状とすることにより磁
気が完全にシールドされるために漏れ磁束が少ない高特
性のインダクタを得ることが可能となる。
【0026】図13に示すコア12は箱型の一部を切り
欠いた形状のコアである。この場合は図12のものと比
較すると磁気のシールド性は劣るが樹脂の充填の作業性
が向上する。
【0027】図14に示すコアは箱型の側面に溝を設け
た形状のコアである。この場合は巻線の端子を別々に取
り出すことが可能であり、樹脂の充填の作業性もよく信
頼性の高いインダクタを得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のインダクタは、巻線を導体とす
る閉磁路型のインダクタであるために信頼性が高く、ボ
ビンにより大きさに制限されることもないため5mm角
以下の小型化にも適しており、かつ、リードフレーム上
にT型コアを固定した状態で巻線を施すことも可能なた
め巻線の自動化も容易でコアのハンドリングも容易であ
るから量産にも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の1実施例の要部を分解して示す斜視図
である。
【図3】本発明のT型コアに絶縁性被覆膜を施した1例
を説明するための正面断面図である。
【図4】本発明のT型コアに絶縁性のボビンを取り付け
た1例を説明するための正面断面図である。
【図5】本発明のインダクタを組み立てる1例を説明す
るための斜視図である。
【図6】本発明のインダクタを組み立てる1例を説明す
るための斜視図である。
【図7】本発明のインダクタを組み立てる1例を説明す
るための斜視図である。
【図8】本発明のインダクタを組み立てる1例を説明す
るための斜視図である。
【図9】図8のインダクタのA−A断面図である。
【図10】本発明のインダクタを組み立てる1例を説明
するための斜視図である。
【図11】本発明のインダクタを組み立てる1例を説明
するための斜視図である。
【図12】本発明のT型コア1と閉磁路を形成するコア
の他の例を示す斜視図である。
【図13】本発明のT型コア1と閉磁路を形成するコア
のさらに他の例を示す斜視図である。
【図14】本発明のT型コア1と閉磁路を形成するコア
のさらに他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 T型コア 1a 平板部 1b 中央柱状部 2,11,12,13 コア 3 巻線 4 絶縁被覆膜 5 ボビン 8 接着剤 9 樹脂 10 樹脂被覆膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板部とこれに直交状に形成された中央
    柱状部とを有するT型コアと、該T型コアの中央柱状部
    の先端面とこれの両側に位置する平板部にそれぞれ当接
    し閉磁路を形成するコアと、前記T型コアの中央柱状部
    に取り付けられた巻線とを具備することを特徴とするイ
    ンダクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインダクタにおいて、
    該インダクタの外装面に樹脂被覆膜を形成したことを特
    徴とするインダクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のインダクタに
    おいて、前記T型コアの中央柱状部に絶縁被覆膜を有す
    ることを特徴とするインダクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のインダクタに
    おいて、前記T型コアの中央柱状部に絶縁性のボビンを
    有することを特徴とするインダクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載のイン
    ダクタにおいて、前記T型コアと閉磁路を形成するコア
    との当接部を磁性粉を混入した接着剤で接着することを
    特徴とするインダクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5に記載の
    インダクタにおいて、前記T型コアと閉磁路を形成する
    コアにより形成される空間内に樹脂を充填することを特
    徴とするインダクタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のインダクタにおいて、
    前記T型コアと閉磁路を形成するコアにより形成される
    空間内に充填する前記樹脂が磁性粉を混入した樹脂であ
    ることを特徴とするインダクタ。
JP34442392A 1992-12-24 1992-12-24 インダクタ Pending JPH06196335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34442392A JPH06196335A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 インダクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34442392A JPH06196335A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 インダクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06196335A true JPH06196335A (ja) 1994-07-15

Family

ID=18369147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34442392A Pending JPH06196335A (ja) 1992-12-24 1992-12-24 インダクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06196335A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343648A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Hioki Ee Corp 巻線部品、トランス、および巻線部品の製造方法
JP2007165407A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Murata Mfg Co Ltd チョークコイル
JP2019009351A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 矢崎総業株式会社 ノイズフィルタ及びノイズ低減ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343648A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Hioki Ee Corp 巻線部品、トランス、および巻線部品の製造方法
JP2007165407A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Murata Mfg Co Ltd チョークコイル
JP2019009351A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 矢崎総業株式会社 ノイズフィルタ及びノイズ低減ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007096181A (ja) 面実装型インダクタ
WO2016170927A1 (ja) 面実装型リアクトル及びその製造方法
JPH0564845B2 (ja)
JPS60214510A (ja) インダクタンスチップ
JPH07288210A (ja) 表面実装用インダクタ
JPH11307357A (ja) 面実装型チョークコイル
JPH11345715A (ja) 小形電気巻線部品
JPH06290975A (ja) コイル部品並びにその製造方法
JP3317213B2 (ja) 巻線型チップインダクタ
JPH06196335A (ja) インダクタ
JPH0799120A (ja) 面実装型コイル
KR100319816B1 (ko) 권선형 인덕터
WO2017115603A1 (ja) 表面実装インダクタ及びその製造方法
JP2001052945A (ja) 閉磁路インダクタおよびその製造方法。
JP2021125695A (ja) 複合コイル装置
US11037726B2 (en) Method for manufacturing common-mode choke coil
JPH0462164B2 (ja)
JPH01110714A (ja) 小型トランス・コイル
JPH08306559A (ja) コイル部品
JPH0134329Y2 (ja)
JPH0715269A (ja) ノイズフィルタ
JPH10335151A (ja) 巻線型インダクタ
JP2552053Y2 (ja) インダクタ
JP3054397U (ja) コイル用ボビン及びトランスケース並びにトランス
JP2002319510A (ja) 巻線部品

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020508