JPH06179534A - シート材の分離方法 - Google Patents

シート材の分離方法

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JPH06179534A
JPH06179534A JP33178592A JP33178592A JPH06179534A JP H06179534 A JPH06179534 A JP H06179534A JP 33178592 A JP33178592 A JP 33178592A JP 33178592 A JP33178592 A JP 33178592A JP H06179534 A JPH06179534 A JP H06179534A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
aluminum sheet
aluminum
row
Prior art date
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Pending
Application number
JP33178592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Takeda
謙三 武田
Yasuyuki Sasaki
康之 佐々木
Ryoichi Kageyama
良一 蔭山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06179534A publication Critical patent/JPH06179534A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミニウムシート積層体からアルミニウム
シートを確実に分離させることができ、しかも消耗部品
をなくしてコスト低減を図る。 【構成】 アルミニウムシート積層体Sの上面のアルミ
ニウムシートAを複数の真空パッド5で吸着し、その
後、該真空パッド5の内の右から一列めと三列めの真空
パッド5を上昇させる。すると、アルミニウムシートA
の該真空パッド5に吸着された部分、すなわち、その右
端部及び右から二列目と四列めの間の部分は上方に引っ
張られて波形にたわむ。このとき、該シートAの下方に
位置するシートA1はその弾性で平坦になろうとして各
シートA,A1間に隙間が発生する。この隙間にエアブ
ロー装置7によって高圧エアを吹きつけると各シート
A,A1同士の剥離が助長され、残る真空パッド5を上
昇させることで積層体SからシートAが確実に分離され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性を有する複数枚の
シート材を積層して形成されたシート材積層体から前記
シート材を分離する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム等のシート材をプレス機械
等に供給するには、シート材を複数枚積層して形成され
たシート材積層体をプレス機械等の近傍に配置し、該シ
ート材積層体からシート材を一枚毎分離したのち、分離
されたシート材を所定の搬送手段を介してプレス機械等
に供給している。そして、シート材積層体からシート材
を分離するには、シート材積層体の上面に昇降自在に対
向配置された複数の吸着バッドを降下させてシート材積
層体の上面のシート材を吸着し、その後、吸着パッドを
上昇させることにより、シート材積層体からシート材を
分離している。
【0003】ところが、このようなシート材の分離方法
では、アルミニウム等のシート材には通常防錆油等が塗
布されているため分離時にシート材が互いにくっついて
しまっていわゆる二枚取りが生じるという問題があっ
た。
【0004】そこで、このような問題を解決するために
実開昭58−78848号公報に記載のものが提案され
ている。
【0005】このものはシート材積層体の上面に昇降自
在に対向配置された複数の吸着バッドを降下させてシー
ト材積層体の上面のシート材を吸着し、その後、シート
材積層体の一側に回動可能に配置された螺旋状のブラシ
等からなる弾性分離部材をシート材積層体の一側面に押
圧して回転させることによりシート材を反り上がらせて
剥離させ、その後、吸着パッドを上昇させてシート材積
層体からシート材を分離するものである。
【0006】ところが、このようなシート材の分離方法
においては、螺旋状のブラシ等からなる弾性分離部材を
シート材積層体の一側面に押圧して回転させているた
め、この弾性分離部材がシート材との磨耗等によって経
時的に破損してしまい、このため、弾性分離部材を交換
する必要が生じてコスト高になるという問題があった。
【0007】また、弾性分離部材は螺旋状のブラシ等か
ら形成されているため、その製作に非常に手間がかかる
という問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消するためになされたものであり、シート材積層体
からシート材を一枚毎確実に分離させることができ、し
かも消耗部品をなくしてコスト低減を図ることができる
シート材の分離方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、弾性を有する複数枚のシート材を積層
して形成されたシート材積層体から前記シート材を分離
する方法において、前記シート材積層体の上面の前記シ
ート材を複数の吸着部材で吸着する吸着工程と、該複数
の吸着部材の内の前記シート材の上面の端縁部を吸着し
た前記吸着部材を上昇させて前記シート材と該シート材
の下方に位置するシート材との間に隙間を形成する第1
上昇工程と、前記隙間にエアを吹きつけて各シート材同
士を互いに剥離させる剥離工程と、残る前記吸着部材を
上昇させる第2上昇工程とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0010】
【作用】本発明によれば、シート材積層体の上面のシー
ト材を複数の吸着部材で吸着し、該複数の吸着部材の内
のシート材の上面の端縁部を吸着した吸着部材を上昇さ
せると、該シート材の端縁は上方にたわむと同時に、該
シート材の下方に位置するシート材はその弾性で平坦に
なろうとして各シート材間に隙間が発生する。その後、
各シート材間の隙間にエアを吹きつけると各シート材同
士の剥離が助長され、残る吸着部材を上昇させることで
シート材積層体からシート材が分離される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。なお、本実施例では複数枚のアルミニウ
ムシートAを積層して形成されたアルミニウムシート積
層体SからアルミニウムシートAを分離する方法を例に
とり、まず、該分離方法に用いる分離装置から説明す
る。図1は分離装置の一部を切り欠いた概略斜視図、図
2〜図4は本発明の実施の一例であるアルミニウムシー
トの分離方法を説明するための概略正面図である。
【0012】図1において符号1は分離装置を示すもの
であり、この分離装置1は左右方向に長いアルミニウム
シート積層体Sが載置される載置台2を備えている。載
置台2に載置されたアルミニウムシート積層体Sの上方
には、前後方向に三台並設されたシリンダー3が左右方
向に四列配置されている(図2参照)。なお、これらの
シリンダー3の後端部(上端部)は載置台2の上方に該
シリンダー3の並設方向に沿って左右方向に四列架け渡
された梁部H(一部図示せず。)に連結されている。右
から一列めと三列めに配置されたシリンダー3のピスト
ンロッド3aの先端部(下端部)には、該シリンダー3
よりストロークの短い小シリンダー4の後端部が連結さ
れている。この小シリンダー4のピストンロッド4aの
先端部及び右から二列めと四列めに配置されたシリンダ
ー3のピストンロッド3bの先端部にはアルミニウムシ
ート積層体Sの上面のアルミニウムシートAを吸着する
真空パッド5がそれぞれ連結されている。
【0013】また、右から一列めに前後方向に並設され
た各シリンダー3を結ぶ延長線上におけるアルミニウム
シート積層体Sの前後側部の各上方及び三列めに前後方
向に並設された各シリンダー3を結ぶ延長線上における
アルミニウムシート積層体Sの前後側部の各上方には、
上下方向に長いエア吐出口6を有するエアブロー装置7
がそのエア吐出口6を互いに対向させて配置されてい
る。なお、図において符号8はシリンダー3の各列間に
前後方向に延びて配置されたバキュームコンベアであ
り、このバキュームコンベア8はアルミニウムシート積
層体Sから分離されたアルミニウムシートAを真空吸引
して後方に搬送するためものである。
【0014】次に、本発明の実施の一例であるアルミニ
ウムシートAの分離方法を図2〜図4に従って説明す
る。まず、図2に示すように、一列めから四列めまでの
シリンダー3及び小シリンダー4のピストンロッド3
a,3b,4aを全て伸長(降下)させてアルミニウム
シート積層体Sの上面のアルミニウムシートAを各ピス
トンロッド3a,3b,4aに連結された真空パッド5
で吸着する。
【0015】次に、図3に示すように、右から一列めと
三列めの小シリンダー4のピストンロッド4aを収縮
(上昇)させる。すると、アルミニウムシートAは各ピ
ストンロッド4aの真空パッド5によって吸着された部
分、すなわち、その右端縁部及び右から二列めと四列め
のシリンダー3間の部分が上方に引っ張られて波形にた
わむ。このとき、アルミニウムシートAの下方に位置す
るアルミニウムシートA(以下、アルミニウムシートA
1という。)は途中までくっついた状態で上方に引っ張
られるがその弾性で平坦になろうとしてアルミニウムシ
ートAから剥がれ、各アルミニウムシートA,A1間に
隙間が発生する。
【0016】次に、エアブロー装置7によってエア吐出
口6から上記隙間に高圧エアを吹き込むと、アルミニウ
ムシートAのアルミニウムシートA1からの剥離が助長
されこの状態で全てのシリンダー3のピストンロッド3
a,3bを収縮(上昇)させることにより、アルミニウ
ムシート積層体SからアルミニウムシートAが分離され
る。なお、分離されたアルミニウムシートAは上述した
ようにバキュームコンベア8によって真空吸引されて後
方に搬送されプレス機械等(図示せず。)に供給され
る。以下、このような工程を繰り返すことにより、アル
ミニウムシート積層体SからアルミニウムシートAが一
枚毎確実に分離される。
【0017】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更
可能である。例えば、上記実施例では、右から一列めと
三列めに小シリンダー4をそれぞれ配置して各ピストン
ロッド4aを収縮(上昇)させることにより、アルミニ
ウムシートAの右端縁部とアルミニウムシートA1との
間及びアルミニウムシートAの右から二列めと四列めの
シリンダー3間の部分とアルミニウムシートA1との間
にそれぞれ隙間を形成してこの隙間に高圧のエアを吹き
込んでいるが、必ずしもこのようにする必要はなく、右
から一列めのみに小シリンダー4を配置してピストンロ
ッド4aを上昇させることにより、アルミニウムシート
Aの右端縁部とアルミニウムシートA1との間のみに隙
間を形成してこの隙間に高圧のエアを吹き込むことも可
能である。
【0018】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、シート材積層体の上面のシート材を吸着した
複数の吸着部材の内の該シート材の上面の端縁部を吸着
した吸着部材を先に上昇させて該シート材の端縁部と該
シート材の下方に位置するシート材との間に隙間を形成
し、その後、この隙間にエアを吹き込んで各シート材同
士の剥離を助長させて残る吸着部材を上昇させているの
でシート材積層体からシート材を一枚毎確実に分離させ
ることができるのは勿論のこと消耗部品をなくしてコス
ト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例であるアルミニウムシート
の分離方法に用いる分離装置の一部を切り欠いた概略斜
視図である。
【図2】アルミニウムシート積層体の上面のアルミニウ
ムシートを複数の真空パッドで吸着した状態を示す概略
正面図である。
【図3】右側から一列目と三列目の真空パッドを上昇さ
せた状態を示す概略正面図である。
【図4】アルミニウムシート積層体からアルミニウムシ
ートを分離した状態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
A…アルミニウムシート、S…アルミニウムシート積層
体、5…真空パッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する複数枚のシート材を積層して
    形成されたシート材積層体から前記シート材を分離する
    方法において、前記シート材積層体の上面の前記シート
    材を複数の吸着部材で吸着する吸着工程と、該複数の吸
    着部材の内の前記シート材の上面の端縁部を吸着した前
    記吸着部材を上昇させて前記シート材と該シート材の下
    方に位置するシート材との間に隙間を形成する第1上昇
    工程と、前記隙間にエアを吹きつけて各シート材同士を
    互いに剥離させる剥離工程と、残る前記吸着部材を上昇
    させる第2上昇工程とを備えたことを特徴とするシート
    材の分離方法。
JP33178592A 1992-12-11 1992-12-11 シート材の分離方法 Pending JPH06179534A (ja)

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