JPH0616982Y2 - 車両始動装置 - Google Patents

車両始動装置

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JPH0616982Y2
JPH0616982Y2 JP13387885U JP13387885U JPH0616982Y2 JP H0616982 Y2 JPH0616982 Y2 JP H0616982Y2 JP 13387885 U JP13387885 U JP 13387885U JP 13387885 U JP13387885 U JP 13387885U JP H0616982 Y2 JPH0616982 Y2 JP H0616982Y2
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switch
starter
engine
brake
choke
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哲雄 山下
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両始動装置に係り、特に自動変速機付き車
両の車両始動装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、自動変速機をもつ車輌には運転操作を著しく
容易にするために、変速機に中位位置を設けず、且つ変
速レバーも持たない所謂ベルト式やトルコン式のフルオ
ートマチック機構を取り付けたものが多い。また、フル
オートマチック機構を持つ車輌は、一般にはブレーキ操
作の有無に関係なくエンジン始動が可能な構造となって
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる従来技術においては、エンジン始
動時にチョークを使用した場合、エンジンの回転数がア
イドル回転以上に上がるため、パーキングブレーキ又は
ブレーキ(フットブレーキ及びサイドブレーキを含む)
を掛け忘れているとエンジン始動と同時に急発進すると
いう不都合があった。一方、エンジン始動に際しては、
チョーク使用の有無にかかわらず、パーキングブレーキ
又はブレーキを掛け忘れていても、当該エンジンの始動
は可能であることから、安全始動に対して著しい不都合
を生じていた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来技術の不都合を改善し、特にエンジ
ン始動時におけるエンジン始動直後の急発進を有効に防
止し得るとともに,暖機時のエンジン始動に際してはフ
ットブレーキの使用でもエンジン始動を可能とした自動
変速機付き車両用の車両始動装置を提供することをその
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案では、スタータモータへの通電を制御する
スタータリレーと、該スタータリレーの動作を制御する
スタータスイッチと、スタータリレー用としての電源ス
イッチとを有するスタータモータ駆動制御部を備えた車
両始動装置において、電源スイッチとスタータスイッチ
との間に、スタータリレー用の導通制御機構を設け、こ
の導通制御機構を、少なくとも、車両停止用ブレーキの
操作に連動して作動する第1のスイッチ部及び、この第
1のスイッチ部に並列接続され車両駐車用のパーキング
ブレーキの操作に連動して作動する第2のスイッチ部か
ら成る第1の導通回路と、この第1の導通回路内の第2
のスイッチ部を必要に応じて選択使用する第3のスイッ
チ部とにより構成するという構成を採り、これによって
前記目的を達成しようとするものである。
〔作用〕
チョーク使用時のエンジン始動方法は、電源スイッチを
「オン」にし、パーキングブレーキを掛けた状態でスタ
ータスイッチを「オン」にすることによりエンジン始動
を行う。この場合は、チョーク使用により連動する導通
制御機構内の第3のスイッチ部が第2のスイッチ部を選
択するように作動し、これによって、電源スイッチとス
タータスイッチとの相互間が導通し、この結果、当該ス
タータリレーの「オン」によりスタータモータが駆動さ
れ、エンジンが始動する。一方、エンジン始動の際に、
パーキングブレーキを掛け忘れた場合には、導通制御機
構内の第2のスイッチ部が作動しないことから、電源ス
イッチとスタータスイッチ間の接続が「オフ」状態を維
持し、これがため、電源スイッチ及びスタータスイッチ
を「オン」操作しても、スタータモータは駆動せず、エ
ンジンは始動しない。
次に、チョーク未使用時のエンジン始動方法は電源スイ
ッチを「オン」にし、パーキングブレーキ又はブレーキ
を掛けた状態で、スタータスイッチを「オン」すること
によりエンジン始動を行う。この場合は、チョーク未使
用により連動する導通制御機構内の第3のスイッチ部が
前述した第2のスイッチ部を含んだ第1の導通回路を選
択するように作動する。これにより、電源スイッチとス
タータスイッチ間が第1の導通回路を介して接続され
る。
このため、ブレーキ又はパーキングブレーキの操作によ
り、これらに連動する第1の導通回路内の第1のスイッ
チ部又は第2のスイッチ部が「オン」となり、電源スイ
ッチとスタータスイッチが導通になるので、前述した蓄
電池の出力が、電源スイッチ,第1の導通回路,第3の
スイッチ部およびスタータスイッチを順次介してスター
タスイッチに印加され、このスタータリレーが「オン」
になり、これによってスタータモータに電圧が印加さ
れ、当該スタータモータが駆動され、エンジンが始動す
る。
一方、エンジン始動の際に、パーキングブレーキ又はブ
レーキを掛け忘れた場合には、導通制御機構内の第1の
導通回路の第1及び第2のスイッチ部の働きにより、電
源スイッチとスタータスイッチ間の接続が「オフ」状態
を維持する。これがため電源スイッチ及びスタータスイ
ッチを「オン」操作してもスタータモータが駆動せずエ
ンジンは始動しない。
従って、エンジン始動時にチョークを使用する場合に
は、必ずパーキングブレーキを掛け、また、チョーク未
使用の場合には必ずパーキングブレーキ又はブレーキを
掛けていなければエンジンが始動しない。これにより、
エンジン始動時におけるエンジン始動直後の急発進が防
止される。また、このことは、一方ではチョーク使用時
にはフットブレーキの使用のみでもエンジン始動が可能
であることを意味する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を示す自動変速機付きの車両始
動装置の回路構成を第1図に基づいて説明する。
符号1はスタータモータ駆動制御部を示し、符号2は点
火回路部を示す。
スタータモータ駆動制御部1は、スタータモータ22の
電源として機能する蓄電池10と、当該スタータモータ
駆動制御部1に必要以上の過電流が流れ込むことを防止
するヒューズ12と、当該スタータモータ駆動制御部1
をスタンバイ状態にする電源スイッチとしてのメインス
イッチ14と、このメインスイッチ14に直列接続さ
れ、パーキングブレーキ又はブレーキ操作に付勢されて
スタータスイッチ24への導通制御を行う導通制御機構
16と、この導通制御機構16内の第1のスイッチ部と
してのブレーキスイッチ手段16Aに付勢されて点燈す
るブレーキランプ30と、スタータリレー20への通電
を制御するスタータスイッチ24と、このスタータスイ
ッチ24の通電動作に付勢されて作動するスタータリレ
ー20と、このスタータリレー20の導通動作に付勢さ
れて駆動制御されるスタータモータ22とにより構成さ
れている。
これを詳述すると、蓄電池10はエンジン停止時に当該
スタータモータ駆動制御部1の電源として機能し、エン
ジン駆動時にはレギュレータ(図示せず)により充電さ
れる。この蓄電池10の起電力はヒューズ12を介して
メインスイッチ14に供給されるとともに、後述するス
タータリレー20の常開接点20Bを介してスタータモ
ータ22に供給される。このヒューズ12は当該スター
タモータ駆動制御部1の各構成部材に必要以上の過電流
が流れ込むことを防止し、当該スタータモータ駆動制御
部1を保護する。
また、メインスイッチ14は閉成操作することにより、
導通制御機構16に蓄電池10より起電力を印加し、当
該スタータモータ駆動制御部1をスタイバイ状態にす
る。
導通制御機構16はハンドブレーキ又はフットブレーキ
の操作に付勢されて「オン・オフ」動作する第1のスイ
ッチ部としてのブレーキスイッチ手段16Aと、パーキ
ングブレーキの操作に付勢されて「オン・オフ」動作す
る第2のスイッチ部16Dと、逆電流防止用として機能
する第1及び第2のダイオード161,162と、チョ
ーク操作に付勢されて蓄電池10からスタータスイッチ
24への導通回路を切替選択する切替スイッチとして機
能する第3のスイッチ部16Eとにより構成されてい
る。
ブレーキスイッチ手段16Aは、ハンドブレーキ操作に
連動して「オン」動作する第1の接点161と、フット
ブレーキ操作に連動した「オン」動作する第2の接点1
62とにより構成され、これら第1及び第2の接点16
1,162は、並列接続されている。このブレーキスイ
ッチ手段16Aのスタータスイッチ24側の一端は第1
ダイオード16Bを介して第2のスイッチ部16EのC
端子に接続され、またブレーキランプ30にも接続され
ている。また、このブレーキスイッチ手段16Aに、第
2ダイオード16Cを介して並列接続された前記第2の
スイッチ部16Dのスタータスイッチ側の一端は、第2
ダイオード16Cを介して、第3のスイッチ部16Eの
C端子に接続されるとともに直接第3のスイッチ部16
EのA端子に接続されている。そしてブレーキスイッチ
手段16A及び第2のスイッチ部16Dのメインスイッ
チ14側一端は閉路となり、当該メインスイッチ14に
接続されている。また、第3のスイッチ部16Eの共通
端子であるB端子はスタータスイッチ24に接続されて
いる。
これを更に詳述すると、導通制御機構16は、ブレーキ
スイッチ手段16A及び第2のスイッチ部16Dがそれ
ぞれ第1のダイオード16B及び第2のダイオード16
Cを介して並列接続され第3のスイッチ部16EのC端
子に至る回路により第1の導通回路17を形成し、一方
第2のスイッチ部16Dが直接第3のスイッチ部16E
のA端子に至る回路により第2の導通回路18を形成
し、この第2の導通回路18を含む第1の導通回路17
は、必要に応じて第3のスイッチ部16Eにより第2の
導通回路18のみを選択するように切替わる。
すなわち、このように構成された導通制御機構16は、
メインスイッチ14とスタータスイッチ24との間に直
列接続され、第3のスイッチ部16Eが冷機時(エンジ
ンが暖ってないとき)のチョーク操作に付勢されてA端
子側(第2の導通回路18側)に切り替わった場合、前
記メインスイッチ14とスタータスイッチ24間の導通
制御は、第2のスイッチ部16Dを介してのみ行われる
ことになる。また、第3のスイッチ部16Eが暖機時
(エンジンが暖っているとき)のチョーク未操作により
C端子側(第1の導通回路17側)に切り替わった場合
は、メインスイッチ14とスタータスイッチ24間の通
電制御は第2のスイッチ部16D又はブレーキスイッチ
手段16Aを介して行われる。従って、チョーク使用時
にはパーキングブレーキ操作のみによりスタータスイッ
チ24への導通制御がなされ、また、チョーク未操作時
には、ハンドブレーキ又はフットブレーキ又はパーキン
グブレーキのいづれかを操作することにより、当該スタ
ータスイッチ24への導通制御がなされる。
ブレーキランプ30は、導通制御機構16内のブレーキ
スイッチ手段16Aの「オン」動作に付勢されて点燈
し、「オフ」動作に付勢されて消燈する計器盤等に設け
られる表示燈である。
スタータスイッチ24は前記スタータリレー20への導
通制御を行う機能を有し、その「オン」動作により当該
スタータリレー20のコイル20Aに通電し、連動する
常開接点20Bを閉成動作させることにより、スタータ
モータ22への通電を制御し、これを駆動せしめる。ま
た、このスタータスイッチ24は押ボタンスイッチで構
成されており、その操作時のみ「オン」となる。
スタータリレー20は前述したように、スタータスイッ
チ24に接続され通電制御されるコイル20Aと、この
コイル20Aに付勢されて閉成動作し、蓄電池10の起
電力をスタータモータ22へ通電する機能を有する常開
接点20Bとにより構成されている。
スタータモータ22は、スタータリレー20により通電
制御され、スタータスイッチ24を閉成操作した場合に
駆動しエンジン始動を行う。
一方、点火回路部2は、エンジン駆動により回転し点火
用起電力を発電するマグネト60と、このマグネト60
で発電された起電力を整流するダイオード62と、当該
起電力を必要に応じて充電又は放電する機能を有するコ
ンデンサ64と、このコンデンサ64の充電及び放電を
コントロールするサイリスタ66と、エンジン点火用の
高電圧を誘起するイグニッションコイル68と、エンジ
ンを点火するスパークプラグ70と、マグネト60によ
り発電された起電力を必要に応じて短絡制御する短絡制
御手段65とにより構成されている。
これを詳述すると、マグネト60は、エンジンに直結さ
れたフライホイール内(図示せず)に装備され、充電コ
イル60Aとピックアップコイル60Bとを備え、永久
磁石からなるロータ(図示せず)が回転することにより
当該充電コイル60Aに点火用起電力を誘起し、当該ピ
ックアップコイルにサイリスタ66を導通制御するため
の信号用起電力を誘起する。
ダイオード62は、マグネト60の充電コイル60Aに
誘起された起電力を整流し、これと直列接続されたコン
デンサ64を介してイグニッションコイル68に起電力
を供給するとともに、当該充電コイル60Aに並列接続
されたサイリスタ66に起電力を供給する。
サイリスタ66は充電コイル60Aに並列接続され、ゲ
ート端子Gが前記マグネト60のピックアップコイル6
0Bに接続されている。このサイリスタ66は、ピック
アップコイル60Bより信号用起電力を供給されると導
通し、マグネト60で発電された起電力の一部をアース
に流す。一方コンデンサ64はマグネト60より供給さ
れる起電力を充電し、またサイリスタ66の導通動作に
付勢されて、この充電した起電力をイグニッションコイ
ル68に放電する機能を有する。
イグニッションコイル68は、コンデンサ64から放電
される起電力を昇圧してスパークプラグ70に点火用高
電圧を供給する機能を有する。スパークプラグ70は、
イグニッションコイル68より供給される起電力によ
り、スパークを発生しエンジンを点火する機能を有す
る。
一方、短絡制御手段65は図示しないパーキングブレー
キの使用に連動して開成動作し、未使用時には閉成動作
する第1のスイッチ部65Aと、チョーク使用に連動し
て閉成動作し、未使用時には開成動作する第2のスイッ
チ部65Bとにより構成され、第1のスイッチ部65A
と第2のスイッチ部65Bは直列接続している。ここで
第1のスイッチ部65Aと導通制御機構16内の第2の
スイッチ部16Dとは連動スイッチになっており、また
第2のスイッチ部65Bと導通制御機構16内の第3の
スイッチ部16Eも連動スイッチになっている。
すなわち、このように構成された短絡制御手段65は、
マグネト60の充電コイル60Aよりダイオード62を
介してコンデンサ64に供給される起電力をパーキング
ブレーキの未操作及びチョーク操作により短絡せしめる
機能を有する。
次に、本実施例の全体的動作を説明する。
まず最初に、冷機時にチョークを使用した場合のエンジ
ン始動時の動作を説明する。
パーキングブレーキを掛けた状態で、メインスイッチ1
4を閉成操作し、スタータスイッチ24を閉成操作す
る。これによって、スタータモータ駆動制御部1内の蓄
電池10の起電力は、導通制御機構16の働きによりス
タータスイッチ24に通電される状態となる。また点火
回路部2内の第1のスイッチ部65Aの働きにより、マ
グネト60の充電コイル60Aの短絡が解除される。従
って、スタータスイッチ24の閉成動作により、スター
タリレー20が作動してスタータモータ22が駆動し、
点火回路部2が機能してエンジンが始動する 一方、この場合、エンジン始動に際してパーキングブレ
ーキを掛け忘れた場合には、メインスイッチ14及びス
タータスイッチ24を閉成操作しても、導通制御機構1
6の働きにより、スタータスイッチ24への通電が阻止
されるのでスタータリレー20が作動せず、また点火回
路部2内の第1のスイッチ部65Aの働きによりマグネ
ト60の充電コイル60Aが短絡状態に保たれるので、
点火回路部2が機能せず、結局エンジン始動不可とな
る。
一方、暖機時等のチョーク未使用の場合のエンジン始動
時の動作を説明する。
この場合は、点火回路部2のマグネト60の充電コイル
60Aの短絡状態は、当該点火回路部2内の第2のスイ
ッチ部65Bの働きにより常に短絡解除の状態に保たれ
ている。
パーキングブレーキ又はブレーキを掛けた状態で前述し
たのと同様にメインスイッチ14を閉成操作し、スター
タスイッチ24を閉成操作する。これによって、スター
タモータ駆動制御部1内の蓄電池10の起電力は、導通
制御機構16の働きにより、スタータスイッチ24に通
電された状態となる。従ってスタータスイッチ24の閉
成操作により、スタータリレー20が作動してスタータ
モータ22が駆動し、点火回路部2が機能してエンジン
が始動する。
一方、この場合、エンジン始動に際して、パーキングブ
レーキ又はハンドブレーキ又はフットブレーキを掛け忘
れた場合には、メインスイッチ14及びスタータスイッ
チ24を閉成操作しても、導通制御機構16の働きによ
り、スタータスイッチ24への導通が阻止されるので、
スタータリレー20が作動せず、スタータモータ22が
駆動せず、従って点火回路部2が機能しないので、エン
ジン始動は不可となる。
以上のように本実施例は構成されているので、これによ
ればチョーク使用時におけるエンジン始動に際しては必
ずパーキングブレーキを掛けた状態でなければ始動せ
ず、またチョーク未使用時におけるエンジン始動に際し
ては必ずパーキングブレーキ又はハンドブレーキ又はフ
ットブレーキを掛けた状態でなければ始動せず、一方チ
ョーク未使用時におけるエンジン始動に際しては、フッ
トブレーキを掛けつつ始動させることが可能となり、こ
れがため、例えば走行中(暖機時)のエンジンストール
の発生時等にあっては、フットブレーキのみの使用でエ
ンジン始動を迅速になし得るという利点がある。
なお、本実施例において、点火回路部2内に短絡制御手
段65を装備し、パーキングブレーキ及びチョーク操作
により当該点火回路部2を短絡制御するように構成した
が、これは当該車両始動装置の安全性を高めるために付
加したものであり、当該短絡制御手段を装備しなくて
も、当該車両始動装置は同様に機能する。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成され作用するので、これによ
ると、エンジン始動に際しチョークを使用する場合は必
ずパーキングブレーキを掛けていなければエンジンが始
動しないのでパーキングブレーキを掛けることを義務付
けることができ、またチョークを使用しない場合におい
ても必ずパーキングブレーキ又はブレーキを掛けていな
ければエンジンが始動しないので、これらパーキングブ
レーキ又はブレーキを掛けることの義務付けにより、特
に、前記チョークを使用した場合のエンジン始動時にお
けるエンジン始動直後の急発進を有効に防止できる。ま
た、エンジン始動に際して必ずパーキングブレーキ又は
ブレーキの使用を義務付けることが出来るので、エンジ
ンの安全始動に対して極めて有効であり、一方、走行中
(暖機時)におけるエンジンストール発生等にあって
は、フットブレーキの使用によりエンジン始動を迅速に
なし得るという従来にない優れた車両始動装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動変速機付き車両の始動装置の
回路構成図である。 1……スタータモータ駆動制御部、14……電源スイッ
チ、16……導通制御機構、16A……第1のスイッチ
部、16D……第2のスイッチ部、16E……第3のス
イッチ部、17……第1の導通回路、20……スタータ
リレー、22……スタータモータ、24……スタータス
イッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタータモータへの通電を制御するスター
    タリレーと、該スタータリレーの動作を制御するスター
    タスイッチと、前記スタータリレー用としての電源スイ
    ッチとを有するスタータモータ駆動制御部を備えた車両
    始動装置において、 前記電源スイッチとスタータスイッチとの間に、前記ス
    タータリレー用の導通制御機構を設け、 この導通制御機構を、少なくとも、車両停止用ブレーキ
    の操作に連動して作動する第1のスイッチ部及び該第1
    のスイッチ部に並列接続され車両駐車用のパーキングブ
    レーキの操作に連動して作動する第2のスイッチ部から
    成る第1の導通回路と、この第1の導通回路内の前記第
    1のスイッチ部を、チョーク使用時には前記スタータス
    イッチから切り離すと共に,チョーク未使用時には前記
    第1及び第2の各スイッチ部のいづれをも前記スタータ
    スイッチに並列接続する第3のスイッチ部とにより構成
    したことを特徴とする車両始動装置。
JP13387885U 1985-08-31 1985-08-31 車両始動装置 Expired - Lifetime JPH0616982Y2 (ja)

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