JPH0615323B2 - 車両アンチロツクシステム - Google Patents
車両アンチロツクシステムInfo
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- JPH0615323B2 JPH0615323B2 JP60021323A JP2132385A JPH0615323B2 JP H0615323 B2 JPH0615323 B2 JP H0615323B2 JP 60021323 A JP60021323 A JP 60021323A JP 2132385 A JP2132385 A JP 2132385A JP H0615323 B2 JPH0615323 B2 JP H0615323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- pressure
- brake
- balance piston
- main path
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
- B60T11/28—Valves specially adapted therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/42—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition having expanding chambers for controlling pressure, i.e. closed systems
- B60T8/4275—Pump-back systems
- B60T8/4291—Pump-back systems having means to reduce or eliminate pedal kick-back
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車輪アンチロツクシステム、詳しくは車両制動
時において生ずることのある車輪速度の急降下すなわち
車輪ロツクを、ブレーキ油圧の減圧により解消させるよ
うにしたアンチロツクシステムに関するものである。
時において生ずることのある車輪速度の急降下すなわち
車輪ロツクを、ブレーキ油圧の減圧により解消させるよ
うにしたアンチロツクシステムに関するものである。
近時において、車両制動時の安全性向上のために、様々
な形式の車輪アンチロツクの技術が提案されており、こ
のようなものの代表的な例としては、例えばマスタシリ
ンダ(油圧発生装置)とブレーキ装置の間を接続するブ
レーキ油圧伝達径路(以下主径路とする)に、常時は開
路しかつアンチロツク制御時のブレーキ油圧の降下必要
時には閉路する常開型のシヤツトオフ弁を配置し、また
この主径路に対してバイパス接続された径路(以下バイ
パス路とする)を設けて、このバイパス路を常時は閉路
し、かつブレーキ油圧の降下必要時に開路する前記減圧
弁を設け、これを介してバイパス路に流入されるブレー
キ圧油を、例えば圧力を受けて室内容積を増すことによ
り油圧を低下させながら貯溜するリザーバ機構に貯溜さ
せ、更にこのリザーバ機構内の貯溜油をポンプを含む圧
油戻し機構により主径路に汲み上げる構成をなし、前記
シヤツトオフ弁(常開型)および減圧弁(常閉型)の開
閉切換の動作を、車両制動時の車輪ロツク検出をなす電
子制御回路にて行なわせるようにしたものが提案されて
いる。
な形式の車輪アンチロツクの技術が提案されており、こ
のようなものの代表的な例としては、例えばマスタシリ
ンダ(油圧発生装置)とブレーキ装置の間を接続するブ
レーキ油圧伝達径路(以下主径路とする)に、常時は開
路しかつアンチロツク制御時のブレーキ油圧の降下必要
時には閉路する常開型のシヤツトオフ弁を配置し、また
この主径路に対してバイパス接続された径路(以下バイ
パス路とする)を設けて、このバイパス路を常時は閉路
し、かつブレーキ油圧の降下必要時に開路する前記減圧
弁を設け、これを介してバイパス路に流入されるブレー
キ圧油を、例えば圧力を受けて室内容積を増すことによ
り油圧を低下させながら貯溜するリザーバ機構に貯溜さ
せ、更にこのリザーバ機構内の貯溜油をポンプを含む圧
油戻し機構により主径路に汲み上げる構成をなし、前記
シヤツトオフ弁(常開型)および減圧弁(常閉型)の開
閉切換の動作を、車両制動時の車輪ロツク検出をなす電
子制御回路にて行なわせるようにしたものが提案されて
いる。
このような車輪アンチロツク装置による車輪ブレーキ油
圧の制御状態について考えてみるとこれは、まずブレー
キ力が過大となり過ぎることを防ぐために初期的にシヤ
ツトオフ弁を閉じてブレーキ油圧のそれ以上の上昇を停
止させ、これによつてもまだ車輪速度の降下が解消しな
いときには、減圧弁を開いてブレーキ油圧をリザーバ機
構に逃がすことでブレーキ力を低下させ、また車輪速度
がブレーキ油圧の減圧で回復したときには、リザーバ機
構から圧油を汲み上げてブレーキ油圧を回復させるとい
う制御を行なうものである。
圧の制御状態について考えてみるとこれは、まずブレー
キ力が過大となり過ぎることを防ぐために初期的にシヤ
ツトオフ弁を閉じてブレーキ油圧のそれ以上の上昇を停
止させ、これによつてもまだ車輪速度の降下が解消しな
いときには、減圧弁を開いてブレーキ油圧をリザーバ機
構に逃がすことでブレーキ力を低下させ、また車輪速度
がブレーキ油圧の減圧で回復したときには、リザーバ機
構から圧油を汲み上げてブレーキ油圧を回復させるとい
う制御を行なうものである。
ところで、前記した例に代表されるようなアンチロツク
システムでは、ブレーキ油圧を伝達する主径路が、常開
型のシヤツトオフ弁により上流と下流の径路に区画され
ていて、アンチロツク制御時におけるブレーキ装置内の
圧油の汲み上げを、マスタシリンダ側に対して行なうも
のであるために、マスタシリンダ内の油圧変動が大きく
なり、このマスタシリンダに連動するブレーキペダルに
所謂キツクバツクと称される動きを与える問題がある。
システムでは、ブレーキ油圧を伝達する主径路が、常開
型のシヤツトオフ弁により上流と下流の径路に区画され
ていて、アンチロツク制御時におけるブレーキ装置内の
圧油の汲み上げを、マスタシリンダ側に対して行なうも
のであるために、マスタシリンダ内の油圧変動が大きく
なり、このマスタシリンダに連動するブレーキペダルに
所謂キツクバツクと称される動きを与える問題がある。
このようなキツクバツク現象を避けるため、例えば特開
昭55−19700号公報に示されるように、ブレーキ
油圧を汲み上げする入力径路の更に上流側に、下流方向
にのみ圧油の流れを許容する逆止弁を配置するものも提
案されているが、このような方式では、当然のことなが
らブレーキ装置(以下場合によりW/Cとする)側からマ
スタシリンダ(以下場合によりM/Cとする)側にブレー
キ解放時の油圧を戻す径路が別に必要となると共に、こ
の油圧戻し径路は、反対方向であるM/C→W/Cの圧油の流
れは確実に阻止し、かつブレーキ解放時の引き摺り防止
のためにブレーキ装置W/C内に残圧を残さないことが不
可欠となるため、システム全体の設計上、あるいは加工
精度上の困難さが大きい。
昭55−19700号公報に示されるように、ブレーキ
油圧を汲み上げする入力径路の更に上流側に、下流方向
にのみ圧油の流れを許容する逆止弁を配置するものも提
案されているが、このような方式では、当然のことなが
らブレーキ装置(以下場合によりW/Cとする)側からマ
スタシリンダ(以下場合によりM/Cとする)側にブレー
キ解放時の油圧を戻す径路が別に必要となると共に、こ
の油圧戻し径路は、反対方向であるM/C→W/Cの圧油の流
れは確実に阻止し、かつブレーキ解放時の引き摺り防止
のためにブレーキ装置W/C内に残圧を残さないことが不
可欠となるため、システム全体の設計上、あるいは加工
精度上の困難さが大きい。
これらのことから、本出願人は、キツクバツクの防止を
機械的かつ単純な構造のバルブで行なうことができるよ
うにしたゲート弁を含むアンチロツクシステムを開発、
提案している。このゲート弁は、要するに前記したアン
チロツクシステムにおけるバイパス路の上流側に、ゲー
ト弁上流(マスタシリンダ側)の油圧Piとシヤツトオフ
弁下流(ブレーキ装置側)の油圧P0を両端に受けてPi>
P0の時に移動するバランスピストンを設け、かつこのバ
ランスピストンの移動により機械的に主径路を閉路する
遮断弁を設けた構成のものであり、これによつてアンチ
スキツド制御時の油圧変動をゲート弁下流にのみ限定さ
せるようにした特徴を有している。
機械的かつ単純な構造のバルブで行なうことができるよ
うにしたゲート弁を含むアンチロツクシステムを開発、
提案している。このゲート弁は、要するに前記したアン
チロツクシステムにおけるバイパス路の上流側に、ゲー
ト弁上流(マスタシリンダ側)の油圧Piとシヤツトオフ
弁下流(ブレーキ装置側)の油圧P0を両端に受けてPi>
P0の時に移動するバランスピストンを設け、かつこのバ
ランスピストンの移動により機械的に主径路を閉路する
遮断弁を設けた構成のものであり、これによつてアンチ
スキツド制御時の油圧変動をゲート弁下流にのみ限定さ
せるようにした特徴を有している。
本発明はかかるアンチロツクシステムのゲート弁を更に
改良して、キツクバツク発生の虞れを一層確実に解消
し、また通常ブレーキ時特に急ブレーキ時においてのゲ
ート弁の誤作動発生を防止して、マスタシリンダからブ
レーキ装置への圧油のスムースな流れを保証したアンチ
ロツクシステムの提供を目的とする。
改良して、キツクバツク発生の虞れを一層確実に解消
し、また通常ブレーキ時特に急ブレーキ時においてのゲ
ート弁の誤作動発生を防止して、マスタシリンダからブ
レーキ装置への圧油のスムースな流れを保証したアンチ
ロツクシステムの提供を目的とする。
而してかかる目的を構成するためになされた本発明アン
チロツクシステムの要旨は、マスタシリンダからブレー
キ装置に至るブレーキ油圧伝達用の主径路に介設され
て、アンチロツク信号により電磁的に開閉される常開型
第1弁と、前記主径路の第1弁下流から第1弁上流に渡
つてバイパス接続され、下流ブレーキ油圧減圧のために
開く常閉型第2弁を介して圧油を第1弁上流側に戻す圧
油戻し機構と、このバイパス路接続部よりも上流側の主
径路に介設されたゲート弁とを備えた車両アンチロツク
システムにおいて、前記ゲート弁は、一端に第1弁上流
側に戻された圧油の油圧作用F1を受けると共に他端に第
1弁下流側の圧油の油圧作用F2を受けて、F1>F2時に移
動するバランスピストンと、このバランスピストンの軸
中間部に形成されて該バランスピストンの移動により前
記主径路を常開状態から閉状態を切換える遮断弁とを有
し、更にこのバランスピストンに対する油圧作用F1,F2
の作用面積および遮断弁のシール断面積を実質的に同一
としたことを特徴とするところにある。
チロツクシステムの要旨は、マスタシリンダからブレー
キ装置に至るブレーキ油圧伝達用の主径路に介設され
て、アンチロツク信号により電磁的に開閉される常開型
第1弁と、前記主径路の第1弁下流から第1弁上流に渡
つてバイパス接続され、下流ブレーキ油圧減圧のために
開く常閉型第2弁を介して圧油を第1弁上流側に戻す圧
油戻し機構と、このバイパス路接続部よりも上流側の主
径路に介設されたゲート弁とを備えた車両アンチロツク
システムにおいて、前記ゲート弁は、一端に第1弁上流
側に戻された圧油の油圧作用F1を受けると共に他端に第
1弁下流側の圧油の油圧作用F2を受けて、F1>F2時に移
動するバランスピストンと、このバランスピストンの軸
中間部に形成されて該バランスピストンの移動により前
記主径路を常開状態から閉状態を切換える遮断弁とを有
し、更にこのバランスピストンに対する油圧作用F1,F2
の作用面積および遮断弁のシール断面積を実質的に同一
としたことを特徴とするところにある。
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図において、1はマスタシリンダM/Cからブレーキ装置W
/C(いずれも図示せず)に至るブレーキ油圧の伝達径路
である主径路を示しており、途中にいずれも常開型のゲ
ート弁2および第1弁3(電磁弁)が介設されている。
/C(いずれも図示せず)に至るブレーキ油圧の伝達径路
である主径路を示しており、途中にいずれも常開型のゲ
ート弁2および第1弁3(電磁弁)が介設されている。
ゲート弁2の上流側(マスタシリンダ側)は入力系Aiを
なし、ゲート弁2の出力油室と第1弁3の間は中間油室
Bを形成し、また主径路の第1弁3の下流側(ブレーキ
装置側)は出力系A0をなしている。
なし、ゲート弁2の出力油室と第1弁3の間は中間油室
Bを形成し、また主径路の第1弁3の下流側(ブレーキ
装置側)は出力系A0をなしている。
また主径路1の出力系Aiと中間油室Bの間には、バイパ
ス路4が接続され、本例では、このバイパス路4の途中
に、主径路出力系A0に臨む常閉型第2弁5、小容量のリ
ザーバ6、電磁ポンプ7、アキユームレータ8、および
リターン弁9が順次に介設され、前記第2弁5の開路に
よつてリザーバ6に圧油が流入すると、この圧油をポン
プ7でアキユームレータ8に汲み上げし、リターン弁9
を経て中間油室Bに戻すように設けられている。
ス路4が接続され、本例では、このバイパス路4の途中
に、主径路出力系A0に臨む常閉型第2弁5、小容量のリ
ザーバ6、電磁ポンプ7、アキユームレータ8、および
リターン弁9が順次に介設され、前記第2弁5の開路に
よつてリザーバ6に圧油が流入すると、この圧油をポン
プ7でアキユームレータ8に汲み上げし、リターン弁9
を経て中間油室Bに戻すように設けられている。
なお以上の構成において、第1弁3および第2弁5は電
磁切換弁として設けられ、前者第1弁3は、図示しない
アンチロツク制御回路から出力される信号S1(すなわち
ブレーキ油圧の上昇停止あるいはブレーキ油圧保持を指
令する信号)により開→閉の切換え動作を生じ、後者第
2弁5は、ブレーキ油圧降下を指令する信号S2により閉
→開の切換え動作を生ずるものとして構成されている。
磁切換弁として設けられ、前者第1弁3は、図示しない
アンチロツク制御回路から出力される信号S1(すなわち
ブレーキ油圧の上昇停止あるいはブレーキ油圧保持を指
令する信号)により開→閉の切換え動作を生じ、後者第
2弁5は、ブレーキ油圧降下を指令する信号S2により閉
→開の切換え動作を生ずるものとして構成されている。
なお、リザーバ機構6、電磁ポンプ7は既知のものが利
用でき、例えば該電磁ポンプ7は第2弁5の閉→開切換
えに同期して汲み上げ作動するものであればよく、具体
的には偏芯カムを図示しないモータで回転させてプラン
ジヤの往復動により圧油を一方向に汲み上げするものな
どが使用される。
用でき、例えば該電磁ポンプ7は第2弁5の閉→開切換
えに同期して汲み上げ作動するものであればよく、具体
的には偏芯カムを図示しないモータで回転させてプラン
ジヤの往復動により圧油を一方向に汲み上げするものな
どが使用される。
ゲート弁2の構成は、両側に同軸同径の一対のシリンダ
10,11をもつ不図示のシリンダボデイに、両端がこ
れらシリンダ10,11に滑合されるバランスピストン
1を設け、このバランスピストン12の軸中間部に、シ
リンダボデイのバルブシート部13に離合可能の弁体部
14を形成させて遮断弁を構成させてなつており、この
遮断弁を介して入力系Aiと中間油室Bが連通遮断される
ようにしている。またバランスピストンの一端には出力
系A0の圧油の油圧力F2が作用し、他端にはアキユームレ
ータ8に汲み上げられた圧油の油圧力F1が作用するよう
に図示の如く配管されている。
10,11をもつ不図示のシリンダボデイに、両端がこ
れらシリンダ10,11に滑合されるバランスピストン
1を設け、このバランスピストン12の軸中間部に、シ
リンダボデイのバルブシート部13に離合可能の弁体部
14を形成させて遮断弁を構成させてなつており、この
遮断弁を介して入力系Aiと中間油室Bが連通遮断される
ようにしている。またバランスピストンの一端には出力
系A0の圧油の油圧力F2が作用し、他端にはアキユームレ
ータ8に汲み上げられた圧油の油圧力F1が作用するよう
に図示の如く配管されている。
そしてかかる構造のゲート弁2は更に、シリンダ10,
11の径と、バルブシート部13のシール断面積が実質
的に同一となるように形成されている。
11の径と、バルブシート部13のシール断面積が実質
的に同一となるように形成されている。
なお、15はバランスピストンを常開状態に安定保持さ
せるセツトスプリング、16は制動解除時の出力系A0の
圧油を入力系Ai側に確実に戻すためのリリーフ弁であ
る。
せるセツトスプリング、16は制動解除時の出力系A0の
圧油を入力系Ai側に確実に戻すためのリリーフ弁であ
る。
以上の構成により、行なわれるブレーキ油圧の上昇、下
降の制御は、通常はゲート弁2および第1弁3は常開
し、第2弁5が常閉しているため、マスタシリンダで発
生した油圧はブレーキ装置にそのまま伝えられ、またブ
レーキ解放時にはそのままマスタシリンダに戻ることに
なる。またアンチロツク制御時には、第1弁3の開→閉
および第2弁5の閉→開により、ブレーキ装置内の圧油
はバイパス路4からアキユームレータ8に汲み上げさ
れ、その後第2弁を開→閉に復帰させ、かつ第1弁3を
適当に開、閉させることで、バランスピストン12のシ
リンダ11側の端部にアキュームレータ8からの高い油
圧が作用し、かつシリンダ10側にブレーキ装置側の低
い油圧が作用してゲート弁2を閉じ状態に維持させたま
まで、上記第1弁3の開閉の繰り返しでブレーキ油圧を
徐々に再上昇させ、あるいは保持を行なうことができ
る。
降の制御は、通常はゲート弁2および第1弁3は常開
し、第2弁5が常閉しているため、マスタシリンダで発
生した油圧はブレーキ装置にそのまま伝えられ、またブ
レーキ解放時にはそのままマスタシリンダに戻ることに
なる。またアンチロツク制御時には、第1弁3の開→閉
および第2弁5の閉→開により、ブレーキ装置内の圧油
はバイパス路4からアキユームレータ8に汲み上げさ
れ、その後第2弁を開→閉に復帰させ、かつ第1弁3を
適当に開、閉させることで、バランスピストン12のシ
リンダ11側の端部にアキュームレータ8からの高い油
圧が作用し、かつシリンダ10側にブレーキ装置側の低
い油圧が作用してゲート弁2を閉じ状態に維持させたま
まで、上記第1弁3の開閉の繰り返しでブレーキ油圧を
徐々に再上昇させ、あるいは保持を行なうことができ
る。
そして本例における特徴は、以上の通常時およびアンチ
ロック制御時のブレーキ油圧の制御に対して、ゲート弁
2が好適に機能できる点にある。すなわちゲート弁2
は、通常時は、セットスプリング15のバネ力でバラン
スピストン15が図示する静止位置(初期位置)に確実
に保持されることで主径路を常に開路状態に維持して、
圧油の伝達、戻りを円滑に行なわしめることができる。
ロック制御時のブレーキ油圧の制御に対して、ゲート弁
2が好適に機能できる点にある。すなわちゲート弁2
は、通常時は、セットスプリング15のバネ力でバラン
スピストン15が図示する静止位置(初期位置)に確実
に保持されることで主径路を常に開路状態に維持して、
圧油の伝達、戻りを円滑に行なわしめることができる。
他方、アンチロック制御時には、第1弁3が閉じ、かつ
第2弁5が開くことで出力系A0の油圧が急降下すると
共にポンプ7からアキュームレータ8に汲上げられた油
圧によりバランスピストン12には図の左方への油圧力
が作用して該バランスピストン12が左方に移動すると
いうゲート弁2の機械的な作動により入力系Aiと中間
油室Bが圧力的に隔離される。このことでブレーキ油圧
の下降、上昇等の圧力変化の影響がマスタシリンダには
伝わらないようになる。
第2弁5が開くことで出力系A0の油圧が急降下すると
共にポンプ7からアキュームレータ8に汲上げられた油
圧によりバランスピストン12には図の左方への油圧力
が作用して該バランスピストン12が左方に移動すると
いうゲート弁2の機械的な作動により入力系Aiと中間
油室Bが圧力的に隔離される。このことでブレーキ油圧
の下降、上昇等の圧力変化の影響がマスタシリンダには
伝わらないようになる。
そして、バランスピストン12のシリンダ10,11に
滑合する部分夫々の断面積と、バルブシート13のシー
ル断面積とが実質的に同一であり、かつバランスピスト
ン12の移動は、上述の通り、ブレーキ装置側の出力系
A0の油圧降下およびこれに伴って生ずるアキュームレ
ータ8への圧油汲上げが行なわれたときにのみ行なわれ
るため、基本的に遮断弁が誤動作して閉じる可能性はな
いという優れた作用が得られる。
滑合する部分夫々の断面積と、バルブシート13のシー
ル断面積とが実質的に同一であり、かつバランスピスト
ン12の移動は、上述の通り、ブレーキ装置側の出力系
A0の油圧降下およびこれに伴って生ずるアキュームレ
ータ8への圧油汲上げが行なわれたときにのみ行なわれ
るため、基本的に遮断弁が誤動作して閉じる可能性はな
いという優れた作用が得られる。
更にまた、通常時の急ブレーキ等のブレーキ圧油の速い
流れがあっても、バランスピストンはセットスプリング
15で初期位置に確実に保持され、またこの圧油の流れ
がバランスピストンに移動力を作用するものでもないか
ら、圧油供給の制限がゲート弁2において生ずることが
ないという効果も得られる。
流れがあっても、バランスピストンはセットスプリング
15で初期位置に確実に保持され、またこの圧油の流れ
がバランスピストンに移動力を作用するものでもないか
ら、圧油供給の制限がゲート弁2において生ずることが
ないという効果も得られる。
本発明よりなる車両アンチロツクシステムにおいては、
アンチロツク制御時のブレーキ油圧の変動をブレーキペ
ダルに伝える問題が全く解消され、しかもゲート弁の確
実な行動、アンチロツク制御時以外でのゲート弁の誤作
動の確実な防止が達成され、その有用性は大なるもので
ある。
アンチロツク制御時のブレーキ油圧の変動をブレーキペ
ダルに伝える問題が全く解消され、しかもゲート弁の確
実な行動、アンチロツク制御時以外でのゲート弁の誤作
動の確実な防止が達成され、その有用性は大なるもので
ある。
図面は本発明システムの概要構成の一例を示す図であ
る。 1……主径路、2……ゲート弁 3……第1弁、4……バイパス路 5……第2弁、6……リザーバ 7……ポンプ、8……アキュームレータ 9……リターンバルブ、10,11……シリンダ 12……バランスピストン、13……バルブシート 14……弁体部、15……セツトスプリング 16……リリーフ弁。
る。 1……主径路、2……ゲート弁 3……第1弁、4……バイパス路 5……第2弁、6……リザーバ 7……ポンプ、8……アキュームレータ 9……リターンバルブ、10,11……シリンダ 12……バランスピストン、13……バルブシート 14……弁体部、15……セツトスプリング 16……リリーフ弁。
Claims (1)
- 【請求項1】マスタシリンダからブレーキ装置に至るブ
レーキ油圧伝達用の主径路に介設されて、アンチロック
信号により電磁的に開閉される常開型第1弁と、前記主
径路の第1弁下流から第1弁上流に渡つてバイパス接続
され、下流ブレーキ油圧減圧のために開く常閉型第2弁
を介して圧油を第1弁上流側に戻す圧油戻し機構と、こ
のバイパス路接続部よりも上流側の主径路に介設された
ゲート弁とを備えた車両アンチロックシステムにおい
て、前記ゲート弁は、一端に第一弁上流側に戻された圧
油の油圧作用F1を受けると共に他端に第1弁下流側の圧
油の油圧作用F2を受けて、F1>F2時に移動するバランス
ピストンと、このバランスピストンの軸中間部に形成さ
れて該バランスピストンの移動により前記主径路を常開
状態から閉状態を切換える遮断弁とを有し、更にこのバ
ランスピストンに対する油圧作用F1,F2の作用面積およ
び遮断弁のシール断面積を実質的に同一としたことを特
徴とする車両アンチロックシステム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60021323A JPH0615323B2 (ja) | 1985-02-06 | 1985-02-06 | 車両アンチロツクシステム |
GB08602418A GB2172946B (en) | 1985-02-06 | 1986-01-31 | Anti-lock brake system for vehicle |
DE19863603533 DE3603533A1 (de) | 1985-02-06 | 1986-02-05 | Antiblockiersystem fuer fahrzeuge |
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