JPH06143271A - ガラス不織布基材プリプレグの製造方法 - Google Patents

ガラス不織布基材プリプレグの製造方法

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Publication number
JPH06143271A
JPH06143271A JP30093992A JP30093992A JPH06143271A JP H06143271 A JPH06143271 A JP H06143271A JP 30093992 A JP30093992 A JP 30093992A JP 30093992 A JP30093992 A JP 30093992A JP H06143271 A JPH06143271 A JP H06143271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varnish
glass
glass non
woven fabric
woven cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP30093992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Eriguchi
秀紀 江里口
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】進行方向に対し逆回転するスクイズロール間を
不織布を通してワニス付着量を制御する方法において、
不織布の切断を防止する。 【構成】ガラス不織布基材2にワニスを含浸させ、スク
イズロール1の間隙を付着ワニスには触れ、ガラス不織
布基材には触れないよう調整し、基材進行方向とは逆に
回転するスクイズロール1の間を通す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】プリント配線板を製造するのに用
いる積層板用ガラス不織布基材プリプレグの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス不織布基材は、ガラス布に比べ引
っ張り強度に弱い。そのため基材に含浸したワニス量を
調整しようとする場合には、ワニスを含浸した後、スク
イズロールをガラス不織布基材の進行方向に同調する回
転(以下正転という)をさせガラス不織布基材に張力が
かからないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクイズロールを正転
させると、ガラス不織布基材がロール間(最も狭いとこ
ろ)を通過した後ロールに基材面からワニスが付着し、
基材のワニス付着量が均一にならない。このようなプリ
プレグを使用して積層板を成形すると、板厚、かすれ、
そり等の不良が発生しやすい。
【0004】図2に示すようにガラス不織布基材にワニ
スを含浸した後、スクイズロールを正転させ付着ワニス
5の量を制御する場合は、スクイズロール1の表面にガ
ラス不織布基材2の表面のワニスが付着する。スクイズ
ロール1の表面に付着するワニス3の量が一定せず、そ
のため、ガラス不織布基材2のワニスを均一に制御する
ことは難しい。図1に示すように、スクイズロール1を
ガラス不織布基材2の進行方向に逆に回転(以下逆転と
いう)させると、スクイズロール1を通過した後のワニ
スがロールに付着することがないので、ワニス付着量を
均一にすることができる。しかしスクイズロール1を逆
転させるとガラス不織布基材2にかかる張力が大きくな
りガラス不織布基材2が切れることがある。
【0005】本発明は、スクイズロールを逆転させても
不織布基材が切断しない方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス不織布
基材2にワニスを過剰に含浸した後、付着したワニス5
に触れガラス不織布基材2には触れないように間隙を調
整し、ガラス不織布基材2の進行方向とは逆に回転し表
面に付着したワニスをこそぎ落すドクターナイフ4を備
えたスクイズロール1の間にワニスの付着したガラス不
織布基材を通した後加熱して樹脂を半硬化させることを
特徴とするガラス不織布基材プリプレグの製造方法であ
る。
【0007】スクイズロールの間隙は、あらかじめ基材
の厚みに合せて調整しておいてもよく、樹脂含浸前に厚
みを計測し、その値により自動的に調節するようにして
もよい。また、スクイズロールを逆転させる際の周速
は、10m/分以下が好ましい。直接基材にロールが触
れてなくても高速で回転させると基材が切れてしまう。
【0008】
【作用】不織布基材に含浸付着した樹脂だけにスクイズ
ロール1が接触するようにして、直接不織布基材2にス
クイズロール1が接触しないようにする。このようにす
ると、不織布基材2にかかる張力が小さくなり、切れな
くなる。
【0009】
【実施例】
実施例 ガラス不織布基材(50g/m2)にエポキシ樹脂ワニ
スを含浸した。スクイズロール1の間隙を調整し、周速
0.5m/分で逆転させガラス不織布基材2を6m/分
で移動させ、直径300mmのスクイズロール1の間を
通過させた。樹脂付着量90重量%(ワニスの固形分換
算値)のガラス不織布基材2を乾燥工程でBステージま
で半硬化させた。半硬化させたプリプレグを3枚重ね合
わせ、その両側にガラス布基材プリプレグを1枚ずつ重
ね合わせ、更にその外側に18μmの電解銅箔を重ね合
わせて加熱加圧し銅張積層板を得た。
【0010】比較例 ガラス不織布基材(50g/m2)にエポキシ樹脂ワニ
スを含浸した。スクイズロール1の間隙を調整し、周速
6m/分で正転させガラス不織布基材2を6m/分で異
動させ、直径300mmのスクイズロール1の間を通過
させた。樹脂付着量90重量%(ワニスの固形分換算
値)のガラス不織布基材2を乾燥工程でBステージまで
半硬化させた。半硬化させたプリプレグを3枚重ね合わ
せ、その両側にガラス布基材プリプレグを1枚ずつ重ね
合わせ、更にその外側に18μmの電解銅箔を重ね合わ
せて加熱加圧し銅張積層板を得た。
【0011】実施例及び比較例から得た銅張積層板より
板厚偏差、かすれ不良発生率、反り特性を比較し表1に
示す。銅張積層板にする前のガラス不織布基材プリプレ
グの樹脂付着量ばらつきを表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】ガラス不織布基材をスクイズロールを逆
転させながら樹脂付着量を調整していくため、正転させ
た場合に比べ樹脂付着量ばらつきが少なく、積層板とし
たときには、板圧偏差、かすれ不良発生率、そりに優れ
たものができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関する断面図である。
【図2】従来技術の一実施例に関する断面図である。
【符号の説明】
1 スクイズロール 2 ガラス不織布基材 3 剥ぎ取られるワニス 4 ドクターナイフ 5 付着ワニス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス不織布基材にワニスを過剰に含浸
    した後、付着したワニスに触れ基材には触れないように
    間隙を調整しガラス不織布基材の進行方向とは逆に回転
    する(ドクターナイフ付)スクイズロールの間に、ワニ
    スの付着したガラス不織布基材を通した後加熱して樹脂
    を半硬化させることを特徴とするガラス不織布基材プリ
    プレグの製造方法。
JP30093992A 1992-11-11 1992-11-11 ガラス不織布基材プリプレグの製造方法 Pending JPH06143271A (ja)

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JPH06143271A true JPH06143271A (ja) 1994-05-24

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269954A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd 積層板の製造方法
JP2010215800A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Sumitomo Chemical Co Ltd プリプレグの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269954A (ja) * 2000-03-27 2001-10-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd 積層板の製造方法
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