JPH06125467A - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像処理方法及びその装置

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JPH06125467A
JPH06125467A JP4275935A JP27593592A JPH06125467A JP H06125467 A JPH06125467 A JP H06125467A JP 4275935 A JP4275935 A JP 4275935A JP 27593592 A JP27593592 A JP 27593592A JP H06125467 A JPH06125467 A JP H06125467A
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JP
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Withdrawn
Application number
JP4275935A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Tanabe
雅俊 田辺
Hirohiko Kishimoto
浩彦 岸本
Akihiro Sonobe
明広 園部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像をパターン画像に変換するため
のパターンを登録し、簡単な操作でもってカラー画像を
所望とするパターン画像に変換することを可能にする画
像処理方法及びその装置を提供する。 【構成】 CCD101でもってパターンを読み取
り、そのパターンに対応する出力色を決定しておく。そ
して、実際に原稿画像を読み取った場合、登録しておい
た色が存在する領域を、対応するパターンの領域として
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法及びその装
置、詳しくは入力画像に所定の処理を施す画像処理方法
及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばデジタル複写機では、原稿
をハロゲンランプ等の光源で照射し、その原稿からの反
射光CCD(電化結合素子)等の固体映像素子を用いて
光電変化した後、デジタル信号に変換し、所定の補正処
理などを行った後、その信号に基づいてレーザービーム
プリンタ、液晶プリンタ、サーマルプリンタ、インクジ
ェットプリンタ等の記録装置を用いて記録画像を形成し
ている。
【0003】また、このようなデジタル複写機におい
て、複写する原稿のカラー化等に伴い、様々なアウトプ
ットが求められるようになってきた。例えば、原稿上の
色に対応した部分を、予め設定された特定パターンに変
換し、記録画像を形成している装置がある(特公昭63
−59303号)。この際、色相に対応したパターンを
予め設定された特定パターン以外のパターンを出力した
い場合には、オペレーターが各色相に対応するパターン
を操作スイッチや、デジタイザー等のポインティングデ
バイスを使用して作成する方法が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、パターン画像を作成する場合に、その
パターンを構成するドッドを文字通り画素単位に設定し
なければならず、操作も煩わしく、時間もかかるといっ
た問題があった。
【0005】
【課題を解決するため手段】本発明はかかる問題点に鑑
み成されたものであり、カラー画像をパターン画像に変
換するためのパターンを登録し、簡単な操作でもってカ
ラー画像を所望とするパターン画像に変換することを可
能ならしめる画像処理方法及びその装置を提供しようと
するものである。
【0006】この課題を解決する本発明の画像処理方法
は以下に示す行程を備える。すなわち、原稿画像を読み
取り所定の処理を施して出力する画像処理方法におい
て、読み取られたパターン画像を対応する色情報と共に
所定の記憶媒体に登録する行程と、読み取った画像中に
前記登録手段で登録されたパターンに対応する色の領域
が存在する場合、当該領域を対応するパターン画像とし
て出力する行程とを備える。
【0007】また、本発明の画像処理装置は以下に示す
構成を備える。
【0008】原稿画像を読み取り所定の処理を施して出
力する画像処理装置において、読み取られたパターン画
像を対応する色情報と共に所定の記憶媒体に登録する登
録手段と、読み取った画像中に前記登録手段で登録され
たパターンに対応する色の領域が存在する場合、当該領
域を対応するパターン画像として出力する出力手段とを
備える。
【0009】また、他の発明は、パターンからなる画像
を入力した場合に、そのパターンに対応するカラー画像
を出力することを可能ならしめる画像処理装置を提供す
ることにある。
【0010】原稿画像を読み取り所定の処理を施して出
力する画像処理装置において、予めパターンと当該パタ
ーンの組を複数個記憶しておく記憶手段と、読み取られ
た画像中に前記記憶手段に記憶されたパターンの領域が
存在する場合、当該領域を対応する色の領域として出力
する出力手段とを備える。
【0011】
【作用】かかる本発明の構成において、読み取った画像
中に予め記憶しておいたパターンの領域が存在する場
合、その領域を対応する色の画像として出力する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1に実施例における画像処理装置の主要
部分のブロック構成を示す。
【0014】実施例においては、原稿載置面(プラテン
ガラス)に置かれた原稿面を、不図示の露光ランプで照
射すると共に、CCDドライバ133にの制御の下で、
その反射光を1ライン分のイメージを取り込むカラーC
CDイメージセンサ(以下、単にCCDという)101
により読み取る。尚、露光ランプ及びCCD101は不
図示のモータによって、走査運動する。
【0015】このCCDにより読み取られた1ライン分
のイメージデータは、その1つ1つの画素データを色分
解する。分解された各色成分信号は増幅回路102で所
定レベルに増幅される。
【0016】ここで、実施例におけるCCD101の概
略構成を図2に示し、以下に説明する。
【0017】実施例で使用されるカラーCCDイメージ
センサ(CCD101)は、主走査方向を5分割して読
み取るべく、63.5μmを1画素として、、400d
pi(dot/inch)、1024画素、即ち、図に
示す様に1画素を主走査方向にG,B,Rで3分割して
いるので、合計3027(=1024×3)個の有効画
素を有する。一方、各チップ58a〜62aは同一セラ
ミック基板上に形成され、1,3,5番目のチップ58
a,60a,62aは同一ラインLA上に、2,4番目
のチップ59a,61aはLAと4ライン分、即ち、2
54μm(=63.5μm×4)だけ離れたラインLB
上に配置され、原稿読取時は、矢印AL方向に走査運動
する。
【0018】図3は図2に示すCCD101の駆動パル
スにタイミングの一例を示すタイミングチャートであ
る。
【0019】5つのCCDのうち1,3,5番目は、駆
動パルス群ODRV118aにより、2,4番目はED
RV119aにより、それぞれ独立に、且つ、同期して
駆動される。ODRV118aに含まれるO01A,O
02A,ORSと、EDRV119aに含まれるE01
A,E02A,ERSは、それぞれ、各センサ内での電
化転送クロックと電化リセットパルスであり、1,3,
5番目と2,4番目の相互干渉やノイズ制限のため、お
たがいにジッタにならない様に全く同期して生成され
る。このため、これらのパルスは1つの図示しない基準
発振源OSCにより生成される。
【0020】図4は図1におけるCCDドライバ133
の構成を示し、図5は図4に示される各信号のタイミン
グの一例を示すタイミングチャートである。
【0021】単一のOSC558aより発生される原ク
ロックCLK0を分周したクロックK0135aは、O
DEVとEDRVの発生タイミングを決める基準信号S
YNC2,SYNC3を生成するクロックであり、SY
NC2,SYNC3はCPUバスに接続された信号線2
2により設定されるプリセッタブルカウンタ64a,6
5aの設定値に応じて出力タイミングが決定され、SY
NC2,SYNC3は分周器66a,67aおよび駆動
パルス生成部68a,69aを初期化する。即ち、入力
されるHSYNC118を基準とし、全て1つの発振源
OSC558aより出力されるCLK0および全て同期
して発生している分周クロックにより生成されているの
で、ODRV118aとEDRV119aのそれぞれの
パルス群は全てジッタのない同期した信号として得ら
れ、センサ間の干渉による信号の乱れを防止できる。
【0022】ここで、おたがいに同期して得られたセン
サ駆動パルスODRV118aは、1,3,5番目のセ
ンサ58a,60a,62aに供給され、EDRV11
9aは2,4番目のセンサ59a,61aに供給され
る。各センサ58a,59a,60a,61a,62か
らは、この駆動パルスに同期してビデオ信号V1〜V5
が独立に出力される。
【0023】図1に戻って、こうして得られたビデオ信
号V1〜V5は各チャンネル毎に独立の増幅回路501
−1〜501−5で所定の電圧値に増幅され、同軸ケー
ブル103を通して図3に示すOOS129aのタイミ
ングでV1,V3,V5が送出され、EOS134aの
タイミングでV2,V4の信号が創出され、ビデオがぞ
処理回路に入力される。
【0024】ビデオ画像処理回路501−1〜501−
5から出力されたカラー画像信号(原稿を主走査方向に
5分割して読み取って得られたカラー画像信号)は、サ
ンプルホールド回路(S/H)104により、G(グリ
ーン),B(ブルー),R(レッド)の3色に分離され
る。従つて、サンプルホールドされた後は、15(=3
×5)系統の信号が処理される。
【0025】S/H回路104により各色R,G,B毎
にサンプルホールドされたアナログカラー画像信号は、
A/D変換回路105により各1〜5チャンネル毎にデ
ジタル化され、各1〜5チャンネル独立に並列で、ズレ
補正回路106に出力される。
【0026】さて、本実施例では、前述した様に(図2
参照)、4ライン分、即ち、245μm(=63.5μ
m×4)の間隔を副走査方向に持ち、且つ主走査方向に
5領域に分割した5つの千鳥状センサで原稿読取を行っ
ているため、先行走査しているチャンネル2,4と後か
ら追従する1,3,5では読み取る位置がズレている。
そこで、これを正しくつなぐために、複数のライン分の
メモリを備えたズレ補正回路106によって、そのズレ
補正を行っている。このズレ補正回路106によって補
正された信号は次の黒補正/白補正回路107に供給さ
れる。
【0027】図6は黒補正/白補正回路107の黒補正
回路の構成を示す。
【0028】チャンネル1〜5の黒レベル出力は、第7
図に示す様に、カラーCCDイメージセンサに入力され
る光量が微小の時、チップ間、画素間のバラツキが大き
い。これをそのまま出力し画像を出力すると、画像のデ
ータ部にスジやムラが生じる。そこで、この黒部の出力
バラツキを補正する必要があり、図6に示すような回路
で補正を行う。
【0029】原稿読取動作に先立ち、原稿走査ユニット
を、原稿台先端部の非画像領域に配置された均一濃度を
有する黒色板の位置に移動し、露光ランプを点灯し、黒
レベル画像信号を黒補正回路に入力する。ブルー信号B
INに関しては、この画像データの1ライン分を黒レベル
RAM78aに格納すべく、セレクタ82aで入力端子
Aを選択し(制御信号dの論理レベルにより決定され
る)、ゲート80aを閉じ(制御信号aの論理レベルに
よる決定される)、ゲート81aを開く。すなわち、デ
ータ線は151a→152a→153aと接続され、一
方、RAM78aのアドレス入力155aにはHSYN
Cで初期化され、VCLKをカウントするアドレスカウ
ンタ84aの出力154aが入力されるべく、セレクタ
83aに対する制御信号cの論理レベルを制御する。こ
うして、1ライン分の黒レベル信号がRAM78aの中
に格納される(以上、黒基準値取り込みモードと呼
ぶ)。
【0030】上記処理が他の色成分G,Rに対しても行
われ、それぞれ基準となる黒に対応するデータをそれぞ
れが保持することになる。
【0031】また、原稿載置台には基準となる白色板が
あって、かかる箇所から読み取られた画像に対しても各
色成分の1ライン分のデータが記憶保持されることにな
る。
【0032】さて、画像読み込み時には、黒補正/白補
正回路107に記憶された基準黒/白に対応する各色成
分データを記憶しているRAMは読み出しモードにな
る。例えば、上記黒補正回路におけるRAM78a内の
データは、データ線153a→157aの経路で減算器
79aのB入力へ毎ライン、1画素毎に読み出され入力
される。すなわち、この時、ゲート81aは閉じ(制御
信号bの論理レベルにより決定される)、80aは開く
(制御信号aにより決定される)。又、セレクタ86a
の選択対象は出力端子Aとなる。減算器79aは、その
入力端子Aに供給されたデータから入力端子Bのデータ
を減じ、その減算結果を出力する。
【0033】従って、ここでは原稿読み取りで得られた
B成分から、予め基準黒を読み取ったB成分(RAM7
8aに記憶されている)を減じることになる。かかる処
理は1ラインの各画素単位に行われるから、結局のとこ
ろ1ライン分のB成分の補正が行われることになる。こ
の補正されたB成分信号はBoutとして出力される。
【0034】同様に、グリーンGin,レッドRinも
77aG,77aRにより制御が行われる。
【0035】また、説明が前後するが、上記各ゲートや
セレクタの制御信号a〜eはCPU117のI/Oとし
て割り当てられたラッチ85aから供給されるものであ
って、CPU117が制御するものである。なお、セレ
クタ82a,83a,86aをB選択することにより、
CPU207によりRAM78a等を直接アクセス可能
となる。
【0036】以上の処理の結果、例えばCCD101の
基準となる黒画像を読み取った場合の特性が図7に示す
ような場合であっても、各ブロック中の各読み取り素子
の特性を実質的に“0”に補正して出力することが可能
になる。
【0037】次に実施例の黒補正/白補正回路107の
白補正回路の構成を図8に示す。
【0038】白レベル補正(シェーディング補正)は、
原稿走査ユニットを均一な白色板の位置を移動して照射
した時の白色データに基づき、照明計、光学系やセンサ
の感度ベラツキの補正を行う。
【0039】白補正回路の基本的な回路構成は第6図に
示す回路と同一であるが、黒補正では減算器79aにて
補正を行っていたのに対し、白補正では乗算器79’a
を用いている点が異なるのみであるので同一部分の説明
は省略する。
【0040】白補正時に、原稿を読み取るためのCCD
101が均一白色板の読取位置(ホームポジション)に
ある時、すなわち、複写動作又は読取動作に先立ち、図
示しない露光ランプを点灯され、均一白レベルの画像デ
ータを1ライン分の補正RAM78’aに格納する。例
えば、主走査方向A4長手方向の幅を有するとすれば、
16pel/mmで4752(=16×297mm)画
素、すなわち、少なくともRAMの容量は4752バイ
トであり、図9に示すように、i画素目の白色板データ
Wi(i=1〜4752)とすると、RAM78’aに
は図10に示す様に、各画素毎に白色板に対するデータ
が格納される。
【0041】一方、Wiに対し、i番目の画素の通常画
像の読取値Diに対する補正後のデータD0=Di×F
FH /Wiとなるべきである。そこで、CPU117よ
り、ラッチ85’のa’,b’,c’,d’に対し、ゲ
ート80’a,81’aを開き、更に、セレクタ82’
a,83’a,86’aによりBが選択されるよう出力
し、RAM78’aをCPUがアクセス可能とする。次
に、図11に示す手順で、CPU117は先頭画素Wo
に対しFFH /Wo,Wiに対しFF/W1 ,・・・を
順次演算してデータの置換を行う。
【0042】以上のようにしてB成分の処理が済んだ
ら、G成分(StepG)、R成分(StepR)に対
する処理を、以後、入力される原画像データにDiに対
してDo(=Di×FFH /Wi)が出力される様にゲ
ート80’aを開(制御信号a’の論理レベルにより決
定される)、81’aを閉(制御信号b’の論理レベル
により決定される)とし、セレクタ83’a,86’a
は入力端子Aが選択され、RAM78’aから読み出さ
れた係数データFFH /Wiは、信号線153a→15
7aを通り、一方から入力された原画像データ151a
との乗算が取られ出力される。
【0043】以上の処理の結果、例えばCCD101の
基準となる白画像を読み取った場合の特性が図9に示す
ような場合であっても、各ブロック中の各読み取り素子
の上限をFFh(hは16進数)に補正することが可能
になる。
【0044】以上のごとく、画像入力系の黒レベル感
度、CCDの暗電流バラツキ、各センサ間感度バラツ
キ、光学系光量バラツキや白レベル感度等の種々の要因
に基づく、黒レベル、白レベルの補正を行い、主走査方
向にわたって、白,黒とも各色毎に均一に補正された画
像データBout121,Gout122,Rout1
23が得られる。白補正、黒補正されたR(Red),
G(Green),B(Blue)の各8bitの画像
データは次に、図1における輝度信号生成回路108、
および色検出回路109に入力される。
【0045】まず、輝度信号生成回路108について説
明する。
【0046】輝度信号生成回路108では、CCD10
1で読み取られ、色分解された画像イメージから、色分
解されない全波長領域にわたるイメージ、すなわち、白
黒のイメージを生成する。これは、本実施例の出力手段
が単色の出力手段しか有しないためである。この輝度信
号生成回路108では、次式の演算が行われている。
【0047】Dataout =(R+G+B)/3 すなわち、入力されるR,G,Bデータに対し、その平
均値を算出している。本実施例では、加算器および乗算
器を用いた。算出された輝度信号は後述するセレクタ1
16に出力される。
【0048】次に色検出回路109の構造を図12に示
し、以下に説明する。
【0049】この色検出回路109に入力されるデータ
は輝度信号生成回路108へ入力されるデータと同じで
ある。本実施例では、色検出方法として、色相信号を用
いた。これは同一色でも、その彩さおよび明るさが異な
る場合においても正確な判定を行うためである。
【0050】まず、始めに、色検出方法の概略似ついて
説明する。
【0051】入力されるR,G,Bデータは、各々8ビ
ットづつあり、計224色の情報を有している。このた
め、このような莫大な情報をそのまま用いることは、そ
の回路規模からも高価なものとなってしまう。本実施例
では、前述した色相を用いている。これは、正確には、
通常表される色相とは異なるが、ここでは色相という。
色空間はマンセルの立体等で知られている様に、彩度、
明度、色相で表されることが知られている。R,G,B
データを平面、すなわち、2次元のデータに、まず、変
換する必要がある。R,G,Bの共通部、すなわち、
R,G,Bの最小値min(R,G,B)は無彩色成分
であることからmin(R,G,B)を各R,G,Bデ
ータより減算し、残った情報を有彩色成分として用いる
ことにより、3次元の入力色空間と2次元の色空間に変
換した。変換された平面は図13に示す様に、0o 〜3
60o までを6つに分け、入力されるR,G,Bの大き
さの順番、つまり、R>G>B,R>B>G,G>B>
R,G>R>B,B>G>R,B>R>Gの情報と、入
力されるR,G,Bの内の最大値、中間値により、LU
T(ルックアップテーブル)等を用いて色相値を求めて
いる。
【0052】次に、色検出部109の動作を説明する。
【0053】入力されるR,G,Bデータは、まず、そ
の大小判別を行う。max・mid・min検出回路2
01に入力される。これは各入力データをコンパレータ
を用いて比較し、比較結果に応じてmax値、mid
値、min値を出力する。又、コンパレータの出力値を
順位信号として出力している。出力されたmax,mi
d,min値は前述した様に、max値、mid値、m
in値から無彩色成分を減ずるため、減算器202,2
03によりmax値及びmid値より最小値であるmi
n値を減算し、色相検出回路204に順位信号と共に入
力される。色相検出回路204はRAMあるいはROM
等の記憶素子で構成されるルックアップテーブルであ
り、本実施例では、ROMを用いた。このROMには、
予め、図13に示すような平面の角度に対応する値が記
憶されており、入力される順位信号(max−min)
値、(mid−min)値により、色相値が出力され
る。出力された色相値は次にウインドコンパレータ20
5,206に入力される。これらコンパレータ205,
206には、図示しないデータ入力手段により本来パタ
ーン化したい色データを入力し、その色に合った色相デ
ータ値をCPU117によって所望のオフセットを持た
せた。コンパレータ205では、設定された値をa 1
すると、入力される色相データに対し、色相データ<a
1で「1」が出力され、コンパレータ206では、設定
された値をa2とすると、色相データ>a2で「1」が出
力される様に構成されている。
【0054】よって、後段のANDゲート208によ
り、 a1 < 色相データ < a2 のとき、色相検出回路109から「1」が出力される。
なお、ウインドコンパレータを複数組用いた場合は、検
出色も複数色になることは言うまでもない。
【0055】次に、色検出回路109に判定された結果
出力される判定信号は、ANDゲート110およびセレ
クタ116に入力される。ANDゲート110は、後述
するパターン発生回路111から発生されるパターン信
号に対し、ゲート処理を行っている。セレクタ116に
ついては後述する。
【0056】次に、パターン発生回路111およびアド
レス制御回路112について図14を参照して説明す
る。
【0057】パターン発生回路111はパターン用ドッ
トデータが記憶されたRAM705を構えている。RA
M705には、図15に示す様に上位、下位アドレスに
対応するアドレスに対応する位置に、「1」,「0」の
データが書き込まれている。このデータにより形成され
るパターンを第図16に示す。
【0058】図14に示す様に、画素クロックVCLK
および走査基準信号HSYNCに同期した主走査カウン
タ701、副走査カウンタ703でRAM705のアド
レス信号を生成している。基準信号であるITOP,H
SYNC,VCLKは第17図に示すようなタイミング
信号である。ITOP信号は画先を示す信号であり、ス
キャンが画像を読み取る間、ローレベルとなる。主走査
カウンタ701はHSYNC信号に同期し、信号VCL
Kをカウントする。又、副走査カウンタ703は、IT
OP信号に同期してHSYNCをカウントすることによ
り、パターン用RAM705のアドレスを生成してい
る。色検出回路109による判定結果により、ANDゲ
ート110でゲート処理が行われたパターン信号は、次
に、乗算器113でmin(R,G,B)のビデオ信号
との乗算が行われる。min(R,G,B)の信号は、
色検出回路109で生成される信号であり、入力される
R,G,Bの色分解されたビデオ信号のなかの最小値
(最も暗い)を示す信号である。これは輝度信号生成回
路108で生成される信号が色によってその信号レベル
が異なり、例えば、イエローの色に対しては、その信号
レベルが白に近づき、原稿の画像データが欠落してしま
うためである。
【0059】次にパターン画像の読取方法について説明
する。
【0060】図1において、画像メモリ114は、読み
込んだ画像の輝度信号を記憶するためのもので、この画
像メモリ114のアドレスを制御するのがアドレス制御
回路119である。
【0061】原稿台にあるパターン原稿は前述した様に
露光ランプ901により照射され、反射光はカラーCC
Dイメージセンサ101により画像毎に読み取られ、信
号処理回路を経由した後に、画像メモリ114に記憶さ
れる。この際、アドレス制御回路は、輝度信号に準じて
画像のデータに同期したアドレスを発生し、画像メモリ
のアドレスをコントロールする。画像メモリ114に記
憶された画像データはCPU117で読み出され、表示
駆動回路115を経由して、表示部116に表示され
る。図18は、表示部116に表示されたパターンの表
示例と、そのパターン画像を編集するためのパターン入
力装置である。例えば、読み取られたパターンは表示キ
ー809の操作により、図示の符号807の様に表示さ
れる。803の矢印キーを用いて、必要なパターン画像
のエリアX0 ,X1 ,Y0 ,Y1 の位置を設定し、エン
ターキー801を押すことによりエリアを確定する。次
に、変倍キー804により倍率の設定を行う。この際に
設定された倍率はエリア806に表示される。次に色選
択キー805により、表示されたパターンに変換される
色相の選択を行う。この際、選択された色相は、エリア
810に表示され、エンターキー802と操作すること
により、所望のパターン画像の登録が終了する。登録画
終了したら、キー809をもう1度操作するいことで、
表示は消去され初期状態に戻る。
【0062】さて、こうして各色に対するパターンの登
録が終了すれば、原稿上の変換色に対応する色相の部分
は、登録されたパターン画像に変換されて出力され、所
望の画像を得ることができる。
【0063】また、画像パターンの読み取り、編集、登
録は、本実施例の画像形成装置の読み取り装置と、操作
部、表示部(図示せず)を兼用してもよいし、或いは画
像形成装置とは別の読み取り装置、編集、表示装置を用
いて行ってもよい。
【0064】<第2の実施例の説明>上記第1の実施例
では、予めパターンを用意し、それを読み取り、その後
で色にそのパターンを対応づけるものであった。
【0065】本第2の実施例では、これとは逆に単色
(モノクロ)の原稿を読み取ってそれをカラーで出力す
る例を説明する。
【0066】具体的には、装置内部にはパターンとその
パターンに対応する出力色情報を記憶しておき、読み取
った原稿画像中にあるパターンと一致する部分を対応す
る色で出力しようとするものである。尚、本第2の実施
例では、原稿読み取り装置に適応させた例を説明する。
【0067】図19に第2の実施例の原稿読み取り装置
の断面構成を示す。
【0068】図示において、1は原稿、2は原稿1を照
らすハロゲンランプ、3は原稿1からの反射光を結像す
るセルフォックレンズアレイで、4はレンズ3によって
結像した映像を電気信号に変換するCCDである。5は
本装置全体の制御を司る制御部6に映像電気信号を転送
するためのフレキシブルなケーブルである。7は原稿を
載置するためのプラテンガラスである。尚、図示してい
ないが、読み取った画像を処理し、その結果を外部に出
力するためのインターフェースが備えられている。ま
た、説明を簡単にするため、本第2の実施例では、3つ
のパターンを認識、そのいずれかのパターンであること
を認識した場合、そのパターン部分を赤、黄色、青に対
応する映像として出力する例を説明する。
【0069】図20に第2の実施例の原稿読み取り装置
のブロック構成図を示す。図示において、符号11〜1
5は上記制御部6に含まれるものである。以下、図示に
沿って信号の流れを説明する。
【0070】原稿1上の画像はCCD4によってモノト
ーン画像として読み込まれる。CCD4から出力された
アナログ信号はA/D変換機11に入力され、ここでデ
ジタルデータ(例えば1画素8ビット)に変換される。
デジタルデータに変換された画像データは、LOG変換
器12によってY,M,Cの記録色成分(各8ビット)
のデータに変換される。ここで“Y”はイエローを示
し、“M”はマゼンタ、“C”はシアンを示す。
【0071】そして、その変換された画像信号は、パタ
ーン認識部13及びパターン比較器14に渡される。パ
ターン認識部13及び比較器14では、入力した例えば
5×5mm2の画像を切り出し、その切り出したパターン
と予め記憶された3つのパターンそれぞれと比較する。
これらのパターンは例えば図21に示す通りである。
【0072】そして、合致した場合にはその5×5mmに
対応する部分の出力信号として、赤、黄色、青いずれか
の信号を出力し、合致しない場合には入力された映像信
号をそのまま出力する。
【0073】図21を詳しく説明すると、入力映像が水
平線からなるパターンである場合、当該領域をY=FF
h、M=FFh、C=00h(hは16進数)を出力す
る。ここで“Y”はイエローを示し、“M”はマゼン
タ、“C”はシアンを示す。
【0074】図22は上記処理を処理内容を示すフロー
チャートである。かかるフローチャートにおいて、読み
取った画像中の特定領域のドットパターンが予め記憶さ
れているパターンと合致するかどうかを判断し、合致し
たらその領域の出力信号として対応する色信号を出力す
る。また、合致しない場合には、入力された画像信号を
そのまま出力する。
【0075】尚、ここではパターン比較する領域のサイ
ズとして5×5mmとしたが、これに限定されるものでは
なく、例えば1×1mmなどの領域でも全く構わない。た
だし、領域が大きくなればなるほど処理に必要なメモリ
が増えるが、パターン認識率は高くなる。逆に、その領
域が小さければ、メモリ量は小さくて済むが、誤認識す
る率が高くなる。
【0076】また、第2の実施例において比較されるパ
ターンは3つ(横縞、斜め縞、縦縞)であったが、これ
以外であったも良いのは勿論である。
【0077】また、第2の実施例では、出力信号として
Y,M,C信号として出力する例を説明したが、これに
よって直接カラープリンタに出力することが可能になる
が、パーソナルコンピュータ等に出力する場合にはLO
G変換器を除いて直接R,G,Bデータを出力するよう
にしても構わない。
【0078】以上説明したように本第1の実施例によれ
ば、カラー画像をパターン画像に変換する場合、予め対
応するパターンを読み取って登録しておくので、簡単な
操作でもってカラー画像を所望とするパターン画像に変
換することが可能になる。
【0079】また、第2の実施例によれば、パターンか
らなる画像を入力した場合に、そのパターンに対応する
カラー画像を出力することが可能になる。
【0080】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、カラ
ー画像をパターン画像に変換する場合、予め対応するパ
ターンを読み取って登録しておきさえすれば、簡単な操
作でもってカラー画像を所望とするパターン画像に変換
することが可能になる。
【0081】また、他の発明によれば、パターンからな
る画像を入力した場合に、そのパターンに対応するカラ
ー画像を出力することが可能になる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の主要構成を示すブロック構成図で
ある。
【図2】第1の実施例におけるカラーCCDイメージセ
ンサの構成を示す図である。
【図3】第1の実施例におけるCCD駆動パルスのタイ
ミングチャートを示す図である。
【図4】第1の実施例におけるCCDドライバの構成を
示すブロック図である。
【図5】図4に示す各部のタイミングの一例を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】第1の実施例における実施例における黒補正/
白補正回路の黒補正回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】黒画像を読み取った場合のCCDの特性の一例
を示す図である。
【図8】第1の実施例における黒補正/白補正回路の白
補正回路の構成を示すブロック図である。
【図9】白画像を読み取った場合のCCDの特性の一例
を示す図である。
【図10】第1の実施例における白板に対するデータの
一例を示す図である。
【図11】白補正回路による白補正の手順を示すフロー
チャートである。
【図12】第1の実施例における色検出回路の構成を示
すブロック図である。
【図13】第1の実施例における色認識を説明するため
の色相面を示す図である。
【図14】第1の実施例におけるパターン発生回路およ
びアドレス制御部回路を示す図である。
【図15】図14におけるパターン用RAMのアドレス
とデータを示す図である。
【図16】第1の実施例におけるパターンの一例を示す
図である。
【図17】第1の実施例における基準制御信号のタイミ
ングを示す図である。
【図18】第1の実施例のパターン入力装置と表示装置
の或る状態を示す図である。
【図19】第2の実施例における画像読み取り装置の断
面構成図である。
【図20】第2の実施例における装置のブロック構成図
である。
【図21】第2の実施例における画像のパターンと出力
色の関係を示す図である。
【図22】第2の実施例におけるパターンからカラー画
像変換の処理の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】 101 カラーCCDイメージセンサ 104 サンプルホールド回路 105 A/D変換回路 106 ズレ補正回路 107 黒補正/白補正回路 108 輝度信号生成回路 109 色検出回路 111 パターン発生回路 112 アドレス制御回路 114 画像メモリ 115 表示駆動回路 117 CPU 118 入力パターンメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取り所定の処理を施して
    出力する画像処理方法において、 読み取られたパターン画像を対応する色情報と共に所定
    の記憶媒体に登録する行程と、 読み取った画像中に前記登録手段で登録されたパターン
    に対応する色の領域が存在する場合、当該領域を対応す
    るパターン画像として出力する行程とを備えることを特
    徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読み取り所定の処理を施して
    出力する画像処理装置において、 読み取られたパターン画像を対応する色情報と共に所定
    の記憶媒体に登録する登録手段と、 読み取った画像中に前記登録手段で登録されたパターン
    に対応する色の領域が存在する場合、当該領域を対応す
    るパターン画像として出力する出力手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を読み取り所定の処理を施して
    出力する画像処理装置において、 予めパターンと当該パターンの組を複数個記憶しておく
    記憶手段と、 読み取られた画像中に前記記憶手段に記憶されたパター
    ンの領域が存在する場合、当該領域を対応する色の領域
    として出力する出力手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
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