JP3423709B2 - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP3423709B2
JP3423709B2 JP2002131926A JP2002131926A JP3423709B2 JP 3423709 B2 JP3423709 B2 JP 3423709B2 JP 2002131926 A JP2002131926 A JP 2002131926A JP 2002131926 A JP2002131926 A JP 2002131926A JP 3423709 B2 JP3423709 B2 JP 3423709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法及び装
置に関し、例えばカラー原稿を読取り、色に応じてその
色の違いを白黒出力で表現する画像処理方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、色の違いをパターンの違いにより
表現する方式は、例えば特公昭63−59303号公報
に記載されている。特公昭63−59303号公報で
は、オリジナル原稿の色を判別し、複数のパターンを記
憶しているメモリから、その判別された色に対応するパ
ターンを選択し、そのパターンを単一色で出力してい
る。これにより、オリジナルの原稿画像に含まれる有彩
色部分を対応するパターンで再生し、それ以外の部分は
輝度情報を出力することを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、AE(自動露光)をかける場合にも通常の場合
と同様に、原稿全面の輝度分布をサンプリングすると、
原稿の輝度情報が出力されない領域(有彩色部分)まで
もサンプリングすることになり、AEが正確に行われな
いという欠点がある。
【0004】また、原稿が地色を有している場合、この
地色部分はパターン化されないことが望ましいが、従来
技術では原稿の地色部分が有彩色であると判断されると
パターンに置き換えられて印刷されるという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、原稿の地色部分がパターン化されるのを防止した画
像処理方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は以下の様な構成を備える。即
ち、カラー画像を入力する入力手段と、前記入力手段か
ら入力したカラー画像に対して色に応じた所定の画像変
換を行う変換手段と、前記入力手段から入力したカラー
画像中の下地色を検出する検出手段と、前記検出手段に
より検出された下地色に対しては前記所定の画像変換を
行わないように前記変換手段を制御する制御手段と、を
有することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するために本発明の画像処
理方法は以下の様な工程を備える。即ち、カラー画像を
入力し、入力したカラー画像中の下地色を検出し、入力
したカラー画像中の前記下地色以外の色に対しては色に
対応した所定の画像変換を行って出力し、入力したカラ
ー画像中の前記下地色の色に対しては前記所定の画像変
換を行なわずに出力することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0009】図1は、本実施の形態の画像処理装置が用
いられる複写機の断面図である。
【0010】この複写機は、下部にプリンタ部22、上
部に画像読取り部3を備え、プリンタ部22において、
1は感光ドラムで、表面に電子写真用感光層を有してお
り、矢印X方向に回転駆動される。この感光ドラム1の
周囲には、一次帯電器4、クリーニング部5、帯電器6
及び現像器7がそれぞれ配置されている。
【0011】また、画像読取り部3はプラテンガラス8
上の原稿画像を読取っており、この画像読取り部3は、
プラテンガラス8、原稿照射用ランプ9、走査ミラー1
0,11、結像レンズ12、3色分離ブレーズド回折格
子13、CCD14等から構成されている。また、原稿
照射用のハロゲンランプ9は、走査ミラー10,11と
一体となって走査移動するように構成されており、予め
設定された一定の速度で副走査方向に原稿を走査する。
【0012】走査された原稿よりの反射光は、レンズ1
2を通過後、3色分解ブレーズド回折格子13、CCD
14により色分解されて電気信号に変換され、この原稿
読取り信号に種々の画像処理がなされる。その後、レー
ザスキャナユニット15から画像信号により変調された
レーザ光を発光させ、このレーザ光が固定ミラー16,
17により感光ドラム1に照射され、画像の露光が行わ
れる。また、18,19はコピー用紙を積載するコピー
カセット、20は帯電器6により画像が転写されたコピ
ー用紙を定着器21まで搬送するための搬送ベルトであ
る。
【0013】CCD14は、それぞれR,G,Bの各色
に対応する3ラインからなる固体撮像素子列(ラインセ
ンサ)を有し、これらR,G,Bの3色原色に対応する
各ラインセンサの間隔は、画角に対応して決定される。
こうして原稿面は、結像光学系であるレンズ12との間
に配したミラー(図示せず)等によりライン走査される
とともに、レンズ12を介して3色色分解用ブレーズド
回折格子13によりカラー画像読取りにおける3色の光
束に分離された後、CCD14の各色に対応するライン
センサ上に結像される。
【0014】ここで、3色分解用1次元ブレーズド回折
格子13について図2を用いて概略を説明する。3色分
解用1次元ブレーズド回折格子13は、色分解方向に階
段状格子が周期的に繰り返される構造であり、例えば周
期ピッチP=60μm、格子厚d1=d2=3100μ
m、媒質屈折率=1.5とした場合、図示の如く入射光
は透過回折されて3方向に分離される。
【0015】図3は本実施の形態のデジタル複写機の画
像処理部の全体構成を示すブロック図である。
【0016】同図において、100はCCDイメージセ
ンサ14の出力信号を増幅するための増幅回路で、CC
Dイメージセンサ14の出力信号を所定の出力まで増幅
している。101は増幅された画像信号をデジタル信号
に変換するA/D変換器、102はデジタル画像信号に
対して後述する黒レベルの補正と白レベル補正(シェー
ディング補正)を施す黒補正/白補正回路である。これ
ら増幅回路100、A/D変換器101及び黒補正/白
補正回路102は入力画像処理部1000に含まれてい
る。103は輝度信号生成部で、黒補正及び白補正後の
デジタル画像信号(ROUT,GOUT,BOUT)から輝度信
号を生成する。104は自動露光を行う際に輝度情報を
サンプリングするAEデータサンプリング部で、ここに
格納された輝度情報をCPU110がサンプリングして
原稿上の輝度分布を測定する。105はパターン合成回
路で、AEデータサンプリング部104でサンプリング
された輝度信号と、パターン発生回路108から出力さ
れる何色かを示すパターン信号116とを合成する。1
06はLOG変換部で、パターン合成回路105より出
力される信号を濃度信号に変換してプリンタ部22に出
力している。107は色判別回路で、黒補正/白補正後
のデジタルカラー画像信号の各画素の色を判別して、そ
の判別信号117をパターン発生回路108に出力して
いる。パターン発生回路108は、色判別回路107よ
りの判別信号117を入力し、各色に対応して定められ
ているパターン信号116とHIT信号115を出力し
ている。110は本装置全体を制御するCPU、111
はCPU110を動作させるプログラムや各種データを
格納したROM、112はCPU110による制御処理
時、ワークエリアとして使用されるRAMを示してい
る。
【0017】次に、以上の構成を備える複写機における
複写動作を説明する。尚、この複写機は、モノクロの複
写機でカラー原稿画像を読取って、原稿の色に対応した
パターンを印刷することにより、モノクロの印刷画像で
あっても原稿画像の色を判別できるようにしたものであ
る。
【0018】図4は本実施の形態に係る複写機における
複写動作を示すフローチャートである。
【0019】画像読取部3は、R(レッド),G(グリ
ーン),B(ブルー)3ラインからなるCCDセンサ1
4を原稿に対して走査することによりカラー原稿を読取
り、読み取ったカラー画像信号をアナログ電気信号に変
換して出力する(ステップS1)。このアナログ画像信
号は、増幅器100で増幅された後、サンプル・ホール
ドされてダークレベルの補正、ダイナミックレンジが調
整され、A/D変換器101によりR,G,Bの各信号
に対してA/D変換が行われる。こうしてデジタル信号
に変換された画像信号は、黒補正/白補正回路102で
CCDセンサ14の受光感度に応じてシェーディング補
正される(ステップS2)。
【0020】こうして補正されたデジタル画像信号(R
OUT,GOUT,BOUT)は輝度信号生成部103に入力さ
れて輝度信号に変換される(ステップS3)。この輝度
信号への変換方式は、図5に示した様に、(ROUT+G
OUT+BOUT)×1/3の演算が行われて輝度信号が生成
される。なお、図5において、301は入力した
OU T,GOUT,BOUT色信号を加算する加算器を示し、
302は加算器301よりの加算結果を3で除算して、
3つの色信号の平均値を求める除算器を示している。こ
うして生成された輝度情報は、AEデータサンプリング
部104を介してパターン合成部105に送られる。詳
細は後述するが、一般的な複写動作を行う場合には、輝
度情報はAEデータサンプリング部104、パターン合
成回路105を介し、LOG変換部106で輝度信号か
らプリンタ部22の出力濃度に対応した濃度信号に変換
され、プリンタ部22で画像が出力されることになる。
【0021】一方、黒補正/白補正部102で補正され
たROUT,GOUT,BOUT信号は、色判別回路107に送
られる。この色判別回路107では、原稿画像の各画素
の色領域及び色の種類を判定し、その判定結果である判
別信号117がパターン発生回路108に送られる(ス
テップS4)。パターン発生回路108はRAM,RO
M等のメモリで構成されており、判別信号117の色の
種類に応じたパターン信号116と共に、色パターン化
を行う領域であることを示すHIT信号115を出力す
る。このHIT信号115は、AEデータサンプリング
部104に送られる(ステップS5)。これによりAE
データサンプリング部104は、輝度情報をサンプリン
グする際に、HIT信号115が出力される領域以外、
つまり色パターン化を行う領域外の輝度情報をサンプリ
ングする。こうして本来、輝度情報をサンプリングする
必要のない領域、即ちパターンが出力されて輝度情報が
出力されない領域は、AEの際にサンプリングしない様
に構成されている(ステップS6)。
【0022】また、パターン発生回路108より出力さ
れたHIT信号115及びパターン信号116はパター
ン合成回路105に入力され、ここで輝度情報とパター
ン信号116とが合成され、原稿の有彩色部分がパター
ンに変更される(ステップS7)。即ち、HIT信号1
15が出力された画像領域(対応するパターンが存在す
る色領域)はパターン信号116が出力され、HIT信
号115が出力されない領域(対応するパターンが存在
しない色領域)は輝度情報が出力されるように合成され
た画像信号は、先に説明した様にLOG変換部106に
より輝度から濃度に変換され、プリンタ部22へ送られ
る(ステップS8)。
【0023】次に、図3に示す本実施の形態の画像処理
の各部の構成を順次説明する。
【0024】[黒補正/白補正回路]図6は本実施の形
態の黒補正/白補正回路102の黒補正回路の構成を示
す図である。
【0025】A/D変換されたCCDイメージセンサ1
4からのデジタルカラー画像信号は、CCDイメージセ
ンサ14に入力される光量が微少のときは、画素間のバ
ラツキが大きくなる。これをそのまま画像として出力す
ると画像のデータ部にスジやムラが生じため、この黒部
の出力のバラツキを補正する必要がある。そこで図6に
示すような回路で補正する。
【0026】原稿の読取り動作に先立ち、画像読取り部
3の原稿走査ユニットを原稿台8の先端部の非画像領域
に配置された均一濃度を有する黒色板まで移動し、ラン
プ9を点灯して、黒レベルの画像信号を黒補正回路に入
力する。いまブルー信号BINに関する回路77aBにつ
いて説明すると、この画像データの1ライン分を黒レベ
ルRAM78aに格納すべく、セレクタ82aのA入力
を選択してゲート80aを閉じ、ゲート81aを開く。
即ち、データ線は151a→152a→153aと接続
される。一方、RAM78aのアドレス入力155aに
はHSYNCで初期化され、VCLKを計数するアドレ
スカウンタ84aの出力154aが入力されるべくセレ
クタ83aに対する信号623が出力され、1ライン分
の黒レベル信号がRAM78aの中に格納される。(以
上、黒基準値取り込みモードとよぶ)。
【0027】こうして実際の画像読み込みの時には、R
AM78aはデータ読出しモードとなり、データ線15
3a→157aの経路で減算器79aのB入力へ毎ライ
ン、1画素ごとに、RAM78aの黒基準値が読出され
て入力される。即ち、この時、ゲート81aは閉じ、ゲ
ート80aは開いている。また、セレクタ86aはA出
力となる。従って、黒補正回路よりの出力156aは、
黒レベルデータDK(i)に対し、例えばブルー信号の
場合、BIN(i)−DK(i)=BOUT(i)として得
られる(黒補正モードとよぶ)。同様に、グリーン
IN,レッドRINも77aG,77aRにより制御され
る。
【0028】また、本制御のために各セレクタゲートの
制御線621〜625は、CPU110(図3)のI/
Oとして割当てられたラッチ85aによりCPU110
の制御の下で行われる。尚、セレクタ82a,83aの
B入力と、セレクタ86aのB出力を選択することによ
り、CPU110によりRAM78aがアクセスできる
ようになる。
【0029】図7は本実施の形態の黒補正/白補正回路
102の白補正回路の構成を示すブロック図である。
【0030】色補正時に、原稿を読み取るためのCCD
14が均一白色板の読取位置(ホームポジション)にあ
る時、即ち、複写動作または読取動作に先立ち、露光ラ
ンプ9を点灯させ、均一白レベルの画素データを例え
ば、1ライン分の補正RAM178aに格納すべく、セ
レクタ182aでAを選択し、ゲート180aを閉じて
ゲート181aを開く。こうしてデータ線が1151a
→1152a→1153aと接続される。一方、RAM
178aのアドレス入力1155aには、反転されたH
SYNCで初期化され、VCLKをカウントするアドレ
スカウンタ184aの出力1154aが入力されるべく
セレクタ183aのA入力が出力され、1ライン分の白
レベル信号(白基準値)がRAM178aに格納され
る。ここで、RAM178aの容量は、例えば、主走査
方向がA4判の長手方向の長さを有するとすれば、16
pel/mmで4752(=16×297mm)画素(W0〜W
4751)、即ち、少なくとも4752バイトが必要であ
る。
【0031】次に、読み取った画像の色領域をパターン
に置換えるパターン置換モード以外(以下通常モード)
では、Wiに対するi番目の画素の読取値Diに対し、
画像データが8ビットであるため、シェーディング補正
係数P0=FFH(Hは16進数を表す)を用いて、補正
後のデータDOは、DO=Di×FFH/Wiとなるべきで
ある。
【0032】一方、パターン置換モードのときは、シェ
ーディング補正係数をP1とし、W iに対応するi番目の
画像の読取値Diに対する補正後のデータDO’は、
O’=x0≦x≦FFH=FFHx>FFHx=Di×P
/Wix≧0但し、P1>FFHのようになればよい。
尚、この補正係数P1については、後述するAEデータ
サンプリング部104の説明部分で説明するように、原
稿画像を前もってスキャンして読取ることにより求めら
れる。また、データサンプリングの動作及びサンプリン
グデータのヒストグラムについては、図17〜図19を
参照して後述するように、画像の地肌レベルが“D0
H”であるので、上述の補正係数P1はP1=(FFH/D
0H)×FFH=138Hまた、例えば地肌レベルをB0H
とすると、P1=(FFH/B0H)×FFHとなり、その
補正テーブルは図19ので示す様になり、入力レベル
“B0H”で出力レベルが“FFH”となる。つまり、地
肌が飛ぶこととなる。
【0033】そこで、CPU110よりラッチ185a
よりの信号701〜705を、ゲート180a,181
aを開き、更に、セレクタ182a,183aのB入力
と、セレクタ186aのB出力を選択するようにセット
し、RAM178aをCPU110によりアクセス可能
とする。次に、CPU110は、RAM178aのデー
タの先頭画素W0に対しFFH/W0,P1/W0,Wiに対
しFFH/Wi,P1/Wi…を順次演算し、通常モードの
ための補正値はRAM178aへ、パターン置換モード
のための補正値はRAM187aへ格納する。そのため
には、通常モードのためのデータを格納するときは、セ
レクタ183のB入力を選択して、ゲート181aを開
き、ゲート189a,180a,188aを閉じて、R
AM178aへ補正値を書込む。一方、パターン置換モ
ードのためのデータを格納するためには、ゲート181
a,180a,188aを閉じ、ゲート189aを開い
て、RAM187aへ補正値を書込むようにすればよ
い。こうして色成分画像のブルー成分に対する処理が終
了すると、同様にしてグリーン成分、レッド成分の回路
177aG,177aRの対応するRAMに書込みを行
う。
【0034】次に、通常モード(パターン置換を行わな
い)の場合を説明すると、ゲート180aを開き、ゲー
ト188a,181a,189aを閉じ、RAM178
aから、データFFH/Wiを読み出す。これにより11
53a→1157aを通って乗算器179aに入力さ
れ、乗算器179aの他方の入力端子に入力された原画
像データ1151aとの乗算がとられて出力される。
【0035】これに対しパターン置換モードのときは、
ゲート180a,181a,189aを閉じ、ゲート1
88aを開くことでRAM187aからデータP1/Wi
を読み出し、1158a→1157aを通り、乗算器1
79aに入力され、一方の入力端子から入力された原画
像1151aとの乗算がとられ出力される。ここで、乗
算器179aは演算結果が、もしFFHを越えるなら出
力はFFHになるように設計されているものとする。ま
た、これら各ゲートの切り換え制御は、その原稿に対す
る処理がパターン置換を行うかどうか予め分かっている
ことにより、CPU110によって原稿の読取りに先だ
って行うことができる。
【0036】[AEデータサンプリング部104の説
明]次に、AEデータサンプリング部104について説
明する。
【0037】図8は本実施の形態のAEデータサンプリ
ング部104の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、601はカウンタ、602,604はセレクタ、
603はRAM、605はフリップフロップ、606は
バッファをそれぞれ示している。カウンタ601は輝度
情報をRAM603に格納する際のアドレスを発生す
る。セレクタ602は、セレクト信号610が“1”の
ときにカウンタ601のアドレスを選択してRAM60
3に出力し、セレクタ604で選択された輝度情報をR
AM603に格納する。この時、MSBにHIT信号を
セットした輝度信号が選択される。こうして、RAM6
03に輝度情報が格納、言い換えればサンプリングされ
る。また、RAM603のデータのMSBには、輝度信
号とその遅延関係を調整したHIT信号が格納されるた
め、RAM603のMSBのデータをチェックすること
により、そのデータが色判定された領域の輝度情報であ
るか否かを判定できることになる。
【0038】次に、RAM603のデータをCPU11
0が読取る際には、セレクト信号610を“0”とし、
RAM603にCPU110のアドレスバスを入力し、
CPU110がリードする際には、バッファ606のゲ
ートが開かれ、RAM603のデータが読取られる。ま
た、輝度情報をそのままパターン合成回路105に出力
するときには、セレクト信号610を“1”として、セ
レクタ604から輝度信号を出力し、フリップフロップ
605を介してパターン合成回路105へ輝度信号を出
力する。フリップフロップ605のクロックはVCK
(ビデオ転送クロック)であり、カウンタ601のクロ
ックも同じVCKである。
【0039】つまり、AEデータサンプリング部104
で一旦RAM603に格納した輝度信号をCPU110
で読取ることになるが、その読取ったデータのMSBが
“1”であるデータは色判定領域内であるため、そのデ
ータを廃棄し、色判定領域外の輝度信号だけでAEデー
タを作る。
【0040】次に色判別回路107について説明する。
本実施の形態では、色判別法として、色相信号を用い
た。これは同一色でも、その彩さ、および明るさが異な
る場合においても正確な判定を行うためである。まず初
めに、この色判別回路107における色検出方法の概略
について説明する。
【0041】図9は色相変換の色平面を説明する図であ
る。
【0042】入力されるR,G,Bデータは各々8ビッ
トずつであり、計224の色の情報を有している。そのた
め、このような莫大な情報をそのまま用いる事は、その
回路規模からも高価なものとなつてしまう。
【0043】本実施の形態では、前述した色相を用いて
おり、これは正確には、通常表わされる色相とは異なる
が、ここでは色相と呼ぶことにする。色空間はマンセル
の立体等で知られているように、彩度,明度,色相で表
わされることが知られている。R,G,Bデータを平
面、即ち、2次元のデータにまず変換する必要がある。
R,G,Bの共通部、即ち、R,G,Bの最小値min
(R,G,B)は無彩色成分であることからmin(R,
G,B)を各R,G,Bデータより減算し、残った情報
を有彩色成分として用いることにより、3次元の入力色
空間を2次元の色空間に変換した。変換された平面は図
9に示すように、0°〜360°までを6つに分け、入
力されるR,G,Bの大きさの順番、つまりR>G>
B,R>B>G,G>B>R,G>R>B,B>G>
R,B>R>Gの情報と、入力されるR,G,Bの内の
最大値、中間値により、LUT(ルックアップテーブ
ル)等を用いて色相値を求めている。
【0044】次に、色判別回路107の構成について説
明する。
【0045】図10は本実施の形態による色判別回路1
07の構成を示すブロック図である。
【0046】同図において、401はmax・mid・min検
出回路、402,403は減算器、404は色相検出回
路、415,416は色判定回路、405,406はウ
インドコンパレータ、410はANDゲート、407は
CPUをそれぞれ示している。尚、色判定回路415及
び416は同様の構成を有している。
【0047】次に、色判別回路107の動作について説
明する。
【0048】入力されるROUT,GOUT,BOUTデータ
は、まず、その大小判別を行うmax・mid・min検出回路
401に入力される。これは各入力データをコンパレー
タを用いて比較し、比較結果に応じてmax(最大)値,m
id(中央)値,min(最小)値を出力する。また、各コ
ンパレータの出力値を順位信号420として出力してい
る。こうして出力されたmax,mid,min値は前述したよ
うに、max値,mid値から無彩色成分を減ずるため、減算
器402,403によりmax値およびmid値より最小値で
あるmin値を減算し、色相検出回路404に順位信号4
20とともに入力される。色相検出回路404はRAM
あるいはROM等のランダムアクセスの可能な記憶素子
であり、本実施の形態ではROMを用いてルックアップ
テーブルを構成している。ROMには、予め図9に示す
ような平面の角度に対応する値が記憶されており、入力
される順位信号(max−min)値、(mid−min)値によ
り、色相値が出力される。出力された色相値は次にウイ
ンドコンパレータ405,406に入力される。これら
ウインドコンパレータ405,406にセットされる値
は、図示しないデータ入力手段により、本来パターン化
したい色データの色相値が入力されると、その色相値に
色相データ値がCPU407によつてオフセット値とし
てセットされる値である。いまコンパレータ405に設
定された値をa1とすると、色相検出回路404より入
力される色相データに対し、(色相データ)<a1の時
にコンパレータ405より“1”が出力され、コンパレ
ータ406に設定された値をa2(a1>a2)とする
と、(色相データ)>a2の時にコンパレータ406よ
り“1”が出力される。これにより、後段のANDゲー
ト410はa1>(色相データ)>a2のときに“1”を
出力し、これを色判定回路415の出力とする。
【0049】また、色判定回路415と同様の動作によ
り、色判定回路416で判定されたものとは異なる色が
色判定回路416で判定される。本実施の形態では判定
する色の種類を2種類として構成しているが、本発明は
種類を2種類に限定するものではなく、3種類以上であ
っても良い。
【0050】[パターン発生回路]次に、パターン発生
回路108について説明する。
【0051】図11は本実施の形態のパターン発生回路
の108の構成を示すブロック図であり、図12は原稿
画像の色と出力されるパターンとの対応関係を示す図で
ある。
【0052】図11において、801は副走査カウン
タ、802は主走査カウンタ、803はパターン用RO
Mをそれぞれ示している。このパターン用ROM803
には、例えば図12に示すような各色に対応するドット
パターンが予め書き込まれている。図12において、各
図形のパターンは16×16ドットのパターンデータで
ある。パターン用ROM803は、色判定信号117に
対応するパターンを、主走査カウンタ802及び副走査
カウンタ801よりの信号に従って繰り返し出力するこ
とによりパターンを発生させている。主走査カウンタ8
02は、水平同期信号HSYNCにより初期値がロード
され、ビデオクロックCLKをカウントして主走査方向
のアドレスを発生しており、副走査カウンタ801は、
ITOP信号で初期値をロードし、水平同期信号HSY
NCをカウントすることにより副走査方向のアドレスを
出力している。
【0053】上記カウンタ801,802の出力が各4
ビットで、色判定信号117が5ビットからなる計13
ビットのデータがパターン用ROM803のアドレスと
して入力されている。即ち、読取られた32種類の色に
対して16ドット×16ドットのパターンが発生できる
構成となつている。
【0054】このパターン用ROM803からの出力
は、8ビットのデータ長を有しており、その中のMSB
(最上位ビット)は、後段で説明するパターン合成回路
105内の制御用信号(HIT信号115)として用い
ており、このMSBは通常“0”で、パターンを発生さ
せる際は必ず“1”となるようにデータが書き込まれて
いる。尚、このパターン用ROM803は、RAM等の
書き換えのできるメモリで代用しても良い。また、RA
M等を用いてもその容量及びアドレスのビット割りつけ
はROMと同様である。
【0055】[パターン合成回路]次に、パターン合成
回路108の構成について説明する。
【0056】図13は本実施の形態のパターン合成回路
105の構成を示すブロック図である。同図において、
501はセレクタで、AEデータサンプリング部104
でサンプリングされた輝度信号と、パターン発生回路1
08で生成されたパターン信号116の一方を、パター
ン発生回路108よりのHIT信号115に従って選択
している。ここでHIT信号115が“1”である領域
は、原稿画像が有彩色であると判定された領域であるか
ら、その色に対応したパターン信号116が選択されL
OG変換部106に出力され、HIT信号115が
“0”である領域では輝度信号がそのままLOG変換部
106に出力される。
【0057】[LOG変換部]次に、LOG変換部10
6の構成について説明する。
【0058】LOG変換部106は、ROMあるいはR
AM等からなるルックアップテーブルから作られてい
る。本実施の形態では簡単のため、ROMを使うものと
する。サンプリングしたAEデータからCPU110は
適切なLOG変換テーブルを選択し、LOG変換を行う
ことになる。
【0059】図14は本実施の形態のLOG変換部10
6におけるLOG変換特性の具体例を示す図である。同
図において、(A)は入力濃度と出力濃度とがリニアな
変換特性を示している。また例えば、AEデータをサン
プリングした際、文字等の原稿であると判定され、原稿
の白地のかぶりをとばしたい場合には、(B)に示す様
なLOG変換特性を選択する。つまり、入力濃度がある
程度大きい(白い)場合には出力濃度を“0”つまり、
白に置きかえてかぶりをなくすようにする。また、AE
データサンプリングの際、ある一定の濃度レベルが原稿
内に集中している場合には(C)に示す特性を選択し、
ある濃度レベルのダイナミックレンジを広げる。
【0060】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、色パターン化を行う際に、サンプリングした輝度情
報が色判定領域内にあるか否かを判定し、その領域内で
なく、かつAEをかけた場合は、原稿全面の輝度分布を
サンプリングして色パターン化を行う。また、原稿の輝
度情報が色判定領域内にある時は、AE用にサンプリン
グされた輝度情報を使用しないことにより、正確なAE
を実現することが可能となる。
【0061】<第2の実施の形態>次に第2の実施の形
態として、色の違いを白黒の濃度の違いで表現する場合
のAEについて説明する。
【0062】基本的な考え方は前述の実施の形態と同様
であり、色濃度変換を行う領域内のAEサンプリングデ
ータをすてることにより、正確なAEをかけるものであ
る。この場合の回路構成としては、パターン発生回路1
08が輝度発生回路に変わるわけであり、パターン用R
OM803には前述の各色に対応したパターンの代わり
に各色に対応した輝度データを書き込んでおけば良い。
【0063】<実施の形態3>次に実施の形態3につい
て説明する。
【0064】実施の形態3では、色濃度変換を行う場合
のAEに関して、AEを行うための輝度情報のサンプリ
ングは、色濃度変換を行なわない領域に関しては原稿上
の輝度をそのままサンプリングし、色濃度変換を行う領
域に関しては変換後の画像の輝度情報をサンプリングす
ることにより、結果的に出力画像には正常なAEをかけ
る場合について説明する。例えば、色濃度変換を行った
変換後の濃度が黒に近い場合には、それだれ相対的に全
体の出力画像が黒くなることにより、全体的な出力画像
にAEをかける効果がある。
【0065】図15は本発明に係る実施の形態3の画像
処理装置の構成を示すブロック図で図3と共通する部分
は同じ番号で示している。図15において、721は輝
度発生回路であり、これは第2の実施の形態で説明した
のと同様に、パターン用ROM803においてパターン
の代わりに色に対応した輝度データを書き込んだ構成と
する。722は輝度合成回路で、輝度信号生成部103
により生成された原稿上の輝度信号と、色の違いを輝度
の違いとして表現した輝度信号723とをHIT信号1
15によりセレクトするものであり、図13でセレクタ
501に入力されるパターン信号116を輝度発生回路
721よりの輝度信号723に置き換えることで実現で
きる。
【0066】720はAEデータサンプリング部で、実
施の形態1で説明した構成に加えて、色判別回路107
により判別された色の種類を示す判別信号117が入力
される。この入力された判別信号は、図8において、M
SBであるHIT信号以外のビットに入力されるもので
あり、例えばRAM603が8ビット構成であればビッ
ト7がHIT信号、ビット5,6が判別信号、ビット0
〜4が輝度信号となる。また、HIT信号,色種別信
号,輝度信号の遅延関係は記述しないが、実際に実現す
る際にはすべての遅延関係をあわせることになる。
【0067】前述した実施の形態では、原稿全面に薄い
ピンク色等の下地色が付いている場合、その下地色もパ
ターンに置き換えられ、プリントアウトされたシートの
全面がパターン画像になるので非常に見づらい画像とな
ってしまう。このような原稿に対しても良好なパターン
化された出力画像を得ることを可能にした実施の形態に
ついて説明する。
【0068】<実施の形態4>図16は、本発明の実施
の形態4に係る画像処理部の構成を示すブロック図で、
前述の実施の形態と共通する部分は同じ番号で示し、そ
れらの説明を省略する。
【0069】図16において、AE用プリスキャン時、
CPU110aはAEデータサンプリング部730によ
りRAM101aを用いて図17に示すような原稿上の
濃度のヒストグラムを生成させる。AEデータサンプリ
ング部730の基本的な回路動作は前述の第1実施の形
態と同じである。
【0070】次に、AEデータサンプリング部730に
ついて図17を参照して説明する。AEデータサンプリ
ング部730は、入力画像処理部1000でシェーディ
ング補正され、輝度信号に変換された画像信号Iout
1ライン毎にサンプリングし、そのレベルをCPU11
0aが読取りヒストグラムを作成することにより読取画
像データのレベル範囲を検出し、原稿の下地レベルの色
を判定しないようなAE補正を行うものであり、図17
に示す回路で画像データのサンプリングを行なう。
【0071】尚、上述したAE補正の画像データのサン
プリングは、実際の原稿画像の読取動作に先立ち、原稿
画像をプリスキャンすることによって行われる。即ち、
シェーディング補正され、輝度信号Ioutに変換された
画像データIoutの1ライン分をRAM2105に格納
すべく、信号1701でゲート2103を開き、信号1
702でゲート2104を閉じる。つまり、データ線は
2110→2111と接続され、一方、RAM2105
のアドレス入力2112には反転したHSYNC信号で
初期化され、VCLKをカウントするアドレスカウンタ
2101の出力2113が入力されるべく、セレクタ2
102に対する選択信号1700が出力される。1ライ
ン分の輝度信号データがRAM2105の中に格納され
る(以上、画像データサンプルモード)。
【0072】そして、画像読込みの時には、RAM21
05はデータ読出しモードとなり、データ線2111→
2115の経路で、図16のCPU110aへデータバ
ス(D−Bus)を通って1ライン分のサンプリングさ
れた画像データが読込まれる。この時、CPU110a
に読み込まれる画像データは、1ラインの全画素データ
ではなく、1mm毎つまり16画素毎に1画素、A4長手
方向で293画素/ラインのデータがCPU110aに
読込まれることになる。更に、副走査方向においては、
主走査方向と同様に1mm間隔、つまり16ラインに1
回、上述した画像データサンプルモードが実行され、A
4サイズの原稿で、(293画素/ライン)×206ラ
イン=60358画素のデータがサンプリングされる。
【0073】さて、この時、選択信号1701によりゲ
ート2103を閉じ、選択信号1702によりゲート2
104が開かれる。また、選択信号1700によりセレ
クタ2102はCPU110aのアドレスバス(A−B
us)のB入力が選択され、アドレス線2114→21
12の経路でRAM2105のアドレス入力へアドレス
が入力される。ここで本制御のための各セレクタゲート
の選択信号1700〜1702は、CPU110aのI
/Oとして割り当てられたラッチ回路2106より出力
される。
【0074】ところで上述の様に、A4サイズの原稿で
サンプリングされたデータは、CPU110aにより処
理されてヒストグラムが作成される。例えば、新聞の様
な下地がやや暗く、文字等が入っている原稿等では図1
8に示す様なヒストグラムが作成される。つまり、図1
8において、輝度データ値“E0H”に地肌部分の輝度
のピークが出現し、又、輝度データ値“25H”に文字
部の輝度のピークが出現している。ここで、地肌部分の
色をパターン化しないために抑える場合、地肌のピーク
値“E0H”が“FFH”になる様な補正を輝度信号I
outに加えただけでは、地肌部のヒストグラムの分布が
ガウシャン分布的な分布をしているために、完全に地肌
部を飛ばすことは不可能になってしまう。そこで、地肌
部のヒストグラムの分布の裾野の広がりのパラメータl
(H=10H)を考慮し、“D0H”が“FFH”になる
ような補正(図19の)を加える。
【0075】本実施の形態では、前述したLOG変換部
106のLOGテーブルに図19ので示された補正を
加えることにより行っている。図19において、特性
は通常のもの、は画像レベル“D0H”を“FFH”に
変換するもの、はさらに地肌レベルの濃い画像“B0
H”を“FFH”に変換して地肌を飛ばすテーブルの値を
示している。
【0076】図20は実施の形態の下地信号処理部73
1の構成を示すブロック図で、図18に示すようにコン
パレータ141、レジスタ142及びANDゲート14
3から構成されている。動作としては、まずCPU10
1aは前記AE用プリスキャンにより得られた地肌レベ
ルの値“D0H”を本スキャン前にレジスタ142に設
定する。本スキャン時、輝度信号生成部103により生
成されたビデオ信号とレジスタ142に設定された値
“D0H”との比較をコンパレータ141で行ってい
る。いまビデオ信号が設定値“D0H”より小さい場
合、即ち、設定値より暗い場合、ハイレベルの信号をA
NDゲート143に出力し、また設定値“D0H”より
大きい場合、即ち、設定値より明るい場合はロウレベル
の信号をANDゲート143に出力し、色判別回路10
7から出力された色判別信号117のオン・オフを制御
している。このようにして制御された色判別信号117
が、後段のパターン発生回路108に出力される。これ
以降の動作及び制御は、前述の実施の形態と同じである
ので説明を省略する。また、この構成は、前述した色を
輝度に変換するような構成の場合にも適用できる。この
ようにして、“D0H”〜“FFH”を地肌の輝度信号領
域とし、この領域の画像データの出力を抑えることによ
りAEを実現している。
【0077】このように実施の形態4によれば、原稿の
下地色を検出し、この下地色に対してはパターン化を行
なわないので、必要箇所の画像のみがパターン化されて
見やすい画像が得られる。
【0078】[黒補正/白補正回路の白補正回路の他の
実施の形態]図21は本発明における黒補正/白補正回
路の他の実施の形態の白補正回路の構成を示すブロック
図で、図7に示す前述の実施の形態の白補正回路と共通
する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
ここでは、乗算器179aとBOUTとの間に更に乗算器
190aを挿入し、乗算器190aにはさらにレジスタ
191aを介してデータバス(DBUS)からの信号を入力し
ている。そして、乗算器179aからの信号線1156
aにDi×FFH/Wiが出力されるまでは従来例と同じ
ように制御し、その後、CPU110はレジスタ191
aに通常モードでは“1”であるデータをセットして乗
算器190aのB入力に出力し、パターン置換モードで
は、CPU110はレジスタ191aに、例えば、“P
1/FFH”に相当する信号をセットして乗算器190a
のB入力Bに出力する。これにより、パターン置換モー
ドでない時はDi×FFH/Wiが、パターン置換モード
ではDi×P1/WiがBOUTに出力される。ここで、乗算
器190aは演算結果がもし“FFH”を越える場合
は、その出力は“FFH”になるように設計されている
ものとする。尚、補正係数P1の求め方、及びLOG変
換部106の補正テーブルのデータは前述の実施の形態
と同様である。
【0079】また、この白補正回路の他の実施の形態と
して、RAM178aのデータにCPU110がアクセ
ス可能とするまでは前述と同じ制御で行い、その後、C
PU110は通常モードでは先頭画素W0に対しFFH/
0、次の画素Wiに対しFFH/Wiというように順次計
算して出力し、一方、パターン置換モードでは、例え
ば、“FFH”より大きい補正係数をP1とすると、先頭
画素W0に対し、P 1/W 0,Wiに対しP1/Wiというよ
うに順次計算して、データの置換を行うようにしても良
い。この手順を図22のフローチャートで示す。
【0080】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿の地色部分がパターン化されるのを防止できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理部が用いられる複写機の
構造を示す断面図である。
【図2】CCDセンサの回析格子を説明するための図で
ある。
【図3】実施の形態1の画像処理回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本実施の形態の画像処理回路における画像処理
手順を説明するフローチャートである。
【図5】実施の形態の輝度信号合成部の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】実施の形態の黒補正回路の構成を示すブロック
図である。
【図7】実施の形態の白補正回路の構成を示すブロック
図である。
【図8】実施の形態のAEデータサンプリング部の構成
を示すブロック図である。
【図9】色相変換の色平面を説明する図である。
【図10】実施の形態の色判別回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】実施の形態のパターン発生回路の構成を示す
ブロック図である。
【図12】色とパターンとの対応を示す図である。
【図13】実施の形態のパターン合成回路の構成を示す
ブロック図である。
【図14】実施の形態のLOG変換回路の具体例を示す
図である。
【図15】本発明の実施の形態2の画像処理回路の構成
を示すブロック図である。
【図16】他の実施の形態の画像処理回路の構成を示す
ブロック図である。
【図17】図16のAEデータサンプリング部の構成を
示すブロック図である。
【図18】下地色のある文字原稿画像の輝度ヒストグラ
ム例を示す図である。
【図19】下地色の補正テーブルのデータ例を示す図で
ある。
【図20】図16の下地信号処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図21】他の実施の形態の色補正回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図22】他の実施の形態の白補正を説明するためのフ
ローチャートである。
【図23】LOG変換部で使用される補正テーブルデー
タの一例を示す図である。
【符号の説明】
14 CCDセンサ 101 A/D変換器 102 黒補正/白補正回路 103 輝度信号生成部 104,730 AEデータサンプリング部 105 パターン合成回路 106 LOG変換部 107 色判別回路 108 パターン発生回路 110 CPU 115 HIT信号 116 パターン信号 404 色相検出回路 601 カウンタ 602,604 セレクタ 610 セレクト信号 731 下地信号処理部 1000 入力画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 静男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−295364(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46 - 1/64 G06T 1/00 510 G06T 5/00 100

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力したカラー画像に対して色に応じ
    た所定の画像変換を行う変換手段と、 前記入力手段から入力したカラー画像中の下地色を検出
    する検出手段と、 前記検出手段により検出された下地色に対しては前記所
    定の画像変換を行わないように前記変換手段を制御する
    制御手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、色に対応したパターン
    のパターン画像に変換することを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、色に対応した濃度の濃
    度画像に変換することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 カラー画像を入力し、 入力したカラー画像中の下地色を検出し、 入力したカラー画像中の前記下地色以外の色に対しては
    色に対応した所定の画像変換を行って出力し、 入力したカラー画像中の前記下地色の色に対しては前記
    所定の画像変換を行なわずに出力することを特徴とする
    画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記所定の画像変換において、色に対応
    したパターンのパターン画像に変換することを特徴とす
    る請求項に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記所定の画像変換において、色に対応
    した濃度の濃度画像に変換することを特徴とする請求項
    に記載の画像処理方法。
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