JP3206932B2 - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP3206932B2
JP3206932B2 JP15393891A JP15393891A JP3206932B2 JP 3206932 B2 JP3206932 B2 JP 3206932B2 JP 15393891 A JP15393891 A JP 15393891A JP 15393891 A JP15393891 A JP 15393891A JP 3206932 B2 JP3206932 B2 JP 3206932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル複写機、イ
メージスキャナ、プリンタ、ファクシミリ、ディスプレ
イ等の画像処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばディジタル複写機では、原
稿をハロゲンランプ等の光源で照射し、その原稿からの
反射光をCCD(電荷結合素子)等の固体撮像素子を用
いて光電変換した後、ディジタル信号に変換し、所定の
補正処理等を行なった後、その信号でレーザビームプリ
ンタ、液晶プリンタ、サーマルプリンタ、インクジェッ
トプリンタ等の記録装置を用いて記録画像を形成してい
る。
【0003】また、このようなディジタル複写機におい
て、複写する原稿のカラー化等に伴い、情報量の多いア
ウトプットが求められており、近年複数色の現像器を備
えて部分的に色を変えて複写する多色のレーザビームプ
リンタを用いた複写装置が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数色
の現像器を備えて、部分的に色を変えて画像を形成する
上述のような複写装置においては、多くの現像器を備え
ているために、機構が複雑となり、且つ画像の位置精度
も高いものが要求されるので、高価なものとなるという
問題があった。
【0005】また、多色インクジェットプリンタ等を用
いた複写装置においても、上記と同様な問題があった。
【0006】このため従来、原稿読取手段が読み取った
原稿のカラー画像のカラー情報を基にカラー画像の色を
検出し、その各色ごとに予め決められた傾斜線、縦線、
横線、波形線、小円、点等よりなる図形パターンを単色
画像に合成することにより、廉価なプリンタを用いて原
稿のカラー画像の各画素の色の違いのみを表現すること
ができるようにした複写装置(例えば、特公昭63−5
9303号公報)があるが、これでは原稿のカラー画像
の各画素の色が何色であるかという色情報を表現するこ
とはできないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的とするところは、カラー画像を単色
画像に変換する場合に、カラー画像中の色部分が何色で
あったかという情報を容易に認識し得るようにした画像
処理方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するために請求項1記載の画像処理方法は、カラー画像
中の色を有する領域を検出する色検出工程と、前記カラ
ー画像を単色画像に変換する変換工程と、前記色検出工
程により検出された領域の色の名称を表わす文字パター
ンを発生する文字パターン発生工程と、前記文字パター
ン発生工程により発生された前記文字パターンを前記単
色画像上に合成して合成画像を生成する合成工程とを有
することを特徴とする。また、上述の第1の目的を達成
するために請求項2記載の画像処理方法は、請求項1記
載の画像処理方法において、前記合成工程は、前記色検
出工程により検出された領域に、前記文字パターン発生
工程により発生された前記文字パターンを挿入すること
を特徴とする。また、上述の第1の目的を達成するため
に請求項3記載の画像処理方法は、請求項1記載の画像
処理方法において、前記合成工程は、前記色検出工程に
より検出された領域に、前記文字パターン発生工程によ
り発生された前記文字パターンを多数挿入することを特
徴とする。また、上述の第1の目的を達成するために請
求項4記載の画像処理方法は、カラー画像中の色を有す
る領域を検出する色検出工程と、前記色検出工程により
検出された領域の色に対応した図形パターンを発生する
図形パターン発生工程と、前記色検出工程により検出さ
れた領域を前記図形パターン発生工程により発生される
図形パターンに置換することによって前記カラー画像を
単色画像に変換する変換工程と、前記色検出工程により
検出された領域の色の名称を表わす文字パターンを発生
する文字パターン発生工程と、前記図形パターンと当該
図形パターンに対応する色の名称を表わす文字パターン
とを対応付けた対応画像を生成する対応画像生成工程と
を有することを特徴とする。また、上述の第1の目的を
達成するために請求項5記載の画像処理方法は、請求項
4記載の画像処理方法において、前記対応画像生成工程
により生成された前記対応画像を前記単色画像と合成す
る合成工程を有することを特徴とする。また、上述の第
1の目的を達成するために請求項6記載の画像処理方法
は、請求項4記載の画像処理方法において、前記対応画
像生成工程により生成された前記対応画像を前記単色画
像とは別の画像として出力することを特徴とする。ま
た、上述の第1の目的を達成するために請求項7記載の
画像処理装置は、カラー画像中の色を有する領域を検出
する色検出手段と、前記カラー画像を単色画像に変換す
る変換手段と、前記色検出手段により検出された領域の
色の名称を表わす文字パターンを発生する文字パターン
発生手段と、前記文字パターン発生手段により発生され
た前記文字パターンを前記単色画像上に合成して合成画
像を生成する合成手段とを有することを特徴とする。ま
た、上述の第1の目的を達成するために請求項8記載の
画像処理装置は、請求項7記載の画像処理装置におい
て、前記合成手段は、前記色検出手段により検出された
領域に、前記文字パターン発生手段により発生された前
記文字パターンを挿入することを特徴とする。また、上
述の第1の目的を達成するために請求項9記載の画像処
理装置は、請求項7記載の画像処理装置において、前記
合成手段は、前記色検出手段により検出された領域に、
前記文字パターン発生手段により発生された前記文字パ
ターンを多数挿入することを特徴とする。また、上述の
第1の目的を達成するために請求項10記載の画像処理
装置は、カラー画像中の色を有する領域を検出する色検
出手段と、前記色検出手段により検出された領域の色に
対応した図形パターンを発生する図形パターン発生手段
と、前記色検出手段により検出された領域を前記図形パ
ターン発生手段により発生される図形パターンに置換す
ることによって前記カラー画像を単色画像に変換する色
変換手段と、前記色検出手段により検出された領域の色
の名称を表わす文字パターンを発生する文字パターン発
生手段と、前記図形パターンと当該図形パターンに対応
する色の名称を表わす文字パターンとを対応付けた対応
画像を生成する対応画像生成手段とを有することを特徴
とする。また、上述の第1の目的を達成するために請求
項11記載の画像処理装置は、請求項10記載の画像処
理装置において、前記対応画像生成手段により生成され
た前記対応画像を前記単色画像と合成する合成手段を有
することを特徴とする。また、上述の第1の目的を達成
するために請求項12記載の画像処理装置は、請求項1
0記載の画像処理装置において、前記対応画像生成手段
により生成された前記対応画像を前記単色画像とは別の
画像として出力することを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0020】まず、図1乃至図4を基に本発明の第1実
施例を説明する。
【0021】図1は本発明に係る画像処理装置の内部構
成を示す側面図であり、同図中、1は原稿給送装置で、
その上に積載された原稿は、1枚づつ順次ガラス製の原
稿載置台2上に搬送される。原稿が搬送されると、スキ
ャナユニット3のスキャナ部4のランプが点灯した後、
スキャナユニット3が移動して原稿を照射する。
【0022】原稿からの反射光は、ミラー5,6,7を
介してレンズ8を通過後、リーダー(原稿読取手段)9
内のカラーCCDイメージセンサ9aに入力される。こ
のカラーCCDイメージセンサ9aに入力された画像信
号、即ち、図2に示すリーダー9からの入力信号は、C
PU10により制御される画像信号制御回路11によっ
て処理されてプリンタ(画像形成手段)12に入力され
る。
【0023】プリンタ12に入力された信号は、図1の
露光制御部13にて光信号に変換されて、画像信号に従
い感光体14を照射する。この照射光によって感光体1
4上に作られた潜像は、第1現像器15、もしくは、第
2現像器16によって現像される。
【0024】前記潜像とタイミングを併せて第1被転写
紙積載部17、もしくは、第2被転写紙積載部18より
被転写紙(記録媒体)が搬送され、転写部19におい
て、前記現像された像が被転写紙に転写される。
【0025】転写された像は定着部20にて被転写紙に
定着された後、排紙部21より本装置外部に排出され
る。なお、図2中、22は操作部、23はROMとRA
M等の記憶素子である。 〔ノーマルコピーモード〕次に、図3を基に本発明の画
像処理装置のノーマルコピーモード動作を説明する。
【0026】リーダー9内のカラーCCDイメージセン
サ9aにより光電変換された原稿からの画像情報のR
(レッド),G(グリーン),B(ブルー)信号は、次
の各色に対応する増幅器24,25,26に入力され
る。これらの増幅器24,25,26は、画像信号制御
回路11内のA/D変換器27,28,29の入力レベ
ルに合うようにR,G,B信号を増幅し、その増幅され
たR,G,B信号1010,1020,1030はA/
D変換器27,28,29に入力される。これらのA/
D変換器27,28,29は、アナログの画像情報の
R,G,B信号1010,1020,1030をディジ
タル信号1040,1050,1060に変換する。A
/D変換器27,28,29からの出力信号(ディジタ
ル信号)1040,1050,1060は、次のY信号
生成回路30に入力されて、下記式に基づく輝度信号Y
を生成する。
【0027】Y=0.30R+0.59G+0.11B ここで、R=信号1040 G=信号1050 B=信号1060 この多値の輝度信号Yは次段の二値化回路(変換手段)
31に入力されて二値の輝度信号1085に変換され
る。二値の輝度信号1085はセレクタ(削除手段)3
2に入力されて二値化信号1090となって、次段の合
成回路(合成手段)33に入力される。セレクタ32は
CPU10により二値の輝度信号1085が選択される
ように設定されている。合成回路33は、CPU10か
らの設定により機能が変わり、ノーマルコピー時におい
ては、信号1090のみを選択して出力する。
【0028】合成回路33からの出力信号1130は次
段の濃度変換回路34に入力される。濃度変換回路34
は、これに入力される合成回路33からの合成信号11
30を反転してなる信号1140をプリンタ12へ出力
する機能を有する。濃度変換回路34からの出力信号1
140は、次段のプリンタ12へ入力されて単色、即
ち、モノトーンによる画像形成が行なわれる。 〔色検出合成モード〕次に、図2乃至図4を基に、本発
明の画像処理装置の色検出合成モード動作を説明する。
【0029】色検出合成モードとは、画像のカラー領域
部分を見易くするために、単色の出力画像上に原稿の色
情報に対応して、その色の名称を表わす文字を出力する
ものである。
【0030】まず、コピー動作を行なう前に、図2の操
作部22によりこの色検出合成モードを設定し、操作部
22内の「スタートキー」を押すことにより、コピー動
作が開始される。リーダー9内のカラーCCDイメージ
センサ9aにより読み込まれた原稿のカラー情報を含む
画像情報のR,G,B信号1010,1020,103
0は、上述のノーマルコピーモードで説明したように、
A/D変換器27〜29によりディジタル信号104
0,1050,1060に変換された後、Y信号生成回
路30で輝度信号Yとなり、次段の二値化回路31で二
値の輝度信号1085となり、更に次のセレクタ32を
介して二値化信号1090となる。
【0031】一方、A/D変換器27,28,29から
出力されたR,G,B信号1040,1050,106
0は、Y信号生成回路30に入力されると同時に、色検
出回路(色検出手段)35にも入力され、これらR,
G,B信号1040,1050,1060のレベル比の
組み合わせを、予め設定された色検出表と比較すること
により、入力信号の色を検出する。また、これと同時に
色検出回路35は同一色の領域を判定して、その判定信
号(色検出信号)1080を文字パターンジェネレータ
(文字パターン発生手段)36に送る。文字パターンジ
ェネレータ36は、色検出回路35からの判定信号10
80を基にその色に対応して、その色の名称を表わす文
字パターンを発生する。この文字パターンジェネレータ
36により発生した文字パターン信号(情報)は合成回
路33に入力される。
【0032】合成回路33は先に述べた二値化回路31
からの二値化信号1090と文字パターンジェネレータ
36からの文字パターン信号1110を合成して、次段
の濃度変換回路34に入力する。また、色検出回路35
からの判定信号1080により二値化回路31からの二
値の輝度信号1085をセレクタ32で色情報の部分を
白情報に変換してなる二値化信号1090を、合成回路
33に出力する。濃度変換回路34は二値化信号109
0と文字パターン信号1110とが合成された合成信号
1130を反転してなる信号1140を出力する。濃度
変換回路34からの出力信号1140は、次段のプリン
タ12へ出力されて、色の名称を表わす文字パターンを
付加した状態の単色、即ち、モノトーンによる画像形成
が行なわれる。
【0033】本発明による画像形成状態を図4及び図5
に示す。
【0034】図4中、37はカラー原稿であり、図5
中、38はこの原稿37を元に本発明により形成された
形成画像である。
【0035】図4に示す原稿37は、A,B,Cの各研
究室の特許出願件数を比較表示した棒グラフであり、A
研究室の棒グラフA1は赤色で、、B研究室の棒グラフ
1は青色で、C研究室の棒グラフC1は緑色でそれぞれ
着色されている。この原稿37を基に本発明によって形
成された形成画像38が図5であり、図4の原稿37の
各棒グラフA1,B1,C1の各色に対応して、その色の
名称を表わす文字パターン、即ち、「アカ」,「ア
オ」,「ミドリ」の文字が図5の棒グラフA1’,
1’,C1’にそれぞれ表示されて、その原稿37のカ
ラー画像の画素の色が何色であるかを認識し得る白黒
(モノトーン)の形成画像38を得ることができるもの
である。
【0036】次に、本発明の第2実施例を図6乃至図2
3に基づき説明する。
【0037】図6は本発明の第2実施例を示す画像処理
装置のブロック構成図で、フルカラーの原稿を図示しな
い露光ランプにより露光し、反射カラー像をカラーCC
Dイメージセンサで撮像し、得られたアナログ画像信号
をA/D変換器等でディジタル化し、ディジタル化され
たフルカラー画像信号を処理、加工し、図示しない熱転
写型プリンタ,インクジェットプリンタ,レーザビーム
プリンタ等に出力し、画像を得るようになっている。
【0038】原稿は、まず図示しない露光ランプにより
照射され、反射光はリーダー40内のカラーCCDイメ
ージセンサ40aにより画像ごとに色分解されて読み取
られ、増幅器41−1,41−2,41−3,41−
4,41−5で所定レベルに増幅される。ここで、カラ
ーCCDイメージセンサ40aはCCDドライバ42に
より駆動される。
【0039】図7は、図6に示すカラーCCDイメージ
センサ40aの構成図である。
【0040】本実施例で使用されるカラーCCDイメー
ジセンサ40aは、主走査方向を5分割して読み取るべ
く、63.5μmを1画素として、400dpi(dot/inch)、1
024画素、即ち、図7に示すように1画素を主走査方
向に各色G,B,Rに対応して3分割しているので、合
計3072(=1024×3)個の有効画素を有する。
【0041】一方、カラーCCDイメージセンサ40a
の各チップ43a,44a,45a,46a,47aは
同一セラミック基板上に形成され、1,3,5番目のチ
ップ43a,45a,47aは同一ラインLA上に、
2,4番目のチップ44a,46aはラインLAと4ラ
イン分、即ち、254μm(=63.5μm×4)だけ離れた
ラインLB上に配置され、原稿読み取り時は、矢印AL
方向に走査する。
【0042】図8は、図7に示す駆動パルスのタイミン
グの一例を示すタイミングチャートである。
【0043】5つのカラーCCDイメージセンサ40a
の各チップ43a〜47aのうち1,3,5番目のチッ
プ43a,45a,47aは、センサ駆動パルスODR
V118aにより、2,4番目のチップ44a,46a
は、EDRV119aにより、それぞれ独立に、且つ、
同期して駆動される。ODRV118aに含まれる
1A,02A,ORSと、EDRV119aに含まれ
るE01A,E02A,ERSは、それぞれ、各チップ
内での電荷転送クロックと電荷リセットパルスであり、
1,3,5番目のチップ43a,45a,47aと、
2,4番目のチップ44a,46aとの相互干渉やノイ
ズ制限のため、お互いにジッタにならないように全く同
期して生成される。このため、これらパルスは1つの基
準発振源OSC48(図9参照)により生成される。
【0044】図9は、図6に示すCCDドライバー42
のブロック構成図であり、図10は図9に示す各部のタ
イミングの一例を示すタイミングチャートである。
【0045】図9において、単一の基準発振源OSC4
8より発生される原クロックCLKO138を第1の分
周器51で分周したクロックKO135aは、ODRV
118aとEDRV119aの発生タイミングを決める
基準信号SYNC2(136a),SYNC3(137
a)を生成するクロックであり、基準信号SYNC2
(136a),SYNC3(137a)はCPUバスに
接続された信号線49により設定されるプリセッタブル
カウンタ50,50aの設定値に応じて出力タイミング
が決定され、基準信号SYNC2,SYNC3は第2、
第3の分周器51a,51b及び駆動パルス生成部5
2,52aを初期化する。
【0046】即ち、入力される走査基準信号HSYNC
118を基準とし、1つの基準発振源OSC48より出
力される原クロックCLKO138及び全て同期して発
生している分周クロックKO135aにより生成されて
いるので、センサ駆動パルスODRV118aとEDR
V119aのそれぞれは、全くジッタのない同期した信
号として得られ、チップ間の干渉による信号の乱れを防
止できる。
【0047】ここで、お互いに同期して得られた一方の
センサ駆動パルスODRV118aは、図7の1,3,
5番目のチップ43a,45a,47aに供給され、他
方のセンサ駆動パルスEDRV119aは、2,4番目
のチップ44a,46aに供給され、各チップ43a,
44a,45a,46a,47aからは、駆動パルスに
同期して画像信号V1(120a),V2(121
a),V3(122a),V4(123a),V5(1
24a)が独立して出力され、図6に示す各チャンネル
CH1,CH2,CH3,CH4,CH5ごとに独立の
増幅器41-1〜41-5で所定の電圧値に増幅され、同軸
ケーブル53を通して図8に示すOOS129のタイミ
ングで画像信号V1,V3,V5が送出され、EOS1
34のタイミングで画像信号V2,V4が送出され、画
像信号処理回路に入力される。
【0048】画像信号処理回路に入力された原稿の画像
情報を5分割に分けて読み取って得られたカラー画像信
号は、図6のサンプルホールド回路(以下、S/H回路
という)54により各色に対応するG,B,R信号に分
離される。従って、サンプルホールドされた後は、15
(=3×5)系統の信号が処理される。
【0049】S/H回路54により各色R,G,Bごと
にサンプルホールドされたアナログカラー画像信号は、
A/D変換回路55により各1〜5チャンネルCH1〜
CH5ごとにディジタル化され、各1〜5チャンネルC
H1〜CH5が独立して並列で、ズレ補正回路56に出
力される。
【0050】さて、本実施例では、前述したように(図
7参照)、リーダー40のカラーCCDイメージセンサ
40aは、4ライン分、即ち、245μm(=63.5μm×
4)の間隔を副走査方向に持ち、且つ主走査方向に5領
域に分割した5つの千鳥状センサであり、これで原稿読
み取りを行なっているため、先行走査している2,4チ
ャンネルCH2,CH4と、残りの1,3,5チャンネ
ルCH1,CH3,CH5では読み取る位置がズレてい
る。そこで、これを正しく接続するために、複数ライン
分のメモリを備えたズレ補正回路56によって、そのズ
レ補正を行なっている。
【0051】図11は、図6に示す黒補正/白補正回路
57の黒補正回路のブロック構成図である。
【0052】1〜5チャンネルCH1〜CH5の黒レベ
ル出力は、図12に示すように、カラーCCDイメージ
センサ40aに入力される光量が微少のとき、各チップ
43a〜47a間、画素間のバラツキが大きい。これを
そのまま出力して画像を出力すると、画像のデータ部に
スジやムラが生じる。
【0053】そこで、この黒部の出力バラツキを補正す
る必要があり、図11に示すような回路で補正を行な
う。
【0054】原稿読み取り動作に先立ち、原稿走査ユニ
ットを、原稿台の先端部の非画像領域に配置された均一
濃度を有する黒色板の位置に移動し、露光ランプを点灯
し、黒レベル画像信号を黒補正/白補正回路57の黒補
正回路に入力する。
【0055】B信号Binに関しては、この画像データの
1ライン分を黒レベルRAM58に格納すべく、第1の
セレクタ59でAを選択し(制御線d)、一方のゲート
60を閉じ(制御線a)、他方のゲート61を開く(制
御線b)。即ち、各信号線62,63,64は62→6
3→64と順次接続され、一方、黒レベルRAM58の
アドレス入力信号65には走査基準信号HSYNCで初
期化され、画素クロックVCLKをカウントするアドレ
スカウンタ66の出力信号67が入力されるべく第2の
セレクタ68に対する信号が制御線cから出力され、1
ライン分の黒レベル信号が黒レベルRAM58の中に格
納される(以上、黒基準値取り込みモードと呼ぶ)。
【0056】画像読み取り時には、黒レベルRAM58
はデータ読み出しモードとなり、信号線64→69の経
路で減算器70のB入力へ各ラインごとに、1画素ごと
に読み出され入力される。即ち、このとき、他方のゲー
ト61は閉じ(制御線b)、一方のゲート60は開く
(制御線a)。また、第3のセレクタ71はA出力とな
る。
【0057】従って、減算器70から出力される黒補正
回路出力信号157は、黒レベルデータDK(i)に対
し、例えば、ブルー信号Binの場合、信号72Bにより
制御されてBin(i)−DK(i)=BOUT(i)とし
て得られる(黒補正モードと呼ぶ)。
【0058】同様に、G信号Gin、R信号Rinの場合
も、信号72G,72Rにより制御が行なわれる。ま
た、本制御のための各セレクタ59,68,71とゲー
ト60,61の制御線a,b,c,d,eは、CPU7
3(図17参照)のI/Oとして割り当てられたラッチ
74によりCPU制御で行なわれる。
【0059】なお、各セレクタ59,68,71により
Bを選択すれば、CPU73により黒レベルRAM58
をアクセス可能となる。
【0060】図13は、図6に示す黒補正/白補正回路
57の白補正回路のブロック構成図である。
【0061】白レベル補正(シェーディング補正)は、
原稿走査ユニットを均一な白色板の位置を移動して照射
したときの白色データに基づき、照明系、光学系やセン
サの感度バラツキの補正を行なう。
【0062】白補正回路の基本的な回路構成は図11に
示す回路と同一であるが、黒補正では減算器70にて補
正を行なっていたのに対し、白補正では乗算器75を用
いる点のみが異なるので、同一部分については図面に同
一符号を付して、その説明を省略する。
【0063】色補正時に、原稿を読み取るためのカラー
CCDイメージセンサ40aが均一白色板の読み取り位
置(ホームポジション)にあるとき、即ち、複写動作、
または、読み取り動作に先立ち、図示しない露光ランプ
を点灯させ、均一白レベルの画像データを1ライン分の
補正RAM76に格納する。
【0064】例えば、主走査方向にA4長手方向の幅を
有するとすれば、400dpiで4677(=297mm÷
0.0635mm)画素、即ち、少なくとも補正RAM76の容
量は4677バイトであり、図14に示すように、i画
素目の白色板データをWi(i=1〜4677)とする
と、補正RAM76には図15に示すように、各画素ご
とに白色板に対するデータが格納される。
【0065】一方、白色板データWiに対し、i番目の
画素の通常画像の読み取り値Diに対し、補正後のデー
タDoは、Do=Di×FFH/Wiとなるべきであ
る。そこで、CPU73より、ラッチ74の制御線a,
b,c,d,eに対し、ゲート60,61を開き、更
に、第1〜第3のセレクタ59,68,71によりBが
選択されるように出力し、補正RAM76をCPU73
によりアクセス可能とする。
【0066】次に、図16に示すフローチャートの制御
手順で、CPU73は先頭画素Woに対しFFH/W
o,Wiに対しFFH/W1…を順次演算してデータの
置換を行なう。即ち、iが0であると(ステップ1)、
Wiが読み込まれると共に(ステップ2)、Wiが演算
され(ステップ3)、そのWiが書き込まれて(ステッ
プ4)、iに「1」が加算され(ステップ5)、このi
が4678になると(ステップ6)、ステップ2に戻
る。
【0067】このようにして、色成分画像のブルー成分
Bに対する処理動作が終了したら、これと同様にしてグ
リーン成分G、レッド成分Rに対する処理を順次行な
い、以後、入力される原画像データDiに対してDo
(=Di×FFH/Wi)が出力されるように図13の
一方のゲート60を開き(制御線a)、他方のゲート6
1を閉じる(制御線b)。これにより第2、第3のセレ
クタ68,71によりAが選択され、補正RAM76か
ら読み出された係数データFFH/Wiは、信号線64
→69を通り、信号線62から入力された原画像データ
との乗算がとられて出力される。
【0068】以上のごとく、画像入力系の黒レベル感度
のバラツキ、カラーCCDイメージセンサ40aの暗電
流バラツキ、各チップ43a〜47a間の感度のバラツ
キ、光学系光量のバラツキ、白レベル感度のバラツキ等
の種々の要因に基づく、黒レベル、白レベルの補正を行
ない、主走査方向に亘って、白、黒とも各色ごとに均一
に補正された画像データBOUT121,GOUT122,R
OUT123が得られる。
【0069】このように白補正、黒補正された各色R,
G,Bの各8bitの画像データは、図6の輝度(Y)信
号生成回路77、及び色検出回路(色検出手段)78に
入力される。
【0070】まず、輝度信号生成回路77について説明
する。
【0071】輝度信号生成回路77では、カラーCCD
イメージセンサ40aで読み取られた色分解された画像
イメージから、色分解されてない全波長領域に亘るイメ
ージ、即ち、白黒のイメージを作り出している。これ
は、本実施例の画像形成手段であるプリンタが単色、即
ち、モノトーンの画像形成機能しか有していないためで
ある。この輝度信号生成回路77では、次式の演算が行
なわれる。
【0072】Dataout=(R+G+B)/3 即ち、入力される各色R,G,Bのデータに対し、その
平均値を算出している。本実施例では、加算器及び乗算
器を用いた。算出された輝度信号Yは後述するセレクタ
(削除手段)87に出力される。
【0073】図17は、図6に示す色検出回路78のブ
ロック構成図である。
【0074】輝度信号生成回路77への入力データは、
色検出回路78にも入力される。本実施例では、色検出
方法として、色相信号を用いた。これは同一色でも、そ
の鮮やかさ及び明るさが異なる場合においても正確な判
定が行なえるようにするためである。
【0075】まず、初めに、色検出方法の概略について
説明する。
【0076】入力される各色R,G,Bのデータは、各
々8ビットづつあり、計224色の色情報を有している。
そのため、このような莫大な情報をそのまま用いること
は、その回路規模からも高価なものとなってしまう。
【0077】そこで、本実施例では、前述した色相を用
いている。これは、正確には、通常表わされる色相とは
異なるが、ここでは色相という。色空間はマンセルの立
体等で知られているように、彩度、明度、色相で表わさ
れることが知られている。
【0078】まず、各色R,G,Bのデータを平面、即
ち、2次元のデータに変換する必要がある。各色R,
G,Bの共通部、即ち、各色R,G,Bの最小値min
(R,G,B)は無彩色成分であることから、min
(R,G,B)を各色R,G,Bのデータより減算し、
残った情報を有彩色成分として用いることにより、3次
元の入力色空間を2次元の色空間に変換した。
【0079】変換された平面は、図18に示すように、
0°〜360°までを6つに分け、入力される各色R,
G,Bの信号の大きさの順番、つまり、R>G>B,R
>B>G,G>B>R,G>R>B,B>G>R,B>
R>Gの情報と、入力されるR,G,B信号の内の最大
値、中間値とにより、ルックアップテーブル(LUT)
等を用いて色相値を求めている。
【0080】次に、色検出回路78の動作を図6と図1
7を用いて説明する。
【0081】まず、入力される各色R,G,Bのデータ
は、その大小判別を行なう図17の検出回路79のmax
・mid・min端子に入力される。この検出回路79は各入
力データをコンパレータを用いて比較し、その比較結果
に応じてmax値、mid値、min値を出力する。また、コン
パレータの出力値を順位信号として出力している。
【0082】出力されたmax,mid,min値は前述したよ
うに、max値、mid値から無彩色成分を減ずるため、減算
器80,81によりmax値及びmid値より最小値であるmi
n値を減算し、色相検出回路82に順位信号と共に入力
される。
【0083】色相検出回路82はRAM或はROM等の
ランダムアクセスの可能な記憶素子であり、本実施例で
は、ROMを用いてルックアップテーブルを構成してい
る。ROMには、予め図18に示すような平面の角度に
対応する値が記憶されており、入力される順位信号(ma
x−min)値、(mid−min)値により、色相値が出力され
る。
【0084】出力された色相値は、次にウインドコンパ
レータ83,84に入力される。これらウインドコンパ
レータ83,84には、図示しないデータ入力手段によ
り本来パターン化したい色の色相値を入力し、その色に
合った色相値がCPU73によって所望のオフセットを
持たせウインドコンパレータ83,84にセットされ
る。一方のウインドコンパレータ83では、設定された
値をa1とすると、入力される色相値に対し、色相値<
1で「1」」が出力され、他方のウインドコンパレー
タ84では、設定された値をa2とすると、色相値>a2
で「1」が出力されるように構成されている。
【0085】よって、後段のANDゲート85により、 a1<色相値<a2 のとき、図6の色検出回路78から「1」が出力され
る。
【0086】なお、ウインドコンパレータを複数組用い
た場合は、検出色も複数色になることはいうまでもな
い。
【0087】次に、図6の色検出回路78により判定
(検出)された結果、出力される判定信号は、ANDゲ
ート86及びセレクタ87に入力される。ANDゲート
86は、後述する文字パターン発生回路(文字パターン
発生手段)88から発生される色の名称を表わす文字パ
ターン信号に対し、ゲート処理を行なっている。セレク
タ(削除手段)87については後述する。
【0088】次に、文字パターン発生回路88及びアド
レス制御回路89について図19を参照して説明する。
【0089】文字パターン発生回路88は文字パターン
用ドットデータが記憶された文字パターン用ROM90
で構成されている。文字パターン用ROM90には、図
20に示すように上位、下位アドレスに対応するアドレ
スに、「1」,「0」のデータが書き込まれている。こ
のデータにより形成される文字パターンを図21に示
す。
【0090】図19に示すように、画素クロックVCL
K及び走査基準信号HSYNCに同期した主走査カウン
タ91、副走査カウンタ92で文字パターン用ROM9
0のアドレス信号を生成している。このアドレス信号は
文字パターン用ROM90に入力される。基準信号であ
るITOP,HSYNC,VCLKは図22に示すよう
なタイミング信号である。信号ITOPは画先を示す信
号であり、カラーCCDイメージセンサ40aが画像を
読み取る間、ローレベルとなる。
【0091】主走査カウンタ91は走査基準信号HSY
NCに同期し、画素クロックVCLKをカウントする。
また、副走査カウンタ92は、画先信号ITOPに同期
して走査基準信号HSYNCをカウントすることによ
り、文字パターン用ROM90のアドレスを生成してい
る。
【0092】図6の色検出回路78による判定結果によ
り、図6のANDゲート86でゲート処理が行なわれた
文字パターン信号は、次に、乗算器93でmin(R,
G,B)の画像信号との乗算が行なわれる。min(R,
G,B)の画像信号は、色検出回路78で生成される信
号であり、入力される各色R,G,Bの色分解された画
像信号の中の最小値(最も暗い)を示す信号である。こ
れは輝度信号生成回路77で生成される輝度信号が色に
よってその信号レベルが異なり、例えば、イエローの色
に対しては、その信号レベルが白に近づき、原稿の画像
データが欠落してしまうためである。
【0093】min(R,G,B)の信号は他に輪郭抽出
回路94に入力され、画像輪郭が抽出される。画像輪郭
の抽出は一般に知られているラプラシアンフィルタによ
り行なわれている。抽出された画像輪郭信号は、加算器
95で乗算器93から出力されて画像化されたmin
(R,G,B)信号に加算される。
【0094】即ち、加算器95では、図23(a)に示
す、例えば「A」という文字画像の輪郭を表わす輪郭信
号と、図23(b)に示す、例えば「赤」という色情報
付加文字パターンを表わすmin(R,G,B)信号との
加算が行なわれ、図23(c)に示す縁どりされた
「A」という文字画像部分全体に亘って、その色の名称
を表わす文字パターン「赤」を付加したmin(R,G,
B)信号が得られる。加算器95から出力される信号
は、次段のセレクタ87に入力される。
【0095】このセレクタ87では、前述した輝度信号
と縁どりされた画像を表わすmin(R,G,B)信号が
入力され、色検出回路78からの検出結果に基づき、切
り換えが行なわれる。次いで、輝度信号を濃度信号に変
換するLOG(濃度)変換回路96に入力され、濃度信
号に変換された後、プリンタ102へ出力され、図23
(c)に示す如く、「A」という文字の輪郭内に色の名
称を表わす文字パターンである多数の「赤」という文字
が付加されたモノトーン画像が得られる。
【0096】このように画像信号に輪郭信号を付加し、
この画像信号と、色情報としての色の名称を表わす文字
パターン信号とを合成して画像とすることにより、原稿
のカラー画像の各画素の色が何色であるかを読み取れる
白黒(モノトーン)画像を得ることができるものであ
る。
【0097】次に、本発明の第3実施例を、図24乃至
図26に基づき説明する。この実施例はプリスキャンを
行ない原稿の色情報を認識し、その色情報を基に用紙
(記録媒体)の任意の指定された部分に色の名称を表わ
す文字パターンと、図形パターンとの対応をアドオンす
る処理系のみが上述した第2実施例と異なり、その他の
本体構成等は、第2実施例と同様であるので、その説明
は省略する。
【0098】図24は本実施例の処理動作の流れを示す
フローチャートである。
【0099】同図中、ステップ1においてキー処理が行
なわれて、次のステップ2で、スタートキーがオン(O
N)されたか否かを判別する。このスタートキーがオン
されなければ前記ステップ1へ戻り、オンされれば、次
のステップ3へ進む。このステップ3で色認識画像加工
処理が選択されたか否かを判別し、色認識画像加工処理
が選択されれば、まず、プリスキャン動作を行ない原稿
の画像情報の読み取りを行なう(ステップ4)。また、
これと同時に、この画像情報よりヒストグラムの作成を
行なう(ステップ5)。
【0100】ヒストグラムは、図25に示すように色相
の発生頻度を表わすグラフである。即ち、この図25の
グラフは、発生頻度の高い色相の色が、原稿上に多く存
在することを示している。この実施例では、第1,2,
3の色が原稿上に存在している。
【0101】次に、カラーCCDイメージセンサ40a
で画像の読み取りを行ない(ステップ6)、次のステッ
プ7で画像加工+アドオンがなされる。即ち、前記ステ
ップ5におけるヒストグラム作成での情報を基に、図2
6(A)に示すような3本の棒グラフを「赤」,
「青」,「黄」の各色で着色した画像を表示した原稿9
7に基づき、図26(B)に示すように用紙の右上に、
図形パターンと色との対応を表示するように図形パター
ンと文字パターンの付加加工が施され、また、各棒グラ
フに図形パターンの付加加工が施された単色、即ち、モ
ノトーンの形成画像98がプリンタから出力される。
【0102】なお、前記ステップ3において、色認識加
工処理が選択されない場合は、ステップ9へ進んで通常
処理を行なって、ステップ8へ進んでプリンタから画像
が出力される。このステップ9で行なわれる通常処理動
作は、通常の画像複写動作である。
【0103】次に、本発明の第4実施例を図27及び図
30に基づき説明する。本実施例は、プリスキャンを行
なわないようにした点のみが上述した第2及び第3実施
例と異なり、その他の本体構成及び処理系の構成等は、
第2及び第3実施例と同様であるので、その説明は省略
する。
【0104】本実施例では、プリスキャンを行なわず、
予め設定された色の名称を表わす文字パターンと図形パ
ターンとの照合表をモノトーン画像とは別に独立して出
力するものである。図27は本実施例の処理動作の流れ
を示すフローチャートである。
【0105】同図中ステップ1においてキー処理が行な
われて、次のステップ2でスタートキーがオンされたか
否かを判別する。このスタートキーがオンされれば、次
のステップ3へ進む。このステップ3で、色認識画像
処理が選択されたか否かを判別し、色認識画像加工
理が選択されれば、まず、ステップ4で、図形パターン
と色との対応を示すデータが発生され、次のステップ5
で、図28に示すような3本の棒グラフを「赤」,
「青」,「黄」の各色で着色した画像を表示した原稿9
9に基づき、図29に示すように図形パターンと色との
対応関係を示す図形パターンと色の名称を表わす文字パ
ターンとからなる照合表100が出力される。
【0106】このステップ5で照合表が出力された後、
次のステップ6でカラーCCDイメージセンサ40a
よる原稿の画像情報の読み込みが行なわれ、次のステッ
プ7で予め設定された色相の条件を基に色認識及び画像
加工処理が行なわれて、図30に示すように各棒グラフ
に図形パターンが付加加工されたモノトーンの形成画像
101がプリンタから出力される(ステップ8)。な
お、前記ステップ3で色認識画像加工処理が選択されな
ければ、ステップ9で通常処理を行なって、ステップ8
でモノトーンの形成画像101を出力する。なお、上記
第3、第4実施例の場合、文字パターン発生手段とは別
に図形パターン発生手段を設けてもよく、また、文字パ
ターン発生手段に図形パターン発生機能をもたせるよう
にしてもよい。
【0107】尚、情報発生手段としてリーダーに限ら
ず、コンピュータ出力、VTRのビデオ出力等をも用い
ることができる。更に、出力部としてはプリンタに限ら
ず、モノクロディスプレイ、ファクシミリ出力等をも用
いることができることは勿論である。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜6記載の画像処理方法及び請求項7〜12記載の画像
処理装置によれば、カラー画像を単色画像に変換する場
合に、カラー画像中の色部分が何色であったかという情
報を容易に認識し得るという効果がある。
【0109】
【0110】
【0111】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像処理装置の内部
構成を示す側面図である。
【図2】同装置の概略ブロック構成図である。
【図3】同装置の詳細ブロック構成図である。
【図4】同装置により画像形成される原稿の説明図であ
る。
【図5】図4の原稿を基に形成された形成画像の説明図
である。
【図6】本発明の第2実施例に係る画像処理装置の詳細
ブロック構成図である。
【図7】同装置のカラーCCDイメージセンサの構成図
である。
【図8】図6に示すCCD駆動パルスのタイミングの一
例を示すタイミングチャートである。
【図9】図6に示すCCDドライバーのブロック構成図
である。
【図10】図8に示す各部のタイミングの一例を示すタ
イミングチャートである。
【図11】図6に示す黒補正/白補正回路における黒補
正回路のブロック構成図である。
【図12】同黒補正回路による黒補正の概念を示す図で
ある。
【図13】図6に示す黒補正/白補正回路における白補
正回路のブロック構成図である。
【図14】同白補正回路による白補正の概念を示す図で
ある。
【図15】白色板に対するデータの一例を示す図であ
る。
【図16】図6に示す黒補正/白補正回路における白補
正回路による白補正の手順を示すフローチャートであ
る。
【図17】図6に示す色検出回路のブロック構成図であ
る。
【図18】色認識を説明するための色相面を示す図であ
る。
【図19】図6に示すパターン発生回路とアドレス制御
回路のブロック構成図である。
【図20】図18に示すROMに格納されるデータの一
例を示す図である。
【図21】図形パターンを示す図である。
【図22】基準信号のタイミングを示す図である。
【図23】縁どりと色情報付加パターンとを説明する図
である。
【図24】本発明の第3実施例を示す画像処理装置の処
理動作を示すフローチャートである。
【図25】同じく第3実施例における色相角度の発生頻
度を表わした図である。
【図26】同じく第3実施例における原稿と形成画像の
説明図である。
【図27】本発明の第4実施例を示す画像処理装置の処
理動作を示すフローチャートである。
【図28】同第4実施例における原稿の説明図である。
【図29】同照合表の説明図である。
【図30】同形成画像の説明図である。
【符号の説明】
9a カラーCCDイメージセンサ(情報発生手段) 12 プリンタ(画像形成手段) 31 二値化回路(変換手段) 32 セレクタ(削除手段) 33 合成回路(合成手段) 35 色検出回路(色検出手段) 36 文字パターンジェネレータ(文字パターン発生手
段) 40a カラーCCDイメージセンサ(情報発生手段) 78 色検出回路(色検出手段) 87 セレクタ(削除手段) 88 文字パターン発生回路(文字パターン発生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船水 善浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 市川 弘幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−48074(JP,A) 特開 平1−144768(JP,A) 特開 昭63−278469(JP,A) 特開 平2−65370(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 H04N 1/46 - 1/64

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像中の色を有する領域を検出す
    る色検出工程と、前記カラー画像を単色画像に変換する
    変換工程と、前記色検出工程により検出された領域の色
    の名称を表わす文字パターンを発生する文字パターン発
    生工程と、前記文字パターン発生工程により発生された
    前記文字パターンを前記単色画像上に合成して合成画像
    を生成する合成工程とを有することを特徴とする画像処
    理方法。
  2. 【請求項2】 前記合成工程は、前記色検出工程により
    検出された領域に、前記文字パターン発生工程により発
    生された前記文字パターンを挿入することを特徴とする
    請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記合成工程は、前記色検出工程により
    検出された領域に、前記文字パターン発生工程により発
    生された前記文字パターンを多数挿入することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 カラー画像中の色を有する領域を検出す
    る色検出工程と、前記色検出工程により検出された領域
    の色に対応した図形パターンを発生する図形パターン発
    生工程と、前記色検出工程により検出された領域を前記
    図形パターン発生工程により発生される図形パターンに
    置換することによって前記カラー画像を単色画像に変換
    する変換工程と、前記色検出工程により検出された領域
    の色の名称を表わす文字パターンを発生する文字パター
    ン発生工程と、前記図形パターンと当該図形パターンに
    対応する色の名称を表わす文字パターンとを対応付けた
    対応画像を生成する対応画像生成工程とを有することを
    特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記対応画像生成工程により生成された
    前記対応画像を前記単色画像と合成する合成工程を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記対応画像生成工程により生成された
    前記対応画像を前記単色画像とは別の画像として出力す
    ることを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 カラー画像中の色を有する領域を検出す
    る色検出手段と、前記カラー画像を単色画像に変換する
    変換手段と、前記色検出手段により検出された領域の色
    の名称を表わす文字パターンを発生する文字パターン発
    生手段と、前記文字パターン発生手段により発生された
    前記文字パターンを前記単色画像上に合成して合成画像
    を生成する合成手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記合成手段は、前記色検出手段により
    検出された領域に、前記文字パターン発生手段により発
    生された前記文字パターンを挿入することを特徴とする
    請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記合成手段は、前記色検出手段により
    検出された領域に、前記文字パターン発生手段により発
    生された前記文字パターンを多数挿入することを特徴と
    する請求項7記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 カラー画像中の色を有する領域を検出
    する色検出手段と、前記色検出手段により検出された領
    域の色に対応した図形パターンを発生する図形パターン
    発生手段と、前記色検出手段により検出された領域を前
    記図形パターン発生手段により発生される図形パターン
    に置換することによって前記カラー画像を単色画像に変
    換する色変換手段と、前記色検出手段により検出された
    領域の色の名称を表わす文字パターンを発生する文字パ
    ターン発生手段と、前記図形パターンと当該図形パター
    ンに対応する色の名称を表わす文字パターンとを対応付
    けた対応画像を生成する対応画像生成手段とを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記対応画像生成手段により生成され
    た前記対応画像を前記単色画像と合成する合成手段を有
    することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記対応画像生成手段により生成され
    た前記対応画像を前記単色画像とは別の画像として出力
    することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
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