JPH061185A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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Publication number
JPH061185A
JPH061185A JP18885292A JP18885292A JPH061185A JP H061185 A JPH061185 A JP H061185A JP 18885292 A JP18885292 A JP 18885292A JP 18885292 A JP18885292 A JP 18885292A JP H061185 A JPH061185 A JP H061185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
weather strip
wall
door glass
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18885292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nozaki
政博 野崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP18885292A priority Critical patent/JPH061185A/ja
Publication of JPH061185A publication Critical patent/JPH061185A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体のドア開口縁に沿って取付ける中空状の
ウエザストリップにおいて、ドア閉力を増加させること
なく、高圧洗車時においても車内への水の侵入のおそれ
のないシール力を得ることである。 【構成】 ウエザストリップ6の基部61の両端をつな
ぐシール壁62には、ドアガラス2の外周端縁が押付け
られる第1のシール部S1 よりも車内側の部分に凹状湾
曲部621を形成し、その一端にドアガラス2の内面に
当接するシールリップ622を突設して第2のシール部
2 となし、シールリップ622と基部61とをつなぐ
部分を、シール壁62の他の部分よりも厚肉の厚肉シー
ル壁623とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体のドア開口縁に沿
って取付けられるウエザストリップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体側面のドア開口の開口縁に
は、これに沿ってウエザストリップが装着されており、
図2に示すようなサッシュドア車では、ドアガラス2の
外周端縁がウエザストリップに押付けられ、開口縁1と
ドアガラス2間のシールがなされる。
【0003】図3は、従来のこの種のウエザストリップ
のセンタピラーに沿う部分を示すもので、ウエザストリ
ップ7Aは、センタピラー4に固着したリテーナ40に
取付けられている。ウエザストリップ7Aはスポンジゴ
ム製で、リテーナ40に取付けられる厚肉の基部71
と、基部71の車内側および車外側の両端をつなぐ薄肉
のシール壁72とで扇形中空体をなしており、ドアガラ
ス閉時に、ドアガラス2の後端縁が押付けられる。な
お、ウエザストリップ7Aの車外側の端部にはクオータ
ウインドガラス3の外周シール部30が当接し、車内側
の端部には車体内装材5の端部が当接する。
【0004】ところが、このウエザストリップ7Aで
は、高圧洗車時に、シール壁72とドアガラス2との開
き角θの部分に入った水が、高水圧で車室内に入り込む
おそれがあった。このため、シール壁72を厚くし、ド
アガラスに対する反力を大きくしてシール力を上げてい
るが、この対策ではドア閉力の増加は避けられない。
【0005】そこで、ドアガラスとシール壁とを二重シ
ールすることが提案されている(実開平2−232
号)。図4は二重シールの代表例を示すもので、ウエザ
ストリップ7Bのシール壁72には、ドアガラス2より
も車内側となる部分に凹状湾曲部721を形成するとと
もに湾曲部721の一端にドアガラス2の内面に当接す
るシールリップ722を突設して第1のシール部S1
よび第2のシール部S2 を形成し、かつ、上記湾曲部7
21の保持力を維持するために湾曲部721の底部と基
部71をつなぐブリッヂ725を設けている。
【0006】このウエザストリップ7Bでは、第1のシ
ール部S1 で高水圧による水の侵入があっても、第2の
シール部S2 で車内への侵入が防止されるから、シール
壁72を薄くすることができる。
【0007】しかしながら、この構造では次のような問
題がある。即ち、ドア開口まわりのウエザストリップは
一般に、直線部は押出成形され、コーナ部は押出成形材
の端末間をコーナ状に型成形で接続することにより構成
される。ところが、型成形では、中空状のウエザストリ
ップの内部にブリッヂを形成することが困難であること
から、コーナ部ではブリッヂは省略される。このため、
開き角の部分に高水圧が作用し、第1のシール部S1
下方へ押込まれるように動くと、これに伴って凹状湾曲
部721およびシールリップ722も動き、第2のシー
ル部S2 のシール力が保証されなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車体のドア
開口縁に沿って取付けられる二重シールのウエザストリ
ップにおいて、ドア閉力を上げることなく、かつブリッ
ヂを設けることなく良好なシール力を確保し、高圧洗車
時などにおいても確実に水の侵入が防止される構造を提
供することを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は図1に示すよう
に、基部61の両端をつなぐシール壁62を備えた中空
状のウエザストリップにおいて、シール壁62には、ド
アガラス2の外周端縁が押付けられる第1のシール部S
1 よりも車内側に凹状湾曲部621を形成するとともに
その一端にドアガラス2の内面に当接するシールリップ
622を突設して第2のシール部S2 を形成し、かつシ
ールリップ622と基部61とをつなぐ部分623をシ
ール壁62の他の部分よりも厚肉とした。
【0010】
【作用】第1のシール部S1 に高圧洗車水などの高圧水
が作用して第1のシール部S1のシール壁62が変形し
て水が侵入しても、シールリップ622は厚肉シール壁
623で支持されているから、第1のシール部S1 およ
びこれに連なる凹状湾曲部621の変形の影響を受け
ず、第2のシール部S2 のシール力は確実に維持され
る。
【0011】
【実施例】図1に示す実施例において、自動車のセンタ
ピラー4にはリテーナ40が固定してある。ウエザスト
リップ6は断面ほぼL字形の厚肉の基部61と、基部6
1の両端をつなぐシール壁62とで外形がほぼ扇状の中
空体をなしている。そしてウエザストリップ6は、基部
61の中央の基台部をリテーナ40に嵌着することによ
りセンタピラー4に沿って取付けられている。
【0012】シール壁62は、基部61の車外側の端部
から外方へゆるやかに膨出する形状で基部61の車内側
の端部方向へ伸び、U字形に湾曲反転して凹状湾曲部6
21を形成し、再び基部61の車内側の端部方向へ伸び
て該端部に接続している。上記湾曲部621の反転端は
シールリップ622を形成している。
【0013】シール壁62の厚さは、基部61の車外側
の端部からシールリップ622に至る部分では、ドアガ
ラス2の後端縁が押付けられたときに撓む厚さとしてあ
る。また、シールリップ622と基部61の車内側の端
部とをつなぐ部分は、第1のシ−ル部S1 にドアガラス
2の後端縁が押付られたときに、その影響による撓みが
ほとんど生じない厚肉シール壁623としてある。具体
的には、基部61および厚肉シール壁623の厚さは3
〜4mm程度、厚肉シール壁623以外のシール壁の厚さ
は1.2〜2mm程度とする。
【0014】なお、図において3はクオータウインドガ
ラス、30はクオータウインドガラス3の外周に設けた
シール部材、5は車体内装材である。
【0015】上記構成のウエザストリップ6において、
ドアとともにドアガラス2が閉じられると、シール壁6
2の第1のシール部S2 にドアガラス2の後端縁が押付
けられ、同時に第2のシール部S2 を形成するシールリ
ップ622にドアガラス2の内面が押付けられて二重の
シールをする。
【0016】しかして高圧洗車時、洗車水により薄いシ
ール壁62が変形して洗車水が第1のシール部S1 から
凹状湾曲部621内に侵入しても、シールリップ622
は厚肉シール壁623にて支持されているからシール部
2 では充分なシール力が確保される。従って洗車水は
シール部S2 から車内へ侵入することなくドアガラス2
と凹状湾曲部621間の空間を通って外部に排出され
る。
【0017】このように、第2のシール部S2 のシール
性が保証されるから、シール壁62におけるドアガラス
後端縁押付け部付近の厚さを薄くすることができ、シー
ル性を確保しつつドア閉力を小さくすることができる。
また、従来のウエザストリップにおけるが如きブリッヂ
725(図4)が不要であるから、ウエザストリップの
成形が容易である。特にブリッヂを設けることが困難な
型成形コーナ部におけるシール性の向上に極めて有効で
ある。
【0018】なお、本発明は、車体のドア開口のセンタ
ピラーに沿うウエザストリップのみならず、ルーフサイ
ドに沿うウエザストリップにも適用され得る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のウエザス
トリップは製造が容易であり、ドア閉力を上げることな
く充分なシール力を確保することができ、高圧洗車時な
どにおいても車内への水の侵入のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウエザストリップの、図2のA−
A線に沿う位置での断面図である。
【図2】本発明のウエザストリップが適用される自動車
の斜視図である。
【図3】従来のウエザストリップの、図2のA−A線に
沿う位置での断面図である。
【図4】従来の他のウエザストリップの、図2のA−A
線に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
1 ドア開口縁 2 ドアガラス 4 センタピラー 40 リテーナ 6,7A,7B ウエザストリップ 61,71 基部 62,72 シール壁 621,721 凹状湾曲部 622 シールリップ 623 厚肉シール壁 S1 第1のシール部 S2 第2のシール部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のドア開口縁に沿って取付けられる
    中空状のウエザストリップであって、基部と、基部の両
    端とつないで基部との間に中空部を形成するシール壁を
    備え、シール壁には、ドアガラスの外周端縁が押付けら
    れる第1のシール部よりも車内側に凹状湾曲部を形成
    し、その一端にドアガラスの内面に当接するシールリッ
    プを突設して第2のシール部を形成し、かつシールリッ
    プと基部をつなぐシール壁をシール壁の他の部分よりも
    厚肉としたことを特徴とする自動車用ウエザストリッ
    プ。
JP18885292A 1992-06-23 1992-06-23 自動車用ウエザストリップ Pending JPH061185A (ja)

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JP18885292A JPH061185A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 自動車用ウエザストリップ

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JP18885292A JPH061185A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 自動車用ウエザストリップ

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JPH061185A true JPH061185A (ja) 1994-01-11

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JP18885292A Pending JPH061185A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 自動車用ウエザストリップ

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JP (1) JPH061185A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003034194A (ja) * 2001-07-23 2003-02-04 Hiroshima Kasei Ltd ウェザーストリップ
US7641250B2 (en) * 2007-04-27 2010-01-05 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Body molding with integral lock for a vehicle
JP2011051398A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ルーフウエザストリップ
US10458825B2 (en) 2015-03-02 2019-10-29 Denso Corporation Thermal flow-rate sensor

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JP2011051398A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ルーフウエザストリップ
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