JPH06109446A - 配線パターン検査装置 - Google Patents

配線パターン検査装置

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JPH06109446A
JPH06109446A JP26114692A JP26114692A JPH06109446A JP H06109446 A JPH06109446 A JP H06109446A JP 26114692 A JP26114692 A JP 26114692A JP 26114692 A JP26114692 A JP 26114692A JP H06109446 A JPH06109446 A JP H06109446A
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Yuji Maruyama
祐二 丸山
Hideaki Kawamura
秀昭 川村
Atsuharu Yamamoto
淳晴 山本
Takatoshi Matsuzaki
高年 松崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板やホトマスク等における配線パ
ターンの不良を検査するための配線パターン検査装置に
関するもので、デザインルール法に基づいた特徴比較に
おいて、比較判定時に対象となる候補が複数存在する場
合や細線化処理により特徴抽出を行う際にエッチングの
行程のばらつきによりスケルトン画像の発生が不安定と
なり虚報の原因となっていた。本発明は、配線パターン
の膨張収縮や歪および位置合わせ誤差などを吸収し虚報
が少なく安定した配線パターン検査装置を提供するする
ことを目的とする。 【構成】 プリント基板101上に形成された配線パタ
ーンを入力し、濃淡画像を2値画像に変換し、配線パタ
ーン特徴を特徴抽出手段106で抽出し、基準データを
予め記憶する基準情報記憶手段107と被検査基板から
の特徴を一時記憶する特徴情報記憶手段108からの双
方の特徴情報を、比較判定手段109で第1の判定処理
および第2の判定処理により比較判定し真の欠陥のみを
検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板やホトマ
スク等における配線パターンの不良を検査するための配
線パターン検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板等の不良の検査は人
間による目視検査に頼っていた。ところが、製品の小型
化や軽量化が進むにつれ、プリント基板の配線パターン
細密化や複雑化がより一層進んでいる。このような状況
の中で、人間が高い検査精度を保ちつつ非常に細密な配
線パターンを、しかも長時間続けることが難しくなって
きており、検査の自動化が強く望まれている。
【0003】配線パターンの欠陥検出装置として、例え
ば、特開平04−73759号公報記載のものがある。
この欠陥検出方式は、デザインルール法に基づいた特徴
抽出方式で、2値画像を用いて配線パターンの背景側か
ら1画素ずつ削る処理をn回繰り返してスケルトン画像
を得スケルトン画像より端点およびT分岐の特徴点を抽
出し、予め良品基板で抽出した1つ以上の近傍の特徴を
付帯情報として付加した特徴情報と比較判定するもの
で、付帯情報に基づいて高速に検索できることおよび近
傍の特徴点との相対的な位置で比較することで位置合わ
せを容易すると説明している。
【0004】図31は従来の配線パターン検査装置の動
作を示すフローチャートである。図31に基づき、以下
にその動作を説明する。
【0005】(イ)まず、特徴抽出手段から検査データ
と特徴情報記憶手段から前学習データの付帯情報の示す
全ての学習データとの座標の相対値を演算する。
【0006】(ロ)次に、特徴抽出手段からの検査デー
タと特徴情報記憶手段から前学習データの付帯情報の示
す全ての学習データとの座標の相対値および検出情報を
比較判定する。
【0007】(ハ)比較した結果が一致していれば、学
習データに登録されている特徴情報であり欠陥としな
い。
【0008】(ニ)比較した結果一致しなければ、欠陥
として通知または登録する。以上の処理を特徴情報デー
タがなくなるまで繰り返して行われるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、2値化
画像をデザインルール法に基づき配線パターンの欠陥を
検出する方式について説明した。この方法は、確実に欠
陥が検出でき有望な方法と言えよう。
【0010】しかし、プリント基板の配線パターンは、
各製作工程において基板の変形(膨張収縮を含む)およ
び歪等により線幅や特徴点の座標にばらつきが発生する
ことは良く知られている。同様に、検査する際に、基準
データとの位置合わせの課題も見逃せない。また、比較
判定時に対象となる候補が複数存在する場合や細線化処
理により特徴抽出を行う際にエッチングの行程のばらつ
きによりスケルトン画像の発生が不安定となり虚報の原
因となっていた。
【0011】本発明は上記課題に鑑み、配線パターンの
膨張収縮や歪および位置合わせ誤差などを吸収し虚報が
少なく安定した配線パターン検査装置を提供するもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の技術的解決手段は、第1にプリント基板上に形
成された配線パターンを光電変換する画像入力手段と、
前記画像入力手段からの濃淡画像を2値画像に変換する
2値化手段と、前記2値化手段からの2値画像から配線
パターンの特徴を抽出する特徴抽出手段と、前記特徴抽
出手段からの配線パターンの特徴情報を一旦記憶する特
徴情報記憶手段と、前記特徴抽出手段からの配線パター
ンの特徴情報を予め良品基板から抽出し基準データとし
て記憶する基準情報記憶手段と、前記特徴情報記憶手段
からの被検査基板の配線パターンの特徴情報と前記基準
情報記憶手段からの良品基板の特徴情報とを、第1の判
定処理として被検査基板から抽出した注目特徴点tnを
中心にある任意に定めた第1の判定領域に良品基板から
の特徴点rnが対応するかを判定し、対応する特徴点が
存在しない場合は欠陥として登録し、対応する特徴点が
複数存在する場合は第2の判定処理として注目特徴点t
nとすでに対応付けの終了した1つ以上の周辺特徴点t
n−iとの距離slを求め、良品基板のすでに周辺特徴
点tn−iと対応付けの終了した周辺特徴点rn−iか
らの距離slの点を中心に任意に定めた第2の判定領域
に注目特徴点tnと対応する特徴点rnが存在するかを
判定し、存在しない場合は欠陥として登録し真の欠陥の
みを検出する比較判定手段とから構成したものである。
【0013】第2に比較判定手段において、第1の判定
処理として被検査基板から抽出した注目特徴点tnを中
心にある任意に定めた第1の判定領域に良品基板からの
特徴点rnが対応するかを判定し、対応する特徴点が存
在しない場合は欠陥として登録し、対応する候補点が複
数存在する場合は第2の判定処理として注目特徴点tn
と1つ以上の周辺特徴点との距離を求め、良品基板の各
候補点毎に周辺特徴点との距離の点を中心に任意の第2
判定領域に周辺特徴点が存在するかを判定し、特徴点が
存在する毎に点数を与え1番得点の高い候補点を対応す
る特徴点rnとして選択するようにしたものである。
【0014】第3に比較判定手段において、第1の判定
処理として被検査基板から抽出した注目特徴点tnを中
心にある任意に定めた第1の判定領域に良品基板からの
特徴点rnが対応するかを判定し、対応する特徴点が存
在しない場合は欠陥として登録し、対応する特徴点が複
数存在する場合は第2の判定処理として注目特徴点tn
とすでに対応付けの終了した1つ以上の周辺特徴点tn
−iとの距離slを求め、良品基板のすでに対応付けの
終了した周辺特徴点rn−iからの距離slの点を中心
に任意に定めた第2の判定領域に対応する特徴点rnが
存在するかを判定し、存在しない場合は欠陥として登録
し、対応する候補点が複数存在し特定できない場合は第
3の判定処理として注目特徴点tnと1つ以上の周辺特
徴点との距離を求め、良品基板の各候補点毎に周辺特徴
点との距離の点を中心に任意に定めた第3の判定領域に
周辺特徴点が存在するかを判定し、特徴点が存在する毎
に点数を与え1番得点の高い候補点を対応する特徴点r
nとして選択するようにしたものである。
【0015】第4に基準情報記憶手段において、前記特
徴抽出手段からの配線パターンの特徴情報として検出順
の一連の番号、座標、特徴の識別できるコード、複数の
周辺特徴点の一連番号からなるようにしたものである。
【0016】第5に基準情報記憶手段の特徴情報の一つ
として登録する複数の周辺特徴点を得る際に、注目特徴
点を中心に領域を4分割しそれぞれの領域において一番
近い距離の特徴点を選択するようにしたものである。
【0017】第6に比較判定手段において、プリント基
板の全体領域を任意のサイズに分割した特徴点マップを
設定し前記特徴抽出手段からの特徴情報を対応する領域
に登録するとともに、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点
マップから検索するようにしたものである。
【0018】第7に比較判定手段において、プリント基
板の全体領域を任意のサイズに分割した特徴点マップに
前記特徴抽出手段からの最初の特徴情報を対応する領域
に登録するとともに、分割された領域内に存在する2番
目以降の特徴点を登録する際は一つ前に検出された前記
基準情報記憶手段の特徴情報にマップ情報として特徴点
の一連番号を付加し、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点
マップおよび前記基準情報記憶手段の特徴情報に付加さ
れたマップ情報から連鎖的に検索するようにしたもので
ある。
【0019】第8に比較判定手段において、前記特徴情
報記憶手段からの注目特徴点を比較判定する際に周辺特
徴点を次検索候補として登録し、注目特徴点の比較判定
終了後次検索候補から次の注目特徴点を連鎖的に検索す
るようにしたものである。
【0020】第9に比較判定手段において、すでに確定
した一つ以上の特徴点のずれ量の平均値で前記基準情報
記憶手段からの特徴点の座標を逐次補正するようにした
ものである。
【0021】第10に比較判定手段において、前記特徴
抽出手段で2値画像から細線化処理等によりスケルトン
画像に変換し端点や分岐点等の配線パターンの特徴を抽
出し、比較判定時に特徴点の任意の近傍領域内の特徴点
の組み合わせに応じて特徴の識別コードを付け直すよう
にしたものである。
【0022】第11に比較判定手段において、前記特徴
抽出手段で2値画像からn回の有限回の細線化処理等に
よりスケルトン画像に変換し端点や分岐点等の配線パタ
ーンの特徴を抽出する際に、n−k回目以降の細線化処
理時にその特徴点にフラグを付与し比較判定時にエラー
と判定された場合に除外するようにしたものである。
【0023】
【作用】本発明は、第1に比較判定手段において、第1
の判定処理で被検査基板から抽出した注目特徴点tnを
中心にある任意に定めた第1の判定領域に良品基板から
の特徴点rnが対応するかを判定し、第2の判定処理で
注目特徴点tnとすでに対応付けの終了した1つ以上の
周辺特徴点tn−iとの距離slを求め、良品基板のす
でに対応付けの終了した周辺特徴点rn−iからの距離
slの点を中心に任意に定めた第2の判定領域に対応す
る特徴点rnが存在するかを判定することにより複数存
在する候補点を確実に対応付けできる。
【0024】第2に比較判定手段において、第1の判定
処理として被検査基板から抽出した注目特徴点tnを中
心にある任意に定めた第1の判定領域に良品基板からの
特徴点rnが対応するかを判定し、対応する候補点が複
数存在する場合は第2の判定処理として注目特徴点tn
と1つ以上の周辺特徴点との距離を求め、良品基板の各
候補点毎に周辺特徴点との距離の点を中心に任意に定め
た第2判定領域に周辺特徴点が存在するかを判定し、特
徴点が存在する毎に点数を与え1番得点の高い候補点を
対応する特徴点rnとして選択するようにしたもので複
数存在する候補点を確実に対応できる。
【0025】第3に比較判定手段の第1の判定処理およ
び第2の判定処理において特定できなかった場合、第3
の判定処理として注目特徴点tnと1つ以上の周辺特徴
点との距離を求め、良品基板の各候補点からの距離の点
を中心に任意に定めた第3の判定領域に特徴点が存在す
るかを判定し、特徴点が存在する毎に点数を与え1番得
点の高い候補点を対応する特徴点rnとして選択するよ
うにしたもので複数存在する候補点を確実に対応付けで
きる。
【0026】第4に配線パターンの特徴情報として検出
順の一連の番号、座標、特徴の識別できるコード、複数
の周辺特徴点の一連番号からなるようにしたもので周辺
点の検索を容易にするものである。
【0027】第5に基準情報記憶手段の特徴情報の一つ
として登録する複数の周辺の特徴点を得る際に、注目特
徴点を中心に領域を4分割しそれぞれ領域において一番
近い距離の特徴点を選択するようにしたもので周辺特徴
点が一ヶ所に集中しないようにしたものである。
【0028】第6に比較判定手段において、プリント基
板の全体領域を任意のサイズに分割した特徴点マップを
設定し前記特徴抽出手段からの特徴情報を対応する領域
に登録するとともに、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点
マップから検索するようにしたもので高速に検索できる
ようにしている。
【0029】第7に比較判定手段において、プリント基
板の全体領域を任意のサイズに分割した特徴点マップに
前記特徴抽出手段からの最初の特徴情報を対応する領域
に登録するとともに、分割された領域内に存在する2番
目以降の特徴点を登録する際は一つ前に検出された前記
基準情報記憶手段の特徴情報にマップ情報として特徴点
の一連番号を付加し、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点
マップおよび前記基準情報記憶手段の特徴情報に付加さ
れたマップ情報から連鎖的に検索するようにしたもので
特徴点マップのメモリサイズの削減を図ったものであ
る。
【0030】第8に比較判定手段において、前記特徴情
報記憶手段からの注目特徴点を比較判定する際に周辺特
徴点を次検索候補として登録し、注目特徴点の比較判定
終了後次検索候補から次の注目特徴点を連鎖的に検索す
るようにしたもので関連性の強いものから順次処理を行
うので効率的に処理できる。
【0031】第9に比較判定手段において、すでに確定
した一つ以上の特徴点のずれ量の平均値で前記基準情報
記憶手段からの特徴点の座標を逐次補正するようにした
もので位置合わせを容易にしている。
【0032】第10に比較判定手段において、特徴抽出
手段で2値画像から細線化処理等によりスケルトン画像
に変換し端点や分岐点から配線パターンの特徴を抽出
し、比較判定時に特徴点の任意の近傍領域内の特徴点の
組み合わせに応じて特徴の識別コードを付け直すように
したものでエッチング工程のばらつきによる不安定性を
吸収し虚報のない検査装置を提供するものである。
【0033】第11に比較判定手段において、特徴抽出
手段で2値画像からn回の有限回の細線化処理等により
スケルトン画像に変換し端点や分岐点から配線パターン
の特徴を抽出する際に、n−k回目以降の細線化処理時
にその特徴点にフラグを付与し比較判定時にエラーと判
定された場合に除外するようにしたものでエッチング工
程のばらつきによる不安定性を吸収した虚報のない検査
装置を提供するものである。
【0034】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について説明
する。
【0035】図1は本発明の配線パターン検査装置の1
実施例を示すブロック結線図である。図1において、1
01はプリント基板、103は拡散照明装置104とC
CDカメラのような撮影装置102を備えた画像入力手
段、105は濃淡画像を2値画像に変換する2値化手
段、106は2値画像から配線パターンの特徴を抽出す
る特徴抽出手段、107は配線パターンの特徴を予め良
品基板から抽出し基準データとして記憶する基準情報記
憶手段、108は被検査基板の特徴を抽出し一時的に記
憶する特徴情報記憶手段、109はCPU(セントラル
・プロセッサ・ユニット)110及びエラー情報メモリ
112から構成される比較判定手段である。
【0036】以上のように構成された配線パターン検査
装置について、その動作を説明する。まず、検査対象で
あるプリント基板101を、CCDカメラ等を用いた画
像入力手段103で撮像し濃淡画像を得る。本実施例で
は、画像入力手段103としてCCDラインセンサカメ
ラを用いた例について説明する。照明系は特に限定しな
いが、基材(ガラスエポキシ等)と銅パターンとの反射
輝度差の大きい600nm付近の波長を用いると容易に
2値化できることは良く知られている。また、最近で
は、超高輝度LED(例えばGaAlAs 660nm
またはInGaAlP 620nm)が商品化されてお
り、ライン上に並べ多方向から照射するのも有効な照明
方法と言える。得られた濃淡画像を2値化手段105
で、予め濃度ヒストグラム等で求めた閾値レベルで2値
画像に変換する。ここでは、配線パターン側を”1”
に、基材側を”0”に2値化するものとする。欠陥抽出
手段106は、特に限定するものでないが画素単位で欠
陥が検出される検出方式であればよい。例えば、従来例
で示したように、配線パターンの背景から1画素ずつ削
りながら全画素に対して繰り返し細線化処理し、得られ
たスケルトン画像より配線パターンの特徴情報として座
標と特徴点の識別情報(端点や分岐)を抽出するもので
ある。基準情報記憶手段107は、予め良品基板で特徴
抽出手段106からの特徴情報を基準データとして記憶
するものである。特徴情報記憶手段108は、被検査基
板からの特徴情報を一時的に記憶するものである。比較
判定手段109は、CPUシステム110と欠陥情報を
記憶するエラー情報記憶メモリ112などから構成され
主にソフトウエア処理によって実現するもので、特徴情
報記憶手段108および基準情報記憶手段107からの
特徴情報を比較判定する際に、第1の判定処理で被検査
基板から抽出した注目特徴点tnを中心にある任意に定
めた第1の判定領域を設定し良品基板からの特徴点rn
が対応するかを判定し、対応が付かない場合には第2の
判定処理で注目特徴点tnとすでに対応付けの終了した
1つ以上の周辺特徴点tn−iとの距離slを求め、良
品基板のすでに対応付けの終了した特徴点rn−iから
の距離slの点を中心に任意の第2の判定領域を設定し
対応する特徴点rnが存在するかを判定することにより
複数存在する候補点を確実に対応付けできる様にし真の
欠陥のみを抽出するものである。抽出された欠陥は、エ
ラー情報メモリ112に登録する。ここで距離とは、距
離と方向で表現されるものをいう。
【0037】以上の動作を繰り返し、順次行うことによ
りプリント基板101の全面について検査することがで
きる。この一連の動作は、適当な信号により同期して行
うものである。
【0038】次に、従来例と異なる比較判定手段109
について図2(a)〜(d)、図3(a)(b)、及び
図5を用いて詳しく説明する。図2(a)〜(d)は、
良品基板と被検査基板の座標を示し、比較判定手段10
9の第1の判定処理の概念を説明するもので、検出され
た注目特徴点tn(Xn,Yn)が良品基板の特徴点rnと対
応するかどうかを比較判定するものである。基準情報の
座標系203において、注目特徴点tn202と同一の
座標(Xn,Yn)を中心に半径r1の第1の判定領域205
に良品基板の特徴点rnが対応するかを判定するもの
で、図2(b)の様に良品基板の特徴点rn204が
1:1で対応していると判定できる。図2(c)は、対
応する特徴点が存在しなかった場合を示しており、欠陥
としてエラー情報メモリ112に登録する。この場合、
座標が同じでも識別情報が異なっていればエラーとして
登録するものとする。
【0039】図2(d)は、対応する特徴点rn204
の他に特徴点206の複数の特徴点が存在する場合は第
1の判定処理では判定できないので第2の判定処理に委
ねるものとする。
【0040】図3(a)(b)は、比較判定処理109
の第2の判定処理の概念を説明するもので、前述した図
2(d)の様に第1の判定領域内に複数の特徴点が存在
し第1の判定処理では判定できない場合に処理を行うも
のである。検出された注目特徴点tn302と既に対応
付けの終了した複数の特徴点303(tn−i,tn−
j)との距離sli304、slj305を求め、基準
情報の座標系306で既に対応付けの終了した特徴点3
08(rn−i,rn−j)から先に求めたそれぞれの
距離を中心として半径r2の第2の判定領域311を設
定する。そこで、第2の判定領域内に対応する特徴点r
nが存在するかどうかで判定を行うものである。図3
(b)では、第1の判定処理では判定領域内に2つの特
徴点が存在したが、第2の判定処理により対応する特徴
点として特徴点rn307が選ばれることになる。ここ
では任意に定めた判定領域を、半径r1、r2の範囲内
として説明したが矩形領域としても良い。次に、図5に
比較判定処理109の処理フローを示し説明する。処理
aとして、注目特徴点を中心に複数の特徴情報を特徴情
報記憶手段108および基準情報記憶手段107から読
み込む。処理bとして、注目特徴点の同一座標点を中心
に第1の判定領域を設定する。処理cとして、任意に設
定した第1の判定領域内に良品基板の対応する特徴点が
存在するか比較判定する。対応する基準特徴点が存在す
れば処理gを実行し処理が終了するまで繰り返す。
【0041】対応する点が存在しなけれ処理fを実行す
る。また、対応する点が複数存在する場合は処理dとし
て、注目特徴点と既に対応付けの終了した複数の周辺特
徴点との距離をそれぞれ求め、良品基板の対応する周辺
特徴点からのそれぞれの距離を中心に第2の判定領域を
求める。
【0042】処理eとして、第2の判定領域内に良品基
板の対応する特徴点が存在するかを判定する。対応する
特徴点が存在すれば対応付け完了として処理gを実行
し、対応点がなければ欠陥として処理fを実行する。処
理fは、欠陥情報をエラー情報メモリに登録する。
【0043】処理gは、判定処理が終了かを判定するも
ので、例えば特徴情報記憶手段の全ての特徴情報につい
て処理が終了した場合等である。そうでなければ、開始
点に戻る。
【0044】以上の処理を特徴情報記憶手段からの特徴
情報データがなくなるまで繰り返して行われる。処理h
は、前の処理で説明しなかったが対応付けの終了した特
徴点は基準情報記憶手段の特徴情報に照合フラグが付与
されているもので、最後の処理として基準情報記憶手段
の全特徴情報の照合フラグをチェックし、照合フラグが
付与されていない特徴情報をエラーとしてエラー情報メ
モリに登録し、終了する。
【0045】なお、本実施例では、特徴情報記憶手段か
らの特徴情報データを注目特徴点として説明したが、基
準情報記憶手段からの基準情報データを注目特徴点とし
て基準にしても結果は同じである。
【0046】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について説明する。
【0047】図3(c)および図3(d)は第2の実施
例を示す比較判定手段109における第2の判定処理の
概念図、図5は比較判定手段109の処理フローであ
る。比較判定手段109の第2の判定処理において、注
目特徴点と1つ以上の周辺特徴点との距離を求め、良品
基板の各候補点からの距離の点を中心に任意に定めた第
2の判定領域に特徴点が存在するかを判定し、特徴点の
存在する毎に点数を与え一番得点の高い候補点を対応す
る特徴点として選択するようにしたものである。比較判
定手段109において、第1の判定処理は(実施例1)
と同一であるので説明を省略し、第2の判定処理につい
て図3(c)(d)および図6を用いて詳しく説明す
る。
【0048】第2の判定処理は、前述した図2(d)の
様に第1の判定領域内に複数の特徴点が存在し第1の判
定処理では判定できない場合に処理を行うものである。
図3(c)および図3(d)において、注目特徴点31
4と周辺特徴点315との距離l1、l2、l3をそれ
ぞれ求め、基準情報の座標系316で各候補点317お
よび318から先に求めた距離l1、l2、l3の点を
中心に第2の判定領域321を設定し、各候補点毎に第
2の判定領域内に対応する周辺特徴点が幾つ存在するか
で点数を与え得点の1番高い候補点を対応する特徴点と
するものである。 図3(d)の実施例では、候補点3
17の判定領域には3個の周辺特徴点が存在し、候補点
318の判定領域内には2個の周辺特徴点が存在するた
めに得点の高い候補点317が対応する特徴点として選
択されるものである。
【0049】次に、図6に比較判定処理109の処理フ
ローを示し説明する。処理aとして、注目特徴点を中心
に複数の特徴情報を特徴情報記憶手段108および基準
特徴情報記憶手段107から読み込む。処理bとして、
注目特徴点の同一座標点を中心に第1の判定領域を設定
する。処理cとして、設定した判定領域内に良品基板の
対応する特徴点が存在するか比較判定する。対応付けす
る特徴点が存在すれば処理gを実行し処理を繰り返す。
対応する点が存在しなけれ処理fを実行する。また、対
応する候補点が複数存在する場合は第2の判定処理dと
して、注目特徴点と1つ以上の周辺特徴点との距離をそ
れぞれ求め、良品基板の各候補点からのそれぞれの距離
を中心に第2の判定領域をそれぞれ求める。処理eとし
て、特徴点がそれぞれに設定された判定領域内に存在す
れば点数をそれぞれ与える。処理iは、得点の高い候補
点を対応する特徴点として選択する。また、得点が同点
等の場合は候補点の座標(距離)の近い方を選択するも
のとし、処理gを実行する。処理fは、欠陥情報をエラ
ー情報メモリ112に登録する。処理gは、判定処理が
終了かを判定するもので、例えば特徴情報記憶手段10
8の全ての特徴情報について処理が終了した場合等であ
る。そうでなければ、開始点に戻る。
【0050】以上の処理を特徴情報記憶手段108から
の特徴情報データがなくなるまで繰り返して行われる。
処理hは、前の処理で説明しなかったが対応付けの終了
した特徴点は基準情報記憶手段の特徴情報に照合フラグ
が付与されているもので、最後の処理として基準情報記
憶手段の全特徴情報の照合フラグをチェックし、照合フ
ラグが付与されていない特徴情報をエラーとしてエラー
情報メモリに登録し、終了する。
【0051】なお、本実施例では、第2の判定処理を行
う際に注目特徴点と1つ以上の周辺特徴点との距離をそ
れぞれ求め、良品基板の各候補点からのそれぞれの距離
を中心に第2の判定領域をそれぞれ求めているが、注目
特徴点と既に対応付けの終了した周辺特徴点との距離を
求め同様の処理を行っても良い。この場合、精度は高く
なるが、周辺特徴点の数が減少することも考えられる。
【0052】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について説明する。図4は第2の実施例を示す比較判定
手段109における概念図、図7は比較判定手段109
の処理フローである。本実施例は、(実施例1)で説明
した比較判定手段109の第1の判定処理および第2の
判定処理において特定できなかった場合、第3の判定処
理として注目特徴点と1つ以上の周辺特徴点との距離を
求め、良品基板の候補点からの距離slの点を中心に任
意に定めた第3の判定領域に特徴点が存在するかを判定
し、特徴点が存在する毎に点数を与え一番得点の高い候
補点を対応する特徴点として選択するようにしたもので
ある。
【0053】比較判定手段109において、第1の判定
処理および第2の判定処理は(実施例1)と同様である
ので説明は省略し、第3の判定処理について説明する。
【0054】第3の判定処理は、図4に示すように第2
の判定処理において第2の判定領域311内に2つの候
補点307、322が存在し対応する特徴点と特定でき
ない場合に判定するもので、図7にその処理フローを示
す。全体の処理の流れとして第1の判定処理601、第
2の判定処理602および第3の判定処理603の3段
階で欠陥判定を行うもので、先に説明したように第1の
判定処理601および第2の判定処理602は(実施例
1)と同様であるので説明は省くものとする。
【0055】処理aは第1の判定処理、処理bは第2の
判定処理を行う。処理cは、第2の判定処理で特定でき
なかった場合に処理するもので、注目特徴点と1つ以上
の周辺特徴点との距離をそれぞれ求め、良品基板の各候
補点からのそれぞれの距離を中心に第3の判定領域を求
める。処理dとして、特徴点がそれぞれに設定された判
定領域内に存在すれば点数をそれぞれ与える。処理e
は、得点の高い候補点を対応する特徴点として選択す
る。また、得点が同点等の場合は、候補点の座標の近い
方を選択し、処理gを実行する。処理fは、欠陥情報を
エラー情報メモリ112に登録する。処理gは、判定処
理が終了かを判定するもので、例えば特徴情報記憶手段
108の全ての特徴情報について処理が終了した場合等
である。そうでなければ、開始点に戻る。
【0056】以上の処理を特徴情報記憶手段108から
の特徴情報データがなくなるまで繰り返して行われる。
処理hは、前の処理で説明しなかったが対応付けの終了
した特徴点は基準情報記憶手段の特徴情報に照合フラグ
が付与されているもので、最後の処理として基準情報記
憶手段の全特徴情報の照合フラグをチェックし、照合フ
ラグが付与されていない特徴情報をエラーとしてエラー
情報メモリに登録し、終了する。
【0057】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について説明する。図8は本発明の第4の実施例を示す
基準情報記憶手段107の特徴情報の形式である。基準
情報記憶手段107の特徴情報は、予め良品基板を用い
て特徴抽出手段106から抽出された配線パターンの特
徴を検出順の一連の番号、座標、特徴の識別できるコー
ドおよび複数の周辺点の一連番号の形式に変換して登録
するものである。図8では、特徴点数を4桁、周辺点数
を近傍1〜近傍4とした実施例を示している。
【0058】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について説明する。図9(a)は本発明の第5の実施例
を示すもので、基準情報記憶手段107の特徴情報の一
つとして登録する複数の周辺の特徴点を得る際の領域分
割を示す図である。
【0059】図9(a)では、注目特徴点を中心に領域
を4分割してそれぞれの領域で一番近い特徴点を選択す
るもので、+字に4分割した実施例を示している。注目
特徴点805に対して、領域1〜領域4に分割し、それ
ぞれの領域から一番近い特徴点を周辺特徴点806、8
07として登録するものである。
【0060】また、分割する領域を十字以外に図8
(b)に示すように注目特徴点に対して領域を45゜、
135゜、225゜、315゜の×字の4分割してそれ
ぞれ一番近い特徴点を選択してもよい。
【0061】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
について説明する。図10(a)は本発明の第6の実施
例を示す比較判定手段の特徴点マップの構成図を示すも
ので、以下に説明する。
【0062】図10(a)において、被検査基板のM×
Mの検査基板全領域900を任意サイズの格子状の分割
領域901に分割する。特徴点マップは、図10(b)
のメモリ構成に示す如く、分割した領域である分割座標
905毎にその領域に検出された特徴点を登録する登録
特徴点領域906から構成されている。特徴点マップ
は、比較判定手段109において注目特徴点領域902
およびその注目特徴点領域を含む参照領域903を設定
し、例えば図8で示すような基準情報データに変換する
際の注目特徴点の周辺特徴点を選択する場合や被検査基
板での周辺特徴点を検索する場合にその特徴点を高速に
検索するものである。
【0063】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
について説明する。第7の実施例は本発明の第6の実施
例の改良したもので、特徴点マップのメモリ容量を削減
を図るものである。図10、図11および図12を用い
て、以下に説明する。
【0064】特徴点マップのメモリ容量の削減を図るた
めに、第1に特徴点マップのメモリ構成を図11(b)
のように特徴点の登録をその領域の最初の特徴点のみを
登録する。第2に図12に示すように、基準情報データ
にマップ1001という項目を追加し同一の分割領域内
の特徴点は発生順に一つ後の特徴点の一連番号を記述す
る。これにより、図12に示すように特徴点0002が
最初の特徴点で特徴マップに登録されているもので、同
一分割領域内の特徴点0004→特徴点0009→特徴
点0020→の検索順序1002で示すように連鎖的に
検索しようというものである。これにより、実施例6と
同じ効果があり特徴点マップのメモリ容量を削減するこ
とができる。
【0065】(実施例8)以下、本発明の第8の実施例
について説明する。図13は本発明の第8の実施例の検
査を行う順番を示す概念図であり以下に説明する。
【0066】比較判定手段109で注目特徴点の比較判
定を行う際に、発生順に注目特徴点を決めるのではなく
図13に示すような最初の注目特徴点1101を比較判
定する時に参照した周辺特徴点を次候補特徴点1102
として登録し、最初の注目特徴点1101の判定が終了
したら次候補特徴点1102の中から注目特徴点として
選ぶもので、更に次候補特徴点1102から参照された
周辺特徴点を次々候補特徴点1103として登録し参照
された周辺特徴点を連鎖的に処理をしていくもので関連
する特徴点を用いながら処理を行うために効率的に判定
処理を行うことができる。
【0067】なお、発生順に処理を行うと、改めて周辺
特徴点のデータを収集生成したり、近傍にあるにも関わ
らず遠くの特徴点の処理を行うなど無駄が多い。
【0068】(実施例9)以下、本発明の第9の実施例
について説明する。図14は本発明の第9の実施例を説
明する概念図であり以下に説明する。図14において、
基準情報データの特徴点を、既に対応付けの終了した特
徴点の座標のズレ量から座標を補正して高精度に比較判
定しようというもので、既に確定した基準情報データの
特徴点1104、1106と特徴情報データの特徴点1
107、1105の座標ズレを(数1)で座標の補正量
を求め基準データの特徴点1108の座標を補正するも
のである。
【0069】
【数1】
【0070】なお、この補正処理は、比較判定手段10
9で逐次行われ、プリント基板101の膨張収縮やエッ
チングのムラ等による位置誤差を補正し精度の良い検査
を行うものである。
【0071】また、(数1)では座標補正の演算を平均
値で説明したが、最小値や最大値あるいは注目特徴点の
候補点との距離に応じた重み付け等を行っても良い。
【0072】(実施例10)以下、本発明の第10の実
施例について説明する。図15は第10の実施例を示す
ブロック構成図、図24は処理を具体的に示す図で以下
に説明する。図15は特徴抽出手段106の具体的な一
実施例を示すブロック図である。
【0073】まず、特徴抽出手段106は、2値化手段
105からの2値画像1203を入力し配線パターンの
外側より連結性を保ちながら一画素づつ削る細線化処理
1201を施しスケルトン画像を得、特徴抽出処理12
02で端点やT分岐などの特徴情報データ1204を得
るものである。得られた特徴情報データ1204は、比
較判定手段109により、比較判定処理に先だって処理
し、特徴点の近傍領域に他の特徴点が存在する時は後述
する特徴コードの組み合わせにより特徴情報データの書
換を行い特徴情報記憶手段108に記憶するものであ
る。また、図15には記述していないが基準情報データ
作成時には、同じく特徴情報データの書換を行い基準情
報記憶手段に記憶するものである。
【0074】次に、特徴抽出手段106および比較判定
手段109について詳しく説明する。特徴抽出手段10
6は、細線化処理1201と特徴抽出処理1202から
構成されており、図16〜図21を用いて説明する。図
16は、細線化処理の詳細ブロック図を示すもので、2
値化手段105からの2値画像1205を入力し配線パ
ターンの外側から連結性を保ちながら一画素削る細線化
処理ユニットを実時間で処理するためにユニット#1
(1206)〜ユニット#n(1209)のn段パイプ
ラインに接続し、スケルトン画像1211を出力するも
のである。細線化処理は、線図形処理の一手法と良く知
られた画像処理であり、例えば、「田村:”細線化法に
ついての諸考察”.電子情報通信学会PRL研究会資
料、PRL75ー66(1975)」に詳しく述べられ
ている。また、従来例で説明した特開平04−7375
9号公報にも詳しく述べられているので説明は省略す
る。ただし、一般的に細線化処理と言うのはパターンの
外側から一画素づづ削り完全に一画素幅の芯線になるま
で処理を行うが、ここでは実時間で処理することと経済
的な点からn回の有限回の処理を行うものである。
【0075】特徴抽出処理1202は、細線化処理12
01からのスケルトン画像を入力し、スケルトン画像か
ら端点やT分岐の特徴を抽出するもので、図17に特徴
抽出処理の詳細ブロック図を示し以下に説明する。図1
7において、細線化処理1201からのスケルトン画像
1215を入力しラインメモリ1221と走査窓121
6およびLUT1(ルックアップテーブル)1217に
より3×3のマスク処理を行う。LUT1(1217)
には、図19、図20および図21に示すようなパター
ンを検出するデータが書き込まれており端点検出121
8やT分岐検出1219および十字フラグの各検出信号
を出力する。また、同期信号1224を基に座標発生器
1225により端点やT分岐等の特徴識別コードと座標
1226を特徴情報データ1227として出力するもの
である。
【0076】図18に、座標(X:主走査、Y:副走
査)と特徴識別コードからなる特徴情報データの形式の
一実施例を示す。十字フラグは、後述するように十字分
岐とT分岐とを区別するためのもので分岐は全てT分岐
として検出されるが十字分岐の時のみ十字フラグが検出
される。次に、比較判定手段109について説明するも
ので、図22にその処理フローを示す。この処理は、比
較判定処理に先だって処理するもので、特徴点の近傍領
域に他の特徴点が存在する時は後述する特徴コードの組
み合わせにより特徴情報データの書換を行い特徴情報記
憶手段108に記憶するもので以下に説明する。
【0077】処理iは、欠陥抽出手段からの特徴情報を
入力し一時記憶する。処理jは、注目特徴点の任意の近
傍領域に他の特徴点があるかチェックする。処理kは、
なければそのまま特徴情報記憶手段に記憶する。処理l
は、他の特徴点があれば、特徴コードの組み合わせによ
って特徴情報の書換え後、特徴情報記憶手段に記憶す
る。
【0078】なお、処理aから処理hは、図5または図
6に示すフローに従って比較判定処理を行うものであ
る。特徴識別コードの組み合わせと、どう書き換えるか
についてはその一実施例を図24〜図29に記述する。
ただし、図では概念を説明するためにスケルトン画像を
書き換えているように記述しているが、実際には特徴情
報データの書換を行っている。
【0079】例えば、図24の実施例1では近傍領域内
1302にT分岐(3分岐)が1個と端点が1個検出さ
れたもので特徴点がなかったものとして削除するもの
で、配線パターンのエッジの形状によりヒゲが発生した
もので欠陥ではないためである。また、図25、図27
および図28も同様である。図29の場合は、配線パタ
ーンのエッジ形状により+字(4分岐)になったりT分
岐(3分岐)が2個検出されたり不安定となるために、
4分岐が検出された場合は3分岐×2に分割して書き換
えるものである。
【0080】なお、本実施例では、比較判定処理に先立
って処理をする実施例について説明したが、処理fのエ
ラー情報メモリ112に登録する前に特徴情報データの
識別コードの書き換えを行っても同様の効果が得られ
る。
【0081】(実施例11)以下、本発明の第11の実
施例について説明する。図15は本発明の第11の実施
例を示すブロック構成図、図30は処理を具体的様子を
示す図で以下に説明する。
【0082】まず、図15は上述の如く、欠陥検出手段
106の具体的な一実施例を示すブロック図である。
【0083】欠陥検出手段106は、2値化手段105
からの2値画像1203を入力し、配線パターンの外側
より連結性を保ちながら一画素づつ削る細線化処理12
01を施しスケルトン画像を得るとともに、細線化処理
のn−k段目以降より境界フラグを同時に出力する。特
徴抽出処理1202で端点やT分岐および境界フラグな
どの特徴情報データ1204を得るものである。得られ
た特徴情報データ1204は、比較判定手段109によ
り比較判定処理を行い、エラーを検出した際に境界フラ
グをチェックし検出されればエラーから除外するもので
ある。図16は細線化処理の詳細ブロック図を示すもの
で、2値化手段105からの2値画像1205を入力
し、配線パターンの外側から連結性を保ちながら一画素
削る細線化処理ユニットを実時間で処理するためにユニ
ット#1(1206)〜ユニット#n(1209)のn
段パイプラインに接続し、スケルトン画像1211を出
力するものである。また、同時に細線化処理ユニット#
n−k(1208)からスケルトン画像1213を分岐
させ、最終段の細線化処理ユニット#nのスケルトン画
像とタイミングを合わせるための遅延メモリ1210を
介して出力する。図17は特徴抽出処理の詳細ブロック
図を示すもので、細線化処理1201からのスケルトン
画像1215を入力しラインメモリ1221と走査窓1
216およびLUT(ルックアップテーブル)1217
により3×3のマスク処理を行い、端点検出1218や
T分岐検出1219および端点検出とT分岐検出の論理
和信号である検出信号1228等の特徴を抽出する。ま
た、遅延されたスケルトン画像1221を入力し、ライ
ンメモリ1222と走査窓1229およびLUT2(1
230)によりマスク処理を行う。ここでのLUT2
(1230)は、走査窓1229の内容とLUT1(1
217)からの検出信号1228により境界フラグ検出
1220を出力するものである。LUT2(1230)
は、細線化処理#n−kからの遅延されたスケルトン画
像1221から一画素幅であるかどうかをとLUT1
(1217)からの検出信号1228の有無から一画素
幅で検出信号のある場合は境界フラグ検出1220は”
0”とし一画素幅でなく検出信号のある場合は境界フラ
グ検出1220は”1”とする。端点検出1218やT
分岐検出1219および境界フラグ検出1220等の特
徴識別コードとともに同期信号1224を基に座標発生
器1225により発生した座標1226を特徴情報デー
タ1227として出力する。次に、比較判定手段109
について説明するもので、図23にその処理フローを示
す。
【0084】図23において、処理a〜処理eおよび処
理g〜処理hの比較判定処理は(実施例1)と同様であ
るので説明は省略する。(実施例1)と異なるfの処理
についてのみ、以下説明する。
【0085】まず、a〜eまでの比較判定処理で欠陥を
検出し、fの処理である特徴情報データに境界フラグが
付与されていればその特徴情報データは欠陥として登録
せず、境界フラグが付与されていない特徴情報データは
エラーとしてエラー情報記憶メモリ112に登録するも
のである。
【0086】図30に具体的な実施例を示し説明する。
図14(a)、(b)は端点の実施例を示しており、有
限回の細線化処理でプリント基板の製作工程のばらつき
によりスケルトン画像が完全に一画素幅になる場合14
01とならない場合1402が発生する。
【0087】また、図30(c)、(d)の場合でも、
完全に一画素幅となりT分岐として検出される場合と一
画素幅とならずにT分岐として検出されない場合があり
検査装置としては非常に不安定となる。このために、有
限回の細線化処理においては、一画素幅になる境界条件
付近の特徴点には境界フラグを付与し比較判定する際に
欠陥データから除外するようにすることにより虚報を抑
制することができる。
【0088】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明の効果は、
第1に比較判定手段において、第1の判定処理で被検査
基板から抽出した注目特徴点tnを中心にある任意に定
めた第1の判定領域に良品基板からの特徴点rnが対応
するかを判定し、第2の判定処理で注目特徴点tnとす
でに対応付けの終了した1つ以上の特徴点tn−iとの
距離slを求め、良品基板のすでに対応付けの終了した
周辺特徴点rn−iからの距離slの点を中心に任意の
第2の判定領域に対応する特徴点rnが存在するかを判
定することにより複数存在する候補点を確実に対応付け
でき信頼性の高い検査装置を提供することが可能となり
その効果は大なるものがある。
【0089】第2に比較判定手段の第2の判定処理にお
いて、注目特徴点と1つ以上の周辺特徴点との距離を求
め、良品基板の各候補点からの距離の点を中心に任意の
第2の判定領域に特徴点が存在するかを判定し、存在す
る特徴点毎に点数を与え一番得点の高い候補点を対応す
る特徴点として選択するようにしたもので複数存在する
候補点を確実に対応付けでき信頼性の高い検査装置を提
供することが可能となる。
【0090】第3に比較判定手段の第1の判定処理およ
び第2の判定処理において特定できなかった場合、第3
の判定処理として注目特徴点と1つ以上の周辺特徴点と
の距離を求め、良品基板の候補点からの距離slの点を
中心に任意の第3の判定領域に特徴点が存在するかを判
定し、存在した特徴点毎に点数を与え一番得点の高い候
補点を対応する特徴点として選択するようにしたもので
複数存在する候補点を確実に対応付けでき信頼性の高い
検査装置を提供することが可能となる。
【0091】第4に配線パターンの特徴情報として検出
順の一連の番号、座標、特徴の識別できるコード、複数
の周辺の特徴点の一連番号からなるようにしたもので周
辺点の検索を容易にするもので効率がよく高速な検査装
置を提供することが可能となりその効果は大なるものが
ある。
【0092】第5に基準情報記憶手段の特徴情報の一つ
として登録する複数の周辺の特徴点を得る際に、注目特
徴点に対して領域を4分割しそれぞれから一番近い距離
の特徴点を選択するようにしたもので周辺特徴点が一ヶ
所に集中しないようにしたもので信頼性の高い検査装置
を提供することが可能となりその効果は大なるものがあ
る。また、注目特徴点に対して領域を45゜、135
゜、225゜、315゜の4分割しそれぞれから一番近
い距離の特徴点を選択するようにしたもので複数のCC
Dカメラで領域を分割して検査する時の周辺特徴点の分
散を避けるためであり、信頼性の高い検査装置を提供す
ることが可能となりその効果は大なるものがある。
【0093】第6に比較判定手段において、プリント基
板の全体座標を任意のサイズに分割した特徴点マップに
前記特徴抽出手段からの特徴情報を対応する領域に登録
するとともに、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点マップ
から検索するようにしたもので周辺特徴点を検索する際
に総当たりで検索する必要がなく高速に検索できるため
に高速な検査装置を提供することが可能となりその効果
は大なるものがある。
【0094】第7に比較判定手段において、プリント基
板の全体座標を任意のサイズに分割した特徴点マップに
前記特徴抽出手段からの最初の特徴情報を対応する領域
に登録するとともに、分割領域内に存在する2番目以降
の特徴点は一つ前に検出された特徴情報に一連番号を付
加し、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点マップおよび特
徴情報に付加された一連番号から連鎖的に検索するよう
にしたもので特徴点マップのメモリサイズの削減を図っ
たものであり、小型で高速な検査装置を提供することが
可能となりその効果は大なるものがある。
【0095】第8に比較判定手段において、前記特徴情
報記憶手段からの注目特徴点を比較判定する際に周辺特
徴点を次検索候補として登録し、注目特徴点の比較判定
終了後次検索候補から次の注目特徴点を連鎖的に検索す
るようにしたもので関連性の強いものから順次処理を行
うので効率的に処理できるために高速で信頼性の高い検
査装置を提供することが可能となりその効果は大なるも
のがある。
【0096】第9に比較判定手段において、すでに確定
した一つ以上の特徴点のずれ量の平均値で前記基準情報
記憶手段からの特徴点の座標を逐次補正するようにした
もので位置合わせが容易となりかつ工程上のばらつきを
吸収し、安価で信頼性の高い検査装置を提供することが
可能となりその効果は大なるものがある。
【0097】第10に特徴抽出手段において、2値画像
から細線化処理等によりスケルトン画像に変換し端点や
分岐点から配線パターンの特徴を抽出する際に、特徴点
の任意の近傍領域内の特徴点の組み合わせに応じて特徴
の識別コードを付け直すようにしたものでエッチング工
程のばらつきによる不安定性を吸収し虚報のない信頼性
高い検査装置を提供するものでありその効果は大なるも
のがある。
【0098】第11に特徴抽出手段において、2値画像
からn回の有限回の細線化処理等によりスケルトン画像
に変換し端点や分岐点から配線パターンの特徴を抽出す
る際に、n−k回目以降の細線化処理時にその特徴点に
フラグを付与し比較判定時にエラーと判定された場合に
除外するようにしたものでエッチング工程のばらつきに
よる不安定性を吸収した虚報のない信頼性の高い検査装
置を提供するものでありその効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における配線パターン検
査装置の基本ブロック結線図
【図2】同第1の実施例における第1の判定処理を説明
する概念図
【図3】同第1、第2の実施例における第2の判定処理
を説明する概念図
【図4】同第3の実施例における第3の判定処理を説明
する概念図
【図5】同第1の実施例における比較判定手段の処理フ
ロー図
【図6】同第2の実施例における比較判定手段の処理フ
ロー図
【図7】同第3の実施例における比較判定手段の処理フ
ロー図
【図8】同第3の実施例における要部である基準情報記
憶手段の特徴情報の形式を示す概念図
【図9】同第4、第5の実施例における周辺特徴点の領
域分割を示す概念図
【図10】同第6の実施例における比較判定手段の特徴
点マップの概念図
【図11】同第6、第7の実施例における比較判定手段
の特徴点マップのメモリ概念構成図
【図12】同第7の実施例における比較判定手段の特徴
点マップの連鎖的検索を示す図
【図13】同第8の実施例における比較判定手段の検査
を行う順番を示す概念図
【図14】同第9の実施例における比較判定手段の座標
の補正を示す概念図
【図15】同第10の実施例における欠陥抽出手段のブ
ロック結線図
【図16】同第10の実施例における細線化処理の詳細
ブロック結線図
【図17】同第10の実施例における特徴抽出処理の詳
細ブロック結線図
【図18】同第10の実施例における特徴情報データに
形式を示す図
【図19】同第10の実施例における特徴抽出処理の端
点検出パターン図
【図20】同第10の実施例における特徴抽出処理のT
分岐検出パターン図
【図21】同第10の実施例における特徴抽出処理の十
字分岐検出パターン図
【図22】同第10の実施例における比較判定手段の処
理フロー図
【図23】同第11の実施例における比較判定手段の処
理フロー図
【図24】同第10の実施例における特徴識別コードの
書換の概念図
【図25】同第10の実施例における特徴識別コードの
書換の概念図
【図26】同第10の実施例における特徴識別コードの
書換の概念図
【図27】同第10の実施例における特徴識別コードの
書換の概念図
【図28】同第10の実施例における特徴識別コードの
書換の概念図
【図29】同第10の実施例における特徴識別コードの
書換の概念図
【図30】同第11の実施例における有限個の細線化に
対する具体的な概念図
【図31】従来の配線パターン検査装置の処理フロー図
【符号の説明】
101 プリント基板 102 CCDカメラ 103 画像入力手段 104 照明手段 105 2値化手段 106 特徴抽出手段 107 基準情報記憶手段 108 特徴情報記憶手段 109 比較判定手段 110 CPUシステム 112 エラー情報記憶メモリ 201 特徴情報の座標系 202 注目特徴点 205 第1の判定領域 206 周辺特徴点 302 注目特徴点 303 対応付けの終了した特徴点 307 第2の判定領域 801〜804 分割領域 808〜811 分割領域 901 分割領域 902 注目特徴点領域 903 参照領域 904 分割座標 905 分割座標 906 登録特徴点領域 1001 マップ 1002 検索順序 1101 注目特徴点 1102 次候補特徴点 1103 次々候補特徴点 1201 細線化処理 1202 特徴抽出処理 1203 2値画像 1204 特徴情報データ 1206〜1209 細線化処理ユニット 1210 遅延メモリ 1211 スケルトン画像 1216 走査窓 1217 LUT 1225 座標発生器 1300 配線パターン 1301 スケルトン 1302 近傍領域 1303〜1307 対象特徴点 1400 配線パターン 1401 スケルトン 1402〜1403 対象特徴点
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/70 455 Z 8837−5L H01L 21/027 21/66 J 7377−4M H05K 3/00 Q 6921−4E (72)発明者 松崎 高年 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に形成された配線パター
    ンを光電変換する画像入力手段と、前記画像入力手段か
    らの濃淡画像を2値画像に変換する2値化手段と、前記
    2値化手段からの2値画像から配線パターンの特徴を抽
    出する特徴抽出手段と、前記特徴抽出手段からの配線パ
    ターンの特徴情報を一旦記憶する特徴情報記憶手段と、
    前記特徴抽出手段からの配線パターンの特徴情報を予め
    良品基板から抽出し基準データとして記憶する基準情報
    記憶手段と、前記特徴情報記憶手段からの被検査基板の
    配線パターンの特徴情報と前記基準情報記憶手段からの
    良品基板の特徴情報とを、第1の判定処理として被検査
    基板から抽出した注目特徴点tnを中心にある任意に定
    めた第1の判定領域に良品基板からの特徴点rnが対応
    するかを判定し、対応する特徴点が存在しない場合は欠
    陥として登録し、対応する特徴点が複数存在する場合は
    第2の判定処理として注目特徴点tnとすでに対応付け
    の終了した1つ以上の周辺特徴点tn−iとの距離sl
    を求め、良品基板のすでに周辺特徴点tn−iと対応付
    けの終了した周辺特徴点rn−iからの距離slの点を
    中心に任意に定めた第2の判定領域に注目特徴点tnと
    対応する特徴点rnが存在するかを判定し、存在しない
    場合は欠陥として登録し真の欠陥のみを検出する比較判
    定手段とからなることを特徴とする配線パターン検査装
    置。
  2. 【請求項2】 比較判定手段は、第1の判定処理として
    被検査基板から抽出した注目特徴点tnを中心にある任
    意に定めた第1の判定領域に良品基板からの特徴点rn
    が対応するかを判定し、対応する特徴点が存在しない場
    合は欠陥として登録し、対応する候補点が複数存在する
    場合は第2の判定処理として注目特徴点tnと1つ以上
    の周辺特徴点との距離を求め、良品基板の各候補点毎に
    周辺特徴点との距離の点を中心に任意に定めた第2判定
    領域に周辺特徴点が存在するかを判定し、特徴点が存在
    する毎に点数を与え1番得点の高い候補点を対応する特
    徴点rnとして選択することを特徴とする請求項1記載
    の配線パターン検査装置。
  3. 【請求項3】 比較判定手段は、第1の判定処理として
    被検査基板から抽出した注目特徴点tnを中心にある任
    意に定めた第1の判定領域に良品基板からの特徴点rn
    が対応するかを判定し、対応する特徴点が存在しない場
    合は欠陥として登録し、対応する特徴点が複数存在する
    場合は第2の判定処理として注目特徴点tnとすでに対
    応付けの終了した1つ以上の周辺特徴点tn−iとの距
    離slを求め、良品基板のすでに対応付けの終了した周
    辺特徴点rn−iからの距離slの点を中心に任意に定
    めた第2の判定領域に対応する特徴点rnが存在するか
    を判定し、存在しない場合は欠陥として登録し、対応す
    る候補点が複数存在し特定できない場合は第3の判定処
    理として注目特徴点tnと1つ以上の周辺特徴点との距
    離を求め、良品基板の各候補点毎に周辺特徴点との距離
    の点を中心に任意に定めた第3の判定領域に周辺特徴点
    が存在するかを判定し、特徴点が存在する毎に点数を与
    え1番得点の高い候補点を対応する特徴点rnとして選
    択することを特徴とする請求項1、2いずれか記載の配
    線パターン検査装置。
  4. 【請求項4】 基準情報記憶手段は、前記特徴抽出手段
    からの配線パターンの特徴情報として検出順の一連の番
    号、座標、特徴の識別できるコード、複数の周辺特徴点
    の一連番号からなることを特徴とする請求項1、2、3
    いずれか記載の配線パターン検査装置。
  5. 【請求項5】 基準情報記憶手段の特徴情報の一つとし
    て登録する複数の周辺の特徴点を得る際に、注目特徴点
    を中心に領域を4分割しそれぞれの領域において一番近
    い距離の特徴点を選択することを特徴とする請求項4記
    載の配線パターン検査装置。
  6. 【請求項6】 比較判定手段は、プリント基板の全体領
    域を任意のサイズに分割した特徴点マップを設定し前記
    特徴抽出手段からの特徴情報を対応する領域に登録する
    とともに、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点マップから
    検索することを特徴とする請求項1、2、3、4、5い
    ずれか記載の配線パターン検査装置。
  7. 【請求項7】 比較判定手段は、プリント基板の全体領
    域を任意のサイズに分割した特徴点マップに前記特徴抽
    出手段からの最初の特徴情報を対応する領域に登録する
    とともに、分割された領域内に存在する2番目以降の特
    徴点を登録する際は一つ前に検出された前記基準情報記
    憶手段の特徴情報にマップ情報として特徴点の一連番号
    を付加し、注目特徴点の周辺特徴点を特徴点マップおよ
    び前記基準情報記憶手段の特徴情報に付加されたマップ
    情報から連鎖的に検索することを特徴とする請求項6記
    載の配線パターン検査装置。
  8. 【請求項8】 比較判定手段は、特徴記憶手段からの注
    目特徴点を比較判定する際に周辺特徴点を次検索候補と
    して登録し、注目特徴点の比較判定終了後次検索候補か
    ら次の注目特徴点を連鎖的に検索することを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7いずれか記載の配線
    パターン検査装置。
  9. 【請求項9】 比較判定手段は、すでに確定した一つ以
    上の特徴点のずれ量の平均値で前記基準情報記憶手段か
    らの特徴点の座標を逐次補正することを特徴とする請求
    項1、2、3いずれか記載の配線パターン検査装置。
  10. 【請求項10】 比較判定手段は、特徴抽出手段で2値
    画像から細線化処理等によりスケルトン画像に変換し端
    点や分岐点等の配線パターンの特徴を抽出し、比較判定
    時に特徴点の任意の近傍領域内の特徴点の組み合わせに
    応じて特徴の識別コードを付け直すことを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9いずれか記載
    の配線パターン検査装置。
  11. 【請求項11】 比較判定手段は、特徴抽出手段で2値
    画像からn回の有限回の細線化処理等によりスケルトン
    画像に変換し端点や分岐点等の配線パターンの特徴を抽
    出する際に、n−k回目以降の細線化処理時にその特徴
    点にフラグを付与し比較判定時にエラーと判定された場
    合に除外することを特徴とする請求項10記載の配線パ
    ターン検査装置。
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