JPH06106222A - 昇降機構を有するホットランテーブルロール - Google Patents

昇降機構を有するホットランテーブルロール

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JPH06106222A
JPH06106222A JP28252192A JP28252192A JPH06106222A JP H06106222 A JPH06106222 A JP H06106222A JP 28252192 A JP28252192 A JP 28252192A JP 28252192 A JP28252192 A JP 28252192A JP H06106222 A JPH06106222 A JP H06106222A
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JP
Japan
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roll
speed
run table
steel strip
strip
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Pending
Application number
JP28252192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Horiuchi
豊 堀内
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH06106222A publication Critical patent/JPH06106222A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱間圧延のラインにおいて、仕上げ圧延機出
側の圧延速度を減速させずに、コイラー入側のストリッ
プ速度を所定の剪段速度まで減速する。 【構成】 ホットランテーブルロール1上を移動中のス
トリップ7をステアリングロール4およびコンダクタロ
ール5によって挟んで上から押さえながら、昇降搬送ロ
ール3を上昇させてストリップ7を持ち上げてループを
形成することにより、コイラー9の入側のストリップの
速度を仕上げ圧延機出側の速度よりも遅くする。 【効果】 コイラー9の入側のストリップの速度が所望
の剪段速度まで減速後、フライングシャー6によって剪
段することによって、ラインを止めずにコイラー巻取り
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱間圧延のラインに
おいて、ラインを止めずにコイラー巻取りが可能な仕上
げ圧延機の出側の連続化を実現するための、昇降機構を
有するホットランテーブルロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の熱間圧延のラインにおける
仕上げ圧延機出側の機器構成を説明する図である。図3
に示すように、仕上げ圧延機の出側(8は仕上げ圧延機
の最終スタンド)には、コイラー9および10との間の板
道を構成するホットランテーブルロール1が配設され、
鋼ストリップ7が一本単位毎にNo1コイラ−9またはNo
2コイラ−10に交互に巻かれている。2はホットランテ
ーブルロール1を構成する各搬送ロールであり、約100
本程度が所定間隔をあけて構成されている。図中の矢印
は鋼ストリップの移動方向を示す。移動する鋼ストリッ
プの端部相互が接続されて完全に連続している冷間圧延
と異なり、熱間圧延のラインにおいては、鋼ストリップ
1本毎に、単独の単位でコイラーに巻かれていく操業が
行われている。
【0003】上記熱間圧延において冷間圧延と同様に連
続化を図るためには、上記コイラーに巻き取るために、
連続している鋼ストリップの仕上げ圧延後に、鋼ストリ
ップの端部を剪断する剪断工程が必要である。具体的に
は、仕上げ圧延機出側とコイラーとの間に走間剪断シャ
ー(以下、「フライングシャー」という)を設けて鋼ス
トリップの剪断を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱間ラ
インの設備的制約により、フライングシャーによる走間
剪断速度は、最大でも300 mpm 前後に制約されている。
一方で、仕上げ圧延機出側の圧延速度は平均して1000 m
pm前後と走間剪断速度と比して非常に高速である。しか
も、走間剪断速度および仕上げ圧延機出側の圧延速度は
どちらも変えることができない。このような状況のもと
で、仕上げ圧延機出側とコイラーとの間でフライングシ
ャーによる走間剪断を行うためには、仕上げ圧延機出側
の圧延速度を減速させずに、コイラー入側の鋼ストリッ
プ速度を減速させるための手段が必要である。
【0005】従って、この発明の目的は、仕上げ圧延機
出側の圧延速度を減速させずに、コイラー入側の鋼スト
リップ速度を所定の剪断速度まで減速することができ
る、昇降機構を有するホットランテーブルロールを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明においては、仕上げ最終スタンドとコイラ
ーとの間に配置された、所定間隔をあけて並列された複
数の搬送ロールからなるホットランテーブルロールと、
前記ホットランテーブルロールに配設された、前記ホッ
トランテーブルロール上を移動中の鋼ストリップを昇降
させてループ状に形成するための昇降機構とからなり、
前記昇降機構は、前記搬送ロールの一部が所定個数毎に
昇降自在に設けられてなる昇降搬送ロールと、前記昇降
搬送ロールの入側および出側の搬送ロールの上方に鋼ス
トリップを挟んで配置されて鋼ストリップを押さえるた
めの押さえロールと、前記ホットランテーブルロールの
出側に配置された上下一対のピンチロールとからなるこ
とに特徴を有するものである。
【0007】次に、この発明を図面を参照しながら説明
する。図1および図2はこの発明の1実施態様を示す説
明図である。図1および図2に示すように、この発明は
ホットランテーブルロール1と鋼ストリップ7を昇降さ
せるための昇降機構とからなっている。図中の矢印は鋼
ストリップの移動方向を示す。仕上げ圧延機の出側(8
は仕上げ圧延機の最終スタンド)には、No1コイラー9
(10はNo2コイラー)との間の板道を構成するホットラ
ンテーブルロール1が配設されている。ホットランテー
ブルロール1の出側には上下一対のピンチロール11が配
置されている。ピンチロール11は鋼ストリップ7を前方
に送り込む作用を有する。さらに、ピンチロール11とNo
1コイラー9との間には、フライングシャー6が配置さ
れている。
【0008】ホットランテーブルロール1は所定間隔を
あけて並列された複数の搬送ロール2からなっている。
搬送ロール2の一部、具体的には2つは、図示しない昇
降手段によって、パスライン上から所定の高さまで昇降
自在に設けられている。このように昇降自在に設けられ
た2つのロールを、以下、「昇降ロール3」という。2
つの昇降ロール3の入側に位置する2つの搬送ロール2a
の上方には、ステアリングロール4が配置されている。
2つのステアリングロール4は鋼ストリップのセンタリ
ング機能を有し、搬送ロール2aと接触可能な位置まで図
示しない昇降手段によって昇降自在に設けられている。
2つの昇降搬送ロール3の出側に位置する搬送ロール2b
の上方にはデフレクタロール5が配置されている。2つ
のデフレクタロール5は搬送ロール2bと接触可能な位置
まで図示しない昇降手段によって昇降自在に設けられて
いる。ステアリングロール4およびデフレクタロール5
は、鋼ストリップ7を搬送ロール2a、2bにより挟んで上
から押さえるための押さえロールとしての機能を有す
る。12はオートワイドである。2つのオートワイド12
は、鋼ストリップがロール中央に位置しているかを検知
する作用を有する。
【0009】なお、本実施態様においては、昇降搬送ロ
ール3は2つとし、ループは2箇所で形成しているが、
設備の規模に応じてその数を調整すればよい。
【0010】
【作用】次に、この発明の動作を説明する。図1は、連
続した鋼ストリップ7をNo1コイラー9に巻き取ってい
る状態であり、昇降搬送ロール3はホットランテーブル
ロール1のパスライン上で、ステアリングロール4は搬
送ロール2aの上方で、およびデフレクタロール5は搬送
ロール2bの上方で、それぞれ待機状態にある。
【0011】次に、No1コイラー9の巻取りが終了する
直前において、図2に示すようにステアリングロール4
およびデフレクタロール5を降下させて鋼ストリップ7
を搬送ロール2a、2bとによって挟み、この位置で上下動
を固定する。次いで、ステアリングロール4およびデフ
レクタロール5によって鋼ストリップ7を押さえながら
昇降搬送ロール3をパスライン上から上昇させて、この
部分で鋼ストリップ7によってループを形成する。これ
により、ループが2箇所で形成される。
【0012】上記ループ形成作用により、フライングシ
ャー6の入側において、鋼ストリップ7の速度が減速す
る。そして、剪断可能な所望の速度まで減速された鋼ス
トリップ7をフライングシャー6によって剪断する。
【0013】次いで、剪断された鋼ストリップ7の先端
がNo2コイラー10に達して巻かれ始めたら、昇降搬送ロ
ール3、ステアリングロール4およびデフレクタロール
5を図1に示す元の待機状態に戻す。この時ピンチロー
ル11の回転速度を鋼ストリップ7の速度に同期させて鋼
ストリップ7を進行方向に引張り、ループ形成により進
行が遅れた分を取り戻す。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、熱間圧延のラインにおいて、仕上げ圧延機出側の圧
延速度を減速させずに、コイラー入側の鋼ストリップ速
度を所定の剪断速度まで減速することができ、ラインを
止めずにコイラー巻取りが可能な仕上げ圧延機の出側の
連続化を実現することができる産業上有用な効果がもた
らされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施態様を示す説明図
【図2】この発明の1実施態様を示す説明図
【図3】従来の熱間圧延のラインにおける仕上げ圧延機
出側の機器構成を説明する図
【符号の説明】
1 ホットランテーブルロール 2、2a、2b 搬送ロール 3 昇降搬送ロール 4 ステアリングロール 5 デフレクタロール 6 フライングシャー 7 鋼ストリップ 8 仕上げ圧延機の最終スタンド 9 No1コイラー 10 No2コイラー 11 ピンチロール 12 オートワイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上げ最終スタンドとコイラーとの間に
    配置された、所定間隔をあけて並列された複数の搬送ロ
    ールからなるホットランテーブルロールと、前記ホット
    ランテーブルロールに配設された、前記ホットランテー
    ブルロール上を移動中の鋼ストリップを昇降させてルー
    プ状に形成するための昇降機構とからなり、前記昇降機
    構は、前記搬送ロールの一部が所定個数毎に昇降自在に
    設けられてなる昇降搬送ロールと、前記昇降搬送ロール
    の入側および出側の搬送ロールの上方に鋼ストリップを
    挟んで配置されて鋼ストリップを押さえるための押さえ
    ロールと、前記ホットランテーブルロールの出側に配置
    された上下一対のピンチロールとからなることを特徴と
    する、昇降機構を有するホットランテーブルロール。
  2. 【請求項2】 前記押さえロールは、前記昇降搬送ロー
    ルの入側の搬送ロールの上方に昇降自在に配置されたス
    テアリングロールと、前記昇降搬送ロールの出側の搬送
    ロールの上方に昇降自在に配置されたデフレクターロー
    ルとからなる請求項1記載の昇降機構を有するホットラ
    ンテーブルロール。
JP28252192A 1992-09-28 1992-09-28 昇降機構を有するホットランテーブルロール Pending JPH06106222A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0872288A2 (en) * 1997-04-16 1998-10-21 Danieli United, A division of Danieli Corporation Long slab rolling process and apparatus
CN100446881C (zh) * 2005-04-29 2008-12-31 宝山钢铁股份有限公司 可实现恒速轧制的轧机出口装置
CN107962071A (zh) * 2017-11-29 2018-04-27 中冶沈勘秦皇岛工程设计研究总院有限公司 棒线材轧制生产线及其生产方法

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