JPH0584710U - 断熱性パネル - Google Patents

断熱性パネル

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JPH0584710U
JPH0584710U JP2017691U JP2017691U JPH0584710U JP H0584710 U JPH0584710 U JP H0584710U JP 2017691 U JP2017691 U JP 2017691U JP 2017691 U JP2017691 U JP 2017691U JP H0584710 U JPH0584710 U JP H0584710U
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JP
Japan
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heat insulating
heat
insulating panel
foam
panel
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Pending
Application number
JP2017691U
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English (en)
Inventor
勝己 藤巻
芳則 北本
Original Assignee
東洋ゴム工業株式会社
三友化工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】施工現場が狭くても、作業が容易にでき、作業
能率が向上し、環境問題も解消し得る断熱材を提供す
る。 【構成】断熱性発泡体1の上面及び下面に防水シート
2、3を平板状に一体発泡接着して断熱性パネルとす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は冷凍冷蔵倉庫、定温倉庫、冷凍車、冷房設備施工用の床材又は 壁材などの断熱材として好適に用いられる防水性を有する断熱性パネルに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、大型冷凍冷蔵倉庫の床面に断熱性を持たせるため、例えば図7 に記載の様な、フォーム材からなる断熱材17が内装された防熱床18が提 供されている。
【0003】 図中、19は栗石、20はコンクリート、21はナラシモルタル、22は 通気層としてのコンクリートブロック、23はナラシモルタル、24は防湿 層、25は防水層、26は押えコンクリートである。なお、27は壁面パネ ル、28は天井パネル、29は陸屋根、30は鉄骨、31は排水口である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来のこの種の断熱材18は、発泡機、発泡原液等を現場に持ち込 み、防熱床19を下部の栗石17よりコンクリート21、ナラシモルタル2 2、コンクリートブロック23等と順次施工する過程において、現場で直接 発泡させて配設しければならないため、施工現場が狭いこともあり、作業が 煩雑で、作業能率の点で十分ではなかった。また悪臭の発生など環境上も問 題であった。
【0005】 この考案の目的は、たとえ施工現場が狭くても、作業が容易にでき、作業 能率が向上し、環境問題も解消し得る断熱材を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため鋭意検討した結果、この考案は、断熱材を従来の 様に現場で発泡形成するのではなく、施工前にあらかじめ断熱性パネルとし て成形し、これを現場で敷設する考え方に基づき、断熱性発泡体の上面及び 下面に防水シートが平板状に一体接着されている断熱性パネルを採用した。 この断熱性パネルは、例えば現場で複数の当該パネルをいわばタイル状に 置き敷きしてパネル同士を接合して敷設するするものであるが、この場合断 熱性パネル同士の接合面にも防水作用を持たせることが好ましいことから、 この考案ではさらに防水シートの少なくとも一方端が断熱性発泡体からはみ 出した継ぎ代部を有する防水シートが採用されており、断熱性発泡体の上面 又は下面の少なくとも一面に一体的に接着されている。
【0007】 なお防水シートは断熱性発泡体の少なくとも一方の側端面にも一体接着す ることもできる。
【0008】 断熱性発泡体としては、断熱性を発揮するフォーム材であればいずれでも 差支えないが、特に硬質ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ウレアフ ォームが好適である。防水シートも特に限定されないが、ゴムシート、ポリ 塩化ビニルシート等の合成樹脂シートが好ましい。
【0009】 断熱性発泡体の製法については、公知の成形方法で製造することができる が、発泡成形の際、防水シートも同時に型内に取り付けて、一体発泡接着す ることが望ましい。なお断熱性発泡体成形後、別個に防水シートを接着剤等 で一体化しても差支えない。なお一体発泡による防水シートとの接着は必要 に応じてプライマーを用いることもできる。
【0010】
【作用】
この考案によれば、断熱材を現場で発泡施工するのではなく、あらかじめ 成形した断熱発泡体の断熱性パネルを現場で敷設するので、従来の様に現場 に発泡機、発泡原液を持ち込む必要がなく、また施工が極めて簡単にでき、 作業能率が著しく向上する。また軽量であることから、運搬、保管、作業上 などの点でも良好である。また断熱性パネルはあらかじめ工場で生産するの で、現場で規格が統一化され、さらに現場での発泡に伴うの悪臭の発生、飛 散も起こらない。
【0011】 またこの考案の断熱性パネルは、断熱発泡体の上下面の少なくとも一面に 防水シートを配しているので防水作用も発揮する。また特に継ぎ代部を有す る防水シートを配した断熱性パネルの場合では、この防水シートの継ぎ代部 が断熱性パネル同士の接合面を被覆して隣接する他の断熱性パネルに接合す るので、接合部からの水洩れを防止することもできる。
【0012】 なおこの断熱性パネルは冷凍冷蔵倉庫、定温倉庫、冷凍車、冷房設備施工 用等の断熱性床材或いは断熱性壁材として特に好適に用いることができる。
【0013】
【実施例】
図1はこの考案に係る大型冷凍冷蔵倉庫用断熱性パネルの一実施例を示す 断面図である。図において、1はウレタンフォームからなる断熱発泡体であ り、その上下両面にはゴムシートからなる防水シート2、3が一体発泡接着 されている。Aはこれらの構成からなる床材としての断熱性パネルである。 図2はこの考案に係る冷凍冷蔵倉庫用断熱性パネルの他実施例を使用状態 において示す断面図で、上記実施例と同様に、断熱発泡体1の上下両面に防 水シート4,5が接着一体化されている。ただこの実施例の断熱性パネルB は防水シート4,5が、図示の通り、両端に断熱性発泡体1からはみ出した 継ぎ代部4a,5aを有しており、上記の図1に示す断熱性パネルAと組み 合わせてコンクリート6上に敷設した場合、この防水シート4,5の継ぎ代 部4a,5aが、隣接する断熱性パネルAとの接合面を覆い、隣接する断熱 性パネルAと接合する構成となっている。なお7は防水シート4,5の継ぎ 代部4a,5aの裏面に取り付けた両面接着テープで、この実施例ではこの 両面接着テープ7で隣接する断熱性パネルAとの接合を確実なものとしてい る。なお図1及び図2に示した断熱性パネルA、Bは、例えば凹凸等のある 面に敷設するのに格別適している。
【0014】 一方、図3は継ぎ代部8aを防水シート8の一方端のみに有する断熱性パ ネルCを使用状態において示す断面図である。なおこの実施例では図示のご とく、断熱性パネルAとの間にはその間隙を調整するためのウレタンフォー ムからなる隙間充填材9が装填される。この実施例の断熱性パネルCは一般 的な敷設に適し、汎用性が大きい。
【0015】 図4は隣接する断熱性パネル同士の端面部を互いに嵌合できる状態に段部 10を形成した断熱性パネルDを示す断面図で、段部10側に防水シート1 1の継ぎ代部11aを有している。このタイプの断熱性パネルDは断熱性パ ネルA等との組み合わせは必要とせず、単一の断熱性パネルDを複数敷設す ることにより断熱材とすることができる。
【0016】 また図5は断熱性パネルAのみを用いる場合の使用状態を示す断面図であ り、断熱性パネルAの間隙については、上述の実施例とは異なり、防水シー ト2、3とは別個独立した防水性継ぎ代部材12、13を断熱性パネルA間 にかけわたして接合面の防水効果を確保している。
【0017】 なおこの考案の断熱性パネルは上記の実施例に限定されるものではない。 例えば断熱性パネルの組み合わせについても、断熱性パネルA、B、C、D をそれぞれ種々の態様で適宜組み合わせればよく、また単独使用しても差支 えない。
【0018】 ところで上記の断熱性パネルDを実際に冷凍冷蔵倉庫用の床材用断熱材と して施工したところ、施工がきわめて容易となり、迅速に施工することがで きた。図6はその施工状態を示す断面図で、断熱性パネルDがコンクリート 6上に複数枚敷設されている。また断熱発泡体1の上下両面には防水シート 11、11が配置されており、また断熱壁14とのコーナー端15には、図 示の通り、防水シート11が折り曲げられた状態で施工されているので、コ ーナー部分においても防水作用が良好に発揮し得るものである。図中16は 栗石である。なおこの施工はあくまで一例であって、他の施工においても適 用できることは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
以上の通りこの考案は、断熱性発泡体の上面及び下面に防水シートを平板 状に一体接着した断熱性パネルであるので、たとえ施工現場が狭くても、作 業が容易にでき、作業能率が向上し、環境問題も解消することができる。ま た防水効果も発揮するので、実用性がきわめて大きい。
【0020】 従って冷凍冷蔵倉庫、定温倉庫、冷凍車、冷房設備など、特に大型の冷凍 冷蔵倉庫の床材又は壁材などの断熱材として好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である断熱性パネルAを示
す断面図である。
【図2】この考案の他実施例である断熱性パネルBを使
用状態において示す断面図である。
【図3】継ぎ代部が防水シートの一方端のみに有する断
熱性パネルCを使用状態において示す断面図である。
【図4】嵌合用の段部10を端面に形成した断熱性パネ
ルDを示す断面図である。
【図5】断熱性パネルAのみを用いる場合の使用状態図
である。
【図6】施工状態の一例を示す断面図である。
【図7】従来の冷凍冷蔵倉庫の一例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 断熱性発泡体 2 防水シート 3 防水シート 4 防水シート 4a 継ぎ代部 5 防水シート 5a 継ぎ代部 8 防水シート 8a 継ぎ代部 11 防水シート 11a 継ぎ代部 12 継ぎ代部材 13 継ぎ代部材 A 断熱性パネル B 断熱性パネル C 断熱性パネル D 断熱性パネル

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱性発泡体の上面及び下面に防水シート
    が平板状に一体接着されていることを特徴とする断熱性
    パネル。
  2. 【請求項2】断熱性発泡体の上面又は下面の少なくとも
    一面に一体接着された防水シートが、隣接する断熱性パ
    ネルとの継ぎ代部を少なくとも一方端に有することを特
    徴とする断熱性パネル。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の断熱性パネルからな
    る床材用断熱材。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の断熱性パネルからな
    る壁材用断熱材。
JP2017691U 1991-03-29 1991-03-29 断熱性パネル Pending JPH0584710U (ja)

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ID=12019872

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037884A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Asahi Kasei Homes Co 屋根パネル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5477359A (en) * 1977-12-01 1979-06-20 Tanaka Sekkei Kk Moistureeproof structure in heat insulating structure of freezing and refrigerating warehouse etc*
JPS6121246A (ja) * 1984-07-05 1986-01-29 株式会社アイジー技術研究所 建築用断熱構造

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Effective date: 19970902