JPH0580191U - ランプ点灯装置 - Google Patents

ランプ点灯装置

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JPH0580191U
JPH0580191U JP1761792U JP1761792U JPH0580191U JP H0580191 U JPH0580191 U JP H0580191U JP 1761792 U JP1761792 U JP 1761792U JP 1761792 U JP1761792 U JP 1761792U JP H0580191 U JPH0580191 U JP H0580191U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビートの発生を防止したランプ点灯装置を提
供すること。 【構成】 コンデンサCa,Cbの充放電を繰り返して
発振する発振回路71のコンデンサCa,Cbの充放電
電圧に、インバータ部4の変圧器41の一次巻線411 の
中間タップ411cの電圧に対応した電圧Vbを重畳させ発
振回路71の発振周期をインバータ部4の動作周期と等
しくして同期させる。さらに、発振回路71から出力さ
れる三角波電圧Vosc と電圧Vd’との比較結果に基づ
いてチョッパ駆動回路72によりチョッパ部3を駆動
し、インバータ部4に通電する。 【効果】 ビートを発生することがなくなるため、可聴
ノイズを発生することもなく、また、その他の上位装置
に組み合わせた場合においても、上位装置の誤動作等を
引き起こすことがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印加電圧をパルス幅変調することによってランプ等を調光可能とす るランプ点灯装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、印加電圧をパルス幅変調することによってランプ等を調光可能とするラ ンプ点灯装置が知られており、この一例としてインバータ回路を用いたものが知 られている。この一例を図2に示す。図において、1は直流電源、2はチョッパ 制御部、3はチョッパ部、4はインバータ部、5は電流検出部である。
【0003】 チョッパ制御部2は、発振器21、増幅回路22、コンパレータとして用いら れる演算増幅器23、抵抗器24,25、可変抵抗器26及びNPN型のトラン ジスタ27から構成され、発振器21は例えば三角波信号を出力し、この電圧V osc は演算増幅器23の反転入力端子に印加されている。抵抗器24,25及び 可変抵抗器26は直列に接続され、電流検出部5から出力される電圧Vrfを分圧 して電圧Vdとし、この電圧Vdは増幅器22を介して演算増幅器23の非反転 入力端子に印加されている。また、演算増幅器23の出力電圧V1はトランジス タ27のベースに印加され、トランジスタ27のエミッタは接地されている。
【0004】 チョッパ部3は、Pチャネル型の電界効果トランジスタ(以下、FETと称す る)31、抵抗器32,33、ダイオード34、チョークコイル35,36及び コンデンサ37から構成され、FET31のゲートは抵抗器32を介してトラン ジスタ27のコレクタに、また抵抗器33を介してそのソース及び直流電源1の 正極にそれぞれ接続されている。また、直流電源1の負極は接地されている。さ らに、FET31のドレインはダイオード34のカソード及びチョークコイル3 5の一端に接続され、チョークコイル35の他端はチョークコイル36の一端及 びコンデンサ37の一端に接続されている。また、ダイオード34のアノード及 びコンデンサ37の他端は接地されている。
【0005】 インバータ部4は、周知のロイヤーの回路から構成されている。即ち、中間タ ップ411cを有する一次巻線411 と、二次巻線412 及び三次巻線413 とを備えた変 圧器41、NPN型のトランジスタ42,43、抵抗器44、45、コンデンサ 46,47から構成されている。前記一次巻線411 と並列にコンデンサ46が接 続され、この一次巻線411 の一端側411aにトランジスタ42のコレクタが、また 一次巻線411 の他端側411bにトランジスタ43のコレクタがそれぞれ接続されて いる。さらに、トランジスタ42,43のそれぞれのエミッタは接地され、トラ ンジスタ42のベ−スは前記三次巻線413 の他端側413bに、またトランジスタ4 3のベ−スは三次巻線413 の一端側413aにそれぞれ接続されている。
【0006】 前記一次巻線411 の中間タップ411cは前記チョ−クコイル36の他端側に接続 されると共に、抵抗器44を介してトランジスタ42のベースに、また抵抗器4 5を介してトランジスタ43のベースにそれぞれ接続されている。また、二次巻 線412 の一端412aはコンデンサ47及び一方の出力端子4aを介してランプ6の 一端に接続され、他端412bは接地されている。さらに、ランプ6の他端は他方の 出力端子4bに接続されている。
【0007】 電流検出部5は、抵抗器51、ダイオード52及びコンデンサ53によよる半 波整流回路から構成されている。即ち、抵抗器51は前記他方の出力端子4b及 びダイオード52のアノードに接続され、他端は接地されている。さらに、ダイ オード52のカソードはコンデンサ53を介して接地され、ダイオード52のカ ソードからランプ6に流れる電流値に対応した電圧Vrfが出力される。
【0008】 次に、前述の構成よりなるランプ点灯装置の動作を説明する。 チョッパ部3のFET31及びチョ−クコイル35,36を介して変圧器41 に電流が供給されている間は、一次巻線411 に電流が流れ、トランジスタ42が 不飽和領域から飽和領域に達すると、トランジスタ42はタ−ンオフする。その 結果、逆起電力によって三次巻線413 の一端側413bにトランジスタ43をオンに する方向の電圧を生じ、トランジスタ43がタ−ンオンする。これにより、トラ ンジスタ43がオンのまま、そのコレクタ電流は飽和領域まで直線的に増加する 。ここで、今度はトランジスタ43がオフに、トランジスタ42がオンにそれぞ れなり、この関係が繰り返される。これにより、二次巻線412 に交流電圧が発生 し、ランプが点灯される。
【0009】 さらに、二次巻線412 に流れる電流は、電流検出回路5によって検出されると 共に電圧Vrfに変換される。この電圧Vrfは、抵抗器24,25及び可変抵抗器 26によって分圧され、電圧Vdに変換される。電圧Vdの値は、演算増幅器2 3の入力端において発振器21の出力電圧Vosc の最大値と最小値との間の値と なるように抵抗器24,25及び可変抵抗器26の値が設定され、さらに可変抵 抗器26の値は十分な調光効果が得られる値に設定されている。これにより、演 算増幅器23からトランジスタ27にローレベルの信号が出力されている間だけ 、FET31を介して変圧器41に電流が供給されるので、可変抵抗器26の抵 抗値を変化させて演算増幅器23の出力信号のパルス幅を変えることにより、ラ ンプの輝度を調節することができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のランプ点灯装置においては、発振器21の発振 周波数とインバータ部4の動作周波数とが異なるため、これらの周波数のビート が発生する。このビートは多次に亙って発生し、複数の周波数成分を含むので、 可聴ノイズを発生したり、或いは液晶ディスプレイのバックライト点灯用に使用 した場合には液晶ディスプレイのフレーム周波数との干渉による画面ビート、フ リッカ等を引き起こす。さらに、その他の上位装置に組み合わせた場合、上位装 置の固有周波数との干渉により、上位装置の誤動作等を引き起こすといった問題 点があった。
【0011】 また、発振器21の発振周波数及びインバータ部4の動作周波数を上位装置に 影響を与えない周波数に設定することも考えられるが、これらの周波数は、個々 に周囲温度、経時ドリフト等による変動を伴い、これらによるビートスペクトラ ムも変化するため、これらの周波数設定は困難である。
【0012】 さらに、ランプ、バックライト等の点灯周波数としては、30〜60KHz程 度の周波数が使用される場合が多く、前述した可聴ノイズ対策として点灯周波数 を300〜600KHzとして、可聴周波数のビート成分を高次に設定すること が考えられるが、この場合全体の効率が低下するという問題がある。
【0013】 本考案の目的は上記の問題点に鑑み、ビートの発生を防止したランプ点灯装置 を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために請求項1では、中間タップを備えた一次 巻線と二次巻線とを有する変圧器と、前記一次巻線の両端のそれぞれに対応して 接続された第1及び第2のスイッチ素子と、該第1及び第2のスイッチ素子のオ ンオフ状態を交互に切り替える切り替え制御手段と、前記中間タップへの電圧印 加のオンオフを切り替える第3のスイッチ素子と、充放電回路を有し、該充放電 回路の充電電圧に基づいて該充放電回路の充放電を繰り返すと共に、前記充電電 圧に基づく略三角波を出力する発振手段と、前記三角波の電圧と所定の制御電圧 とを比較し、該比較結果に基づいて、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態を 制御する電圧制御手段とを備えたランプ点灯装置において、前記中間タップの電 位を検出する電位検出手段と、該電位検出手段の検出結果に対応する所定の電圧 を前記充放電回路の充電電圧に重畳する電圧重畳手段とを設けたランプ点灯装置 を提案する。
【0015】 また、請求項2では、中間タップを備えた一次巻線と二次巻線とを有する変圧 器と、前記一次巻線の両端のそれぞれに対応して接続された第1及び第2のスイ ッチ素子と、該第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態を交互に切り替える 切り替え制御手段と、前記中間タップへの電圧印加のオンオフを切り替える第3 のスイッチ素子と、充放電回路を有し、該充放電回路の充電電圧に基づいて該充 放電回路の充放電を繰り返すと共に、前記充電電圧に基づく略三角波を出力する 発振手段と、前記三角波の電圧と所定の制御電圧とを比較し、該比較結果に基づ いて、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態を制御する電圧制御手段とを備え たランプ点灯装置において、前記一次巻線の両端の電位を検出する電位検出手段 と、該電位検出手段の検出結果に対応する所定の電圧を前記充放電回路の充電電 圧に重畳する電圧重畳手段とを設けたランプ点灯装置を提案する。
【0016】
【作用】
本考案の請求項1によれば、第3のスイッチ素子を介して一次巻線の中間タッ プに電圧が印加され、第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態が切り替え制 御手段によって交互に切り替えられ、変圧器の二次巻線に交流電圧が発生される 。また、発振手段により、充放電回路の充電電圧に基づいて前記充放電回路の充 放電が繰り返されると共に前記充電電圧に基づく略三角波が出力される。電圧制 御手段によって、この三角波の電圧と制御電圧とが比較されると共に、該比較結 果に基づいて、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態が制御され、前記中間タ ップには前記三角波の周期で所定時間電圧が印加される。さらに、前記中間タッ プの電位が電位検出手段によって検出され、該電位に対応する所定の電圧が、電 圧重畳手段によって前記充放電回路の充電電圧に重畳される。これにより、前記 充放電回路の充放電周期は、前記切り替え制御手段による前記第1及び第2のス イッチ素子の切り替え周期と一致したものとされる。
【0017】 また、請求項2によれば、第3のスイッチ素子を介して一次巻線の中間タップ に電圧が印加され、第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態が切り替え制御 手段によって交互に切り替えられ、変圧器の二次巻線に交流電圧が発生される。 また、発振手段により、充放電回路の充電電圧に基づいて前記充放電回路の充放 電が繰り返されると共に前記充電電圧に基づく略三角波が出力される。電圧制御 手段によって、この三角波の電圧と制御電圧とが比較されると共に、該比較結果 に基づいて、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態が制御され、前記中間タッ プには前記三角波の周期で所定時間電圧が印加される。さらに、前記一次巻線の 両端の電位が電位検出手段によって検出され、該電位に対応する所定の電圧が、 電圧重畳手段によって前記充放電回路の充電電圧に重畳される。これにより、前 記充放電回路の充放電周期は、前記切り替え制御手段による前記第1及び第2の スイッチ素子の切り替え周期と一致したものとされる。
【0018】
【実施例】
図1は本考案の第1の実施例を示す構成図である。図において、前述した従来 例と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、従来例と 第1の実施例との相違点は、チョッパ制御部2に代えてインバータ部4の発振周 波数に同期して動作するチョッパ制御部7を備えたことにある。
【0019】 即ち、チョッパ制御部7は、発振回路71とチョッパ駆動回路72とから構成 されている。発振回路71は、演算増幅器OP1、抵抗器Ra〜Rf、コンデン サCa,Cb及びダイオードD1からなり、演算増幅器OP1の非反転入力端子 は抵抗器Reを介して接地されると共に、抵抗器Rdを介して所定の定電圧Vcc が印加されている。また、反転入力端子は、直列接続されたコンデンサCa,C bを介して接地されると共に、抵抗器Raを介してその出力端子に接続されてい る。さらに、演算増幅器OP1の出力端子は、抵抗器Rcを介してその非反転入 力端子に接続されると共に、抵抗器Rbを介して電圧Vccが印加されている。
【0020】 また、コンデンサCaとコンデンサCbとの接続点PaはダイオードD1のa ノードに接続されると共に、抵抗器Rfを介して変圧器41の一次巻線411 の中 間タップ411cに接続されている。
【0021】 チョッパ駆動回路72は、演算増幅器OP2、NPN型のトランジスタTr1 増幅器A、抵抗器R1,R2及び可変抵抗器VRから構成され、演算増幅器OP 2の反転入力端子は演算増幅器OP1の反転入力端子に接続されている。また、 演算増幅器OP2の出力端子は、トランジスタTr1のベースに接続され、トラ ンジスタTr1のエミッタは接地されると共に、コレクタはチョッパ部3の抵抗 器32を介してFET31のゲートに接続されている。さらに、抵抗器R1,R 2及び可変抵抗器VRは直列に接続され、電流検出部5から出力される電圧Vrf を分圧して電圧Vdとし、この電圧Vdは増幅器Aを介して電圧Vd’として演 算増幅器OP2の非反転入力端子に印加されている。
【0022】 次に、前述の構成よりなる第1の実施例の動作を図3に示す波形図に基づいて 説明する。 チョッパ部3のトランジスタ31及びチョ−クコイル35,36を介して変圧 器41に電流が供給されている間は、一次巻線411 に電流が流れ、トランジスタ 42が不飽和領域から飽和領域に達すると、トランジスタ42はタ−ンオフする 。その結果、逆起電力によって三次巻線413 の一端側413bにトランジスタ43を オンにする方向の電圧を生じ、トランジスタ43がタ−ンオンする。これにより 、トランジスタ43がオンのまま、そのコレクタ電流は飽和領域まで直線的に増 加する。ここで、今度はトランジスタ43がオフに、トランジスタ42がオンに それぞれなり、この関係が繰り返される。これにより、二次巻線412 に交流電圧 が発生し、ランプ6が点灯される。
【0023】 さらに、二次巻線412 に流れる電流は、電流検出回路5によって検出されると 共に電圧Vrfに変換される。この電圧Vrfは、抵抗器R1,R2及び可変抵抗器 VRによって分圧され、電圧Vdに変換される。電圧Vdが増幅された電圧Vd ’の値は、演算増幅器OP2の入力端において発振回路71の出力電圧Vosc の 最大値と最小値との間の値となるように抵抗器R1,R2及び可変抵抗器VRの 値が設定され、さらに可変抵抗器VRの値は十分な調光効果が得られる値に設定 されている。これにより、演算増幅器OP2からトランジスタTr1にローレベ ルの電圧が出力されている間だけ、FET31を介して変圧器41に電流が供給 されるので、可変抵抗器VRの抵抗値を変化させて演算増幅器OP2の出力信号 のパルス幅を変えることにより、ランプ6の輝度を調節することができる。
【0024】 一方、発振回路71は前述した構成からなり、周知の無安定マルチバイブレー タ回路におけるコンデンサCa、Cbの充放電周期が、変圧器41の一次巻線41 1 の中間タップ411cの電圧Vaによって矯正されている。これにより、発振回路 71からは略三角波形状の電圧Vosc が出力され、この電圧Vosc の周期はイン バータ部4の発振周期と等しく、同期がとられたものになっている。 即ち、ランプ点灯装置の起動時においては、発振回路71は自励発振を行い、 抵抗器Raの抵抗値とコンデンサCa,Cbの容量に基づく時定数によって、コ ンデンサCa,Cbの充放電が繰り返され、電圧Vosc 及び電圧Vd’に基づい てチョッパ駆動回路72によりチョッパ部3が駆動され、インバータ部4に通電 される。これにより、インバータ部4が動作してランプ6が点灯される。
【0025】 また、インバータ部4が動作を開始すると、変圧器41の一次巻線411 の中間 タップ411cには、発振周期に同期した脈流波形状の電圧Vaが発生する。この電 圧VaはダイオードD1によってクランプされ、波高値がダイオードD1の順電 圧VF 以下の電圧Vbに変換される。この電圧Vb波、コンデンサCbによって 積分されて、コンデンサCa,Cbの充放電に重畳され、この充放電の周期はイ ンバータ部4の動作周期と等しく、同期したものとなる。
【0026】 従って、本実施例によれば、インバータ部4の動作周波数とチョッパ部3の動 作周波数が等しく、同期したものとなるため、これらの周波数のビートを発生す ることがなくなるので、従来のように可聴ノイズを発生したりすることもなく、 また、液晶ディスプレイのバックライト点灯用に使用した場合においても、液晶 ディスプレイのフレーム周波数との干渉による画面ビート、フリッカ等を引き起 こすことがない。さらに、その他の上位装置に組み合わせた場合においても、上 位装置の誤動作等を引き起こすことがない。また、ランプ6の点灯周波数として 、効率の良い30〜60KHz程度の周波数を使用することができる。
【0027】 次に、本考案の第2の実施例を説明する。 図4は第2の実施例を示す構成図である。図において、前述した第1の実施例 と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。また、第1の実施 例と第2の実施例との相違点は、チョッパ制御部7における電圧Vosc を、変圧 器41の一次巻線411 の両端411a,411b の電圧によって、インバータ部4の発振 周波数に等しく、同期させたことにある。
【0028】 即ち、発振回路71のコンデンサCaとコンデンサCbとの接続点Paは、抵 抗器Rgを介して変圧器41の一次巻線411 の一端411aに接続されると共に、抵 抗器Rhを介して一次巻線411 の他端411bに接続されている。ここで、抵抗器R gと抵抗器Rhの抵抗値は等しく設定されている。
【0029】 前述の構成によれば、図5に示すように、一次巻線411 の一端411a及び他端41 1bの電圧VA,VBのそれぞれの波形は、互いに位相が180度ずれた脈流波形 となり、これらを抵抗器Rg,Rhを介して合成した電圧Vbは第1の実施例と 同様になる。
【0030】 従って、第1の実施例と同様に、第2の実施例によっても、インバータ部4の 動作周波数とチョッパ部3の動作周波数が等しく、同期したものとなるため、こ れらの周波数のビートを発生することがなくなるので、従来のように可聴ノイズ を発生したりすることもなく、また、液晶ディスプレイのバックライト点灯用に 使用した場合においても、液晶ディスプレイのフレーム周波数との干渉による画 面ビート、フリッカ等を引き起こすことがない。さらに、その他の上位装置に組 み合わせた場合においても、上位装置の誤動作等を引き起こすことがない。また 、ランプ6の点灯周波数として、効率の良い30〜60KHz程度の周波数を使 用することができる。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の請求項1、2によれば、充放電回路の充放電周期 が、切り替え制御手段による第1及び第2のスイッチ素子の切り替え周期と一致 したものとされるため、前記第1及び第2のスイッチ素子の切り替え周期と第3 のスイッチ素子のオンオフ状態の切り替え周期とが等しく、同期したものとされ るので、従来のようにこれらの間でビートを発生することがなくなるため、可聴 ノイズを発生することもなく、また、液晶ディスプレイのバックライト点灯用に 使用した場合においても、液晶ディスプレイのフレーム周波数との干渉による画 面ビート、フリッカ等を引き起こすことがない。さらに、その他の上位装置に組 み合わせた場合においても、上位装置の誤動作等を引き起こすことがない。また 、ランプの点灯周波数として、効率の良い30〜60KHz程度の周波数を使用 することができるという非序に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す構成図
【図2】従来例を示す構成図
【図3】本考案の第1の実施例の動作を説明する波形図
【図4】本考案の第2の実施例を示す構成図
【図5】本考案の第2の実施例の動作を説明する波形図
【符号の説明】
1…直流電源、3…チョッパ部、31…FET、32,
33…抵抗器、34…ダイオード、35,36…チョー
クコイル、37…コンデンサ、4…インバータ部、41
…変圧器、42,43…トランジスタ、44,45…抵
抗器、46,47…コンデンサ、5…電流検出部、6…
ランプ、7…チョッパ制御部、71…発振回路、72…
チョッパ駆動回路、OP1,OP2…演算増幅器、Ra
〜Rh…抵抗器、Ca,Cb…コンデンサ、D1…ダイ
オード、Tr1…トランジスタ、A…増幅器、R1,R
2…抵抗器、VR…可変抵抗器。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間タップを備えた一次巻線と二次巻線
    とを有する変圧器と、前記一次巻線の両端のそれぞれに
    対応して接続された第1及び第2のスイッチ素子と、該
    第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態を交互に切
    り替える切り替え制御手段と、前記中間タップへの電圧
    印加のオンオフを切り替える第3のスイッチ素子と、充
    放電回路を有し、該充放電回路の充電電圧に基づいて該
    充放電回路の充放電を繰り返すと共に、前記充電電圧に
    基づく略三角波を出力する発振手段と、前記三角波の電
    圧と所定の制御電圧とを比較し、該比較結果に基づい
    て、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態を制御する
    電圧制御手段とを備えたランプ点灯装置において、 前記中間タップの電位を検出する電位検出手段と、 該電位検出手段の検出結果に対応する所定の電圧を前記
    充放電回路の充電電圧に重畳する電圧重畳手段とを設け
    た、 ことを特徴とするランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 中間タップを備えた一次巻線と二次巻線
    とを有する変圧器と、前記一次巻線の両端のそれぞれに
    対応して接続された第1及び第2のスイッチ素子と、該
    第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態を交互に切
    り替える切り替え制御手段と、前記中間タップへの電圧
    印加のオンオフを切り替える第3のスイッチ素子と、充
    放電回路を有し、該充放電回路の充電電圧に基づいて該
    充放電回路の充放電を繰り返すと共に、前記充電電圧に
    基づく略三角波を出力する発振手段と、前記三角波の電
    圧と所定の制御電圧とを比較し、該比較結果に基づい
    て、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態を制御する
    電圧制御手段とを備えたランプ点灯装置において、 前記一次巻線の両端の電位を検出する電位検出手段と、 該電位検出手段の検出結果に対応する所定の電圧を前記
    充放電回路の充電電圧に重畳する電圧重畳手段とを設け
    た、 ことを特徴とするランプ点灯装置。
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EP0696158A1 (en) 1994-08-03 1996-02-07 International Business Machines Corporation Discharge lamp lighting device
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