JP2512531B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2512531B2 JP14257088A JP14257088A JP2512531B2 JP 2512531 B2 JP2512531 B2 JP 2512531B2 JP 14257088 A JP14257088 A JP 14257088A JP 14257088 A JP14257088 A JP 14257088A JP 2512531 B2 JP2512531 B2 JP 2512531B2
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博文 野間
英樹 大森
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和彦 麻田
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱調理器に関するものである。
従来の技術 従来の誘導加熱調理器の構成を第5図の回路図に基づ
いて説明する。
第5図において、1は電源電圧Eの直流電源であり、
この直流電源1と、鍋2を加熱する加熱コイル3と、ス
イッチング素子4とを直列に接続し、加熱コイル3に共
振コンデンサ5を並列に接続し、スイッチング素子4に
逆導通ダイオード6を並列に接続してインバータ回路7
を構成している。スイッチング素子4は制御回路8によ
りオン・オフ制御される。
以上のように構成された誘導加熱調理器の動作を第6
図(a)および(b)の動作波形図を用いて説明する。
まず、制御回路8によりスイッチング素子4をオンさ
せ加熱コイル3に電流ILを流す。次にスイッチング素子
4をオフさせて加熱コイル3と共振コンデンサ5で共振
させる。この共振振動はスイッチング素子4の両端電圧
VCEが電源電圧Eを中心として振動する波形となる。次
にスイッチング素子4をオンさせるタイミングはスイッ
チング素子4の両端電圧VCEが電源電圧Eと等しくなる
第6図におけるA点からある一定時間遅れたB点となっ
ている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、第6図(a)に示
すように、出力小のときに共振後スイッチング素子4の
両端電圧が零とならずに電圧VGが残ってしまうことがあ
り、この状態でスイッチング素子4をオンしてしまうた
めスイッチング素子4に突入電流IGが流れ、スイッチン
グ素子4か破壊あるいは損失が大きくなるという問題を
有していた。なお、共振コンデンサ5の容量を小さくす
ると電圧VGは残らないが発振周波数(=1/T)が高く
なり、スイッチング素子4の損失が大きくなるので共振
コンデンサの容量は小さくできない。
また従来の構成では出力の大きさや鍋2により発振周
波数(=1/T)が1/Ta〜1/Tbと変化し、複数バーナを
持つ誘導加熱調理器では発振周波数のずれにより鍋2の
干渉音が発生するという問題を有していた。
本発明は上記問題を解決するものであり、スイッチン
グ素子を安全に動作させ、また一定の発振周波数で加熱
を行える誘導加熱調理器を提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段 上記問題を解決するため本発明は、直流電源と、鍋を
加熱する加熱コイルと、第1のダイオードと、第1のス
イッチング素子とを直列に接続し、前記加熱コイルの両
端に直列接続された第2のダイオードおよび第2のスイ
ッチング素子を並列に接続し、前記第1のダイオードと
第1のスイッチング素子の直列回路あるいは前記加熱コ
イルの両端に共振コンデンサを並列に接続して構成した
インバータ回路と、前記第1および第2のスイッチング
素子をオン・オフ制御する制御部とを備え、前記制御部
は、前記第1のスイッチング素子の両端電圧あるいは前
記加熱コイルの電流により第1のスイッチング素子のオ
ンタイミングを検知する第1のオンタイミング検知部
と、前記第2のスイッチング素子の両端電圧あるいは前
記加熱コイルの電流により第2のスイッチング素子のオ
ンタイミングを検知する第2のオンタイミング検知部と
を有し、前記第1および第2のオンタイミング検知部の
出力信号により第1および第2のスイッチング素子のオ
ンタイミングを制御する構成としたものである。
さらに本発明は、前記インバータ回路と制御部とを備
え、この制御部は、前記第1および第2のオンタイミン
グ検知部と、前記第1および第2のスイッチング素子の
オン・オフタイミングを限定する発信器とを有し、前記
第1および第2のオンタイミング検知部の出力信号およ
び前記発振器出力の同一発振周波数信号により前記第1
および第2のスイッチング素子のオン・オフタイミング
を制御する構成としたものである。
作用 上記構成により、第2のスイッチング素子を設け、第
1および第2のオンタイミング検知部にて、たとえば第
1および第2のスイッチング素子の両端電圧が0V以下の
ときオンタイミングの出力信号を出力することによっ
て、第1および第2のスイッチング素子は両端電圧が0V
以下のときに駆動され、従来のようにスイッチング素子
に突入電流が流れることが防止される。
また、さらに発振器を設けることによって、一定の発
振周波数で第1および第2のスイッチング素子はオン・
オフ制御され、一定発振周波数で鍋が加熱される。よっ
て複数バーナの加熱に用いても発振周波数の差による鍋
の干渉音は発生しない。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の回
路図である。第1図において、11は電源電圧Eの直流電
源であり、この直流電源11と、鍋12を加熱する加熱コイ
ル13と、第1のダイオード14と、第1のスイッチング素
子15を直列に接続し、加熱コイル13の両端に、共振コン
デンサ16と直列接続された第2のダイオード17および第
2のスイッチング素子18とを並列に接続してインバータ
回路19を構成している。20は第1および第2のスイッチ
ング素子15,18をオン・オフ制御する制御回路である。
第2図は制御回路20のブロック図を示す。第2図にお
いて、21は出力を設定する出力設定部、22は出力を検知
する出力検知部であり、出力設定部21で設定された設定
値と出力検知部22で検知された出力とを出力比較部23で
比較し、設定値と出力が一致するように第1のスイッチ
ング素子15のオン時間T1をオン時間設定部24で設定し、
第1のスイッチング素子15の両端電圧VCE1により第1の
スイッチング素子15のオンタイミングを検知する第1の
オンタイミング検知部25で検知されたタイミングによっ
て、第1の駆動部26で第1のスイッチング素子15を駆動
する。27は第1および第2のスイッチング素子15,18の
オン・オフタイミングを限定する発振器であり、第1の
スイッチング素子15の起動時最初のオンタイミングはこ
の発振器27で決定する。また、28は第2のスイッチング
素子18の両端電圧VCE2により第2のスイッチング素子18
のオンタイミングを検知する第のオンタイミング検知部
であり、第2の駆動部29は第2のオンタイミング検知部
28で検知されたタイミングで第2のスイッチング素子18
をオンし、発振器27で決められたタイミングで第2のス
イッチング素子18をオフする。
以上のように構成された誘導加熱調理器の動作および
制御方法を第3図の動作波形図を用いて詳細に説明す
る。
まず起動時は発振器27の出力が低レベルから高レベル
に変わったタイミングで第1の駆動部26が第1のスイッ
チング素子15をオンさせオン時間設定部27で設定された
オン時間T1後第1のスイッチング素子15をオフさせる。
そして加熱コイル13と共振コンデンサ16が共振周期T2
共振をする。ここで共振コンデンサ16の容量は発振周期
Tに対してT2《Tとなるように設定してあり、共振コン
デンサ16の両端電圧の振幅を大きくしている。次に第2
のスイッチング素子18の両端電圧VCE2が0V以下である期
間を第2のオンタイミング検知部28で検知し、この期間
中に第2の駆動部29で第2のスイッチング素子18をオン
させる。両端電圧VCE2が0Vとなる点から第2のスイッチ
ング素子18に電流IC2が流れ出し、発振器29の出力が低
レベルから高レベルに変わるタイミングで第2のスイッ
チング素子18をオフさせる。するとまた加熱コイル4と
共振コンデンサ5が共振周期T2の共振をし、共振コンデ
ンサ16の容量が小さく両端電圧の振幅が大きいため、第
1のスイッチング素子15の両端電圧VCE1が0V以下となる
期間が出力小のときも現れる。第2のスイッチング素子
18のオン時間T3があるため発振周波数は高くならず、第
1のスイッチング素子15の損失は小さい。そして、第1
のスイッチング素子15の両端電圧VCE1が0V以下である期
間を第1のオンタイミング検知部25で検知し、この期間
中に第1の駆動部26で第1のスイッチング素子15をオン
させる。以後同様の帰還ループを繰返し、出力設定部21
に設定された設定値と出力検知部22で検知された出力が
一致する第1のスイッチング素子15のオン時間T1で安定
する。以上のように制御しているので第1および第2の
スイッチング素子15,18はそれぞれの両端電圧VCE1,VCE2
が0Vでオンし安全に動作できる。また発振周期Tを一定
としているので出力の大小、負荷により発振周波数
(=1/T)は変化せず、複数バーナの加熱に用いても鍋1
2の干渉者は発生しない。
なお、第1のオンタイミング検知部25での第1のスイ
ッチング素子15のオンタイミングと第2のオンタイミン
グ検知部28での第2のスイッチング素子18のオンタイミ
ングは第1あるいは第2のスイッチング素子15,18の両
端電圧VCE1,VCE2で検知しているが加熱コイル13の電流I
Lで検知してもよい。
また、本実施例で共振コンデンサ16を、加熱コイル13
と並列に接続しているが、第4図(a)に示すように第
1のダイオード14と第1のスイッチング素子15の直列回
路の両端に並列に接続してもよく、さらに第4図(b)
あるいは第4図(c)に示すように前記直列回路と加熱
コイル13の接続の順序を逆にしても同様の効果を得るこ
とができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、インバータに第2のス
イッチング素子を設け、第1,第2のオンタイミング検知
部にて、たとえば第1,第2のスイッチング素子の両端電
圧が0V以下であることによって第1,第2のスイッチング
素子のオンタイミングを検知してオン制御することによ
り、第1,第2のスイッチング素子の両端電圧を0Vでオン
でき、第1,第2のスイッチング素子を安全に動作させる
ことができる。また、さらに発振器を設けることによ
り、一定発振周波数で加熱が行え、複数バーナの加熱い
用いても発振周波数の差による鍋の干渉音が発生しない
優れた誘導加熱調理器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の回路
図、第2図は同誘導加熱調理器の制御回路のブロック
図、第3図(a),(b)はそれぞれ同誘導加熱調理器
の動作波形図、第4図(a)〜(c)はそれぞれ本発明
の他の実施例を示す誘導加熱調理器の回路図、第5図は
従来の誘導加熱調理器の回路図、第6図(a),(b)
はそれぞれ従来の誘導加熱調理器の動作波形図である。 11……直流電源、12……鍋、13……加熱コイル、14……
第1のダイオード、15……第1のスイッチング素子、16
……共振コンデンサ、17……第2のダイオード、18……
第2のスイッチング素子、19……インバータ回路、20…
…制御回路(制御部)、25……第1のオンタイミング検
知部、27……発振器、28……第2のオンタイミング検知
部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、鍋を加熱する加熱コイルと、
    第1のダイオードと、第1のスイッチング素子とを直列
    に接続し、前記加熱コイルの両端に直列接続された第2
    のダイオードおよび第2のスイッチング素子を並列に接
    続し、前記第1のダイオードと第1のスイッチング素子
    の直列回路あるいは前記加熱コイルの両端に共振コンデ
    ンサを並列に接続して構成したインバータ回路と、前記
    第1および第2のスイッチング素子をオン・オフ制御す
    る制御部とを備え、前記制御部は、前記第1のスイッチ
    ング素子の両端電圧あるいは前記加熱コイルの電流によ
    り第1のスイッチング素子のオンタイミングを検知する
    第1のオンタイミング検知部と、前記第2のスイッチン
    グ素子の両端電圧あるいは前記加熱コイルの電流により
    第2のスイッチング素子のオンタイミングを検知する第
    2のオンタイミング検知部とを有し、前記第1および第
    2のオンタイミング検知部の出力信号により第1および
    第2のスイッチング素子のオンタイミングを制御する構
    成とした誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】直流電源と、鍋を加熱するコイルと、第1
    のダイオードと、第1のスイッチング素子とを直列に接
    続し、前記加熱コイルの両端に直列接続された第2のダ
    イオードおよび第2のスイッチング素子を並列に接続
    し、前記第1のダイオードと第1のスイッチング素子の
    直列回路あるいは前記加熱コイルの両端に共振コンデン
    サを並列に接続して構成したインバータ回路と、前記第
    1および第2のスイッチング素子をオン・オフ制御する
    制御部とを備え、前記制御部は、前記第1のスイッチン
    グ素子の両端電圧あるいは前記加熱コイルの電流により
    第1のスイッチング素子のオンタイミングを検知する第
    1のオンタイミング検知部と、前記第2のスイッチング
    素子の両端電圧あるいは前記加熱コイルの電流により第
    2のスイッチング素子のオンタイミングを検知する第2
    のオンタイミング検知部と、前記第1および第2のスイ
    ッチング素子のオン・オフタイミングを限定する発信器
    とを有し、前記第1および第2のオンタイミング検知部
    の出力信号および前記発振器出力の同一発振周波数信号
    により前記第1および第2のスイッチング素子のオン・
    オフタイミングを制御する構成とした誘導加熱調理器。
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