JP2570869Y2 - ランプ点灯装置 - Google Patents

ランプ点灯装置

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JP2570869Y2
JP2570869Y2 JP1761792U JP1761792U JP2570869Y2 JP 2570869 Y2 JP2570869 Y2 JP 2570869Y2 JP 1761792 U JP1761792 U JP 1761792U JP 1761792 U JP1761792 U JP 1761792U JP 2570869 Y2 JP2570869 Y2 JP 2570869Y2
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印加電圧をパルス幅変
調することによってランプ等を調光可能とするランプ点
灯装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印加電圧をパルス幅変調すること
によってランプ等を調光可能とするランプ点灯装置が知
られており、この一例としてインバータ回路を用いたも
のが知られている。この一例を図2に示す。図におい
て、1は直流電源、2はチョッパ制御部、3はチョッパ
部、4はインバータ部、5は電流検出部である。
【0003】チョッパ制御部2は、発振器21、増幅回
路22、コンパレータとして用いられる演算増幅器2
3、抵抗器24,25、可変抵抗器26及びNPN型の
トランジスタ27から構成され、発振器21は例えば三
角波信号を出力し、この電圧Vosc は演算増幅器23の
反転入力端子に印加されている。抵抗器24,25及び
可変抵抗器26は直列に接続され、電流検出部5から出
力される電圧Vrfを分圧して電圧Vdとし、この電圧V
dは増幅器22を介して演算増幅器23の非反転入力端
子に印加されている。また、演算増幅器23の出力電圧
V1はトランジスタ27のベースに印加され、トランジ
スタ27のエミッタは接地されている。
【0004】チョッパ部3は、Pチャネル型の電界効果
トランジスタ(以下、FETと称する)31、抵抗器3
2,33、ダイオード34、チョークコイル35,36
及びコンデンサ37から構成され、FET31のゲート
は抵抗器32を介してトランジスタ27のコレクタに、
また抵抗器33を介してそのソース及び直流電源1の正
極にそれぞれ接続されている。また、直流電源1の負極
は接地されている。さらに、FET31のドレインはダ
イオード34のカソード及びチョークコイル35の一端
に接続され、チョークコイル35の他端はチョークコイ
ル36の一端及びコンデンサ37の一端に接続されてい
る。また、ダイオード34のアノード及びコンデンサ3
7の他端は接地されている。
【0005】インバータ部4は、周知のロイヤーの回路
から構成されている。即ち、中間タップ411cを有する一
次巻線411 と、二次巻線412 及び三次巻線413 とを備え
た変圧器41、NPN型のトランジスタ42,43、抵
抗器44、45、コンデンサ46,47から構成されて
いる。前記一次巻線411 と並列にコンデンサ46が接続
され、この一次巻線411 の一端側411aにトランジスタ4
2のコレクタが、また一次巻線411 の他端側411bにトラ
ンジスタ43のコレクタがそれぞれ接続されている。さ
らに、トランジスタ42,43のそれぞれのエミッタは
接地され、トランジスタ42のベ−スは前記三次巻線41
3 の他端側413bに、またトランジスタ43のベ−スは三
次巻線413 の一端側413aにそれぞれ接続されている。
【0006】前記一次巻線411 の中間タップ411cは前記
チョ−クコイル36の他端側に接続されると共に、抵抗
器44を介してトランジスタ42のベースに、また抵抗
器45を介してトランジスタ43のベースにそれぞれ接
続されている。また、二次巻線412 の一端412aはコンデ
ンサ47及び一方の出力端子4aを介してランプ6の一
端に接続され、他端412bは接地されている。さらに、ラ
ンプ6の他端は他方の出力端子4bに接続されている。
【0007】電流検出部5は、抵抗器51、ダイオード
52及びコンデンサ53によよる半波整流回路から構成
されている。即ち、抵抗器51は前記他方の出力端子4
b及びダイオード52のアノードに接続され、他端は接
地されている。さらに、ダイオード52のカソードはコ
ンデンサ53を介して接地され、ダイオード52のカソ
ードからランプ6に流れる電流値に対応した電圧Vrfが
出力される。
【0008】次に、前述の構成よりなるランプ点灯装置
の動作を説明する。チョッパ部3のFET31及びチョ
−クコイル35,36を介して変圧器41に電流が供給
されている間は、一次巻線411 に電流が流れ、トランジ
スタ42が不飽和領域から飽和領域に達すると、トラン
ジスタ42はタ−ンオフする。その結果、逆起電力によ
って三次巻線413 の一端側413bにトランジスタ43をオ
ンにする方向の電圧を生じ、トランジスタ43がタ−ン
オンする。これにより、トランジスタ43がオンのま
ま、そのコレクタ電流は飽和領域まで直線的に増加す
る。ここで、今度はトランジスタ43がオフに、トラン
ジスタ42がオンにそれぞれなり、この関係が繰り返さ
れる。これにより、二次巻線412 に交流電圧が発生し、
ランプが点灯される。
【0009】さらに、二次巻線412 に流れる電流は、電
流検出回路5によって検出されると共に電圧Vrfに変換
される。この電圧Vrfは、抵抗器24,25及び可変抵
抗器26によって分圧され、電圧Vdに変換される。電
圧Vdの値は、演算増幅器23の入力端において発振器
21の出力電圧Vosc の最大値と最小値との間の値とな
るように抵抗器24,25及び可変抵抗器26の値が設
定され、さらに可変抵抗器26の値は十分な調光効果が
得られる値に設定されている。これにより、演算増幅器
23からトランジスタ27にローレベルの信号が出力さ
れている間だけ、FET31を介して変圧器41に電流
が供給されるので、可変抵抗器26の抵抗値を変化させ
て演算増幅器23の出力信号のパルス幅を変えることに
より、ランプの輝度を調節することができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のランプ点灯装置においては、発振器21の発振
周波数とインバータ部4の動作周波数とが異なるため、
これらの周波数のビートが発生する。このビートは多次
に亙って発生し、複数の周波数成分を含むので、可聴ノ
イズを発生したり、或いは液晶ディスプレイのバックラ
イト点灯用に使用した場合には液晶ディスプレイのフレ
ーム周波数との干渉による画面ビート、フリッカ等を引
き起こす。さらに、その他の上位装置に組み合わせた場
合、上位装置の固有周波数との干渉により、上位装置の
誤動作等を引き起こすといった問題点があった。
【0011】また、発振器21の発振周波数及びインバ
ータ部4の動作周波数を上位装置に影響を与えない周波
数に設定することも考えられるが、これらの周波数は、
個々に周囲温度、経時ドリフト等による変動を伴い、こ
れらによるビートスペクトラムも変化するため、これら
の周波数設定は困難である。
【0012】さらに、ランプ、バックライト等の点灯周
波数としては、30〜60KHz程度の周波数が使用さ
れる場合が多く、前述した可聴ノイズ対策として点灯周
波数を300〜600KHzとして、可聴周波数のビー
ト成分を高次に設定することが考えられるが、この場合
全体の効率が低下するという問題がある。
【0013】本考案の目的は上記の問題点に鑑み、ビー
トの発生を防止したランプ点灯装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するために請求項1では、中間タップを備えた一次巻
線と二次巻線とを有する変圧器と、前記一次巻線の両端
のそれぞれに対応して接続された第1及び第2のスイッ
チ素子と、該第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状
態を交互に切り替える切り替え制御手段と、前記中間タ
ップへの電圧印加のオンオフを切り替える第3のスイッ
チ素子と、充放電回路を有し、該充放電回路の充電電圧
に基づいて該充放電回路の充放電を繰り返すと共に、前
記充電電圧に基づく略三角波を出力する発振手段と、前
記三角波の電圧と所定の制御電圧とを比較し、該比較結
果に基づいて、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態
を制御する電圧制御手段とを備えたランプ点灯装置にお
いて、前記中間タップの電位を検出する電位検出手段
と、該電位検出手段の検出結果に対応する所定の電圧を
前記充放電回路の充電電圧に重畳する電圧重畳手段とを
設けたランプ点灯装置を提案する。
【0015】また、請求項2では、中間タップを備えた
一次巻線と二次巻線とを有する変圧器と、前記一次巻線
の両端のそれぞれに対応して接続された第1及び第2の
スイッチ素子と、該第1及び第2のスイッチ素子のオン
オフ状態を交互に切り替える切り替え制御手段と、前記
中間タップへの電圧印加のオンオフを切り替える第3の
スイッチ素子と、充放電回路を有し、該充放電回路の充
電電圧に基づいて該充放電回路の充放電を繰り返すと共
に、前記充電電圧に基づく略三角波を出力する発振手段
と、前記三角波の電圧と所定の制御電圧とを比較し、該
比較結果に基づいて、前記第3のスイッチ素子のオンオ
フ状態を制御する電圧制御手段とを備えたランプ点灯装
置において、前記一次巻線の両端の電位を検出する電位
検出手段と、該電位検出手段の検出結果に対応する所定
の電圧を前記充放電回路の充電電圧に重畳する電圧重畳
手段とを設けたランプ点灯装置を提案する。
【0016】
【作用】本考案の請求項1によれば、第3のスイッチ素
子を介して一次巻線の中間タップに電圧が印加され、第
1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態が切り替え制
御手段によって交互に切り替えられ、変圧器の二次巻線
に交流電圧が発生される。また、発振手段により、充放
電回路の充電電圧に基づいて前記充放電回路の充放電が
繰り返されると共に前記充電電圧に基づく略三角波が出
力される。電圧制御手段によって、この三角波の電圧と
制御電圧とが比較されると共に、該比較結果に基づい
て、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態が制御さ
れ、前記中間タップには前記三角波の周期で所定時間電
圧が印加される。さらに、前記中間タップの電位が電位
検出手段によって検出され、該電位に対応する所定の電
圧が、電圧重畳手段によって前記充放電回路の充電電圧
に重畳される。これにより、前記充放電回路の充放電周
期は、前記切り替え制御手段による前記第1及び第2の
スイッチ素子の切り替え周期と一致したものとされる。
【0017】また、請求項2によれば、第3のスイッチ
素子を介して一次巻線の中間タップに電圧が印加され、
第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態が切り替え
制御手段によって交互に切り替えられ、変圧器の二次巻
線に交流電圧が発生される。また、発振手段により、充
放電回路の充電電圧に基づいて前記充放電回路の充放電
が繰り返されると共に前記充電電圧に基づく略三角波が
出力される。電圧制御手段によって、この三角波の電圧
と制御電圧とが比較されると共に、該比較結果に基づい
て、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態が制御さ
れ、前記中間タップには前記三角波の周期で所定時間電
圧が印加される。さらに、前記一次巻線の両端の電位が
電位検出手段によって検出され、該電位に対応する所定
の電圧が、電圧重畳手段によって前記充放電回路の充電
電圧に重畳される。これにより、前記充放電回路の充放
電周期は、前記切り替え制御手段による前記第1及び第
2のスイッチ素子の切り替え周期と一致したものとされ
る。
【0018】
【実施例】図1は本考案の第1の実施例を示す構成図で
ある。図において、前述した従来例と同一構成部分は同
一符号をもって表しその説明を省略する。また、従来例
と第1の実施例との相違点は、チョッパ制御部2に代え
てインバータ部4の発振周波数に同期して動作するチョ
ッパ制御部7を備えたことにある。
【0019】即ち、チョッパ制御部7は、発振回路71
とチョッパ駆動回路72とから構成されている。発振回
路71は、演算増幅器OP1、抵抗器Ra〜Rf、コン
デンサCa,Cb及びダイオードD1からなり、演算増
幅器OP1の非反転入力端子は抵抗器Reを介して接地
されると共に、抵抗器Rdを介して所定の定電圧Vccが
印加されている。また、反転入力端子は、直列接続され
たコンデンサCa,Cbを介して接地されると共に、抵
抗器Raを介してその出力端子に接続されている。さら
に、演算増幅器OP1の出力端子は、抵抗器Rcを介し
てその非反転入力端子に接続されると共に、抵抗器Rb
を介して電圧Vccが印加されている。
【0020】また、コンデンサCaとコンデンサCbと
の接続点PaはダイオードD1のaノードに接続される
と共に、抵抗器Rfを介して変圧器41の一次巻線411
の中間タップ411cに接続されている。
【0021】チョッパ駆動回路72は、演算増幅器OP
2、NPN型のトランジスタTr1増幅器A、抵抗器R
1,R2及び可変抵抗器VRから構成され、演算増幅器
OP2の反転入力端子は演算増幅器OP1の反転入力端
子に接続されている。また、演算増幅器OP2の出力端
子は、トランジスタTr1のベースに接続され、トラン
ジスタTr1のエミッタは接地されると共に、コレクタ
はチョッパ部3の抵抗器32を介してFET31のゲー
トに接続されている。さらに、抵抗器R1,R2及び可
変抵抗器VRは直列に接続され、電流検出部5から出力
される電圧Vrfを分圧して電圧Vdとし、この電圧Vd
は増幅器Aを介して電圧Vd’として演算増幅器OP2
の非反転入力端子に印加されている。
【0022】次に、前述の構成よりなる第1の実施例の
動作を図3に示す波形図に基づいて説明する。チョッパ
部3のトランジスタ31及びチョ−クコイル35,36
を介して変圧器41に電流が供給されている間は、一次
巻線411 に電流が流れ、トランジスタ42が不飽和領域
から飽和領域に達すると、トランジスタ42はタ−ンオ
フする。その結果、逆起電力によって三次巻線413 の一
端側413bにトランジスタ43をオンにする方向の電圧を
生じ、トランジスタ43がタ−ンオンする。これによ
り、トランジスタ43がオンのまま、そのコレクタ電流
は飽和領域まで直線的に増加する。ここで、今度はトラ
ンジスタ43がオフに、トランジスタ42がオンにそれ
ぞれなり、この関係が繰り返される。これにより、二次
巻線412 に交流電圧が発生し、ランプ6が点灯される。
【0023】さらに、二次巻線412 に流れる電流は、電
流検出回路5によって検出されると共に電圧Vrfに変換
される。この電圧Vrfは、抵抗器R1,R2及び可変抵
抗器VRによって分圧され、電圧Vdに変換される。電
圧Vdが増幅された電圧Vd’の値は、演算増幅器OP
2の入力端において発振回路71の出力電圧Vosc の最
大値と最小値との間の値となるように抵抗器R1,R2
及び可変抵抗器VRの値が設定され、さらに可変抵抗器
VRの値は十分な調光効果が得られる値に設定されてい
る。これにより、演算増幅器OP2からトランジスタT
r1にローレベルの電圧が出力されている間だけ、FE
T31を介して変圧器41に電流が供給されるので、可
変抵抗器VRの抵抗値を変化させて演算増幅器OP2の
出力信号のパルス幅を変えることにより、ランプ6の輝
度を調節することができる。
【0024】一方、発振回路71は前述した構成からな
り、周知の無安定マルチバイブレータ回路におけるコン
デンサCa、Cbの充放電周期が、変圧器41の一次巻
線411 の中間タップ411cの電圧Vaによって矯正されて
いる。これにより、発振回路71からは略三角波形状の
電圧Vosc が出力され、この電圧Vosc の周期はインバ
ータ部4の発振周期と等しく、同期がとられたものにな
っている。即ち、ランプ点灯装置の起動時においては、
発振回路71は自励発振を行い、抵抗器Raの抵抗値と
コンデンサCa,Cbの容量に基づく時定数によって、
コンデンサCa,Cbの充放電が繰り返され、電圧Vos
c 及び電圧Vd’に基づいてチョッパ駆動回路72によ
りチョッパ部3が駆動され、インバータ部4に通電され
る。これにより、インバータ部4が動作してランプ6が
点灯される。
【0025】また、インバータ部4が動作を開始する
と、変圧器41の一次巻線411 の中間タップ411cには、
発振周期に同期した脈流波形状の電圧Vaが発生する。
この電圧VaはダイオードD1によってクランプされ、
波高値がダイオードD1の順電圧VF 以下の電圧Vbに
変換される。この電圧Vb波、コンデンサCbによって
積分されて、コンデンサCa,Cbの充放電に重畳さ
れ、この充放電の周期はインバータ部4の動作周期と等
しく、同期したものとなる。
【0026】従って、本実施例によれば、インバータ部
4の動作周波数とチョッパ部3の動作周波数が等しく、
同期したものとなるため、これらの周波数のビートを発
生することがなくなるので、従来のように可聴ノイズを
発生したりすることもなく、また、液晶ディスプレイの
バックライト点灯用に使用した場合においても、液晶デ
ィスプレイのフレーム周波数との干渉による画面ビー
ト、フリッカ等を引き起こすことがない。さらに、その
他の上位装置に組み合わせた場合においても、上位装置
の誤動作等を引き起こすことがない。また、ランプ6の
点灯周波数として、効率の良い30〜60KHz程度の
周波数を使用することができる。
【0027】次に、本考案の第2の実施例を説明する。
図4は第2の実施例を示す構成図である。図において、
前述した第1の実施例と同一構成部分は同一符号をもっ
て表しその説明を省略する。また、第1の実施例と第2
の実施例との相違点は、チョッパ制御部7における電圧
Vosc を、変圧器41の一次巻線411 の両端411a,411b
の電圧によって、インバータ部4の発振周波数に等し
く、同期させたことにある。
【0028】即ち、発振回路71のコンデンサCaとコ
ンデンサCbとの接続点Paは、抵抗器Rgを介して変
圧器41の一次巻線411 の一端411aに接続されると共
に、抵抗器Rhを介して一次巻線411 の他端411bに接続
されている。ここで、抵抗器Rgと抵抗器Rhの抵抗値
は等しく設定されている。
【0029】前述の構成によれば、図5に示すように、
一次巻線411 の一端411a及び他端411bの電圧VA,VB
のそれぞれの波形は、互いに位相が180度ずれた脈流
波形となり、これらを抵抗器Rg,Rhを介して合成し
た電圧Vbは第1の実施例と同様になる。
【0030】従って、第1の実施例と同様に、第2の実
施例によっても、インバータ部4の動作周波数とチョッ
パ部3の動作周波数が等しく、同期したものとなるた
め、これらの周波数のビートを発生することがなくなる
ので、従来のように可聴ノイズを発生したりすることも
なく、また、液晶ディスプレイのバックライト点灯用に
使用した場合においても、液晶ディスプレイのフレーム
周波数との干渉による画面ビート、フリッカ等を引き起
こすことがない。さらに、その他の上位装置に組み合わ
せた場合においても、上位装置の誤動作等を引き起こす
ことがない。また、ランプ6の点灯周波数として、効率
の良い30〜60KHz程度の周波数を使用することが
できる。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように本考案の請求項1、
2によれば、充放電回路の充放電周期が、切り替え制御
手段による第1及び第2のスイッチ素子の切り替え周期
と一致したものとされるため、前記第1及び第2のスイ
ッチ素子の切り替え周期と第3のスイッチ素子のオンオ
フ状態の切り替え周期とが等しく、同期したものとされ
るので、従来のようにこれらの間でビートを発生するこ
とがなくなるため、可聴ノイズを発生することもなく、
また、液晶ディスプレイのバックライト点灯用に使用し
た場合においても、液晶ディスプレイのフレーム周波数
との干渉による画面ビート、フリッカ等を引き起こすこ
とがない。さらに、その他の上位装置に組み合わせた場
合においても、上位装置の誤動作等を引き起こすことが
ない。また、ランプの点灯周波数として、効率の良い3
0〜60KHz程度の周波数を使用することができると
いう非序に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す構成図
【図2】従来例を示す構成図
【図3】本考案の第1の実施例の動作を説明する波形図
【図4】本考案の第2の実施例を示す構成図
【図5】本考案の第2の実施例の動作を説明する波形図
【符号の説明】
1…直流電源、3…チョッパ部、31…FET、32,
33…抵抗器、34…ダイオード、35,36…チョー
クコイル、37…コンデンサ、4…インバータ部、41
…変圧器、42,43…トランジスタ、44,45…抵
抗器、46,47…コンデンサ、5…電流検出部、6…
ランプ、7…チョッパ制御部、71…発振回路、72…
チョッパ駆動回路、OP1,OP2…演算増幅器、Ra
〜Rh…抵抗器、Ca,Cb…コンデンサ、D1…ダイ
オード、Tr1…トランジスタ、A…増幅器、R1,R
2…抵抗器、VR…可変抵抗器。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間タップを備えた一次巻線と二次巻線
    とを有する変圧器と、前記一次巻線の両端のそれぞれに
    対応して接続された第1及び第2のスイッチ素子と、該
    第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態を交互に切
    り替える切り替え制御手段と、前記中間タップへの電圧
    印加のオンオフを切り替える第3のスイッチ素子と、充
    放電回路を有し、該充放電回路の充電電圧に基づいて該
    充放電回路の充放電を繰り返すと共に、前記充電電圧に
    基づく略三角波を出力する発振手段と、前記三角波の電
    圧と所定の制御電圧とを比較し、該比較結果に基づい
    て、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態を制御する
    電圧制御手段とを備えたランプ点灯装置において、 前記中間タップの電位を検出する電位検出手段と、 該電位検出手段の検出結果に対応する所定の電圧を前記
    充放電回路の充電電圧に重畳する電圧重畳手段とを設け
    た、 ことを特徴とするランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 中間タップを備えた一次巻線と二次巻線
    とを有する変圧器と、前記一次巻線の両端のそれぞれに
    対応して接続された第1及び第2のスイッチ素子と、該
    第1及び第2のスイッチ素子のオンオフ状態を交互に切
    り替える切り替え制御手段と、前記中間タップへの電圧
    印加のオンオフを切り替える第3のスイッチ素子と、充
    放電回路を有し、該充放電回路の充電電圧に基づいて該
    充放電回路の充放電を繰り返すと共に、前記充電電圧に
    基づく略三角波を出力する発振手段と、前記三角波の電
    圧と所定の制御電圧とを比較し、該比較結果に基づい
    て、前記第3のスイッチ素子のオンオフ状態を制御する
    電圧制御手段とを備えたランプ点灯装置において、 前記一次巻線の両端の電位を検出する電位検出手段と、 該電位検出手段の検出結果に対応する所定の電圧を前記
    充放電回路の充電電圧に重畳する電圧重畳手段とを設け
    た、 ことを特徴とするランプ点灯装置。
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