JPH05785B2 - - Google Patents

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JPH05785B2
JPH05785B2 JP61209866A JP20986686A JPH05785B2 JP H05785 B2 JPH05785 B2 JP H05785B2 JP 61209866 A JP61209866 A JP 61209866A JP 20986686 A JP20986686 A JP 20986686A JP H05785 B2 JPH05785 B2 JP H05785B2
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JP
Japan
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tape
drum
section
cassette
housing
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JP61209866A
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English (en)
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JPS6364663A (ja
Inventor
Satoshi Kikutani
Osamu Zaitsu
Hideaki Yoshio
Akio Konishi
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP61209866A priority Critical patent/JPS6364663A/ja
Priority to DE8787300914T priority patent/DE3779668T2/de
Priority to EP19870300914 priority patent/EP0232161B1/en
Priority to US07/010,958 priority patent/US4803574A/en
Priority to CN87100518A priority patent/CN1015139B/zh
Priority to KR1019870000836A priority patent/KR910000346B1/ko
Publication of JPS6364663A publication Critical patent/JPS6364663A/ja
Publication of JPH05785B2 publication Critical patent/JPH05785B2/ja
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は例えばビデオテープレコーダーや、回
転ヘツド式デイジタルオーデイオテープレコーダ
ーの如き、トランスデユーサーを内蔵するテープ
ガイドドラムに、テープカセツトより引き出した
テープを巻回して走行させ、信号を記録あるいは
再生する記録再生装置に関するものである。
従来の技術 近年、この種の装置としては、ビデオテープレ
コーダー(VTR)が普及率を高めているが、ポ
ータブルVTRあるいはカメラ一体型VTRなど、
室外での機動性のある装置使用を考える場合に
は、その重量もさることながら、装置自体の大き
さに課題が残されている。
しかしながら、この種の装置におけるメカニズ
ムの大きさは、テープカセツトよりテープを引き
出し、テープガイドドラムに巻回させるという装
置原理から、テープガイドドラムの直径、およ
び、そのまわりを回動するテープ巻回手段の回動
範囲、さらに使用されるテープカセツトのサイズ
の三者により、その基本平面寸法が決定されてし
まう。例えばベータ方式のVTRに採用された
“Uローデイング”の例を模式的に示した第11
図を用いて説明すると、第11図に示すように、
テープガイドドラム101はテープカセツト10
2に対して所定位置に配される。その後、テープ
カセツト102の前面に架張されたテープ10
3′をテープカセツト102に設けた開口部10
4内に挿入されたポスト105により引き出され
る。すなわち、そのポスト105が植立されたロ
ーデイングリング106が矢印107の方向へ回
動し、その回動に伴なつてテープ103が引出さ
れテープ103のテープバスを形成するものであ
る。この場合、テープカセツト102とテープガ
イドドラム101との距離もさることながら、仮
にこれらを近接させる様、設計しても、テープ巻
回手段であるポスト105やローデイングリング
106の回動範囲は所定量常に必要とし、これら
メカニズム全体を包む筐体部(図示せず)を含む
装置全体の小型化に大きな制限を与えている。
このように、仮に、テープガイドドラムとテー
プカセツトの相対位置をより近接した位置に配し
て設計したとしても、テープガイドドラムのまわ
りに回動し、テープを巻回させるポスト等よりな
るテープ巻回手段の回動範囲を必要とし、それを
も加えた寸法が、筐体部に包まれた装置全体の寸
法となつてしまう。
これに対し、テープガイドドラムのまわりに回
動し、テープカセツトより引き出したテープをテ
ープガイドドラムに巻回させるテープ巻回手段を
有し、テープ巻回手段が所定角度回動した後に、
テープ巻回手段の回動軌跡内に筐体部もしくはそ
の筐体部に連動する進入部材を進入させたり、さ
らにこの動作に加えて、テープカセツトよりテー
プを引き出すためにテープを引き出すためにテー
プ巻回手段が挿入されるテープカセツトの開口部
内に、テープガイドドラムを進入させる動作をも
行なわせ、結果として筐体部をも含む装置全体の
小型化を図ることが考えられる。
発明が解決しようとする問題点 これらを実現するためには少なくともテープガ
イドドラムが載置されるドラム載置部と、ドラム
載置部を主として覆う筐体部との間で相対移動さ
せると同時にテープカセツトが載置されるカセツ
ト載置部を主として覆う筐体部との筐体部間でも
相対移動を行なわせる必要がある。さらにテープ
カセツトの開口部内にテープガイドドラムを進入
させる動作とも加える場合には、ドラム載置部と
カセツト載置部間の相対移動をも行なわせる必要
がある。この様に所定の相対位置を保ちつつ、複
数の相対移動を同時に行なわせる際には、移動の
過程で移動方向の寸法誤差等により負荷が変動
し、円滑なる移動が極めて困難で、時には、移動
が不可能になるという問題点があつた。そしてこ
れは移動方向長さに対して移動方向に直角な方向
長さの長い筐体部および載置部を同時に相対移動
させる際には特に大きな課題であつた。
問題点を解決するための手段 上述の問題点に対し、本発明はテープカセツト
を載置するカセツト載置部と、テープガイドドラ
ムを載置するドラム載置部と、前記カセツト載置
部と前記テープカセツト載置部との近接、離間方
向を案内する載置部案内手段と、前記カセツト載
置部に対応して設けられ前記カセツト載置部に固
定された第1筐体部と、前記ドラム載置部に対応
して設けられ、前記ドラム載置部との相対位置を
変更可能に構成された第2筐体部と、前記第1筐
体部と前記第2筐体部とが前記載置部案内手段の
案内方向とほぼ同一方向に近接、離間すべく案内
する筐体部案内手段と、前記カセツト載置部と前
記ドラム載置部との近接動作に遅れて、第1筐体
部と第2筐体部の近接動作を完了させ、前記カセ
ツト載置部と前記ドラム載置部との離間動作に先
だつて、前記第1筐体部と前記第2筐体部との離
間動作を開始するよう前記ドラム載置部と前記カ
セツト載置部との近接離間方向において係合して
駆動力を伝達する駆動力伝達手段と、前記駆動力
伝達手段に駆動力を与える駆動源とを有すること
を特徴とするものである。
作 用 本発明は前記した構成により、ドラム載置部と
カセツト載置部との間の所定方向への近接、離間
動作と、それぞれに対応して設けられる第1筐体
部と第2筐体部との間での前記所定方向とほぼ同
一方向への近接、離間動作とが、それぞれの案内
手段により案内される。そして同時に、その案内
方向のずれや、寸法誤差等による相対移動過程の
負荷の変化もドラム或いはカセツト載置部と第1
あるいは第2筐体部の間を、近接,離間動作方向
に於いて係合して駆動力を伝達する駆動力伝達手
段を介して連結することにより、この方向に垂直
な方向の移動を許容することにより補償し、装置
全体の円滑な寸法変化を実現し、ひいては装置全
体の小型化を可能とするものである。
実施例 以下、本発明の第1の実施例を、図面を用いて
詳細に説明する。
第2図〜第4図は、本発明の実施例における記
録再生装置に使用されテープカセツトを示すもの
である。第2図は上面より観た斜視図であり、テ
ープカセツト1に内蔵されるテープ4は両端を一
対の供給および巻取リール2,3(第3図参照)
の係止および巻回され、さらに第2図中一点鎖線
で示す如く、テープカセツト1の一対のカセツト
ポスト8により前面に架張される。そして、その
前面に架張されるテープ4′はテープカセツト1
の不使用時には回動により前面および裏面よりそ
れぞれ覆う前蓋5および裏蓋6により覆われてい
る。第3図は第2図に示したテープカセツト1を
180゜反転して見た斜視図であり、テープカセツト
1の下面1′には前面に架張されるテープ4′の内
側にポスト等を挿入してテープ4′をテープカセ
ツト1より引き出すべく開口部7が設けられる。
そしてテープカセツト1が本実施例の装置に使用
される際には、装置に設けられ、テープカセツト
1の装置への装着動作により前蓋5の側面部5′
に当接し、前蓋5を回動させる蓋開放手段(図示
せず)が第4図に側断面図を示す如く前蓋5を開
放させる。なお裏蓋6は前蓋5の一部に設けられ
る支点支持部5″により軸支されているとともに、
テープカセツト1の開口部7を構成する両側の側
面部7′に設けられているカム案内溝部7″に一端
が案内されて回動し、結果的に前面に架張される
テープ4′には当接することなく第4図中一点鎖
線で示される所定軌跡を描いて開放される。そし
て、この前蓋5および裏蓋6の開放時には第4図
に示す如く、ほぼテープカセツト1の厚さに相当
する高さまで全面的に開放され、ポスト等(図示
せず)あるいは後述するテープガイドドラム9
(第6図参照)の開口部7への進入する余地を形
成するものである。次にこのテープカセツト1を
使用した実施例の基本動作を第5図および第6図
を用いて説明する。第5図はテープカセツト1を
装置に装着した状態を構式的に示した平面図であ
る。すなわち第4図で示した状態に前蓋5,裏蓋
6が開放されると同時にテープカセツト1の前面
に1対のカセツトポスト8により架張されるテー
プ4′の内側の開口部7にはテンシヨンポスト1
0、S2ポスト12、T1ポスト13、T2ポスト1
4、T3ポスト15、T4ポスト16、T5ポスト1
7、T7ポスト19および、キヤプスタン21が
挿入される。一方、前面に架張されるテープ4′
を介して、開口部7と対向する側には、テープガ
イドドラム9、S1ポスト11、T6ポスト18、
およびピンチローラー20が位置している。
そして、テープカセツト1が装着載置されるカ
セツト載置部であるカセツト基板24(第1図参
照)に対応する第1筐体部22と、テープガイド
ドラム9を載置するドラム載置部であるドラム基
板25(第1図参照)に対応する第2筐体部23
とは相互に図上Aだけ離間した位置にある。この
後、テンシヨンポスト10、S1ポスト11、S2
ポスト12、T6ポスト18、T7ポスト19およ
びピンチローラー20はそれぞれ、矢印10′,
11′,12′,18′,19′,20′の方向にそ
れぞれ第5図上一点鎖線で示す位置への移動を開
始する。これと同時にテープガイドドラム9も、
矢印9′方向に移動し、かつ、テープガイドドラ
ム9のまわりに回動し、テープ4を引き出す主た
るテープ巻回手段であるT1,T2,T3ポスト1
3,14,15がT5,T6ポスト16,17とと
もに矢印9′方向に移動しつつ矢印13′の方向に
回動する。そしてテープガイドドラム9も第5図
に示す一点鎖線で示す位置まで前面に架張される
テープ4の架張位置を越えて開口部7内に進入す
る訳であるが、その間に第1および第2筐体部2
2および23の相対位置は図上Aに示される位置
に保たれたままである。そして第1図上一点鎖線
で示すテープガイドドラム9の移動位置に来る際
にはT1ポスト13、T2,T3ポスト14,15が
テープガイドドラム9が移動した事により得られ
るテープガイドドラム9と第2筐体部23との空
間内をテープガイドドラム9のまわりに所定軌跡
を描いて回動する。一方T4およびT5ポスト1
6,17はテープガイドドラム9に対する所定回
動位置で停止している。そして結果として各ポス
ト10〜19およびテープガイドドラム9により
供給リール2より巻取リール3に至る。第6図上
実線で示すテープ4のテープパスが形成されるも
のである。一方テープガイドドラム9のまわりを
主たるテープ巻回手段であるT1,T2,T3ポスト
13,14,15が所定角度回動するまでは、少
なくとも第2筐体部23は第1筐体部22との相
対位置をAで示される状態に保たれるが、T1,
T2,T3ポスト13,14,15が回動を完了し
て後、あるいは、所定角度回動し、その回動を妨
げない位置まで回動および移動した後に、図上B
で示す量だけ第1筐体部22との相対位置を縮
め、近接し、それによりテープガイドドラム9の
まわりのT1,T2,T3ポスト13,14,15の
回動軌跡内に進入する位置まで移動する。そして
結果として装置全体のサイズは、テープ巻回手段
の回動軌跡の大きさに影響されることなく小型化
が計れるものである。
次に第5図,第6図を用いて既に説明した第1
の実施例における基本動作に対して、それを実現
する具体構成例について第1図および第7図〜第
10図を使つて詳細に説明する。
なおテンシヨンポスト、S2,T6,T7、ポスト
それぞれ10,12,18,19およびピンチロ
ーラー20の移動方法は回動レバー(図示せず)
上に載置し、その回動により移動させたり、また
S1ポスト11はドラム基板(第8図)上に載置
固定する等の、周知の従来技術により容易に実現
可能なので、本発明に関連する要部の実施例につ
いてのみ説明する。
第1図,第7図は主としてテープカセツト1を
載置するカセツト載置部であるカセツト基板24
と、主としてテープガイドドラム9を載置するド
ラム載置部であるドラム基板25との相対移動
と、カセツト載置部に対応する第1筐体部22と
ドラム載置部に対応する第2筐体部23との相対
移動を所定のタイミングづれをもつて行なわせる
実施例を示すものであつて、第1図は構成部品の
分解斜視図であり第7図はその平面図である。第
1図および第7図において、カセツト基板24に
はテープカセツト1の他に供給リール台26、巻
取リール台27、キヤプスタン21等のテープカ
セツト1に内蔵されるテープ4を走行駆動する構
成部品が載置されかつ主としてこれらを覆うべく
設けられる第1筐体部22が直接あるいは間接的
に結合されている。一方、ドラム基板25には主
としてテープガイドドラム9や後述するT1〜T5
ポスト13〜17やローデイングリング59等よ
り構成されるテープ巻回手段が載置され、それら
を主として覆う第2筐体部23とは相互に相対移
動が可能になつている。第1筐体部22には凹部
22′が、第2筐体部23には凸部23′が他方を
図示していないが両側に設けられ両者の係合によ
り筐体部案内手段を構成し、第1,第2筐体部の
相対移動方向を案内している。またカセツト基板
24にはシヤフトホルダー28,29により固定
保持されるガイドシヤフト30,31がそれぞれ
取付けられ、そのガイドシヤフト30,31にド
ラム基板25に固定されるスライダー32,33
が挿入され摺動自在に保持され、結果としてカセ
ツト基板24とドラム基板25が一定方向に相対
移動可能に案内される。このカセツト基板24と
ドラム基板25の間にはウオームギア部34と一
体化される平歯車35と、この平歯車35と噛合
し、第1カム溝37が設けられる第1カムギア3
6と、第1カムギア36と噛合する第2カム溝3
9を有する第2カムギア38と、さらに係合ピン
40、および42をそれぞれ第1カム溝37およ
び第2カム溝39に係合させる位置に植立させた
第1部分ギア41、および第2部分ギアが、それ
ぞれ、回動自在にカセツト基板24の裏面に軸支
されている。さらにカセツト基板24には、ロー
デイングラツク44が第1カムギア36に下部に
位置するよう固定されており、またドラム基板2
5と厚さ方向に重複しない位置においてモーター
47が固定されており、モーター47にはウオー
ムギア34と噛合するウオーム48が設けられて
いる。また第1部分ギア41はドラム基板25に
固定されるスライダー32のラツク部と噛合して
おり、第2部分ギア43は一端が第2筐体部23
の取付部46に固定されカセツト基板24とドラ
ム基板25の間に位置する筐体ラツク45と噛合
している。従つて第2部分ギア43は筐体ラツク
45とは歯車部分の歯幅方向と、歯高方向には所
定の相対位置づれが生じても筐体ラツク45のラ
ツク長手方向の係合は維持される。カセツト基板
24に固定されるローデイングラツク44はドラ
ム基板25に軸支されるピニオンギア49に噛合
しており、ピニオンギヤ49の回転は同じくドラ
ム基板25に軸支され一体化されたギア50,5
1からギア52を経由してテープガイドドラム9
のまわりを回転するローデイングギア53に噛合
することにより伝達される。以上の構成例での動
作について主として第7図を用いて説明すれば第
5図で説明したテープカセツト1がカセツト基板
24に装着された時にはテープガイドドラム9、
カセツト基板24、ドラム基板25、第1筐体部
22、第2筐体部はそれぞれ実線で示す相対位置
にある。その後、モータ47に電力を供給するこ
とにより、ウオーム48を回転させ、ウオームホ
イール34および平歯車35を介して、第1カム
ギア36が反時計方向に回転する。それに伴な
い、第1カム溝37に係合ピン40を介して係合
する第1部分ギアが第1カム溝37のカム形状に
応じて反時計方向に回転し、噛合するスライダー
32のラツク部が移動し、スライダー32と一体
化されるドラム基板25がカセツト基板24との
間でガイドシヤフト32,33に案内されつつ相
対近接動作を行なう。一方ドラム基板25とカセ
ツト基板24との間の近接動作により、カセツト
基板24に固定されるローデイングラツク44と
ドラム基板25上に軸支されるピニオンギア49
との間に相対移動が起こり、結果として、ローデ
イングギア53(第1図)を回転させることによ
る、後述のテープガイドドラム9のまわりのテー
プ4の巻回動作をドラム基板25とカセツト基板
24との近接動作に平行して同時に行なうことが
可能となる。一方、第1カムギア36に噛合する
第2カムギア38上に形成される第2カム溝39
は第2カムギア38が第7図上時計方向に回転し
ても、その回転当初はそのカム溝の回転半径は変
化することなく一定であり、第1図で一点鎖線で
示したT1,T2,T3ポストそれぞれ13,14,
15の回動位置を越え、少なくともその回動動作
を第2筐体部23が妨げない所定の回動位置まで
回動するまでは、第2カム溝と係合ピン42によ
り係合する第2部分ギア43を回動させることな
く停止させている。そしてT1,T2,T3ポスト1
3,14,15を含むテープ巻回手段が最終回動
位置を含むテープ巻回手段が最終回動位置を含む
所定回動位置まで回動した後に対応するタイミン
グで、第2カム溝39がその回転半径を減少さ
せ、第2部分ギア43を図上反時計方向に回転さ
せ、それと噛合する筐体ラツク45を移動させ、
結果として第1筐体部22と第2筐体部23との
近接動作をカセツト基板24とドラム基板25の
近接動作に遅れて開始させて、最終的に、第1部
分ギア41、スライダー32、ドラム基板25、
第2部分ギア38、筐体ラツク45、第2筐体部
23、テープガイドドラム9、ピニオンギア4
9、ギア50,51,52が、それぞれ第7図上
一点鎖線で示す位置まで移動する。なお、第2筐
体部23をテープ巻回手段の回動軌跡内に進入さ
せる開始タイミングをテープ巻回手段の最終回動
位置への回動の後に設定する場合には、第2カム
ギア38の回転が完了することにより第2筐体部
23の近接、進入動作が完了するまで第1カム溝
の回転半径形状を第1部分ギア41を所定角度回
転させた後、停止させるべく、一定に保ち回転さ
せることにより実現できる。
次に第8図,第9図,第10図を用いてドラム
基板25に載置されるテープ巻回手段の実施例に
ついて詳細に説明する。第8図はドラム基板25
に載置され、構成される部品の分解斜視図であ
る。第9図は巻回動作途中の側面図、第10図は
巻回動作完了時の平面図である。第8図におい
て、テープガイドドラム9をドラム基板25に所
定角度傾斜させて保持させるドラムホルダ54
は、ドラム基板25に対し、所定方向に所定量傾
斜して固定されており、このドラムホルダ54の
上面54aには2個のガイドローラ55が回転自
在に支持され、またセンターピン56を中心に少
許移動可能なローラープレート57が1個のガイ
ドローラ58を回転自在に保持して、とめられて
いる。この3個のガイドローラ55,58は概ね
菱形を成しており、テープガイドドラム9に第9
図に示す如く所定角度傾斜して設けられ、ローデ
イングギア53と固定一体化されるローデイング
リング59のV溝部59aに係合し、テープガイ
ドドラム9のまわりにローデイングリング59お
よびローデイングギア53を回動自在に保持して
いる。
なおローデイングギア53は既述の如くギア5
2,51,50を介してピニオンギア49に噛合
しており、ローデイングラツク44との相対移動
により回転するものである。
ローデイングリング59はT1ポスト14、T2
ポスト15、T3ポスト16を植立させるメイン
ボード60を、ボード支点ピン61を中心に回動
自在とし、メインボートバネ68により時計方向
に附勢した状態で保持している。さらにローデイ
ングリング59はメインボート60の後方に、
T4ポスト16、T5ポスト17を植立させたサブ
ボート62をサブボートガイド59bにより摺動
および回動自在に案内する構成を有しており、サ
ブボート62はサブボートバネ63によりメイン
ボート60およびローデイングリング59側に附
勢されている。ローデイングリング59は第9図
で示すようにドラム基板25に対して傾斜してい
るが、サブボートガイド59bはその回転により
サブボート62をドラム基板25に対する角度を
変えずに単に高さを変更可能な様にその傾斜方向
が設定されている。サブボートストツパー64は
テープ4をテープガイドドラム9へ巻回するロー
デイング過程でサブボート62の先端部62aと
当接して、サブボート62を、サブボートガイド
59bの回動に伴なつてその高さを変更させなが
ら回転させ、その位置決めを行なうべく、ドラム
基板25に固定されている。またメインボートス
トツパー65はストツパープレート66とともに
メインボート60の位置決めを行なうもので、
S1ポスト11を植立させ、S2ポスト12(第6
図参照)を案内位置決めするS2ポストガイド6
7とともにドラム基板25に固定される。
次に以上の構成によるテープ4のテープガイド
ドラム9への巻回動作について説明する。先に述
べた如くドラム基板25とカセツト基板24との
相対移動によりローデイングギア53とともにロ
ーデイングリング59が回転する。回転当初はメ
インボート60はメインボートバネ68により反
時計方向に回動附勢され、またサブボート62も
サブボートバネ63により、メインボート60側
にサブボートガイド59b上を移動して附勢され
ており、第8図に示した如くテープカセツト1の
開口部7内に相互に近接したまま回動を開始し、
前面に架張されるテープ4′をテープカセツト1
より引き出してゆく。そして、やがてサブボート
62の先端部62aがサブボートストツパー64
に当接して、そのローデイングリング59と一体
となつての回動が阻止される。さらにローデイン
グ59が回動することにより、サブボートガイド
59aがサブボートバネ63に抗して回動し、第
9図に二点鎖線で示す高さの変更を行なうととも
に第10図で示す如き、位置へと回動する。その
間、メインボート60に植立されるT1,T2,T3
ポスト13,14,15は第1図上で一点鎖線で
示した位置を移動するが、本実施例ではドラム基
板25がカセツト基板24と近接動作中であり、
第2筐体部23は第1筐体部22との近接動作は
開始しておらず、何んらローデイングリング59
およびT1,T2,T3ポスト13,14,15の回
動は妨げられない。ローデイングリング59がさ
らに回動するとやがて、メインボート60の突起
部60a(第8図参照)がメインボートストツパ
ー65の一端に設けられた凸部65aの右側面部
65bに当接する。その後さらにローデイングリ
ング59が回動してゆくとメインボート60は、
ボート支点ピン61を中心にメインボートバネ6
8に抗して反時計方向に回動し、やがてメインボ
ート60の突起部60aはメインボートストツパ
ー65の凸部65aの右側面65bから上側面6
5cに移動する(第10図参照)。これによりメ
インボート60はローデイングリング59上で回
動し、T1ポスト13はテープガイドドラム9に
近接し、同時にメインボート60はメインボート
ストツパ65とストツパープレート66により位
置決めされる。一方、S2ポスト12の移動は周
知の技術で容易に可能であるので図示しないが、
例えば、ドラム基板25とカセツト基板24との
近接動作に連動するリングアーム(図示せず)上
に植設されるS2ポスト12をS2ポストガイド6
7にガイドされながら第10図に示す位置へ移動
させ結果として第10図に示す如くテープ4のテ
ープガイドドラム9への巻回を終了するものであ
る。この後、あるいはメインボート60とともに
ローデイングリング59が所定角度回動して、そ
の回動を妨げぬ位置まで回動した後に、既述の如
く、第2筐体部23が第1図に示すようにテープ
巻回手段であるローデイングリング59、メイン
ボート60、T1,T2,T3ポスト13,14,1
5等の回動する時の回動軌跡内に進入して来るも
のである。また、テープ4のテープガイドドラム
9への巻回を解くさいには既述の逆の動作を取る
のは自明であり、第1,第2筐体部22,23の
離間動作の後、ドラム基板25とカセツト基板2
4の離間動作を行なうものである。なお第2筐体
部23とテープガイドドラム9との間を通過する
T3ポスト15とT4ポスト16との間に架張され
るテープパス中のテープ4の長手方向は第2筐体
部23とほぼ平行に設定されるとともに、ローデ
イングリング59のテープ4巻回動作をほぼ終了
する回動位置における第2筐体部と対向する半径
はメインボート60、T1,T2,T3ポスト、1
3,14,15の回動軌跡より充分小さく設定さ
れており、ともに第2筐体部23のテープガイド
ドラム9への近接距離(第6図上Bで示される)
を大きくし、結果として装置全体の小型化に貢献
しているものである。
以上の実施例ではカセツト載置部とドラム載置
部に対応する第2筐体部23の間に近接,離間す
る方向において係合して駆動力を伝達させる例で
あるが、ドラム載置部と第2筐体部間等のいずれ
かに設けても装置全体の円滑な相対移動が実現で
きるものである。
発明の効果 以上の如く、本発明によればドラム載置部とカ
セツト載置部、さらに第1筐体部と第2筐体部の
複数の相対移動体がそれぞれ同時に移動する際に
も極めて円滑な動作で行なうことができ、ひいて
は装置全体の小型化を高い信頼性のもとに実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における要部を構成す
る部品の分解斜視図、第2図〜第4図は本発明の
実施例に適用されるテープカセツトで、第2図は
その上面より見た斜視図、第3図は裏面より見た
斜視図、第4図は側断面図、第5図および第6図
は基本動作を説明するための模式的平面図、第7
図は同要部の平面図、第8図は他の要部を構成す
る部品の分解斜視図、第9図は同側面図、第10
図は同平面図、第11図は従来例を示す平面図で
ある。 1……テープカセツト、4……テープ、7……
開口部、8……カセツトポスト、9……テープガ
イドドラム、13……T1ポスト、14……T2ポ
スト、15……T3ポスト、22……第1筐体部、
23……第2筐体部、24……カセツト基板、2
5……ドラム基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープカセツトを載置するカセツト載置部
    と、テープガイドドラムを載置するドラム載置部
    と、前記カセツト載置部と前記テープカセツト載
    置部との近接、離間方向を案内する載置部案内手
    段と、前記カセツト載置部に対応して設けられ前
    記カセツト載置部に固定された第1筐体部と、前
    記ドラム載置部に対応して設けられ、前記ドラム
    載置部との相対位置を変更可能に構成された第2
    筐体部と、前記第1筐体部と前記第2筐体部とが
    前記載置部案内手段の案内方向とほぼ同一方向に
    近接、離間すべく案内する筐体部案内手段と、前
    記カセツト載置部と前記ドラム載置部との近接動
    作に遅れて、第1筐体部と第2筐体部の近接動作
    を完了させ、前記カセツト載置部と前記ドラム載
    置部との離間動作に先だつて、前記第1筐体部と
    前記第2筐体部との離間動作を開始するよう前記
    ドラム載置部と前記カセツト載置部との近接離間
    方向において係合して駆動力を伝達する駆動力伝
    達手段と、前記駆動力伝達手段に駆動力を与える
    駆動源とを有することを特徴とする記録再生装
    置。
JP61209866A 1986-02-03 1986-09-05 記録再生装置 Granted JPS6364663A (ja)

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JP61209866A JPS6364663A (ja) 1986-09-05 1986-09-05 記録再生装置
DE8787300914T DE3779668T2 (de) 1986-02-03 1987-02-02 Aufnahme- und/oder wiedergabegeraet.
EP19870300914 EP0232161B1 (en) 1986-02-03 1987-02-02 Arrangement of recording and/or reproducing apparatus
US07/010,958 US4803574A (en) 1986-02-03 1987-02-02 Arrangement of recording and/or reproducing apparatus
CN87100518A CN1015139B (zh) 1986-02-03 1987-02-03 记录和(或)重放装置
KR1019870000836A KR910000346B1 (ko) 1986-02-03 1987-02-03 기록재생장치

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171070A (ja) * 1983-03-18 1984-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59171070A (ja) * 1983-03-18 1984-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置

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