JPH057513U - 車両のトリム取付構造 - Google Patents

車両のトリム取付構造

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JPH057513U
JPH057513U JP5550991U JP5550991U JPH057513U JP H057513 U JPH057513 U JP H057513U JP 5550991 U JP5550991 U JP 5550991U JP 5550991 U JP5550991 U JP 5550991U JP H057513 U JPH057513 U JP H057513U
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JP
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rib
trim
inner panel
flange
spacer
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JP5550991U
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English (en)
Inventor
勝斎 尾世
Original Assignee
西川化成株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インナパネル3の加工工数を増加させることな
く、リブ27の縦面が切欠凹部17に対して面を介して
間接的に嵌合されるようにして、リブ27の破損を確実
に防止しつつ、インナパネル3に対するトリム19の組
付けを円滑に行えるようにすることを可能とする。 【構成】インナパネル3のフランジ15の一部を凹字状
に切欠いて設けた切欠凹部17と、トリム19の裏面よ
り略垂直方向に膨出するリブ27の外方端とを嵌挿させ
るようにしたものにおいて、該切欠凹部17とリブ27
との間に、切欠凹部17の左右周縁の上下面に嵌合挾持
させるための挾持部33,33を有するとともにリブ2
7の外方端の縦面を縦面で挾持するための嵌合部35を
有するスペーサ31を介在せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両における車体パネルの内面側に取付けられるトリムの取付構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種車両のトリム取付構造として、例えば実開平1−17421 2号公報に開示されるように、車体パネルのフランジの一部としての上端部に形 成した孔部に、トリムの裏面より略垂直方向に突出するピンを嵌挿させて、トリ ムの車体パネルに対する前後方向への位置決めを行うようにしたものは知られて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、近来の傾向として、トリム自体の軽量化を図ることが行われている 。その場合、表面側(車室側)に表皮材を配する一方、裏面側(車外側)に発泡 性の硬質ウレタンを配してトリムを形成し、裏面側の硬質ウレタンの上縁部にお ける補強を兼ねてその裏面より略垂直方向に膨出するリブを、車体パネルのフラ ンジの一部を凹字状に切欠いた切欠凹部に嵌挿させることにより、トリムの車体 パネルに対する下方及び前後方向への位置決めを同様に行えるようにしている。
【0004】 しかしながら、上記の如きものでは、通常、薄い鉄などの材質で形成される車 体パネルの切欠凹部に対して脆弱な発泡性の硬質ウレタンよりなるリブの縦面が 0嵌挿されるため、剛性強度の低いリブが、鋭利な車体パネル(フランジ)の切 欠凹部に直接接触して破損する恐れがある。この場合、車体パネルの切欠凹部を 略L字状に折曲形成して、その切欠凹部内の折曲面(縦面)でリブの縦面が嵌合 されるようにすることが考えられるが、切欠凹部を折曲形成する工数が必要とな って車体パネルの加工工数が増加するという別途の問題がある。
【0005】 また、上記の如く車体パネルの切欠凹部にリブが接触して破損するものにおい ては、リブが破損すると、トリムの車体パネルに対する前後方向への位置決めを 正確に行うことができず、車体パネルに対するトリムの組付けが円滑に行えない 。
【0006】 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、車体パ ネルの加工工数を増加させることなく、リブの縦面が切欠凹部に対して面を介し て間接的に嵌合されるようにして、リブの破損を確実に防止しつつ、車体パネル に対するトリムの組付けを円滑に行おうとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の解決手段は、車体パネルのフランジの一部 を凹字状に切欠いて設けた切欠凹部に、トリムの裏面より略垂直方向に膨出する リブを嵌挿させるようにした車両のトリム取付構造を前提とする。そして、上記 切欠凹部とリブとの間に、切欠凹部に嵌合させるとともにリブを挾持する嵌合部 と、車体パネルのフランジを嵌合挾持するための挾持部とを有するスペーサを介 在せしめる構成としたものである。
【0008】
【作用】
上記の構成により、本考案では、トリムの裏面より略垂直方向に膨出するリブ は、車体パネルのフランジの一部を凹字状に切欠いた切欠凹部にスペーサの挾持 部でフランジを挾持して嵌合させたスペーサの嵌合部に挾持されて、切欠凹部と リブとの間にスペーサが介在されるようになっているので、薄い鉄などの材質で 形成された車体パネルの切欠凹部に対して脆弱な発泡性の硬質ウレタンよりなる リブの縦面を嵌挿させる際においても、剛性強度の低いリブが鋭利な車体パネル の切欠凹部に直接接触することなく切欠凹部にスペーサの挾持部でフランジを挾 持して嵌合させたスペーサの嵌合部に挾持されて車体パネルの切欠凹部に間接的 に接触することになり、リブの破損が確実に防止される。また、スペーサは、ス ペーサの挾持部で車体パネルのフランジを強固に挾持しており、切欠凹部からの スペーサの脱落が確実に防止される。これらのことから、車体パネルの切欠凹部 を略L字状に折曲形成した切欠凹部内の折曲面でリブの縦面が嵌合されるように 切欠凹部を折曲形成する必要がなく、車体パネルの加工工数が増加することはな い。
【0009】 また、上記の如く車体パネルの切欠凹部に対してリブがスペーサを介して間接 的に接触して該リブの破損が防止されることから、トリムの車体パネルに対する 前後方向への位置決めを正確に行うことができる。
【0010】
【考案の効果】
以上の如く、本考案における車両のトリム取付構造によれば、鋭利な車体パネ ルの切欠凹部に挾持部で車体パネルを挾持して嵌合させたスペーサの嵌合部に剛 性強度の低い脆弱なトリム裏面のリブを挾持させ、切欠凹部とリブとの間をスペ ーサにより間接的に接触させたので、切欠凹部を折曲形成して車体パネルの加工 工数を増加させることなく、リブの縦面をスペーサの挾持部内の縦面で接触させ てリブの破損を確実に防止することができる。しかも、破損を確実に防止したリ ブにより、トリムの車体パネルに対する前後方向への位置決めが正確に行え、車 体パネルに対するトリムの組付けを円滑に行うことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1ないし図5は本考案の実施例に係るトリム取付構造を車両の右側のサイド ドアに適用したものを示し、このサイドドア1は、車体パネルとしてのインナパ ネル3とアウタパネル5とを接合してなり、その上縁部に設けられた開口7を介 してウインドガラス9を昇降移動させるようにしている。また、上記インナパネ ル3の内方つまり車室11側には、縁部がインナパネル3の内面に接合されて該 インナパネル3と共に閉断面を形成する補強パネル13が設けられている。
【0013】 また、上記インナパネル3の上端部には、車体外方向きに折曲形成されて略水 平方向へ延びるフランジ15が設けられている。そして、上記フランジ15の先 端部(外端部)には、フランジ15の一部を凹字状に切欠いた切欠凹部17が設 けられている。
【0014】 さらに、上記インナパネル3(補強パネル13)の内方には、該インナパネル 3と略一致する形状に形成されて車室11側よりインナパネル3を覆うトリム1 9が設けられている。該トリム19は、車室11側に設けられた合成樹脂製の表 皮材21と、該表皮材21の外面側に設けられ、表皮材21の外面に貼着された 発泡性の硬質ウレタン材23とからなる。また、上記トリム19は、上記補強パ ネル13に対して所定の間隔を有して補強パネル13の内方に配されており、こ のトリム19の上縁部が、緩いカーブを描きつつその先端がインナパネル3のフ ランジ15の直下方において該フランジ15と略平行となるようウインドガラス 9の近傍まで略水平方向へ延びて形成されている。さらに、上記トリム19の上 縁部先端には、この先端とウインドガラス9との間の隙間(開口7)をシールす るためのウェザーストリップ25が取付けられている。そして、上記インナパネ ル3のフランジ15の切欠凹部17に対応するトリム19の硬質ウレタン材23 の上縁部下面側(上縁部裏面側)には、その裏面より略垂直方向下方に膨出する リブ27が設けられており、該リブ27の内方端側は、緩いカーブを描く硬質ウ レタン材23の上縁部裏面側に一体的に取付けられて、この脆弱となる硬質ウレ タン材23の上縁部を裏面側より補強するようにしている。
【0015】 そして、本考案の特徴部分として、図6ないし図8にも示すように、上記イン ナパネル3のフランジ15の切欠凹部17と、上記リブ27の外方端との間には 、平面視で中央部に車室11側に開口する,切欠凹部17よりも小さな凹部29 を有して略凹字状に形成されたスペーサ31が設けられている。上記スペーサ3 1の凹部29を挟んで左右に対向する車外側には、上記インナパネル3のフラン ジ15の切欠凹部17の左右周縁に上下面が嵌合挾持されるよう,上下面を残し て車外側及び左右側方にそれぞれ平面視で略L字形に開口する挾持部33,33 が設けられている。また、上記スペーサ31の凹部29の縦面は、上記リブ27 の外方端を嵌合する嵌合部35に形成されている。そして、上記スペーサ31は 、車外側において凹部29を挟んで対向する左右の挾持部33,33がインナパ ネル3のフランジ15の切欠凹部17の左右周縁の上下面に嵌合される一方、車 室11側の嵌合部35(凹部29の縦面)がリブ27の外方端に挾持されて、該 切欠凹部17とリブ27の外方端との間に介在されるようにしている。
【0016】 また、上記インナパネル3のフランジ15の下方に位置する補強パネル5には 、上記トリム19の硬質ウレタン材23に対して略平行となるよう車室11側に 膨出させた膨出座41が設けられている。また、上記膨出座41に対応するトリ ム19の硬質ウレタン材23には、その裏面側より車外側へ突出する台座43よ りさらに車外側へ突出するファスナ45が設けられている。そして、上記ファス ナ45は、上記インナパネル3の切欠凹部17の左右周縁の上下面に挾持部33 ,33を嵌合させたスペーサ31の嵌合部35にトリム19のリブ27の外方端 が嵌合された後、上記補強パネル5の膨出座41の孔部(図示せず)に嵌挿され て、トリム19の補強パネル5(サイドドア1)に対する取付けがより強固にな されるようにしている。
【0017】 このように、上記実施例では、インナパネル3のフランジ15の切欠凹部17 に対応するトリム19の硬質ウレタン材23の上縁部下面側より略垂直方向下方 に膨出するリブ27の外方端は、インナパネル3のフランジ15の切欠凹部17 の左右周縁の上下面に挾持部33,33をそれぞれ嵌合挾持させたスペーサ31 の嵌合部35に嵌合されて、切欠凹部17とリブ27との間にスペーサ31を介 在させているので、薄い鉄などの材質で形成されたインナパネル3のフランジ1 5の切欠凹部17に対して脆弱な発泡性の硬質ウレタンよりなるリブ27の外方 端の縦面を嵌挿させる際においても、剛性強度の低いリブ27が鋭利なインナパ ネル3の切欠凹部17に直接接触することなく切欠凹部17に挾持部33,33 を嵌合挾持させたスペーサ31の嵌合部35内の縦面に嵌合されてインナパネル 3の切欠凹部17に間接的に接触することになり、リブ27の破損を確実に防止 することができる。このことから、インナパネルのフランジの切欠凹部を略L字 状に折曲形成した切欠凹部内の折曲面でリブの縦面が嵌合されるように切欠凹部 を折曲形成する必要がなく、インナパネル3のフランジ15の加工工数の増加を 抑えることができる。
【0018】 また、上記の如くインナパネル3の切欠凹部17に対してリブ27の外方端の 縦面がスペーサ31の嵌合部35内の縦面を介して間接的に接触して該リブ27 の破損が防止されることから、トリム19のインナパネル3に対する前後方向へ の位置決めを正確に行うことができ、インナパネル3に対するトリム19の組付 けを円滑に行うことができる。
【0019】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包 含するものである。例えば、上記実施例では、トリム19をサイドドア1のイン ナパネル3に取付けた場合について述べたが、トリムを車室側に対応するリヤフ ェンダやピラーに取付ける場合にも適用できるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図5のI−I線における縦断面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図2のIII−III線における断面図であ
る。
【図4】トリムの正面図である。
【図5】サイドドアの斜視図である。
【図6】スペーサの平面図である。
【図7】スペーサの正面図である。
【図8】スペーサの側面図である。
【符号の説明】
3 インナパネル(車体パネル) 15 フランジ 17 切欠凹部 19 トリム 27 リブ 31 スペーサ 33 挾持部 35 嵌合部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車体パネルのフランジの一部を凹字状に
    切欠いて設けた切欠凹部に、トリムの裏面より略垂直方
    向に膨出するリブを嵌挿させるようにした車両のトリム
    取付構造であって、上記切欠凹部とリブとの間には、切
    欠凹部に嵌合されるとともにリブを挾持する嵌合部と、
    車体パネルのフランジを嵌合挾持するための挾持部とを
    有するスペーサが介在されていることを特徴とする車両
    のトリム取付構造。
JP5550991U 1991-07-17 1991-07-17 車両のトリム取付構造 Pending JPH057513U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001334826A (ja) * 2000-05-24 2001-12-04 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用ドアトリムの取付構造
JP2020132020A (ja) * 2019-02-21 2020-08-31 本田技研工業株式会社 車両用荷室構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049012B2 (ja) * 1976-10-04 1985-10-30 バブコツク日立株式会社 脱硝触媒の再生方法

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970826