JPH0571023U - 車両用サンルーフのパネル保持構造 - Google Patents

車両用サンルーフのパネル保持構造

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JPH0571023U
JPH0571023U JP2760491U JP2760491U JPH0571023U JP H0571023 U JPH0571023 U JP H0571023U JP 2760491 U JP2760491 U JP 2760491U JP 2760491 U JP2760491 U JP 2760491U JP H0571023 U JPH0571023 U JP H0571023U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パネル4の前下部に設けた左右一対のフロン
トガイド5に、前後位置が支持部6に略対応し且つ左右
位置が支持部6よりも内側に位置する保持部8を設け、
屋根1側にパネル4が前部位置にあるときに保持部8と
係合して上下移動を規制する上下位置規制部9を設け
る。 【効果】 左右各フロントガイド5は支持部6と保持部
8の2ヶ所で支持されることになり、パネル4の中央か
ら支持部分までの距離が短くなると共にフロントガイド
5自体の傾動が阻止でき、よってパネル4が撓むのを減
少でき、パネル4のチルト動作時に屋根1との間に段差
が発生するのを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主に乗用車などの車両用サンルーフのパネル保持構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
乗用車に採用されているサンルーフは、車両屋根に開口部を形成し、この開口 部の左右に屋根に対して固定の前後方向のガイドレールを配置し、開口部を開閉 するパネルのガラスパネルの下面外周に取り付け枠を設け、この取り付け枠の内 周部の前下部に左右一対のフロントガイドの内側部分を取り付け、この各フロン トガイドの内側部分からパネル左右外側方に突出した外側部分に支持部を形成し 、この支持部をガイドレールに前後摺動自在に係合しており、駆動機構で前記パ ネルをガイドレールに対して前後動作させ且つ前部位置でチルト動作させるよう に構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記車両用サンルーフにおいては、各フロントガイドは内側部分のパネル取り付 け部から外側部分の支持部までの距離が長く、従って、パネル中央から支持部ま での距離が長く、また、フロントガイドは支持部だけで支持されていて傾き易い ため、パネルに加わる抵抗を強力に支持するということが困難になっている。
【0004】 そのため、パネルは前部位置でチルトアップ姿勢又はチルトダウン姿勢から閉 鎖姿勢へチルト動作したとき、パネル外周に取り付けたシールが屋根に摺接する ため、チルト動作方向と反対方向の抵抗を受けることになる。この抵抗によって 、各フロントガイドは曲げモーメントを受けて曲げられたり、傾動したりするこ とになり、パネルの前部、特に、左右方向中央部分が上下に大きく撓み、屋根の 表面より高くなったり低くなったりして、屋根との間に段差を生じることがある 。
【0005】 この問題は、フロントガイドの形状又は板厚などを拡大して断面係数を大きく し、フロントガイド自体の曲げ剛性を高めることによりある程度解決できるが、 フロントガイドの形状又は板厚などを拡大することは、取り合いの寸法制約があ るため、実際には採用し難い。 本考案は、左右フロントガイドに支持部よりもパネル取り付け部側に位置する 保持部を設け、屋根側に保持部と係合して上下移動を規制する上下位置規制部を 設け、パネルが前部位置のとき保持部と上下位置規制部とを係合して、左右各フ ロントガイドを2点支持することにより、パネルの中央から支持部分までの距離 を短くし且つフロントガイドの傾動を防止して、前記種種の問題点を解決できる ようにした車両用サンルーフのパネル保持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案における課題解決のための具体的手段は、屋根1の開口部2の左右に屋 根1に対して固定のガイドレール3を配置し、開口部2を開閉するパネル4の前 下部に左右一対のフロントガイド5の内側部分を取り付け、このフロントガイド 5の内側部分からパネル左右外側方に突出した外側部分に形成した支持部6をガ イドレール3に前後摺動自在に係合し、前記パネル4をガイドレール3に対して 前後動作させ且つ前部位置でチルト動作させる駆動機構7を設けた車両用サンル ーフにおいて、前記左右フロントガイド5に前後位置が支持部6に略対応し且つ 左右位置が支持部6よりも内側に位置する保持部8を設け、屋根1側にパネル4 が前部位置にあるときに保持部8と係合して上下移動を規制する上下位置規制部 9を設けていることである。
【0007】
【作用】
パネル4が前部位置にあるとき、左右フロントガイド5は支持部6がガイドレ ール3に係合していると同時に、支持部6よりも内側に位置する保持部8も上下 位置規制部9と係合しており、各フロントガイド5は左右2ヶ所で上下移動阻止 状態に支持されている。
【0008】 駆動機構7を介してパネル4をチルトアップ姿勢B又はチルトダウン姿勢Cか ら閉鎖姿勢Aへチルト動作させると、パネル4の前部は屋根1から下向き又は上 向きの抵抗を受けるが、前部中央から支持部分までの距離が短くなっており、し かもフロントガイド5の左右方向の傾動もなくなっているので、フロントガイド 5に生じる曲げモーメントは少なく、パネル4はほとんど撓むことなくチルト動 作する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基ずいて説明する。 図1〜4において、1は自動車の屋根で、この屋根1には矩形状の開口部2が 形成され、この開口部2はパネル4によって開閉自在に施蓋されている。開口部 2の下方には内開口部11を形成するフレーム12が配置されている。3は開口 部2の左右に配置された前後方向に長いガイドレールで、フレーム12の上面に 固定されている。
【0010】 前記パネル4はガラスパネル13の外周に外枠14を嵌合し、外周下面にガラ スサポート15を取り付け、外枠14とガラスサポート15とでシール16を取 り付けている。ガラスサポート15には取り付け枠17がボルト固定され、この 取り付け枠17の左右にフロントガイド5とリヤブラケット18とが取り付けら れ、少なくともフロントガイド5はアジャストボルト19と介して上下位置調整 自在に取り付けられている。
【0011】 フロントガイド5は図2、3に示すように平面視L字状で、前後方向に沿った 内側部分の取り付け部21が取り付け枠17に取り付けられ、その前端からパネ ル左右外側方に突出され且つ正面視J字状に折曲されて支持部6が形成されてい る。この支持部6の下端にはガイドレール3の第1溝3A内を摺動するシュー2 2が設けられており、これにより支持部6はガイドレール3に係合して前後摺動 自在に案内されている。
【0012】 また、フロントガイド5の前部下面には正面視S字状のブラケットを固着して 形成された保持部8が設けられており、この保持部8の先端にシュー23が嵌合 されている。前記保持部8は前後位置が支持部6に略対応し、左右位置が支持部 6よりも内側に位置している。 24はガイドレール3の前端上面に配置されたレールカバーで、フレーム12 に対してガイドレール3と共にネジ止めされており、このレールカバー24の上 面には上下位置規制部9が立設されている。上下位置規制部9は正面視コ字状で 、上案内面25と下案内面26とは互いに対向した略山形状になっており、フロ ントガイド5がガイドレール3の前端に位置するとき、保持部8のシュー23は 両案内面25、26間に位置して係合し、上下位置規制部9によって上下方向の 移動が阻止される。
【0013】 前記ガイドレール3とリヤブラケット18との間には駆動機構7を構成する昇 降手段30が設けられている。この昇降手段30はガイドレール3の第1溝3A 内を摺動するスライダ31に枢支連結されたカムリンク32と、このカムリンク 32に設けたピン33が係合するカム溝34を有するカム板35とを有し、カム 板35はリヤブラケット18に固定されている。前記スライダ31はガイドレー ル3の第2溝3B内のケーブル36に連結されていて、図外のモータ又は手動ハ ンドルなどの駆動手段によって押し引きされる。
【0014】 前記駆動手段7を介してスライダ31を前後移動することにより、昇降手段3 0のピン33がカム板35と一体的に移動してパネル4を前後動作させ、または ピン33がカム溝34内を摺動してパネル4をチルト動作させる。 図1、4はパネル4が前部位置で開口部2を閉鎖した閉鎖姿勢Aを示しており 、この状態からスライダ31を前方移動すると、昇降手段30によってパネル4 の後部が尻上がり状に上昇し、その反対に前部が下がり、図5に示すチルトアッ プ姿勢Bとなる。
【0015】 このチルトアップ姿勢Bからスライダ31を後方移動してパネル4を降下させ ていくと、パネル4の前部はシール16を介して屋根1から下向きの抵抗(矢印 FD)を受ける。この下向きの抵抗はフロントガイド5の支持部6で支持するだ けでなく、保持部8と上下位置規制部9の下案内面26との当接でも支持するこ とになり、フロントガイド5は左右方向2ヶ所で支持され、それ自体の傾動が阻 止されると同時にパネル4の中央部分の撓みも防止される。
【0016】 逆に、閉鎖姿勢Aからスライダ31を後方移動すると、昇降手段30によって パネル4の後部が下降し、その反対に前部が上がり、図6に示すチルトダウン姿 勢Cとなる。このチルトダウン姿勢Cから更にスライダ31を後方移動すると、 パネル4はチルトダウン姿勢Cのままスライダ31と共に後方移動し、開口部2 を開放する。
【0017】 前記チルトダウン姿勢Cからスライダ31を前方移動してパネル4を上昇させ ていくと、パネル4の前部はシール16を介して屋根1から上向きの抵抗(矢印 FU)を受ける。この上向きの抵抗はフロントガイド5の支持部6で支持するだ けでなく、保持部8と上下位置規制部9の上案内面25との当接でも支持するこ とになり、フロントガイド5は左右方向2ヶ所で支持され、それ自体の傾動が阻 止されると同時にパネル4の中央部分の撓みも防止される。
【0018】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種種変形することができ る。例えば、保持部8はフロントガイド5の一部を切り起こして形成したり、保 持部8を正面視コ字状にし且つ上下位置規制部9をシュー形状にしたり、上下位 置規制部9をガイドレール3又はフレーム12に設けたり、保持部8のシュー2 3の上下面をより丸くし且つ上下位置規制部9の上下案内面25、26を平面に 形成したりしても良い。また、本考案は、アジャストボルト19によってパネル 4の高さ調整を行う際にも機能し、パネル4前部の撓みを防止して、高さ調整精 度を向上することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述した本考案によれば、左右フロントガイド5に前後位置が支持部6に 略対応し且つ左右位置が支持部6よりも内側に位置する保持部8を設け、屋根1 側にパネル4が前部位置にあるときに保持部8と係合して上下移動を規制する上 下位置規制部9を設けているので、各フロントガイド5は左右に位置する支持部 6と保持部8との2ヶ所で支持されることになり、保持部8の付加によってパネ ル4の中央から支持部分までの距離が短くなると共に、フロントガイド5自体の 傾動が阻止でき、よってパネル4が撓むのを減少でき、パネル4のチルト動作時 に屋根1との間に段差が発生するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面側面図である。
【図2】図1のXーX線断面図である。
【図3】要部の分解斜視図である。
【図4】全体断面側面図である。
【図5】チルトアップ姿勢時の断面側面図である。
【図6】チルトダウン姿勢時の断面側面図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 開口部 3 ガイドレール 4 パネル 5 フロントガイド 6 支持部 7 駆動機構 8 保持部 9 上下位置規制部 A 閉鎖姿勢 B チルトアップ姿勢 C チルトダウン姿勢
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松村 光義 山口県岩国市山手町1丁目21番22号

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根1の開口部2の左右に屋根1に対し
    て固定のガイドレール3を配置し、開口部2を開閉する
    パネル4の前下部に左右一対のフロントガイド5の内側
    部分を取り付け、このフロントガイド5の内側部分から
    パネル左右外側方に突出した外側部分に形成した支持部
    6をガイドレール3に前後摺動自在に係合し、前記パネ
    ル4をガイドレール3に対して前後動作させ且つ前部位
    置でチルト動作させる駆動機構7を設けた車両用サンル
    ーフにおいて、 前記左右フロントガイド5に前後位置が支持部6に略対
    応し且つ左右位置が支持部6よりも内側に位置する保持
    部8を設け、屋根1側にパネル4が前部位置にあるとき
    に保持部8と係合して上下移動を規制する上下位置規制
    部9を設けていることを特徴とする車両用サンルーフの
    パネル保持構造。
JP1991027604U 1991-04-22 1991-04-22 車両用サンルーフのパネル保持構造 Expired - Lifetime JP2570811Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6290221U (ja) * 1985-11-26 1987-06-09
JPS6422621U (ja) * 1987-07-31 1989-02-06

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6290221U (ja) * 1985-11-26 1987-06-09
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