JPH0564056B2 - - Google Patents

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JPH0564056B2
JPH0564056B2 JP63229008A JP22900888A JPH0564056B2 JP H0564056 B2 JPH0564056 B2 JP H0564056B2 JP 63229008 A JP63229008 A JP 63229008A JP 22900888 A JP22900888 A JP 22900888A JP H0564056 B2 JPH0564056 B2 JP H0564056B2
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JP
Japan
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magnetic field
nerve root
generating
magnetic resonance
protons
Prior art date
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Application number
JP63229008A
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English (en)
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JPH0277239A (ja
Inventor
Hirokazu Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP63229008A priority Critical patent/JPH0277239A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、神経根が描出された画像を得ること
が可能な磁気共鳴イメージング装置に関する。
(従来の技術) 神経根症の診断法として、ミエログラフイや
CTミエログラフイ等の画像診断法が有用である
ことが知られているが、近年、画像診断機器とし
て脚光を浴びているMRI(磁気共鳴イメージン
グ)装置を用いて神経根症の画像診断を行う試み
がなされている。これは、神経根が存在している
部分をプロトンに関し薄くスライスすることによ
り、周囲組織(主に脂肪)とのpartial volume
effectによる影響を減らして神経根の描出を行う
ものである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の方法においては次ぎのような問
題点があつた。すなわち、神経根はその走行が複
雑であることから、一つの神経根は複数のスライ
ス面に分散して描出され、一つの薄いスライス面
内に神経根の一部だけが描出されたものとなつて
いる。これがため、神経根の走行状態を良好に把
握することができない、という問題点があつた。
また、神経根を包み込む脂肪と神経根とに関
し、通常、脂肪の方が高信号で現れるので、神経
根の観察は困難であつた。
そこで本発明の目的は、神経根と他の組織との
識別が容易であり且つその走行状態を良好に把握
できる画像を得ることを可能とした磁気共鳴イメ
ージング装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決し且つ目的を達成する
ために次ぎのような手段を講じた構成としてい
る。すなわち、本発明による磁気共鳴イメージン
グ装置は、静磁場を発生する静磁場発生手段と、 傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、 プロトンに係る磁気共鳴現象を生じさせるため
の高周波パルスを発生する高周波パルス発生手段
と、 プロトンに係る磁気共鳴信号を検出するもので
あつて、被検体における描出すべき神経根が存在
する部位近傍に配置される受信コイルと、 前記静磁場中に配置された前記被検体に対し前
記傾斜磁場及び高周波パルスを所定条件で印加す
るためのものであつて、水のプロトンに係る磁気
共鳴信号を強調し且つ脂肪のプロトンに係る磁気
共鳴信号を抑制した条件の下で前記神経根が存在
する部位を厚く磁気共鳴励起するためのパルスシ
ーケンスを実行する制御手段と、 この制御手段が駆動されることにより前記受信
コイルより得られる磁気共鳴信号を信号処理して
前記神経根が存在する部位における神経根が描出
された画像を得る手段と、 を具備する。
(作用) このような構成によれば、スライスを厚くして
いることにより、一つのスライス画像内に、走行
は複雑な神経根の全体が描出され、また、脂肪か
らの信号を抑制するシーケンスを実行することに
より、主に水からの信号を収集することになるの
で、神経根を包み込んでいる脂肪の画像は抑制さ
れたものとなり、よつて神経根の観察は容易とな
る。
(実施例) 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の磁気共鳴イメージング装置の
全体構成を示す図である。
第1図に示すように、被検体Pを内部に収容す
ることができるようになつているマグネツトアツ
センプリMAとして、常電導又は超電導方式によ
る静磁場コイル(永久磁石を用いる構成であつて
もよい。)1と、磁気共鳴信号の誘起部位の位置
情報付与のための傾斜磁場を発生するためのX、
Y、Z軸の傾斜磁場発生コイル2と、回転高周波
磁場を送信すると共に誘起さた磁気共鳴信号
(MR信号:エコー信号やFID信号)を検出する
ための送受信系である例えば送信コイル及び受信
コイルからなる埋め込み型全身用プローブ3Aと
を有している。
そして、X、Y、Z軸の傾斜磁場発生コイル2
のそれぞれの励磁制御を行うX軸、Y軸、Z軸傾
斜磁場電源4、RFパルスの送信制御を行う送信
器5、誘起MR信号の受信制御を行う受信器6、
データ収集のためのパルスシーケンスを実施する
ことができるシーケンサ7、これらを制御すると
共に検出信号の信号処理及びその表示を行うコン
ピユータシステム8、デイスプレイ9により構成
されている。
また、本実施例では、マグネツトアツセンブリ
MAの磁場中心に被検者Pの腰部PWを置き、腰
部PWの真下に表面コイル3Bを配置している。
この表面コイル3Bは埋め込み型全身用プローブ
3Aと同様に送信器5又は受信器6により駆動さ
れて送受信可能になつている。
ここで、データ収集のためのパルスシーケンス
しては、送信器5を駆動し、埋め込み型全身用プ
ローブ3Aの送信コイルから回転磁場のRFパル
スを加えると共に傾斜磁場電源4を駆動して傾斜
磁場発生コイル2からは傾斜磁場Gx、Gy、Gzを
スライス用、位相エンコード用、リード用として
加え、特定部位からの信号を表面コイル3Bで収
集する。このシーケンスを所定回数繰返して実行
してデータ群を得、このデータ群により画像を生
成するようにしている。
次に、上述における画像を収集するためのパル
スシーケンスを第2図及び第3図を参照して具体
的に説明する。すなわち、本実施例のシーケンス
は、第2図に模式的に示すように、水のプロトン
スピンが脂肪のプロトンスピンに対して180°つま
り両スピンが反対方向を向くようにエコー時間
TEを設定した(例えば静磁場H0=0.5Tとしたと
きに、プロトンの共鳴周波数は21.3MHzであつて
エコー時間TEを20.1msecとすると、水の磁化と
脂肪の酸化とが180°向く。ただし、エコー時間TE
=20.1±1.0msecは許容される範囲とする。)シー
ケンスであつて、第3図に示すように、90°−
180°パルス系列のシーケンスであるスピンエコー
法の180°パルスつまり磁化を収束するための磁場
に代えて傾斜磁場の反転を行うフイールドエコー
法により磁気共鳴信号(スピンエコー信号)を収
集するものである。
そして、そのスライス厚さは比較的厚めの例え
ば15〜40mm程度とし、エコー時間TEは上述の設
定基準に従い例えば15〜30msec又は4〜10msec
とし、パルス繰返し間隔TRは、水のプロトンス
ピンが回復する時間として100〜500msecとし、
酸化ベクトルのフリツプ角α°は水のプロトンを強
調するべく10°〜40°とし、流れによる位相シフト
を零とするために図示斜線部の傾斜磁場を追加し
たものとしている。
なお、Gsはスライス用傾斜磁場この場合はZ
軸方向の傾斜磁場、GRはリード用傾斜磁場であ
つてこの場合はX軸方向の傾斜磁場、GEはエン
コード用傾斜磁場であつてこの場合はY軸方向の
傾斜磁場である。
このような条件設定の下で、埋め込み型全身用
プローブ3Aによりα°パルスを送信し且つ傾斜磁
場発生コイル2からスライス用傾斜磁場Gsを加
え、その後に反転したリード用傾斜磁場GR及び
強度可変の位相エンコード用傾斜磁場GEを加え、
エコー時間TEにて表面コイル3Bによりスライ
ス部位Sからエコー信号を収集する。これを所定
回数繰返すことにより、コンピユータシステム8
にはデータ群が与えられ、このデータ群により画
像が生成され、デイスプレイ9に例えば第5図に
示すような表示つまり神経根の走行形態が良好に
描出された画像が現れるようになる。
以上の画像シーケンスによる本実施例方法によ
れば、比較的厚めとしているスライス厚さ15〜40
mm程度のスライス部位Sに対し、該部位から得ら
れるエコー信号は、100〜500msecに設定したパ
ルス繰返し間隔TRにより、水はそのTRの間でか
なり回復するので、得られる信号強度は大きい。
また、上述の如く水の酸化と脂肪の酸化とが180°
向くように設定したエコー時間TEにより、脂肪
からの信号は抑制されたものとなる。さらに、ス
ライス部位Sを磁場中心に置くと共に表面コイル
3Bを該部位Aの真下に置いているので、受信感
度は高い。
以上によれば、腰部PWのスライス部位Sから
の水からは信号が得られるが、脂肪分からの信号
は抑制されたものとなる。よつて、第5図に示す
ように、一つの画像上に神経根の走行形態が良好
に描出されたものとなる、 また、流れによる信号位相のずれを補償するよ
うに、図示の斜線部の傾斜磁場を加えているの
で、脳脊髄液(CSF)の流れによるアーチフアク
トは生じないものとなる。従つて、神経根を他の
組織と明確に識別して観察することがきるように
なる。
上記の場合、繰返し間隔TRが他のパルスシー
ケンス例えばスピンエコーシーケンスよりも短く
することができるフイールドエコー法を用いてい
るので、データ収集に要する時間は短時間で済
む。
次に本発明の他の実施例について説明する。す
なわち、本発明で用いるシーケンスは、脂肪の信
号を抑制したものを主要としているので、上述の
シーケンスの他に第4図に示すように、STIR
(Short TI Invertion Recovery)シーケンスに
おいて、脂肪からの信号を零にするTIを選定し
たものを適用することができる。また、極端にエ
コー時間TEの長いSE法例えばTR=1500〜3000m
sec、TE=150〜400msecとしたものを適用でき
る。もちろん、スライス部位の配置や送受信コイ
ルの配置等は適宜選定することができるものであ
る。この他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できるものである。
[発明の効果] 以上のように本発明では、被験者の神経根を描
出する部位のプロトンに関してスライスを厚く励
起し、脂肪からの信号を抑制するシーケンスによ
り信号を収集して画像化するものであり、この結
果、スライスを厚くしていることにより、一つの
スライス画像内に、走行が複雑な神経根の全体が
描出され、また、脂肪からの信号を抑制するシー
ケンスを実行することにより、主に水からの信号
を収集することになるので、神経根を包み込んで
いる脂肪の画像は抑制されたものとなり、よつて
神経根の観察は容易となる。
よつて、本発明によれば、神経根と他の組織と
の識別が容易であり且つその走行状態を良好に把
握できる画像を得ることを可能とした磁気共鳴イ
メージング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる磁気共鳴イメージング
装置の構成を示す図、第2図及び第3図は同実施
例におけるパルスシーケンスの一例を示す図、第
4図は本発明の他の実施例を示すパルスシーケン
スの例を示す図、第5図は生成画像の例を示す図
である。 MA……マグネツトアツセンブリ、1……静磁
場コイル、2……X、Y、Z軸の傾斜磁場発生コ
イル、3A……埋込み型全身用プローブ、3B…
…表面コイル、4……傾斜磁場電源、5……送信
器、6……受信器、7……シーケンサ、8……コ
ンピユータシステム、9……デイスプレイ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 静磁場を発生する静磁場発生手段と、 傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生手段と、 プロトンに係る磁気共鳴現象を生じさせるため
    の高周波パルスを発生する高周波パルス発生手段
    と、 プロトンに係る磁気共鳴信号を検出するもので
    あつて、被検体における描出すべき神経根が存在
    する部位近傍に配置される受信コイルと、 前記静磁場中に配置された前記被検体に対し前
    記傾斜磁場及び高周波パルスを所定条件で印加す
    るためのものであつて、水のプロトンに係る磁気
    共鳴信号を強調し且つ脂肪のプロトンに係る磁気
    共鳴信号を抑制した条件の下で前記神経根が存在
    する部位を厚く磁気共鳴励起するためのパルスシ
    ーケンスを実行する制御手段と、 この制御手段が駆動されることにより前記受信
    コイルより得られる磁気共鳴信号を信号処理して
    前記神経根が存在する部位における神経根が描出
    された画像を得る手段と、 を具備する磁気共鳴イメージング装置。
JP63229008A 1988-09-13 1988-09-13 磁気共鳴イメージング装置 Granted JPH0277239A (ja)

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JPH0277239A JPH0277239A (ja) 1990-03-16
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