JPH0554087B2 - - Google Patents
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- JPH0554087B2 JPH0554087B2 JP60013162A JP1316285A JPH0554087B2 JP H0554087 B2 JPH0554087 B2 JP H0554087B2 JP 60013162 A JP60013162 A JP 60013162A JP 1316285 A JP1316285 A JP 1316285A JP H0554087 B2 JPH0554087 B2 JP H0554087B2
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- optical system
- observation optical
- stereoscopic
- stereoscopic observation
- beam splitter
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 79
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 19
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 238000005315 distribution function Methods 0.000 claims 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 8
- 238000002224 dissection Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B21/00—Microscopes
- G02B21/18—Arrangements with more than one light path, e.g. for comparing two specimens
- G02B21/20—Binocular arrangements
- G02B21/22—Stereoscopic arrangements
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、例えば手術等に用いられ、手術時に
術者を迅速に補助し得るような第2の観察光学系
を備えた実体顕微鏡に関するものである。
術者を迅速に補助し得るような第2の観察光学系
を備えた実体顕微鏡に関するものである。
[従来の技術]
実体顕微鏡は手術・検査等の医療用や研究用及
び工業用等に広範囲に使用されており、手術にお
いてはその精密度と安全性の向上に役立つてい
る。
び工業用等に広範囲に使用されており、手術にお
いてはその精密度と安全性の向上に役立つてい
る。
一般に、手術用顕微鏡を使つて手術する際に、
助手は術者の側方から観察しながら補助をする。
このため、助手は絶えず術者と同じ患部を立体観
察している必要がある。しかし従来のこの種の実
体顕微鏡では、助手用観察光学系が術者の観察方
向から大きく外れていたり、立体視できない構造
のものが多い。この問題を解消した実公昭55−
39364号公報の考案においては、助手が術者とほ
ぼ同様な立体観察ができるようになつている。し
かしこの場合に、助手は術者に対し或る定められ
た方向にしか位置することができず、助手の移動
可能範囲が制限されることになる。この移動可能
範囲の制限の改善を目的とした特許出願を本出願
人は既に提案しているが、上述の移動可能の自由
度は未だ十分とは云えない。
助手は術者の側方から観察しながら補助をする。
このため、助手は絶えず術者と同じ患部を立体観
察している必要がある。しかし従来のこの種の実
体顕微鏡では、助手用観察光学系が術者の観察方
向から大きく外れていたり、立体視できない構造
のものが多い。この問題を解消した実公昭55−
39364号公報の考案においては、助手が術者とほ
ぼ同様な立体観察ができるようになつている。し
かしこの場合に、助手は術者に対し或る定められ
た方向にしか位置することができず、助手の移動
可能範囲が制限されることになる。この移動可能
範囲の制限の改善を目的とした特許出願を本出願
人は既に提案しているが、上述の移動可能の自由
度は未だ十分とは云えない。
本発明を説明するに先立ち、次に従来例につい
て説明する。第4図は従来の手術用顕微鏡の光学
系を示し、患部Eは対物レンズ1、2組のズーム
レンズ2a,2b・ビームスプリツタ3a,3b
を介し、術者によつて2つのアイピース4a,4
bから立体視観察される。一方、助手は患部Eを
観察するに当つては、患部Eと対物レンズ1との
間の術者の観察方向と全く別な方向L′から観察す
るか、或いはビームスプリツタ3bを介して左右
眼の観察系の一方向Lから光束を分離して観察す
るようになつている。
て説明する。第4図は従来の手術用顕微鏡の光学
系を示し、患部Eは対物レンズ1、2組のズーム
レンズ2a,2b・ビームスプリツタ3a,3b
を介し、術者によつて2つのアイピース4a,4
bから立体視観察される。一方、助手は患部Eを
観察するに当つては、患部Eと対物レンズ1との
間の術者の観察方向と全く別な方向L′から観察す
るか、或いはビームスプリツタ3bを介して左右
眼の観察系の一方向Lから光束を分離して観察す
るようになつている。
第5図は助手も立体視ができる他の従来例であ
り、対物レンズ1の光軸Oの方向から見て、術者
用観察光学系の対物レンズ1における使用領域A
と助手用観察光学系の使用領域Aaとが、それぞ
れ90゜を成す位置に固定されている。従つて、こ
れら第4図、第5図の従来例においては、既述し
た位置の自由度が得られない問題を生ずることに
なる。
り、対物レンズ1の光軸Oの方向から見て、術者
用観察光学系の対物レンズ1における使用領域A
と助手用観察光学系の使用領域Aaとが、それぞ
れ90゜を成す位置に固定されている。従つて、こ
れら第4図、第5図の従来例においては、既述し
た位置の自由度が得られない問題を生ずることに
なる。
第6図は先に本出願人により上述の欠点を改善
するために提案された従来例であり、患部Eは第
4図の場合と同様に対物レンズ1、2組のズーム
レンズ2a,2b、ビームスプリツタ3a,3
b、アイピース4a,4bを介して術者により観
察される。一方、助手は患部Eを対物レンズ1、
ズームレンズ2a′,2b、ミラー5a,5b、ア
イピース4a′,4b′(2b′,5b,4b′は図示せ
ず)を介して観察するが、この助手の観察光学系
の対物レンズ1における使用領域Aaは、第7図
に示すように術者用の光学系に対して回転自在と
なつている。即ち、第7図において術者用観察光
学系の使用領域Aに対して、助手用観察光学系の
使用領域Aaは対物レンズ1の光軸Oの廻りに左
右眼用の一対の領域A、Aaが1組となつて回転
することになる。
するために提案された従来例であり、患部Eは第
4図の場合と同様に対物レンズ1、2組のズーム
レンズ2a,2b、ビームスプリツタ3a,3
b、アイピース4a,4bを介して術者により観
察される。一方、助手は患部Eを対物レンズ1、
ズームレンズ2a′,2b、ミラー5a,5b、ア
イピース4a′,4b′(2b′,5b,4b′は図示せ
ず)を介して観察するが、この助手の観察光学系
の対物レンズ1における使用領域Aaは、第7図
に示すように術者用の光学系に対して回転自在と
なつている。即ち、第7図において術者用観察光
学系の使用領域Aに対して、助手用観察光学系の
使用領域Aaは対物レンズ1の光軸Oの廻りに左
右眼用の一対の領域A、Aaが1組となつて回転
することになる。
この従来例は先の2例に比較して、助手の位置
の自由度の観点からは著しい改善がなされている
が、両観察光学系の使用領域A、Aaは同一空間
内で回転可能に設置されているため、領域Aに対
する領域Aaの回転範囲にはやはり制限が存在す
る。特に、脳外科等における顕微鏡手術では深い
穴の奥を観察する場合が多く、第6図における一
対の光学系の距離dを必要以上に大きくとること
ができないため、使用領域Aaの回転範囲は制限
される。また、手術等の精密度に伴い、近年では
特に明るく良く見える顕微鏡が望まれていること
から、ズームレンズ2a,2bの径も小さくする
ことは不適当であるため、同様に使用領域Aaの
回転範囲が制限される欠点が存在する。
の自由度の観点からは著しい改善がなされている
が、両観察光学系の使用領域A、Aaは同一空間
内で回転可能に設置されているため、領域Aに対
する領域Aaの回転範囲にはやはり制限が存在す
る。特に、脳外科等における顕微鏡手術では深い
穴の奥を観察する場合が多く、第6図における一
対の光学系の距離dを必要以上に大きくとること
ができないため、使用領域Aaの回転範囲は制限
される。また、手術等の精密度に伴い、近年では
特に明るく良く見える顕微鏡が望まれていること
から、ズームレンズ2a,2bの径も小さくする
ことは不適当であるため、同様に使用領域Aaの
回転範囲が制限される欠点が存在する。
[発明の目的]
本発明の目的は、同一の被検部に対する2つの
立体観察光学系の相互の観察方向を自在に位置さ
せることのできる実体顕微鏡を提供することにあ
る。
立体観察光学系の相互の観察方向を自在に位置さ
せることのできる実体顕微鏡を提供することにあ
る。
[発明の概要]
上述の目的を達成する本発明の要旨は、共通の
対物光学系の後方に、左右一対の第1の立体視観
察光学系を配置した実体顕微鏡において、前記対
物光学系と前記第1の立体視観察光学系との間
に、前記対物光学系の光軸を中心に前記第1の立
体視観察光学系に対し相対的に回転自在に設けた
光束分配手段と、該光束分配手段に光学的に結合
し、前記対物光学系の光軸を中心に前記第1の立
体視観察光学系に対し相対的に回転可能な左右一
対の第2の立体視観察光学系と、該第2の立体視
観察光学系の回転に伴い前記光束分配手段を同一
角度回転させ、前記対物光学系上における前記第
2の立体視観察光学系の有効光束領域を同一角度
回転させる結合手段とを有することを特徴とする
実体顕微鏡である。
対物光学系の後方に、左右一対の第1の立体視観
察光学系を配置した実体顕微鏡において、前記対
物光学系と前記第1の立体視観察光学系との間
に、前記対物光学系の光軸を中心に前記第1の立
体視観察光学系に対し相対的に回転自在に設けた
光束分配手段と、該光束分配手段に光学的に結合
し、前記対物光学系の光軸を中心に前記第1の立
体視観察光学系に対し相対的に回転可能な左右一
対の第2の立体視観察光学系と、該第2の立体視
観察光学系の回転に伴い前記光束分配手段を同一
角度回転させ、前記対物光学系上における前記第
2の立体視観察光学系の有効光束領域を同一角度
回転させる結合手段とを有することを特徴とする
実体顕微鏡である。
[発明の実施例]
本発明を第1図〜第3図に図示の実施例に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
第1図に示す第1の実施例においては、主観察
光学系の構成は第4図に示す従来例とほぼ同様に
あるが、対物レンズ11とズーム変倍系12a,
12b(12bは図示せず)との間に、光束分配
手段としてプリズム型ビームスプリツタ13が対
物レンズ11の光軸Oを中心として全周に渡つて
回転自在に配置されている。主検者は物体側焦点
を被検体Eに一致させた対物レンズ11と、2つ
のプリズムを組み合わせて部分的に光束分配を行
う作用を有するビームスプリツタ13と、左右2
つの平行な光軸にそれぞれ対になつて配置された
ズーム変倍系12a,12bと、アイピース14
a,14b(14bは図示せず)を介して、被検
体Eを立体視観察できるようになつている。
光学系の構成は第4図に示す従来例とほぼ同様に
あるが、対物レンズ11とズーム変倍系12a,
12b(12bは図示せず)との間に、光束分配
手段としてプリズム型ビームスプリツタ13が対
物レンズ11の光軸Oを中心として全周に渡つて
回転自在に配置されている。主検者は物体側焦点
を被検体Eに一致させた対物レンズ11と、2つ
のプリズムを組み合わせて部分的に光束分配を行
う作用を有するビームスプリツタ13と、左右2
つの平行な光軸にそれぞれ対になつて配置された
ズーム変倍系12a,12bと、アイピース14
a,14b(14bは図示せず)を介して、被検
体Eを立体視観察できるようになつている。
ビームスプリツタ13には、対物レンズ11の
光軸Oに対して傾けた光束分配面Pが形成され、
この分配面Pの副観察光学系の2つの有効使用領
域Aaにのみハーフミラー部が形成されている。
このハーフミラー部で反射された光束はビームス
プリツタ13の底面Qで全反射され、出射面Rの
2つの領域Abから出射され、光軸Oと45゜の角度
で副観察光学系に向うようになつている。従つ
て、副観察光学系においても、ビームスプリツタ
13に光学的に結合されたズーム変倍系12a′,
12b′及びアイピース14a′,14b′(12b′,1
4b′は図示せず)を介して、被検体Eが副検者に
より立体視観察されるように構成されている。
光軸Oに対して傾けた光束分配面Pが形成され、
この分配面Pの副観察光学系の2つの有効使用領
域Aaにのみハーフミラー部が形成されている。
このハーフミラー部で反射された光束はビームス
プリツタ13の底面Qで全反射され、出射面Rの
2つの領域Abから出射され、光軸Oと45゜の角度
で副観察光学系に向うようになつている。従つ
て、副観察光学系においても、ビームスプリツタ
13に光学的に結合されたズーム変倍系12a′,
12b′及びアイピース14a′,14b′(12b′,1
4b′は図示せず)を介して、被検体Eが副検者に
より立体視観察されるように構成されている。
第2図a,bは対物レンズ11の光軸Oの方向
から見たビームスプリツタ13の状態を示してお
り、主検者用の光路はビームスプリツタ13の使
用領域Aを貫ぬいており、ビームスプリツタ13
は対物レンズ11の中心Oに対して回転自在に設
置されているから、2つの副観察光学系の有効使
用領域Aaは主観察光学系使用領域Aに対して任
意の角度を採り得ることになる。
から見たビームスプリツタ13の状態を示してお
り、主検者用の光路はビームスプリツタ13の使
用領域Aを貫ぬいており、ビームスプリツタ13
は対物レンズ11の中心Oに対して回転自在に設
置されているから、2つの副観察光学系の有効使
用領域Aaは主観察光学系使用領域Aに対して任
意の角度を採り得ることになる。
第2図aは主検者Mと副検者Sとが90゜の角度
を成す位置から観察する場合を示しており、第2
図bは主検者Mと副検者Sとが180゜の角度を成す
位置から観察する場合を示している。副観察光学
系の使用領域Aaはハーフミラー部となつている
ので、第2図bに示すように使用領域AとAaと
が一致した場合には、被検体Eから発した光束は
主観察光学系、副観察光学系にそれぞれ50%ずつ
分配される。しかし第2図b以外の場合、即ち使
用領域AとAaとが一致していない場合には、主
観察光学系の使用領域Aは100%、副観察光学系
の使用領域Aaは50%の光束が通過することにな
る。
を成す位置から観察する場合を示しており、第2
図bは主検者Mと副検者Sとが180゜の角度を成す
位置から観察する場合を示している。副観察光学
系の使用領域Aaはハーフミラー部となつている
ので、第2図bに示すように使用領域AとAaと
が一致した場合には、被検体Eから発した光束は
主観察光学系、副観察光学系にそれぞれ50%ずつ
分配される。しかし第2図b以外の場合、即ち使
用領域AとAaとが一致していない場合には、主
観察光学系の使用領域Aは100%、副観察光学系
の使用領域Aaは50%の光束が通過することにな
る。
従つて、第2図b以外の場合においては、被検
体Eから発した光束は対物レンズ11を通過後
に、主観察光学系にビームスプリツタ13の使用
領域Aを透過して100%入射し、ズームレンズ系
12a,12b及びアイピース14a,14bを
介して主検者によつて観察される。一方、副観察
光学系ではビームスプリツタ13の使用領域Aa
で50%反射し、ビームスプリツタ13の底面Mで
全反射し出射面Nの領域Abを透過し、ズームレ
ンズ系12a′,12b′及びアイピース14a′,1
4b′を介して、50%の光量の下に副検者によつて
観察される。
体Eから発した光束は対物レンズ11を通過後
に、主観察光学系にビームスプリツタ13の使用
領域Aを透過して100%入射し、ズームレンズ系
12a,12b及びアイピース14a,14bを
介して主検者によつて観察される。一方、副観察
光学系ではビームスプリツタ13の使用領域Aa
で50%反射し、ビームスプリツタ13の底面Mで
全反射し出射面Nの領域Abを透過し、ズームレ
ンズ系12a′,12b′及びアイピース14a′,1
4b′を介して、50%の光量の下に副検者によつて
観察される。
第2図bの場合のように使用領域AとAaとが
一致した場合には、主観察光学系及び副観察光学
系の双方に50%ずつ光束が分配され、主検者Mと
副検者Sは同じ明るさで、同じ方向から被検体E
を観察することになる。
一致した場合には、主観察光学系及び副観察光学
系の双方に50%ずつ光束が分配され、主検者Mと
副検者Sは同じ明るさで、同じ方向から被検体E
を観察することになる。
このようにして、本実施例においてはビームス
プリツタ13が回転自在に設置されているため、
副検者Sは任意の位置に観察することができ、主
検者Mと副検者Sとが180゜の角度を成す位置にな
つたとき以外は、主検者Mは100%の光束を得る
ことができ、主検者Mに明るい観察像を与えるこ
とができる。
プリツタ13が回転自在に設置されているため、
副検者Sは任意の位置に観察することができ、主
検者Mと副検者Sとが180゜の角度を成す位置にな
つたとき以外は、主検者Mは100%の光束を得る
ことができ、主検者Mに明るい観察像を与えるこ
とができる。
第3図は第2の実施例を示すものであり、光束
分配手段としてペリクルミラー型ビームスプリツ
タが用いられている。第3図aは実施例の側面図
を示し、対物レンズ11の光軸Oを中心として回
転自在に設置されたペリクルミラー15と、副観
察光学系内に設置されペリクルミラー15と一体
となつて回転する反射ミラー16を介して、被検
体Eが副検者により観察されるようになつてい
る。
分配手段としてペリクルミラー型ビームスプリツ
タが用いられている。第3図aは実施例の側面図
を示し、対物レンズ11の光軸Oを中心として回
転自在に設置されたペリクルミラー15と、副観
察光学系内に設置されペリクルミラー15と一体
となつて回転する反射ミラー16を介して、被検
体Eが副検者により観察されるようになつてい
る。
第3図bはペリクルミラー15及び反射ミラー
16を対物レンズ11の光軸Oの方向から見たも
のであり、ペリクルミラー15はその両端にハー
フミラー部から成る使用領域Aaが設定されてい
る。ペリクルミラー15、反射ミラー16及び副
観察光学系は一体となつて、対物レンズ11の光
軸Oを中心にして回転するので、ペリクルミラー
15の使用領域Aaによつて50%反射され、反射
ミラー16の領域Abによつて角度を変えられた
被検体Eから発した光束を副検者が受け取ること
により、被検体Eを任意の方向から観察できる。
そして、使用領域AとAaとが一致しない限り、
主検者は被検体Eから発した光束をペリクルミラ
ー15が存在しない部分を介して100%利用する
ことができる。
16を対物レンズ11の光軸Oの方向から見たも
のであり、ペリクルミラー15はその両端にハー
フミラー部から成る使用領域Aaが設定されてい
る。ペリクルミラー15、反射ミラー16及び副
観察光学系は一体となつて、対物レンズ11の光
軸Oを中心にして回転するので、ペリクルミラー
15の使用領域Aaによつて50%反射され、反射
ミラー16の領域Abによつて角度を変えられた
被検体Eから発した光束を副検者が受け取ること
により、被検体Eを任意の方向から観察できる。
そして、使用領域AとAaとが一致しない限り、
主検者は被検体Eから発した光束をペリクルミラ
ー15が存在しない部分を介して100%利用する
ことができる。
この第2の実施例は装置を軽量化することがで
きるという長所を有しているばかりでなく、次の
ような応用も可能である。つまり、、第3図aに
おいては反射ミラー16の角度を対物レンズ11
の光軸Oに対して45゜傾けて設置したので、噴検
者は垂直方向から被検体Eを観察することになる
が、例えば対物レンズ11の光軸Oに対して反射
ミラー16を67.5゜傾けて設置すれば、副検者は
対物レンズ11の光軸Oに対して45゜の角度から
立体視観察することができる。加えて、反射ミラ
ー16の傾斜角を可変とし、それに対応した角度
を副観察光学系に持たせる手段を形成することに
より、任意の角度からの壊察も可能となる。
きるという長所を有しているばかりでなく、次の
ような応用も可能である。つまり、、第3図aに
おいては反射ミラー16の角度を対物レンズ11
の光軸Oに対して45゜傾けて設置したので、噴検
者は垂直方向から被検体Eを観察することになる
が、例えば対物レンズ11の光軸Oに対して反射
ミラー16を67.5゜傾けて設置すれば、副検者は
対物レンズ11の光軸Oに対して45゜の角度から
立体視観察することができる。加えて、反射ミラ
ー16の傾斜角を可変とし、それに対応した角度
を副観察光学系に持たせる手段を形成することに
より、任意の角度からの壊察も可能となる。
また、第1の実施例においては観察姿勢を楽に
するために、プリズム型ビームスプリツタ13に
より形成される副光軸は、対物レンズ11の光軸
に対して45゜傾けて設置されているが、必要によ
つては光束分配面Pの傾きを変え、プリズム型ビ
ームスプリツタ13の形状を選択することによつ
て、他の任意の角度で被検体Eを観察することが
できることを付言しておく。ただし、第1図に示
したような形状を有するプリズム型ビームスプリ
ツタを用いた場合が装置を小型化し、かつ観察姿
勢を楽にするといつた観点からは有利であると考
えられる。
するために、プリズム型ビームスプリツタ13に
より形成される副光軸は、対物レンズ11の光軸
に対して45゜傾けて設置されているが、必要によ
つては光束分配面Pの傾きを変え、プリズム型ビ
ームスプリツタ13の形状を選択することによつ
て、他の任意の角度で被検体Eを観察することが
できることを付言しておく。ただし、第1図に示
したような形状を有するプリズム型ビームスプリ
ツタを用いた場合が装置を小型化し、かつ観察姿
勢を楽にするといつた観点からは有利であると考
えられる。
また、手術用顕微鏡等のような主・副を区別す
る必要のある顕微鏡においては、光束分配面に部
分的にハーフミラーを形成する方式が優れている
が、例えば教育用実体顕微鏡等のような対等な複
数の観察光学系が必要な顕微鏡に適用する場合に
は、プリズム型ビームスプリツタ13の光束分配
面Pの全面及び面積を広くしたペリクルミラー1
5の全面にハーフミラーを形成し、同一の明るさ
で任意の方向から観察可能にすることもできる。
る必要のある顕微鏡においては、光束分配面に部
分的にハーフミラーを形成する方式が優れている
が、例えば教育用実体顕微鏡等のような対等な複
数の観察光学系が必要な顕微鏡に適用する場合に
は、プリズム型ビームスプリツタ13の光束分配
面Pの全面及び面積を広くしたペリクルミラー1
5の全面にハーフミラーを形成し、同一の明るさ
で任意の方向から観察可能にすることもできる。
[発明の効果]
以上説明したように本発明に係る実体顕微鏡
は、対物光学系の後方にこの対物光学系の光軸を
中心として回転可能な光束分配手段を設け、光束
分配手段の有効部のみハーフミラーとすることに
よつて、副検者は主検者の位置に制限されること
なく被検体を観察することができる。また、必要
に応じて主観察光学系には優先的に光束を送り込
むことができ、不必要に主検者の観察像が暗くな
ることが回避でき、観察及び手術等を正確迅速に
行うことを可能としている。
は、対物光学系の後方にこの対物光学系の光軸を
中心として回転可能な光束分配手段を設け、光束
分配手段の有効部のみハーフミラーとすることに
よつて、副検者は主検者の位置に制限されること
なく被検体を観察することができる。また、必要
に応じて主観察光学系には優先的に光束を送り込
むことができ、不必要に主検者の観察像が暗くな
ることが回避でき、観察及び手術等を正確迅速に
行うことを可能としている。
第1図〜第3図は本発明に係る実体顕微鏡の実
施例を示すものであり、第1図は第1の実施例の
構成図、第2図a,bは光束分配手段の説明図、
第3図aは第2の実施例の構成図、bは光束分配
手段の説明図であり、第4図は第1の従来例の構
成図、第5図は第2の従来例の説明図、第6図は
第3の従来例の構成図、第7図はその説明図であ
る。 符号11は対物レンズ、12はズーム変倍系、
13はプリズム型ビームスプリツタ、14はアイ
ピース、15はペリクルミラー、16は反射ミラ
ーである。
施例を示すものであり、第1図は第1の実施例の
構成図、第2図a,bは光束分配手段の説明図、
第3図aは第2の実施例の構成図、bは光束分配
手段の説明図であり、第4図は第1の従来例の構
成図、第5図は第2の従来例の説明図、第6図は
第3の従来例の構成図、第7図はその説明図であ
る。 符号11は対物レンズ、12はズーム変倍系、
13はプリズム型ビームスプリツタ、14はアイ
ピース、15はペリクルミラー、16は反射ミラ
ーである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 共通の対物光学系の後方に、左右一対の第1
の立体視観察光学系を配置した実体顕微鏡におい
て、前記対物光学系と前記第1の立体視観察光学
系との間に、前記対物光学系の光軸を中心に前記
第1の立体視観察光学系に対し相対的に回転自在
に設けた光束分配手段と、該光束分配手段に光学
的に結合し、前記対物光学系の光軸を中心に前記
第1の立体視観察光学系に対し相対的に回転可能
な左右一対の第2の立体視観察光学系と、該第2
の立体視観察光学系の回転に伴い前記光束分配手
段を同一角度回転させ、前記対物光学系上におけ
る前記第2の立体視観察光学系の有効光束領域を
同一角度回転させる結合手段とを有することを特
徴とする実体顕微鏡。 2 前記光束分配手段は前記第2の立体視観察光
学系の有効光束部分にのみ光束分配機能を有し、
他部においては全ての光束を前記第1の立体視観
察光学系に入射させるようにした特許請求の範囲
第1項に記載の実体顕微鏡。 3 前記光束分配機能はハーフミラーにより機能
させるようにした特許請求の範囲第2項に記載の
実体顕微鏡。 4 前記光束分配手段をプリズム型ビームスプリ
ツタとした特許請求の範囲第1項に記載の実体顕
微鏡。 5 前記光束分配手段をペリクルミラー型ビーム
スプリツタとした特許請求の範囲第1項に記載の
実体顕微鏡。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60013162A JPS61172111A (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 | 実体顕微鏡 |
US06/819,306 US4640588A (en) | 1985-01-25 | 1986-01-16 | Stereoscopic microscope including a rotatable light beam distributing means with a surface having distributing and non-distributing areas |
DE19863602095 DE3602095A1 (de) | 1985-01-25 | 1986-01-24 | Stereomikroskop |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60013162A JPS61172111A (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 | 実体顕微鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61172111A JPS61172111A (ja) | 1986-08-02 |
JPH0554087B2 true JPH0554087B2 (ja) | 1993-08-11 |
Family
ID=11825473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60013162A Granted JPS61172111A (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 | 実体顕微鏡 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4640588A (ja) |
JP (1) | JPS61172111A (ja) |
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-
1985
- 1985-01-25 JP JP60013162A patent/JPS61172111A/ja active Granted
-
1986
- 1986-01-16 US US06/819,306 patent/US4640588A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-01-24 DE DE19863602095 patent/DE3602095A1/de active Granted
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