JPH05501754A - スポットタイプディスクブレーキ用フローティングキャリパ及びブレーキシュー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スポットタイプディスクブレーキ用フローティングキャリパ及びブレーキシュ一 本発明はスポットタイプディスクブレーキにおけるフローティングキャリパの軸 方向外側のブレーキシューを支えるサポート装置に関する。

請求項１の前段部分に記載のスポットタイプディスクブレーキにおいては、フロ ーティングキャリパがブレーキ支持部材で軸方向に摺動自在に支持され、ブレー キ支持部材に固定された２本の軸方向ピン上をその軸方向内側がピンガイドによ り摺動し、軸方向外側はブレーキンニーを介してブレーキ支持部材の支持アーム で支えされる。ピン上のピンガイドはその構造上遊びを有するため、このサポー トによりフローティングキャリパの装着位置を正確に定めるために必要である。

フローティングキャリパがそのガイド内でがたつくのを防止するため、フローテ ィングキャリパはハウジングのばねによりブレーキ支持部材に把持される。

上記形式のスポットタイプディスクブレーキは出願公開されたドイツ特許出願第 ３．０１４．０５７号に記載されている。このディスクブレーキでは、軸方向外 側のブレーキシューの２つの支持部を介して７０−テイングキヤリバがブレーキ 支持部材で半径方向及び接線方向に支えられている。接線方向に支持するため、 ブレーキシューの支持部には肩部が設けられており、これらの肩部はフローティ ングキャリパを横方向に囲み、フローティングキャリパとブレーキ支持部材の支 持アームとの間で周方向に配置されている。このため、フローティングキャリパ は周方向に沿って支持アームまで達せず、最大可能幅を形成せず、したがってそ の剛性が減少する不都合がある。

更に、上記形式のスポットタイプディスクブレーキが欧州特許第０．３４１．６ １０号にも記載されている。１実施例では、フローティングキャリパはケース内 で軸方向外側のブレーキシューの中心点で支えられている。このため、ブレーキ シューには、半径方向外方に向く半円形状であるのが好ましい突起が設けられ、 この突起はフローティングキャリパの半円形の凹部に係合する。この場合、上記 のディスクブレーキと異なり、フローティングキャリパはブレーキシューの側部 支持部に当接せず、周方向に乗り越え、これにより幅広とする利点がある。しか し、ブレーキシューの半円形状突起によるフローティングキャリパの横方向ガイ ドは信頼性に欠ける。例えば車軸の後ろ側等、ブレーキを自動車の所定位置に取 付けた場合、走行時の衝撃でフローティングキャリ１＜がそのピンガイドの遊び によりブレーキディスクに対して接線方向に沿って横方向に移動し、この場合に は半径方向に付勢されてブレーキシューの半円形突起と干渉する。

本発明は、請求項１の前段部分に記載のスポットタイプディスクブレーキを改良 し、従来のものの上記欠点を解消すると共に利点を組合わせることすなわちフロ ーティングキャリパがハウジングの最大幅を使用できかつどのような装着位置で あっても安全に案内されるスポットタイプディスクブレーキを提供することを目 的とする。

この目的は主請求項に記載の特徴により達成される。基本的には、本発明はフロ ーティングキャリパの周方向の両側に配置された軸方向の溝を備え、このフロー ティングキャリパはハウジングの最大幅に形成され、軸方向外側のブレーキンニ ーの支持部の肩部が装着され、この肩部は上記溝に係合し、ハウジングのばねに より溝底に強固に付勢される。溝壁が肩部に当接していることにより、フローテ ィングキャリパは接線方向に摺動しないように保持される。キャリパハウジング の剛性が溝のミーリング加工により損なわれることはほとんどない。本発明にか かるフローティングキャリパスポットタイプディスクブレーキは、キャリパの剛 性が増大し、かつ、キャリパを安全に案内することができる利点がある。

請求項２に記載の特に有益な実施例では、溝底と少なくとも１の溝壁とが機械加 工により形成され、平坦な支持面が互いにほぼ直角に配置される。このようにし て、遊びを可能な限り小さくしたフローティングキャリパの安全なサポート装置 が形成され、これにより、溝の深さおよびこの溝によるハウジングの剛性の低下 が極めて小さいものとされる。支持面がほぼ直角に配置されることにより、フロ ーティングキャリパが浮上がり、はまり込んで動かなくなることがない。

請求項３に記載の構成を備えることにより、溝の形成が簡単に行われ、費用が低 減される。

請求項４では、更に本発明のブレーキシューが提供される。

以下、添付図面を参照して本発明の２つの実施例について詳細に説明する。

図はフローティングキャリパスポットタイプディスクを一部を断面で示す。左半 分は第１実施例を示し、右半分は第２実施例を示す。

ブレーキ支持部材１には案内面を有する２つの支持アームが２．３が設けられ、 この支持アーム上を軸方向外側のブレーキンニー４および図示しない軸方向内側 のブレーキシューとが軸方向すなわち図の面に垂直な方向に移動自在に案内され る。ブレーキシュー４には側方に突出する支持部５，６が設けられ、これらの支 持部はブレーキ支持部材１の支持アーム２，３に設けられた案内面に当接する複 数の案内面を有し、これらの支持部を介してブレーキシュー４は軸方向に摺動自 在に案内されつつブレーキディスクの周方向および半径方向に強固に支えられ、 このように配置された支持部５，６の当接面は支持アーム２．３と協働し、少な くとも制動力が上昇したときに１のブレーキシュー４に形成される摩擦力を両支 持アーム２．３に伝達する。より詳細には、ブレーキンニーの中心から見てブレ ーキディスクの周方向に１の外側当接面と１の内側当接面とが各支持部５，６に 設けられ、この外側当接面はブレーキディスクの周部の半径方向外側に、内側当 接面は内側に配置されている。制動力が増大すると、ディスクが出て行く側に配 置された支持部の外側当接面が、ディスクの出て行く側に配置されたブレーキ支 持部材のアームに当接し、ディスクが入込む側に配置された支持部の内側当接面 がディスクの入込む側に配置されたブレーキ支持部材アームに当接する。この場 合、ディスクの出て行く側の支持部は圧縮応力を受け、ディスクの入込む側の支 持部は引張り応力を受ける（ｐｕｔｈ−ｐｌＩｌｌ　ｐｒｉａＣｉｐｌｓ　）　 ｏ図示しないブレーキディスクにブレーキンニー４を付勢するフローティングキ ャリパ７はブレーキ支持部材１上に図示しないビンを介して軸方向に摺動自在に 配置され、その軸方向外側で支持部５，６の２つの肩部８．９を支え、このフロ ーティングキャリパに向ケて肩部がハウジングばね１０により半径方向に付勢さ れる。

フローティングキャリパはキャリアブリッジ部１１を有し、この延長部１２．１ ３がブレーキシュー４の支持部５，６を越えてブレーキディスクの局方向に突出 し、このキャリアブリッジ部１１を強化する。肩部８，９に面する側で、この延 長部１２．１３には軸方向に延びる満１４．１５が設けられており、これらの溝 内に肩部８，９が突入する。これらの満１４．１５にはそれぞれ平坦な支持面１ ６．１７および１８゜１つが機械加工されて互いに直角に配置される。第１支持 面１６．１８は関連する肩部８，９の対応する前面２０．　２１に当接し、これ によりフローティングキャリパが半径方向に支持される。周方向に支持するため 、それぞれ第２支持面１７．１９が設けられ、これらの第２支持面は第１支持面 １６゜１８に対して直角に配置され、関連する肩部８，９の対応する側面２２． ２３の１に当接する。支持面１６．１８および支持面１７．１９が互いに直角に 配置されているため、フローティングキャリパが浮上がりあるいははまって動か なくなる虞かない。図の左半分に示す第１実施例では、製造容易とするために、 溝１４が横方向外方すなわち図の左方に開口している。この第１実施例の右側に 配置された図示しない溝も横方向外方すなわち右方に開口している。図の右側に 示す第２実施例では、溝１５が横方向内方すなわち図の左方に開口している。こ の第２実施例における左側に配置された図示しない溝も横方向内方すなわち右方 に開口している。フローティングキャリパ７は軸方向外方にのみ支持され、軸方 向内方には支持されてないため、軸方向内方のブレーキシューは支持部に肩部を 設けることなく形成するか、あるいは、フローティングキャリパに内側ブレーキ シューの肩部に接触しない好適なポイントを形成する。

参照符号リスト １　ブレーキ支持部材 ５　支持部 ６　支持部 ７　フローティングキャリパ ８　肩部 ９　肩部 １０　ハウジングばね １１　キャリパブリッジ １２　延長部 １３　延長部 １６　支持面 １７　支持面 １８　支持面 １９　支持面 ２０　前面 ２１　前面 ２２　側面 ２３　側面 要約書 スポットタイプディスクブレーキ用フローティングキャリパ及びブレーキツユ一 本発明は、軸方向外側のブレーキンニー（４）におけるスポットタイプディスク ブレー牛のフローティングキャリパ（７）のサポート装置に関する。サポート用 として、周方向側方に配置されてブレーキシュー（４）の一部を形成する２つの 支持部（５，６）に肩部（８，９）が設けられ、この肩部はフローティングキャ リパ（７）の軸方向に延びる溝（１４，１５）に係合し、その内面（１６，１７ ，１，８，１９）に当接する。

剛性を１に高めるために、本発明のフローティングキャリパ（７）は最大のハウ ジング幅を有し、支持部（５，６）の肩部（８，９）を介してがたつきを安全に 排除するように満て支持され、例えば自動車の車軸の後等どのようなブレーキの 装着位置でも浮上がりあるいははさまって動かなくなるを確実に防止する。

国際調査報告 ■ｐｌｙｎａ１１ａ−＾−１ｅ−＋＋ｅ−ｗ−、ＰＣＴ／ＥＰ　９１１０１３０ ９国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．軸方向に延びかつブレーキディスクの周方向に所定の間隔で配置さ札た２本 の支持アームを設けたブレーキ支持部材と、それぞれがライニング支持板を設け られかつほぼ周方向に突出してライニング支持板の一部を形成する２つの各支持 部を介してブレーキ支持部材の支持アーム上を軸方向に摺動案内される２つのブ レーキシューとを備え、これらのブレーキシューは少なくとも制動力が生じたと きに１のブレーキシューに発生した摩擦力を両支持アームに伝達するようにこれ らの支持アームと協働し、更に、２本のピンによりブレーキ支持部材上を弾力的 にあるいは遊びを有して軸方向に摺動案内され、液圧作動装置とブレーキディス クを外側から跨ぎかつブレーキディスクにブレーキシューを付勢するキャリバブ リッジとが設けられたフィスト型のフローティングキャリバと、フローティング キャリバをブレーキ支持部材に押圧するハウジングばねとを備える例えば自動車 用のフローテイングキヤリパスポツトタイプデイスクブレーキであって、前記フ ローティングキャリバ（７）のキャリバブリッジ（１１）がその剛性を増大する ために、ブレーキシュー（４）の支持部（５，６）を越えるまで外方に延びかつ ブレーキ支持部材（１）の支持アーム（２，３）に沿って軸方向に延びる２つの 延長部（１２，１３）を形成され、少なくとも軸方向外側のブレーキシュー（４ ）を越えて横切る範囲内に、軸方向に延びかつブレーキシュー（４）の支持部（ ５，６）の方向に開口する溝（１４，１５）が好ましくはミリング加工により形 成され、前記支持部（５，６）上で前記軸方向外側のブレーキシュー（４）に前 記溝（１４，１５）内に延びかつその内面（１６，１７，１８，１９）に当接さ れる肩部（８，９）が形成され、前記フローティングキャリバ（７）がブレーキ シュー（４）のこれらの２つの支持部（５，６）を介してブレーキ支持部材（１ ）上で周方向及び半径方向に支えられることを特徴とするディスクブレーキ。
2. ２．軸方向に延びる前記フローティングキャリバ（７）の２つの溝（１４，１５ ）にそれぞれ２つの機械加工された平坦な支持面（１６，１７，１８，１９）が 設けられ、これらの支持面の第１支持面（１６，１８）は前記両溝（１４，１５ ）に直角に配置された連結線にほぼ平行に配置されて溝底を形成し、第２支持面 （１７，１９）は前記連結線にほぼ直角に配置されて周方向に対して内側あるい は外側の溝壁を形成し、その支持部（５，６）上で前記軸方向外側のブレーキシ ュー（４）に前記肩部（８，９）が形成され、この肩部は前記溝（１４，１５） 内に延びかつ溝の深さよりも僅かに長く形成され、肩部（８，９）の前面が前記 第１支持面（１６，１８）と共に前記溝底に当接可能となり、前記肩部（８，９ ）の関連する側面（２２，２３）が前記第２支持面（１７，１９）と共に溝壁に 当接可能となる請求項１記載のディスクブレーキ。
3. ３．前記フローティングキャリバ（７）の軸方向に延びる２つの溝（１４，１５ ）が互いに側方で内方あるいは外方に向けて開口し、前記支持面（１７，１８， １９，２０）を越える溝壁が周方向内側あるいは外側に配置されていない請求項 ２記載のディスクブレーキ。
4. ４．２つの支持部が側方かつ互いに反対方向に向けて突出するライニングキャリ ア板を備え、この支持部はほぼＬ字状の断面を有しかつブレーキ支持部材の２つ の支持アームと協働する側方の当接面を形成され、少なくとも制動力が形成され たときに１のブレーキシューに形成される摩擦力を両支持アームに伝達する請求 項１から３記載のフローテイングキヤリパスポツトタイプデイスクブレーキ用の ブレーキシューであって、 ブレーキ装着位置におけるフローティングキャリバ（７）に面する側で、前記ブ レーキシュー（４）の支持部（５，６）にそれぞれ肩部（８，９）が設けられ、 これらの肩部は前記ライニングキャリア板の平面内に、支持部（５，６）間の接 続線に直角に配置され、この接続線の方向に配置された肩部（８，９）の寸法は ブレーキ支持部材（１）に当接する支持部（５，６）の端部よりもかなり小さく 、これらの肩部（８，９）には、ライニングキャリア板の平面にほぼ直角かつ前 記接続線に平行に配置された前面（２０，２１）が形成され、前記肩部（８，９ ）はブレーキシューの中心に対して内側あるいは外側に配置されかつ前記前面（ ２０，２１）にほぼ直角に配置された側面（２２，２３）が設けられていること を特徴とするブレーキシュー。