JPH0546151A - 文字パタ−ンの拡大・縮小方法およびそれに用いる制御フアイル - Google Patents
文字パタ−ンの拡大・縮小方法およびそれに用いる制御フアイルInfo
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- JPH0546151A JPH0546151A JP3200179A JP20017991A JPH0546151A JP H0546151 A JPH0546151 A JP H0546151A JP 3200179 A JP3200179 A JP 3200179A JP 20017991 A JP20017991 A JP 20017991A JP H0546151 A JPH0546151 A JP H0546151A
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- 238000012217 deletion Methods 0.000 claims abstract description 7
- 230000037430 deletion Effects 0.000 claims abstract description 7
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003702 image correction Methods 0.000 description 1
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- 238000013341 scale-up Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 文字イメ−ジを緻密に拡大または縮小するこ
とができ、かつ簡単な装置を追加するのみで実現でき、
しかも表示・印刷装置のエミュレ−ション動作に対して
正確な文字サイズでの表示および印刷ができるようにす
る。 【構成】 新たに拡大および縮小制御のための拡大・縮
小制御ファイルを追加し、先ず画描すべき文字パタ−ン
と文字パタ−ンファイル中の文字パタ−ンの差を算出
し、その差に基づいて拡大・縮小制御ファイルからラス
タ−およびコラムの反復(拡大)または削除(縮小)の
位置を決定し、文字パタ−ンファイルから読み出される
ラスタ−イメ−ジを上記制御情報に基づき変倍処理を実
行して、画像バッファメモリに書き込んだ後、表示装置
または印刷装置に出力する。
とができ、かつ簡単な装置を追加するのみで実現でき、
しかも表示・印刷装置のエミュレ−ション動作に対して
正確な文字サイズでの表示および印刷ができるようにす
る。 【構成】 新たに拡大および縮小制御のための拡大・縮
小制御ファイルを追加し、先ず画描すべき文字パタ−ン
と文字パタ−ンファイル中の文字パタ−ンの差を算出
し、その差に基づいて拡大・縮小制御ファイルからラス
タ−およびコラムの反復(拡大)または削除(縮小)の
位置を決定し、文字パタ−ンファイルから読み出される
ラスタ−イメ−ジを上記制御情報に基づき変倍処理を実
行して、画像バッファメモリに書き込んだ後、表示装置
または印刷装置に出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字パタ−ンの表示・
印刷を制御する装置において、文字パタ−ンの拡大・縮
小方法およびそれに用いる制御ファイルに関する。
印刷を制御する装置において、文字パタ−ンの拡大・縮
小方法およびそれに用いる制御ファイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドット・マトリクス形式で表
わされた文字の文字パタ−ンの変倍、つまり拡大または
縮小を行う方法としては、例えば、特開昭53−144
211号公報に記載されているように、ランレングス符
号のままでm/nの比に線密度変換を行う方法や、特開
昭51−92125号公報に記載されているように、行
(ラスタ−)と列(コラム)において拡大または縮小す
べき行と列の対を予め定めておき、指示によってそれら
の対を挿入・削除する方法等があった。さらに、文字パ
タ−ンの拡大・縮小方法として最も有効なものは、文字
サイズを任意に設定できるアウトラインフォント利用の
方法であると考えられている。しかしながら、アウトラ
インフォントをイメ−ジに展開する過程では、複雑な手
続きが必要であり、漢字(和文)を扱う場合には一般的
に低速であって、これを少しでも高速にするためには、
高価なハ−ドウェアが必要であった。また、原理的に、
小さな文字の品位が低くなるのが通常であって、これを
補うためには複雑な補正方法が必要となるので、現実に
は、大きな文字についてのみ利用されることが多かっ
た。一般的に、高品位が求められる印刷装置において、
アウトラインフォントに対する上述のような問題を補う
ためには、標準的な文字サイズについて、ラスタ−イメ
−ジフォントを文字パタ−ンファイルとして内蔵させる
ことが普通であった。
わされた文字の文字パタ−ンの変倍、つまり拡大または
縮小を行う方法としては、例えば、特開昭53−144
211号公報に記載されているように、ランレングス符
号のままでm/nの比に線密度変換を行う方法や、特開
昭51−92125号公報に記載されているように、行
(ラスタ−)と列(コラム)において拡大または縮小す
べき行と列の対を予め定めておき、指示によってそれら
の対を挿入・削除する方法等があった。さらに、文字パ
タ−ンの拡大・縮小方法として最も有効なものは、文字
サイズを任意に設定できるアウトラインフォント利用の
方法であると考えられている。しかしながら、アウトラ
インフォントをイメ−ジに展開する過程では、複雑な手
続きが必要であり、漢字(和文)を扱う場合には一般的
に低速であって、これを少しでも高速にするためには、
高価なハ−ドウェアが必要であった。また、原理的に、
小さな文字の品位が低くなるのが通常であって、これを
補うためには複雑な補正方法が必要となるので、現実に
は、大きな文字についてのみ利用されることが多かっ
た。一般的に、高品位が求められる印刷装置において、
アウトラインフォントに対する上述のような問題を補う
ためには、標準的な文字サイズについて、ラスタ−イメ
−ジフォントを文字パタ−ンファイルとして内蔵させる
ことが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、漢字の
文字パタ−ンファイルは、それ自体が膨大なデ−タ量で
あるため、種々の書体やサイズの組み合わせを内蔵させ
ることは、コストアップを招く原因となる。従って、あ
る書体では1つのサイズのみを内蔵させておき、1つの
サイズの文字パタ−ンから種々のサイズの文字パタ−ン
を発生させる方法が確立されていた。上記方法のうち、
最も簡単で一般的なものは、機械的な規則に基づいてラ
スタ−およびコラムイメ−ジを反復(拡大)、あるいは
削除(縮小)することにより、変倍を行うものであっ
て、この処理を高速に実行するハ−ドウェアが多数存在
している。しかし、機械的な規則に基づく変倍は一般に
低品位であって、利用価値が低いという問題がある。ま
た、変倍される文字パタ−ンを矩形のブロックに分割し
て、イメ−ジ上の補正を行いながら変倍する方法もあ
る。しかし、この方法は、変倍率が固定化されている場
合には有効であるが、多様な変倍率に対応させるには、
処理が複雑すぎるという問題がある。
文字パタ−ンファイルは、それ自体が膨大なデ−タ量で
あるため、種々の書体やサイズの組み合わせを内蔵させ
ることは、コストアップを招く原因となる。従って、あ
る書体では1つのサイズのみを内蔵させておき、1つの
サイズの文字パタ−ンから種々のサイズの文字パタ−ン
を発生させる方法が確立されていた。上記方法のうち、
最も簡単で一般的なものは、機械的な規則に基づいてラ
スタ−およびコラムイメ−ジを反復(拡大)、あるいは
削除(縮小)することにより、変倍を行うものであっ
て、この処理を高速に実行するハ−ドウェアが多数存在
している。しかし、機械的な規則に基づく変倍は一般に
低品位であって、利用価値が低いという問題がある。ま
た、変倍される文字パタ−ンを矩形のブロックに分割し
て、イメ−ジ上の補正を行いながら変倍する方法もあ
る。しかし、この方法は、変倍率が固定化されている場
合には有効であるが、多様な変倍率に対応させるには、
処理が複雑すぎるという問題がある。
【0004】さらに、大型計算機で用いられる文字パタ
−ンには、文字パタ−ンの周囲に拡大・縮小制御デ−タ
域を設けて、このデ−タ域の1ビットを1本のラスタ−
またはコラムに対応させ、このビットの値に基づいて変
倍のための反復(拡大)または削除(縮小)を行うよう
に工夫した方法がある。この制御デ−タは、文字パタ−
ン作成時に高品位な変倍となるように作成されているの
で、その点では優れている。しかし、制御デ−タが文字
パタ−ンデ−タに含まれているので、取り扱いが極めて
複雑になるとともに、制御情報がビット情報であるた
め、変倍率が固定されている場合には有効であるが、多
様な変倍率に対応させる場合には、高品位のまま応用で
きないという問題がある。一方、印刷装置においては、
従来のソフトウェアをサポ−トするために、種々の印刷
装置と同等に機能する、いわゆるエミュレ−ションモ−
ドを多数備えるようになっている。エミュレ−ションの
機能の中でハ−ドウェアの分担する部分を多くすれば、
実行速度は上るが融通性は小さくなるのに対して、ソフ
トウェアの分担する部分を多くすれば、速度は遅くなる
が融通性は増大する。従って、性能価格比のよいエミュ
レ−タを得るためには、ハ−ドウェアとソフトウェアと
に効果的に作業を分担させる必要がある。このようなエ
ミュレ−タにおいて、種々の解像度をエミュレ−ション
するためには、より緻密な変倍が必要とされている。本
発明の目的は、このような従来の課題を解決し、一般的
なラスタ−イメ−ジフォントの文字パタ−ンファイルを
そのまま利用でき、かつドット単位の緻密な拡大・縮小
が可能な文字パタ−ンの拡大・縮小方法を提供すること
にある。
−ンには、文字パタ−ンの周囲に拡大・縮小制御デ−タ
域を設けて、このデ−タ域の1ビットを1本のラスタ−
またはコラムに対応させ、このビットの値に基づいて変
倍のための反復(拡大)または削除(縮小)を行うよう
に工夫した方法がある。この制御デ−タは、文字パタ−
ン作成時に高品位な変倍となるように作成されているの
で、その点では優れている。しかし、制御デ−タが文字
パタ−ンデ−タに含まれているので、取り扱いが極めて
複雑になるとともに、制御情報がビット情報であるた
め、変倍率が固定されている場合には有効であるが、多
様な変倍率に対応させる場合には、高品位のまま応用で
きないという問題がある。一方、印刷装置においては、
従来のソフトウェアをサポ−トするために、種々の印刷
装置と同等に機能する、いわゆるエミュレ−ションモ−
ドを多数備えるようになっている。エミュレ−ションの
機能の中でハ−ドウェアの分担する部分を多くすれば、
実行速度は上るが融通性は小さくなるのに対して、ソフ
トウェアの分担する部分を多くすれば、速度は遅くなる
が融通性は増大する。従って、性能価格比のよいエミュ
レ−タを得るためには、ハ−ドウェアとソフトウェアと
に効果的に作業を分担させる必要がある。このようなエ
ミュレ−タにおいて、種々の解像度をエミュレ−ション
するためには、より緻密な変倍が必要とされている。本
発明の目的は、このような従来の課題を解決し、一般的
なラスタ−イメ−ジフォントの文字パタ−ンファイルを
そのまま利用でき、かつドット単位の緻密な拡大・縮小
が可能な文字パタ−ンの拡大・縮小方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による文字パタ−ンの拡大・縮小方法は、
(イ)表示・印刷制御プロセッサは、先ず描画すべき文
字パタ−ンと文字パタ−ンファイルに格納されている文
字パタ−ンとのドットサイズの差を算出し、算出された
差に基づいて拡大・縮小制御ファイルからラスタ−およ
びコラムの反復または削除の位置を決定し、決定された
制御ファイル情報に基づいて、文字パタ−ンファイルか
ら順次読み出される文字パタ−ンイメ−ジに対して変倍
処理を実行し、変倍処理された文字パタ−ンイメ−ジを
画像バッファメモリの所定の位置に書き込み、画像バッ
ファメモリから表示・印刷装置に文字パタ−ンを出力す
ることに特徴がある。また、本発明の文字表示・印刷制
御装置は、(ロ)文字パタ−ンファイル、文字パタ−ン
ファイルから読み出されたイメ−ジを一時格納する画像
バッファメモリと、表示・印刷を制御するプロセッサを
具備する文字パタ−ン表示・印刷制御装置において、フ
ァイル自体の識別子や制御デ−タを含むヘッダ−部と、
文字パタ−ンファイルに格納された個々の文字パタ−ン
に対応して、拡大制御のための反復コラム位置数列と反
復ラスタ−位置数列、および縮小制御のための削除コラ
ム位置数列と削除ラスタ−位置数列により構成された拡
大・縮小制御レコ−ドの集合とを具備した拡大・縮小制
御ファイルを設けることに特徴がある。さらに、本発明
の拡大・縮小制御ファイルは、(ハ)拡大制御のための
反復コラム位置数列と反復ラスタ−位置数列、および縮
小制御のための削除コラム位置数列と削除ラスタ−位置
数列から構成された拡大・縮小制御レコ−ドを有するフ
ァイルであって、各数列は該当する文字パタ−ンイメ−
ジをラスタ−およびコラムの反復または削除の処理を行
うことにより、変倍した際に生じる数列の要素数に一致
する数の文字パタ−ンイメ−ジが最も高品位になるよう
に配列された数値列であり、数列の各要素は反復または
削除を行うべきラスタ−およびコラムの位置を示す数値
であることに特徴がある。
め、本発明による文字パタ−ンの拡大・縮小方法は、
(イ)表示・印刷制御プロセッサは、先ず描画すべき文
字パタ−ンと文字パタ−ンファイルに格納されている文
字パタ−ンとのドットサイズの差を算出し、算出された
差に基づいて拡大・縮小制御ファイルからラスタ−およ
びコラムの反復または削除の位置を決定し、決定された
制御ファイル情報に基づいて、文字パタ−ンファイルか
ら順次読み出される文字パタ−ンイメ−ジに対して変倍
処理を実行し、変倍処理された文字パタ−ンイメ−ジを
画像バッファメモリの所定の位置に書き込み、画像バッ
ファメモリから表示・印刷装置に文字パタ−ンを出力す
ることに特徴がある。また、本発明の文字表示・印刷制
御装置は、(ロ)文字パタ−ンファイル、文字パタ−ン
ファイルから読み出されたイメ−ジを一時格納する画像
バッファメモリと、表示・印刷を制御するプロセッサを
具備する文字パタ−ン表示・印刷制御装置において、フ
ァイル自体の識別子や制御デ−タを含むヘッダ−部と、
文字パタ−ンファイルに格納された個々の文字パタ−ン
に対応して、拡大制御のための反復コラム位置数列と反
復ラスタ−位置数列、および縮小制御のための削除コラ
ム位置数列と削除ラスタ−位置数列により構成された拡
大・縮小制御レコ−ドの集合とを具備した拡大・縮小制
御ファイルを設けることに特徴がある。さらに、本発明
の拡大・縮小制御ファイルは、(ハ)拡大制御のための
反復コラム位置数列と反復ラスタ−位置数列、および縮
小制御のための削除コラム位置数列と削除ラスタ−位置
数列から構成された拡大・縮小制御レコ−ドを有するフ
ァイルであって、各数列は該当する文字パタ−ンイメ−
ジをラスタ−およびコラムの反復または削除の処理を行
うことにより、変倍した際に生じる数列の要素数に一致
する数の文字パタ−ンイメ−ジが最も高品位になるよう
に配列された数値列であり、数列の各要素は反復または
削除を行うべきラスタ−およびコラムの位置を示す数値
であることに特徴がある。
【0006】
【作用】本発明においては、文字パタ−ンが格納される
文字パタ−ンファイル、および識別子等のヘッダ−部と
拡大・縮小制御レコ−ドからなる制御ファイルを備え、
表示・印刷制御プロセッサは、出力サイズの文字パタ−
ンと上記文字パタ−ンファイル中のパタ−ンとのドット
サイズの差に基づいて、拡大・縮小制御ファイルからラ
スタ−およびコラムの反復または削除の位置を決定し、
次に文字パタ−ンファイルから順次読み出されるラスタ
−イメ−ジを上述の処理により得られた制御情報に基づ
いて変倍処理を実行し、次に処理後のラスタ−イメ−ジ
を出力のための画像バッファメモリの所定位置に書き込
み、画像バッファメモリから順次読み出して表示装置ま
たは印刷装置に出力する。これにより、順列化された制
御デ−タを用いるので、文字イメ−ジを1ドットサイズ
の単位で緻密に拡大または縮小することができる。ま
た、本発明による拡大・縮小制御ファイルは、ファイル
の識別子と制御デ−タ等からなるヘッダ−部と、パタ−
ンファイルの個々の文字に対応した拡大・縮小制御レコ
−ドの集合を格納したもので、これらの拡大・縮小制御
レコ−ドは、拡大制御のための反復コラム位置数列と反
復ラスタ−位置数列、および縮小制御のための削除コラ
ム位置数列と削除ラスタ−位置数列からなる。さらに、
これらの位置数列は、文字イメ−ジをラスタ−またはコ
ラムの反復または削除という単純なアルゴリズムにより
変倍した時に生じる数列の要素数に一致する数の文字イ
メ−ジが、最も高品位となるように配列された数値列で
あり、各要素は反復または削除を行うべきラスタ−また
はコラムの位置を示す数値を表わしている。
文字パタ−ンファイル、および識別子等のヘッダ−部と
拡大・縮小制御レコ−ドからなる制御ファイルを備え、
表示・印刷制御プロセッサは、出力サイズの文字パタ−
ンと上記文字パタ−ンファイル中のパタ−ンとのドット
サイズの差に基づいて、拡大・縮小制御ファイルからラ
スタ−およびコラムの反復または削除の位置を決定し、
次に文字パタ−ンファイルから順次読み出されるラスタ
−イメ−ジを上述の処理により得られた制御情報に基づ
いて変倍処理を実行し、次に処理後のラスタ−イメ−ジ
を出力のための画像バッファメモリの所定位置に書き込
み、画像バッファメモリから順次読み出して表示装置ま
たは印刷装置に出力する。これにより、順列化された制
御デ−タを用いるので、文字イメ−ジを1ドットサイズ
の単位で緻密に拡大または縮小することができる。ま
た、本発明による拡大・縮小制御ファイルは、ファイル
の識別子と制御デ−タ等からなるヘッダ−部と、パタ−
ンファイルの個々の文字に対応した拡大・縮小制御レコ
−ドの集合を格納したもので、これらの拡大・縮小制御
レコ−ドは、拡大制御のための反復コラム位置数列と反
復ラスタ−位置数列、および縮小制御のための削除コラ
ム位置数列と削除ラスタ−位置数列からなる。さらに、
これらの位置数列は、文字イメ−ジをラスタ−またはコ
ラムの反復または削除という単純なアルゴリズムにより
変倍した時に生じる数列の要素数に一致する数の文字イ
メ−ジが、最も高品位となるように配列された数値列で
あり、各要素は反復または削除を行うべきラスタ−また
はコラムの位置を示す数値を表わしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す文字パタ−
ン拡大・縮小機能を備えた表示・印刷装置のブロック構
成図である。図1において、1は文字パタ−ンファイ
ル、2は拡大・縮小制御ファイル、3は表示・印刷制御
プロセッサ、4は画像バッファメモリ−、5は表示装
置、6は印刷装置である。すなわち、拡大・縮小制御フ
ァイル2のみが新しく備えられた装置であって、これ以
外の装置は通常の文字パタ−ン表示・印刷装置の構成と
全く同じである。ここで、文字パタ−ンファイル1は、
特別なものである必要はなく、通常の文字パタ−ンを格
納してファイルである。表示・印刷制御プロセッサ3
は、必要に応じて文字パタ−ンファイル1から該当文字
のパタ−ンを読み出し、文字イメ−ジとして認識される
ように、画像バッファメモリ−4に書き込み、表示装置
5または印刷装置6に出力する。拡大・縮小制御ファイ
ル2は、表示・印刷制御プロセッサ3により文字パタ−
ンファイル1の文字パタ−ンが読み出されてから画像バ
ッファメモリ−4にこれが書き込まれるまでの間に、プ
ロセッサ3による変倍処理に使用される。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す文字パタ−
ン拡大・縮小機能を備えた表示・印刷装置のブロック構
成図である。図1において、1は文字パタ−ンファイ
ル、2は拡大・縮小制御ファイル、3は表示・印刷制御
プロセッサ、4は画像バッファメモリ−、5は表示装
置、6は印刷装置である。すなわち、拡大・縮小制御フ
ァイル2のみが新しく備えられた装置であって、これ以
外の装置は通常の文字パタ−ン表示・印刷装置の構成と
全く同じである。ここで、文字パタ−ンファイル1は、
特別なものである必要はなく、通常の文字パタ−ンを格
納してファイルである。表示・印刷制御プロセッサ3
は、必要に応じて文字パタ−ンファイル1から該当文字
のパタ−ンを読み出し、文字イメ−ジとして認識される
ように、画像バッファメモリ−4に書き込み、表示装置
5または印刷装置6に出力する。拡大・縮小制御ファイ
ル2は、表示・印刷制御プロセッサ3により文字パタ−
ンファイル1の文字パタ−ンが読み出されてから画像バ
ッファメモリ−4にこれが書き込まれるまでの間に、プ
ロセッサ3による変倍処理に使用される。
【0008】図2は、図1における拡大・縮小制御ファ
イルの実施例を示すデ−タ部の構成図である。図2にお
いて、7は拡大・縮小制御ファイル2のヘッダ−部、8
は拡大・縮小制御レコ−ドを集合したデ−タ部、9は属
性の異なる複数の拡大・縮小制御レコ−ド、10は反復
コラム位置数列、11は反復ラスタ−位置数列、12は
削除コラム位置数列、13は削除ラスタ−位置数列、1
4〜16は数値1〜3、17〜19も数値1〜3、20
〜22も数値1〜3、23〜25も数値1〜3である。
ファイルのヘッダ−部7は、ファイル自身の識別子とそ
の他の制御情報等、このファイルが組み込まれるシステ
ムに適合させるためのデ−タを格納する。なお、このヘ
ッダ−部7の形式は任意でよく、また後述のデ−タ部を
固定長形式とし、文字パタ−ンファイル1の文字イメ−
ジとの対応を1対1とするときには、このヘッダ−部7
は省略できる。デ−タ部8は、文字パタ−ンファイル1
に含まれる個々の文字に対応した拡大・縮小制御レコ−
ド9の集合である。拡大・縮小制御レコ−ド9は、その
内容に基づいて4種類の属性を持つ数列10〜13に分
類される。これらの数列デ−タは、固定長でもよく、ま
た可変長形式でもよい。反復コラム位置数列10の各要
素の数値は、文字パタ−ンの1コラムイメ−ジに対応す
る。同じように、削除コラム位置数列12の各要素の数
値も、文字パタ−ンの1コラムイメ−ジに対応する。ま
た、反復ラスタ−位置数列11の各要素の数種は、文字
パタ−ンの1ラスタ−イメ−ジに対応する。削除ラスタ
−位置数列13も同じである。
イルの実施例を示すデ−タ部の構成図である。図2にお
いて、7は拡大・縮小制御ファイル2のヘッダ−部、8
は拡大・縮小制御レコ−ドを集合したデ−タ部、9は属
性の異なる複数の拡大・縮小制御レコ−ド、10は反復
コラム位置数列、11は反復ラスタ−位置数列、12は
削除コラム位置数列、13は削除ラスタ−位置数列、1
4〜16は数値1〜3、17〜19も数値1〜3、20
〜22も数値1〜3、23〜25も数値1〜3である。
ファイルのヘッダ−部7は、ファイル自身の識別子とそ
の他の制御情報等、このファイルが組み込まれるシステ
ムに適合させるためのデ−タを格納する。なお、このヘ
ッダ−部7の形式は任意でよく、また後述のデ−タ部を
固定長形式とし、文字パタ−ンファイル1の文字イメ−
ジとの対応を1対1とするときには、このヘッダ−部7
は省略できる。デ−タ部8は、文字パタ−ンファイル1
に含まれる個々の文字に対応した拡大・縮小制御レコ−
ド9の集合である。拡大・縮小制御レコ−ド9は、その
内容に基づいて4種類の属性を持つ数列10〜13に分
類される。これらの数列デ−タは、固定長でもよく、ま
た可変長形式でもよい。反復コラム位置数列10の各要
素の数値は、文字パタ−ンの1コラムイメ−ジに対応す
る。同じように、削除コラム位置数列12の各要素の数
値も、文字パタ−ンの1コラムイメ−ジに対応する。ま
た、反復ラスタ−位置数列11の各要素の数種は、文字
パタ−ンの1ラスタ−イメ−ジに対応する。削除ラスタ
−位置数列13も同じである。
【0009】例えば、56×56ドットの原フォント
(400dpiにおいて10.08ポイント)を、58
×58ドット(同じ解像度において10.44ポイン
ト)に拡大する場合には、反復コラム位置数列10の第
1要素14および第2要素15に示されるコラムイメ−
ジを反復し、かつ反復ラスタ−位置数列11の第1要素
17および第2要素18に示されるラスタ−イメ−ジを
反復することにより拡大を行う。このような数列は、文
字イメ−ジの品位を低下させないように作成されたもの
であって、数列から必要な数の要素を取り出して変倍処
理を行うことにより、数列の最大要素数まで1ドット単
位で拡大・縮小を行うことができる。図3は、表示・印
刷制御プロセッサの拡大・縮小処理のアルゴリズムを示
すフロ−チャ−トである。先ず、プロセッサは、描画す
べき文字パタ−ンと文字パタ−ンファイル中のパタ−ン
とのドットサイズの差を算出する(ステップ101)。
前述の例であれば、描画すべき文字パタ−ンの58×5
8ドットから56×56ドットを差し引き、ラスタ−側
の2ドットとコラム側の2ドットを算出する。次に、算
出された差に基づいて、拡大・縮小ファイルからラスタ
−およびコラムの反復または削除の位置を決定する(ス
テップ102)。前述の例では、コラム側の差の2ドッ
トのために、反復コラム位置数列10の値数1と数値2
を決定し、ラスタ−側の差の2ドットのために、反復ラ
スタ−位置数列11の数値1と数値2を決定する。次
に、文字パタ−ンファイル1から読み出されたラスタ−
イメ−ジを、上述の制御情報に基づいて変倍処理を実行
する(ステップ103)。そして、画像バッファメモリ
4に、上記変倍処理されたラスタ−イメ−ジを書き込む
(ステップ104)。このようにして、1つの文字の変
倍処理が終了したならば、再びステップ103に戻っ
て、文字パタ−ンファイルから読み出されたラスタ−イ
メ−ジに対して変倍処理を続行し、描画すべき文字パタ
−ンの全てが終了したならば(ステップ105)、処理
を終了する。
(400dpiにおいて10.08ポイント)を、58
×58ドット(同じ解像度において10.44ポイン
ト)に拡大する場合には、反復コラム位置数列10の第
1要素14および第2要素15に示されるコラムイメ−
ジを反復し、かつ反復ラスタ−位置数列11の第1要素
17および第2要素18に示されるラスタ−イメ−ジを
反復することにより拡大を行う。このような数列は、文
字イメ−ジの品位を低下させないように作成されたもの
であって、数列から必要な数の要素を取り出して変倍処
理を行うことにより、数列の最大要素数まで1ドット単
位で拡大・縮小を行うことができる。図3は、表示・印
刷制御プロセッサの拡大・縮小処理のアルゴリズムを示
すフロ−チャ−トである。先ず、プロセッサは、描画す
べき文字パタ−ンと文字パタ−ンファイル中のパタ−ン
とのドットサイズの差を算出する(ステップ101)。
前述の例であれば、描画すべき文字パタ−ンの58×5
8ドットから56×56ドットを差し引き、ラスタ−側
の2ドットとコラム側の2ドットを算出する。次に、算
出された差に基づいて、拡大・縮小ファイルからラスタ
−およびコラムの反復または削除の位置を決定する(ス
テップ102)。前述の例では、コラム側の差の2ドッ
トのために、反復コラム位置数列10の値数1と数値2
を決定し、ラスタ−側の差の2ドットのために、反復ラ
スタ−位置数列11の数値1と数値2を決定する。次
に、文字パタ−ンファイル1から読み出されたラスタ−
イメ−ジを、上述の制御情報に基づいて変倍処理を実行
する(ステップ103)。そして、画像バッファメモリ
4に、上記変倍処理されたラスタ−イメ−ジを書き込む
(ステップ104)。このようにして、1つの文字の変
倍処理が終了したならば、再びステップ103に戻っ
て、文字パタ−ンファイルから読み出されたラスタ−イ
メ−ジに対して変倍処理を続行し、描画すべき文字パタ
−ンの全てが終了したならば(ステップ105)、処理
を終了する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラムとラスタ−イメ−ジの反復または削除という単純
なアルゴリズムにより、順列化された制御デ−タを用い
て文字イメ−ジを1ドットサイズで緻密に拡大または縮
小することが可能である。また、新たに、拡大・縮小制
御ファイルを組み込むだけで、従来の文字パタ−ンファ
イルを変更することなく、文字パタ−ンの変倍処理が可
能となる。さらに、種々の表示・印刷装置のエミュレ−
ション動作に対して、より正確な文字サイズによる表示
および印刷が可能となる。
カラムとラスタ−イメ−ジの反復または削除という単純
なアルゴリズムにより、順列化された制御デ−タを用い
て文字イメ−ジを1ドットサイズで緻密に拡大または縮
小することが可能である。また、新たに、拡大・縮小制
御ファイルを組み込むだけで、従来の文字パタ−ンファ
イルを変更することなく、文字パタ−ンの変倍処理が可
能となる。さらに、種々の表示・印刷装置のエミュレ−
ション動作に対して、より正確な文字サイズによる表示
および印刷が可能となる。
【0011】
【図1】本発明の一実施例を示す表示・印刷装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図1における拡大・縮小制御ファイルの内部構
成図である。
成図である。
【図3】本発明におけるプロセッサの拡大・縮小処理ア
ルゴリズムを示すフロ−チャ−トである。
ルゴリズムを示すフロ−チャ−トである。
1 文字パタ−ンファイル 2 拡大・縮小制御ファイル 3 表示・印刷制御プロセッサ 4 画像バッファメモリ− 5 表示装置 6 印刷装置 7 ヘッダ−部 8 デ−タ部 9 拡大・縮小制御レコ−ド 10 反復コラム位置数列 11 反復ラスタ−位置数列 12 削除コラム位置数列 13 削除ラスタ−位置数列 14〜16,17〜19,20〜22,23〜25 数
値
値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 1/393 8839−5C
Claims (3)
- 【請求項1】 文字パタ−ン表示・印刷制御装置により
文字パタ−ンの拡大・縮小を制御する方法において、表
示・印刷制御プロセッサは、先ず描画すべき文字パタ−
ンと文字パタ−ンファイルに格納されている文字パタ−
ンとのドットサイズの差を算出し、算出された差に基づ
いて拡大・縮小制御ファイルからラスタ−およびコラム
の反復または削除の位置を決定し、決定された制御ファ
イル情報に基づいて、文字パタ−ンファイルから順次読
み出される文字パタ−ンイメ−ジに対して変倍処理を実
行し、変倍処理された文字パタ−ンイメ−ジを画像バッ
ファメモリの所定の位置に書き込み、該画像バッファメ
モリから表示・印刷装置に文字パタ−ンを出力すること
を特徴とする文字パタ−ンの拡大・縮小方法。 - 【請求項2】 文字パタ−ンファイル、該文字パタ−ン
ファイルから読み出されたイメ−ジを一時格納する画像
バッファメモリと、表示・印刷を制御するプロセッサを
具備する文字パタ−ン表示・印刷制御装置において、フ
ァイル自体の識別子や制御デ−タを含むヘッダ−部と、
上記文字パタ−ンファイルに格納された個々の文字パタ
−ンに対応して、拡大制御のための反復コラム位置数列
と反復ラスタ−位置数列、および縮小制御のための削除
コラム位置数列と削除ラスタ−位置数列により構成され
た拡大・縮小制御レコ−ドの集合とを具備した拡大・縮
小制御ファイルを設けることを特徴とする文字表示・印
刷制御装置。 - 【請求項3】 拡大制御のための反復コラム位置数列と
反復ラスタ−位置数列、および縮小制御のための削除コ
ラム位置数列と削除ラスタ−位置数列から構成された拡
大・縮小制御レコ−ドを有するファイルであって、上記
各数列は該当する文字パタ−ンイメ−ジをラスタ−およ
びコラムの反復または削除の処理を行うことにより、変
倍した際に生じる数列の要素数に一致する数の文字パタ
−ンイメ−ジが最も高品位になるように配列された数値
列であり、数列の各要素は反復または削除を行うべきラ
スタ−およびコラムの位置を示す数値であることを特徴
とする拡大・縮小制御ファイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3200179A JPH0546151A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 文字パタ−ンの拡大・縮小方法およびそれに用いる制御フアイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3200179A JPH0546151A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 文字パタ−ンの拡大・縮小方法およびそれに用いる制御フアイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0546151A true JPH0546151A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16420111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3200179A Pending JPH0546151A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 文字パタ−ンの拡大・縮小方法およびそれに用いる制御フアイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546151A (ja) |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP3200179A patent/JPH0546151A/ja active Pending
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