JPH0545429B2 - - Google Patents

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JPH0545429B2
JPH0545429B2 JP62036407A JP3640787A JPH0545429B2 JP H0545429 B2 JPH0545429 B2 JP H0545429B2 JP 62036407 A JP62036407 A JP 62036407A JP 3640787 A JP3640787 A JP 3640787A JP H0545429 B2 JPH0545429 B2 JP H0545429B2
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JP
Japan
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paper
water
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sulfate
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JP62036407A
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English (en)
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JPS63203371A (ja
Inventor
Zenshiro Iijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adger Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Adger Kogyo Co Ltd
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Priority to US07/157,253 priority patent/US4840833A/en
Priority to EP88102439A priority patent/EP0279449B1/en
Priority to DE8888102439T priority patent/DE3873372T2/de
Priority to CA000559406A priority patent/CA1306083C/en
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は複写した文字や図案が水によつて消去
する複写材料に関するものである。
〔従来技術〕
従来、カーボン紙等に見られるように、染料や
顔料を紙やプラスチツクフイルム等の支持体上に
塗布した感圧複写材料は知られている。このよう
な複写材料は、その染料層や顔料層に紙等の被複
写材料を重ね、ボールペン、鉄筆、ルレツト等を
用いて感圧複写することにより、その被複写材料
上に所望の文字や図案を複写させることができ
る。しかしながら、このようにして得られた複写
物は、通常、非消去性のものであり、その複写文
字や図案が不要になつた後にそれを消去するのに
著しい困難を伴うという問題がある。例えば、裁
縫や、刺しゆう、レタリング等においては、複写
材料を用いて文字や図案等の下書きを行うが、こ
の下書きの文字や図案は最終的には消去される。
この消去は、従来は消しゴム等で行つているが、
非常に面倒である。
〔目的〕
そこで、本発明の目的は、その複写された文字
や図案が水を加えることによつて消去される複写
材料を提供することにある。
〔構成〕
本発明によれば、第1の発明として、常温で白
色固体状を示す水溶性脂肪族硫酸塩を支持体上に
白色固形物として支持させたことを特徴とする複
写材料が提供され、また第2の発明として、水溶
性脂肪族硫酸塩を溶液状で支持体上に支持させた
後、該溶液中の溶媒成分を蒸散させ、該支持体上
に該水溶性脂肪族硫酸塩の白色固形物を析出させ
ることを特徴とする複写材料の製造方法が提供さ
れる。
次に、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の複写材料を製造するには、先ず、水溶
性脂肪族硫酸塩(以下、単に脂肪族硫酸塩とも言
う)の白色粉末を溶媒に溶解させて溶液を調製す
る。この場合、水溶性脂肪族硫酸塩としては、常
温で白色固体状を示すものであれば任意のものが
使用され、例えば、ラウリル硫酸塩、ミリスチル
硫酸塩、セチル硫酸塩、ステアリル硫酸塩等の各
種高級アルキル硫酸塩が好ましく用いられる。ま
た、水溶性塩としては、リチウム、ナトリウム、
カリウム等のアルカリ金属塩があるが、通常、ナ
トリウム塩が用いられる。溶媒成分としては、前
記脂肪族硫酸塩の白色粉末を溶解し得るものであ
れば任意のものが使用可能である。このような溶
媒としては、水の他、エチレングリコール等のア
ルキレングリコール、ポリエチレングリコール等
のポリアルキレングリコール、エチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ等の有機溶
媒が用いられ、また、それら有機溶媒水溶液や、
グリセリンの水溶液も好ましく用いられる。ま
た、高濃度の脂肪族硫酸塩溶液を作るためには、
あらかじめ脂肪族硫酸塩を低級アルコールとよく
混合し、これを前記有機溶媒溶液又は水溶液と混
合する。この場合、低級アルコールとしては、メ
チルアルコール、エチルアルコール、プロピルア
ルコール、ブチルアルコール、アミルアルコー
ル、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコール、
オクチルアルコール等がある。また、この脂肪族
硫酸塩溶液には、その粘度を調節するために、水
溶性高分子、例えば、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ポリエチレンオキシド等
を水溶液として添加することもできる。
本発明で用いる水溶性脂肪族硫酸塩溶液の好ま
しい例を示すと、低級アルコール5〜60重量%
(好ましくは10〜50重量%)、有機溶媒3〜40重量
%(好ましくは5〜35重量%)及び水20〜60重量
%(好ましくは30〜50重量%)からなる水溶液
100重量部に対し、脂肪族硫酸塩1〜80重量部、
好ましくは5〜60重量部を溶解した溶液や、有機
溶媒5〜40重量%(好ましくは10〜40重量%)及
び水60〜95重量%(好ましくは60〜90重量%)か
らなる水溶液100重量部に対し、脂肪族硫酸塩1
〜80重量部、好ましくは5〜30重量部を溶解した
水溶液及び前記水溶液に対し、水溶性高分子水溶
液(濃度約1重量%程度)を、0.01〜5重量%、
好ましくは0.05〜3重量%を添加した水溶液等を
示すことができる。
本発明の複写材料を製造するには、次に、前記
のようにして得た脂肪族硫酸塩溶液を、支持体、
例えば、紙、布、吸湿性ゴム、吸湿性プラスチツ
クシートやフイルム等の多孔質材料に含浸させた
後、溶液中の脂肪族硫酸塩以外の溶媒成分を蒸散
させて、その溶液中に含まれる脂肪族硫酸塩を白
色固形物として析出させる。この場合、溶媒成分
の蒸散は、自然蒸散の他、加熱蒸散、減圧蒸散等
の種々の方法で実施することができる。このよう
にして、支持体上に脂肪族硫酸塩が層状に固着し
た複写材料を得る。支持体上に固着した白色固形
物は、完全乾燥せずに、湿潤状態、即ち、溶媒成
分を5〜40重量%程度含むようにするのがよい。
〔効果〕
本発明の複写材料を用いて所望の複写を行うに
は、この複写材料を被複写物である紙や布等の上
に重ね、その支持体上からボールペンや、鉛筆、
鉄筆、ルレツト等の筆記具を用いて文字や図案等
を感圧複写する。このようにして感圧複写する時
には、複写材料上の脂肪族硫酸塩からなる白色固
形物がその下の被複写物に転移し、被複写物上に
はその対応する文字や図案が転写される。そし
て、この転写された文字や図案は、その表面に水
を含ませた紙や、布、スポンジ等を接触させる
と、その文字や図案は溶解消色される。
本発明の複写材料は、裁縫、刺しゆう、レタリ
ング等の分野における下書き用複写材料として好
適のものである。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。
実施例 1 ラウリル硫酸ナトリウム800gにイソプロピル
アルコール1を加えて攪拌し、この混合物にポ
リエチレングリコールの20%水溶液1を加え攪
拌し、溶液が透明になつてからポリエチレンオキ
シド(分子量450万)1%水溶液を6g添加した。
この溶液を瀘紙に含浸させ、この含浸紙を乾燥さ
せて、表面にラウリル硫酸ナトリウム固形物を有
する複写材料を得た。
次に、含浸紙の下に布又は紙を重ね、含浸紙上
から鉄筆を用いて画線を書くと、その布及びその
紙上に対応する白色の画線が転写された。この布
又は紙上の白色の画線を消去するために水を他の
紙又は布に少量含浸させ、これをもつて画線を拭
くと、直ちに画線は消去された。
実施例 2 エチレングリコールの30%水溶液1にラウリ
ル硫酸ナトリウム200gを加え攪拌し、溶液が透
明になつてからポリエチレンオキシド(分子量
450万)1%水溶液を5g添加した。この溶液を
瀘紙に含浸させ、この含浸紙を乾燥させて製品と
した。
次に、この含浸紙の下に布又は紙を重ね、含浸
紙上から鉄筆を用いて画線を書くと、その布及び
紙上に対応する白色の画線が転写させた。この布
又は紙上の白色の画線を消去するために水を紙の
紙又は布に少量含浸させ、これをもつて画線を拭
くと直ちに画線は消去された。
実施例 3 ミリスチル硫酸ナトリウム700gにノルマルプ
ロピルアルコール1を加えて攪拌し、この中へ
ポリエチレングリコールの25%水溶液1を加え
て攪拌した。得られた透明溶液を瀘紙に含浸さ
せ、この含浸紙を乾燥させて製品とした。
次に、この含浸紙の下に布又は紙を重ね、含浸
紙上から鉄筆を用いて画線を書くと、その布及び
紙上に対応する白色の画線が転写された。
この布又は紙上の白色の画線を消去するために
水を他の紙又は紙に少量含浸させ、これをもつて
画線を拭くと、直ちに画線は消去された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 常温で白色固体状を示す水溶性脂肪族硫酸塩
    を支持体上に白色固形物として支持させたことを
    特徴とする複写材料。 2 常温で白色固体状を示す水溶性脂肪族硫酸塩
    を溶液状で支持体上に支持させた後、該溶液中の
    溶媒成分を蒸散させ、該支持体上に該水溶性脂肪
    族硫酸塩の白色固形物を析出させることを特徴と
    する複写材料の製造方法。
JP3640787A 1987-02-19 1987-02-19 複写材料及びその製造方法 Granted JPS63203371A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3640787A JPS63203371A (ja) 1987-02-19 1987-02-19 複写材料及びその製造方法
US07/157,253 US4840833A (en) 1987-02-19 1988-02-18 Ink composition and a pressure sensitive reproducing
EP88102439A EP0279449B1 (en) 1987-02-19 1988-02-19 An ink composition and a pressure sensitive reproducing material
DE8888102439T DE3873372T2 (de) 1987-02-19 1988-02-19 Tintenzusammensetzung und druckempfindliches kopiermaterial.
CA000559406A CA1306083C (en) 1987-02-19 1988-02-19 Ink composition and a pressure sensitive reproducing material

Applications Claiming Priority (1)

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JPS63203371A JPS63203371A (ja) 1988-08-23
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56166091A (en) * 1980-05-27 1981-12-19 Arupaa Kk Transfer paper and manufacture thereof

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56166091A (en) * 1980-05-27 1981-12-19 Arupaa Kk Transfer paper and manufacture thereof

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JPS63203371A (ja) 1988-08-23

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