JPS582367A - インク組成物 - Google Patents
インク組成物Info
- Publication number
- JPS582367A JPS582367A JP10095681A JP10095681A JPS582367A JP S582367 A JPS582367 A JP S582367A JP 10095681 A JP10095681 A JP 10095681A JP 10095681 A JP10095681 A JP 10095681A JP S582367 A JPS582367 A JP S582367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkaline earth
- earth metal
- pigment
- metal compound
- erased
- Prior art date
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- Granted
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なインク組成物、さらに詳しくは、記載し
た文字や画線が通常市販されている消しゴムによって消
去することが可能な筆記用インク組成物に関するもので
ある。
た文字や画線が通常市販されている消しゴムによって消
去することが可能な筆記用インク組成物に関するもので
ある。
従来の万年筆やサインペンなどに用いられている筆記用
インクは、このインクを用いて紙に記載した場合、その
記載事項を消しゴムで消去することは殆んど不可能であ
る。従来のインクで記載された事項を消去するには□、
一般的には、字消し液が採用されている。しかしながら
、このような字消し液を用いる場合、そ葛消去跡は湿っ
入状態にあるため、その消去直後に文字を記載すること
はできず、消去跡に再度文字を記載するには、消去跡を
完全に乾燥させる必要があった。消去跡が字消し液によ
シ湿っている間に文字を書いても、その文字にはニジミ
を生じたり、まだ字消し液の作用により再び記載しん文
ｉが消去されてしまう。
インクは、このインクを用いて紙に記載した場合、その
記載事項を消しゴムで消去することは殆んど不可能であ
る。従来のインクで記載された事項を消去するには□、
一般的には、字消し液が採用されている。しかしながら
、このような字消し液を用いる場合、そ葛消去跡は湿っ
入状態にあるため、その消去直後に文字を記載すること
はできず、消去跡に再度文字を記載するには、消去跡を
完全に乾燥させる必要があった。消去跡が字消し液によ
シ湿っている間に文字を書いても、その文字にはニジミ
を生じたり、まだ字消し液の作用により再び記載しん文
ｉが消去されてしまう。
本発明者は、前記したような字消し液によらず、記載し
た文字や画線が従来の消しゴムにより容易に消去可能な
インク組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、意外
にも、アルカリ土類金属化合物の水溶液中に、顔料又は
染料を添加させて形成したインク組成物を用いて記載し
た事項は、通常の消しゴムにより消去し得ることを見出
し、本発明を完成するに到った。
た文字や画線が従来の消しゴムにより容易に消去可能な
インク組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、意外
にも、アルカリ土類金属化合物の水溶液中に、顔料又は
染料を添加させて形成したインク組成物を用いて記載し
た事項は、通常の消しゴムにより消去し得ることを見出
し、本発明を完成するに到った。
即ち、本発明によれば、アルカリ土類金属化合物を適量
含有する水溶液に、顔料又は染料を添加混合してなるイ
ンク組成物が提供される。
含有する水溶液に、顔料又は染料を添加混合してなるイ
ンク組成物が提供される。
本発明で用いるアルカリ土類金属化合物は、カルシウム
、マグネシウム、ストロンチウム及ヒハリウムの中から
選ばれる金属の化合物であり、酸′化物、水酸化物、ハ
ロゲン化物、各種有機及び無機酸の塩などが挙げられる
。本発明においては、アルカリ土類金属化合物は所要の
水溶性を示すものであればよい。水゛溶液中のアルカリ
土類金属化合物の濃度は、通常、５重量係以上、好まし
くは１０重量％以上であシ、できるだけ高濃度であるの
が望ましく、その濃度の上限は、飽和溶解度である。
、マグネシウム、ストロンチウム及ヒハリウムの中から
選ばれる金属の化合物であり、酸′化物、水酸化物、ハ
ロゲン化物、各種有機及び無機酸の塩などが挙げられる
。本発明においては、アルカリ土類金属化合物は所要の
水溶性を示すものであればよい。水゛溶液中のアルカリ
土類金属化合物の濃度は、通常、５重量係以上、好まし
くは１０重量％以上であシ、できるだけ高濃度であるの
が望ましく、その濃度の上限は、飽和溶解度である。
本発明で用いる染料又は顔料は′特に制約されず、直接
染料、酸性染料、塩基性染料、反応染料及び各種顔料が
適用される。本発明においては、水中油型（０／Ｗ）の
エマルジョン系顔料が好捷しく適用される。なお、この
Ｖ〜型エマルショア系顔’Ｒば、水を連続相とし、乳化
剤の存在下で、水に不溶な有機溶剤及び樹脂を乳化させ
、さらに顔料粒子を水中に分散させて形成したものであ
る。染料又は顔料の濃度は適当なインク濃度を与えれば
よいので特に制約されないが、一般的には、０．０５〜
２０重量％である。
染料、酸性染料、塩基性染料、反応染料及び各種顔料が
適用される。本発明においては、水中油型（０／Ｗ）の
エマルジョン系顔料が好捷しく適用される。なお、この
Ｖ〜型エマルショア系顔’Ｒば、水を連続相とし、乳化
剤の存在下で、水に不溶な有機溶剤及び樹脂を乳化させ
、さらに顔料粒子を水中に分散させて形成したものであ
る。染料又は顔料の濃度は適当なインク濃度を与えれば
よいので特に制約されないが、一般的には、０．０５〜
２０重量％である。
本発明において、アルカリ土類金属化合物の水溶液中に
、ナトリウム塩を形成している直接染料又は酸性染料を
添加する場合、染料のアルカリ土類金属イオンとの反応
による不溶化を防止するだめに、アルカリ金属塩、例え
ば、塩化すトリウム、硝酸ナトリウムなどを添加するの
がよい。このようなアルカリ金属塩の添加は、高濃度の
アルカリ土類金属イオンの存在下における直接染料又は
酸性染料の不溶化又は溶解度減少を防止する。
、ナトリウム塩を形成している直接染料又は酸性染料を
添加する場合、染料のアルカリ土類金属イオンとの反応
による不溶化を防止するだめに、アルカリ金属塩、例え
ば、塩化すトリウム、硝酸ナトリウムなどを添加するの
がよい。このようなアルカリ金属塩の添加は、高濃度の
アルカリ土類金属イオンの存在下における直接染料又は
酸性染料の不溶化又は溶解度減少を防止する。
本発明のインク組成物においては、助剤として、グリセ
リンを添加することができる。このグリセリンの添加は
、消しゴムによる消去効果が一層増大したインク組成物
を与える。組成物中のグリセリン濃度は、５重量係以上
、好ましくは１０〜４０重量％の範囲で添加するのがよ
い。
リンを添加することができる。このグリセリンの添加は
、消しゴムによる消去効果が一層増大したインク組成物
を与える。組成物中のグリセリン濃度は、５重量係以上
、好ましくは１０〜４０重量％の範囲で添加するのがよ
い。
本発明による好ましいインク組成物は、顔料又は染料０
０５〜２０重量％、好ましくは０１〜１５重量％、アル
カリ土類金属化合物５〜５０重量係、好ましくは１０〜
４０重量％、必要に応じてのグリセリン５〜５０重量％
、好ましくは１０〜４０重量％を含有するものである。
０５〜２０重量％、好ましくは０１〜１５重量％、アル
カリ土類金属化合物５〜５０重量係、好ましくは１０〜
４０重量％、必要に応じてのグリセリン５〜５０重量％
、好ましくは１０〜４０重量％を含有するものである。
本発明のインク組成物は、筆記用インクとして適用され
、例えば、サインペン、ボールペン、万年筆などの筆類
に対するインクとして好ましく適用される。本発明のイ
ンク組成物を用いて記載した文字や画線は、市販の消し
ゴムで消去することができ、さらにその消去跡には再、
び文字や画線をニジミを生じることなく記載することが
できる。
、例えば、サインペン、ボールペン、万年筆などの筆類
に対するインクとして好ましく適用される。本発明のイ
ンク組成物を用いて記載した文字や画線は、市販の消し
ゴムで消去することができ、さらにその消去跡には再、
び文字や画線をニジミを生じることなく記載することが
できる。
本発明によるインク組成物を用いて記載した文字や画線
が消しゴムで消去し得る理由は、未だ明確に解明されて
いないが、インク組成物中に添加したアルカリ土類金属
化合物が染料や顔料が紙面内に浸透するのを防止するも
のと考えられる。このことは、記載した文字や画線は、
日時が経過するに従って、記載直後よりも消去困難にな
ることから理解される。
が消しゴムで消去し得る理由は、未だ明確に解明されて
いないが、インク組成物中に添加したアルカリ土類金属
化合物が染料や顔料が紙面内に浸透するのを防止するも
のと考えられる。このことは、記載した文字や画線は、
日時が経過するに従って、記載直後よりも消去困難にな
ることから理解される。
本発明のインク組成物は、前記したように筆類のインク
として好ましく用いられるが、適当な固着剤を添加して
、紙や布の表面に塗布しやすい形とすることによシ、タ
イプ印刷用リボン、各種複写紙用インクとして用いる。
として好ましく用いられるが、適当な固着剤を添加して
、紙や布の表面に塗布しやすい形とすることによシ、タ
イプ印刷用リボン、各種複写紙用インクとして用いる。
こともできる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例１
水ｉ ｏｏｙに無水塩化カルシウム４０１を溶解し、こ
の水溶液にφエマルジョン型顔料（ヘリラ ザリンブ部ツクＴＴ）を１５１溶解させ均一の黒色イン
クを作成した。
の水溶液にφエマルジョン型顔料（ヘリラ ザリンブ部ツクＴＴ）を１５１溶解させ均一の黒色イン
クを作成した。
次に、このインクをサインペンの中綿に含浸させ、ペン
芯から浸出させるようにした。このペンをもって紙上に
文字を記載し、これを市販の消しゴムで消去するとこの
文字は消去された。更にこの消去された跡に直ちに他の
文字を記載するとこの文字はニジミ等を生ずることなく
、通常の状態で記載された。
芯から浸出させるようにした。このペンをもって紙上に
文字を記載し、これを市販の消しゴムで消去するとこの
文字は消去された。更にこの消去された跡に直ちに他の
文字を記載するとこの文字はニジミ等を生ずることなく
、通常の状態で記載された。
実施例２
実施例１と同様にして、下記成分組成のインク組成物を
調製した。
調製した。
表−１インク組成物
７−
前記衣−１に示した成分組成のインク組成物を用いて、
実施例１と同様にして記載した文字の消去試験を行った
ところ、いずれも消しゴムで消去し得ることが確認され
た。この場合、グリセリンを含有する組成物Ａ １ 、
ＩＩ＆、 ４ 、 Ａ ５及び屋７は、グリセリンを
含まないものに比して、よシ消去しやすいことが確認さ
れた。また、前記組成物において、アルカリ土類金属化
合物を添加しない場合代理人 弁理士 池 浦 敏
明 ８−
実施例１と同様にして記載した文字の消去試験を行った
ところ、いずれも消しゴムで消去し得ることが確認され
た。この場合、グリセリンを含有する組成物Ａ １ 、
ＩＩ＆、 ４ 、 Ａ ５及び屋７は、グリセリンを
含まないものに比して、よシ消去しやすいことが確認さ
れた。また、前記組成物において、アルカリ土類金属化
合物を添加しない場合代理人 弁理士 池 浦 敏
明 ８−
Claims (5)
- （１）アルカリ土類金属化合物を適量含有する水溶液に
対し、顔料又は染料を添加混合したことを特徴とするイ
ンク組成物。 - （２）アルカリ土類金属化合物を５重量％以上含有する
特許請求の範囲第１項の組成物。 - （３）アルカリ土類金属化合物を適量含有する水溶液に
対し、顔料又は染料をグリセリンと共に添加混合したこ
とを特徴とするインク組成物。 - （４）アルカリ土類金属化合物を５重量％以上含有する
特許請求の範囲第３項の組成物λ - （５）グリセリンを５重量％以上含有する特許請求の範
囲第３項又は第４項の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10095681A JPS582367A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | インク組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10095681A JPS582367A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | インク組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS582367A true JPS582367A (ja) | 1983-01-07 |
| JPS6228991B2 JPS6228991B2 (ja) | 1987-06-23 |
Family
ID=14287800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10095681A Granted JPS582367A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | インク組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS582367A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5863765A (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-15 | Adogaa Kogyo Kk | インク組成物 |
| JPH01108280A (ja) * | 1987-10-21 | 1989-04-25 | King Purinteingu Kk | 平版印刷インキ用乾燥剤 |
| US7655082B2 (en) | 2007-02-15 | 2010-02-02 | Sanford, L.P. | Ink compositions containing an emulsion |
-
1981
- 1981-06-29 JP JP10095681A patent/JPS582367A/ja active Granted
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5863765A (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-15 | Adogaa Kogyo Kk | インク組成物 |
| JPH01108280A (ja) * | 1987-10-21 | 1989-04-25 | King Purinteingu Kk | 平版印刷インキ用乾燥剤 |
| JPH0257101B2 (ja) * | 1987-10-21 | 1990-12-04 | Kingu Purinteingu Kk | |
| US7655082B2 (en) | 2007-02-15 | 2010-02-02 | Sanford, L.P. | Ink compositions containing an emulsion |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6228991B2 (ja) | 1987-06-23 |
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