JPH0640991Y2 - ダンパ - Google Patents
ダンパInfo
- Publication number
- JPH0640991Y2 JPH0640991Y2 JP1987188842U JP18884287U JPH0640991Y2 JP H0640991 Y2 JPH0640991 Y2 JP H0640991Y2 JP 1987188842 U JP1987188842 U JP 1987188842U JP 18884287 U JP18884287 U JP 18884287U JP H0640991 Y2 JPH0640991 Y2 JP H0640991Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- damper
- flange
- vibrating ring
- hub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、自動車エンジンのクランクシャフト等各種の
回転駆動系に生起される振動を吸収減衰するダンパーの
改良に関する。
回転駆動系に生起される振動を吸収減衰するダンパーの
改良に関する。
［従来の技術］ いわゆるダブルマス型（マスは振動リングの別称であ
る）のダンパを製造する場合、１個のスリーブに２個の
振動リングをそれぞれ弾性体を介して接続することによ
り、その後の工程として唯１個のスリーブをハブに嵌着
するのみであるために工程を削減することができ、作業
上極めて効率が良い。
る）のダンパを製造する場合、１個のスリーブに２個の
振動リングをそれぞれ弾性体を介して接続することによ
り、その後の工程として唯１個のスリーブをハブに嵌着
するのみであるために工程を削減することができ、作業
上極めて効率が良い。
そして、この種のダンパとして従来、実開昭57-160438
号公報に記載されているように円筒部の軸方向一端に径
方向外方へ向けてフランジを設けたスリーブを有し、ハ
ブの外周側に前記円筒部を嵌着し、前記円筒部の外周側
に弾性体を介して振動リングを接続し、前記フランジに
第２の弾性体を介して第２の振動リングを接続したもの
が考案されている。
号公報に記載されているように円筒部の軸方向一端に径
方向外方へ向けてフランジを設けたスリーブを有し、ハ
ブの外周側に前記円筒部を嵌着し、前記円筒部の外周側
に弾性体を介して振動リングを接続し、前記フランジに
第２の弾性体を介して第２の振動リングを接続したもの
が考案されている。
［考案が解決しようとする課題］ ところでこの種のダンパには一般に、弾性体が材質疲労
等により破断することがある。これを上記公報に記載れ
たダンパについて考えてみると、第２の弾性体が回転中
に破断した場合に第２の振動リングがスリーブから分離
して当該ダンパから飛び出し、そのまま慣性により回転
しながらシャフトの外周を軸方向に飛び出してエンジン
に衝接し、その後の運転に支障をきたすことが考えられ
る。
等により破断することがある。これを上記公報に記載れ
たダンパについて考えてみると、第２の弾性体が回転中
に破断した場合に第２の振動リングがスリーブから分離
して当該ダンパから飛び出し、そのまま慣性により回転
しながらシャフトの外周を軸方向に飛び出してエンジン
に衝接し、その後の運転に支障をきたすことが考えられ
る。
［課題を解決するための手段］ 本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術に見られる問題
を解決するために案出されたものであって、この目的を
達成するために、軸と一体に回転するハブの外周側に嵌
着された円筒部の軸方向一端に径方向内方へ向けてフラ
ンジを設けたスリーブを有し、前記円筒部の外周側に弾
性体を介して振動リングを接続し、前記フランジの軸方
向であって前記ハブ側に第２の弾性体を介して第２の振
動リングを接続するダンパにおいて、第２の弾性体は前
記フランジから第２の振動リングに向かって先細となる
ような断面略コの字形状を呈し、第２の振動リングの内
外周面ともに接着されてなることを特徴とするダンパを
提供する。
を解決するために案出されたものであって、この目的を
達成するために、軸と一体に回転するハブの外周側に嵌
着された円筒部の軸方向一端に径方向内方へ向けてフラ
ンジを設けたスリーブを有し、前記円筒部の外周側に弾
性体を介して振動リングを接続し、前記フランジの軸方
向であって前記ハブ側に第２の弾性体を介して第２の振
動リングを接続するダンパにおいて、第２の弾性体は前
記フランジから第２の振動リングに向かって先細となる
ような断面略コの字形状を呈し、第２の振動リングの内
外周面ともに接着されてなることを特徴とするダンパを
提供する。
［作用］ 本考案のダンパによれば、第２の振動リングがスリーブ
のフランジとハブの間に軸方向に挟まれるようにして配
置されており、よって第２の弾性体が破断するようなこ
とがあっても第２の振動リングが当該ダンパから飛び出
すことがない。
のフランジとハブの間に軸方向に挟まれるようにして配
置されており、よって第２の弾性体が破断するようなこ
とがあっても第２の振動リングが当該ダンパから飛び出
すことがない。
更に、第２の弾性体を前記フランジから第２のダンパに
向かって先細になるような断面略コの字状とし、第２の
振動リングの内外周に接着させることにより、第２の弾
性体における第２の振動リング及びフランジとの接着面
積を大きく確保できるため、接着強度を増強させ、第２
の振動リングの脱落防止を確実にできる。
向かって先細になるような断面略コの字状とし、第２の
振動リングの内外周に接着させることにより、第２の弾
性体における第２の振動リング及びフランジとの接着面
積を大きく確保できるため、接着強度を増強させ、第２
の振動リングの脱落防止を確実にできる。
［実施例］ 次に本考案の実施例を図面に従って説明すると、本考案
のダンパは、第１図に示すように円筒部（２）の軸方向
一端に径方向内方へ向けてフランジ（３）を設けたスリ
ーブ（１）を有しており、このスリーブ（１）を円筒部
（２）をもってハブ（４）の外周側に嵌着している。円
筒部（２）の外周側にはスリーブ（１）をハブ（４）に
嵌着する前に、弾性体（５）を介して振動リング（６）
が接続されており、またフランジ（３）の軸方向一方で
あってハブ（４）側には第２の弾性体（７）を介して第
２の振動リング（８）が接続されている。接続について
はそれぞれ弾性体（５、７）を加硫接着することにより
行う。
のダンパは、第１図に示すように円筒部（２）の軸方向
一端に径方向内方へ向けてフランジ（３）を設けたスリ
ーブ（１）を有しており、このスリーブ（１）を円筒部
（２）をもってハブ（４）の外周側に嵌着している。円
筒部（２）の外周側にはスリーブ（１）をハブ（４）に
嵌着する前に、弾性体（５）を介して振動リング（６）
が接続されており、またフランジ（３）の軸方向一方で
あってハブ（４）側には第２の弾性体（７）を介して第
２の振動リング（８）が接続されている。接続について
はそれぞれ弾性体（５、７）を加硫接着することにより
行う。
よって、上記構成を備えたダンパによれば、第２の振動
リング（８）がスリーブ（１）のフランジ（３）とハブ
（４）の間に軸方向に挟まれるようにして配置されてい
るために、第２の弾性体（７）が破断するようなことが
あっても第２の振動リング（８）が当該ダンパから飛び
出すことを防止することができ、第２の振動リング
（８）がエンジンに衝接するのを防止することができ
る。
リング（８）がスリーブ（１）のフランジ（３）とハブ
（４）の間に軸方向に挟まれるようにして配置されてい
るために、第２の弾性体（７）が破断するようなことが
あっても第２の振動リング（８）が当該ダンパから飛び
出すことを防止することができ、第２の振動リング
（８）がエンジンに衝接するのを防止することができ
る。
また、第２の弾性体（７）はフランジ（３）から第２の
振動リング（８）に向かって先細となるような断面略コ
の字形状を呈し、第２の振動リング（８）の内外周面と
もに接着させることにより、第２の弾性体（７）がフラ
ンジ（３）及び第２の振動リングに接続する強度を増強
することができ、第２の弾性体の破断を効果的に防止で
きる。
振動リング（８）に向かって先細となるような断面略コ
の字形状を呈し、第２の振動リング（８）の内外周面と
もに接着させることにより、第２の弾性体（７）がフラ
ンジ（３）及び第２の振動リングに接続する強度を増強
することができ、第２の弾性体の破断を効果的に防止で
きる。
［考案の効果］ 本考案は上記の構成により次の効果を奏する。即ち、第
２の振動リングをスリーブのフランジとハブの間に軸方
向に挟まれるようにして配置したために、第２の弾性体
が破断することがあっても第２の振動リングが当該ダン
パから飛び出すのを防止することができ、これにより第
２の振動リングがエンジンに衝接するのを防止すること
ができる。
２の振動リングをスリーブのフランジとハブの間に軸方
向に挟まれるようにして配置したために、第２の弾性体
が破断することがあっても第２の振動リングが当該ダン
パから飛び出すのを防止することができ、これにより第
２の振動リングがエンジンに衝接するのを防止すること
ができる。
更に、第２の弾性体を前記フランジから第２のダンパに
向かって先細になるような断面略コの字状とし、第２の
振動リング内外周に接着させることにより、第２の弾性
体における第２の振動リング及びフランジとの接着面積
を大きく確保できるため、接着強度を増強させ、第２の
振動リングの脱落防止を確実にできる。
向かって先細になるような断面略コの字状とし、第２の
振動リング内外周に接着させることにより、第２の弾性
体における第２の振動リング及びフランジとの接着面積
を大きく確保できるため、接着強度を増強させ、第２の
振動リングの脱落防止を確実にできる。
第１図は本考案の実施例に係るダンパの半裁断面図、第
２図は本考案の他の実施例に係るダンパの半裁断面図で
ある。 （１）スリーブ、（２）円筒部、（３）フランジ、
（４）ハブ、（５）弾性体、（６）振動リング、（７）
第２の弾性体、（８）第２の振動リング、（９）ストッ
パ片
２図は本考案の他の実施例に係るダンパの半裁断面図で
ある。 （１）スリーブ、（２）円筒部、（３）フランジ、
（４）ハブ、（５）弾性体、（６）振動リング、（７）
第２の弾性体、（８）第２の振動リング、（９）ストッ
パ片
Claims (1)
- 【請求項１】軸と一体に回転するハブ（４）の外周側に
嵌着された円筒部（２）の軸方向一端に径方向内方へ向
けてフランジ（３）を設けたスリーブ（１）を有し、前
記円筒部（２）の外周側に弾性体（５）を介して振動リ
ング（６）を接続し、前記フランジ（３）の軸方向であ
って前記ハブ（４）側に第２の弾性体（７）を介して第
２の振動リング（８）を接続するダンパにおいて、第２
の弾性体（７）は前記フランジ（３）から第２の振動リ
ング（８）に向かって先細となるような断面略コの字形
状を呈し、第２の振動リング（８）の内外周面ともに接
着されてなることを特徴とするダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987188842U JPH0640991Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987188842U JPH0640991Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | ダンパ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0192546U JPH0192546U (ja) | 1989-06-16 |
| JPH0640991Y2 true JPH0640991Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31479909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987188842U Expired - Lifetime JPH0640991Y2 (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640991Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0724684Y2 (ja) * | 1989-11-16 | 1995-06-05 | エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 | ダンパ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57160438U (ja) * | 1981-04-03 | 1982-10-08 |
-
1987
- 1987-12-14 JP JP1987188842U patent/JPH0640991Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0192546U (ja) | 1989-06-16 |
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