JPH0542015Y2 - - Google Patents

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JPH0542015Y2
JPH0542015Y2 JP1989053163U JP5316389U JPH0542015Y2 JP H0542015 Y2 JPH0542015 Y2 JP H0542015Y2 JP 1989053163 U JP1989053163 U JP 1989053163U JP 5316389 U JP5316389 U JP 5316389U JP H0542015 Y2 JPH0542015 Y2 JP H0542015Y2
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JP
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rectangle
trapezoid
edge
side panel
container
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JP1989053163U
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JPH02144518U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、牛乳、酒などの液体、砂糖、塩など
の固形物、その他各種内容物を収納する容器、特
にその冠部又は底部が折り込みフラツプの重ね合
わせにより構成された容器に関する。 (従来の技術) 従来、この種の容器として種々の構造のものが
知られているが、折り込みフラツプの重ね合わせ
られた冠部又は底部は、フラツプの端部が容器内
部に露呈し、内容物の浸透による液体の漏洩や容
器の型崩れの原因となつた。また容器の密封性が
十分でないため、容器内部からの内容物の外出の
みならず、液体や固形物などの内容物が外気の湿
気などの影響を受けて変化を生ずることがある。 (本考案が解決しようとする課題) 本考案の解決課題は、折り込みフラツプの形状
と折り込み手段の構成により、折り込みフラツプ
の端部が容器内面に露呈することなく、内容物が
冠部又は底部より浸透、漏洩しないとともに、密
封性に優れた容器を提供するものである。 また成型が容易であり、折り込まれた冠部又は
底部の平坦性を確保して、安定性のある容器を提
供するものである。 (課題を解決するための手段) この目的を達成するために、本考案の容器は、
中央に貼り合せ部分6を持つ一対の長辺パネル
1、長辺パネル3、短辺パネル2及び4とで囲つ
た、水平断面が長方形であり、冠部又は底部が折
り込みフラツプの重ね合わせにより構成された容
器において、長辺パネル1の延部の内側フラツプ
9に、長辺パネル1の縁部11を底辺とし貼り合
せ部分6の幅を上辺とした、両底角が45度で、高
さHが短辺パネル2の縁部18の2分の1より長
い台形Kを形成し、長辺パネル3の延部の内側フ
ラツプ9に、長辺パネル1の縁部13を底辺と
し、両底角が45度で、高さhが短辺パネル2の縁
部18の2分の1である台形Aを形成すると共
に、台形Aの上辺14を一辺とし、その上辺14
と内側フラツプ9の端部とに囲まれた長方形D、
及び該長方形Dの両外側に長方形Dの短辺17を
二等辺の一辺とする直角二等辺三角形Eを形成
し、台形Aの上辺14で長方形Dを外側に折り返
し、同時に直角二等辺三角形Eを長方形Dの裏面
に接合し、次に長方形Dの裏面に台形Kの先端部
を合わせ、さらに両外側フラツプ10を重ね合わ
せて、一体に接合したものである。 (作用) 容器の展開図面は、長辺パネル1,3および短
辺パネル2,4を縦折れ線5より外折りし、また
中央の貼り合せ部分6を貼り合せて、水平断面が
長方形の四角筒体に形成し、内側フラツプ9,9
および外側フラツプ10,10を、それぞれ折り
込む。 まず先に折り込まれる一方の内側フラツプ9
は、長方形Dを台形Aの上辺14で外側に折り返
し、直角二等辺三角形Eを縦折れ線17と傾斜折
れ線16からそれぞれ外折りしと内折りするとと
もに長方形Dの裏面に接合するから、長方形D、
直角二等辺三角形Eおよび四角形Mの各端部、す
なわち内側フラツプ9の端部は容器内部に直接臨
むことがない。 次に折り込まれる他方の内側フラツプ9は、台
形Kの先端部を傾斜折れ線12より内折りして長
方形Dの裏面に重ね合せるが、一方の内側フラツ
プ9に含まれる台形Aの高さhが短辺パネル2の
縁部18の2分の1であるのに対して、他方の内
側フラツプ9に含まれる台形Kの高さHが短辺パ
ネル2の縁部18の2分の1より長いから、貼り
合せ部分6を含めた端部を容器内部に直接臨むこ
とがない。 内側フラツプ9,9に重ね合わせた両外側フラ
ツプ10は端部が容器内部に直接臨むことはない
から、結局、内側、外側フラツプ9,10の端部
が容器内部に露呈することはない。 一方の内側フラツプ9は、長方形Dを台形Aの
上辺14で外側に折り返し、同時に直角二等辺三
角形Eを長方形Dの裏面に接合してあるから、長
方形Dの両外側の直角二等辺三角形Eは、折り返
された長方形Dと四角形Mとの間に折り込まれ
る。そして一方の内側フラツプ9と他方の内側フ
ラツプ9との重ね合いは、他方の内側フラツプ9
の台形Kの先端部を一方の内側フラツプ9の長方
形Dの裏面に進入する状態で行なわれるが、長方
形Dに連続する台形Aと、台形Kの両底角が共に
45度であり、また2つの直角二等辺三角形Eがそ
れぞれ長方形Dと四角形Fとの間に折り込まれる
ところから、台形Kの先端部の長方形Dの裏面へ
の進入がスムーズに行われる。 長方形Dと四角形Mとの間に折り込まれた直角
二等辺三角形Eを長方形Dの裏面に接合し、台形
Kの先端部を長方形Dの裏面に重ね合わるから、
内外フラツプ9,10の集中する部分(中心的部
分)での重なり合いの層の数が減少させることが
できる。 成型後の中心部分での重なり合いをみると、直
角二等辺三角形Eは、台形A、長方形D、四角形
M、外側フラツプ10とのみ重なり合い、部分的
を重なり合いの層数は最大で5である。 最大の重なり層数(5層)の場合、その厚みが
それほど大きくないのに加えて、この5層部分が
かなりスペースをもつ面状に存在しているから、
折り込まれた冠部又は底部は平坦性を容易に維持
しうる。
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付の図面にもとづい
て説明する。 第1図は、本考案の1実施例を示す容器の展開
図であり、たとえば、熱可塑性合成樹脂で表面コ
ート処理した板紙からなり、貼り合わ部分6を持
つ一対の長辺パネル1と長辺パネル3、短辺パネ
ル2及び4が縦折れ線5で区画してある。また長
辺パネル1,3、短辺パネル2,4及び貼り合わ
部分6からなる箱形の胴部形成部分に対し、折り
込みにより冠部または底部を形成するフラツプが
上下位置に配置してある。 一方の長辺パネル1は中央で二分した半裁パネ
ル1a,1bからなり、半裁パネル1a,1bの
端縁に貼り合せ部分6を有する。また一方の長辺
パネル1は延部に内側フラツプ9を有し、この内
側フラツプ9には、長辺パネルの縁部11と、そ
の縁部11の端部より内側フラツプ9の縁部に向
かう傾斜折れ線12により、長辺パネルの縁部1
1を底辺とし、貼り合せ部分6の幅を上辺とした
高さHの台形Kが形成してある。この台形Kは両
底角を45度とし、高さHが短辺パネル2の縁部1
8の2分の1より長く設定してある。 また他方の長辺パネル3は延部に内側フラツプ
9を有し、この内側フラツプ9には、長辺パネル
の縁部13を底辺とし、また長辺パネル縁部13
に平行な横折れ線を上辺14とし、長辺パネルの
縁部13の両端から上辺14に向かう傾斜折れ線
15により、両底角を45度とし高さhが短辺パネ
ル2の縁部18の2分の1である台形Aが形成し
てある。 台形Aの上辺14の外側に台形Aの上辺14を
一辺として台形Aの上辺14と内側フラツプ9の
端部に囲まれた長方形Dが形成してある。すなわ
ち長方形Dは、台形Aの上辺14と内側フラツプ
9の端部を対向する一対の長辺とし、両者の端部
をそれぞれ結ぶ縦折れ線を短辺17とする長方形
Dが形成してある。 長方形Dの短辺の両外側に短辺17を二等辺の
一辺とする直角二等辺三角形Eが形成してある。
すなわち、長方形Dの短辺17と、内側フラツプ
9の縁部と、上辺14の両端より内側フラツプ9
の縁部に向かう傾斜折れ線16とにより、傾斜折
れ線16に対向する直角を有し、長方形Dの短辺
17を二等辺の一辺とした直角二等辺三角形Eが
形成してある。 なお台形Aおよび直角二等辺三角形Eの両外側
には傾斜折れ線15,16と縦折れ線5により四
角形Mが形成してある。 そして内側フラツプ9,9と外側フラツプ1
0,10を長辺パネルの縁部11,13と短辺パ
ネルの縁部18よりそれぞれ外折りして互いに内
側に折り込む。 すなわち、まず一方の内側フラツプ9を内側に
向けるとともに、内側フラツプ9の長方形Dを台
形Aの上辺14で内折りすることにより外側に折
り返し、それと同時に直角二等辺三角形Eを縦折
れ線17より外折れするとともに傾斜折れ線16
より内折りして長方形Dと四角形Mとの間に折り
込み、このようにして折り込まれた直角二等辺三
角形Eを長方形Dの裏面に接合する。 また他方の内側のフラツプ9は内側に向けると
ともに、他方の内側フラツプ9の台形Kの先端部
を、一方の内側フラツプ9の長方形Dの裏面に重
ね合わせる。 そして両外側フラツプ10,10を前記内側フ
ラツプ9,9に折り込み、内側フラツプ9,9に
重ね合わせて一体に接合するものである。 この一体に接合により内側フラツプ9,9と外
側フラツプ10,10からなる容器の底部を閉鎖
して平坦面を有する容器の底部を形成する。 なお接合の手段としてはヒートシール、糊付け
のなどの他、種々の周知の固着手段を適用でき、
また容器の構成する前記板紙はこの他に種々の素
材、構造のものを使用できる。 また図示の実施例では、容器冠部が切妻型に形
成される周知の封鎖構造となつているが、容器冠
部を前記底部と同じ構造とすることもできる。 そして第4図及び第5図に示すように、内側フ
ラツプ9の貼り合せ部分6の高さHを規制するこ
とがを条件に、区分Jを種々の形状に構成するこ
とができる。 (考案の効果) 本考案の容器においては、折り込みフラツプの
形状と折り込み手段の構成により、折り込みフラ
ツプの端部が容器内面に露呈することなく、内容
物が冠部又は底部より浸透、漏洩しないとともに
密封性に優れるという効果がある。 また冠部または底部におけるフラツプの重ね枚
数を少なくすることができるから、成型が容易で
あり、折り込まれた冠部又は底部の平坦性を確保
して容器配置の安定性に優れる。 したがつて、容器内部からの内容物の外出はも
ちろん、液体や固形物など内容物が外気の湿気な
どの影響を受けることもなく、内容物を密封しか
つ安定した状態で保存、保管するのに特に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す展開図、第2
図は本考案の折り込み形成時の要部を反転して示
す斜視図、第3図は本考案の要部形成状態を一部
破断して示す側面図、第4図及び第5図は本考案
容器のそれぞれ他の実施例を示す要部の展開図で
ある。 1a,1b……半裁パネル、3……長辺パネ
ル、2,4……短辺パネル、9……内側フラツ
プ、10……外側フラツプ、A……台形、D……
長方形、E……直角二等辺三角形、K……台形。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央に貼り合せ部分6を持つ一対の長辺パネル
    1、長辺パネル3,短辺パネル2及び4とで囲つ
    た、水平断面が長方形であり、冠部又は底部が折
    り込みフラツプの重ね合わせにより構成された容
    器において、長辺パネル1の延部の内側フラツプ
    9に、長辺パネル1の縁部11を底辺とし貼り合
    せ部分6の幅を上辺とした、両底角が45度で、高
    さHが短辺パネル2の縁部18の2分の1より長
    い台形Kを形成し、長辺パネル3の延部の内側フ
    ラツプ9に、長辺パネル3の縁部13を底辺と
    し、両底角が45度で、高さhが短辺パネル2の縁
    部18の2分の1である台形Aを形成すると共
    に、台形Aの上辺14を一辺としその上辺14と
    内側フラツプ9の端部とに囲まれた長方形D、及
    び該長方形Dの両外側に長方形Dの短辺17を二
    等辺の一辺とする直角二等辺三角形Eを形成し、
    台形Aの上辺14で長方形Dを外側に折り返し、
    同時に直角二等辺三角形Eを長方形Dの裏面に接
    合し、次ぎに長方形Dの裏面に台形Kの先端部を
    合わせ、さらに両外側フラツプ10を重ね合わせ
    て、一体に接合したことを特徴とする容器。
JP1989053163U 1989-05-09 1989-05-09 Expired - Lifetime JPH0542015Y2 (ja)

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JP1989053163U JPH0542015Y2 (ja) 1989-05-09 1989-05-09

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Publication Number Publication Date
JPH02144518U JPH02144518U (ja) 1990-12-07
JPH0542015Y2 true JPH0542015Y2 (ja) 1993-10-22

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ID=31574115

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