JPH0537289Y2 - - Google Patents

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JPH0537289Y2
JPH0537289Y2 JP1982144107U JP14410782U JPH0537289Y2 JP H0537289 Y2 JPH0537289 Y2 JP H0537289Y2 JP 1982144107 U JP1982144107 U JP 1982144107U JP 14410782 U JP14410782 U JP 14410782U JP H0537289 Y2 JPH0537289 Y2 JP H0537289Y2
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JP
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voltage
output
power supply
circuit
stage transistor
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JP1982144107U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、直流安定化電源回路に関し、特に、
起動状態の時に出力段トランジスタが飽和して過
大電流が流れるのを防止するのに好適な直流安定
化電源回路に関する。 (ロ) 従来の技術及びその問題点 一般に、直流安定化電源回路は、それ自体を起
動する起動回路と、基準電圧を発生する基準電圧
回路と、基準電圧と出力端子の電圧に比例した電
圧とを比較する比較手段と、比較手段の出力電圧
を増幅して出力する出力段トランジスタと、を備
えて成り、比較手段及び出力段トランジスタは負
帰還ループを形成している。そして、起動回路が
動作すると、基準電圧及び出力端子の電圧に比例
した電圧が等しくなる様に、比較手段及び出力段
トランジスタが負帰還動作し、これより出力端子
から予め定められた定電圧が出力されることにな
る。 しかしながら、起動回路が動作すると、基準電
圧及び出力端子の電圧に比例した電圧が一早く等
しくなる様に負帰還が働く為、出力段トランジス
タが飽和してしまい、この結果、起動回路が動作
している際の消費電流が極めて大となつてしまう
問題点があつた。 (ハ) 考案の目的 本考案は、起動回路が動作している時、出力段
トランジスタが飽和して過大電流が流れるのを防
止し、出力段トランジスタの飽和電圧特性を改善
することのできる直流安定化電源回路を提供する
ことを目的とする。 (ニ) 実施例 本考案の詳細を図面に従つて具体的に説明す
る。 第1図は本考案の直流安定化電源回路を示す図
である。 第1図において、1は直流電源端子であり、電
源スイツチ(図示せず)の閉成に伴つて安定化さ
れていない電源電圧V1が印加される。25は出
力電源端子であり、後述する第1図回路の動作に
よつて安定化された定電圧V0が出力される。
6は抵抗17,18から成る分圧回路であり、抵
抗17,18は出力電源端子25及びアース端子
26の間に直列接続され、出力電源端子26に生
じる電圧を分圧するものである。 は比較手段であり、差動接続されたトランジ
スタ5,6、該トランジスタ5,6の共通エミツ
タに接続されたエミツタ抵抗9、電流ミラー接続
されたトランジスタ7,8、及び、発振防止用コ
ンデンサ10より構成される。そして、トランジ
スタ5のベースには後述する基準電圧回路から発
生する第1基準電圧が印加され、トランジスタ6
のベースには抵抗17,18の接続点に生じる分
圧値即ち出力電源端子25に生じる電圧の大小に
比例した電圧が印加され、両入力電圧が比較され
ることになる。 11はベースがトランジスタ7のコレクタと接
続されたバツフア段トランジスタであり、比較手
の出力電圧に応じて動作する。13はトラン
ジスタ14,15から成る出力段トランジスタで
あり、トランジスタ14,15はダーリントン接
続され、トランジスタ14のベースはバツフア段
トランジスタ11のエミツタと接続され、トラン
ジスタ15のコレクタは出力電源端子25と接続
されている。12は定電流トランジスタであり、
該定電流トランジスタ12のベースには後述する
基準電圧回路から発生する第2基準電圧が印加さ
れ、バツフア段トランジスタ11のエミツタ電流
及びトランジスタ14のベース電流が一定となる
様に動作する。 は起動回路である。そして、電源電圧V1
入力端子19を介して起動回路に印加される
と、起動回路は動作を開始し、トランジスタ1
4のベース電圧即ちA点電圧を出力端子20を介
して下降させ、トランジスタ14,15を動作さ
せることによつて、出力電源端子25に生じる電
圧即ちB点電圧を上昇させる。その後、所定電圧
まで上昇したB点電圧が入力端子21を介して起
動回路に印加されると、起動回路は動作を終
了して停止する。 は前述した基準電圧回路であり、バンドギヤ
ツプ回路等から構成される。そして、所定電圧ま
で上昇したB点電圧が入力端子22を介して基準
電圧回路に印加されると、基準電圧回路は、
出力端子23から比較手段が比較動作を行うた
めの第1基準電圧(例えば1.2ボルト)を発生し、
また、出力端子24から定電流トランジスタ12
のコレクタ電流を一定とするための第2基準電圧
(例えば0.7ボルト)を発生する。27はカソード
がバツフア段トランジスタ11のベースと接続さ
れ、アノードが出力電源端子25と接続された飽
和防止ダイオードであり、起動回路が動作して
いる時にトランジスタ14,15が飽和して過大
電流が流れるのを防止するものである。 以下、第1図の動作を説明する。 まず、直流電源端子1に安定化されていない電
源電圧V1が印加されると、起動回路が動作を
開始する。すると、トランジスタ14のベース電
圧が下降してトランジスタ14,15が動作し、
出力電源端子25に生じるB点電圧は上昇し始め
る。同時に、B点電圧は入力端子22を介して基
準電圧回路に印加され、基準電圧回路の出力
端子23から第1基準電圧が出力される。ここ
で、分圧回路16、比較手段、バツフア段トラ
ンジスタ11、及び、トランジスタ14,15は
負帰還ループを形成しており、B点電圧と分圧回
16で分圧した電圧が第1基準電圧と等しくな
る様に動作する。つまり、分圧回路16の分圧値
が第1基準電圧より小の時、電流ミラー回路を構
成するトランジスタ7,8のコレクタ電流が小と
なる為、バツフア段トランジスタ11のベース電
圧が下降し、これに伴つてトランジスタ14のベ
ース電圧が下降し、これよりトランジスタ14,
15は飽和状態でB点電圧を上昇させようとす
る。しかしながら、出力電源端子25及びバツフ
ア段トランジスタ11のベースの間には飽和防止
ダイオード27が介挿されている為、バツフア段
トランジスタ11のベース電圧はB点電圧から飽
和防止タイオード27の順方向電圧を減算した電
圧まで上昇し、且つ、A点電圧はB点電圧から飽
和防止ダイオード27の順方向電圧及びバツフア
段トランジスタ11のベース・エミツタ間電圧を
減算した電圧以下には下降しなくなり、これより
トランジスタ14,15は飽和することなくB点
電圧を徐々に上昇させることになる。 尚、起動時におけるトランジスタ14,15の
出力電流は、バツフア段トランジスタ11の出力
電流及び飽和防止ダイオード27を流れる電流と
比べて大きい。即ち、起動時において、トランジ
スタ14,15のベースエミツタ間電圧は、バツ
フア段トランジスタ11のベースエミツタ間電圧
及び飽和防止ダイオード27のアノードカソード
間電圧に比べて大きくなつている。従つて、起動
回路の動作に伴い、トランジスタ14,15が
飽和状態でB点電圧が電源電圧Viとほぼ等しく
なるまで上昇した時、B点電圧はA点電圧に比べ
て大きくなり、即ち、飽和防止ダイオード27は
導通し、トランジスタ14,15に過大電流が流
れない様に確実に動作する。勿論、起動が終了す
れば、飽和防止ダイオード27はオフのままであ
る。 そして、B点電圧が所定電圧まで上昇すると、
該所定電圧が入力端子21を介して起動回路
印加され、起動回路は動作を終了して停止す
る。同時に、基準電圧回路の出力端子24から
第2基準電圧が出力され、定電流トランジスタ1
2はバツフア段トランジスタ11のエミツタ電流
及びトランジスタ14のベース電流を一定とする
様に動作することになる。その後、上記した負帰
還ループが継続して動作し、出力電源端子25か
ら予め定められた定電圧V0が出力されることに
なる。 第2図は、起動回路が動作している時の電源
電圧V1及びトランジスタ15のコレクタ電流Icc
の関係を示す特性図である。特に、第2図は、出
力電源端子25から3ボルトの定電圧V0を出力
する際の一実施例であり、曲線Pは飽和防止ダイ
オード27を設けていない従来回路の特性図、曲
線Qは飽和防止ダイオード27を設けた本考案回
路の特性図である。 第2図から明らかな様に、起動回路が動作し
ている時、トランジスタ15のコレクタ電流ICC
を従来回路に比べて大幅に減少でき、電流消費量
を大幅に削減できることになる。つまり、飽和防
止ダイオード27を設けることによつて、トラン
ジスタ14のベース電圧がB点電位から飽和防止
ダイオード27の順方向電圧及びバツフア段トラ
ンジスタ11のベース・エミツタ間電圧を減算し
た電圧以下に下降しないように制限されている
為、起動回路の動作中に、トランジスタ14,
15が飽和して過大電流が流れるのを防止でき、
更に、トランジスタ15から寄生電流が発生する
のも防止できることになる。従つて、トランジス
タ14,15の飽和電圧特性を改善できることに
なる。 (ホ) 考案の効果 本考案によれば、直流安定化電源回路を起動す
る時、出力段トランジスタが飽和して過大電流が
流れるのを防止でき、出力段トランジスタの飽和
電圧特性を改善できる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の直流安定化電源回路を示す
図、第2図は第1図の出力段トランジスタの特性
を示す特性図である。 1……直流電源端子、……起動回路、……
基準電圧回路、……比較手段、11……バツフ
ア段トランジスタ、12……定電流トランジス
タ、13……出力段トランジスタ、16……分圧
回路、25……出力電源端子、27……飽和防止
ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源電圧が印加される直流電源端子と、定電圧
    が出力される出力電源端子と、前記出力電源端子
    に生じた電圧が印加される分圧回路と、一方の入
    力に第1基準電圧が印加され、他方の入力に前記
    分圧回路の出力電圧が印加される比較手段と、入
    力に前記比較手段の出力電圧が印加されるバツフ
    ア段トランジスタと、入力に前記バツフア段トラ
    ンジスタの出力電圧が印加され、出力から前記出
    力電源端子に生じる電圧を出力する出力段トラン
    ジスタと、入力に前記バツフア段トランジスタの
    出力電流及び前記出力段トランジスタの入力電流
    の和を一定とするための第2基準電圧が印加され
    る定電流トランジスタと、前記電源電圧が投入さ
    れて前記出力段トランジスタの入力を制御する起
    動回路と、前記出力電源端子に生じる電圧が印加
    され、前記第1基準電圧及び前記第2基準電圧を
    発生する基準電圧回路と、を備えた直流安定化電
    源回路において、前記出力電源端子及び前記バツ
    フア段トランジスタの入力の間に、前記起動回路
    が動作している時に前記出力段トランジスタが飽
    和して過大電流が流れるのを防止する飽和防止ダ
    イオードを接続したことを特徴とする直流安定化
    電源回路。
JP14410782U 1982-09-22 1982-09-22 直流安定化電源回路 Granted JPS5949216U (ja)

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JPS5949216U JPS5949216U (ja) 1984-04-02
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JPS4934411A (ja) * 1972-08-03 1974-03-29

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