JP2002331800A - オーナメント及びエンブレムの製造方法 - Google Patents

オーナメント及びエンブレムの製造方法

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JP2002331800A JP2001138230A JP2001138230A JP2002331800A JP 2002331800 A JP2002331800 A JP 2002331800A JP 2001138230 A JP2001138230 A JP 2001138230A JP 2001138230 A JP2001138230 A JP 2001138230A JP 2002331800 A JP2002331800 A JP 2002331800A
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Akiharu Tanaka
昭春 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 模様部の端末部にダレのない、シャープな形
態からなる軟質プラスチック製のオーナメントを形成す
る。 【解決手段】 一連の文字列あるいは所定の形態からな
る模様が周りの生地の部分に対して浮出た状態に形成さ
れる軟質プラスチック製基盤を成形する基盤成形工程
と、軟質プラスチック製基盤の表面側または裏面側のい
ずれか一方側に、メッキ手段あるいはスパッタリング手
段にて所定の金属層を形成させる金属層形成工程と、上
記金属層の設けられた軟質プラスチック製基盤の裏面側
に、所定の接着手段からなる接着剤層を設けるととも
に、このような接着剤層の表側に所定の離型紙を設ける
離型紙取付工程と、上記基盤の模様部周りを、所定の打
抜き手段にて、上記離型紙上に模様部を取り残した状態
で打抜き切断する模様部打抜き工程と、からなるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟質プラスチック
材を基礎に、その表面側あるいは裏面側に金属メッキ処
理等の施されたプラスチック製オーナメント及びエンブ
レムの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、軟質プラスチック材を基礎(基
盤)としたオーナメントあるいはエンブレムは、図6に
示す如く、3mm〜5mm程度の厚さを有するアクリル
樹脂(PMMA)製平板材10の表面側にメッキ手段等
にて所定の金属層20を形成させ、このようなプラスチ
ック製平板材10の裏面側に接着剤層30を設けるとと
もに、この接着剤層30の下側に離型紙50を設け、こ
のような積層状シート材を、上記金属層20側から所定
の模様パターンを有する打抜き型等からなる打抜き手段
を用いて、所定の文字列あるいは所定の形態からなる模
様等を打抜き成形加工することによって形成(製造)さ
れるようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものにおいては、文字あるいは模様を所定の輪郭通りに
切り出そうとすると、基盤(基礎)10が平板状の軟質
プラスチック材からなるものであるため、その端末部1
10のところが、図6に示す如く、ダレてしまい、シャ
ープな端末形状あるいは輪郭を形成させるのが難かしい
と言う問題点を有する。このような問題点を解決するた
めに、文字あるいは模様の輪郭を成す、その周辺部のと
ころを薄肉状にして文字あるいは模様の輪郭を周りから
浮出させた状態に形成し、この浮出させた模様の周辺部
の薄肉部との際のところを所定の打抜き手段を用いて打
抜き加工することによって、模様輪郭部の端末部のとこ
ろが垂直状に形成された、ダレのない状態の軟質プラス
チック製オーナメントを形成することのできるようにし
た、その製造方法を提供しようとするのが、本発明の目
的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、三次元
曲面からなる曲面部に接着手段にて取付けられるオーナ
メントあるいはエンブレムの製造方法に関して、透明性
を有する軟質プラスチック材を基礎に、一連の文字列あ
るいは所定の形態からなる模様が周りの生地の部分に対
して浮出た状態に形成される軟質プラスチック製基盤を
成形する基盤成形工程と、このような透明体からなる軟
質プラスチック製基盤の表面側または裏面側のいずれか
一方側に、メッキ手段あるいはスパッタリング手段にて
所定の金属層を形成させる金属層形成工程と、上記金属
層の設けられた軟質プラスチック製基盤の裏面側に、所
定の接着手段からなる接着剤層を設けるとともに、この
ような接着剤層の表側に所定の離型紙を設ける離型紙取
付工程と、このように形成された上記基盤の上記模様部
周りを、所定の打抜き手段にて、上記離型紙上に上記模
様部を取り残した状態で打抜き切断する模様部打抜き工
程と、からなるようにした。
【0005】このような工程を採ることにより、本発明
においては、文字あるいは模様の輪郭端末部にダレのな
い、シャープに形成された文字列あるいは模様輪郭を有
するオーナメントあるいはエンブレムを効率良く形成
(製造)することができるようになる。すなわち、模様
輪郭がシャープな形態からなる軟質プラスチック製オー
ナメントあるいはエンブレムについての、その生産性の
向上を図ることができるようになる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものの特徴とするところは、金属層の形成を所
定の転写フィルム等を用いた転写・モールディング手段
にて行なわせるようにしたことである。すなわち、本発
明においては、三次元曲面からなる曲面部に接着手段に
て取付けられるオーナメントあるいはエンブレムの製造
方法に関して、所定の離型紙上に所定の金属箔からなる
転写箔の設けられた転写フィルムあるいは転写シート
を、所定の文字列あるいは所定の形態からなる模様部を
成形するための模様パターンを、その内面側に有する金
型内に設置する転写フィルム設置工程と、このような転
写フィルムまたは転写シートの設置された金型のキャビ
ティ内へ所定の軟質プラスチック材からなるものであっ
て透明性を有する素材を注入して、所定の模様形態を有
するとともに上記転写箔の転写された状態の軟質プラス
チック製成形体を形成する転写・モールディング工程
と、上記転写箔の設けられた軟質プラスチック製成形体
の裏面側に、所定の接着手段からなる接着剤層を設ける
とともに、このような接着剤層の表側に所定の離型紙を
設ける離型紙取付工程と、このように形成された上記プ
ラスチック製成形体の上記模様部周りを、所定の打抜き
手段にて、上記離型紙上に上記模様部を取り残した状態
で打抜き切断する模様部打抜き工程と、からなるように
した。
【0007】このような工程を採ることにより、本発明
のものにおいても、上記請求項1記載のものと同様、模
様部輪郭の端末部のところにダレのない、シャープな形
態からなる模様部を有するオーナメント等を効率良く製
造することができるようになる。これに加えて、本発明
のものにおいては、金属層の形成を所定の転写フィルム
あるいは転写シートを用いた転写手段にて行なわせるよ
うにしたので、金属層の形成と模様部の形成とを同時に
行なわせることができるようになり、オーナメントある
いはエンブレムの生産性の向上を図ることができるよう
になる。
【0008】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項2記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項2記載のオーナメント及びエンブレムの製造方法に関
して、上記転写フィルムまたは転写シートを、上記模様
パターンを有しない方の金型の内面側に接するように、
かつ、上記転写箔がキャビティ側に来るように設置する
とともに、このような転写フィルムあるいは転写シート
の設置されたキャビティ内へ透明性を有する軟質プラス
チック材を注入するようにした工程を採ることとした。
このような工程を採ることにより、本発明のものにおい
ては、上記キャビティ内への所定の軟質プラスチック材
の注入によって、一方の面側には所定の模様部を有する
とともに、その反対側の面側には上記転写フィルムまた
は転写シートから剥ぎ取られた転写箔にて形成される金
属層が同時に形成されるようになり、金属層による光沢
を有する模様部からなるオーナメント等が効率良く形成
(製造)されるようになる。
【0009】次に、請求項4記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項2または
請求項3記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項2または請求項3記載のオーナメント
及びエンブレムの製造方法に関して、上記転写フィルム
または転写シートに設けられる転写箔をクロム金属箔か
らなるようにした。このような転写箔を用いることによ
って、裏面側にクロム金属特有の光沢を有するオーナメ
ントあるいはエンブレムが転写法に基づく加飾手段にて
効率良く形成されることとなる。すなわち、金属光沢を
有するものであって軟質プラスチック製のオーナメント
及びエンブレムの生産性の向上が図られることとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図5を基に説明する。そのうちの第一の実施形
態に関するものは、図1に示す如く、三次元曲面からな
る曲面部への取付けが可能なように、透明性を有する軟
質プラスチック材を基礎に形成されるものであって、一
連の文字列あるいは所定の形態からなる模様が周りの生
地の部分に対して浮出た状態に形成される軟質プラスチ
ック製基盤1を成形する基盤成形工程(A)と、このよ
うな透明体からなる軟質プラスチック製基盤1の表面側
または裏面側のいずれか一方側に、メッキ手段あるいは
スパッタリング手段にて所定の金属層2を形成させる金
属層形成工程(B)と、上記金属層2の設けられた軟質
プラスチック製基盤1の裏面側に、所定の接着手段から
なる接着剤層3を設けるとともに、このような接着剤層
3の表側に所定の離型紙4を設ける離型紙取付工程
(C)と、このように形成された上記基盤1の上記模様
部周りの薄肉部15のところを、所定の打抜き手段5に
て、上記離型紙4上に上記模様部11を取り残した状態
で打抜き切断する模様部打抜き工程(D)と、からなる
ことを基本とするものである。
【0011】このような工程からなるものにおいて、上
記基盤成形工程(A)にて形成される基盤1は、所定の
軟質プラスチック材を基礎にインジェクション成形手段
等にて形成されるものである。具体的には、上記基盤1
は、図1の(A)に示す如く、所定の金型8内へ、アク
リル系樹脂(PMMA)、あるいはポリエチレン樹脂
(PE)とポリアミド樹脂(PA)とにて形成されるア
イオノマー樹脂、またはTPX樹脂等からなる軟質プラ
スチック材が注入(インジェクション)されることによ
って形成されるものである。そして、その表面側には、
図3に示すような所定の文字列あるいは所定の形態から
なる模様部11が周りから浮出るように一体的に形成さ
れるようになっているものである。すなわち、この基盤
1は、例えば、図3に示す如く、各文字部11の周辺部
には所定の溝幅を有する薄肉部15が形成され、かつ、
各文字部11のその周辺端末部のところは比較的垂直状
に成形されるようになっているものである(図5参
照)。
【0012】次に、このような文字列あるいは模様等か
らなる模様部11を有する基盤1の、その表面側あるい
は裏面側のいずれか一方側には、図1の(B)工程にお
いて、メッキ手段あるいはスパッタリング手段等にて所
定の金属層2が形成されることとなる。なお、この金属
層2の形成にあたって、当該金属層2を基盤1の裏面側
に設ける場合には、当該基盤1を形成するプラスチック
材は透明体からなるものであることが必要とされる。そ
して、このように金属層2の設けられた基盤1の模様部
11を有する側とは反対の側のところには、図1の
(C)工程において、両面接着テープまたは所定の接着
剤等からなる接着剤層3が設けられるとともに、この接
着剤層3の表側(下側)には、当該接着剤層3を保持す
るための離型紙4が設けられる。この離型紙4は、本オ
ーナメント類が製品として流通過程に置かれる際の基礎
を成すようになっているものである。そして、このよう
な製品がオーナメントとして三次元曲面部に取付けられ
る際には、上記離型紙4が取外されて、その内側に存在
する接着剤層3にて相手方の三次元曲面部に接着される
こととなる。
【0013】次に、このような離型紙4上に接着剤層3
を介して基盤1及び金属層2の設けられた部材を、図1
の(D)工程において、所定の打抜き手段(打抜き刃
物)5を用いて、上記模様部11を上記離型紙4上に残
した状態で打抜き加工をする。具体的には、図1の
(D)に示す如く、所定の刃部55を有する打抜き刃物
をもって、その刃部55が上記基盤1の薄肉部15のと
ころであって模様部11の端末部の際のところを目がけ
て打ちおろされる。これによって、図4または図5に示
す如く、基盤1に形成された模様部11の端末部または
その表面側に設けられた金属層2のところが、ほぼ垂直
壁を有するように打抜き成形されることとなる。すなわ
ち、このような模様部11を有する製品が三次元曲面に
取付けられると、文字部あるいは模様部11の端末部に
ダレのないシャープな形態からなるオーナメントが形成
されることとなる。
【0014】そして、このように打抜き成形された部材
の、その表面側には、図1の(E)工程に示す如く、本
オーナメントの表面部を保護するための保護膜9が設け
られる。この保護膜9はフィルム状あるいはシート状か
らなるのものであって、上記模様部11を三次元曲面上
に、上記接着剤層3を介して取付ける際の位置決め作用
を成すようになっているものである。
【0015】次に、本実施の形態に関するものの、その
第二の実施形態について、図2を基に説明する。このも
のの特徴とするところは、金属層2の形成を転写手段に
て行なわせるようにしたことである。すなわち、図2の
(A’)工程において、所定の離型紙上に所定の金属箔
からなる転写箔21の設けられた転写フィルム29ある
いは転写シートを、所定の文字列あるいは所定の形態か
らなる模様パターン81を、その内面側に有する金型8
内に設置する。なお、本実施の形態においては、上記転
写箔21を形成する金属箔としてはクロム(Cr)金属
箔が用いられる。また、上記転写フィルム29または転
写シートは、上記模様パターン81を有しない方の金型
の内面側に接するように、かつ、上記転写箔21がキャ
ビティ側に来るように設置される。このように、所定の
転写フィルム29あるいは転写シートの設置された状態
において、各金型8を型締めする。
【0016】次に、図2の(B’)工程において、この
ように型締めの成された金型8のキャビティ内へ、上記
第一の実施形態のところで述べたのと同じ内容のもので
あるアクリル系樹脂(PMMA)を初めとした軟質プラ
スチック材であって透明性を有するものを注入する。こ
のような工程を採ることにより、本実施の形態のものに
おいては、上記キャビティ内への所定の軟質プラスチッ
ク材の注入によって、一方の面側には所定の模様部11
を有するとともに、その反対側の面側には上記転写フィ
ルム29または転写シートから剥ぎ取られた転写箔21
にて形成される金属層2が同時に形成されるようにな
り、金属層2による光沢を有する模様部11からなるオ
ーナメント等が効率良く形成(製造)されることとな
る。そして、このようにして形成された模様部11を有
するものであって金属光沢を有するものが、次の(C)
工程以下において、上記第一の実施形態のものと同様の
処置が施される。すなわち、まず、金属層2の下側に接
着剤層3を介して所定の離型紙4が設けられる。そして
更に、次の(D)工程において、所定の打抜き手段(打
抜き刃物)5を用いて、上記模様部11を上記離型紙4
上に残した状態で打抜き加工が施される。これによっ
て、図5に示す如く、模様部11の端末部のところが、
ほぼ垂直壁を有するように打抜き成形されることとな
る。従って、このような模様部11を有する製品が三次
元曲面に取付けられると、文字部あるいは模様部11の
端末部にダレのないシャープな形態からなるオーナメン
トが形成されることとなる。そして、このように打抜き
成形された部材の、その表面側には、(E)工程に示す
如く、本オーナメントの表面部を保護するための保護膜
9が設けられる。この保護膜9はフィルム状あるいはシ
ート状のものであって、上記模様部11を三次元曲面上
に、上記接着剤層3を介して取付ける際の位置め作用を
成すようになっているものである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、三次元曲面からなる曲
面部に接着手段にて取付けられるオーナメントあるいは
エンブレムの製造方法に関して、透明性を有する軟質プ
ラスチック材を基礎に、一連の文字列あるいは所定の形
態からなる模様が周りの生地の部分に対して浮出た状態
に形成される軟質プラスチック製基盤を成形する基盤成
形工程と、このような透明体からなる軟質プラスチック
製基盤の表面側または裏面側のいずれか一方側に、メッ
キ手段あるいはスパッタリング手段にて所定の金属層を
形成させる金属層形成工程と、上記金属層の設けられた
軟質プラスチック製基盤の裏面側に、所定の接着手段か
らなる接着剤層を設けるとともに、このような接着剤層
の表側に所定の離型紙を設ける離型紙取付工程と、この
ように形成された上記基盤の上記模様部周りを、所定の
打抜き手段にて、上記離型紙上に上記模様部を取り残し
た状態で打抜き切断する模様部打抜き工程と、からなる
ようにしたので、文字あるいは模様の輪郭端末部にダレ
のない、シャープに形成された文字列あるいは模様輪郭
を有するオーナメントあるいはエンブレムを効率良く形
成(製造)することができるようになった。すなわち、
模様輪郭がシャープな形態からなる軟質プラスチック製
オーナメントあるいはエンブレムについての、その生産
性の向上を図ることができるようになった。
【0018】また、オーナメントあるいはエンブレムの
製造方法に関して、所定の離型紙上に所定の金属箔から
なる転写箔の設けられた転写フィルムあるいは転写シー
トを、所定の文字列あるいは所定の形態からなる模様パ
ターンを、その内面側に有する金型内に設置する転写フ
ィルム設置工程と、このような転写フィルムまたは転写
シートの設置された金型のキャビティ内へ所定の軟質プ
ラスチック材からなるものであって透明性を有する素材
を注入して、所定の模様形態を有するとともに上記転写
箔の転写された状態の軟質プラスチック製成形体を形成
する転写・モールディング工程と、上記転写箔の設けら
れた軟質プラスチック製成形体の裏面側に、所定の接着
手段からなる接着剤層を設けるとともに、このような接
着剤層の表側に所定の離型紙を設ける離型紙取付工程
と、このように形成された上記プラスチック製成形体の
上記模様部周りを、所定の打抜き手段にて、上記離型紙
上に上記模様部を取り残した状態で打抜き切断する模様
部打抜き工程と、からなるようにしたものにおいては、
模様部輪郭の端末部のところにダレのない、シャープな
形態からなる模様部を有するオーナメント等を効率良く
製造することができるようになった。また、これに加え
て、本発明のものにおいては、金属層の形成を所定の転
写フィルムあるいは転写シートを用いた転写手段にて行
なわせるようにしたので、金属層の形成と模様部の形成
とを同時に行なわせることができるようになり、オーナ
メントあるいはエンブレムの生産性の向上を図ることが
できるようになった。
【0019】また、本発明においては、上記転写フィル
ムまたは転写シートを、上記模様パターンを有しない方
の金型の内面側に接するように、かつ、上記転写箔がキ
ャビティ側に来るように設置するとともに、このような
転写フィルムあるいは転写シートの設置されたキャビテ
ィ内へ透明性を有する軟質プラスチック材を注入するよ
うにした工程を採ることとしたので、上記キャビティ内
への所定の軟質プラスチック材の注入によって、一方の
面側には所定の模様部を有するとともに、その反対側の
面側には上記転写フィルムまたは転写シートから剥ぎ取
られた転写箔にて形成される金属層が同時に形成される
ようになり、金属層による光沢を有する模様部からなる
オーナメント等が効率良く形成(製造)されるようにな
った。
【0020】また、本発明においては、上記転写フィル
ムまたは転写シートに設けられる転写箔をクロム金属箔
からなるようにしたので、裏面側にクロム金属特有の光
沢を有するオーナメントあるいはエンブレムが転写法に
基づく加飾手段にて効率良く形成されるようになった。
すなわち、金属光沢を有するものであって軟質プラスチ
ック製のオーナメント及びエンブレムの生産性の向上が
図られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第一の実施形態についての製造
工程を示す工程説明図である。
【図2】本発明にかかる第二の実施形態についての製造
工程を示す工程説明図である。
【図3】本発明にかかる基盤の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明における第一の実施形態にて形成(製
造)された製品の全体構成を示す断面図である。
【図5】本発明における第二の実施形態にて形成(製
造)された製品の全体構成を示す断面図である。
【図6】従来の方法にて形成(製造)された製品の全体
構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基盤 11 模様部 15 薄肉部 2 金属層 21 転写箔 29 転写フィルム(転写シート) 3 接着剤層 4 離型紙 5 打抜き手段(打抜き刃物) 55 刃部 8 金型 81 模様パターン 9 保護膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明性を有する軟質プラスチック材を基
    礎に、一連の文字列あるいは所定の形態からなる模様が
    周りの生地の部分に対して浮出た状態に形成される軟質
    プラスチック製基盤を成形する基盤成形工程と、このよ
    うな透明体からなる軟質プラスチック製基盤の表面側ま
    たは裏面側のいずれか一方側に、メッキ手段あるいはス
    パッタリング手段にて所定の金属層を形成させる金属層
    形成工程と、上記金属層の設けられた軟質プラスチック
    製基盤の裏面側に、所定の接着手段からなる接着剤層を
    設けるとともに、このような接着剤層の表側に所定の離
    型紙を設ける離型紙取付工程と、このように形成された
    上記基盤の上記模様部周りを、所定の打抜き手段にて、
    上記離型紙上に上記模様部を取り残した状態で打抜き切
    断する模様部打抜き工程と、からなるようにしたことを
    特徴とするオーナメント及びエンブレムの製造方法。
  2. 【請求項2】 所定の離型紙上に所定の金属箔からなる
    転写箔の設けられた転写フィルムあるいは転写シート
    を、所定の文字列あるいは所定の形態からなる模様部を
    成形するための模様パターンを、その内面側に有する金
    型内に設置する転写フィルム設置工程と、このような転
    写フィルムまたは転写シートの設置された金型のキャビ
    ティ内へ所定の軟質プラスチック材からなるものであっ
    て透明性を有する素材を注入して、所定の模様形態を有
    するとともに上記転写箔の転写された状態の軟質プラス
    チック製成形体を形成する転写・モールディング工程
    と、上記転写箔の設けられた軟質プラスチック製成形体
    の裏面側に、所定の接着手段からなる接着剤層を設ける
    とともに、このような接着剤層の表側に所定の離型紙を
    設ける離型紙取付工程と、このように形成された上記プ
    ラスチック製成形体の上記模様部周りを、所定の打抜き
    手段にて、上記離型紙上に上記模様部を取り残した状態
    で打抜き切断する模様部打抜き工程と、からなるように
    したことを特徴とするオーナメント及びエンブレムの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオーナメント及びエンブ
    レムの製造方法において、上記転写フィルムまたは転写
    シートを、上記模様パターンを有しない方の金型の内面
    側に接するように、かつ、上記転写箔がキャビティ側に
    来るように設置するとともに、このような転写フィルム
    の設置されたキャビティ内へ透明性を有する軟質プラス
    チック材を注入するようにしたことを特徴とするオーナ
    メント及びエンブレムの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載のオーナメ
    ント及びエンブレムの製造方法において、上記転写フィ
    ルムまたは転写シートに設けられる転写箔を、クロム金
    属箔からなるようにしたことを特徴とするオーナメント
    及びエンブレムの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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