JPH05346430A - 抗原抗体反応検出用試薬及び酵素固定法 - Google Patents

抗原抗体反応検出用試薬及び酵素固定法

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JPH05346430A
JPH05346430A JP4125759A JP12575992A JPH05346430A JP H05346430 A JPH05346430 A JP H05346430A JP 4125759 A JP4125759 A JP 4125759A JP 12575992 A JP12575992 A JP 12575992A JP H05346430 A JPH05346430 A JP H05346430A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 外皮範囲に共有結合固定に好適な官能基を有
する核−外皮構造の、生物学的に作用を有する物質を固
定するために好適なラテックスを用いる抗原抗体反応検
出用試薬及び酵素の固定法。 【効果】 該ラテックスは酵素を水性媒体中、有利にほ
ぼ生理学的条件で反応させることができる。負荷したラ
テックスも再分散し、例えば凍結乾燥した粉末の形で、
場合により長期間貯蔵することができる。該ラテックス
はアシラーゼ、ペニシリナーゼ、グルコース−イソメラ
ーゼ、ペルオキシダーゼ等工業的に使用可能な酵素の担
体としても好適な形で使用することができる他、一般に
微生物の固定に好適であり、この際反応条件はプロテイ
ンの固定におけると同様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外皮範囲に共有結合固定
に好適な官能基を有する核−外皮構造の、生物学的に作
用を有する物質を固定するために好適なラテックスを用
いる抗原抗体反応検出用試薬及び酵素の固定法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生物学的に作用を有する物質の担体固定
化の問題は例えば生化学及び生物工学、医学、特に診断
医学等の技術分野において多くの観点下に考慮されてい
る。一般に固定すべき“生物学的に作用を有する物質”
とは生物学的システムとの相互作用に好適な化合物もし
くは機能単位、もしくはこの生物学的システム自体であ
る。この技術は、とりわけ触媒、殊に酵素の固定、更に
例えば親水性クトマトグラフィーに重要な基質固定に特
に重要である。次に、存在する技術上の問題を明らかに
するために、診断学的に評価することのできる“生物学
的に作用を有する物質”の固定に関してはより詳細にふ
れる。
【0003】この種の診断学的に評価することのできる
反応においては、有機体中に存在するか又は有機体から
生成される診断学的に把握すべき状態に兆候的な物質
と、これら“兆候的”な物質にできるかぎり特異的に応
答する物質との相互作用の把握が問題である。免疫反応
は非常に高い特異性を有する、免疫反応は知られている
ように抗原及び抗体間で行なわれる:両方の反応対の一
方は公知でなければならない、こうして他の一方を体液
中で定性的又は定量的に測定するか又は細胞及び組織中
に位置決定することができる。
【0004】抗原抗体反応の検出のために種々の分析法
がある。例えばラジオ免疫効力検定、酵素効力検定、免
疫蛍光、免疫拡散、特に免疫凝集反応がある。
【0005】免疫凝集反応は、その固化が免疫反応を視
覚的又は測光的に把握可能とする粒子状担体を指示薬と
して使用することにより、自体低い濃度の免疫学的に活
性の物質の検出を可能とする。使用した担体の種類によ
りバクテリア凝集、尿凝集、白血球凝集、ベントナイト
凝集及びラテックス凝集に類別する。ラテックス凝集に
比較的多大な注目が向けられた。提案されているラテッ
クスは種々のポリマータイプに属する。スチロールもし
くはスチロール含有コポリマー(カルボキシル化ポリス
チロール、カルボキシル化ポリスチロール−ブタジェン
−コポリマー、スチロール−ジビニルベンゾール、スチ
ロール−アクリルアミド、アクリルニトリル−ブタジェ
ン−スチロール、スチロール−メタクリレート)をベー
スとするラテックス又はアニオン系フェノール樹脂、ジ
アゾ化アミノセルロースをベースとするラテックスが微
粒子等の形で、しばしば使用される。
【0006】メタクリレートベース(アクリレートベー
ス)のラテックスも提案されている。米国特許第413
8383号明細書によれば−OH、−NH2又は−CO
OH基を含有するアクリレートモノマーから架橋剤の存
在下に均一の直径≦2000の微細球の懸濁液の形にポ
リマーを製造する。このラテックス微細球に、縮合剤Å
としてカルボジイミド又はグルタルアルデヒドの存在下
に免疫グロブリンG(IgG)を共有結合させる。ラテ
ックス構造の改変の試みも行なわれた。こうして、西ド
イツ国特許公開第2840768号公報中には、ラテッ
クスに水溶性ポリヒドロキシ化合物が共有結合している
ラテックスが担持体として提案されている。この公開公
報は0.01〜約0.9μmの範囲の粒径及び水の比重
に近い比重である。
【0007】ラテックス材料は免疫診断テストに関して
不活性であり、ポリヒドロキシ化合物との共有結合を可
能とする活性基を有すべきである。これらの条件が満た
される限り、任意のラテックス−ポリマーが好適であ
る。
【0008】ベルギー特許第874588号明細書には
外皮構造を有する直径0.15〜1.5μmのラテック
ス粒子が勧められている。この際、核は“硬質”モノマ
ーの重合又は共重合により形成され、外側被覆は1種以
上の“硬質”モノマーと遊離エポキシ基を有するエチレ
ン系不飽和化合物との共重合により製造される。例え
ば、ポリスチロールラテックスの存在下にスチロールと
グリシジルメタクリレートとのラジカル重合は記載され
ている。そのように形成されたラテックスは例えば人−
クロリオンゴナドトロピン(Human−Chlori
ongonadotropin)を担持することができ
る。しかし、従来免疫−診断学においてラテックス−構
想の技術上の実現はある一定程度を越えない。限定する
ファクターには、例えば生物学的に作用を有する物質の
(例えば、抗体の)結合が属する。従来、生物学的に作
用を有する物質はラテックスに主に吸着的に結合され
た。僅かにルーズに結合したバイオマクロ分子の拡散の
ためにほとんど必然的に問題が生じた。
【0009】すでに記載したように、いくつかの場合生
物学的に作用を有する物質の共有結合が利用される。こ
の際、一般にその導入が多数回の工程で行なわれなけれ
ばならない結合官能基が問題であり、多くの場合−CO
OH基又は−NH2基のポリマー類似導入並びに引き続
く(可溶性の)カルボジイミド又はグルタルジアルデヒ
ドを用いての蛋白質とのカップリングに関する。例とし
て西ドイツ国特許公開第2812845号公報による多
工程共有結合固定をあげることができる。西ドイツ国特
許公開第2833510号公報からは核−外皮構造が公
知であり、ここでは核はビニル−及び/又はジエンポリ
マーとカルボン酸−及び/又はスルホン酸基とから製造
されており、外皮はビニルポリマーと末端位でアミン置
換のチオフェノールエーテル基とから製造されている。
ラテックスの活性化は例えばジアゾ化により行なわれ
る。
【0010】多工程による共有結合固定のかわりに、永
久的反応性基、例えばオキシラン基を有するラテックス
を使用することも試みられた。しかし、これらは非常に
僅かな貯蔵安定性を示す。生物学的に作用を有するシス
テムを固定するために使用するラテックスの重大な欠点
としては、費用がかかり、かつ欠くことのできない精製
処理であろう。ラテックスへの蛋白質の共有固定の際
に、例えばすべての助剤(カルボジイミドカップリング
の場合には生じる尿素)及び特に結合しない蛋白質を長
い精製工程で、例えば超遠心分離により除去しなければ
ならない。この時間をとり、費用のかかる処理は高価
な、しかし生物学的に特に安定ではない材料の有意義な
使用をほとんど締め出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、その使用の際
に前記欠点を有さないか又はほとんど有さないラテック
スを提供することが課題である。いずれにせよ、ラテッ
クステクノロジーは物理的所与による一定の限界をもう
けている:ラテックス粒子は公知のように界面活性剤の
存在下にのみ自体準安定システムを形成し、限られた時
間の間のみ安定に保持される。特に高めた電解質濃度に
対してラテックス粒子は不安定である。しかし、電解質
含有溶液中(例えば0.9%食塩溶液中)生理学的に重
要な過程が経過するので、通常のラテックス粒子の取り
扱いは非常に困難であり、特に、診断作業に特徴的であ
る僅かな物質量に関する場合困難である。例えば上がわ
きが生じるか、又はただの濃縮がラテックス粒子の析出
に導びくやいなや、容易に凝集と見誤まるであろう。高
い乳化剤濃度による安定化は生物学的システムへの変性
作用のために勧めることはできない。強いイオン性の基
を取り込むことにより安定化効果をラテックス粒子にひ
き起こすこともできるが、これにより同時に生物特異性
相互作用のために決定されたラテックスの特性にあとか
ら影響を与える。
【0012】次に、生物学的に作用を有する物質の固定
に予定するラテックスへの一連の要求を記載する:これ
らラテックスは生理学的条件下に生物学的に重要な分子
の共有結合を可能とする反応性基を有さなければならな
い。
【0013】これらラテックスは貯蔵期間のあいだ反応
性基の含量を一定に保持するために無水の固体として貯
蔵することが可能でなければならない。
【0014】ラテックスは完全に再分散性でなければな
らない。これにより取り扱いの際の上がわきは重大では
なくなる。
【0015】ラテックスは遠心分離可能でなければなら
ない。この条件はラテックスの密度が担持媒体もしくは
連続相の密度と十分に異なっている時に満たされる。粒
子の密度がまわりの媒体の密度より高い場合には、沈殿
により粒子の分離を行なうことができ、逆に粒子の密度
がまわりの媒体の密度より低い場合には、浮選により粒
子の分離を行なうことができる。
【0016】
【課題を解決するための手段】生物学的に作用を有する
物質もしくは構造を共有結合固定するためには、特に診
断学的使用に関して、核−外皮構造を有するポリマーラ
テックスが特に好適であることが判明した。
【0017】本発明において、核−外皮ラテックス粒子
(K−S−Latex)の外皮は水で膨潤性の材料から
なる。外皮材料はその組成により、これが核材料に結合
することがなく、かつ/又は架橋することがない場合に
は少なくとも部分的に水溶性である程度に親水性でなけ
ればならない。この際、外皮もそれ自体で架橋していて
よい。ラテックス外皮の周囲の水中への溶解性は例えば
グラフト及び/又は架橋によるラテックス核への結合に
より回避される。更に、外皮は生物学的に作用を有する
物質もしくは構造の共有結合固定に必要な官能基を有す
る。水溶液中で水より強い求核基と反応し、生理学的に
重要なpH範囲、すなわち6.0〜9.0、特に6.5
〜8.0の範囲で全く水により攻撃されないか、又はほ
とんど攻撃されない自体公知の官能基を使用するのが有
利である。
【0018】官能基の選択は、固定すべき材料、特に生
物由来の材料が求核基として一般に(遊離)アミノ基、
更に場合により、フェノール性基、ヒドロキシ基又はチ
オール基を有するという事実を考慮に入れる。従って、
本発明によるラテックスの外皮部分の構造はその反応形
において、概略的に次のような式で示すことができる:
【0019】
【化1】
【0020】この際、Xは共有結合固定のための官能基
を表わし、有利に前記条件を満たすものである。この
際、Rは官能基及び重合性基間の間隔を保持するもの
(スペーサー)を表わし、このスペーサーの大きさ及び
タイプは比較的重要ではない。一連の例においては基R
は全くなくてよく、すなわちnは値0又は1であってよ
い。一般にXは問題となる求核基により攻撃可能な基、
すなわち活性基を表わし、有利にスルホン酸ハロゲニド
基、チオイソシアネート基、活性化エステル、チオカル
ボニルジオキシ基、カルボニルイミドジオキシ基、ハロ
エトキシ基、ハロアセトキシ基、オキシラン基、アジリ
ジン基、ホルミル基、ケト基、アクリロイル基又はアン
ヒドリド基である。スルホン酸ハロゲニドとしてはクロ
リド及びブロミドであり、ハロアセトキシとしてはフル
オル−、クロル−及びブロム化合物であり、活性化エス
テルのエステル成分としてはヒドロキシアミン化合物、
例えばN−ヒドロキシサクシンイミド又はN−ヒドロキ
シフタルイミドからのもの、(電子吸引性基により)活
性化したフェノール、例えばハロゲン化フェノール例え
ばトリクロルフェノール又はニトロフェノールからのも
の、複素環系ラクタム、例えばピリドンからのものを挙
げることができる。
【0021】特に有利であるのはオキシラン基、ケト
基、ホルミル基、スルホン酸クロリド基、チオイソシア
ネート基並びに活性化カルボン酸エステル並びにカルボ
ン酸無水物である。それゆえに、タイプZ′−(R)n
−Xのモノマーにおいて、Z′は(ラジカル的に)重合
可能な単位であり、nは0又は1である。このようなラ
ジカル重合性の単位は例えばビニル基であり、ここで
Z′は例えば
【0022】
【化2】
【0023】[式中、R1は水素原子又はメチル基、も
しくは−CH2−COOR2、−CH2CONHR2又は−
CH2−CON(R22(ここでR2は炭素原子数1〜4
のアルキル基を表わす)を表わす]である。更に、Z′
はマレイン酸から誘導されていてよい。
【0024】
【化3】
【0025】反応性で、同時に重合性の単位としては更
にマレイン酸無水物及びイタコン酸無水物、並びにアク
ロレイン、メタアクロレイン、メチルビニルケトン及び
活性化ビニルエステルを挙げることができる。特に有利
であるのは(メタ)アクリル酸及びマレイイミドの誘導
体並びにマレイン酸無水物及びイタコン酸無水物であ
る。
【0026】式Z′−R−Xを明らかにするために次の
例を記載する:
【0027】
【化4】
【0028】(スペーサーを有する重合可能な活性化エ
ステル)
【0029】
【化5】
【0030】(グリシジルアクリレート)
【0031】
【化6】
【0032】[2−(クロルアセトキシ)−エチルメタ
クリルレート] (2,4,5−トリクロルフェニルメタクリレート)
R=0 CH2=C(CH3)−COO−CH2−CH2−Br (2−ブロムエチルメタクリレート)
【0033】
【化7】
【0034】(1,4ブタンジオールジグリシジルエー
テルへのメタクリル酸の付加生成物) CH2=CH−COO−CH2−CH2−O −CSNH−(CH26−N=C=S (1,6−ヘキサンジイソチオシアネートへのアクリル
酸−2−ヒドロキシエチルエステルの付加生成物) CH2=CH−O−CO−CH2−Cl (クロル酢酸ビニルエステル)
【0035】
【化8】
【0036】(4−マレイミド−酪酸−ペンタクロルフ
ェニルエステル) CH2=C(CH3)−COO−C64−SO2−CH3 [(4−メチルスルフィニルフェニル)−メタクリレー
ト] CH2=CH−COO−CH2−C≡C−H (プロパルギルアクリレート)外皮の構造に関与する通
常の単位(概略式におけるA及びB)は定義上外皮に必
要とされる特性、すなわち親水性及び硬度を付与するよ
うなものである。無水の状態での所望の硬度のための手
がかりとしてはTλmax:20〜250℃、特に50
〜200℃であってよい。ここでTλmaxとはドイツ
工業規格(DIN)7724もしくはドイツ工業規格
(DIN)53445による捩り振動テストにおいて得
られる動力学的ガラス転移温度である。他方外皮の構造
に関与するモノマーは自体有利に強い求核基(例えば−
NH2、−SH)を含有していてはならない。更に、外
皮は有利に芳香族基を有していてはならない。更に外皮
の成分はなんらかの方法で自体架橋していなければなら
ない。この架橋のためにも、もしくは核との結合のため
にもYはシンボルである。
【0037】概略図の意味において、第1に外皮の親水
性に関与する成分をBとしてあらわし、第1に結果的に
生じる全ポリマーの硬度にあわせて選択されるその他の
成分をAとして表わす。本発明において使用されるラテ
ックスの外皮構造にあげられる条件は例えばメタクリレ
ート及び/又はアクリレートタイプのコポリマーにより
満たされ、この際定性的及び定量的部分がポリマーラテ
ックスの外皮のための前記基準を満たすように割り当て
られる。
【0038】親水性成分Bとしては例えば場合により置
換された一般式I
【0039】
【化9】
【0040】[式中、R1は水素又はメチル基を表わ
し、R3及びR4は相互に独立して水素又は炭素原子数1
〜4のアルキル基を表わす]のメタクリルアミド及びア
クリルアミド、すなわち未置換のアミド並びに第1級及
び第2級アミンで形成されたアミドを挙げることができ
る。特に有利であるのは(メタ)アクリル酸アミド、N
−メチル−(もしくはイソプロピル−又はブチル−)−
(メタ)アクリル酸アミド、N,N−ジメチル−(メ
タ)アクリル酸アミド、更に(メタ)アクリル酸モルホリ
ド(特例、ここでは窒素はR4及びR3を介して環の1部
である)及びN−ビニル−ピロリドン−2である。更
に、タイプBの親水性モノマーにはアクリレートタイプ
又はメタクリレートタイプのヒドロキシ基含有モノマ
ー、特にアクリル酸及びメタクリル酸のヒドロキシ含有
エステル又はアミド並びにアクリル酸及びメタクリル酸
のアルコキシアルキルエステル及び/又はアミド、例え
ば一般式II
【0041】
【化10】
【0042】[式中、R′1は水素又はメチル基を表わ
し、R′2は水素又は炭素原子数1〜4のアルキル基を
表わし、Qは酸素又は−NR″2(ここで、R″2は水素
又は炭素原子数1〜4のアルキル基を表わす)を表わ
し、pは1〜3の整数、有利に2であり、mは1〜25
の整数であり、但し、Qが酸素の場合pは1ではない]
の化合物がある。特に、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシメチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、グリセリン及び他のポリオ
ールの(メタ)アクリル酸のモノマエステルが挙げられ
る。モノマータイプBにはスルホエチルアクリレート及
びスルエメチルメタクリレート並びにスルホエチルアク
リルアミド及びスルホエチルメタクリルアミドも属す
る。ラテックスの外皮中に親水性基として、重合性の
酸、例えば(メタ)アクリル酸、イタコン酸又はマレイ
ン酸又は重合性のtert−アミン、例えば2−N,N−ジ
メチルアミノエチル−(メタ)アクリルアミド並びに2
−N,N−ジメチルアミノエチル−(メタ)アクリル酸
エステル又は3−N,N−ジメチルアミノプロピル−
(メタ)アクリルアミドもしくは3−N,N−ジメチル
アミノプロピル−(メタ)アクリル酸エステルを組み入
れることができる。ラテックス粒子が一方側に荷電する
ことを回避するためにこれら酸性もしくは塩基性基が同
時に1つの粒子中に存在しなければならない(例えば、
メタクリル酸及び2−N,N−ジメチルアミノエチルメ
タクリレート)。
【0043】タイプAのモノマーとしては水溶性でない
モノマー又は少なくとも限定されて水溶性のモノマーを
挙げることができ、この際定性的及び定量的部分が生じ
たポリマーの硬度の前記基準を満たすように割り当てら
れる。
【0044】a) アクリル及び/又はメタクリル酸の
1〜C20−アルコールとのエステル、特にメタクリル
酸のメチル−、エチル−並びにプロピル−及びブチルエ
ステル、並びにアクリル酸のメチル−、エチル−、プロ
ピル−及びブチルエステル及び2−エチルヘキシルエス
テル、 b) ビニルアセテートのタイプの共重合性モノマー、
特にビニルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニル
ブチレート及びビニルイソブチレート。
【0045】タイプAの言わゆる“軟質”モノマーは外
皮のポリマーに関し、下位の量でのみ、一般に50重量
%より少量であってよいということは自明である。
【0046】個々のモノマーからのポリマー膜の硬度、
もしくはその他の重要な特性は公知であり、コポリマー
の特性への寄与に関しても公知である[米国特許第27
95564号明細書;H.Rauch−Puntiga
m、T.Voelker著“Acryl−und Me
thacrylverbindung”、Spring
er−Verlag社、ベルリン1967年、第303
〜304頁;T.G.Fox著、Bull.Am.Ph
ys.Soc.第1巻、123頁(1956年)参
照]。
【0047】架橋剤Yの配分はラテックス外皮の分離浮
遊がもはや可能でないように割り当てる。それには一般
に少なくとも0.1重量%が必要である。より多量の架
橋剤は妨害に作用せず、一般に0.1〜20%、特に1
〜10重量%を使用する。
【0048】化学的な観点から、Yはすべての多官能性
アクリレート又はメタクリレートであってよい、例えば
グリコールジメタクリレート、ブタンジオールジアクリ
レート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テ
トラエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリト
リットテトラアクリレート等。この際、架橋剤の基礎と
なっているポリオールのすべての官能OH基が重合性酸
でエステル化されていなければならないということはな
い(例えば、ペンタエリトリットジメタクリレート、2
個の遊離OH基)、こうしてこの架橋剤もこれにより親
水性を示してよい。その他の、親水性架橋剤Yの例は、
N,N−メチレンビス(メタクリルアミド)である。そ
の他に、もちろん良好な重合性基の他に容易にグラフト
可能な単位を含有する、例えばアリルメタクリレートの
ようなモノマーを架橋剤として使用することもできる。
【0049】本発明による核−外皮−ラテックスの核
は、生じたラテックス粒子が形状安定である、すなわち
十分な硬度を示すという条件を示すかぎり、あまり厳密
ではない。技術上の要求に関しては、核−外皮−ラテッ
クスシステムの再分散性が保証されなければならない。
核の重合材料はこの要求を、例えば軟質であるが強く架
橋したポリマーであるということにより、又は硬質(架
橋しているか又は架橋していない)ポリマーであるとい
うことにより満たすことができる。核−外皮構造の性質
において、核材料に由来する妨害性の相互作用はあまり
恐れる必要はなく、この観点においては比較的選択は自
由である。従って、核は物理的分離もしくは同定に好適
な特性の担体、例えば物理的方法で確認可能な標識の担
体であってよい。この際、例えば色素、蛍光色素等が考
えられる。更に、核は周囲の媒体と差のある重量により
物理的分離を可能とすることもできる。
【0050】これにより、ラテックスの再分散性の要求
と適合するモノマーもしくはコモノマーからなる核材料
の構造が可能となる、例えばコポリマーに少なくとも0
℃のTλmax(DIN53445による)を付与する
種々のビニルエステル、メタクリル酸及びアクリル酸の
誘導体からなるすべてのコポリマー組成;例えばメチル
メタクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリ
レート等からなるコポリマーから核材料の構造が可能と
なる。外皮材料の範囲には芳香族基が存在しないことに
常に注意を払わなければならないが(潜在性ハプテン特
性)、ラテックスの核にはもちろんスチロールのタイプ
のモノマー、例えばスチロール、ビニルトルオール、ジ
ビニルベンゾールを使用してもよく、したがってスチロ
ール及びマレイン酸エステルもしくはフマール酸エステ
ルからのコポリマーも使用してよい。核ポリマーのガラ
ス転移温度が明らかに0℃を下まわるならば、少なくと
も1%の架橋剤、例えばグリコールジメタクリレート、
ジビニルベンゾール等を一緒に使用することが勧められ
ている。
【0051】担持媒体もしくは連続相の密度と異なる全
システムの密度に対する要求と関連して、ラテックスに
高めた密度を付与するようなモノマーが特に重要であ
る。特に“重質”モノマー、すなわち1個以上のハロゲ
ンを有する、特にクロル化又はブロム化モノマーがよ
い。例えばビニルクロリドのようなビニル化合物、クロ
ルスチロール又はブロムスチロールのようなスチロール
誘導体、並びに側鎖に重い基を有する(メタ)アクリル
酸の誘導体、例えば2,4,6−トリブロムフェノキシ
エチルメタクリレートをあげることができる。更に、モ
ノマーの密度がポリマーとして担持媒体もしくは連続相
の密度とあまり差がないモノマーから核を構成すること
もできる。そのような場合には、それでも良好な分離性
を達成することができるように核を大きくする。
【0052】本発明により使用可能な種類の核−外皮ラ
テックスの製造は従来公知の方法と同様に行なうことが
できる。(西ドイツ国特許公告第2722752号公報
参照)。有利な実施態様の例に関しては次に粗大もしく
は微細核−外皮−ラテックス材料の製法を記載する。ラ
テックスが粗大粒子になるか、又は微細粒子になるか
は、有利に核材料により決められる。例えば粗大粒子ポ
リマー核の製造は完全に乳化剤なしの重合により行なわ
れる。
【0053】有利な実施形式は次のように行なう。0.
5〜4時間かけて、モノマー又はモノマー混合物を約5
0〜100℃に加熱した、十分量の水溶性開始剤、例え
ばカリウムペルオキシジスルフェート、アンモニウムペ
ルオキシジスルフェート、過酸化水素又は4,4′−ア
ゾビス(シアノ吉草酸)の塩を含有する水中に滴下す
る。約50〜100℃の範囲の熱重合のかわりに、レド
ックス開始剤系により反応を低い温度で開始することも
できる。油溶性開始剤、例えばジベンゾイルペルオキシ
ド又はアゾイソ酪酸ジニトリルもポリマー開始剤として
好適である。この場合には少なくとも少量の乳化剤が有
利であるか、又は必要である。大きなラテックス粒子を
達成するための他の方法は種ラテックスを用いて多工程
法により行なわれる。この場合は予め任意に調整した種
ラテックス上に第2の工程で、又は更にいくつかの引き
続く工程で所望のモノマー又はモノマー混合物を重合さ
せる。方法としてはバッチ供給、多重バッチ供給及びよ
り有利にはモノマー供給もしくはエマルジョン供給を挙
げることができる。この実施方法に重要であるのは、種
ラテックスに関して引き続く工程において、全乳化剤濃
度をすべてのモノマーがこの種ラテックス粒子上に重合
し、新しい粒子形成が起こらない程低く保持することで
ある。特に大きなポリマー核は、種ラテックスとして最
初に記載した乳化剤なしで製造した粗大粒状ラテックス
を使用する時に得られる(ヨーロッパ特許公開第791
01398.0号公報、もしくは西ドイツ国特許公開第
2833601号明細書参照)。ポリマーが非常に低い
分子重量である種ラテックスを第1工程で製造する時も
粗大粒状システムを得る。これらラテックス粒子はモノ
マー又はモノマー混合物と共に膨化し、重合して大きな
ラテックス粒子となる。完全に非水溶性物質の下位量を
モノマー又はモノマー混合物と一緒に使用することは低
分子ポリマーと同様の作用を有する(西ドイツ国特許公
開第2751867号公報、ヨーロッパ特許00039
05号明細書参照)。核ポリマーの密度が担持媒体もし
くは連続相の密度と強く差を有していない場合、例えば
直径約0.5〜>2μmの粗大粒状核は有利である。
【0054】微細粒状ポリマー核の製造は原則的に公知
の乳化重合の基準によるラテックスの合成より成り、こ
の際核−ラテックス粒子の所望の大きさは重合を開始す
るための乳化剤濃度により調節される。核材料の組成は
比較的重要でないので、原則的には前記要求、例えば形
状安定性及び高密度を満たすかぎり任意のラテックスを
核材料として使用することはここでも可能である。微細
粒子の核材料の製造のためには方法として1工程又は多
工程のバッチ式供給法、モノマー供給法、エマルジョン
供給法又は連続的な方法が好適である。開始剤としては
粗大粒子核ラテックスの製造のために前記した水溶性も
しくは油溶性開始剤を使用することができる。重合は前
記のように純粋に熱的に又はレドックスシステムの助け
により行なうことができる。乳化剤としては原則的にす
べてのアニオン系、カチオン系、非イオン系又は両性界
面活性剤を単一で又は組み合わせて使用するのが好適で
あり、アニオン系及び/又は非イオン系乳化剤が有利で
ある。微細粒状核−ラテックスを製造するための特に有
利な実施態様は、有利に緩衝剤(約pH7)及び乳化剤
含有溶液を所望の重合温度に加熱し、水溶性開始剤を一
定量まで加え、次いで0.5〜6時間の時間をかけてモ
ノマーエマルジョン(架橋剤を含めて)を滴加すること
である。例えば約0.1〜0.5μmの直径の微細粒状
核は核ポリマーの密度が担持媒体もしくは連続相の密度
と強く異なる時に使用することができる。
【0055】ラテックス核上への外皮の重合は核材料の
重合に直接に引き続き行なうことができる。この方法は
原則的に種ラテックスのために記載したと同様である。
有利にZRK−タイプのモノマーである外皮組成のモノ
マー混合物をそのままで又は水又は緩衝溶液中のエマル
ジョンとして0.5〜4時間かけて核−ラテックスに加
えるが、この時再び乳化剤濃度を粒子の新たな形成が回
避される程低く保持するように注意しなければならな
い。場合により二つの異なるモノマー供給を同時に配量
することが必要であり、この際一方は場合により水を包
含する。これは常にモノマーが相互に溶けないか、もし
くはモノマーの一部のみが水中にとけるが他の部分は水
に溶けない時に必要である。
【0056】外皮モノマーをこれらの条件下に存在する
ポリマー核上に重合する。外皮モノマーを供給する前に
開始剤又は緩衝溶液を追加して装入するのが有利である
ことが判明し、特にラテックス核の重合が緩衝溶液中で
行なわれない時及び外皮モノマーをモノマー供給として
加える時に有利である。緩衝剤の添加は特に官能性モノ
マーZ′−(R)n−Xにおいて高反応性化合物が問題
である時、特に重要である。こうして、ラテックス粒子
の合成の間これら反応性基の分解(例えば加水分解によ
り)をできるかぎり僅かに保持するように緩衝剤混合物
を調節する。重合条件は限定された乳化剤濃度の他は核
の製造のために記載されている条件と同様である。単一
バッチ法又は多重バッチ法は方法としては可能である
が、モノマー供給法もしくはエマルジョン供給法が有利
である。重合は約50〜100℃の範囲で熱的に又はレ
ドックス−開始システムを用いて低い温度でも行なわれ
る。重合開始剤としては有利に乳化重合において常用の
水溶性開始剤をあげることができる。記載した温度範囲
に分解温度があるかぎり、原則的に油溶性開始剤を使用
することもできる。
【0057】外皮密度対核の大きさの有利な比は、例え
ば核材料の重量対外皮材料の重量が1:3〜5:1であ
る時に生じるが、特別な核−外皮−比も原則的に可能で
ある。(10:1)。ラテックス核が小さければ小さい
程、一般に外皮材料をより大きく選択するべきであると
いうことは明らかである。ラテックスは比較的低粘性の
水性分散液の形で生じる。ポリマー含量は根拠として例
えば15〜30重量%の範囲であってよい。しかしなが
ら、原則的には固体含量はわずかな重量%から約70重
量%まで可能である。
【0058】診断試薬を製造するために核−外皮ラテッ
クスを使用する。本発明による新規の試薬は新規核−外
皮ラテックスと生物学的に作用を有する物質もしくは構
造との反応により製造することができる。生物学的に作
用を有する物質もしくは構造とは例えば“免疫学的に活
性な”材料である。“免疫学的に活性な”材料としては
例えば免疫学的な対試薬が存在するかもしくはこれが生
じると仮定する場合生理学的液体、細胞抽出液及び組織
抽出液を挙げることができる。
【0059】免疫学的に活性な材料の代表的な例として
は例えばアミノ酸、ペプチド、プロテイン、酵素、リポ
プロテイン、グリコプロテイン、リポイド、ヌクレイン
酸、多糖類、第1アミン、アルカロイド、ホルモン、ビ
タミン、ステリン及びステロイドを挙げることができ
る。免疫学的に活性の構造としては例えば微生物、例え
ばグラム陽性菌及びグラム陰性菌、スピロヘーター、ミ
コプラズマ、ミコバクテリア、ビブリオ、放線菌、原生
動物、例えば腸原生動物、アメーバ、鞭毛虫網、胞子虫
類、腸線中類及び組織線中類(虫)、吸虫類(躯幹破裂
体、蛭)、条虫目、トキソプラズマ、並びに真菌類、例
えばスポロトリカム、クリプトコエクス(Crypto
coecus)、分芽菌属、ヒストプラズマ属、コクシ
ジオイデス、カンジクタ(Candicta)、ビール
ス及びリケッチャ、例えば犬肝炎、ショープ・パピロー
ネ、インフルエンザA+B、家鶏ペスト、単純疱疹、ア
デノビールス、ポリアネ(Polyane)、ラウス肉
腫、接種痘、ポリオビールス、麻疹、犬温熱、白血病、
流行性耳下腺炎、ニューキャッスル病、センダイ(Se
ndai)、ECHO、口蹄病、オウム病、狂犬病、エ
クストロメリア(Extromelia)、バウムビー
ルス(Baumviren)、等のビールス又はリケッ
チャ、更に組織抗原、ホルモン、例えば下垂体ホルモン
のインシュリン、グルカゴン、甲状腺ホルモン、絨毛性
ゴナドトロフィン、絨毛性成長ホルモン−プロラクチ
ン、人−胎盤−ラクトーゲン、酵素、例えば膵臓ヒモト
リプシン形成素、プロカルボキシペプチダーゼ、グルコ
ース−オキシダーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、ウリカー
ゼ、アミノ酸−オキシダーゼ、ウレアーゼ、アスパラギ
ナーゼ、プロテアーゼ、血球−抗原、血液型物質及び他
の同種抗原、例えば血小板、白血球、血漿たん白質、乳
たん白質、唾液たん白質、尿たん白質、自己抗体を含め
た抗体を挙げることができる。
【0060】核−外皮ラテックスを用いて酵素を固定す
るための方法。
【0061】本発明によるラテックスと酵素との反応の
ためには簡単な方法で酵素を水性媒体中、有利にほぼ生
理学的条件で、例えば酵素のタイプに好適に決めた緩衝
液中、ラテックスの適当な量と共に有利にあまり室温を
こえず、適度な撹拌下に恒温保持することができ、官能
基としてエポキシ基を使用する時は例えばpH範囲7〜
9中に限定することなく処理することができる。一般
に、反応のためには1日〜数日の期間、例えば3日間で
ある。共有結合していない酵素は多数回の遠心分離(約
5000r.p.m)及び緩衝液中での再分散により分離
することができる。活性の測定は公知の酵素特異的測定
と同様に行なうことができる。本発明の特別な利点は、
負荷したラテックスも再分散し、例えば凍結乾燥した粉
末の形で、場合により長期間貯蔵することができるとい
うことである。場合によっては限定するファクターは固
定生物学的材料の安定性である。
【0062】本発明によるラテックスは他の、例えば工
業的に使用可能な酵素の担体としても好適な形で使用す
ることができる。例えばアシラーゼ、ペニシリナーゼ、
グルコース−イソメラーゼ、ペルオキシダーゼ等を挙げ
ることができる。
【0063】種々の観点下に、例えば免疫凝集を追跡す
るためには、すでに記載したようにラテックスに標識
剤、例えば蛍光色素を加えることができる。
【0064】本発明のポリマーラテックスは一般に微生
物の固定に好適であり、この際反応条件はプロテインの
固定におけると同様である。公知技術に対し、基質分子
に関して固定化微生物の良好な入手可能性が本願方法に
より得られる。本願発明の固定方法に特有である僅かな
細胞毒性はきわだっている。
【0065】前記の点はビールス及び成熟核細胞の固定
にもあてはまる。ポリマーラテックスの多官能基の性質
は一般に生物学的に作用を有する物質の架橋に使用する
ことも可能とする。このためには特に小さい直径(概略
約500Å)のラテックス粒子が重要である。
【0066】有機合成にも本発明のポリマーラテックス
は有利に使用することができ、この際水性媒体中で作業
する必要はなく、有機反応媒体を一緒に使用すること
も、有機反応媒体を使用することもできる。例えば、こ
の方法で保護基を導入することもできる。特に興味深い
点はメリーフィールドによるペプチド合成に使用するこ
とである。(Merrifield,Adv.Enzy
mol.第32巻(1969年)、第221〜296
頁)。
【0067】
【実施例】
例 1 ラテックス1の製法 (粗大粒状ラテックスの例) a) 母分散液の合成 還流冷却器、撹拌機及び温度計を備える重合容器中に水
1600gをあらかじめ入れ、80℃に加熱する。
【0068】 イソブチルメタクリレート 3g メチルメタクリレート 3g エチレングリコールジメタクリレート 0.3g からなるモノマー混合物を添加した後、水36g中に溶
かしたアンモニウムペルスルフェート4gを加える。更
に、同様に80℃で イソブチルメタクリレート 200g メチルメタクリレート 200g エチレングリコールジメタクリレート 20g からなる混合物を2時間かけて滴加する。モノマー添加
の終了後、更に1時間80℃で保持する。凝集物を有さ
ない、良好な濾過性の、低粘性、約20%分散液が得ら
れる。
【0069】b) オキシラン基含有分散液の合成 還流冷却器、撹拌機及び温度計を備える重合容器中に水
350mlをあらかじめ入れる。これに燐酸塩緩衝液p
H7(ティトリゾール(Titrisol)メルク)1
0ml及び母分散液80gを加える。80℃に加熱した
後、水4ml中の4,4′−アゾビス−(4−シアノ吉
草酸)のナトリウム塩0.4gを加える。その後 水 1000g ナトリウムラウリルスルフェート 1g 4,4′−アゾビス−(4−シアノ吉草酸)のナトリウム塩 2g メチルメタクリレート 150g イソブチルメタクリレート 150g エチレングリコールジメタクリレート 15g からなるエマルジョンを80℃で3時間かけて加える。
引き続き、60分かけて水300g中のメタクリル酸ア
ミド20g及び4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草
酸)のナトリウム塩0.6g並びにメチルメタクリレー
ト35g、グリシジルメタクリレート40g及びエチレ
ングリコールジメタクリレート4gからなるモノマー混
合物を同時に加える。その後、更に60分80℃で撹拌
する。約20%の固体含量の凝集していない低粘性の分
散液が得られる。粒径約2μm。
【0070】例 2 ラテックス2の製造 (粗大粒状ラテックスの例) a) 母分散液の合成 例1による重合容器中に水1600gを予め入れ、80
℃に加熱する。
【0071】スチロール 6.24g アリルメタクリレート 0.06g からなるモノマー混合物を添加した後、水36g中に溶
かしたアンモニウムペルスルフェート4gを加える。こ
れに スチロール 415g アリルメタクリレート 5g からなるモノマー混合物を80℃で同様に2時間かけて
滴下する。モノマー添加の終了後、更に2時間80℃で
保持する。凝集物を有さない、粗大、濾過可能な粘性の
約20%分散液が得られる。
【0072】b) オキシラン基含有分散液の合成 例1と同様に行なうが85℃に加熱し、水10ml中の
ナトリウム塩として4,4′−アゾビス(4−シアノ吉
草酸)ナトリウム塩1.0gを加える。これに 水 1000g ナトリウムラウリルスルフェート 1g 4,4′−アゾビス−(シアノ吉草酸)のナトリウム塩 4g スチロール 312g アリルメタクリレート 4g からなるエマルジョンを85℃で3時間かけて配量す
る。引き続き90分かけて、水300g中のメタクリル
酸アミド20g及び4,4′−アゾビス−(4−シアノ
吉草酸)のナトリウム塩0.6gの溶液並びにメチルメ
タクリレート35g、グリシジルメタクリレート40g
及びエチレングリコールジメタクリレート4gからなる
モノマー混合物を同時に加える。その後更に60分80
℃で撹拌する。固体含量約20%の凝集物を有さない、
良好な濾過性の低粘性分散液が得られる。粒径:約2μ
m。
【0073】例 3 ラテックス3の製造 (微細粒状ラテックスの例)前記の装備を有する重合容
器中で燐酸塩緩衝液(pH7、Titrisol、Me
rck)5ml、ナトリウムラウリルスルフェート0.
03g及び4,4′−アゾビス−(4−シアノ吉草酸)
のナトリウム塩0.2gを水100ml中で溶かす。8
0℃に加熱し、ナトリウムラウリルスルフェート0.1
g、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草酸)のナトリ
ウム塩0.5g、メチルメタクリレート80g、(2−
エチル−[2,4,6−トリブロムフェノキシ]−エチ
ル)−メタクリレート15g、エチレングリコールジメ
タクリレート5g及び水200gからなるエマルジョン
を3時間かけて滴加する。引き続き、90分かけて、水
75g中のメタクリル酸アミド5gの溶液及び グリシジルメタクリレート 10g エチレングリコールジメタクリレート 1g メチルメタクリレート 9g からなるモノマー混合物を同時に反応配合物中に加え
る。
【0074】その後、更に約60分間80℃で保持す
る。約25%の低粘性分散液が生じる。粒径:0.3μ
m。オキシラン含量:使用したグリシジルメタクリレー
トの31%(ナトリウムチオスルフェートでの滴定)。
【0075】例 4 ラテックス4の製造 4a) 核分散液の製造 例1に記載された装備の重合容器中に、 ナトリウムテトラデシルスルフォネート 0.3g アンモニウムペルスルフェート 0.6g 蒸留水 500g を予め装入し、80℃に加熱する。これに6時間かけ
て、 p−ブロムスチロール 500g フマル酸ジエチルエステル 300g ナトリウムテトラデシルスルホネート 4g アンモニウムペルスルフェート 4g 蒸留水 710g からなるエマルジョンを6時間かけて80℃で滴加す
る。
【0076】滴加終了後、更に2時間80℃で撹拌し、
その後室温で冷却し濾過する。この分散液は約40%の
固体含量の低粘性のものである。
【0077】4b) 核−外皮分散液の製造 40%分散液4aの500gを燐酸塩緩衝液でpH7.
0とし、蒸留水1000ml中の4,4′−アゾビス−
(シアノ吉草酸)のナトリウム塩1g及びナトリウムテ
トラデシルスルホネート0.5gからなる溶液で希釈し
全体で1000mlの容量とする。(=pH7.0の2
0%分散液4a)。この溶液を重合容器中で80℃に加
熱し、この温度に15分間保持し、次いで次の二種の溶
液を80℃で同時に滴加する: 溶液A 2−ブロムエチルメタクリレート 20g グリコールジメタクリレート 2.5g N−t−ブチルメタクリレート 17.5g メチルメタクリレート 10g 溶液B 蒸留水50g中の4,4′−アゾビス−(シアノ吉草
酸)のナトリウム塩1g 滴加時間:約2時間。配量速度は両者の供給物において
できるだけ同じ大きさでなければならない。供給終了
後、更に1時間80℃に保持する。その後冷却し、濾過
する。約23%の固体含量の微細粒状、低粘性分散液が
生じる。
【0078】4c) 核−外皮分散液の製造 例4b(分散液4aの希釈、中和等)におけると同様に
処理するが、次の溶液を配量した。
【0079】溶液A: 酢酸ビニル 10g クロル酢酸ビニルエステル 30g メチレンビスアクリルアミド 2.5g アクリルアミド 7.5g 溶液B:蒸留水50g中の4,4′−アゾビス(シアノ
吉草酸)のナトリウム塩 2g滴加時間:約3時間、供
給終了後、更に2時間80℃で保持する。冷却及び濾過
後、微細粒状低粘性分散液が生じる。
【0080】例 5 ラテックス5の合成 工程I 例1による重合容器中の次の成分 蒸留水 1550g ナトリウムラウリルスルフェート 0.8g メチルメタクリレート 3.2g イソブチルメタクリレート 3.2g を予め装入し、撹拌下に80℃に加熱する。引き続き水
40ml中のアンモニウムペルスルフェート4gの溶液
を加える。引き続き、 メチルメタクリレート 190g イソブチルメタクリレート 190g グリコールビスメタクリレート 20g からなるモノマー混合物を80℃で配量する。
【0081】モノマー供給時間:2時間。供給終了後、
更に2時間80℃に保持する。冷却後、良好な濾過性の
凝集物を有さない分散液が生じる:固体含量:19%、
pH2.2、粘度4mPa.sec。
【0082】第II工程 例1による重合容器中に第I工程による分散液160g
を装入し、これに 燐酸塩緩衝液、pH7 (テイトリゾール、メルク) 10g 4,4′−アゾビス−(シアノ吉草酸)のナトリウム塩 0.4g 蒸留水 310g を加える。この溶液を80℃に加熱し、3時間かけて次
のエマルジョン: メチルメタクリレート 143g イソブチルメタクリレート 143g エチレングリコールビスメタクリレート 15g ナトリウムラウリルスルフェート 1g 4,4′−アゾビス(シアノ吉草酸)のナトリウム塩 1.8g 蒸留水 970g を加える。引き続きすぐに次の両方の混合物を同時に加
える(添加時間:1時間)。
【0083】混合物A メチルメタクリレート 44g エチレングリコールビスメタクリレート 4g グリシジルメタクリレート 42g 混合物B 4,4′−アゾビス(シアノ吉草酸)のナトリウム塩 0.6g メタクリルアミド 10g 蒸留水 320g 添加終了後80℃で更に1時間保持する。冷却後、凝集
物を有さない分散液が生じる:固体含量:約19%。粒
径約0.4μm。
【0084】例 6 例1によるラテックスの精製 (合成に必要な助剤、乳化剤、開始剤の除去)分散液1
10mlを15分間5000r.p.mで遠心分離す
る。上澄漿液を注ぎ出し、引き続き粒子を1N NaC
l中に再分散させる(1N NaCl約50ml中のポ
リマー固体1g)。その後、10分間5000r.p.m
で遠心分離し傾瀉する。1N NaCl中への再分散及
び遠心分離を更に2回繰り返す。引き続き粒子を0.0
5M燐酸塩緩衝液、pH7.5中に再分散させる(0.
05M燐酸塩緩衝液、pH7.5、50ml中のポリマ
ー固体1g)。5000r.p.mで10分間遠心分離
し、上澄を注ぎ出す。この工程を1回繰り返す。こうし
て得られたラテックスの貯蔵を+5℃で冷蔵庫中で行な
う。
【0085】例 7 例3によるラテックスの精製 例6におけるように行なうが、遠心分離時間をそれぞれ
30分間に高めた(5000r.p.m)。
【0086】例 8 トリプシンの固定のための反応 例1による分散液15ml(ポリマー固体3g)にト
リプシン300mg(1M燐酸塩緩衝液、pH7.5、
6ml中に溶かした)を加え、引き続き72時間23℃
で撹拌する。その後、共有結合していない酵素を3回の
遠心分離及び0.05M燐酸緩衝塩中への再分散により
除去する(例6により実施)。
【0087】例 9 固定酵素の活性測定 a) 37℃及びpH7.5(pH−スタット)におけ
るN.ベンゾール−アルギニン−エチルエステル(BA
EE)の加水分解 遠心分離精製した例8によるラテックスの乾燥物質1g
(水約1gを有する湿った物質約2gとして使用)を2
%BAEE溶液20ml中に分散させる。
【0088】 *)活性はそれぞれ担体1gに対するものであり、Uは
1マイクロモル/分に相応し、開始速度に基き測定し
た。
【0089】b) カゼインの加水分解(37℃、pH
8.0) 例8により遠心分離精製したラテックスの乾燥物質1g
(約1gの水と共に約2gの湿った物質として使用)を
4%カゼイン溶液20ml中に分散する。
【0090】 例10 反応性ラテックスの凍結速度 例1による分散液15mlを例6に記載されているよう
に精製する。この際約50%の残留水分を有するポリマ
ーが生じる。この遠心分離したラテックスを凍結乾燥
し、引き続き−20℃で6ケ月貯蔵する。
【0091】凍結乾燥ラテックスの再分散:再分散は、
0.05M燐酸塩緩衝液、pH7.5で行なわれる。こ
の際、約5分間強力に撹拌しなければならない。緩衝液
中に懸濁させた試料を短時間超音波で処理することもで
きる。
【0092】引き続き、例8中に記載したように酵素と
の反応を行なう(使用したラテックスに関しトリプシン
10%)。
【0093】 使 用 活性[U/g]*) 活性[U/g]*) (基質:BAEE) (基質:カゼイン) 1.使用 13.3 2.9 2.使用 10.6 2.2 3.使用 10.6 2.2 *) 担体材料gに関して 例11 固定トリプシンを有するラテックスの凍結乾燥 トリプシンと反応させたラテックス(例8)1gを、凍
結乾燥させ、その後6ケ月−20℃で貯蔵する。再分散
は例10に記載したように0.05M燐酸塩緩衝剤で行
なわれる。
【0094】カゼインに対する活性(4%カゼイン溶液
20ml中の再分散性ラテックスの固体1g、37℃、
pH8.0) 例12 トリプシンの固定 例8におけると同様に行なうが、トリプシンの固定のた
めに例3による分散液15ml(遠心分離30分、50
00r.p.m)を使用する。
【0095】基質としてカゼインに対する活性(pH
8.0、37℃) 1.使用 5.5U/g 担持材料 2.使用 4.2U/g 担持材料 3.使用 4.0U/g 担持材料 例13 蛍光標識化ラテックスの合成 例1による重合容器中に母分散液1a 40gを予め装
入し、これに燐酸塩緩衝液pH7(テイトリゾール、メ
ルク)5ml、4,4′−アゾビス−(シアノ吉草酸)
のナトリウム塩0.2g及び蒸留水180gを加える。
この混合物を80℃に加熱した後、同様に80℃で3時
間かけて、 メチルメタクリレート 127g イソブチルメタクリレート 15g エチレングリコールビスメタクリレート 7.5g フロール−グリーン−ゴールド (Flurol−Gruen−Gold) 0.6g 4,4′−アゾビス−(シアノ−吉草酸)のナトリウム塩 1.0g ナトリウムラウリルスルフェート 0.5g 蒸留水 450g からなるエマルジョンを加える。
【0096】この供給の終了後(=ラテックス核)、8
0℃で1時間かけて同時に次の両方の混合物を添加す
る: 混合物A: メチルメタクリレート 24g エチレングリコールビスメタクリレート 2g グリシジルメタクリレート 21g 混合物B メタクリルアミド 3g 4,4′−アゾビス−(シアノ吉草酸)のナトリウム塩 0.3g 蒸留水 155g 供給の終了後、更に60分間80℃で保持し、その後冷
却する。良好な濾過性の凝集物を有さない固体含量19
%の分散液、pH7.7、粘度:10mPa.secが
生じる。粒径:2μm。UV−励起において蛍光は肉眼
でも蛍光顕微鏡によってもあきらかに可視である。
【0097】例14 抗アルブミンの固定 例5による分散液10mlを0.05M燐酸塩緩衝液p
H7.5で100mlに希釈する。(燐酸塩緩衝液に有
利に0.05%ナトリウムアジドを加える)。ポリマー
固体約2%の分散液が生じる。
【0098】抗血清(カタログNo.61−01563
89<ヤギ>)を緩衝液と一緒に次の濃度に希釈する。
【0099】a) 1000μg AK/ml b) 200μg 〃/ml c) 40μg 〃/ml d) 8μg 〃/ml e) 0μg 〃/ml ラテックス粒子への抗アルブミンの結合はそれぞれ2%
分散液1mlと希釈列a)〜e)1mlとを反応させる
ことにより行なわれる。室温で5日間撹拌し、例6に記
載したようにラテックス粒子を遠心分離により精製す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト マルケルト ドイツ連邦共和国 オーバー−ラムシユタ ツト ライプツイガー シユトラーセ 25 (72)発明者 ノルベルト ジユターリン ドイツ連邦共和国 オーバー−ラムシユタ ツト アム ホレト 23 (72)発明者 コルネリア フアイル ドイツ連邦共和国 エルツハウゼン ライ ンシユトラーセ 36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗原又は抗体と、抗原又は抗体を固定す
    るための核−外皮構造を有するポリマーラテックスとか
    らなる抗原抗体反応検出用試薬において、このポリマー
    ラテックスが再分散性であり、この際外皮のポリマー材
    料が I) 0.1〜20重量%までラジカル重合性架橋剤か
    らなり、 II) 4.9〜99.9重量%まで一般式 Z′−(R)n−X [式中、Z′はラジカル重合性単位を表わし、Rはスペ
    ーサーを表わし、Xは反応性の親核的に攻撃性の基を表
    わし、かつnは0又は1を表わす]のラジカル重合性官
    能性モノマーとラジカル重合性親水性モノマーBとから
    なり、ただし官能性モノマーの外皮の全ポリマーに関す
    る量は少なくとも0.1重量%であり、かつ III) 0〜95重量%までがメタクリル酸エステル
    及びアクリル酸エステルの群から並びにカルボン酸のビ
    ニルエステルの群からなる水不溶性であるか又は限られ
    て水溶性のラジカル重合性モノマーAからなり、かつ外
    皮のポリマー材料は芳香族構造単位を有さず、この際外
    皮のモノマー組成は選択されて IV) 外皮のTλmax値が無水状態で20〜250
    ℃であり、かつ核のポリマー材料はラジカル重合性モノ
    マーの乳化重合により形成されている核−外皮構造を有
    するポリマーラテックスであることを特徴とする抗原抗
    体反応検出用試薬。
  2. 【請求項2】 抗原又は抗体と、抗原又は抗体を固定す
    るための核−外皮構造を有するポリマーラテックスとか
    らなる抗原抗体反応検出用試薬において、このポリマー
    ラテックスが再分散性であり、この際外皮のポリマー材
    料が I) 0.1〜20重量%までラジカル重合性架橋剤か
    らなり、 II) 4.9〜99.9重量%まで一般式 Z′−(R)n−X [式中、Z′はラジカル重合性単位を表わし、Rはスペ
    ーサーを表わし、Xは反応性の親核的に攻撃性の基を表
    わし、かつnは0又は1を表わす]のラジカル重合性官
    能性モノマーとラジカル重合性親水性モノマーBとから
    なり、ただし官能性モノマーの外皮の全ポリマーに関す
    る量は少なくとも0.1重量%であり、かつ III) 0〜95重量%までがメタクリル酸エステル
    及びアクリル酸エステルの群から並びにカルボン酸のビ
    ニルエステルの群からなる水不溶性であるか又は限られ
    て水溶性のラジカル重合性モノマーAからなり、かつ外
    皮のポリマー材料は芳香族構造単位を有さず、この際外
    皮のモノマー組成は選択されて IV) 外皮のTλmax値が無水状態で20〜250
    ℃であり、かつ核のポリマー材料はラジカル重合性モノ
    マーの乳化重合により形成されており、かつ核が1種以
    上の色素を含有している、核−外皮構造を有するポリマ
    ーラテックスであることを特徴とする抗原抗体反応検出
    用試薬。
  3. 【請求項3】 生物学的に作用を有する物質を固定する
    ための核−外皮構造を有するポリマーラテックスに1級
    以上の酵素を固定する方法において、このポリマーラテ
    ックスが再分散性であり、この際外皮のポリマー材料が I) 0.1〜20重量%までラジカル重合性架橋剤か
    らなり、 II) 4.9〜99.9重量%まで一般式 Z′−(R)n−X [式中、Z′はラジカル重合性単位を表わし、Rはスペ
    ーサーを表わし、Xは反応性の親核的に攻撃性の基を表
    わし、かつnは0又は1を表わす]のラジカル重合性官
    能性モノマーとラジカル重合性親水性モノマーBとから
    なり、ただし官能性モノマーの外皮の全ポリマーに関す
    る量は少なくとも0.1重量%であり、かつ III) 0〜95重量%までがメタクリル酸エステル
    及びアクリル酸エステルの群から並びにカルボン酸のビ
    ニルエステルの群からなる水不溶性であるか又は限られ
    て水溶性のラジカル重合性モノマーAからなり、かつ外
    皮のポリマー材料は芳香族構造単位を有さず、この際外
    皮のモノマー組成は選択されて IV) 外皮のTλmax値が無水状態で20〜250
    ℃であり、かつ核のポリマー材料はラジカル重合性モノ
    マーの乳化重合により形成されている核−外皮構造を有
    するポリマーラテックスであることを特徴とする酵素の
    固定法。
  4. 【請求項4】 生物学的に作用を有する物質を固定する
    ための核−外皮構造を有するポリマーラテックスに1種
    以上の酵素を固定する方法において、このポリマーラテ
    ックスが再分散性であり、この際外皮のポリマー材料が I) 0.1〜20重量%までラジカル重合性架橋剤か
    らなり、 II) 4.9〜99.9重量%まで一般式 Z′−(R)n−X [式中、Z′はラジカル重合性単位を表わし、Rはスペ
    ーサーを表わし、Xは反応性の親核的に攻撃性の基を表
    わし、かつnは0又は1を表わす]のラジカル重合性官
    能性モノマーとラジカル重合性親水性モノマーBとから
    なり、ただし官能性モノマーの外皮の全ポリマーに関す
    る量は少なくとも0.1重量%であり、かつ III) 0〜95重量%までがメタクリル酸エステル
    及びアクリル酸エステルの群から並びにカルボン酸のビ
    ニルエステルの群からなる水不溶性であるか又は限られ
    て水溶性のラジカル重合性モノマーAからなり、かつ外
    皮のポリマー材料は芳香族構造単位を有さず、この際外
    皮のモノマー組成は選択されて IV) 外皮のTλmax値が無水状態で20〜250
    ℃であり、かつ核のポリマー材料はラジカル重合性モノ
    マーの乳化重合により形成されており、かつ核が1種以
    上の色素を含有している、核−外皮構造を有するポリマ
    ーラテックスであることを特徴とする酵素の固定法。
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