JPH0532741B2 - - Google Patents

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JPH0532741B2
JPH0532741B2 JP60195455A JP19545585A JPH0532741B2 JP H0532741 B2 JPH0532741 B2 JP H0532741B2 JP 60195455 A JP60195455 A JP 60195455A JP 19545585 A JP19545585 A JP 19545585A JP H0532741 B2 JPH0532741 B2 JP H0532741B2
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reading
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radiation
stimulable phosphor
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Nobuyoshi Nakajima
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/903,802 priority patent/US4873437A/en
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Publication of JPH0532741B2 publication Critical patent/JPH0532741B2/ja
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄
積性螢光体シートに励起光を照射し、それによつ
て該蓄積性螢光体シートから発せられた輝尽発光
光を光電的に検出して上記放射線画像情報を読み
取る放射線画像情報読取方法に関し、特に詳細に
は分割撮影がなされた蓄積性螢光体シートから放
射線画像情報を読み取つて読取画像信号に画像処
理を施す場合、分割撮影の各区画毎に最適な画像
処理条件が設定されるようにした放射線画像情報
読取方法に関するものである。
(発明の技術的背景および先行技術) ある種の螢光体に放射線(X線、α線、β線、
γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が螢光体中に蓄積され、こ
の螢光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積
されたエネルギーに応じて螢光体が輝尽発光を示
すことが知られており、このような性質を示す螢
光体は蓄積性螢光体と呼ばれる。
この蓄積性螢光体を利用して、人体等の被写体
の放射線画像情報を一旦蓄積性螢光体のシートに
記録し、この蓄積性螢光体シートをレーザ光等の
励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取つて画像信号を
得、この画像信号に基づき写真感光材料等の記録
材料、CRT等の表示装置に被写体の放射線画像
を可視像として出力させる放射線画像情報記録再
生システムが本出願人によりすでに提案されてい
る。
(特開昭55−12429号、同56−11395号など。) このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射
線写真システムと比較して極めて広い放射線露出
域にわたつて画像を記録しうるという実用的な利
点を有している。すなわち、蓄積性螢光体におい
ては、放射線露光量に対して蓄積後に励起によつ
て輝尽発光する発光光の光量が極めて広い範囲に
わたつて比例することが認められており、従つて
種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性螢光体シートにより放射さ
れる輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に
設定して光電変換手段により読み取つて電気信号
に変換し、この電気信号を用いて写真感光材料等
の記録材料、CRT等の表示装置に放射線画像を
可視像として出力させることによつて、放射線露
光量の変動に影響されない放射線画像を得ること
ができる。
またこのシステムによれば、蓄積性螢光体シー
トに蓄積記録された放射線画像情報を電気信号に
変換した後に適当な信号処理を施し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等
の表示装置に放射線画像を可視像として出力させ
ることによつて、観察読影適性(診断適性)の優
れた放射線画像を得ることがきるというきわめて
大きな効果も得ることができる。
このように蓄積性螢光体シートを使用する放射
線画像システムにおいては、読取ゲインを適当な
値に設定して輝尽発光光を光電変換し、可視像と
して出力することができるので、放射線源の管電
圧又はMAS値の変動による放射線露光量の変動、
蓄積性螢光体シートの感度のバラツキ、光検出器
の感度のバラツキ、被写体の条件による露光量の
変化、あるいは被写体によつて放射線透過率が異
なる等の原因により蓄積性螢光体に蓄積される蓄
積エネルギーが異なつても、更には放射線の被ば
く量を低減させても、これらの因子の変動により
影響を受けない放射線画像を得ることが可能とな
る。
しかしながら、このように撮影条件の変動によ
る影響をなくし、あるいは観察読影適性の優れた
放射線画像を得るためには、蓄積性螢光体シート
に蓄積記録された放射線画像情報の記録状態、あ
るいは胸部、腹部などの被写体の部位、単純撮
影、造影撮影などの撮影方法等によつて決定され
る記録パターン(以下、これらを総称する場合に
は、「蓄積記録情報」という。)を観察読影のため
の可視像の出力に先立つて把握し、この把握した
蓄積記録情報に基づいて読取ゲインを適当な値に
調節し、また、記録パターンのコントラストに応
じて分解能が最適化されるように収録スケールフ
アクターを決定し、さらに読取画像信号に対して
階調処理等の画像処理が行なわれる場合には、画
像処理条件を最適に設定することが必要である。
このように可視像の出力に先立つて放射線画像
の蓄積記録情報を把握する方法として、特開昭58
−67240号に開示された方法が知られている。こ
の方法は、観察読影のための可視像を得る読取り
操作(以下、「本読み」という。)の際に照射すべ
き励起光よりも低いレベルの励起光を用いて、前
記本読みに先立つて予め蓄積性螢光体シートに蓄
積記録されている放射線画像の蓄積記録情報を把
握するための読取り操作(以下、「先読み」とい
う。)を行ない、放射線画像の蓄積記録の概要を
把握し、本読みを行なうに際して、この先読み情
報に基づいて読取ゲインを適当に調節し、収録ス
ケールフアクターを決定し、あるいは画像処理条
件を決定するものである。
なお、ここで先読みに用いられる励起光が本読
みに用いられる励起光よりも低レベルであると
は、先読みの際に蓄積性螢光体シートが単位面積
当りに受ける励起光の有効エネルギーが本読みの
際のそれよりも小さいことを意味する。先読みの
励起光を本読みの励起光よりも低レベルとする方
法として、レーザー光源等の励起光光源の出力を
小とする方法、光源より放射された励起光をその
光路においてNDフイルタ、AOM等によつて減
衰させる方法、および先読み用の光源と本読み用
の光源とを別個に設け、前者の出力を後者の出力
よりも小とする方法が挙げられ、さらには励起光
のビーム径を大とする方法、励起光の走査速度を
大とする方法、蓄積性螢光体シートの移送速度を
大とする方法等が挙げられる。
上記の方法によれば、蓄積性螢光体シートに蓄
積記録されている放射線画像情報の記録状態およ
び記録パターンを本読みの前に予め把握すること
ができるので、格別に広いダイナミツクレンジを
有する読取系を使用しなくとも、この記録情報に
基づいて読取ゲインを適当に調節し、収録スケー
ルフアクターを決定し、またこの記録パターンに
応じた信号処理を読取り後の電気信号に対して施
すことにより、視察読影適性に優れた放射線画像
を得ることが可能になる。
ところで、以上述べた蓄積性螢光体シートに放
射線画像情報を蓄積記録(撮影)する場合、いわ
ゆる分割撮影がなされることも多い。この分割撮
影とは、蓄積性螢光体シートの記録領域を複数の
区画に分割し各区画毎に前記蓄積記録のための放
射線を照射するようにした撮影法である。この分
割撮影によれば、例えば大きな蓄積性螢光体シー
トに小さな部位を撮影するような場合、1枚の蓄
積性螢光体シートに複数部位の記録が可能となつ
て経済的であるし、また放射線画像情報記録およ
び読取りの処理速度も向上する。
ところが上記のような分割撮影がなされた蓄積
性螢光体シートから放射線画像情報を読み取る場
合、前述の先読みに基づいて画像処理条件を決定
すると、この画像処理条件が不適当なものとなつ
てしまうことがある。すなわち、従来前述の先読
みは、蓄積性螢光体シートの記録領域全域あるい
はそれに近い一部領域に対して行なわれており、
したがつてこの先読みによつて得た先読み画像信
号に基づいて決定された画像処理条件は、蓄積記
録されている放射線画像情報全体に対して適当と
なるように決定される。しかし分割撮影にあつて
は、各分割区画に照射する放射線量が互いに大き
く異なることがあり、そのような場合には上記の
ようにして決定された画像処理条件が、一部の分
割区画の放射線画像情報に対しては不適当となつ
てしまうことが起きるのである。極端な例では、
例えば蓄積性螢光体シートが2分割され、各区画
に特に高線量と特に低線量の放射線が照射されて
放射線画像情報の蓄積記録がなされた場合、前述
のような先読みに基づいて決定された画像処理条
件は、実際に蓄積記録された2つの放射線画像情
報の中間的な画像情報に対して最適なものとな
り、2つの放射線画像情報のどちらに対しても不
適当なものとなつてしまうこともある。
このような問題は照射放射線量の違いのみなら
ず、その他各分割区画における撮影部位、撮影方
法の違い等によつても生じるものである。
また上記の問題は、先に述べたような先読みは
行なわず、本読みの際に蓄積記録情報を把握し、
それに基づいて画像処理条件を決定するようにし
た場合にも同様に生じる。
(発明の目的) そこで本発明は、上記のような不具合を解消す
ることができる放射線画像情報読取方法を提供す
ることを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の放射線画像情報読取方法は、前述のよ
うに蓄積性螢光体シートに励起光を照射し、それ
によつて該シートから発せられた輝尽発光光を光
電的に読み取つて可視像再生のための画像信号を
得るとともに、前記先読み等によつて把握した蓄
積記録情報に基づいて画像処理条件を決定し、こ
の画像処理条件に従つて上記画像信号に画像処理
(信号処理)を施すようにした放射線画像情報読
取方法において、 分割撮影がなされた蓄積性螢光体シートから放
射線画像情報を読み取る場合、 分割撮影に関する情報に基づいて、上記シート
の複数の区画の各領域を識別し、 これらの識別された各領域毎に画像処理条件を
求め、 そして画像処理を行なうとき、上記各領域毎に
それぞれ対応する画像処理条件を設定するように
したことを特徴とするものである。
ここで「先読み等によつて把握した蓄積記録情
報」には、前記した先読みによつて読み取られた
蓄積記録情報はもちろんのこと、前記した本読み
によつて読み取られた蓄積記録情報(可視像再生
のための画像信号)も含まれるものである。
(実施態様) 以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明を
詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施態様方法により放射線
画像情報読取りを行なう放射線画像情報記録再生
システムを示すものである。この放射線画像情報
記録再生システムは基本的に、放射線画像撮影部
20、先読み用読取部30、本読み用読取部4
0、および画像再生部50から構成されている。
放射線画像撮影部20においては、例えばX線管
球等の放射線源100から被写体(被検者)10
1に向けて、放射線102が照射される。この被
写体101を透過した放射線102が照射される
位置には、先に述べたように放射線エネルギーを
蓄積する蓄積性螢光体シート103が配置され、
この蓄積性螢光体シート103に被写体101の
透過放射線画像情報が蓄積記録される。
このようにして被写体101の放射線画像情報
が記録された蓄積性螢光体シート103は、移送
ローラ等のシート移送手段110により、先読み
用読取部30に送られる。先読み用読取部30に
おいて先読み用レーザ光源201から発せられた
レーザ光202は、このレーザ光202の励起に
よつて蓄積性螢光体シート103から発せられる
輝尽発光光の波長領域をカツトするフイルター2
03を通過した後、ガルバノメータミラー等の光
偏向器204により直線的に偏向され、平面反射
鏡205を介して蓄積性螢光体シート103上に
入射する。ここでレーザ光源201は、励起光と
してのレーザ光202の波長域が、蓄積性螢光体
シート103が発する輝尽発光光の波長域と重複
しないように選択されている。他方、螢光体シー
ト103は移送ローラ等のシート移送手段210
より矢印206の方向に移送されて副走査がなさ
れ、その結果、螢光体シート103の全面にわた
つてレーザ光202が照射される。ここで、レー
ザ光源201の発光強度、レーザ光202のビー
ム径、レーザ光202の走査速度、蓄積性螢光体
シート103の移送速度は、先読みの励起光(レ
ーザ光202)のエネルギーが、後述する本読み
用読取部40で行なわれる本読みのそれよりも小
さくなるように選択されている。
上述のようにレーザ光202が照射されると、
蓄積性螢光体シート103は、それに蓄積記録さ
れている放射線エネルギーに対応した光量の輝尽
発光を発し、この発光光は先読み用光ガイド20
7に入射する。輝尽発光光はこの光ガイド207
内を導かれ、射出面から射出してフオトマルチプ
ライヤー等の光検出器208によつて受光され
る。該光検出器208の受光面には、輝尽発光光
の波長域の光のみを透過し、励起光の波長域の光
をカツトするフイルターが貼着されており、輝尽
発光光のみを検出し得るようになつている。検出
された輝尽発光光は蓄積記録情報を担持する電気
信号に変換され、増幅器209により増幅され
る。増幅器209から出力された信号はA/D変
換器211によりデイジタル化され、先読み画像
信号Spとして本読み用読取部40の本読み制御
回路314に入力される。この本読み制御回路3
14は、蓄積性螢光体シート103にただ1つの
放射線画像情報が蓄積記録されている場合(つま
り前述の分割撮影がなされている場合以外)に
は、該シート103全域からの先読み画像信号
Spが示す蓄積記録情報に基づいて、例えばヒス
トグラム解析等により、読取ゲイン設定値a、収
録スケールフアクター設定値b、再生画像処理条
件設定値cを決定する。
以上のようにして先読みを完了した蓄積性螢光
体シート103は本読み用読取部40へ移送され
る。本読み用読取部40において本読み用レーザ
光源301から発せられたレーザ光302は、こ
のレーザ光302の励起によつて蓄積性螢光体シ
ート103から発せられる輝尽発光光の波長領域
をカツトするフイルター303を通過した後、ビ
ームエクスパンダー304によりビーム径の大き
さが厳密に調整され、ガルバノメータミラー等の
光偏向器305によつて直線的に偏向され、平面
反射鏡306を介して蓄積性螢光体シート103
上に入射する。光偏向器305と平面反射鏡30
6との間にはfθレンズ307が配され、蓄積性螢
光体シート103上を走査するレーザ光302の
ビーム径が均一となるようにされている。他方、
蓄積性螢光体シート103は移送ローラなどのシ
ート移送手段320により矢印308の方向に移
送されて副走査がなされ、その結果、蓄積性螢光
体シート103の全面にわたつてレーザ光が照射
される。このようにレーザ光302が照射される
と、蓄積性螢光体シート103はそれに蓄積記録
されている放射線エネルギーに対応した光量の輝
尽発光光を発し、この発光光は本読み用光ガイド
309に入射する。本読み用ガイド309の中を
全反射を繰返しつつ導かれた輝尽発光光はその射
出面から射出され、フオトマルチプライヤー等の
光検出器310によつて受光される。光検出器3
10の受光面には、輝尽発光光の波長域のみを選
択的に透過するフイルターが貼着され、光検出器
310が輝尽発光光のみを検出するようになつて
いる。
蓄積性螢光体シート103に記録されている放
射線画像を示す輝尽発光光を光電的に検出した光
検出器310の出力は、前記制御回路314が決
定した読取ゲイン設定値aに基づいて読取ゲイン
が設定された増幅器311により、適正レベルの
電気信号に増幅される。増幅された電気信号は
A/D変換器312に入力され、収録スケールフ
アクター設定値bに基づいて、信号変動幅に適し
た収録スケールフアクターでデイジタル信号に変
換されて信号処理回路313に入力される。上記
デイジタル信号は、この信号処理回路313にお
いて、観察読影適性の優れた放射線画像が得られ
るように再生画像処理条件設定値cに基づいて信
号処理(画像処理)され、出力される。
信号処理回路313から出力された読取画像信
号(本読み画像信号)Soは、画像再生部50の
光変調器401に入力される。この画像再生部5
0においては、記録用レーザ光源402からのレ
ーザ光403が光変調器401により、上記信号
処理回路313から入力される本読み画像信号
Soに基づいて変調され、走査ミラー404によ
つて偏向されて写真フイルム等の感光材料405
上を走査する。そして感光材料405は上記走査
の方向と直交する方向(矢印406方向)に走査
と同期して移送され、感光材料405上に、上記
本読み画像信号Soに基づく放射線画像が出力さ
れる。放射線画像を再生する方法としては、この
ような方法の他、前述したCRTによる表示等、
種々の方法を採用することができる。
ここで前記放射線画像撮影部20においては蓄
積性螢光体シート103に、例えば第2図に示す
ような分割撮影がなされることがある。以下、こ
のような分割撮影がなされた蓄積性螢光体シート
103から得られた本読み画像信号Soに画像処
理(信号処理)を施す際の、画像処理条件設定値
cの決定について詳しく説明する。
前記制御回路314には、例えば放射線画像撮
影部20の近傍に設置された端末装置等から、分
割撮影情報Sdが入力されるようになつている。
この分割撮影情報Sdは、分割撮影における分割
フオーマツトを示す情報である。例えば第2図に
示す例は4分割撮影であり、このような撮影がな
された場合には、4分割フオーマツトを示す分割
撮影情報Sdが制御回路314に入力される。分
割撮影は所定のフオーマツトに従つて行なわれる
ようになつており(例えば4分割の場合には第2
図に示すような田型の4等分区画にそれぞれ撮影
がなされる)、一方制御回路314は各フオーマ
ツト毎に各区画の領域を記憶していて、入力され
る分割撮影情報Sdに基づいて、先読み画像信号
Spを各区画の領域毎に抽出する。そして抽出さ
れた各組の先読み画像信号Sp毎に、最適な読取
ゲイン設定値aおよび収録スケールフアクター設
定値bを決定する。例えば第2図図示の分割撮影
がなされた蓄積性螢光体シート103を先読みし
たときには、分割区画「1」、「2」、「3」、「4」
毎にそれぞれ読取ゲイン設定値a1、a2、a3、a4
よび収録スケールフアクター設定値b1、b2、b3
b4が求められる。それとともに制御回路314は
すべての先読み画像信号Spを基に、該先読み画
像信号Spが示す蓄積記録情報に対して最適な読
取ゲイン設定値a0、収録スケールフアクター設定
値b0および画像処理条件設定値c0を求める。すな
わち制御回路314が、一例として先読み画像信
号Spのヒストグラムに基づいて読取ゲイン設定
値aや収録スケールフアクター設定値bを決定す
るように構成されている場合、例えば前記区画
「1」、「2」、「3」、「4」の先読み画像信号Spの
ヒストグラムがそれぞれ第3A,3B,3C,3
D図に示されるようなものであるとすると、全先
読み画像信号Spのヒストグラムは第3E図に示
されるようなものとなり、制御回路314はこれ
ら第3A,3B,3C,3D,3E図のヒストグ
ラムに基づいてそれぞれ読取ゲイン設定値a1
a2、a3、a4、a0および収録スケールフアクター設
定値b1、b2、b3、b4、b0を求め、そして第3E図
のヒストグラムに基づいて画像処理条件設定値c0
を求める。
制御回路314は上記のようにして求めた設定
値a1、a2、a3、a4およびb1、b2、b3、b4を、各区
画「1」、「2」、「3」、「4」と対応させて記憶手
段に記憶するとともに、設定値a0、b0およびc0
記憶手段に記憶しておく。そして本読み用読取部
40において本読みがなされるとき制御回路31
4は、前述の全先読み画像信号Spに基づいた読
取ゲイン設定値a0および収録スケールフアクター
設定値b0をそれぞれ増幅器311、A/D変換器
312に送り、読取ゲインを上記a0、収録スケー
ルフアクターを上記b0に設定して本読みを行なわ
せる。
このような読取条件の下で行なわれた本読みに
よつて得られた本読み画像信号Soは、前述の通
り信号処理回路313において画像処理(信号処
理)を受ける。本実施態様におけるこの画像処理
は一例として階調処理であり、この階調処理の条
件cが前記分割撮影の各区画「1」、「2」、「3」、
「4」毎に変えられるようになつている。以下、
この点を詳しく説明する。まず制御回路314に
おいて全先読み画像信号Spに基づいて決定され
た階調処理条件c0は、条件設定回路350を通し
て後述のように変換されてから信号処理回路31
3に送られる。この階調処理条件c0は第4図に示
すような階調処理変換曲線を担持するものであ
る。そして信号処理回路313において本読み画
像信号Soに対して階調処理がなされるとき、制
御回路314から条件設定回路350には、前述
の読取ゲイン設定値a0、a1、a2、a3、a4および収
録スケールフアクター設定値b0、b1、b2、b3、b4
が送られる。この条件設定回路350は、例えば
光偏向器305とシート移送手段320の作動と
同期した同期信号を受ける等して、本読みがなさ
れている領域がどの区画に含まれるかを認識し、
その区画(前記区画「1」、「2」、「3」、「4」の
うちのいずれか)に対応した読取ゲイン設定値
a1、a2、a3またはa4と、収録スケールフアクター
設定値b1、b2、b3またはb4とに基づいて、前記階
調処理条件c0が担持する階調処理変換曲線の傾き
に乗じる係数Aと、該曲線のシフト量Bとを、各
区画i(i=1、2、3、4)毎に以下のように
決定する。
Ai=bi/b0 Bi=m・b0(ai−a0) つまり、例えば区画「1」からの本読み画像信
号Soは、全先読み画像信号Spに基づいた階調処
理変換曲線(前記階調処理条件c0が担持するもの
である)を、傾きA1=b1/b0倍にし、そしてB1
=m・b0(a1−a0)だけシフトした階調処理変換
曲線に従つて階調処理を受ける。なおmは、輝尽
発光光量をデイジタル画像信号に変換するための
係数(装置定数)である。
以上述べたように、分割撮影がなされた蓄積性
螢光体シート103の各分割区画に応じて階調処
理変換曲線を変えて、本読み画像信号Soに階調
処理を施すことにより、本読み画像信号Soに基
づいて画像再生部50において再生される放射線
画像は各区画の濃度範囲が互いに概略一定に揃え
られ、観察読影適性(診断性能)が高いものとな
る。
ここで、上記放射線画像撮影部20と先読み用
読取部30とが前記シート移送手段110等を介
して連結されていて、各蓄積性螢光体シート10
3が撮影順に先読み用読取部30に移送されて来
る場合には、制御回路314に単に撮影順に分割
撮影情報Sdを入力すればよい。つまり例えば制
御回路314に、各シート103に関する分割撮
影情報Sdを順次記憶する記憶手段を設けるとと
もに、該記憶手段からの該情報Sdの読出しが、
先読みと同期して記憶順になされるようにしてお
けば、各分割撮影情報Sdは、各蓄積性螢光体シ
ート103と正しく対応して前記信号抽出のため
に利用されるようになる。
一方放射線画像撮影部20と先読み用読取部3
0とが互いに独立していて、蓄積性螢光体シート
103が撮影順に先読みにかけられると限らない
場合には、各蓄積性螢光体シート103個有の識
別コード(例えばバーコード等)を分割撮影情報
Sdとともに制御回路314に入力し、該情報Sd
を上記識別コードと対応付けて記憶手段に記憶し
ておき、先読みの際に蓄積性螢光体シート103
から上記識別コードを読み取り、そのコードに対
応する分割撮影情報Sdを上記記憶手段から読み
出して信号抽出に利用させればよい。
また当然ながら、記憶領域全域に1つの放射線
画像情報が蓄積記録された蓄積性螢光体シート1
03に関しては、制御回路314において前述の
信号抽出が行なわれないようにする。そのために
は例えば、このようなシート103については分
割撮影情報Sdを制御回路314に入力しないよ
うにし、そしてこのような場合制御回路314
が、すべての先読み画像信号Spに基づいて、そ
れぞれ1つの読取ゲイン設定値aおよび収録スケ
ールフアクター設定値bを決定するようにすれば
よい。
なお以上説明した実施態様においては、本読み
の読取条件である増幅器311の読取ゲインおよ
びA/D変換器312の収録スケールフアクター
に基づいて、画像処理条件の一つである階調処理
条件を各分割区画毎に変えるようにしているが、
例えば光検出器310としてフオトマルチプライ
ヤーが用いられる場合には、その高圧電圧も読取
感度を左右する読取条件となり、本発明方法はこ
の高圧電圧等、その他の読取条件に基づいて階調
処理条件等の画像処理条件を分割区画毎に最適に
設定するためにも適用可能である。
また上記のように本読みの読取条件に基づいて
画像処理条件を決定することは必ずしも必要では
なく、例えば蓄積性螢光体シート103の蓄積記
録情報に応じて最適の画像処理条件を記憶手段に
記憶させておき、各分割区画毎に先読み画像信号
Spから把握される蓄積記録情報に応じて上記記
憶手段から画像処理条件を読み出して決定するよ
うにしてもよい。さらに上記のように蓄積性螢光
体シート103の蓄積記録情報を把握するために
は、特に前述の先読みは行なわず、本読み画像信
号Soから蓄積記録情報を把握するようにしても
構わない。
この場合は、例えば本読み画像信号Soを一旦
適当な記憶手段に記憶させておき、他方その本読
み画像信号Soに基づき分割撮影情報を参照しな
がら各分割区画毎に画像処理条件を決定し、しか
る後前記記憶手段から本読み画像信号Soを読み
出し、各分割区画毎の本読み画像信号に対しその
区画に対応する画像処理条件に従つて画像処理を
施すようにすれば良い。
また第5図にも示されるように、蓄積性螢光体
シート103の分割された区画すべてに放射線画
像情報記録(撮影)がなされるとは限らない。そ
こで分割撮影情報Sdとして、前記分割フオーマ
ツトに加えて、実際に撮影がなされた分割区画を
示す情報も制御回路314に入力するようにし、
それとともにこの制御回路314は上記2つの情
報から撮影がなされなかつた区画を判別するよう
に形成し、その判別された区画に関しては特に読
取条件、画像処理条件を設定しないようにしても
よい。このような場合には、その区画に関する本
読み画像信号Soを画像再生部50に送ることも
無意味であるから、読取条件、画像処理条件を設
定しなかつた区画に関しては、例えばA/D変換
器312において自動的に最低濃度を示す信号を
出力させる等してもよい。そうすれば画像再生部
50において再生される放射線画像において、撮
影がなされなかつた領域にノイズ成分による黒点
等が発生することが防止されて好ましい。また上
記の場合さらに、読取条件、画像処理条件を設定
しなかつた区画に関しては、本読みを行なわない
ようにしてもよい。そうすれば、本読みにおいて
無駄な時間が消費されることがなくなり、本読み
の処理時間が短縮される。
さらに各分割区画において放射線照射野が絞ら
れる場合には、各分割区画の画像処理条件を決定
する際にこの照射野を認識し、認識された領域内
のみの先読み画像信号Spに基づいて画像処理条
件を決定するのが好ましい。そのようにすれば、
決定される画像処理条件は放射線照射野外からの
先読み画像信号Spの影響を受けなくなり、被写
体に関する蓄積記録情報に対してより適正なもの
となる。なお放射線照射野を認識するには、例え
ば本出願人が特願昭59−160355号で提案したよう
な方法を用いればよい。
また、第1図に示される装置は、本読み用読取
系と先読み用読取系とを個別に有しているが、例
えば特開昭58−67242号に示されるように本読み
用読取系と先読み用読取系とを兼用し、先読みが
終了したならばシート移送手段により蓄積性螢光
体シートを読取系に戻して本読みを行ない、先読
み時には励起光エネルギー調整手段により、励起
光エネルギーが本読み時のそれよりも小さくなる
ように調整してもよく、本発明方法はそのような
装置によつて放射線画像情報読取りを行なう場合
においても適用可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の放射線画像情
報読取方法によれば、本読み画像信号に施す画像
処理の条件を決定する際に、蓄積性螢光体シート
の分割撮影領域の各蓄積記録情報が互いに大きく
異なつていても、各蓄積記録情報に対して最適の
画像処理条件を設定することが可能になる。した
がつて本発明方法によれば、常に観察読影適性の
優れた放射線画像を再生できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様方法により放射線
画像情報読取りを行なう放射線画像情報記録再生
システムを示す概略図、第2図は本発明に係る蓄
積性螢光体シートへの放射線画像情報記録の状態
を示す概略図、第3A,3B,3C,3Dおよび
3E図は、本発明に係る読取画像信号のヒストグ
ラムの例を示すグラフ、第4図は本発明に係る階
調処理変換曲線の例を示すグラフ、第5図は本発
明に係る蓄積性螢光体シートへの放射線画像情報
記録の状態を示す概略図である。 20……放射線画像撮影部、30……先読み用
読取部、40……本読み用読取部、100……放
射線源、101……被写体、102……放射線、
103……蓄積性螢光体シート、201……先読
み用レーザ光源、202……先読み用レーザ光、
204……先読み用光偏向器、208……先読み
用光検出器、210……先読み用シート移送手
段、301……本読み用レーザ光源、302……
本読み用レーザ光、305……本読み用光偏向
器、310……本読み用光検出器、311……増
幅器、312……A/D変換器、313……信号
処理回路、314……制御回路、320……本読
み用シート移送手段、350……条件設定回路、
a……読取ゲイン設定値、b……収録スケールフ
アクター設定値、c……画像処理条件設定値、
Sp……先読み画像信号、So……本読み画像信号、
Sd……分割撮影情報。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄
    積性螢光体シートに励起光を照射し、この励起光
    照射により前記シートから発せられた輝尽発光光
    を光検出手段により光電的に読み取つて可視像再
    生のための画像信号を得るとともに、前記シート
    から読み取られた蓄積記録情報に基づいて画像処
    理条件を決定し、この画像処理条件に従つて前記
    画像信号に画像処理を施すようにした放射線画像
    情報読取方法において、 前記放射線画像情報を蓄積記録する際に複数の
    区画毎に放射線を照射して分割撮影がなされた蓄
    積性螢光体シートから前記放射線画像情報を読み
    取る場合、 前記分割撮影に関する情報に基づいて、前記複
    数の区画の各領域を識別し、 これらの識別された各領域毎に前記画像処理条
    件を求め、 前記画像処理を行なうとき、前記各領域毎にそ
    れぞれ対応する画像処理条件を設定するようにし
    たことを特徴とする放射線画像情報読取方法。 2 前記画像信号を得るための本読みに先立つ
    て、予めこの本読みに用いられる励起光よりも低
    レベルの励起光を前記シートに照射してこのシー
    トの蓄積記録情報の概略を読み取る先読みを行な
    い、この先読みにより得られた情報に基づいて、
    前記画像処理条件を決定することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の放射線画像情報読取方
    法。
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