JPH0532740B2 - - Google Patents

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JPH0532740B2
JPH0532740B2 JP60195454A JP19545485A JPH0532740B2 JP H0532740 B2 JPH0532740 B2 JP H0532740B2 JP 60195454 A JP60195454 A JP 60195454A JP 19545485 A JP19545485 A JP 19545485A JP H0532740 B2 JPH0532740 B2 JP H0532740B2
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radiation
stimulable phosphor
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JP60195454A
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Nobuyoshi Nakajima
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6255640A publication Critical patent/JPS6255640A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄
積性螢光体シートに励起光を照射し、それによつ
て該蓄積性螢光体シートから発せられた輝尽発光
光を光電的に検出して上記放射線画像情報を読み
取る放射線画像情報読取方法、特に詳細には可視
像再生のための本読みに先行して、予め蓄積記録
情報の概要を把握するための先読みを行ない、そ
して分割撮影がなされた蓄積性螢光体シートから
放射線画像情報を読み取るとき、各分割撮影領域
毎に最適な読取条件が設定されるようにした放射
線画像情報読取方法に関するものである。
(発明の技術的背景および先行技術) ある種の螢光体に放射線(X線、α線、β線、
γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が螢光体中に蓄積され、こ
の螢光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積
されたエネルギーに応じて螢光体が輝尽発光を示
すことが知られており、このような性質を示す螢
光体は蓄積性螢光体と呼ばれる。
この蓄積性螢光体は利用して、人体等の被写体
の放射線画像情報を一旦蓄積性螢光体のシートに
記録し、この蓄積性螢光体シートをレーザ光等の
励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取つて画像信号を
得、この画像信号に基づき写真感光材料等の記録
材料、CRT等の表示装置に被写体の放射線画像
を可視像として出力させる放射線画像情報記録再
生システムが本出願人によりすでに提案されてい
る。
(特開昭55−12429号、同56−11395号など。) このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射
線写真システムと比較して極めて広い応射線露出
域にわたつて画像を記録しうるという実用的な利
点を有している。すなわち、蓄積性螢光体におい
ては、放射線露光量に対して蓄積後に励起によつ
て輝尽発光する発光光の光量が極めて広い範囲に
わたつて比例することが認められており、従つて
種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性螢光体シートより放射され
る輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取つて電気信号に
変換し、この電気信号を用いて写真感光材料等の
記録材料、CRT等の表示装置に放射線画像を可
視光像として出力させることによつて、放射線露
光量の変動に影響されない放射線画像を得ること
ができる。
またこのシステムによれば、蓄積性螢光体シー
トに蓄積記録された放射線画像情報を電気信号に
変換した後に適当な信号処理を施し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等
の表示装置に放射線画像を可視像として出力させ
ることによつて、観察読影適性(診断適性)の優
れた放射線画像を得ることができるというきわめ
て大きな効果も得ることができる。
このように蓄積性螢光体シートを使用する放射
線画像システムにおいては、読取ゲインを適当な
値に設定して輝尽発光光を光電変換し、可視像と
し出力することができるので、放射線源の管電圧
又はMAS値の変動による放射線露光量の変動、
蓄積性螢光体シートの感度のバラツキ、光検出器
の感度のバラツキ、被写体の条件による露光量の
変化、あるいは被写体によつて放射線透過率が異
なる等の原因により蓄積性螢光体に蓄積される蓄
積エネルギーが異なつても、更には放射線の被ば
く量を低減させても、これらの因子の変動により
影響を受けない放射線画像を得ることが可能とな
る。
しかしながら、このように撮影条件の変動によ
る影響をなくし、あるいは観察読影適性の優れた
放射線画像を得るためには、蓄積性螢光体シート
に蓄積記録された放射線画像情報の記録状態、あ
るいは胸部、腹部などの被写体の部位、単純撮
影、造影撮影などの撮影方法等によつて決定され
る記録パターン(以下、これらの総称する場合に
は、「蓄積記録情報」という。)を観察読影のため
の可視像の出力に先立つて把握し、この把握した
蓄積記録情報に基づいて読取ゲインを適当な値に
調節し、また、記録パターンのコントラストに応
じて分解能が最適化されるように収録スケールフ
アクターを決定し、さらに読取画像信号に対して
階調処理等の画像処理が行なわれる場合には、画
像処理条件を最適に設定することが必要である。
このように可視像の出力に先立つて放射線画像
の蓄積記録情報を把握する方法として、特開昭58
−67240号に開示された方法が知られている。こ
の方法は、観察読影のための可視像を得る読取り
操作(以下、「本読み」という。)の際に照射すべ
き励起光よりも低いレベルの励起光を用いて、前
記本読み先立つて予め蓄積螢光体シートに蓄積記
録されている放射線画像の蓄積記録情報を把握す
るための読取り操作(以下、「先読み」という。)
を行ない、放射線画像の蓄積記録の概要を把握
し、本読みを行なうに際して、この先読み情報に
基づいて読取ゲインを適当に調節して、収録スケ
ールフアクターを決定し、あるいは画像処理条件
を決定するものである。
なお、ここで先読みに用いられる励起光が本読
みに用いられる励起光よりも低レベルであると
は、先読みの際に蓄積性螢光体シートが単位面積
当りに受ける励起光の有効エネルギーが本読みの
際のそれよりも小さいことを意味する。先読み励
起光を本読み励起光よりも低レベルとする方法と
して、レーザー光源等の励起光光源の出力を小と
する方法、光源より放射された励起光をその光路
においてNDフイルタ、AOM等によつて減衰さ
せる方法、および先読み用の光源と本読み用の光
源とを別個に設け、前者の出力を後者の出力より
も小とする方法が挙げられ、さらには励起光のビ
ーム径を大とする方法、励起光の走査速度を大と
する方法、蓄積性螢光体シートの移送速度を大と
する方法等が挙げられる。
上記の方法によれば、蓄積性螢光体シートに蓄
積記録されている放射線画像情報の記録状態およ
び記録パターンを本読みの前に予め把握すること
ができるので、格別に広いダイナミツクレンジを
有する読取りを使用しなくとも、この記録情報に
基づいて読取ゲインを適当に調節し、収録スケー
ルフアクターを決定し、またこの記録パターンに
応じた信号処理を読取り後の電気信号に対して施
すことにより、観察読影適性に優れた放射線画像
を得ることが可能になる。
ところで、以上述べた蓄積性螢光体シートに放
射線画像情報を蓄積記録(撮影)する場合、いわ
ゆる分割撮影がなされることも多い。この分割撮
影とは、蓄積性螢光体シートの記録領域を複数の
区画に分割し各区画毎に前記蓄積記録のための放
射線を照射するようにした撮影法である。この分
割撮影によれば、例えば大きな蓄積性螢光体シー
トに小さな部位を撮影するような場合、1枚の蓄
積性螢光体シートに複数部位の記録が可能となつ
て経済的であるし、また放射線画像情報記録およ
び読取りの処理速度も向上する。
ところが上記のような分割撮影がなされた蓄積
性螢光体シートから放射線画像情報を読み取る場
合、前述の先読みに基づいて読取条件を決定する
と、この読取条件が不適当なものとなつてしまう
ことがある。すなわち、従来前述の先読みは、蓄
積性螢光体シートの記録領域全域あるいはそれに
近い一部領域に対して行なわれており、したがつ
てこの先読みによつて得た先読み画像信号に基づ
いて決定された読取条件は、蓄積記録されている
放射線画像情報全体に対して適当となるように決
定される。しかし分割撮影にあつては、各分割区
画に照射する放射線量が互いに大きく異なること
があり、そのような場合には上記のようにして決
定された読取条件が、一部の分割区画の放射線画
像情報に対しては不適当となつてしまうことが起
きるのである。極端な例では、例えば蓄積性螢光
体シートが2分割され、各区画に特に高線量と特
に低線量の放射線が照射されて放射線画像情報の
蓄積記録がなされた場合、前述のような先読みに
基づいて決定された読取条件は、実際に蓄積記録
された2つの放射線画像情報の中間的な画像情報
に対して最適なものとなり、2つの放射線画像情
報のどちらに対しても不適当なものとなつてしま
うこともある。このような問題は照射放射線量の
違いのみならず、その他各分割区画における撮影
部位、撮影方法の違い等によつても生じるもので
ある。
(発明の目的) そこで本発明は、上記のような不具合を解消す
ることができる放射線画像情報読取方法を提供す
ることを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の放射線画像情報読取方法は、先に述べ
たような本読みを行ない、この先読みにより得ら
れた情報に基づいて前記本読みを行なう際の読取
条件を決定するようににした放射線画像情報読取
方法において、 前述のような分割撮影がなされた蓄積性螢光体
シートから放射画像情報を読み取る場合には、 分割撮影に関する情報に基づいて、各分割区画
の領域を識別し、 これらの識別された各領域毎に上記読取条件を
求め、 本読みを行なうとき、上記各領域毎にそれぞれ
対応する読取条件を設定するようにしたこと特徴
とするものである。
(実施態様) 以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明を
詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施態様方法により放射線
画像情報読取りを行なう放射線画像情報記録再生
システムを示すものである。この放射線画像情報
記録再生システムは基本的に、放射線画像撮影部
20、先読み用読取部30、本読み用読取40、
および画像再生部50から構成されている。放射
線画像撮影部20においては、例えばX線管球等
の放射線源100から被写体(被検者)101に
向けて、放射線102が照射される。この被写体
101を透過した放射線102が照射される位置
には、先に述べたように放射線エネルギーを蓄積
する蓄積性螢光体シート103が配置され、この
蓄積性螢光体シート103に被写体101の透過
放射線画像情報が蓄積記録される。
このようにして被写体101の放射線画像情報
が記録された蓄積蛍光体シート103は、移送ロ
ーラ等のシート移送手段110により、先読み用
読取部30に送られる。先読み用読取部30にお
いて先読用レーザ光源201から発せられたレー
ザ光202は、このレーザ光202の励起によつ
て蓄積性螢光体シート103から発せられる輝尽
発光光の波町領域をカツトするフイルター203
を通過した後、ガルバノメータミラー等の光偏向
器204により直線的に偏向され、平面反射鏡2
05を介して蓄積性螢光体シート103上に入射
する。ここでレーザ光源201は、励起光として
のレーザ光202の波長域が、蓄積性螢光体シー
ト103が発する輝尽発光光の波長域と重複しな
いように選択されている。他方、螢光体シート1
03は移送ローラ等のシート移送手段210によ
り矢印206の方向に移送されて副走査がなさ
れ、その結果、螢光体シート103の全面にわた
つてレーザ光202が照射される。ここで、レー
ザ光源201の発光強度、レーザ光202のビー
ム径、レーザ光202の走査速度、蓄積性螢光体
シート103の移送速度は、先読みの励起光(レ
ーザ光202)のエネルギーが、後述する本読み
用読取部40で行なわれる本読みのそれよりも小
さくなるように選択されでる。
上述のようにレーザ光202が照射されると、
蓄積性螢光体シート103は、それに蓄積記録さ
れている放射線エネルギーに対応した光量の輝尽
発光光を発し、この発光光は先読み用光ガイド2
07に入射する。輝尽発光光はこの光ガイド20
7内を導かれ、射出面から射出してフオトマルチ
プライヤ一等の光検出器208によつて受光され
る。該光検出器208の受光面には、輝尽発光光
の波長域の光のみ透過し、励起光の波長域光をカ
ツトするフイルターが粘着されており、輝尽発光
光のみを検出し得るようなつている。検出された
輝尽発光光は蓄積記録情報を担持する電気信号に
変換され、増幅器209により増幅される。増幅
器209から出力された信号はA/D変換器21
1によりデイジタル化され、先読み画像信号Sp
として本読み用読取部40の本読み制御回路31
4に入力される。この本読み制御回路314は、
蓄積性蛍光体シート103aにただ1つの放射線
画像情報が蓄積記録されてい場合(つまり前野述
の分割撮影がなされている場合以外)には、該シ
ート103全域からの先読み画像信号Spが示す
蓄積記録情報に基づいて、例えばヒストグラム解
析等により、読取ゲイン設定値a、収録スケール
フアクター設定値b、再生画像処理条件設定値c
を決定する。
以上のようにして先読みを完了した蓄積性螢光
体シート103は本読み用読取部40へ移送され
る。本読み用読取部40において本読み用レーザ
光源301から発せられたレーザ光302は、こ
のレーザ光302の励起によつて蓄積性螢光体シ
ート103から発せられる輝尽発光光の波長領域
をカツトするフイルター303を通過した後、ビ
ームエクスパンダー304によりビーム径の大き
さが厳密に調整され、ガルバノメータミラー等の
光偏向器305によつて直線的に偏向され、平面
反射積306を介して蓄積性螢光体シート103
上に入射る。光偏向器305と平面反射鏡306
との間にはfθレンズ307が配され、蓄積性螢光
体シート103上を走査するレーザ光302のビ
ーム径が均一となるようにされている。他方、蓄
積性螢光体シート103は移送ローラなどのシー
ト移送手段320により矢印308の方向に移送
されて副走査がなされ、その結果、蓄積性螢光体
シート103の全面にわたつてレーザ光が照射さ
れる。このようにレーザ光302が照射される
と、蓄積性蛍光体シート103はそれに蓄積記録
されている放射線エネルギーに対応した光量の輝
尽発光光を発し、この発光光は本読み用光ガイド
309に入射する。本読み用光ガイド309の中
を全反射を繰返しつつ導かれた輝尽発光光はその
射出面から射出され、フオトマルチプライヤー等
の光検出器310によつて受光される。光検出器
310の受光面には、輝尽発光光の波長域のみを
選択的に透過するフイルターが粘着され、光検出
器310が輝尽発光光のみを検出するようになつ
ている。
蓄積性螢光体シート103に記録されている放
射線画像を示す輝尽発光光を光電的に検出した光
検出器310の出力は、前記制御回路314が決
定した読取ゲイン設定値aに基づいて読取ゲイン
が設定された増幅器311により、適正レベルの
電気信号に増幅される。増幅された電気信号は
A/D変換器312に入力され、収録スケールフ
アクター設定値bに基づいて、信号変動幅に適し
た収録スケールフアクターでデイジタル信号に変
換されて信号処理回路313に入力される。上記
デイジタル信号は、この信号処理回路313にお
いて、観察読影適性の優れた放射線画像が得られ
るように再生画像処理条件設定値cに基づいて信
号処理(画像処理)され、出力される。
信号処理回路313から出力された読取画像信
号(本読み画像信号)Soは、画像再生部50の
光変調器401に出力される。この画像再生部5
0においては、記録用レーザ光源402からのレ
ーザ光403が光変調器401により、上記信号
処理回路313から入力される本読み画像信号
Soに基づいて変調され、走査ミラー404によ
つて偏向されて写真フイルム等の感光材料405
上を走査する。そして感光材料405は上記走査
の方向と直交する方向(矢印406方向)に走査
と同期して移送され、感光材料405上に、上記
本読み画像信号Soに基づく放射線画像が出力さ
れる。放射線画像が再生する方法としては、この
ような方法の他、前述したCRTによる表示等、
種々の方法を採用することができる。
ここで前記放射線画像撮影部20において蓄積
性螢光体シート103に、例えば第2図に示すよ
うな分割撮影がなされることがある。以下、この
ような分割撮影がなされた蓄積性螢光体シート1
03から放射線画像情報を読み取る際の読取条
件、すなわち前記読取ゲイン設定値aおよび収録
スケールフアクター設定値bの決定について詳し
く説明する。
前記制御回路314には、例えば放射線画像撮
影部20の近傍に設置された端末装置等から、分
割撮影情報Sdが入力されるようになつている。
この分割撮影情報Sdは、分割撮影における分割
フオーマツトを示す情報である。例えば第2図に
示す例は4分割撮影であり、このような撮影がな
された場合には、4分割フオーマツトを示す分割
撮影情報Sdが制御回路314に入力される。分
割撮影は所定のフオーマツトに従つて行なわれる
ようになつており(例えば4分割の場合には第2
図に示すような田型の4等分区画にそれぞれ影響
がなされる)、一方制御回路314は各フオーマ
ツト毎に各区画の領域を記憶していて、入力され
る分割撮影情報Sdに基づいて、先読み画像信号
Spを各区画の領域毎に抽出する。そして抽出さ
れた各組の先読み画像信号Sp毎に、最適な読取
ゲイン設定値aおよび収録スケールフアクター設
定値bを決定する。例えば第2図図示の分割撮影
がなされた蓄積性螢光体シート103を先読みし
たときには、分割区画「1」、「2」、「3」、「4」
毎にそれぞれ読取ゲイン設定値a1、a2、a3、a4
よび収録スケールフアクター設定値b1、b2、b3
b4が求められる。
制御回路314は上記のようにして求めた設定
値a1、a2、a3、a4およびb1、b2、b3、b4を、各区
画「1」、「2」、「3」、「4」と対応させて記憶手
段に記憶しておく。そして本読み用読取部30に
おいて本読みがなされるとき制御回路314は、
例えば光偏向器305とシート移送手段320の
作動と同期した同期信号を受ける等して、本読み
がなされている領域がどの区画に含まれるかを認
識し、その区画(前記区画「1」、「2」、「3」、
「4」のうちのいずれか)に対応した読取ゲイン
設定値a1、a2、a3またはa4と、収録スケールフア
クター設定値b1、b2、b3またはb4とを前記記憶手
段から選択的に読み出して、それぞれ増幅器31
1とA/D変換器312とに送る。したがつて本
読みにおける読取条件としての読取ゲインと収録
スケールフアクターは、各分割区画毎に蓄積記録
情報が異なつていても、各区画の蓄積記録情報そ
れぞれにとつて最適に設定されるようになる。
ここで、上記放射線画像撮影部20と先読み用
読取部30とが前記シート移送手段110等を介
して連結されていて、各蓄積性螢光体シート10
3が撮影順に先読み用読取部30に移送されて来
る場合には、制御回路314に単に撮影順に分割
撮影情報Sdを入力すればよい。つまり例えば制
御回路314に、各シート103に関する分割撮
影情報Sdを順次記憶する記憶手段を設けるとと
もに、該記憶手段からの該情報Sdの読出しが、
先読みと同期して記憶順になされるようにしてお
けば、各分割撮影情報Sdは、各蓄積性螢光体シ
ート103と正しく対応して前記信号抽出のため
に利用されるようになる。
一方放射線画像撮影部20と先読み用読取部3
0とが互いに独立していて、蓄積性蛍光体シート
103が撮影順に先読みかけられると限らない場
合には、各蓄積性蛍光体シート103個有の識別
コード(例えばバーコード等)を分割撮影情報
Sdとともに制御回路314に入力し、該情報Sd
を上記識別コードと対応付けて記憶手段に記憶し
ておき、先読みの際に蓄積性螢光体シート103
から上記識別コードを読み取り、そのコードに対
応する分割撮影情報Sdを上記記憶手段から読み
出して信号抽出に利用させればよい。
なお当然ながら、記録領域全域に1つの放射線
画像情報が蓄積記録された蓄積螢光体シート10
3に関しては、制御回路314において前述の信
号抽出が行なわれないようにする。そのためには
例えば、このようなシート103については分割
撮影情報sdを制御回路314に入力しないように
し、そしてこのような場合制御回路314が、す
べての先読み画像信号Spに基づいて、それぞれ
1つの読取ゲイン設定値aおよび収録スケールフ
アクター設定値bを決定するようにすればよい。
以上、先読みによつて把握した蓄積記録情報に
基づいて、増幅器311の読取ゲインおよびA/
D変換器312の収録スケールフアクターを分割
区画毎に最適に設定する実施態様について説明し
たが、例えば光検出器310としてフオトマルチ
プライヤー等が用いられる場合には、その高圧電
圧も読取感度を左右する読取条件となり、本発明
方法はこのフオトマルチプライヤーの高圧電圧
等、その他の読取条件を分割区画毎に最適に設定
するためにも同様に適用可能である。
また第2図に示した分割撮影の例においては、
各分割区画それぞれに放射線画像情報の蓄積記録
(撮影)がなされているが、例えば第3図に示さ
れるように、複数の分割区画のうちのいくつかに
は撮影がなされないこともある。そこで分割撮影
情報Sdとして、前記分割フオーマツトに加えて、
実際に影響がなされた分割区画を示す情報も制御
回路314に入力するようにし、それとともにこ
の制御回路314は上記2つの情報から影響がな
されなかつた区画を判別するように形成し、その
判別された区画に関しては特に読取条件を設定し
ないようにしてもよい。このような場合には、そ
の区画に関する本読み画像信号Soを画像再生部
50に送ることも無意味であるから、読取条件を
設定しなかつた区画に関しては、例えばA/D変
換器312において、自動的に最低濃度を示す信
号を出力させる等してもよい。そうすれば画像再
生部50において再生される放射線画像におい
て、撮影がなされなかつた領域にノイズ成分によ
る黒点等が発生することが防止されて好ましい。
また上記の場合さらに、読取条件を設定しなかつ
た区画に関しては、本読みを行なわないようにし
てもよい。そうすれば、本読みにおいて無駄な時
間が消費されることがなくなり、本読みの処理時
間が短縮される。
さらに各分割区画において放射線照射野が絞ら
れる場合には、各分割区画の読取条件を決定する
際にこの照射野を認識し、認識された領域内のみ
の先読み画像信号Spに基づいて読取条件を決定
するのが好ましい。そのようにすれば、決定され
る読取条件は放射照射野外からの先読み画像信号
Spの影響を受けなくなり、被写体に関する蓄積
記録情報に対してより適正なものとなる。なお放
射線照射野を認識するには、例えば本出願人が特
願昭59−160355号で提案したような方法を用いれ
ばよい、 さらに第1図に示される装置は、本読み用読取
系と先読み用読取系とを個別に有しているが、例
えば特開昭58−67242号に示されるように本読み
用取系と先読み用読取系とを兼用し、先読みが終
了したならばシート移送手段により蓄積性螢光体
シートを読取系に戻して本読みを行ない、先読み
時には励起光エネルギー調整手段により、励起光
エネルギーが本読み時のそれよりも小さくなるよ
うに調整してもよく、本発明方法はそのような装
置によつて放射線画像情報読取りを行なう場合に
おいても適用可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の放射線画像情
報読取方法によれば、先読みに基づいて本読みの
読取条件を決定する際に、蓄積性螢光体シートの
分割撮影領域の各蓄積記録情報が互いに大きく異
なつていても、各蓄積記録情報に対して最適の読
取条件を設定することが可能になる。したがつて
本発明方法によれば、常に観察読影適性の優れた
放射線画像を再生できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様方法により放射線
画像情報読取りを行なう放射線画像情報記録再生
システムを示す概略図、第2図および第3図は、
本発明に係る蓄積性螢光体シートへの放射線画像
情報記録の状態を示す概略図である。 20……放射線画像撮影部、30……先読み用
読取部、40……本読み用読取部、100……放
射線源、101……被写体、102……放射線、
103……蓄積性螢光体シート、201……先読
み用レーザ光源、202……先読み用レーザ光、
204……先読み用光偏向器、208……先読み
用光検出器、210……先読み用シート移送手
段、301……本読み用レーザ光源、302……
本読み用レーザ光、305……本読み用光偏向
器、310……本読み用光検出器、311……増
幅器、312……A/D変換器、313……信号
処理回路、314……制御回路、320……本読
み用シート移送手段、a……読取ゲイン設定値、
b……収録スケールフアクター設定値、Sp……
先読み画像信号、So……本読み画像信号、Sd…
…分割撮影情報。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被写体の放射線画像情報が蓄積記録された蓄
    積性螢光体シートに励起光を照射し、この励起光
    照射により前記シートから発せられた輝尽発光光
    を光検出手段により光電的に読み取つて可視像再
    生のための画像信号を得る本読みに先立つて、予
    めこの本読みに用いられる励起光よりも低レベル
    の励起光を前記シートに照射してこのシートに蓄
    積記録された画像情報の概略を読み取る先読みを
    行ない、この先読みにより得られた情報に基づい
    て前記本読みを行なう際の読取条件を決定し、こ
    れらの条件にしたがつて前記本読みを行なうよう
    にした放射線画像情報読取方法において、 前記放射線画像情報を蓄積記録する際に複数の
    区画毎に放射線を照射して分割撮影がなされた蓄
    積性螢光体シートから前記放射線画像情報を読み
    取る場合、 前記分割撮影に関する情報に基づいて、前記複
    数の区画の各領域を識別し、 これらの識別された各領域毎に前記読取条件を
    求め、 前記本読みを行なうとき、前記各領域毎にそれ
    ぞれ対応する読取条件を設定するようにしたこと
    を特徴とする放射線画像情報読取方法。
JP60195454A 1985-09-04 1985-09-04 放射線画像情報読取方法 Granted JPS6255640A (ja)

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